JP3661229B2 - 防振カメラ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、防振光学系の光軸を移動させて、手振れを防止する防振カメラに関し、特に、その防振光学系を電磁的に駆動するタイプの防振カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の防振カメラとして、例えば、補正光学手段を所定の位置にロック或いはそのロック状態を解除するロック手段を、その補正光学手段を含む光学系を保持する鏡筒の沈胴状態と撮影準備状態間の移動動作に連動させて、作動させる構成が開示されている(特開平5−100280号等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した従来の防振カメラでは、沈胴動作をしないと防振光学系のロックができないので、撮影状態に応じて確実にロックすることができなかった。また、ロック手段として、新たなアクチュエーターを使用しないと防振光学系のロックができないので、構造が複雑となり、大型化するとともに、コストアップの原因となっていた。
【0004】
本発明の目的は、新たなアクチュエータ等を設けることなく、特別な操作を行なうことなく、防振光学系をロック及びロック解除することができる防振カメラを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、撮影光学系の一部であり該撮影光学系の光軸を変化させて振れを補正するブレ補正レンズ部と、前記ブレ補正レンズ部に隣接して配置されており、他のレンズ群とは独立して光軸方向に移動可能な移動レンズ部とを有する防振カメラであって、前記移動レンズ部を前記ブレ補正レンズ部に当接することにより、そのブレ補正レンズ部をロックするブレ補正レンズロック装置を設けたことを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の防振カメラにおいて、前記移動レンズ部は、フォーカスレンズであることを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1〜請求項2のいずれか1項に記載の防振カメラにおいて、前記ブレ補正レンズロック装置は、電源スイッチのオフに連動して、ロックを行なうことを特徴とする。
【0009】
請求項4の発明は、請求項1〜請求項2のいずれか1項に記載の防振カメラにおいて、前記ブレ補正レンズロック装置は、撮影レンズバリアの閉動作に連動して、ロックを行なうことを特徴とする。
【0010】
請求項5の発明は、請求項1〜請求項2のいずれか1項に記載の防振カメラにおいて、前記ブレ補正レンズロック装置は、シャッタレリーズ動作の終了に連動して、ロックを行なうことを特徴とする。
【0011】
請求項6の発明は、請求項1〜請求項2のいずれか1項に記載の防振カメラにおいて、前記ブレ補正レンズロック装置は、フォーカスレンズのリターン動作に連動して、ロックを行なうことを特徴とする。
【0012】
請求項7の発明は、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の防振カメラにおいて、前記ブレ補正レンズロック装置は、ロック前に前記ブレ補正レンズ部を防振基準位置に戻すことを特徴とする。
【0013】
請求項8の発明は、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の防振カメラにおいて、前記ブレ補正レンズロック装置は、前記移動レンズ部と前記ブレ補正レンズ部とが当接してから、レンズ退避位置に戻ることを特徴とする。
【0014】
請求項9の発明は、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の防振カメラにおいて、前記ブレ補正レンズロック装置は、前記移動レンズ部と前記ブレ補正レンズ部とが当接しながら、レンズ退避位置に戻ることを特徴とする。
【0015】
請求項10の発明は、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の防振カメラにおいて、前記ブレ補正レンズロック装置は、前記移動レンズ部と前記ブレ補正レンズ部とがレンズ退避位置に戻ってから、当接することを特徴とする。
【0016】
請求項11の発明は、請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の防振カメラにおいて、前記ブレ補正レンズロック装置は、電源スイッチのオンに連動して、ロック解除を行なうことを特徴とする。請求項12の発明は、請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の防振カメラにおいて、前記ブレ補正レンズロック装置は、撮影レンズバリアの開動作に連動して、ロック解除を行なうことを特徴とする。
【0017】
請求項13の発明は、請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の防振カメラにおいて、前記ブレ補正レンズロック装置は、撮影準備開始の操作に連動して、ロック解除を行なうことを特徴とする。
【0018】
請求項14の発明は、請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の防振カメラにおいて、前記ブレ補正レンズロック装置は、シャッタレリーズ動作に連動して、ロック解除を行なうことを特徴とする。請求項15の発明は、請求項1〜請求項14のいずれか1項に記載の防振カメラにおいて、前記ブレ補正レンズロック装置は、ロック位置を保持したまま、ロック解除を行なうことを特徴とする。
【0019】
【作用】
本発明においては、フォーカスレンズ等の移動レンズを移動させ、ブレ補正レンズに当接させることにより、そのブレ補正レンズを動かないようにロックするように構成したので、撮影状態に応じて確実にロックすることができ、しかも、新たなアクチュエーターを設ける必要がない。
【0020】
【実施例】
(第1実施例)
以下、図面などを参照しながら、実施例をあげて、さらに詳しく説明する。
図1,図2は、本発明による防振カメラの第1実施例を適用した鏡筒一体型のカメラ(ズームカメラ)を示す側面断面図であり、図1は、カメラが非撮影状態であり、レンズ鏡筒が沈胴してブレ補正レンズがロックされた状態を、図2は、カメラの電源がオンしてレンズ鏡筒が繰り出し撮影状態となり、ブレ補正レンズのロックが解除された状態をそれぞれ示した図である。
【0021】
カメラ本体1には、固定鏡筒2が固定されており、この固定鏡筒2の周面には、光軸方向の直進溝2a、2bが形成されている。固定鏡筒2の外周面には、カム筒3が回転可能に挿入されており、リング4により抜け止めされている。カム筒3の外周面には、ギア部3dが形成されており、このギア部3dには、ギアGRを介して、ズームモータ77(図4)の回転が伝達され、これにより、カム筒3が回転する。また、カム筒3の周面には、カム溝3a,3b,3cが形成されている。
【0022】
固定鏡筒2の内周面側には、前群レンズL1を保持する鏡筒45が挿入されており、その外周面に植設されたカムフォロア45aが直進溝2aを貫通して、カム溝3aに係合されている。鏡筒45の前部には、撮影レンズを保護する一対のバリア46が設けられており、このバリア46は、作動レバー47により開閉される。
なお、本実施例では、バリア46は、前述したように、作動レバー47を操作することにより、手動によって開閉するようにしてある。しかし、本発明は、これに限定されるものではなく、後述する電源スイッチSW5のオンに応じて、自動的に(モータを含む不図示のバリア駆動機構によって)バリア46を開き、また、そのスイッチSW5のオフに応じて、自動的に(前記バリア駆動機構によって)バリア46を閉じるようにしてもよい。
【0023】
固定鏡筒2の内周面側には、第2群レンズ枠5が挿入されており、この第2群レンズ枠5には、ブレ補正レンズL3と、ブレ補正レンズL3を駆動する駆動機と、シャッタ42と、シャッタ42内に固定されたレンズL2とが保持されている。
【0024】
レンズ枠6は、図3に示すように、ブレ補正レンズ駆動機構のブレ補正レンズL3を保持している。このレンズ枠6には、Y方向に案内する案内軸7a,7bが固定されており、Xステージ60の穴60aと60bに案内軸方向に自由に移動可能に取り付られている。案内軸7a,7bの外周には、マグネット8a,8bが取り付られ、その外周を囲むようにコイル9a,9bがXステージ60に固定されている。
【0025】
ステージ60には、X軸方向に案内する案内軸61aと61bが固定されており、2群レンズ枠5の穴5dと5eに案内軸方向に自由に移動可能に取付られている。案内軸61aと61bの外周には、マグネット62a,62bが取り付られており、その外周を囲むようにコイル63a,63bが2群レンズ枠5に固定されている。
【0026】
図4は、本実施例による防振カメラのブレ補正機構を示す断面図である。
レンズ枠6と2群レンズ枠5の間には、綱球64a〜64c(図3参照)が設けられており、引張りバネ65によってレンズ枠6を2群レンズ枠5へ押し付けている。2群レンズ枠5には、LED66とレンズ67が固定されており、レンズ枠6上のPSD素子68上に点光源像を結像させ、レンズ枠6の移動量を検出することができ、これらにより、ブレ補正レンズL3の補正レンズ位置検出器23(図5参照)を構成する。
【0027】
コイル9a,9bに通電することにより、ブレ補正レンズL3をY方向へ駆動させ、補正レンズ位置検出器23からの位置信号にもとづいて、コイル9a,9bへの通電を制御し、ブレ補正レンズL3を所定位置へ駆動する。ブレ補正レンズL3は、コイル63a,63bへの通電により、同様にX方向に駆動する。
従って、カメラ不使用時には、コイル9a,9b,63a,63bへ通電されないので、ブレ補正レンズL3の光軸に垂直な方向は規制がなく、外力が加わると、メカ制限に衝突して破壊する恐れがある。
【0028】
また、2群レンズ枠5には、図1に示すように、レンズシャッタ機構40が一体に取り付けられている。レンズシャッタ機構40は、絞り兼用のシャッタ羽根41と、このシャッタ羽根41を駆動する駆動部42とが一体化されており、駆動部42がビス43により基板51−1にねじ止めされている。また、駆動部42には、シャッタ羽根41を駆動するためのモータなどの電気部品42aが搭載されている。2群レンズ枠5の内周面側には、レンズL2が保持されている。ここで、基板51−1に植設されたカムフォロア51−1aは、直進溝2bを貫通してカム溝3bに係合される。
【0029】
レンズ基板51は、固定鏡筒2の後部側に挿入されており、その内周面にヘリコイドねじ51aが形成され、その外周面にカムフォロア51bが植設されている。このカムフォロア51bは、直進溝2bを貫通して、カム溝3cに係合されている。レンズホルダ52は、フォーカシングレンズL4を保持する部材であり、その外周面にヘリコイド52aが形成されている。このヘリコイド52aは、レンズ基板51のヘリコイド51aに噛み合っている。
レンズホルダ52とレンズ基板51の間には圧縮ばね59が挿入されており、ヘリコイド52a,51aのガタを一方向に寄せ付けている。
【0030】
フォーカシングモータ53は、その出力軸にギア53aが一体に設けられており、そのギア53aは、ヘリコイド51aには、噛み合っている。モータ53の回転によりレンズホルダ52が回転される。レンズホルダ52が回転すると、ヘリコイド51a,52aの作用により、レンズホルダ52、すなわちフォーカシングレンズL4が光軸方向に移動し、これによりフォーカシングが行われる。
【0031】
フォーカシングレンズL4は、前方にロック部L4aが形成されており、このロック部L4aは、ブレ補正レンズL3のレンズホルダ6の端部6aに当接することにより、ブレ補正レンズL3をロックする。
このときに、フォーカシングレンズL4とブレ補正レンズL3とは、当接してから、レンズ退避位置に戻るようにすれば、ロック時間が長く確実にロックできる。また、当接しながら、レンズ退避位置に戻るようにすれば、ロックのためのシーケンスが短くなる。さらに、レンズ退避位置に戻ってから、当接するようにすれば、ストロークが少なくてすむ。
【0032】
図5は、本実施例に係る防振カメラの制御回路を示すブロック図である。
制御IC71には、測光回路81と、測距回路82と、手振れによるカメラ振れ量を検知する手振れセンサ83等が接続されている。
【0033】
また、制御IC71には、シャッタドライバ73を介して、シャッタ駆動用の電気部品42aが接続されている。また、手振れ補正コイルドライバ74を介して、X,Y方向のコイル9a,9b,61a,61bが接続されており、手振れ補正レンズ位置検出回路75を介して、X,Y方向の補正レンズ検出器23(PSD68X,68Y,LED66X,66Y)がそれぞれ接続されている。
手振れ補正レンズ位置検出回路75は、補正レンズ検出器23の出力に基づいて、ブレ補正レンズL3の移動量および移動方向を検知して、制御IC71に入力する。
【0034】
さらに、制御IC71には、フォーカシングモータドライバ76を介して、フォーカシングモータ53が接続され、ズームモータドライバ72を介して、ズームモータ77が接続されている。
【0035】
一方、制御IC71には、レリーズ釦の半押し操作によってオンする半押しスイッチSW1と、レリーズ釦の全押し操作でオンするレリーズスイッチSW2と、ズーミングスイッチSW3,SW4とが接続されている。
制御IC71は、半押しスイッチSW1のオンに伴って、測光回路81および測距回路82を作動させるとともに、測距回路82の検出出力に基づいて、フォーカシングレンズL4を光軸方向に移動させて、フォーカシングを行う。また、全押しスイッチSW2のオンに伴い、測光回路81の出力に基づいて、シャッタ駆動用電気部品42aを駆動制御し、シャッタ羽根41の開閉を行う。さらに、制御IC71は、シャッタレリーズ中は、手振れセンサ83の出力および手振れ補正レンズ位置検出回路75の出力に基づいて、X,Y方向のマグネット9a,9b,61a,61bを駆動制御することにより、ブレ補正レンズL3を光軸と直交する方向に適宜移動させて、手振れに起因する像ブレを防止する。
【0036】
制御IC71は、ズーミングスイッチSW3,SW4がオンされると、ズームモータ77を駆動し、ギアGRを介して、カム筒3を回転させる。カム筒3の回転に伴って、各カム溝3a,3b,3cが移動するので、各カムフォロア45a,5a,51bを介して、鏡筒45,レンズ基板51−1,51がそれぞれ光軸方向に駆動され、これにより各レンズL1〜L4が所定の位置にズーミングされる。
【0037】
また、制御IC71には、カメラを起動する電源スイッチSW5、レンズバリア46の閉じ状態を検出するバリアスイッチSW6が設けられている。制御IC71は、電源スイッチSW5がオフの場合またはバリアスイッチSW6のオンの場合に、フォーカシングモータ53が駆動され、フォーカシングレンズL4が前方に移動し、そのロック部L4aがブレ補正レンズL3のレンズホルダ6の端部6aに当接し、ブレ補正レンズL3の作動がロックされる。
説明を簡単にするために、後述するフローチャート(図6,図8)では、電源スイッチSW5をオフにしたときの動作についてのみ説明し、バリア46を開いたとき(バリアスイッチSW6がオンのとき)の動作の説明は省略する。なお、バリア46を閉じたとき(バリアスイッチSW6がオフのとき)の動作は、前記フローチャート中の電源スイッチSW5に関する説明を、バリアスイッチSW6に置き換えて考えればよい。
【0038】
図6,図7は、本発明による防振カメラの第1実施例の動作を説明する流れ図である。
第1実施例は、ズーム鏡筒の沈胴時にブレ補正レンズL3のロックを行い(図1の状態)、W端駆動時にブレ補正レンズL3のロック解除を行なう(図2の状態)ものである。
S102において、電源スイッチMSWがオンすると、S103へ進み、バッテリーチェック(B.C.)を行い、電圧が十分であれば、S104へ進む。
【0039】
S104において、ブレ補正レンズL3のセンタリング駆動を行う。この理由は、ブレ補正レンズL3をロック状態から鏡筒を繰り出して解放するときに、重力方向へブレ補正レンズL3が落ちないように、ブレ補正レンズL3をセンター位置に保持しておくためである。
【0040】
S105において、撮影レンズ鏡筒をW端へ駆動する。つまり、撮影レンズ鏡筒は、ブレ補正レンズL3をロック状態から解放するように繰り出される。W端位置へ繰り出しを始めると、ブレ補正レンズL3とフォーカシングレンズL4の間隔が開き、フォーカシングレンズL4のレンズ枠52に嵌合していたブレ補正レンズL3が外へ出て、ロック状態から解放される(図2参照)。
【0041】
S106において、撮影レンズ鏡筒がW端への駆動が終了すると、ブレ補正レンズL3の駆動を停止する。つまり、ブレ補正レンズL3は、センタリング駆動動作が停止されると、重力方向のメカ制限位置で停止する。
【0042】
S107において、メインスイッチ(SW5)の状態を判断し、オン状態が保持されていれば、S108に進み、半押しスイッチSW1のオンオフを判断する。半押しスイッチSW1がオンであれば、S109に進み、オフであれば、S108へ戻る。
S109において、手振れセンサ83を起動させ、S110において、測光、測距を行った後に、S111において、測距結果に基づいて、フォーカシングレンズを駆動して、フォーカシング動作を行う。
【0043】
S112において、シャッタレリーズスイッチの全押しスイッチSW2のオンオフを判断する。全押しスイッチSW2がオフであれば、S113に進み、半押しスイッチSW1の状態を判断する。S113において、半押しスイッチSW1のオンがホールドされている場合には、S114に進み、オフの場合には、S108に戻る。
【0044】
S114において、手振れセンサ83によって検出されたカメラのブレ量が所定値A以下か否かを判断し、所定値A以下の場合には、S115へ進み、ブレ表示ランプを点灯し、所定値より大きい場合には、S116へ進み、ブレ表示ランプを点滅して、それぞれS112へ戻る。
【0045】
S107において、メインスイッチSW5がオフの場合には、S117に進み、ブレ補正レンズL3をロック状態にするために、まず、ブレ補正レンズL3のセンタリング駆動を行う。ブレ補正レンズがセンタ位置へ移動すると、撮影レンズ鏡筒のリセット駆動を行い(S118)、沈胴駆動させることにより、フォーカシングレンズL4がブレ補正レンズL3をに嵌合してロックする(図1参照)。撮影レンズ鏡筒のリセット駆動が終了すると、ブレ補正レンズのセンタリング駆動動作を停止して(S119)、動作を終了する(S127)。
【0046】
S112において、全押しスイッチSW2がオンしたときには、ブレ表示ランプを消灯したのちに(S120)、ブレ補正手段をセンタリング駆動する(S121)。ついで、ブレ補正駆動を開始し(S122)、さらに、露出を開始して(S123)、シャッタが開いている間だけ、手振れセンサ83からの検出信号にもとづいてブレ補正レンズL3を駆動させる。
S124において、露出演算結果に基づいて、シャッタを閉じ露出動作を終了する。さらに、ブレ補正駆動を停止して(S125)、フィルムを1コマ巻上げて(S126)、S107へ戻る。
【0047】
以上のように本実施例によれば、フォーカシング時に光軸方向に移動するフォーカシングレンズL4を光軸方向の前方に移動させ、そのロック部L4aをブレ補正レンズL3のレンズホルダ6の端部6aに当接させることにより、ブレ補正レンズL3の作動がロックされるように構成したので、新たなアクチュエータを使用することなく、ブレ補正レンズL3のロックが行える。
さらに、フォーカシングレンズL4がレンズホルダ6の端部6aに当接しているときには、圧縮ばね59の作用により、適度な力で押し付けることが可能である。
また、撮影レンズ鏡筒の移動に連動して、ブレ補正レンズL3のロックが行われるので、カメラの不使用時にブレ補正レンズL3が外力等によって動いて、防振機構などが破損すること防止できる。
【0048】
(第2実施例)
図8は、本発明による防振カメラの第2実施例を適用した鏡筒一体型のカメラ(ズームカメラ)の、フォーカシングリターン時のロック状態を示す側面断面図である。
図9,図10は、本発明による防振カメラの第2実施例の動作を説明する流れ図である。
なお、以下に示す各実施例では、第1実施例と同様な機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する図面およびその説明は適宜省略する。
第2実施例では、フォーカシング動作時に、ブレ補正レンズL3のロック解除(図2の状態参照)を行い、フォーカシングリターン時に、ブレ補正レンズL3のロック(図1の状態参照)を行なうものである。
すなわち、S1101において、ブレ補正レンズL3のセンタリングを行なった後に、S111において、フォーカシングを行い、ブレ補正レンズL3のロック解除を行なう。
【0049】
一方、S113において、半押しスイッチSW1がオフとなった場合には、S1131において、フォーカシングリターンを行い、ブレ補正レンズL3をロックしたのちに、S1132において、ブレ補正レンズL3の駆動をオフする。
【0050】
また、S124において、露出が終了すると、S1241において、フォーカシングリターンを行い、ブレ補正レンズL3のセンタリングを行い、ブレ補正レンズL3をロックしたのちに、S125において、ブレ補正レンズL3の駆動をオフする。
【0054】
(他の実施例)
以上説明した実施例に限定されず、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明に含まれる。
例えば、ブレ補正レンズをロックする移動レンズとして、フォーカシングレンズを例にあげたが、ズームレンズでもよい。
また、ブレ補正レンズをロック及びロック解除は、電源スイッチSW5、レンズバリアスイッチSW6に連動して行なうようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、本発明によれば、フォーカスレンズ等の移動レンズを移動させ、ブレ補正レンズに当接させることにより、そのブレ補正レンズを動かないようにロックするように構成したので、撮影状態に応じて確実にロックすることができ、しかも、新たなアクチュエーターを設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による防振カメラの第1実施例を適用した鏡筒一体型のカメラ(ズームカメラ)の、非撮影状態時(レンズ沈胴時)のロック状態を示す側面断面図である。
【図2】本発明による防振カメラの第1実施例を適用した鏡筒一体型のカメラ(ズームカメラ)のロック解除状態を示す側面断面図である。
【図3】第1実施例に係る防振カメラの手振れ補正装置の詳細を示す図である。
【図4】第1実施例に係る防振カメラの手振れ補正装置の詳細を示す図である。
【図5】第1実施例に係る防振カメラの制御系の構成を示すブロック図である。
【図6】第1実施例に係る防振カメラの動作を説明する流れ図である。
【図7】第1実施例に係る防振カメラの動作を説明する流れ図である。
【図8】本発明による防振カメラの第2実施例を適用した鏡筒一体型のカメラ(ズームカメラ)の、フォーカシングロック時のロック状態を示す側面断面図である。
【図9】第2実施例に係る防振カメラの動作を説明する流れ図である。
【図10】第2実施例に係る防振カメラの動作を説明する流れ図である。
【符号の説明】
L3 ブレ補正レンズ
L4 フォーカシングレンズ
L4a ロック部
6 レンズホルダ
6a 端部
Claims (15)
- 撮影光学系の一部であり該撮影光学系の光軸を変化させて振れを補正するブレ補正レンズ部と、
前記ブレ補正レンズ部に隣接して配置されており、他のレンズ群とは独立して光軸方向に移動可能な移動レンズ部と
を有する防振カメラであって、
前記移動レンズ部を前記ブレ補正レンズ部に当接することにより、そのブレ補正レンズ部をロックするブレ補正レンズロック装置を設けたこと
を特徴とする防振カメラ。 - 請求項1に記載の防振カメラにおいて、
前記移動レンズ部は、フォーカスレンズであることを特徴とする防振カメラ。 - 請求項1〜請求項2のいずれか1項に記載の防振カメラにおいて、
前記ブレ補正レンズロック装置は、電源スイッチのオフに連動して、ロックを行なうこと
を特徴とする防振カメラ。 - 請求項1〜請求項2のいずれか1項に記載の防振カメラにおいて、
前記ブレ補正レンズロック装置は、撮影レンズバリアの閉動作に連動して、ロックを行なうこと
を特徴とする防振カメラ。 - 請求項1〜請求項2のいずれか1項に記載の防振カメラにおいて、
前記ブレ補正レンズロック装置は、シャッタレリーズ動作の終了に連動して、ロックを行なうこと
を特徴とする防振カメラ。 - 請求項1〜請求項2のいずれか1項に記載の防振カメラにおいて、
前記ブレ補正レンズロック装置は、フォーカスレンズのリターン動作に連動して、ロックを行なうこと
を特徴とする防振カメラ。 - 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の防振カメラにおいて、
前記ブレ補正レンズロック装置は、ロック前に前記ブレ補正レンズ部を防振基準位置に戻すこと
を特徴とする防振カメラ。 - 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の防振カメラにおいて、
前記ブレ補正レンズロック装置は、前記移動レンズ部と前記ブレ補正レンズ部とが当接してから、レンズ退避位置に戻ること
を特徴とする防振カメラ。 - 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の防振カメラにおいて、
前記ブレ補正レンズロック装置は、前記移動レンズ部と前記ブレ補正レンズ部とが当接しながら、レンズ退避位置に戻ること
を特徴とする防振カメラ。 - 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の防振カメラにおいて、
前記ブレ補正レンズロック装置は、前記移動レンズ部と前記ブレ補正レンズ部とがレンズ退避位置に戻ってから、当接すること
を特徴とする防振カメラ。 - 請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の防振カメラにおいて、
前記ブレ補正レンズロック装置は、電源スイッチのオンに連動して、ロック解除を行なうこと
を特徴とする防振カメラ。 - 請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の防振カメラにおいて、
前記ブレ補正レンズロック装置は、撮影レンズバリアの開動作に連動して、ロック解除を行なうこと
を特徴とする防振カメラ。 - 請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の防振カメラにおいて、
前記ブレ補正レンズロック装置は、撮影準備開始の操作に連動して、ロック解除を行なうこと
を特徴とする防振カメラ。 - 請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の防振カメラにおいて、
前記ブレ補正レンズロック装置は、シャッタレリーズ動作に連動して、ロック解除を行なうこと
を特徴とする防振カメラ。 - 請求項1〜請求項14のいずれか1項に記載の防振カメラにおいて、
前記ブレ補正レンズロック装置は、ロック位置を保持したまま、ロック解除を行なうこと
を特徴とする防振カメラ。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP16188395A JP3661229B2 (ja) | 1994-06-28 | 1995-06-28 | 防振カメラ |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14659394 | 1994-06-28 | ||
| JP6-146593 | 1994-06-28 | ||
| JP16188395A JP3661229B2 (ja) | 1994-06-28 | 1995-06-28 | 防振カメラ |
Publications (2)
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