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JP3662040B2 - ランプ内蔵型看板 - Google Patents
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、ビルディング等の壁面に取り付けられ、社名、店名、商品名等を表示するランプ内蔵型看板に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビルディング等の壁面やポール等の建造物に取り付けられる看板は、看板本体の内部に蛍光ランプ等の照明ランプが内蔵され、この照明ランプを覆うように看板本体に対して透光性の表示パネルが設けられている。この表示パネルはアクリル板等によって形成され、その表面に社名、商品名等が表示されている。そして、特に夜間には照明ランプを点灯することにより、表示パネルに表示された広告文字を含む表示パネル全体を照明し、広告文字を鮮明に表示するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、看板本体に内蔵される照明ランプは、一般に蛍光ランプが使用されており、寿命により照度が低下したり、放電不能により点滅が生じた場合には蛍光ランプを新しいものに交換する必要がある。しかし、蛍光ランプを含むランプユニットは表示パネルによって覆われているため、蛍光ランプの交換の際には、看板本体に対して多数のビスで固定されている表示パネルを取り外し、内部の蛍光ランプを露出する必要があるが、看板は、ビルディングの壁面やポール等の建造物の高所に据え付けられているのが普通であり、高所における作業となる。
【0004】
しかも、表示パネルは多数のビスによって看板本体に取り付けられており、ビスを緩めて表示パネルを取り外す作業が困難で、しかも大型の看板になると、表示パネルも大型になることから複数の作業者の共同作業となる。したがって、ランプ交換に多くの労力を費やし、また危険性を伴う作業である。
【0005】
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、ランプユニットに装着されたランプの交換作業や保守点検の作業性の向上と安全性の向上を図ることができるランプ内蔵型看板を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前記目的を達成するために、請求項1は、看板本体と、この看板本体に設けられた照明ランプを備えたランプユニットと、このランプユニットを覆うように前記看板本体に設けられた透光性の表示パネルとからなる複数個のランプ内蔵型看板を、建造物の高所に上下方向に対向して設置したものにおいて、前記看板本体の内部に横方向にスライド自在に設けられたスライドレールと、このスライドレールに吊下げ索を介して吊下げられ前記看板本体の内部に収納されるランプユニットと、前記表示パネルに設けられ前記ランプユニットを前記吊下げ索とともに前記看板本体の外部に引出し可能な開口部を有する開閉蓋と、前記吊下げ索を巻取り・繰り出し可能な巻取りリールとを備え、前記上段側のランプ内蔵型看板のランプユニットの保守点検時に、該ランプユニットをスライドレールによってスライドして前記開口部から前記看板本体の外部に突出させて下段側のランプ内蔵型看板と上下に対向しない位置まで退避させることを可能にしたことを特徴とする。
請求項2は、請求項1の前記巻取りリールは、看板本体に設けられ、前記上段側のランプ内蔵型看板のランプユニットの保守点検時に、該ランプユニットをスライドレールによってスライドして前記開口部から前記看板本体の外部に突出させて下段側のランプ内蔵型看板と上下に対向しない位置まで退避させた状態で、吊下げ索を繰り出すことにより、前記ランプユニットを低所まで降ろすことを可能にしたことを特徴とする。
【0007】
照明ランプの寿命等により新しい照明ランプと交換する際には、看板本体の一部を開放し、ランプユニットを看板本体に引き出すことにより、表示パネルを取り外すことなく、照明ランプを露出することができ、看板本体の外部でランプ交換ができる。
【0008】
【実施例】
以下、この発明の各実施例を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は第1の実施例を示し、縦型で大形のランプ内蔵型看板を示す。この看板は、看板本体1と、この看板本体1の内部に設けられたランプユニット2と、このランプユニット2を覆うアクリル板等の透光性の表示パネル3とから構成されている。看板本体1は、金属パネルによって形成された広幅の基端側端板4と狭幅の先端側端板5および両端板4,5を連結する天板6とからなり、両側部7および下部8は開口している。
【0009】
また、看板本体1の両側部7は前記表示パネル3によって覆われており、この表示パネル3の周縁部は基端側端板4および先端側端板5の周縁部に複数のビス10によって固定されている。この表示パネル3には社名、商品名等の広告文字11が周知の手段で施されている。また、看板本体1の下部8には先端側端板5に対してヒンジ12によって取り付けられた開閉蓋13が設けられており、下部8は通常は開閉蓋13によって閉塞されている。
【0010】
したがって、看板本体1は表示パネル3と天板6および開閉蓋13によって全体が覆われたボックス構造であり、その継目部分はパッキン等のシール手段によって雨水が浸入しないように構成されている。
【0011】
この看板本体1の基端側端板4の外側面には取り付け台14が設けられており、この取り付け台14を介して看板本体1がビルディング等の壁面15に対して固定されている。
【0012】
さらに、基端側端板4の内側面および先端側端板5の内側面には上下方向に亘ってレール取り付け台16a,16bが固定され、このレール取り付け台16a,16bにはガイドレール17a,17bが上下方向に亘って固定されている。ガイドレール17a,17bは、断面がコ字状で、その開口部を内側に折曲することにより、狭幅にしたチャンネル構造であり、互いに対向して設置されている。そして、このガイドレール17a,17b間には前記ランプユニット2が上下方向にスライド自在に設けられている。
【0013】
ランプユニット2のユニット本体18には看板本体1の内部を左右に区画する仕切り板19を有しており、この仕切り板19の両端部には上下方向に亘ってブラケット20が固定されている。このブラケット20の外側面には前記ガイドレール17a,17bに対してスライド自在に嵌合するスライダ20a,20bが設けられ、ユニット本体18はガイドレール17a,17bに沿って上下方向にスライドするようになっている。
【0014】
さらに、前記一対のブラケット20には対をなす複数組のランプソケット21が上下方向に所定間隔を存して配設されており、これらランプソケット21には照明ランプとしての棒状の蛍光ランプ22が装着されている。この蛍光ランプ22の配置構造は、本実施例では斜めに、しかも蛍光ランプ22相互が互いにラップする間隔に配置されている。また、前記ランプソケット21は図示しない電気コードを介して看板本体1の外部に導出され、スイッチを介して交流電源に接続されている。
【0015】
また、前記ランプユニット2の上端部には牽引策としてのロープ23の基端部が接続されている。このロープ23は看板本体1の天板6に吊持された滑車24,25に掛け渡され、このロープ23の先端側は看板本体1の下部8まで導かれている。下部8の近傍に位置する基端側端板4には巻取リール26が設けられており、この巻取リール26の巻き軸26aにロープ23の先端部が巻き取られている。巻取リール26にはハンドル27が設けられており、このハンドル27を握って巻取リール26を回転させることにより、ロープ23を巻取または繰出すことができ、この操作によってランプユニット2を昇降できるようになっている。
【0016】
このように構成されたランプ内蔵型看板によれば、蛍光ランプ22の照度が低下したり、放電不能により点滅が生じ、蛍光ランプ22を新しいものに交換する際には、作業者は、脚立、梯子等を用いて看板本体1の下部の開閉蓋13を開放する。次に、ハンドル27を握って巻取リール26を回転し、ロープ23を繰出すことにより、このロープ23に吊持されたランプユニット2は徐々に下降する。
【0017】
このとき、ランプユニット2は、前後に設けられたスライダ20a,20bがガイドレール17a,17bに対してスライド自在に支持されているため、ランプユニット2はガイドレール17a,17bに案内されながら下降し、図1および図3に2点鎖線で示すように看板本体1の下方に引き出されて露出する。
【0018】
ランプユニット2の全体もしくは交換の必要な蛍光ランプ22が看板本体1から露出したところで、巻取リール26を周知のロック手段によってロックし、ランプユニット2を固定することにより、蛍光ランプ22の交換作業を行うことができる。
【0019】
この実施例によれば、ビルディング等の高所に据え付けられている看板であっても、看板本体1からランプユニット2のみを下方に引き出して低所でランプ交換作業ができ、従来のように、多数のビスを緩め、表示パネル3を看板本体1から取り外す必要がなく、作業性の向上と安全性を図ることができる。
【0020】
ランプ交換が終わった後は、巻取リール26によってロープ23を巻き取ることにより、ランプユニット2を上昇させ、看板本体1の内部に収納することができ、全体が収納された後、巻取リール26をロックし、開閉蓋13を閉塞することにより、ランプ交換作業が完了する。
【0021】
なお、前記第1の実施例では、巻取リール26を手動で回転させ、ロープ23を巻取または繰出すようにしたが、モータによって電動で巻取リール26を駆動するようにしてもよい。また、モータを使用することにより、地上でリモコン操作によって行うこともできる。
【0022】
図4および図5は第2の実施例を示す。この実施例は、ビルディング30の壁面31に上下に複数個の看板32が据え付けられ、看板32の相互間gにランプユニット33を引き出すことができないスペースの場合である。
【0023】
看板本体34の前端部には上下方向の全体に亘ってランプユニット33を引き出し可能な開口部35が設けられ、この開口部35には開閉蓋36が設けられている。さらに、看板本体34の天板36には前後方向に亘って固定レール37が設けられており、この固定レール37には第1のスライドレール38が嵌合しており、この第1のスライドレール38に対して第2のスライドレール39が嵌合されている。
【0024】
すなわち、第1と第2のスライドレール38および39の2段式スライドレール構造により、第2のスライドレール39はその全体が看板本体34から突出可能に構成され、この第2のスライドレール39には第1の実施例と同様にロープ23と滑車24によってランプユニット33が吊持され、ロープ23は図示しない巻取リールに巻き取られている。また、ランプユニット33には複数本の蛍光ランプ40が平行に所定間隔を存して装着されている。
【0025】
このように構成されたランプ内蔵型看板によれば、蛍光ランプ40の照度が低下したり、放電不能により点滅が生じ、蛍光ランプ40を新しいものに交換する際には、作業者は、脚立、梯子等を用いて看板本体34の前部の開閉蓋36を開放する。次に、ランプユニット33を手前側に引き出すと、固定レール37に対して第1のスライドレール38がスライドし、この第1のスライドレール38に対して第2のスライドレール39がスライドし、図5に2点鎖線で示すように、第2のスライドレール39と一緒にランプユニット33の全体が開口部35から看板本体34の前部に露出する。
【0026】
この状態で、第1の実施例と同様に、巻取リールによってロープ23を繰出すことにより、ランプユニット33を地上もしくは作業のしやすい高さまで下降させることができる。
【0027】
この実施例によれば、看板32と看板32との間にランプユニット33を引き出すスペースがない場合であっても、他の看板32と干渉することなく、ランプユニット33を下降させることができ、第1の実施例と同様に、表示パネル34aを看板本体34から取り外す必要がなく、作業性の向上と安全性を図ることができる。
【0028】
図6および図7は第3の実施例を示す。この実施例は、ビルディング41の壁面42に上下方向に長い大型の看板が据え付けられ、看板本体43の下端部と地上との間hがランプユニットを引き出すことができないスペースの場合である。
【0029】
看板本体43には複数個、この実施例では3分割されたランプユニット44a,44bおよび44cが設けられている。そして、これらランプユニット44a,44bおよび44cはヒンジ45によって折り畳み可能に連結されており、各ランプユニット44a〜44cには複数の蛍光ランプ46が装着されている。
【0030】
このように構成されたランプ内蔵型看板によれば、ランプ交換時に、看板本体43の下部からランプユニット44a〜44cをその再下段のランプユニット44cから引き出し、看板本体43の下部において図7に示すようにランプユニット44a〜44cをヒンジ45を支点として折り畳むことにより、ランプユニット44a〜44cの全体を看板本体43の下部に引き出すことができる。
【0031】
ランプユニット44a〜44cは第1の実施例と基本的に同一のガイドレールにスライド自在に支持されており、作業者が再下段のランプユニット44cに手を掛けて容易に引き出すことができる。
【0032】
この実施例によれば、看板本体43と地上との間hにランプユニットを引き出すスペースがない場合であっても、ランプユニット44a〜44cを折り畳むことにより、ランプユニット44a〜44cの全体を引き出すことができ、第1の実施例と同様に、表示パネルを看板本体43から取り外す必要がなく、作業性の向上と安全性を図ることができる。
【0033】
なお、前記各実施例においては、縦型の看板について説明したが、横型の看板においても、看板本体にガイドレールを設け、このガイドレールにランプユニットをスライド自在に支持することにより、看板本体からランプユニットを横方向にスライドさせることにより、ランプ本体を看板本体から引き出すことができる。また、照明ランプは蛍光ランプに限定されず、白熱電球であってもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、看板本体に照明ランプを備えたランプユニットを別体に設け、このランプユニットを前記看板本体の外部に引き出し可能にしたことを特徴とする。
【0035】
したがって、照明ランプの寿命等により新しい照明ランプと交換する際には、ランプユニットを看板本体に引き出すことができ、従来のように、表示パネルを取り外すことなく、照明ランプを露出することができ、看板本体の外部でランプ交換ができ、ビルディングの壁面等の高所に据え付けられている看板であっても、ランプ交換や保守点検が簡単で、しかも安全に作業できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示し、(a)は看板の正面図、(b)は(a)の矢印a−a線に沿う断面図。
【図2】同実施例の看板の横断平面図。
【図3】同実施例の看板を示し、(a)は看板の縦断正面図、(b)は巻取リールの拡大した側面図。
【図4】この発明の第2の実施例を示し、(a)は看板の正面図、(b)はランプユニット支持構造を示す断面図。
【図5】同実施例の看板の内部構造の一部を示す断面図。
【図6】この発明の第3の実施例を示す看板の正面図。
【図7】同実施例のランプユニットを示す側面図。
【符号の説明】
1…看板本体、2…ランプユニット、3…表示パネル、13…開閉蓋、17a,17b…ガイドレール、22…蛍光ランプ。

Claims (2)

  1. 看板本体と、この看板本体に設けられた照明ランプを備えたランプユニットと、このランプユニットを覆うように前記看板本体に設けられた透光性の表示パネルとからなる複数個のランプ内蔵型看板を、建造物の高所に上下方向に対向して設置したものにおいて、
    前記看板本体の内部に横方向にスライド自在に設けられたスライドレールと、このスライドレールに吊下げ索を介して吊下げられ前記看板本体の内部に収納されるランプユニットと、前記表示パネルに設けられ前記ランプユニットを前記吊下げ索とともに前記看板本体の外部に引出し可能な開口部を有する開閉蓋と、前記吊下げ索を巻取り・繰り出し可能な巻取りリールとを備え、
    前記上段側のランプ内蔵型看板のランプユニットの保守点検時に、該ランプユニットをスライドレールによってスライドして前記開口部から前記看板本体の外部に突出させて下段側のランプ内蔵型看板と上下に対向しない位置まで退避させることを可能にしたことを特徴とするランプ内蔵型看板。
  2. 前記巻取りリールは、看板本体に設けられ、前記上段側のランプ内蔵型看板のランプユニットの保守点検時に、該ランプユニットをスライドレールによってスライドして前記開口部から前記看板本体の外部に突出させて下段側のランプ内蔵型看板と上下に対向しない位置まで退避させた状態で、吊下げ索を繰出すことにより、前記ランプユニットを低所まで降ろすことを可能にしたことを特徴とする請求項1記載のランプ内蔵型看板。
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