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JP3664583B2 - 水中機器における窓部材の取付構造 - Google Patents
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JP3664583B2 - 水中機器における窓部材の取付構造 - Google Patents

水中機器における窓部材の取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水中機器における窓部材の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マリンレジャー施設、大規模水族館などの遊戯施設において、観光客が車両に乗ったまま水中に潜り、周囲を観覧するための水陸両用車が、既に、提案されている。
【0003】
ところで、図5および図6に示すように、水陸両用車の車両本体51の両側部には、案内レール52に案内される走行車輪53が設けられ、また車両本体51の前部には観覧室54が形成されるとともに後部空間室55には走行車輪53の駆動制御部およびエアータンクなどが備えられている。
【0004】
そして、上記車両本体51の観覧室54に対応する前方部分には、透明な窓部材56が設けられており、図6に示すような、取付構造57にされていた。
すなわち、車両本体51の窓部材56を取り付けるための取付枠部61には、窓部材56の周縁部を挿入するための溝部62が形成されており、水密を保つために、溝部62に窓部材56の周縁部を挿入した後、合成樹脂(例えば、エポキシ樹脂が使用される)などからなる接着材(またはコンクリート)63が充填されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の取付構造によると、窓部材56が取付枠部61に接着材63で固定されるため、窓部材56を交換する場合、簡単に取り外すことができないという問題があり、また窓部材56が曲面形状である場合には、取付枠部61の溝部62への窓部材56の嵌め込み作業が困難になるという問題もあった。
【0006】
そこで、本発明は、水中機器において、窓部材の取付枠部への着脱作業を容易に行い得る取付構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の窓部材の取付構造は、水中機器における窓部材の取付枠部への取付構造であって、上記取付枠部の外面に形成された切欠部に、周縁部がU字状パッキン材で覆われた窓部材を配置するとともに、このパッキン材の外面に押え部材を配置し、連結具を、上記押え部材、パッキン材および窓部材を挿通させることにより、上記窓部材を取付枠部に取り付け、上記パッキン材の連結具の挿通用穴部の両側位置でかつ押え部材に沿う方向で、シール用の突条部を形成したものである。
【0008】
上記構成によると、窓部材の取付枠部への取り付けは、連結具を介して行われるため、その取付けおよび取外し作業を容易に行うことができる。勿論、窓部材と取付枠部との間は、U字状のパッキン材によりシールが行われるとともに、パッキン材に形成される連結具の挿通用穴部の上下に2本の突条部を設けているので、シールについても支障はない。
【0009】
また、本発明の他の窓部材の取付構造は、上記構成における連結具をボルトおよびナットにより構成するとともに、水中機器の外面側に配置されるボルトまたはナットと押え部材との間にパッキン材を配置したものであり、さらに上記構成における連結具をボルトおよびナットにより構成するとともに、水中機器の外面側に配置されるボルトまたはナットの外面をカバー体で覆い、かつこのカバー体と押え部材との間にパッキン材を配置したものであり、これらの構成により、ボルトの挿通部分でのシールを確実に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態における水中機器における窓部材の取付構造を、図1〜図4に基づき説明する。
【0011】
図1において、1は例えばマリンレジャー施設に設けられる水中観覧用の観覧車両(水中機器の一例)で、その車両本体2の底部に設けられた走行車輪3が陸上と水中とに亘って設けられた案内レール4に案内されて、走行するようにされている。
【0012】
上記車両本体2の前部には観覧室5が設けられ、またその下部には走行車輪3の駆動制御部(図示せず)が設けられるとともに後部空間室6には出入用扉などが設けられるとともに他の機器が配置される機器格納部とされている。
【0013】
そして、上記車両本体2の観覧室5はガラス製または合成樹脂製の透明な窓部材11により覆われて、ここから水中を観覧できるようにされており、またこの窓部材11の車両本体2へ取り付けは、取付枠部12を介して行われており、以下、この取付構造について説明する。
【0014】
すなわち、図2に示すように、上記取付枠部12の外面側には、全周に亘って横断面形状が矩形状の切欠部21が形成されるとともに、この切欠部21の内周側の下部には、テーパ状溝部22が形成されている。なお、このテーパ状溝部22の底面は、内面側Aに対して外面側Bの方が下方に位置するように傾斜されている。
【0015】
そして、窓部材11の全周縁部には、断面がU字状のパッキン材23がその縁部を覆うように取り付けられ、この状態で、パッキン材23の外面から細長い板状の押え板(押え部材)24を押し当てて、複数個の連結具、例えば六角穴付ボルト25およびシンシートナット26を介して、窓部材11が取付枠部12に一体的に取り付けられる。勿論、上記押え板24は、窓部材11の全周縁部に亘って配置されるとともに、上記押え板24、窓部材11、パッキン材23および取付枠部12側には、ボルト25の挿通用穴部24a,11a,23a,12aがそれぞれ所定ピッチ置きに複数個づつ形成されており、また押え板24の外面側には、ボルト25の頭部を収納し得るボルト用凹状部27が形成されるとともに、取付枠部12の内面側には、ナット26を収納し得るナット用凹状部28が形成されている。
【0016】
さらに、図3に示すように、上記パッキン材23のボルト挿通用穴部23aの上下位置には、全周縁に沿って2本の突条部23bが形成されるとともに、この2本の突条部23bに対応する窓部材11、押え板24および取付枠部12の各表面には、上記突条部23bを挿入し得る溝状部11b,24b,12bがそれぞれ形成されており、これらをボルト・ナットにて一体化することにより、O−リングと同じ止水機能が発揮される。
【0017】
そして、上記ボルト25の頭部を覆うためのキャップ(カバー体)29および袋ナット(カバー体)30が具備されるとともに、この部分からの水の浸入を防止するために、それぞれパッキン材が具備されている。
【0018】
すなわち、上記キャップ29および袋ナット30が取り付けられる際に、それぞれの周囲端面には、パッキン材として、O−リング31およびゴムワッシャー32が配置される。
【0019】
上記構成において、図4に示すように、窓部材11を取付枠部12に取り付ける場合、窓部材11の全周縁部をU字状パッキン材23で覆うとともに、取付枠部12の切欠部21にかつテーパ状溝部22に嵌入するように配置した後、図1および図2に示すように、その外面に押え板24を押し当てるとともに、ボルト25を挿入してナット26を締め付けることにより、押え板24、パッキン材23および窓部材11を、取付枠部12に一体的に固定する。そして、最後に、キャップ29をボルト用凹状部27に螺着させるとともに内面に突出するボルト25の先端部に袋ナット30を螺着させればよい。勿論、この時、O−リング31およびゴムワッシャー32が装着される。
【0020】
また、上記窓部材11を交換する場合、キャップ29および袋ナット30を取り外した後、ナット26を緩めてボルト25を取り外せば、窓部材11を簡単に取付枠部12から外すことができる。
【0021】
上記取付構造によると、窓部材11と取付枠部12との間は、U字状のパッキン材23によりシールが行われるとともにパッキン材23のボルト挿通用穴部23aの上下に形成された2本の突条部23bにより、シールがより確実となる。さらに、ボルト挿通用穴部23aについては、ボルト25の頭部を覆うキャップ29とボルト用凹状部27との間に配置されるO−リング31によりシールが行われ、また袋ナット30側にも、ゴムワッシャー32が設けられるため、さらなるシールの確実性が確保される。
【0022】
このように、車両本体2の取付枠部12の切欠部21に、全周縁部にU字状のパッキン材23が設けられた窓部材11を挿入した後、押え板24を介して、ボルト29およびナット30により、窓部材11を取付枠部12に取り付けるようにしたので、従来の接着材により固定する場合に比べて、窓部材11の車両本体2への取付けおよび取外し作業を、極めて容易に行うことができる。
【0023】
また、窓部材を装着する部分は、外面が開放された切欠部であるため、窓部材が曲面であっても、装着作業は容易となる。なお、パッキン材23を装着する溝部22の底面はテーパ状にされているため、ボルト25でパッキン材23を締め付けた場合、その折れ曲がり部分である底部がテーパ状の底面に押し付けられて、シール性が向上する。
【0024】
ところで、上記実施の形態においては、ボルト挿通用穴部のシールは、キャップ29とボルト用凹状部27との間に配置したO−リング31により行うようにしたが、例えばボルト25の頭部の環状底面とボルト用凹状部27との間にパッキン材を配置することにより、シールを行うようにしてもよい。
【0025】
また、上記実施の形態においては、車両本体2の外面側にボルト25を配置するとともに内面側にナット26を配置したが、逆に、車両本体2の内面側にボルトを配置するとともに外面側にナットを配置してもよい。
【0026】
さらに、上記実施の形態においては、水中機器として観覧車両に適用した場合につい説明したが、車両だけではなく、水中における構造物の窓部材の取付構造にも適用することができる。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明の構成によると、窓部材の取付枠部への取り付けは、連結具を介して行われるため、その取付けおよび取外し作業を容易に行うことができ、しかも窓部材と取付枠部との間は、U字状のパッキン材によりシールが行われるとともに、パッキン材に形成される連結具の挿通用穴部の両側に2本の突条部を設けているので、シール性を十分に確保することができる。
【0028】
また、窓部材の取付構造における連結具をボルトおよびナットにより構成するとともに、水中機器の外面側に配置されるボルトまたはナットと押え部材との間にパッキン材を配置することにより、さらに連結具をボルトおよびナットにより構成するとともに、水中機器の外面側に配置されるボルトまたはナットの外面をカバー体で覆い、かつこのカバー体と押え部材との間にパッキン材を配置することにより、ボルトの挿通部分でのシールをより確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における水中機器の側面図である。
【図2】同水中機器における窓部材の取付枠部の断面図である。
【図3】同水中機器における窓部材の取付用のパッキン材の斜視図である。
【図4】同水中機器における窓部材の取付作業を説明する分解組立図である。
【図5】従来例における水中機器の側面図である。
【図6】従来例における窓部材の取付枠部の断面図である。
【符号の説明】
1 観覧用車両
2 車両本体
5 観覧室
11 窓部材
11a ボルト挿通用穴部
12 取付枠部
12a ボルト挿通用穴部
21 切欠部
23 U字状パッキン材
23a ボルト挿通用穴部
23b 突状部
24 押え板
24a ボルト挿通用穴部
25 ボルト
26 ナット
27 ボルト用凹状部
28 ナット用凹状部
29 キャップ
30 袋ナット
31 O−リング

Claims (3)

  1. 水中機器における窓部材の取付枠部への取付構造であって、上記取付枠部の外面に形成された切欠部に、周縁部がU字状パッキン材で覆われた窓部材を配置するとともに、このパッキン材の外面に押え部材を配置し、連結具を、上記押え部材、パッキン材および窓部材を挿通させることにより、上記窓部材を取付枠部に取り付け、上記パッキン材の連結具の挿通用穴部の両側位置でかつ押え部材に沿う方向で、シール用の突条部を形成したことを特徴とする水中機器における窓部材の取付構造。
  2. 連結具をボルトおよびナットにより構成するとともに、水中機器の外面側に配置されるボルトまたはナットと押え部材との間にパッキン材を配置したことを特徴とする請求項1記載の水中機器における窓部材の取付構造。
  3. 連結具をボルトおよびナットにより構成するとともに、水中機器の外面側に配置されるボルトまたはナットの外面をカバー体で覆い、かつこのカバー体と押え部材との間にパッキン材を配置したことを特徴とする請求項1記載の水中機器における窓部材の取付構造。
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