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JP3660179B2 - レーダ装置及び画像再生方法 - Google Patents
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レーダ装置及び画像再生方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、航空機や衛星に搭載され、例えば、地表や海面を広域に亘って観測してレーダ画像を再生するレーダ装置及び画像再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は例えば「Spotlight Synthetic ApertureRadar」,Artech House,1995年発行の第97頁に示された従来のレーダ装置を示す構成図であり、図において、1はレーダプラットホームに搭載され、広帯域送受信部3から出力される高周波パルス信号を空間に放射するとともに、その高周波パルス信号の反射信号を受信する送受信アンテナ、2は送受信アンテナ1の送受信モードを切り換える送受信切換器、3は高周波パルス信号を送受信アンテナ1に出力する一方、送受信アンテナ1により受信された反射信号を増幅・復調してフーリエ変換し、2次元の周波数空間上の信号を受信信号として出力する広帯域送受信部である。
【0003】
4はレーダの観測領域の中心とレーダプラットホーム間の距離変化に応じて受信信号の位相を補償する位相補償部、5はPolyphase Filter(上記文献の第171頁〜第174頁を参照)と呼ばれる補間法を用いて、位相補償部4が出力する受信信号の補間処理を実行する補間演算部、6は補間演算部5が出力する受信信号を高速フーリエ逆変換して、レーダ画像を再生する2次元FFT部、7は2次元FFT部6により再生されたレーダ画像を表示する画像表示部である。
なお、図8は従来のレーダ装置が適用する画像再生方法を示すフローチャートである。
【0004】
次に動作について説明する。
まず、広帯域送受信部3が高周波パルス信号を出力すると、送受信アンテナ1が高周波パルス信号を空間に放射する。
また、送受信アンテナ1は、地表や海面で反射された高周波パルス信号の反射信号を受信し、広帯域送受信部3は、その反射信号を増幅・復調してフーリエ変換し、2次元の周波数空間上の信号を受信信号として出力する(ステップST1)。
【0005】
位相補償部4は、広帯域送受信部3が周波数空間上の受信信号を出力すると、レーダの観測領域の中心とレーダプラットホーム間の距離変化に応じて、その受信信号の位相を補償する(ステップST2)。
補間演算部5は、位相補償部4が受信信号の位相を補償すると、その受信信号の補間処理を実行することにより、位相補償部4が出力する極座標上の受信信号を直角座標の格子点上に配置する。
【0006】
即ち、補間演算部5は、Polyphase Filterと呼ばれる補間法を用いて、その受信信号の補間処理を実行する(ステップST3)。
上記補間法は、下記の式(1)に、受信信号における周波数fのスペクトルxやフィルタパラメータであるε,FLを代入して、積和演算を実施することにより、受信信号における周波数FのスペクトルXを補間する。
【0007】
【数1】
Figure 0003660179
【0008】
ただし、補間するスペクトルXの周波数Fを各スペクトルの周波数間隔で除算した除算結果が△.×であるとすると、式(1)において、dはその除算結果の整数部分、即ち、△の値を有する変数であり、kはその除算結果の小数部分、即ち、×の値を有する変数である。
また、フィルタパラメータであるFLはフィルタの段数、εは通過帯域比の逆数であり、具体的には、入力信号列Bwsig(Bwsigは受信信号の信号列のサンプル間隔から決定される帯域)と、フィルタの通過帯域幅BWPFの比であり、下記の式(2)から決定される。
【0009】
【数2】
Figure 0003660179
【0010】
さらに、a,bは、下記の式(3),(4)から決定される定数であり、aは式(3)の演算結果の切り上げ値、bは式(4)の演算結果の切り捨て値である。
【0011】
【数3】
Figure 0003660179
【0012】
なお、補間演算部5における補間精度は、フィルタ段数FLを長くすると向上するが、積和演算の数が増加するため演算時間が長くなる。また、フィルタパラメータであるεを大きくすると、同様に補間精度が向上するが演算時間が長くなる。
【0013】
2次元FFT部6は、上記のようにして、補間演算部5が補間処理を実行すると、補間演算部5が出力する受信信号に対して、2次元の高速フーリエ逆変換を実行してレーダ画像を再生する(ステップST4)。
そして、画像表示部7は、2次元FFT部6により再生されたレーダ画像をディスプレイ等に表示する(ステップST5)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
従来のレーダ装置は以上のように構成されているので、補間演算部5が受信信号の補間処理を実行するが、システムの許容誤差と補間演算時間の対応関係を考慮することなく、フィルタパラメータε,FLを決定するため、システムの誤差が許容誤差の範囲内に抑えられても、レーダ画像の再生に長時間を要するなどの課題があった。
【0015】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、システムの誤差を許容誤差の範囲内に抑えながら、速やかにレーダ画像を再生することができるレーダ装置及び画像再生方法を得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るレーダ装置は、送受信手段が高周波信号の反射信号を受信すると、その反射信号の位相を補償する位相補償手段と、その送受信手段が高周波信号の反射信号を受信すると、システムにおける許容誤差の範囲内で補間演算時間を最短にするフィルタパラメータを設定する設定手段とを設け、そのフィルタパラメータを用いて、位相補償後の反射信号の補間処理を実行するようにしたものである。
【0017】
この発明に係るレーダ装置は、設定手段がレーダプラットホームの動揺を監視し、その動揺を補償することに伴う誤差を考慮して、フィルタパラメータを設定するようにしたものである。
【0018】
この発明に係るレーダ装置は、送受信手段により受信された反射信号が圧縮されて伝送され、その伝送された反射信号が復調されて位相補償手段に入力される場合、設定手段がその反射信号の圧縮及び復調に伴う誤差を考慮して、フィルタパラメータを設定するようにしたものである。
【0019】
この発明に係る画像再生方法は、高周波信号を空間に放射して、その高周波信号の反射信号を受信すると、その反射信号の位相を補償するとともに、システムにおける許容誤差の範囲内で補間演算時間を最短にするフィルタパラメータを設定し、そのフィルタパラメータを用いて、位相補償後の反射信号の補間処理を実行するようにしたものである。
【0020】
この発明に係る画像再生方法は、レーダプラットホームの動揺を監視し、その動揺を補償することに伴う誤差を考慮して、フィルタパラメータを設定するようにしたものである。
【0021】
この発明に係る画像再生方法は、受信した反射信号が圧縮されて伝送され、その伝送された反射信号が復調される場合、その反射信号の圧縮及び復調に伴う誤差を考慮して、フィルタパラメータを設定するようにしたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるレーダ装置を示す構成図であり、図において、11はレーダプラットホームに搭載され、広帯域送受信部13から出力される高周波パルス信号を空間に放射するとともに、その高周波パルス信号の反射信号を受信する送受信アンテナ、12は送受信アンテナ11の送受信モードを切り換える送受信切換器、13は高周波パルス信号を送受信アンテナ11に出力する一方、送受信アンテナ11により受信された反射信号を増幅・復調してフーリエ変換し、2次元の周波数空間上の信号を受信信号として出力する広帯域送受信部である。
なお、送受信アンテナ11、送受信切換器12及び広帯域送受信部13から送受信手段が構成されている。
【0023】
14はレーダの観測領域の中心とレーダプラットホーム間の距離変化に応じて受信信号の位相を補償する位相補償部(位相補償手段)、15はシステムにおける許容誤差の範囲内で補間演算時間を最短にするフィルタパラメータε,FLを設定するパラメータ算出部(設定手段)、16はパラメータ算出部15により設定されたフィルタパラメータε,FLを用いて、位相補償部14が出力する受信信号の補間処理を実行する補間演算部(補間演算手段)、17は補間演算部16が出力する受信信号を高速フーリエ逆変換して、レーダ画像を再生する2次元FFT部(画像再生手段)、18は2次元FFT部17により再生されたレーダ画像を表示する画像表示部である。
なお、図2はこの発明の実施の形態1による画像再生方法を示すフローチャートである。
【0024】
次に動作について説明する。
まず、広帯域送受信部13が高周波パルス信号を出力すると、送受信アンテナ11が高周波パルス信号を空間に放射する。
また、送受信アンテナ11は、地表や海面で反射された高周波パルス信号の反射信号を受信し、広帯域送受信部13は、その反射信号を増幅・復調してフーリエ変換し、2次元の周波数空間上の信号を受信信号として出力する(ステップST11)。
【0025】
位相補償部14は、広帯域送受信部13が周波数空間上の受信信号を出力すると、レーダの観測領域の中心とレーダプラットホーム間の距離変化に応じて、その受信信号の位相を補償する(ステップST12)。
【0026】
一方、パラメータ算出部15は、システムにおける許容誤差の範囲内で、補間演算部16における補間演算時間の最短化を図るため、適切なフィルタパラメータε,FLを設定する(ステップST13)。
具体的には、システムの許容誤差から補間処理に伴う誤差以外の誤差の許容誤差を減算して、補間処理に伴う誤差の許容誤差を算出する。ただし、システムの許容誤差と補間処理に伴う誤差以外の誤差の許容誤差は予め設定されているものとする。
そして、補間処理に伴う誤差がその許容範囲内に収まる条件の下で、補間演算時間が最も短くなるフィルタパラメータε,FLを算出する。
【0027】
即ち、例えば、補間処理に伴う誤差を許容範囲内に収めることが可能なフィルタ段数FLが4,6,…,30段(14通りの値)であり、εが1.0〜1.3の範囲で0.05刻みの値(7通りの値)であるとする。この場合、フィルタパラメータε,FLの組み合わせは全部で98通り(=14×7)となるが、それらの組み合わせ値をそれぞれ式(3),(4)に代入することにより、定数a,bの差が最も小さくなる組み合わせ値を探索し、その組み合わせ値をフィルタパラメータε,FLとして設定する。
【0028】
補間演算部16は、位相補償部14が受信信号の位相を補償し、パラメータ算出部15がフィルタパラメータε,FLを設定すると、その受信信号の補間処理を実行することにより、位相補償部14が出力する極座標上の受信信号を直角座標の格子点上に配置する。
【0029】
即ち、補間演算部16は、そのフィルタパラメータε,FLを用いて、従来のものと同様に、Polyphase Filterと呼ばれる補間法を実施することにより、その受信信号の補間処理を実行する(ステップST14)。
上記補間法は、上述した式(1)に、受信信号における周波数fのスペクトルxやフィルタパラメータであるε,FLを代入して、積和演算を実施することにより、受信信号における周波数FのスペクトルXを補間する。
【0030】
2次元FFT部17は、補間演算部16が補間処理を実行すると、補間演算部16が出力する受信信号に対して、2次元の高速フーリエ逆変換を実行してレーダ画像を再生する(ステップST15)。
そして、画像表示部18は、2次元FFT部17により再生されたレーダ画像をディスプレイ等に表示する(ステップST16)。
【0031】
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、システムにおける許容誤差の範囲内で補間演算時間を最短にするフィルタパラメータε,FLを設定し、そのフィルタパラメータε,FLを用いて、受信信号の補間処理を実行するように構成したので、システムの誤差を許容誤差の範囲内に抑えながら、速やかにレーダ画像を再生することができる効果を奏する。
【0032】
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2によるレーダ装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
19はレーダプラットホームの動揺を測定する動揺センサ、20はレーダの観測領域の中心とレーダプラットホーム間の距離変化に応じて受信信号の位相を補償するとともに、動揺センサ19の測定結果に基づいてレーダプラットホームの動揺を補償する位相・動揺補償部、21は動揺センサ19の測定結果を監視し、位相・動揺補償部20が動揺を補償することに伴う誤差を考慮して、フィルタパラメータε,FLを設定するパラメータ算出部である。
なお、動揺センサ19及びパラメータ算出部21から設定手段が構成されている。
図4はこの発明の実施の形態2による画像再生方法を示すフローチャートである。
【0033】
次に動作について説明する。
上記実施の形態1では、位相補償部14が受信信号の位相のみを補償するものについて示したが、レーダプラットホームの動揺を測定し、レーダプラットホームの動揺を補償するようにしてもよい。
【0034】
即ち、位相・動揺補償部20は、動揺センサ19の測定結果を参照して、例えば、レーダが現在観測している地点と、理想的な観測地点のずれを認識することにより、広帯域送受信部13が出力する受信信号に対して、そのずれを解消するような補償を実行する(ステップST21,ST22)。
【0035】
ただし、パラメータ算出部21は、位相・動揺補償部20が位相補償の他に、動揺補償を実行すると、動揺の補償に伴う誤差が発生するので、フィルタパラメータε,FLを設定する際、動揺を補償することに伴う誤差を考慮して設定する(ステップST23)。
【0036】
即ち、上記実施の形態1では、システムの許容誤差から補間処理に伴う誤差以外の誤差の許容誤差を減算して、補間処理に伴う誤差の許容誤差を算出するようにしていたが、予め設定されるシステムの許容誤差を動揺センサ19の測定結果に基づいて変更してから、補間処理に伴う誤差の許容誤差を算出する。
【0037】
例えば、動揺の補償に伴う誤差が動揺センサ19の測定結果の2乗値に比例するような場合には、システムの許容誤差に対して、動揺センサ19の測定結果の2乗値に比例する値を加算することにより、その許容誤差を変更する。
そして、変更後のシステムの許容誤差から補間処理に伴う誤差以外の誤差の許容誤差を減算することにより、補間処理に伴う誤差の許容誤差を算出する。
以下、上記実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
【0038】
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、レーダプラットホームの動揺を監視し、その動揺を補償することに伴う誤差を考慮して、フィルタパラメータε,FLを設定するように構成したので、レーダプラットホームに動揺が発生しても、レーダ画像を精度よく再生することができる効果を奏する。
【0039】
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3によるレーダ装置を示す構成図であり、図において、図1及び図3と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
22は広帯域送受信部13が出力する受信信号をレーダプラットホームに搭載されている記録装置に一時的に記録する一方、その記録装置の容量がオーバーフローする前に、地上局と呼ばれる施設に当該受信信号を伝送するため、当該受信信号を圧縮する信号圧縮部、23は信号圧縮部22により圧縮された受信信号を地上局に伝送する信号伝送部、24は信号伝送部23から伝送された受信信号を受信する地上局の伝送信号受信部、25は伝送信号受信部24により受信された受信信号を復調する信号復調部、26は受信信号の圧縮及び復調に伴う誤差を考慮して、フィルタパラメータε,FLを設定するパラメータ算出部(設定手段)である。
図6はこの発明の実施の形態3による画像再生方法を示すフローチャートである。
【0040】
次に動作について説明する。
上記実施の形態2では、フィルタパラメータε,FLを設定する際、動揺を補償することに伴う誤差を考慮して設定するものについて示したが、受信信号の圧縮及び復調に伴う誤差を考慮して、フィルタパラメータε,FLを設定するようにしてもよい。
【0041】
即ち、レーダプラットホームから広帯域送受信部13が出力する受信信号を圧縮して、地上局に伝送する場合、その受信信号の圧縮と復調に伴って誤差が発生する。
そこで、パラメータ算出部26は、受信信号の圧縮及び復調に伴う誤差を考慮して、フィルタパラメータε,FLを設定するようにする。
【0042】
具体的には、受信信号の圧縮率にほぼ比例して、圧縮誤差と復調誤差が発生するので、パラメータ算出部26は、信号復調部25から受信信号の圧縮率に関する情報を受信すると、その受信信号の圧縮率に応じて、システムの許容誤差を変更する。
【0043】
ここで、圧縮率は、レーダ画像の分解能と、観測領域の大きさから決定される受信信号の受信レートに応じて決定される。また、圧縮アルゴリズムとしては、例えばBFPQ(Block Floating Point Quantization)が採用され、8ビットを3ビット、4ビット又は5ビットに圧縮する場合を想定する(3ビットに圧縮すると、データ量が大きく減少するが圧縮誤差が増大する)。
【0044】
例えば、上記の圧縮アルゴリズムで8ビットを4ビットに圧縮する場合を標準とし、8ビットを4ビットに圧縮する場合には、システムの許容誤差を変更しないものとする。
しかし、上記の圧縮アルゴリズムで8ビットを3ビットに圧縮する場合には、圧縮誤差及び復調誤差が標準より増大するので、システムの許容誤差から所定値を減算することにより、補間処理に伴う誤差の許容誤差を所定値だけ小さくするようにする。
一方、上記の圧縮アルゴリズムで8ビットを5ビットに圧縮する場合には、圧縮誤差及び復調誤差が標準より減少するので、システムの許容誤差に所定値を加算することにより、補間処理に伴う誤差の許容誤差を所定値だけ大きくするようにする。
以下、上記実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
【0045】
以上で明らかなように、この実施の形態3によれば、受信信号の圧縮及び復調に伴う誤差を考慮して、フィルタパラメータε,FLを設定するように構成したので、受信信号を圧縮して伝送する場合でも、レーダ画像を精度よく再生することができる効果を奏する。
【0046】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、送受信手段が高周波信号の反射信号を受信すると、その反射信号の位相を補償する位相補償手段と、その送受信手段が高周波信号の反射信号を受信すると、システムにおける許容誤差の範囲内で補間演算時間を最短にするフィルタパラメータを設定する設定手段とを設け、そのフィルタパラメータを用いて、位相補償後の反射信号の補間処理を実行するように構成したので、システムの誤差を許容誤差の範囲内に抑えながら、速やかにレーダ画像を再生することができる効果がある。
【0047】
この発明によれば、設定手段がレーダプラットホームの動揺を監視し、その動揺を補償することに伴う誤差を考慮して、フィルタパラメータを設定するように構成したので、レーダプラットホームに動揺が発生しても、レーダ画像を精度よく再生することができる効果がある。
【0048】
この発明によれば、送受信手段により受信された反射信号が圧縮されて伝送され、その伝送された反射信号が復調されて位相補償手段に入力される場合、設定手段がその反射信号の圧縮及び復調に伴う誤差を考慮して、フィルタパラメータを設定するように構成したので、受信信号を圧縮して伝送する場合でも、レーダ画像を精度よく再生することができる効果がある。
【0049】
この発明によれば、高周波信号を空間に放射して、その高周波信号の反射信号を受信すると、その反射信号の位相を補償するとともに、システムにおける許容誤差の範囲内で補間演算時間を最短にするフィルタパラメータを設定し、そのフィルタパラメータを用いて、位相補償後の反射信号の補間処理を実行するように構成したので、システムの誤差を許容誤差の範囲内に抑えながら、速やかにレーダ画像を再生することができる効果がある。
【0050】
この発明によれば、レーダプラットホームの動揺を監視し、その動揺を補償することに伴う誤差を考慮して、フィルタパラメータを設定するように構成したので、レーダプラットホームに動揺が発生しても、レーダ画像を精度よく再生することができる効果がある。
【0051】
この発明によれば、受信した反射信号が圧縮されて伝送され、その伝送された反射信号が復調される場合、その反射信号の圧縮及び復調に伴う誤差を考慮して、フィルタパラメータを設定するように構成したので、受信信号を圧縮して伝送する場合でも、レーダ画像を精度よく再生することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるレーダ装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による画像再生方法を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2によるレーダ装置を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による画像再生方法を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態3によるレーダ装置を示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による画像再生方法を示すフローチャートである。
【図7】 従来のレーダ装置を示す構成図である。
【図8】 従来のレーダ装置が適用する画像再生方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 送受信アンテナ(送受信手段)、12 送受信切換器(送受信手段)、13 広帯域送受信部(送受信手段)、14 位相補償部(位相補償手段)、15 パラメータ算出部(設定手段)、16 補間演算部(補間演算手段)、17 2次元FFT部(画像再生手段)、18 画像表示部、19 動揺センサ(設定手段)、20 位相・動揺補償部、21 パラメータ算出部(設定手段)、22 信号圧縮部、23 信号伝送部、24 伝送信号受信部、25 信号復調部、26 パラメータ算出部(設定手段)。

Claims (6)

  1. レーダプラットホームに搭載され、高周波信号を空間に放射して、その高周波信号の反射信号を受信する送受信手段と、上記送受信手段が高周波信号の反射信号を受信すると、その反射信号の位相を補償する位相補償手段と、上記送受信手段が高周波信号の反射信号を受信すると、システムにおける許容誤差の範囲内で補間演算時間を最短にするフィルタパラメータを設定する設定手段と、上記設定手段により設定されたフィルタパラメータを用いて、上記位相補償手段により位相が補償された反射信号の補間処理を実行する補間演算手段と、上記補間演算手段による補間後の反射信号からレーダ画像を再生する画像再生手段とを備えたレーダ装置。
  2. 設定手段は、レーダプラットホームの動揺を監視し、その動揺を補償することに伴う誤差を考慮して、フィルタパラメータを設定することを特徴とする請求項1記載のレーダ装置。
  3. 設定手段は、送受信手段により受信された反射信号が圧縮されて伝送され、その伝送された反射信号が復調されて位相補償手段に入力される場合、その反射信号の圧縮及び復調に伴う誤差を考慮して、フィルタパラメータを設定することを特徴とする請求項1または請求項2記載のレーダ装置。
  4. 高周波信号を空間に放射して、その高周波信号の反射信号を受信すると、その反射信号の位相を補償するとともに、システムにおける許容誤差の範囲内で補間演算時間を最短にするフィルタパラメータを設定し、そのフィルタパラメータを用いて、位相補償後の反射信号の補間処理を実行し、その補間後の反射信号からレーダ画像を再生する画像再生方法。
  5. レーダプラットホームの動揺を監視し、その動揺を補償することに伴う誤差を考慮して、フィルタパラメータを設定することを特徴とする請求項4記載の画像再生方法。
  6. 受信した反射信号が圧縮されて伝送され、その伝送された反射信号が復調される場合、その反射信号の圧縮及び復調に伴う誤差を考慮して、フィルタパラメータを設定することを特徴とする請求項4または請求項5記載の画像再生方法。
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