JP3662891B2 - 携帯電話装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話装置に関し、特に、システムクロック・バスクロック・CPUクロック等(以下クロック等と略記する)の周波数を受信周波数に従って変更する携帯電話装置に関する。
【0002】
クロック等の周波数の整数倍が受信周波数に該当する無線チャンネルを利用するときに、クロック等の周波数を受信周波数の整数分の1の周波数からずらした周波数に制御を行う。
【0003】
クロック等を、数十kHz程度の高次が無線周波数に影響しない周波数を基準周波数として用いたPLL回路方式の発振器により発振した周波数あるいはその周波数を分周した周波数を用いることを特徴としている。
【0004】
基準周波数を時計CLKの32.768kHzを用いる。
【0005】
クロック等の周波数の変更は、PLL回路方式の発振器の分周数を変更することで行なわれる。
【0006】
クロック等の周波数の変更は、無線チャンネルを切り替える受信部の局部発振器のPLL回路の周波数を切り替えるときの周波数が所定の範囲に収束するまでの時間内に行なわれる。
【0007】
クロック等の周波数の切替時には、クロック等のPLL回路の分周器の分周数の指定回路の変更は、受信部の局部発振器のPLLの周波数指定のシリアルデータのストローブ信号の立ち上げと同時に行なわれる。
【0008】
クロック等は、1つのPLL回路の発振周波数の分周により生成されることで、1つのPLL回路の分周数の変更で全てのクロック等の周波数の変更が可能である。
【0009】
【従来の技術】
図9に示すような携帯電話装置では、各種の周波数のクロックが用いられており、そのクロック周波数の整数倍が、携帯電話装置の受信周波数に一致すると、その受信周波数を用いた無線チャンネルでは、受信感度劣化や受信レベル測定誤りが発生する。
【0010】
図11は、データバスの同期クロックに10MHzを用いた場合の全受信チャンネルの受信感度を測定した結果を示している。
【0011】
図11に示の如く、10MHzの81倍・82倍・83倍の周波数で感度の著しい劣化が見られる。
【0012】
図10に示すように、特に上下の筐体の接続部のフレキシブルプリント板から輻射し、アンテナで受信される場合が顕著である。
【0013】
図1は、一般的な携帯電話装置のブロック図である。この内の制御部105についての詳細が図7に示されている。
【0014】
図7において、基準CLK発振器1051で14.4MHzの周波数信号が発振され、この周波数信号はPLL回路1053にて、4分周されて、3.6MHzとして、比較基準周波数とされている。
【0015】
電圧制御発振器1055の発振周波数を14分周して、位相比較によりPLL制御を行って、50.4MHzをCPUクロックに用いている。
【0016】
基準CLK1発振器1051で14.4MHzの周波数信号を発振し、PLL回路1054にて、4分周して、3.6MHzとして比較基準周波数としている。
【0017】
電圧制御発振器1056の発振周波数を10分周して、位相比較によりPLL制御を行って、36MHzをDSPクロックに用いている。
【0018】
また図3は表示部110の詳細図である。
【0019】
CPUクロック1201を受け取ったLCDコントローラ1101は、CPUクロックを5分周してデータクロックに用いる。周波数は10.08MHzとなる。
【0020】
撮影部を付加した場合の撮影部の詳細図が図8である。
【0021】
発振子1147は、9MHzを発振し、データクロックに用いる。
【0022】
本発明とほぼ同様の目的を有する他の従来例として、特開2000−244421号公報に開示された技術が挙げられる。
【0023】
この公報に開示された無線通信装置は、所定の受信周波数帯域内で、目的の希望波と目的外の妨害波とを選択的に受信する無線通信装置において、前記希望波が変調波で前記妨害波が無変調波であるときに、受信信号の信号帯域幅を調べることによりこの受信信号が希望波または妨害波の何れであるかを判断する判断手段を具備し、受信信号を、少なくとも1つの周波数変換手段を用いて所定の中間周波数の信号に周波数変換し、この中間周波数の信号を復調して受信データを生成する受信部と、この受信部において信号の電界強度を検出する電界強度検出手段と、局部発振信号を生成して周波数変換手段に供給する局部発振部とを備え、前記判断手段は、電界強度検出手段により局部発振信号が第1の周波数のときの第1の電界強度および所定周波数シフトさせた第2の周波数のときの第2の電界強度を検出し、第1の電界強度と第2の電界強度との差に基づいて受信信号が希望波または妨害波の何れであるかを判断するものである。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、叙上のような周波数構成とすると、
基準比較周波数の3.6MHzの整数倍、
表示部のデータクロック周波数の10.08MHzの整数倍、
撮影部のデータクロック周波数の9MHzの整数倍、
に該当する受信周波数で、感度劣化及び受信レベル測定誤りを惹き起こす不具合が発生する。
【0025】
また、前記公報に開示された従来例は、構造が複雑化する不具合があった。
【0026】
本発明は従来の上記実情に鑑み、従来の技術に内在する上記不具合を解消するためになされたものであり、従って本発明の目的は、簡単な構成により受信周波数で感度劣化及び受信レベル測定誤りの発生を容易かつ的確に除去することを可能とした新規な携帯電話装置を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る携帯電話装置は、アンテナを有する無線部と、該無線部の出力が接続されたアナログベースバンド部と、該アナログベースバンド部に接続されたデジタルベースバンド部と、前記各部を制御する制御手段とを有する携帯電話装置において、前記制御手段は該携帯電話装置で使用されるシステムクロック・バスクロック・CPUクロック等(以下クロック等と略記する)の周波数を、受信周波数に従って変更することを特徴としている。
【0028】
前記制御手段は、前記クロック等の周波数の整数倍が受信周波数に該当する無線チャンネルを利用するときに、前記クロック等の周波数を受信周波数の整数分の1の周波数からずらした周波数に制御を行う。
【0029】
前記クロック等として、数十kHz程度の高次が無線周波数に影響しない周波数を基準周波数として用いたPLL回路方式の発振器により発振した周波数あるいは該周波数を分周した周波数を用いている。
【0030】
前記制御手段は、第1のPLL回路と第1の電圧制御発振器とにより構成された第1のPLL発振器と、第2のPLL回路と第2の電圧制御発振器とにより構成された第2のPLL発振器と、前記第1及び第2のPLL回路に接続され該各PLL回路の分周比の制御を行う制御回路と、該制御回路に基準CLKを供給する基準CLK発生器と、前記制御回路に時計の源クロックを供給すると共に前記第1及び第2のPLL回路にPLLの比較基準周波数として用いる時計CLKを発生する時計CLK発生器と、前記第1の電圧制御発振器と前記制御回路との間に設けられたCPUと、前記第2の電圧制御発振器と前記制御回路との間に設けられたDSPとを備えている。
【0031】
前記基準周波数を前記時計CLKの32.768kHzとすることができる。
【0032】
前記クロック等の周波数の変更は、PLL回路方式の発振器の分周数を変更することで行われる。
【0033】
前記クロック等の周波数の変更は、無線チャンネルを切り替える受信部の局部発振器のPLL回路の周波数を切り替えるときの周波数が所定の範囲に収束するまでの時間内に行われる。
【0034】
前記クロック等の周波数の切替時には、前記クロック等のPLL回路の分周器の分周数の指定の変更は、受信部の局部発振器のPLLの周波数指定のシリアルデータのストローブ信号の立ち上げと同時に行われる。
【0035】
前記クロック等は、1つのPLL回路の発振周波数の分周により生成することで、1つのPLL回路の分周数の変更で全てのクロック等の周波数の変更が可能である。
【0036】
携帯電話システムにおいて、基地局より無線周波数チャンネルを割り当てられたときに該割り当てられた無線周波数チャンネルに従って前記クロック類の周波数は選択的に切り替えわれる。
【0037】
前記第1のPLL回路は時計CLKの32.768kHzを比較基準周波数として前記第1の電圧制御発振器の周波数を1538分周することにより前記第1のPLL発振器は50.397184MHzの周波数信号を出力すると共に、前記制御回路の制御により分周数を1539とされる場合には50.429952MHzの周波数信号を発生し、前記第2のPLL回路は時計CLKの32.768kHzを比較基準周波数として前記第2の電圧制御発振器の周波数を1100分周することにより前記第2のPLL発振器は36.0448MHzの周波数信号を出力すると共に、前記制御回路の制御により分周数を1099とされる場合には36.012032MHzの周波数信号を発生する。
【0038】
前記第1のPLL回路の分周数を1538、前記第2のPLL回路の分周数を1100、CPUクロックを50.397184MHz、DSPクロックを36.0448MHz、データクロックを10.0794368MHzとなるように前記制御回路が前記第1、第2のPLL発振器を制御した場合を第1の周波数関係状態とし、前記第1のPLL回路の分周数を1539、前記第2のPLL回路の分周数を1099、CPUクロックを50.4299524MHz、DSPクロックを36.012032MHz、データクロックを10.0859904MHzとなるように前記制御回路が前記第1、第2のPLL発振器を制御した場合を第2の周波数関係状態とされる。
【0039】
前記第1の周波数関係状態では第1、第2、第3のチャンネルで、前記第2の周波数関係状態では第4、第5、第6のチャンネルでそれぞれ受信感度劣化を惹起し、双方共に異なるチャンネルであることを利用し、前記制御回路は定状状態では前記第1、第2のPLL回路を前記第1の周波数関係状態に設定し、該第1の周波数関係状態で受信感度劣化チャンネルである前記第1、第2、第3のチャンネルを使用するときにのみ前記第2の周波数関係状態に設定する。
【0040】
【発明の実施の形態】
次に、本発明をその好ましい各実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0041】
図1は、本発明による第1の実施の形態の一実施例を示すブロック構成図である。
【0042】
【第1の実施の形態の構成】
図1を参照するに、図9に示すような携帯電話装置において、本発明について図1を用いて説明するに、アンテナ101が無線部102に接続され、無線部102の出力がアナログベースバンド部103に接続され、アナログベースバンド部103は、マイクロホン111とスピーカ112とレシーバ113とデジタルベースバンド部104に接続されている。
【0043】
電池107は、電源部106に接続され、この電源は、電源部106より、無線部102とアナログベースバンド部103とデジタルベースバンド部104と制御部105とキー操作部109と表示部110にそれぞれ供給されている。
【0044】
制御部105は、無線部102とアナログベースバンド部103とデジタルベースバンド部104とキー操作部109と電源部106に接続され、それぞれの制御を行う。
【0045】
また、制御部105は、接続フレキシブルプリント板に接続され、更にバス120により表示部110に接続されている。
【0046】
以上は、従来の携帯電話装置においても同様である。
【0047】
ここで、本発明の第1番目の要点である制御部105の構成について、図2を用いて詳細に説明する。
【0048】
図2は、図1に示された制御部105の一実施例を示すブロック構成図である。
【0049】
図2を参照するに、基準クロック発生器1051は、制御回路1059に接続され、制御回路1059に基準CLKを供給する。
【0050】
時計CLK発生器1052は制御回路1059に接続され、その出力された時計CLKは、時計の源クロックとして用いられると共に、各種タイマのクロックにも用いられる。
【0051】
更に、時計CLK発生器1052から出力される時計CLKは、第1のPLL回路1053と第2のPLL回路1054に供給され、PLL回路1053、1054の比較基準周波数に用いられる。
【0052】
第1のPLL回路1053は、電圧制御発振器1055に接続され、第1のPLL発振器を構成する。
【0053】
電圧制御発振器1055の出力は、CPU1057に接続され、CPU1057にCPUクロックを供給する。
【0054】
CPU1057は、制御回路1059にバス接続され、各種の制御をプログラムに従って行う。
【0055】
制御回路1059は、第1のPLL回路1053に接続され、分周比の制御を行う。
【0056】
第2のPLL回路1054は、電圧制御発振器1056に接続され、第2のPLL発振器を構成する。
【0057】
電圧制御発振器1056の出力は、DSP(Digital Signal
Processor)1058に接続され、DSP1058にDSPクロックを供給する。
【0058】
1055、1056の発振器は、電圧制御発振器で構成してもよいし、電流制御発振器によって構成されても同様の動作が可能である。
【0059】
DSP1058は、制御回路1059にバス接続され、符号化復号化処理などのデジタル信号計算処理を行う。
【0060】
制御回路1059は、第2のPLL回路1054に接続され、分周比の制御を行う。
【0061】
制御回路1059は、外部IOにより、外部回路と接続され、各種の制御を行う。
【0062】
次に本発明の第2番目の要点である制御部105の構成について、図3を用いて詳細に説明する。
【0063】
制御部105は、図1において説明されていると同様に、バス120で表示部110と接続されている。
【0064】
バス120の詳細は、
制御部105は、内部で発生したCPUクロックを接続線1201を通して、LCDドライバ1102に供給し、また、データバス1202により、LCDコントローラ1101と接続されており、各種制御を行う。
【0065】
LCDコントローラ1101は、CPUクロックを分周して、データクロックを作成する。LCDコントローラ1101は、データクロック線1105を介してデータクロックをLCDドライバ1102に供給する。
【0066】
また、LCDコントローラ1101は、データバス1106により、LCDドライバ1102に接続されており、画像情報を伝達する。
【0067】
LCDドライバ1102は、バス1104により、LCDガラス1103に接続され、LCDのセルのドライブを行う。
【0068】
【第1の実施の形態の動作】
次に本発明による一実施の形態の動作について説明する。
【0069】
まず、図2を用いて、制御部105の動作を詳細に説明する。
【0070】
第1のPLL回路1053は、時計CLK発生器1052から出力された時計CLKの32.768kHzを比較基準周波数として、電圧制御発振器1055の周波数を1538分周して、第1のPLL回路1053内の位相比較器に供給する。この位相比較器は、分周された周波数が、比較基準周波数に合致するように、電圧制御発振器1055に制御電圧を供給する。
【0071】
このようにして、第1のPLL回路1053と電圧制御発振器1055とにより構成された第1のPLL発振器は、50.397184MHzの周波数を安定にCPU1057にCPUクロックとして供給する。
【0072】
また、制御回路1059からその制御により、分周数を1539とすると、この場合には、電圧制御発振器1055は50.429952MHzを安定に発振する。
【0073】
第2のPLL回路1054は、時計CLK発生器1052から出力された時計CLKの32.768kHzを比較基準周波数として、電圧制御発振器1056の周波数を1100分周して、第2のPLL回路1054内の位相比較器に供給する。この位相比較器は、分周された周波数が、比較基準周波数に合致するように、電圧制御発振器1056に制御電圧を供給する。
【0074】
このようにして、第2のPLL回路1054と電圧制御発振器1056とにより構成された第2のPLL発振器は、36.0448MHzの周波数を安定にDSP1058にDSPクロックとして供給する。
【0075】
また、制御回路1059からその制御により、分周数を1099とすると、この場合には電圧制御発振器1056は、36.012032MHzを安定に発振する。
【0076】
次に図3を用いて表示部110の動作の詳細を説明する。
【0077】
LCDコントローラ1101は、接続線1201を介して制御部105からCPUクロックを受け取る。LCDコントローラ1101は、CPUクロックを5分周してデータクロックを生成し、データクロック線1105よりLCDドライバ1102に供給し、更にバス1106よりデータを出力して同期型データバスを形成する。
【0078】
以上、説明した本発明による第1の実施の形態の動作を更に具体的に説明する。
【0079】
ここで、第1の状態での周波数関係は、
第1のPLL回路1053の分周数=1538、
第2のPLL回路1054の分周数=1100となるように制御回路1059が各PLL回路1053、1054に制御を行った場合には、
CPUクロック=32.768kHz×1538=50.397184MHz
DSPクロック=32.768kHz×1100=36.0448MHz
データクロック=50. 397184MHz/5=10. 0794368MHzとなる。
【0080】
この場合には、
受信周波数範囲が、810〜828MHzとすると、
CPUクロックの整数倍で、受信周波数となる次数はない。
【0081】
DSPクロックでは、23次が、829.0304MHz(761ch)
となる。
【0082】
となる。
【0083】
従って、この3周波数が、受信感度劣化を惹起する。
【0084】
ここでまた、第2の状態での周波数関係は、
第1のPLL回路1053の分周数=1539、
第2のPLL回路1054の分周数=1099となるように制御回路1059が各PLL回路に制御を行った場合には、
CPUクロック=32.768kHz×1539=50.4299524MHz、
DSPクロック=32.768kHz×1099=36.012032MHz、
データクロック=50.429952MHz/5=10.0859904MHz、
となる。
【0085】
この場合には、
受信周波数範囲が、810〜828MHzとすると、
CPUクロックの整数倍で、受信周波数となる次数はない。
【0086】
DSPクロックでは、23次が、828.2767MHz(731ch)
となる。
【0087】
となる。
【0088】
従って、この3周波数が、受信感度劣化を惹起する。
【0089】
このようにして、第1の状態では、761ch・257ch・660chの3チャンネルが受信感度劣化を惹起し、第2の状態では、731ch・279ch・682chの3チャンネルが受信感度劣化を惹起するが、双方とも異なるチャンネルである。
【0090】
これを回避するために、上記の3CHを使用する場合には、制御回路1059は、定状では、第1の状態の分周数にPLL回路1053とPLL回路1054を設定し、第1の状態での受信感度劣化チャンネルを使用するときにのみ、第2の状態の分周数を設定する。
【0091】
このような制御を行うことで、全てのチャンネルで受信感度劣化を起こすことなく、携帯電話システム制御や通話ができる。
【0092】
更に、周辺レベル検出においても、誤検出を防止することができる。
【0093】
具体的な制御は、携帯電話のチャンネル指定シーケンスにおいて、
1.電源ON時には、制御回路1059は、第1の状態の分周指定を行う。
【0094】
2.制御部105は、無線部102に周波数チャンネル指定を行うチャンネルが、761・257・660の何れであるかを判定する。
【0095】
3.上記判定結果がNoであれば、無線部102への周波数指定と同時に第1の状態の分周数を指定する。
【0096】
判定結果がYesであれば、無線部102への分周数指定と同時に第2の状態の分周数を指定する。
【0097】
無線部102への周波数指定と同時に分周数を指定する方法は、本発明では、無線部102への周波数指定シリアルインターフェイスのストローブ信号の立ち上がりと同時にPLL回路のプログラマブル分周器の分周数レジスタを書き換える。
【0098】
【第2の実施の形態】
次に、本発明による第2の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0099】
図4は、図1に示された本発明による第1の実施の形態に係る携帯電話装置に撮影部114を付加した本発明による第2の実施の形態の携帯電話装置の一実施例を示すブロック構成図である。
【0100】
この第2の実施の形態の場合には、制御部105と撮影部114は、バス121で接続され、撮影部114の制御や、撮影データの受信を行う。
【0101】
図5は、撮影部114の詳細を示すブロック構成図である。
【0102】
図5を参照するに、撮影部114は、カメラ1143と、カメラ制御部1142と、カメラインターフェイス部1141とからなり、カメラインターフェイス部1141には、カメラクロック生成のために、発振子1147とコンデンサ1148とスイッチ1149が接続されている。
【0103】
制御部105は、バス121で撮影部114に接続されている。
【0104】
非同期のデータバス1212は、カメラインターフェイス部1141に接続され、データの受信を行う。
【0105】
カメラインターフェイス部1141は、カメラ制御部1142とデータバス1146とデータクロック1145で接続されている。
【0106】
カメラ制御部1142は、カメラ1143とバス1144で接続され、カメラの制御を行う。カメラ制御部1142は、また、撮影したデータのデータ処理を行う。
【0107】
発振子1147は、スイッチ1149がON時には、9MHzの周波数を発振し、スイッチ1149がOFF時には、9.01MHzの周波数を発振するように、調整されている。この周波数をデータクロックとしても用い、カメラ制御部1142へ供給する。
【0108】
ここで、データクロックが9MHzの場合には、
90倍が810MHz(0ch)、
91倍が819MHz(360ch)、
92倍が828MHz(720ch)に該当し、やはり、
この受信周波数のチャンネルで受信感度劣化を惹起する。
【0109】
そこで、このチャンネルを使用する場合には、制御部105は、撮影部114にクロック変更データを送出して、制御を行う。
【0110】
クロック変更データを受け取った撮影部114は、カメラインターフェイス部1141がスイッチ1149をOFFとして、発振周波数を9.01MHzとする。
【0111】
データクロックが9.01MHzであれば、
90倍が810.09MHz(4ch)、
91倍が819.91MHz(396ch)、
となる。
【0112】
従って、上記の0ch・360ch・720chでは、受信感度劣化を発生しなくなる。
【0113】
図5に示された本発明による第2の実施の形態を更に改善した構成を図6に示す。
【0114】
図6を参照するに、制御部105は、CPUクロック1211をカメラインターフェイス部1141に供給する。
【0115】
カメラインターフェイス部1141は、この周波数を6分周して、データクロック1145に用いる。
【0116】
この場合にも、受信感度劣化を惹起するチャンネルが発生するが、該当するチャンネルで、CPUクロックの周波数を変更することで回避される。
【0117】
この図6に示された構成の方が、図5に示された構成に比較して、回路が単純であるという効果が得られる。
【0118】
また、PLLの分周数を変更するのではなく、比較基準周波数を変更することでも、同様の効果を得ることができる。
【0119】
例えば、基準周波数の14.4MHzの4分周の3.6MHzをPLLの基準比較周波数とすると、225次が、810MHzとなるが、14.4MHzの3分周の4.8MHzをPLLの基準比較周波数とすることで、4.8MHzの整数倍が810MHzとなることはなくなる。
【0120】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成され、作用するものであり、本発明によれば以下に示すような効果が得られる。
【0121】
クロック類の周波数の整数倍の周波数が受信周波数となるチャンネルでも、受信感度劣化がなく、良好な受信ができると共に、受信レベル測定を正確に実施することができる。
【0122】
その理由は、クロック類の周波数の整数倍に該当するチャンネルを指定する場合には、クロック類の周波数を変更するからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施の形態を示し、本発明が適用される一般的な携帯電話装置のブロック構成図である。
【図2】本発明による第1の実施の形態を示し、本発明の要部である制御部の一実施例を示すブロック構成図である。
【図3】本発明による第1の実施の形態を示し、本発明の要部である制御部の機能例を示すブロック構成図である。
【図4】本発明による第2の実施の形態を示し、上記第1の実施の形態に撮影部を付加した場合におけるブロック構成図である。
【図5】図4における撮影部の詳細を示すブロック構成図である。
【図6】図5の改良型変形例を示すブロック構成図である。
【図7】従来技術による制御部のブロック図である。
【図8】従来技術による撮影部のブロック図である。
【図9】本発明が適用される開閉型携帯電話装置の開状態における外観を示す正面図である。
【図10】(a)は図9に示された開閉型携帯電話装置の閉状態の概略側面図、(b)は開状態の概略側面図である。
【図11】全受信チャンネルの受信感度を示す特性曲線図である。
【符号の説明】
101…アンテナ
102…無線部
103…アナログベースバンド部
104…デジタルベースバンド部
105…制御部
106…電源部
107…電池
109…キー操作部
110…表示部
111…マイクロホン
112…スピーカ
113…レシーバ
114…撮影部
120…バス
121…バス
1051…基準CLK発生器
1052…時計CLK発生器
1053…PLL回路
1054…PLL回路
1055…電圧制御発振器
1056…電圧制御発振器
1057…CPU
1058…DSP
1059…制御回路
1101…LCDコントローラ
1102…LCDドライバ
1103…LCDガラス
1104…バス
1105…データクロック線
1106…データバス
1141…カメラインターフェイス部
1142…カメラ制御部
1143…カメラ
1145…データクロック
1147…発振子
1148…コンデンサ
1149…スイッチ
1201…CPUクロック接続線
1202…データバス
1212…データバス
Claims (3)
- アンテナを有する無線部と、該無線部の出力が接続されたアナログベースバンド部と、該アナログベースバンド部に接続されたデジタルベースバンド部と、該携帯電話装置で使用される各種クロックの周波数の整数倍が受信周波数に該当する無線チャンネルを利用するときに、前記クロックの周波数を受信周波数の整数分の1の周波数からずらした周波数に制御を行い、前記クロックとして数十kHz程度の高次が無線周波数に影響しない周波数を基準周波数として用いたPLL回路方式の発振器により発振した周波数あるいは該周波数を分周した周波数を用いるように前記各部を制御する制御手段とを有する携帯電話装置であって、前記クロックの周波数を、受信周波数に従って変更する携帯電話装置において、
前記クロックの周波数の変更は、無線チャンネルを切り替える受信部の局部発振器のPLL回路の周波数を切り替えるときの周波数が所定の範囲に収束するまでの時間内に行うことを特徴とする携帯電話装置。 - 前記クロックの周波数の切替時には、前記クロックのPLL回路の分周器の分周数の指定の変更は、受信部の局部発振器のPLLの周波数指定のシリアルデータのストローブ信号の立ち上げと同時に行うことを更に特徴とする請求項1に記載の携帯電話装置。
- 前記クロックは、1つのPLL回路の発振周波数の分周により生成することで、1つのPLL回路の分周数の変更で全てのクロックの周波数の変更が可能であることを更に特徴とする請求項1に記載の携帯電話装置。
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