JP3663316B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学走査系を移動して原稿を読み取って画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来例(1)として特許登録第2656171号公報には、拡大時の連続コピーモード時の複写時間を短縮するために、所定の第1倍率より大きな倍率で連続コピーを行うときには、2枚目以降の光学系走行体の走査開始位置を第1倍率でコピーを行うときの走査開始位置より原稿走査開始位置(リードエッジ)に近づける方法が提案されている。
【0003】
また、他の従来例(2)として特開平5−14609号公報には、同じく拡大時の連続コピーモード時の複写時間を短縮するために、イメージングユニット(光学系走行体)が読み取り倍率に応じて階段状に規則的な加減速を行う台形プロファイルを作って駆動する駆動手段を備え、読み取り倍率に応じてホームポジションの位置を変更してスキャンを行う方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、中間転写ベルト上で各色のトナー像を位置合わせしながら重畳してフルカラーを形成する複写機では、中間転写ベルトに設けられたベルトマークを検出して発行されるベルトマークフレームゲート信号MFGATEを基準にして、スキャナモータのスタートや画像取り込みフレームゲート信号IFGATEを発行することにより中間転写ベルト上で各色のトナー像を位置合わせする場合に高速連続コピーを実現するためには、光学走査系が移動を開始した後、目標速度で画像読み取り先端(リードエッジ)に到達するまでの時間LEを短縮し、また、光学走査系がホームポジションに戻るまでの「リターン時間」を短縮することが重要である。
【0005】
特に等倍時より、拡大時には光学走査系の走査速度が低速であることからこの時間LEが長くなるので、リターン時間の短縮が一層重要となる。また、縮小時には、光学走査系の走査距離が大きくなることからリータン時間が長くなるので、やはりリターン時間の短縮が重要となる。なお、このために、モータの速度を速くすることは、トルク増に伴うコストアップや騒音などの弊害により好ましくない。そこで、光学走査系が移動を開始した後、目標速度でリードエッジに到達するまでの距離とリターン距離を短縮することにより、時間LEとリターン時間を短縮することが望まれる。
【0006】
しかしながら、上記の従来例(1)(2)では、拡大時の連続読み取り時にのみホームポジションを変更するので、等倍時には高速化することができないという問題点がある。
【0007】
本発明は上記従来例の問題点に鑑み、原稿を複数回読み取ってフルカラー画像を形成する場合に等倍時及び拡大・縮小変倍時ともに高速化することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の手段は上記目的を達成するために、原稿を複数回読み取ってフルカラー画像を形成する画像形成装置において、原稿の副走査方向に移動して原稿を走査する走査光学系と、原稿の1回目の読み取り時前に変倍率、原稿サイズの少なくとも1つを含む原稿読み取りに必要なデータを読み取り、前記走査光学系による前記複数回の読み取り動作を行うための各回のモータプロファイルパターンを演算し、記憶する演算手段とを備え、前記演算手段は、原稿の1回目の読み取り時に前記光学系の移動がホームポジションから開始し、2回目以降の読み取り時に前記走査光学系の移動が前記ホームポジションより原稿に近い位置から開始するように前記モータプロファイルパターンを演算し、記憶することを特徴とする。
【0009】
第2の手段は、第1の手段において、前記走査光学系のリターン動作終了時に、記憶されている次の読み取り動作のモータプロファイルパターンに切り替える切換手段を備えていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明に係る画像形成装置の一実施形態としてカラー複写機を示す構成図、図2は図1のカラー複写機を示すブロック図、図3は中間転写ベルト上に1枚分のフルカラー画像を形成する場合の主要信号を示すタイミングチャート、図4は中間転写ベルト上に2枚分のフルカラー画像を形成する場合の主要信号を示すタイミングチャート、図5はモータプロファイルを示すタイミングチャート、図6はカラー複写機内の通信シーケンスとモータプロファイル切り替えタイミングを説明するためのタイミングチャートである。
【0012】
図1において、コンタクトガラス101上の不図示の原稿が光学走査系102により走査されてイメージセンサ103により読み取られる。光学走査系102は副走査方向(図面の左右方向)に移動可能である。イメージセンサ103により読み取られた画像信号は画像処理された後、レーザ書き込みユニット104により光学変調されて感光体ドラム105に照射され、これにより感光体ドラム105が1回転する毎に、帯電器106により予め一様に帯電された感光体ドラム105の表面に黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の1つの潜像が選択的に形成される。
【0013】
感光体ドラム105上の各色の潜像は現像器107によりトナーにより現像された後、中間転写ベルト108上で位置合わせされて重畳され、これによりフルカラー画像が形成される。中間転写ベルト108上のフルカラー画像は用紙Pに転写され、用紙P上のフルカラー画像は定着器109により定着される。ここで、中間転写ベルト108には各色のトナー像を位置合わせするためにベルトマーク(不図示)が設けられている。また、中間転写ベルト108の長さは、一例としてレター横サイズ2枚分+作像余裕分を有する。
【0014】
図2は図1に示す複写機を機能的に示している。中間転写手段2は中間転写ベルト108上に複数色(ここでは4色)のトナー像を転写し、中間転写ベルト108は複数枚(ここではレター横サイズ2枚分)のトナー像を長さ方向に配列して転写可能な長さを有する。回転位置検知信号発生手段5は中間転写ベルト108の回転方向の位置を検出するために、中間転写ベルト108上のベルトマークを検出して回転位置検知信号4を発生し、これを作像基準信号発生手段7に印加する。作像基準信号発生手段7は回転位置検知信号4が入力すると、スキャンタイミングを調整するための所定時間の経過後に作像基準信号MFGATEを発生してこれを露光走査制御手段12とゲート信号発生手段18に印加する。
【0015】
露光走査制御手段12は作像基準信号MFGATEを基準にして、所定時間の経過後に所定の動作(モータプロファイル)で画像読み取り手段11の露光走査を開始させる。ゲート信号発生手段18は作像基準信号MFGATEを基準にして、光学走査系102が基準スタート位置(ホームポジション)から原稿先端(リードエッジ)に到達するまでの所定時間の経過後に、原稿の有効走査領域に対応する所定時間だけ有効な書き込み基準ゲート信号OFGATEと画像読み取りゲート信号IFGATEをそれぞれ書き込み手段22と画像処理手段27に印加する。
【0016】
画像読み取り手段11は光学走査系102がホームポジションに位置することを検出する手段を有し、また、コンタクトガラス101上の原稿を光学走査系102により走査を開始してイメージセンサ103により光電変換し、読み取り画像信号を画像処理手段27に送る。画像処理手段27はこの読み取り画像信号を画像読み取りゲート信号IFGATEが有効な間、作像色画像信号に変換して書き込み手段22に送る。書き込み手段22はこの作像色画像信号に基づいて書き込み基準ゲート信号OFGATEが有効な間、レーザ書き込みユニット104を制御して作像を行う。作像シーケンス制御手段29はこれらの作像シーケンスを制御する。
【0017】
読み取りシーケンス制御手段26は読み取りシーケンスを管理、制御するために露光走査制御用演算設定手段14と、ゲート信号発生制御用演算設定手段19と画像読み取り手段内通信手段23を有する。露光走査制御用演算設定手段14は露光走査開始時間と動作を演算し、また、ゲート信号発生制御用演算設定手段19は画像読み取りゲート信号IFGATEの開始時点と幅を演算する。画像読み取り手段内通信手段23はメイン通信手段21を介してシステム制御手段24との間で画像読み取り用の各種条件を通信する。
【0018】
操作部制御手段20とメイン通信手段21は、露光走査制御用演算設定手段14及びゲート信号発生制御用演算設定手段19が各演算を行うために必要な読み取り原稿サイズや、画像形成倍率や、フルカラー/シングルカラーモード等の各種条件を、ユーザによる操作部の設定条件に応じて通信する。システム制御手段24は上記の手段を統括的に管理、制御する。
【0019】
図3はレター横サイズ2枚分のトナー像を長さ方向に配列して転写可能な長さを有する中間転写ベルト108に対して、等倍時に1枚分のみの4色(KCMY)を転写する場合の動作を示している。図3において、中間転写ベルト108が1回転する毎に発生する回転位置検知信号4を基準にして作像基準信号MFGATEが1回発生し、作像基準信号MFGATEを基準にして光学走査系102がホームポジションからリードエッジに到達するための所定時間の経過後に、原稿の有効走査領域に対応する所定時間だけ書き込み基準ゲート信号OFGATE(及び画像読み取りゲート信号IFGATE)が1回発生して、4回分の書き込み基準ゲート信号OFGATEを基準にしてそれぞれ1枚分の4色(KCMY)が現像されて中間転写ベルト108上で位置合わせされて重畳される。
【0020】
図4は中間転写ベルト108に対して、等倍時に2枚分の4色(KCMY)を転写する場合の動作を示している。図4において、中間転写ベルト108が1回転する毎に発生する回転位置検知信号4を基準にして作像基準信号MFGATEが2回発生し、作像基準信号MFGATEを基準にして光学走査系102がホームポジションからリードエッジに到達するための所定時間の経過後に、原稿の有効走査領域に対応する所定時間だけ書き込み基準ゲート信号OFGATE(及び画像読み取りゲート信号IFGATE)が2回発生して、2×4=8回分の書き込み基準ゲート信号OFGATEを基準にしてそれぞれ2枚分の4色(KCMY)が現像されて中間転写ベルト108上で位置合わせされて重畳される。そして、2枚以上のリピートコピーの場合にはこれをリピート枚数だけ繰り返す。
【0021】
図5は中間転写ベルト108に対して1枚分のみの4色(KCMY)を転写する場合の動作をさらに詳しく示している。図5はフルカラー画像を形成するために、原稿を4回(Ptn1、Ptn2、Ptn3、Ptn4)走査することを示している。図5における各記号を以下に示す。
【0022】
・t_LE:通常のホームポジションからリードエッジに到達するまでの光学走査系102の駆動時間
・t_SCN:原稿の先端(リードエッジ)から後端までの光学走査系102の駆動時間
・t_RTN:原稿後端から通常のホームポジションへのリターンが終了するまでの光学走査系102の駆動時間
・t_WAIT:作像基準信号MFGATEのアサート後、光学走査系102がスタートするまでの待機時間
また、駆動時間t_LE’は2〜4回目の読み取り時(Ptn2〜Ptn4)におけるホームポジションからリードエッジに到達するまでの光学走査系102の駆動時間を示し、駆動時間t_RTN’は、1〜3回目の読み取り時(Ptn1〜Ptn3)におけるリターン時間を示す。図5に示すように、1〜3回目の読み取り時(Ptn1〜Ptn3)におけるリターン時には、通常のホームポジションまで戻らずに手前(通常のホームポジションとリードエッジの間)でリターンを終了する。
【0023】
また、このリターン中には、次の色を作像するための作像基準信号MFGATEがアサート(発行)され、この作像基準信号MFGATEから時間t_LEの経過後に画像読み取りゲート信号IFGATEがアサートされる。また、この画像読み取りゲート信号IFGATEのアサート時点において光学走査系102がリードエッジに到達するタイミングになるように、作像基準信号MFGATEのアサート時点から待機時間t_WAITの経過後に光学走査系102がスタートする。
【0024】
図6は上記の処理を行うためのシステム制御手段24と読み取りシーケンス制御手段26の通信シーケンスを示している。まず、1回目の読み取り時(Ptn1)前にシステム制御手段24は変倍率、原稿サイズ、フルカラー/シングルカラーなどの原稿読み取りに必要なプロセスデータを読み取りシーケンス制御手段26に送り、読み取りシーケンス制御手段26はこのプロセスデータに基づいて4回分(Ptn1、Ptn2、Ptn3、Ptn4)のモータプロファイルを演算し、これを内部メモリにセットする。次にシステム制御手段24から読み取りシーケンス制御手段26に対して、1回目(Ptn1)のモータプロファイルの選択を指示すると読み取りシーケンス制御手段26がこの選択指示に基づいて1回目Ptn1のモータプロファイルを選択し、これに基づいて作像基準信号MFGATEをアサート等し、また、スキャナモータを駆動する。
【0025】
読み取りシーケンス制御手段26は1回目(Ptn1)の画像読み取りゲート信号IFGATEをネゲートすると、「画像読み取り終了」をシステム制御手段24を送り、システム制御手段24はこれに応答して2回目Ptn2のモータプロファイルの選択指示を読み取りシーケンス制御手段26に指示する。この場合、読み取りシーケンス制御手段26はこの選択指示を受け取っても、未だスキャナモータが動作中であるので即座にモータプロファイルを切り替えずに、リターン終了時にモータプロファイルを切り替える。図6では作像基準信号MFGATEが既にアサートされているので、待機時間t−WAITの経過後に2回目Ptn2のモータプロファイルの動作を開始している。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、モータプロファイルパターンに基づいて動作させることにより、等倍時及び拡大・縮小変倍時ともに高速化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施形態としてカラー複写機を示す構成図である。
【図2】図1のカラー複写機を示すブロック図である。
【図3】中間転写ベルト上に1枚分のフルカラー画像を形成する場合の主要信号を示すタイミングチャートである。
【図4】中間転写ベルト上に2枚分のフルカラー画像を形成する場合の主要信号を示すタイミングチャートである。
【図5】モータプロファイルを示すタイミングチャートである。
【図6】カラー複写機内の通信シーケンスとモータプロファイル切り替えタイミングを説明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
21 読み取り手段
24 システム制御手段
26 読み取りシーケンス制御手段
102 走査光学系
Claims (2)
- 原稿を複数回読み取ってフルカラー画像を形成する画像形成装置において、
原稿の副走査方向に移動して原稿を走査する走査光学系と、
原稿の1回目の読み取り時前に変倍率、原稿サイズの少なくとも1つを含む原稿読み取りに必要なデータを読み取り、前記走査光学系による前記複数回の読み取り動作を行うための各回のモータプロファイルパターンを演算し、記憶する演算手段と、
を備え、
前記演算手段は、原稿の1回目の読み取り時に前記光学系の移動がホームポジションから開始し、2回目以降の読み取り時に前記走査光学系の移動が前記ホームポジションより原稿に近い位置から開始するように前記モータプロファイルパターンを演算し、記憶することを特徴とする画像形成装置。 - 前記走査光学系のリターン動作終了時に、記憶されている次の読み取り動作のモータプロファイルパターンに切り替える切換手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10950799A JP3663316B2 (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10950799A JP3663316B2 (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 画像形成装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000307812A JP2000307812A (ja) | 2000-11-02 |
| JP3663316B2 true JP3663316B2 (ja) | 2005-06-22 |
Family
ID=14512029
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10950799A Expired - Fee Related JP3663316B2 (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3663316B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4533239B2 (ja) * | 2005-05-24 | 2010-09-01 | キヤノン株式会社 | 画像読取装置および画像形成装置 |
-
1999
- 1999-04-16 JP JP10950799A patent/JP3663316B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
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| JP2000307812A (ja) | 2000-11-02 |
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