JP3662265B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、ファクシミリ装置に関し、特に、PSTN回線に接続する留守番電話や外付け電話やAC電源を使用するような電話を接続しても正常に動作し、回線電流が異常な場合には電流制限をし、ファクシミリ装置および交換機の破損を防ぐことができるファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ファクシミリ装置としては、特開平2−230857号公報記載の「ファクシミリ装置のリモートコントロール装置」が提案されている。このものは、プッシュボタン式電話機が発するDTMF信号を用いてファクシミリ装置の状態を変更することにより、ファクシミリ装置の外部に制御機器を付加することなく、遠隔地からファクシミリ装置の内部状態を変更できるという利点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の「ファクシミリ装置のリモートコントロール装置」にあっては、以下のような問題があった。
【0005】
また、交換機に故障が発生した場合には、これに起因して過電流が流れトランジスタが破損するといった問題があった。
そこで、本発明は、留守番電話や外付け電話やAC電源を使用するような電話を接続しても正常に動作し、回線電流が異常な場合には電流制限をし、ファクシミリ装置および交換機の破損を防ぐことができるファクシミリ装置を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するための手段は、次のとおりである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、上記課題を解決するため、PSTN回線を介して画情報を通信するファクシミリ装置において、PSTN回線に接続して一定方向に回線電流を整流する整流ダイオードと、該PSTN回線の回線電流を検出する回線電流検出手段と、ダイヤルパルス発信用のスイッチであるフォトカプラ、及びダイヤルパルス発信時にオフすることによりダイヤルパルス波形が歪むことを防止するフォトカプラの各発光ダイオードと、前記回線電流検出手段により検出された回線電流が異常である場合には、前記各発光ダイオードの駆動を解除する駆動手段と、前記各発光ダイオードの消灯を検知して該整流ダイオードにより整流された回線電流を遮断するフォトランジスタと、を備えたことを特徴とする。
【0018】
請求項1に係る発明では、PSTN回線に接続して、整流ダイオードが一定方向に回線電流を整流し、回線電流検出手段がPSTN回線の回線電流を検出する。回線電流検出手段により検出された回線電流が異常である場合には、駆動手段がフォトカプラの発光ダイオードの駆動を解除し、消灯を検知したフォトカプラのフォトランジスタが整流ダイオードにより整流された回線電流を遮断するので、回線電流が異常な場合には、ファクシミリ装置および交換機の破損を防ぐことができる。
【0020】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
まず、ファクシミリ装置のシステム構成について説明する。
図1は本発明の一実施例であるファクシミリ装置のシステム構成図である。
図1に示すように、ファクシミリ装置100において、スキャナ部1は、原稿画像から所定解像度の画データを読み出す。プロッタ2は、画データをロール紙に物理的に記録する。システム制御部3は、CPU、ROM、RAM等により構成されて各部を制御し、ファクシミリ装置の所定の動作を実現する。システムメモリ部4は、動作ファイルやページファイルにより構成される受信ファイルを記憶するとともに、現在時刻を示すバッテリーを具備したタイマーを有する。画情報メモリ部5は、スキャナ1により読み取られた原稿の画データを蓄積するとともに、通信制御部8により受信した符号化された画情報を蓄積する。符号化復号化部6は、送信する画データを画情報に符号化するとともに、受信した画情報を画データに復号化する。操作表示部7は、操作ガイダンスや各種異常メッセージ等を表示するとともに、そのガイダンスに従ってファクシミリ装置が所定の送受信処理やコピー機能を実行するための各種操作を行う。
【0021】
通信制御部8は、PSTN回線を補足し、G3ファクシミリの通信プロトコルに基づいて発信先ファクシミリ番号として選択信号を送信し、着信を検出する等により所定の発呼・着信動作を行い、受信された画情報を受信する。
内部バス9は、ファクシミリ装置100内に存在する各部とデータのやりとりを行う。ファクシミリ装置100は、本発明の一実施例であるファクシミリ装置である。
【0022】
図2は本発明の一実施例であるファクシミリ装置の通信制御部の構成を示す図である。
図2に示すように、L1,L2は公衆回線または専用回線である。TEL1,TEL2はファクシミリ装置100に接続することができる電話である。回線電流検出手段11は、PSTN回線の電流を検出する。リレー12は、電話回線とファクシミリ装置の切り換えを行うメカニカルリレーである。LCフィルタ13は、インダクタとコンデンサにより構成される並列共振回路であり、共振周波数を16kHzに設定して、16kHzの入力信号レベルを減衰させる。整流ダイオード14は、整流後の回線電流を一定方向に流す。フォトカプラ15は、ダイヤルパルス発信用のスイッチであり、このスイッチをon/offすることでダイヤルパルスを発生させる。フォトカプラ16は、ダイヤルパルス発信時にoffすることによりダイヤルパルス波形が歪むことを防止する。直流抵抗17は、直流抵抗の値を制御する部分である。トランス18は、PSTN回線とファクシミリ装置を絶縁し、ファクシミリ装置100からの送受信号をPSTN回線に入出力するトランスである。フォトカプラ19は、外付け電話がダイヤルパルスを発信する時に、このスイッチをoffすることによりリンギング検出回路20を切り離す。リンギング検出回路20は、交換機からの呼び出し信号を検出するための回路である。ハイ・インピーダンス・トランス21は、留守番電話着信時のコーリング・トーンCNGを検出するとともに、外付け電話からのPB信号を検出するためのトランスである。
【0023】
受信フィルタ22は、受信信号を増幅するとともに、音声帯域外の信号を遮断するバンド・パス・フィルタである。送信フィルタ23は、送信信号を増幅するとともに、および音声帯域外の信号を遮断するバンド・パス・フィルタである。モデム24は、送信信号を変調するとともに、受信信号を復調する。音声IC25は、着信時に相手ファクシミリ装置に音声メッセージを発生する。
【0024】
駆動手段26は、フォトカプラ15、フォトカプラ16、フォトカプラ19を構成するフォトカプラの発光ダイオードを通信制御部の命令に従って駆動する。CPU27は、通信制御部8の内部に存在する各手段を制御するとともに、G3ファクシミリの通信プロトコルに基づいて通信を行い、内部バス9を介してファクシミリ装置100内に存在する各部とデータのやりとりを行う。
【0025】
LCフィルタ13は、音声帯域外の不必要な特定周波数の過大な入力信号に対して、LC共振を用いてその周波数でのインピーダンスを大きくし、入力信号のレベルを減衰させて、バンド・パスフィルターの動作可能電圧内に減衰させる。本発明においては、16kHzの入力信号に対して+20dbmの減衰を行い、受信画像に影響が起こらないようにする。
【0026】
フォトカプラ19は、外付け電話とリンギング検出回路20を切り離すことで、TEL1、TEL2とリンギング検出回路20とが接続されているために、リンギング検出回路20の内部コンデンサに充電することに起因するダイヤルパルス波形の鈍りを回避でき、交換機が認識できるようにする。
モデム24は、留守番電話モードの場合には、外付け電話が回線を閉結したときに、ハイ・インピーダンス・トランス21を介して送信局側から送られてくるCNG信号を検出するとファクシミリ受信の動作を行う。また、電話モードの場合には、外付け電話が回線を閉結したときに、PB信号を検出するとファクシミリ受信動作を行う。
【0027】
また、モデム24は、音声帯域外のダイヤルトーン(100Hz)を検出するためダイヤルトーン検出の時に、100Hzの信号を増幅する設定を行う。
電流制限手段28は、抵抗R2の両端の電圧がツェナーダイオードZD1のツェナー電圧VZD1 以上になると電流制限がかかる。
次に、参考として、図2に示す直流抵抗17について説明する。
【0028】
図2に示すように、直流抵抗17は、ツェナーダイオードZD1、抵抗R1〜R5、コンデンサC、トランジスタTR1〜TR2により構成される。
PSTN回線を介してL1、L2間に整流ダイオード14がonする電圧が発生すると、整流ダイオード14に電流Iが流れる。
電流Iが流れた場合には、直流抵抗17の両端(A点、B点)に発生する電圧V1は、トランジスタTR1の電流増幅率hFEによって、
【0029】
【数1】
【0030】
である。
L1、L2間の電圧VL1-L2は、電流Iが流れた場合の回線電流検出手段11、LCフィルタ13、整流ダイオード14、およびフォトカプラ16のそれぞれの電圧降下の和ΔVにV1を加えた電圧である。
【0031】
【数2】
【0032】
ここで、電流制限手段28において、抵抗R2の両端の電圧(I×R1+VBE)がツェナーダイオードZD1のツェナー電圧VZD1 以上になると電流制限がかかる。
【0033】
【数3】
【0034】
次に、図3に示すグラフは直流抵抗値の例を示す図である。
図3のように、A国〜D国の直流抵抗値の上限および下限を示す。また、参考として、実線で示すファクシミリ装置の直流抵抗値は、回線電流Iによって動的に決定する。
次に、図4に示す受信フィルタの構成およびフィルタのレベル特性について説明する。
【0035】
図4aに示すように、従来は、100Hzの信号を検出するために、ダイヤルトーン検出用フィルタで100Hzの信号を増幅させ、受信用フィルタとダイヤルトーン検出用フィルタを切り換えていた。
図4bに示すように、従来は、受信フィルタのロー・パス・フィルタを多段構成にして、入力信号を受信画像に影響しないようにしていた。
【0036】
図4cに示すように、参考として、受信フィルタをバンド・パス・フィルタで構成することで、信号レベルを減衰させることができ、フィルタの数を少なくすることができる。
次に、図5に示すフローチャートに基づいてダイヤルパルスの発信動作を説明する。
【0037】
送信時に、ファクシミリ装置はリレー12を外付け電話からファクシミリ装置へ切り換える(処理S1)。ファクシミリ側へ切り換えられると、PSTN回線から回線電流が流れ、回線電流検出手段11がonする(処理S2)。オペレータは、送信相手の番号を操作表示部7より入力し、送信する(処理S3)。このとき、オペレータの電話回線がダイヤルパルス回線か否かを判断し(処理S4)、ダイヤルパルス回線の場合には、フォトカプラ16をoffにしフォトカプラ15をon/offすることで発信する(処理S5)。
【0038】
また、ダイヤルパルス回線ではなくPB信号の場合にはファクシミリのモデム24より発信する(処理S6)。
次に、参考として、図6に示すフローチャートに基づいて外付け電話から発信する発信動作を説明する。
また、外付け電話から発信する場合には、外付け電話の受話器が持ち上げられると(処理S7)、回線電流検出手段11が回線電流を検知し(処理S8)、フォトカプラ19をoffにし、リンギング検出回路20を切り離す(処理S9)。電話の場合には、相手電話と接続終了後(処理S10,処理S11,処理S12)、外付け電話の受話器を戻すと、回線電流検出手段11が回線電流を非検出し(処理S13)、フォトカプラ19をonして、リンギング検出回路20を接続する(処理S14)。
【0039】
処理S10で、ファクシミリ送信の場合には、相手ファクシミリと接続後にファクシミリ送信を行い(処理S15)、送信終了後に(処理S16)、回線電流検出手段11が回線電流を非検出し(処理S13)、フォトカプラ19をoffにして、リンギング検出回路20を接続する(処理S14)。
次に、参考として、図7に示すフローチャートに基づいてTEL/FAXを自動受信する動作を説明する。
【0040】
TEL/FAXを自動受信する場合には、相手からの呼び出し信号を、リンギング検出回路20が検出すると(処理S20)、リレー12を電話からファクシミリ側に切り換え(処理S21)、相手からコーリング・トーン1100Hzの信号が送られてくるか否かを判断し(処理S22)、コーリング・トーンを受信した場合には、被呼端末識別信号2100Hz信号を返し(処理S23)、ファクシミリ受信を行う(処理S24)。コーリング・トーン1100Hz信号が送られてこない場合には、音声IC25から”ただ今ファクシミリに接続されてます”等のメッセージを出力して相手に送る(処理S25)。
【0041】
次に、参考として、図8に示すフローチャートに基づいて留守番電話モードの動作を説明する。
留守番電話モードの場合には、留守番電話に接続されていて、リンギング検出回路20が呼び出し信号設定回数前に留守番電話に着信すると(処理S30)、相手からコーリング・トーン1100Hzの信号が送られてくるか否かを判断し(処理S31)、コーリング・トーンを受信した場合には、リレー12を電話からファクシミリ側に切り換え、被呼端末識別信号2100Hz信号を返し(処理S32)、ファクシミリ受信を始める(処理S33)。処理S31で、相手が電話の場合には留守番電話が動作し続け留守番電話にメッセージを録音する(処理S34)。
【0042】
次に、図9に示すフローチャートに基づいて電話モードの動作を説明する。
電話モードの場合には、着呼後(処理S40)、オペレータが外付け電話の受話器を持ち上げ、回線を閉結し(処理S41)、外付け電話からPB信号を送出し、モデムがこのPB信号を検出すると(処理S42)、ファクシミリ受信動作を行う(処理S43)。
【0043】
次に、図10に示すフローチャートに基づいて自動発呼の動作を説明する。
自動発呼の場合には、送信原稿をスキャナ1にセットし(処理S50)、相手ファクシミリの番号を入力すると(処理S51)、リレー12をファクシミリ側に切り換え、ダイヤルトーンを検出したか否かを判断し(処理S52)、ダイヤルトーンが検出された場合には、発呼を行う。ダイヤルトーンが検出されなかった場合には、回線を切断する(処理S54)。
【0049】
次に、請求項1に係る発明の作用効果を説明する。
PSTN回線に接続して、整流ダイオードが一定方向に回線電流を整流し、回線電流検出手段がPSTN回線の回線電流を検出する。回線電流検出手段により検出された回線電流が異常である場合には、駆動手段がフォトカプラの発光ダイオードの駆動を解除し、消灯を検知したフォトカプラのフォトランジスタが整流ダイオードにより整流された回線電流を遮断するので、回線電流が異常な場合には、ファクシミリ装置および交換機の破損を防ぐことができるファクシミリ装置を提供することができる。
【0051】
【発明の効果】
留守番電話や外付け電話やAC電源を使用するような電話を接続しても正常に動作し、回線電流が異常な場合には電流制限をし、ファクシミリ装置および交換機の破損を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるファクシミリ装置のシステム構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例であるファクシミリ装置の通信制御部の構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施例である直流抵抗値の例を示す図である。
【図4】本発明の一実施例である受信フィルタの構成およびフィルタのレベル特性を示す図である。
【図5】本発明の一実施例であるダイヤルパルスの発信動作のフローチャートを示す図である。
【図6】本発明の一実施例である外付け電話から発信する動作のフローチャートを示す図である。
【図7】本発明の一実施例であるTEL/FAXを自動受信する動作のフローチャートを示す図である。
【図8】本発明の一実施例である留守番電話モードの動作のフローチャートを示す図である。
【図9】本発明の一実施例である電話モードの動作のフローチャートを示す図である。
【図10】本発明の一実施例である自動発呼の動作のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 スキャナ部
2 プロッタ部
3 システム制御部
4 システムメモリ部
5 画情報メモリ部
6 符号化復号化部
7 操作表示部
8 通信制御部
9 内部バス
11 回線電流検出手段
12 リレー
13 LCフィルタ
14 整流ダイオード
15 スイッチ
16 ダイヤルショートリレー
17 直流抵抗
18 トランス
19 スイッチ
20 リンギング検出回路
21 ハイ・インピーダンス・トランス
22 受信フィルタ
23 送信フィルタ
24 モデム
25 音声IC
26 駆動手段
27 CPU
28 電流制限手段
100 ファクシミリ装置
Claims (1)
- PSTN回線を介して画情報を通信するファクシミリ装置において、PSTN回線に接続して一定方向に回線電流を整流する整流ダイオードと、該PSTN回線の回線電流を検出する回線電流検出手段と、
ダイヤルパルス発信用のスイッチであるフォトカプラ、及びダイヤルパルス発信時にオフすることによりダイヤルパルス波形が歪むことを防止するフォトカプラの各発光ダイオードと、
前記回線電流検出手段により検出された回線電流が異常である場合には、前記各発光ダイオードの駆動を解除する駆動手段と、
前記各発光ダイオードの消灯を検知して該整流ダイオードにより整流された回線電流を遮断するフォトランジスタと、を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25806493A JP3662265B2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25806493A JP3662265B2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | ファクシミリ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JPH07115476A JPH07115476A (ja) | 1995-05-02 |
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Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP25806493A Expired - Lifetime JP3662265B2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | ファクシミリ装置 |
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1993
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