JP3663119B2 - 通気機能付き扉 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、通気機能を有する扉に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、特開2000−8726号公報や特開平11−30067号公報に記載されているように、扉にガラリ(通風部材)を設けて、通気性を持たせたものは周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の構造では、ガラリが室内外に露出されており、美観が悪いという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その第1の特徴は、(イ)開口を有する扉本体と、(ロ)複数の通気孔を有し、上記開口に嵌め込まれた通風部材と、(ハ)この通風部材の室外側又は室内側に離間して配置され、通風部材を覆う化粧板とを備え、この化粧板と上記扉本体との間に隙間が形成され、この隙間が、上記化粧板と上記通風部材との間の通風路を介して、上記通気孔に連なっていることにある。これによって、通風部材を見えないようにすることができ、扉の美観を向上させることができる。
【0005】
本発明の第2の特徴は、上記第1の特徴において、上記化粧板が上下に延びており、上記隙間が、この化粧板の左右の縁と上記開口の左右の縁との間に、一対をなして上下に細く延びていることにある。これによって、扉の美観をより向上させることができる。
【0006】
本発明の第3の特徴は、上記第2の特徴において、上記開口の左右の縁には、上記化粧板から左右に離れて上記通風部材を固定するための一対の縦枠材が設けられ、これら縦枠材と上記化粧板とによって上記隙間が形成されていることにある。これによって、扉の美観をより一層高めることができる。
【0007】
本発明の第4の特徴は、上記第1の特徴において、上記化粧板が、上記通風部材を挟んで室外側と室内側に一対設けられていることにある。これによって、扉の両側の美観を高めることができる。
【0008】
本発明の第5の特徴は、上記第4の特徴において、上記通風部材に、上記通気孔を開閉する作動板が設けられ、上記室内側の化粧板に、上記作動板に連結された操作つまみが設けられていることにある。これによって、換気を許容したり、遮断したりすることができる。
【0009】
本発明の第6の特徴は、上記第1〜第5の特徴の何れかにおいて、上記通風部材に断熱材を設けたことにある。これによって、結露の防止及び冷暖房効率の向上を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は本発明を適用した玄関扉1を示したものである。この玄関扉1は、扉本体10と、換気装置20とを備えている。扉本体20の下部には、長方形の開口11が形成されている。この開口11に換気装置20が嵌め込まれている。
【0011】
図1〜図4に示すように、換気装置20は、開口11の縁に取り付けられた支持枠21と、この支持枠21に支持された通気ユニット30とを備えている。支持枠21は、アルミ型材からなる縦枠材21a〜21d、横枠材21e〜21hで構成されている。これら枠材21a〜21hが、開口11の各縁に2つずつ、屋外側(室外側)と室内側に対向して配されている。開口11の左右の縁の屋外側に配された縦枠材21a,21bは、円柱形状の装飾を有して、開口11より上下に突出し、扉本体10の屋外側の面に沿って長く延びている。
【0012】
通気ユニット30は、通風板31(通風部材)と、この通風板31の屋外側の面に添わされた作動板32とを有している。通風板31は、長方形の鋼板からなり、複数の通気孔31aが上下に等間隔置きに形成されている。この通風板31の室内側の面には、断熱材33が貼り付けられている。断熱材33には、通風板31の通気孔31aに対応する複数の通気孔33aが形成されている。これら通風板31及び断熱材33の周縁部が、屋外側と室内側の枠材21a〜21hによって挟持されている。通風板31と屋外側の枠材21a,21b,21e,21gとの間には、シール部材22が介在されている。
【0013】
作動板32は、通風板31より小さい長方形の鋼板からなり、通風板31の通気孔31aに対応する複数の通気孔32aが形成されている。作動板32は、通風板31に設けた4つのスライドガイド34によって上下にスライド可能に支持されている。図4に示すように、作動板32が下限(開位置)に位置しているときは、その通気孔32aが通風板31の通気孔31aと一致し、通気孔31aが全開状態になる。図5に示すように、作動板32が上限(閉位置)に位置しているときは、通気孔31aが閉塞される。
【0014】
作動板32には、操作つまみ40が連携されている。操作つまみ40は、作動板32にボルト締めされるとともに通風板31及び断熱材33を貫通するジョイントブロック42と、このジョイントブロック42の一対の連結ボス42aに連なるつまみ本体41とを有している。このつまみ本体41によって、作動板32を上下動させ、ひいては通気孔31aを開閉させることができるようになっている。図5に示すように、つまみ本体41には、上限位置(通気孔31aを閉じた状態)を維持するためのロック部材43、及びそのロック状態を解除するための押しボタン44(解除部材)からなるロック機構が設けられているが、本発明の要旨ではないので、その具体的説明は割愛する。
【0015】
図1〜図4に示すように、玄関扉1の換気装置20は、通気ユニット30を挟んで屋外側と室内側に配された一対の化粧板23,24を備えている。これら化粧板23,24によって通気ユニット30が覆われている。
【0016】
屋外側の化粧板23は、開口11より上下に長く延び、その上端は郵便受け1aに達し、その下端は扉本体10の下端と面一になっている。この化粧板23は、開口11の上下の縁に添う横枠材21e,21gに、水平ブリッジ25を介して連結されている。化粧板23は、作動板32から離間して配置され、化粧板23と通気ユニット30との間に通風路20aが形成されている。化粧板23の左右に離れて上記縦枠材21a,21bが配されている。これら化粧板23と左右の縦枠材21a,21bとの間には、上下に細く延びる一対の隙間20bが形成されている。これら隙間20bを介して通風路20aが屋外に連なっている。
【0017】
なお、図1に示すように、開口11より上側及び下側における化粧板23と縦枠材21a,21bとの間には、隙間20bと同じ色調にするための黒色のカモフラージュ板26が設けられている。
【0018】
図2〜図4に示すように、室内側の化粧板24は、ブラケット27を介して通気ユニット30に連結されている。この化粧板24は、断熱材33から離間して配置され、これら化粧板24と断熱材33との間に通風路20cが形成されている。化粧板24の上端及び下端は、横枠材21f,21hに接している。一方、化粧板24の左右縁と縦枠材21c,21dとの間には、上下に延びる一対の隙間20dが形成されている。これら隙間20dを介して通風路20cが室内に連なっている。
【0019】
なお、化粧板24には、上記操作つまみ40の連結ボス42aを上下スライド可能に挿通する一対のスライド孔24bが形成され、この化粧板24の室内側に、つまみ本体41が配されている。また、化粧板24には、操作つまみ40が上限位置の時、ロック部材43が嵌り込むロック孔24aが形成されている。
【0020】
作用を説明する。
図3の矢印で示すように、通気孔31aが開いているときは、玄関扉1の屋外側と室内側とが、隙間20b、通風路20a、通気孔33a,31a,32a、通風路20c、及び隙間20dを介して連通する。これによって、屋外と室内の換気を行うことができる。
通気孔31a,32a,33aを有する通気ユニット30は、化粧板23,24で覆われているので、玄関扉1の美観が損なわれることはない。特に、化粧板23,24は屋外側にも室内側にも設けられているので、何れの側の美観をも確保することができる。
屋外に連なる隙間20bが化粧板23の左右の縁に沿って上下に細長く延びることによって、すっきりしたデザインにすることができる。さらに、隙間20bが縦枠材21a,21bと並んで見えることによって、装飾性を高めることができる。室内側の隙間20dについても同様である。
通風板31には、断熱材33が設けられているので、結露を防止することができる。また、室内の冷暖房時に冷熱や暖熱が屋外に漏れないようにすることができ、冷暖房効率を高めることができる。
【0021】
本発明は、上記実施の形態に限定されず、種々の改変が可能である。
例えば、通風部材は、ガラリでもよい。
作動板は、水平にスライドしてもよく、回転してもよい。操作つまみも同様である。
本発明の扉は、玄関扉に限定されない。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の第1の特徴によれば、通風部材を化粧板で覆うことができ、換気機能付き扉の美観を高めることができる。
本発明の第2の特徴によれば、隙間が上下に細長く延びることによってすっきりしたデザインにすることができ、扉の美観をより高めることができる。
本発明の第3の特徴によれば、隙間が縦枠材と並んで見えることによって、扉の美観をより一層高めることができる。
本発明の第4の特徴によれば、通風部材を室内外から見えないようにすることができ、扉の両側の美観を高めることができる。
本発明の第5の特徴によれば、換気を許容したり遮断したりすることができる。
本発明の第6の特徴によれば、通風部材の結露を防止することができる。また、室内の冷暖房時に冷熱や暖熱が屋外に漏れないようにすることができ、冷暖房効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る玄関扉を、屋外側から見た図である。
【図2】上記玄関扉の要部を、室内側から見た図である。
【図3】上記玄関扉を、通気孔が開いた状態で示す図1のIII−III線に沿う水平断面図である。
【図4】上記玄関扉を、通気孔が開いた状態で示す図1のIV−IV線に沿う縦断面図である。
【図5】図4において、通気孔が閉じた状態での縦断面図である。
【符号の説明】
1 玄関扉
11 開口
20a,20c 通風路
20b,20d 隙間
21a,21b 縦枠材
21c,21d 縦枠材
23,24 化粧板
31 通風板(通風部材)
31a 通気孔
32 作動板
33 断熱材
40 操作つまみ
Claims (6)
- (イ)開口を有する扉本体と、
(ロ)複数の通気孔を有し、上記開口に嵌め込まれた通風部材と、
(ハ)この通風部材の室外側に離間して配置され、通風部材を覆う化粧板とを備え、
この化粧板と上記扉本体との間に隙間が形成され、この隙間が、上記化粧板と上記通風部材との間の通風路を介して、上記通気孔に連なっており、
上記化粧板が上記開口より延び出ており、
この化粧板における上記開口より延び出た部分の縁に沿って、上記隙間と色調を同じくするカモフラージュ板が設けられていることを特徴とする通気機能付き扉。 - 上記カモフラージュ板の室外側の面が、黒色であることを特徴とする請求項1に記載の通気機能付き扉。
- 上記化粧板が上下に延びており、
上記開口の左右の縁には、上記化粧板から左右に離れて上記通風部材を固定するための一対の縦枠材が上記開口より上下に長く延びるように設けられ、これら縦枠材と上記化粧板とによって上記隙間が形成されており、
上記化粧板及び縦枠材における上記開口より延び出た部分どうしの間に、上記カモフラージュ板が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の通風機能付き扉。 - 上記通風部材の室内側に離間して通風部材を覆う他の化粧板を備え、この室内側の化粧板と上記扉本体との間にも隙間が形成され、この隙間が、上記室内側の化粧板と上記通風部材との間の通風路を介して、上記通気孔に連なっていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の通風機能付き扉。
- 上記通風部材に、上記通気孔を開閉する作動板が設けられ、上記室内側の化粧板に、上記作動板に連結された操作つまみが設けられていることを特徴とする請求項4に記載の通風機能付き扉。
- 上記通風部材に断熱材を設けたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の通風機能付き扉。
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| JP2000244426A JP3663119B2 (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | 通気機能付き扉 |
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