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JP3659660B2 - 巻取ロールのテール貼り合せ方法 - Google Patents
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、製紙機械における巻取ロールにそのテール(紙端)を接着剤(両面テープ・糊等)を用いて機械的に貼り合わせる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術例を、図2及び3に示す。
図2に示すものでは、ワインダより回転ロール1,2上に搬入した巻取ロール3を回転ロール1,2の回転により、そのテール5を巻取ロール3上部へ回転移動し、その位置でテール5をサクション等によってめくらせ、接着剤4を貼り付ける。
この後、巻取ロール3を回転させ、テール5を巻取ロール3に接着させ、また、回転ロール2,1と巻取ロール3との間のニップ7,6を通過させることにより圧着する。
本方式の場合、接着剤貼り付け作業位置は巻取ロール3の上部にあり、またテール圧着位置(ニップ7)までの距離が非常に長い。
【0003】
次に、従来技術の他の例を示す図3では、ワインダより回転ロール1,2上に搬入した巻取ロール3のテール5を、エア吹き付けにより作業フロア8上に展開し、接着剤貼り付け位置まで巻取ロール3を回転させることにより巻取後、接着剤4を貼り付ける。この後、再び巻取ロール3を回転させることによりニップ7,6においてテール5を圧着する。
本方式の場合、エア吹き付け前に、図3に示すようにテール5が自重で巻取ロール上部よりすべり落ちる場合がある。
その場合、テールの展開量は非常に長く、また一様に展開できない場合もある。
【0004】
このように巻取ロールを回転させ、接着剤により貼り合わせる技術は公知である。その場合の接着剤としては、粘着テープ(両面テープ)、ホットメルト(糊)等の実施例がある。
また、接着剤の貼り付け位置としては、従来、図2,図3のように、2つの回転ロール1,2と巻取ロール3の間のニップ6,7間(巻取ロール3下部)以外の場所で行う方式が、知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術の問題点として、貼り合わせの仕上がりが悪いという点がある。すなわち、貼り合わせ部にしわ、破れ等の外観上及び製品品質上の問題が生ずるのである。
その原因は、図2のようにテール5を巻取ロール3上部で停止させ貼り合わせ作業を行う場合、作業位置と圧着を行わせるニップ7の間の距離が長いため、作業中にテール自重で最外周紙の弛みや幅方向のずれ等が発生し、その状態でテールが固定されると、その後、テール圧着のために貼付部がニップ7,6を通過する際、貼付部及びその直前等にしわや破れ等が発生するからである。
【0006】
また、図3のように、テール5を作業フロア8上に広げて糊付け作業を行う場合、テールの展開量が非常に長くなる場合がある。展開量が長いほど、再巻取時に紙幅方向のずれが発生し易く、しわや破れ等が発生する。またテール展開時に一様に展開できない(折れ曲がり等)場合もある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、間隔を保って並置された2つの回転ロール上に載置した製紙機械の巻取ロールに対しそのテールを貼り合せる方法における前記課題を解決するために巻取ロールと前記2つの回転ロールとの間に形成される2つのニップ間の下方位置にテールが存在している状態でテール及び巻取ロールのいづれか一方に接着剤を付けたのち、巻取ロールを回転させ2つのニップの一方でテールを巻取ロールに圧着する方法を採用する。
【0008】
本発明による製紙機械における巻取ロールのテール貼り合わせ方法においては、前記したように接着剤を付けるに当ってテールを2つのニップ間の下方位置に導く際にテールがずれるのを防止するため、巻取ロールのまわりに巻端ずれ防止装置を配設してテールを保持して案内する。
【0009】
【作用】
本発明による貼り合せ方法においては、巻取ロールと2つの回転ロール間に形成される2つのニップ間の下方位置にテールが来た状態で巻取ロールを接着剤付けのために停止させるので、その停止状態でのテール自由長及び展開量は、2つの回転ロールニップ6,7間における巻取ロール3下部周長分以下となり非常に短くこの間を移動しても紙端がずれにくい。
【0010】
また、この位置で、接着剤付けを行うので、接着剤から圧着を行う回転ロールニップまでの距離が短く、また、そのニップ部で初めてテールが固定されるので、紙内部に弛みのない、また、しわや破れ等のない貼り合わせが可能となる。
その上、本発明による巻取ロールのテール貼り合せ方法においては、巻取ロールのテールが2つの回転ロールのニップ間に導かれる側の巻取ロールのまわりを巻端ずれ防止装置で覆って回転する前記巻取ロールのテールを保持するので、貼付部等にしわを発生させることがない。
【0011】
【実施例】
以下、本発明による、巻取ロールのテール貼り合せ方法の実施の態様を図1を用いて具体的に説明する。
なお、図1において、図2,図3に示した装置と同一部分には説明を簡潔にするため同じ符号を付してある。
図1において、9は巻取ロール3の上部とニップ7の間に配設された巻端ずれ防止装置である。
図示していないワインダより回転ロール1,2上に搬入した巻取ロール3は、回転ロール1,2を回転させることによりそのテールを巻端ずれ防止装置9で保持されつゝ回転する。
【0012】
そして、巻取ロール3と回転ロール1,2の間に形成された2つのニップ6,7の間の下方位置に巻取ロール3のテール5端部が来た状態で巻取ロール3を停止させ、そのテール5を図のように展開させる。
テール5を展開させるには、テール5を自重で行わせるようにしてもよいが他の機能(エア吹き付け・バキューム等)によって巻取ロール3表面より、図示したように回転ロール1側へ展開させるようにしてもよい。
【0013】
2つの回転ロールニップ6,7間には、巻取ロール3下部円周上に接着剤を貼り付けるアプリケータが配設されていて、図1の(a)のように接着剤4を巻取ロール3に貼り付ける。
この後、巻取ロール3を図1の(b)に矢印で示す方向に回転させることにより、ニップ6においてテール5は巻取ロール3上の接着剤4に圧着されテール貼り合せが完了する。
【0014】
以上、本発明を図示した実施例に基づいて具体的に説明したが、本発明がこれらの実施例に限定されず特許請求の範囲に示す本発明の範囲内で、その具体的実施態様に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
例えば、上記実施例では、2つのニップ間の下方位置で接着剤4を巻取ロール3に貼り付けているが、この接着剤を展開されたテール5の方に貼り付けるようにしてもよく、要は2つのニップ間の下方位置でテール貼り合せのための接着剤が付けられ、すぐ近くの一方のニップで圧着が行われるようにすればよいのである。
【0015】
【発明の効果】
以上具体的に説明したように、製紙機械における本発明の貼り合わせ方法によれば、テール端を接着のため圧着させる回転ロールと巻取ロール間のニップに極く近い位置で接着剤が付けられるので、テールと巻取ロールの貼り合わせ部に破れ等が発生することが無くなり、巻取ロールの外観上及び製品品質上の問題が解決される。
その上、本発明による製紙機械における巻取ロールのテール貼り合わせ方法においては、巻取ロールのテールが2つの回転ロールのニップ間に導かれる側の巻取ロールのまわりを巻端ずれ防止装置で覆って回転する前記巻取ロールのテールを保持するので、貼付部等にしわを発生させることがない。
また、本発明の方法を実施するための装置の構成は極めて簡素な構成でよいので操業のコストダウンが達成される。
また、本発明の貼り合わせ方法は2つのニップの間の下方位置という床に近い所で操作されるので極めて作業性がよいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるテール貼り合せ方法の実施の態様を説明するためのテール貼り合わせ装置の側面図。
【図2】従来のテール貼り合せ技術を説明するためのテール貼り合わせ装置の側面図。
【図3】従来のテール貼り合せ技術の他の例を説明するためのテール貼り合せ装置の側面図。
【符号の説明】
1,2 回転ロール
3 巻取ロール
4 接着剤
5 テール
6,7 ニップ
9 巻端ずれ防止装置

Claims (1)

  1. 間隔を保って並置された2つの回転ロール上に載置した製紙機械における巻取ロールに対しそのテールを貼り合わせる方法において、前記巻取ロールのテールが前記2つの回転ロールのニップ間に導かれる側の前記巻取ロールのまわりを巻端ずれ防止装置で覆って回転する前記巻取ロールのテールを保持し、前記巻取ロールと前記2つの回転ロールとの間に形成される2つのニップ間の下方位置にテールが存在している状態で前記テール及び前記巻取ロールのいずれか一方に接着剤を付けたのち、同巻取ロールを回転させ前記2つのニップの一方で前記テールを巻取ロールに圧着することを特徴とする製紙機械における巻取ロールのテール貼り合わせ方法。
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