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JP3665590B2 - 遊技機の飾り体 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機等の遊技機の飾り体、例えば、遊技機の遊技盤の盤面又は遊技機の前面に設けられる飾り体に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機等の遊技機には、様々な飾り体が設けられている。例えば、飾り体としては、遊技機の遊技盤の盤面に設けられる風車や様々な入賞口装置やセンタ飾りやランプ飾り等の飾り体や、遊技機の前面側に設けられる枠体前面飾りや皿装置やハンドルグリップ等の飾り体等がある。
【0003】
従来、遊技盤の盤面に設けられる飾り体に、例えば、図12に示すような平面状シール20を貼着した図柄付きの飾り体がある。上記平面状シール20は、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の透視性合成樹脂より成る図柄印刷用シート20aの表面側に図柄20bを印刷し、この図柄20bの表面側をPET等の透視性合成樹脂より成る保護シート20cで覆って成るものである。図柄印刷用シート20aの裏面側には糊膜20dが設けられており、剥離紙20eより剥がして、上記糊膜20dを介して上記飾り体に貼着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の遊技機の飾り体によれば、図柄付きの平面状シール20による装飾が付与されるが、装飾性の高い飾り体とは言えない。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑み、上記遊技機の飾り体において、装飾性の高い飾り体を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、遊技機の飾り体において、飾り体が表面に装飾隆起部材を備え、装飾隆起部材が、図柄印刷用シートと、図柄印刷用シートの表面側に印刷された印刷図柄と、印刷図柄の上に透視性を有する材料により形成された隆起部と、図柄印刷用シートの裏面側に設けられた糊層とで構成され、この糊層を介して飾り体の表面に貼着されてなり、図柄印刷用シートが表面の一部に印刷図柄の無い部分を備え、この印刷図柄の無い部分が飾り体の内側からの光を装飾隆起部材の前方に透過させた。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。図1は本実施の形態1の飾り体が設けられる遊技盤を示す正面図、図2は飾り体に取付けられる装飾隆起部材としての立体隆起シールを示す断面図である。
【0008】
図1において、1は遊技盤であり、この遊技盤の盤面10上には、例えば、風車12、普通入賞口装置13、始動入賞口装置14、変動入賞口装置15、センタ飾り16、サイドランプ飾り17、ランプ飾り18等の飾り体が設けられている。
【0009】
図1において、2は装飾隆起部材としての立体隆起シールであり(図1において斜線部で示している部分)、これは、遊技盤1の盤面10と対向する如く配置されるガラスや合成樹脂板のような透視性を有するパネルと対向する上記飾り体の表面(パネル側に近い面)、即ち、盤面10を通過する遊技球が接触しない面に貼着される。
【0010】
上記立体隆起シール2は、図2に示すように、例えば、図柄印刷用シート2aと、この図柄印刷用シート2aの表面側に印刷された印刷図柄2bと、図柄印刷用シート2aの裏面側に設けられた糊層2cと、上記印刷図柄2bの表面側に、この印刷図柄2bを被い、隆起するように設けられた隆起部2dとから成り、剥離紙2eより剥がして、上記糊層2cを介して上記飾り体の表面に貼着される。
【0011】
上記隆起部2dは、例えば、上記印刷図柄2bの上に合成樹脂と硬化剤を垂らして隆起するように形成すればよい。
【0012】
また、上記隆起部2dは、例えば、軟質系塩化ビニール(PVC),軟質系ポリウレタン(PVR),ポリエチレンテレフタレート(PET)等の透視性合成樹脂で形成される。
【0013】
図3は飾り体としての入賞口装置13の表面13aに上記立体隆起シール2を貼着した例を示している。
図4は飾り体としてのサイドランプ飾り17の表面17aに上記立体隆起シール2を貼着した例を示している。
【0014】
図4において、40はランプやLED等の光源であり、この場合、上記立体隆起シール2としては、光源40の光が遊技者側に透過するように、印刷図柄2bの無い部分2nを設けた立体隆起シール2を用いる。
【0015】
尚、図3,4に示すように、飾り体の表面側においては、立体隆起シール2を貼着する表面13a,17aの中央側は、周縁13b,17bより窪ませた形状とすることにより、立体隆起シール2の周りを周縁13b,17bで飾ることができ、より装飾性の高い飾り体が得られる。
【0016】
図5は立体隆起シール2を飾り体の表面側に取付ける場合において、糊層2cによる貼着に加えて、飾り体の表面側の端部13Aで立体隆起シール2の端部を挟みつけるようにして立体隆起シール2を取付ける態様を示している。尚、図5(a)は飾り体を表面側(遊技者側)から見た図、図5(b)は図5(a)のA−A断面図である。この場合、上記周縁13bは、表面側(遊技者側)に、上記飾り体の表面13aに対向して立体隆起シール2の端部の表面側を抑える抑え片13cを有し、立体隆起シール2を取付ける時には、図5(b)に示すように、指で立体隆起シール2を撓ませて、端部を、飾り体の表面13aと抑え片13cとの間に挿入し、その後に押圧して飾り体の表面13aに立体隆起シール2を貼着する。
尚、図5では、立体隆起シール2の上下端部2h,2iの表面側を抑える抑え片13cを設けた例を示しているが、立体隆起シール2の左右両端部の表面側を抑える抑え片を設けるようにしてもよい。
図5のように構成した場合、立体隆起シール2をしっかりと取付けることができ、立体隆起シール2の端部がはがれた場合でも、見栄えを維持でき、立体隆起シール2による装飾効果を長く維持できる飾り体が得られる。
【0017】
また、遊技者側から見える上記抑え片13cの表面側の形状に装飾性を持たせるようにしてもよい。これによれば、外形が例えば四角形や丸形等の定形的な立体隆起シール2を用いて、遊技者側から見える立体隆起シール2の外形を様々な形状に見せることができる。例えば図6に示すように、上記抑え片13cの表面側の形状を、波打つような形状130とすれば、遊技者側から見える立体隆起シール2の上下端側が波打つような形状に見える。従って、外形が定形的な立体隆起シール2を用いて、遊技者側から見える立体隆起シール2の形状を様々な形状に設定でき、より装飾性の高い飾り体が得られる。
【0018】
図3や図4の場合においても、遊技者側から見える上記周縁13b,17bの形状(つまり、表面13a,17aの外形形状)を様々な形状にすることで、飾り体の表面側により装飾性を持たせることができるが、この場合、表面13a,17aの外形形状に合せた外形形状の立体隆起シール2を用いなくてはならない。しかし、このような立体隆起シール2は、外形が定形的な立体隆起シール2を製作するよりコストがかかる。また、表面13a,17aの外形形状に合せた外形形状の立体隆起シール2を正確に表面13a,17a内に貼着するのは難しく、飾り体の仕上がりにバラツキがでてしまう。また、表面13a,17aの外形形状に合せた外形形状の立体隆起シール2が正確に表面13a,17a内に貼着されずに当該表面13a,17a内からはみ出すように貼着されたりして、見栄えが悪い飾り体になってしまう。これらの問題は、周縁13b,17bが無い場合でも同様に生じる。即ち、周縁13b,17bが無い場合でも、立体隆起シールの上下側を例えば図6のように波打つような形状130にしたいとすれば、遊技者側から見える立体隆起シール2の上下端側が波打つような形状130に見える立体隆起シール2を製作しなくてはならず、また、このように製作した立体隆起シール2を飾り体の表面における所定の位置に正確に貼着することも困難であり、飾り体の仕上がりにバラツキがでてしまうし、見栄えが悪い飾り体となってしまう場合がある。
【0019】
これに対して、図6の場合は、立体隆起シール2の外形を表面13a,17aの外形形状に合せる必要がないので、立体隆起シール2の製作コストを安くできる。
また、立体隆起シール2を飾り体の表面における所定の位置に正確に貼着することが容易となり、飾り体の仕上がりにバラツキが生じにくく、一定の品質で見栄えの良い飾り体を効率良く得られる。
また、図6の場合は、遊技者側から見える上記抑え片13cの表面側の形状に装飾性を持たせるようにした場合、上記抑え片13cの表面側の形状(例えば波打つような形状130)と立体隆起シール2の隆起による相乗効果により、例えば図6に示すような波打つような形状130の抑え片13cから切れ目なく自然に立体隆起シール2が隆起して遊技者側に飛び出すように見え、見栄えが良く、立体的な意匠効果が付与された、装飾性の高い飾り体となる。
【0020】
図7は立体隆起シール2を飾り体13の表面側に取付ける場合において、立体隆起シール2の裏面側(糊層2c側)から図柄印刷用シート2aに例えば十字状の切り込み凹部2r(図7(a)参照)を形成しておくとともに、これに対応するように、飾り体の表面13aに十字状の凸部2t(図7(b)参照)を形成しておき、この凹凸嵌合と貼着とで取付けるようにした態様を示している。
尚、上記とは逆に、図柄印刷用シート2aに十字状の凸部を形成しておくとともに、これに対応するように、飾り体の表面13aに十字状の切り込み凹部を形成しておいて、この凹凸嵌合と貼着とで取付けるようにしてもよい。
以上の場合、立体隆起シール2をしっかりと取付けることができ、また、凹凸嵌合により、飾り体13の表面側の所定の位置に立体隆起シール2を正確に取付けることができるようになるので、一定の品質で見栄えが良く、立体的な意匠効果が付与された、装飾性の高い飾り体が得られる。
【0021】
尚、立体隆起シール2を飾り体の表面側に取付ける場合において、糊層2cによる貼着に加えて、立体隆起シール2をねじ等で飾り体の表面側に取付けるようにしてもよい。
【0022】
本実施の形態1によれば、飾り体の表面に立体隆起シール2を取付けて成るので、飾り体に立体的な意匠効果が付与された、装飾性の高い遊技機の遊技盤面に設けられる飾り体が得られる。
また、本実施の形態1による飾り体は、表面(パネル側に近い面)、即ち、盤面10を通過する遊技球が接触しない面に立体隆起シール2を取付けて成るので、遊技球が接触することにより、立体隆起シール2がはがれたり、立体隆起シール2の表面に凹凸ができたりすることがないので、見栄えが劣化することがなく、長期間、優れた装飾性を維持できる遊技盤1を得ることができるようになる。
【0023】
実施の形態2.
図8に示すように、遊技機の前面側に設けられる枠体前面飾り31のトップランプ飾り32や上皿装置33や下皿装置34やハンドルグリップ35等の飾り体の面に、上記立体隆起シール2(図8において斜線で示している部分)を取付けることにより、飾り体に立体的な意匠効果が付与された、装飾性の高い遊技機の前面側に設けられる飾り体が得られる。
尚、本実施の形態2においても、図5〜図7に示した構成を採用することにより、図5〜図7の場合と同様な効果を有する遊技機の前面側に設けられる飾り体が得られる。
【0024】
また、本発明によれば、次のような効果も得られる。以下説明する。
従来、例えば、飾り体としてのセンタ飾り16は、図9,10に示すように、複数の成形部品を組み合わせて構成されていた。例えば、第1の成形部品16Aの表面16a側に、凹凸嵌合などで、図11に示すような第2の成形部品16Bを取付けることによりセンタ飾り16を構成していた。しかし、第2の成形部品16Bは第1の成形部品16Aと1セットで関連性を持ったものであり、このように複数の成形部品を組み合わせて構成されたセンタ飾り16を、違う機種の遊技機に流用することはできない。
そこで、例えば、上記第1の成形部品16Aの表面16aに、上記第2の成形部品16Bの代わりに、上記立体隆起シール2を取付けるようにすれば、第1の成形部品16Aを流用して趣の異なるセンタ飾りを構成できるので、第1の成形部品16Aを流用して違う機種の遊技機に用いることができるセンタ飾りが得られる。
即ち、第2の成形部品16Bを不要とできるとともに、立体的な意匠効果が付与されて、装飾性が高く、かつ、第1の成形部品16Aを流用して違う機種の遊技機に用いることができるセンタ飾りが得られることから、センタ飾りの製造コストを低減でき、結果として遊技機のコストを低減できるセンタ飾り等の飾り体が得られることになる。
【0025】
また、上記立体隆起シール2は貼着するだけなので、上述した効果を有する飾り体を容易に得られる。
【0026】
また、立体隆起シール2は、印刷図柄2b付きで、印刷図柄2bの表面側に隆起部2dが透視性合成樹脂で形成されていることから、遊技者は立体隆起シール2内の印刷図柄2bを目視できるので、印刷図柄2bにより装飾性を向上でき、見栄えも向上する飾り体が得られる。
【0027】
また、立体隆起シール2として、印刷図柄2bの無い立体隆起シール2の隆起部2dの表面に図柄を貼り付けたり、図柄を描いたりしたものを用いてもよい。例えば、透視性を有しない材料で構された立体隆起シール2の隆起部2dの表面に図柄を貼り付けたり、図柄を描いたりしたものを用いてもよい。この場合でも、従来の飾り体に比べ、立体的意匠効果を有する装飾性の高い飾り体が得られる。
【0028】
また、立体隆起シール2として、印刷図柄2bを有さず、透視性を有する材料で構成された立体隆起シールを用いてもよい。この場合でも、従来の飾り体に比べ、立体的意匠効果を有する装飾性の高い飾り体が得られる。
【0029】
また、本発明では、上述した立体隆起シール2を用いずに、例えば、上記立体隆起シールのような形状のゴムやガラスや合成樹脂等より成る装飾隆起部材としての成形品等を接着剤等で飾り体に取付けるようにしてもよい。この場合でも、従来の飾り体に比べ、立体的意匠効果を有する装飾性の高い飾り体が得られる。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、飾り体が表面に貼着された装飾隆起部材の図柄印刷用シートが、表面の一部に印刷図柄の無い部分を備え、この印刷図柄の無い部分が飾り体の内側からの光を装飾隆起部材の前方に透過させたので、遊技者側に光を透過させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による飾り体を備えた遊技盤の正面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1の飾り体に用いる立体隆起シールの構成を示す断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1による飾り体の一例を示す断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態1による飾り体の一例を示す断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態1による飾り体の一例を示す正面図及び断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態1による飾り体の一例を示す正面図である。
【図7】 本発明の実施の形態1による飾り体に用いる立体隆起シールの一例を示す裏面図及び飾り体に対する立体隆起シールの取付け方を説明するための断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態2による飾り体を備えた遊技機の斜視図である。
【図9】 本発明の他の例を説明するための従来の飾り体を示す正面図である。
【図10】 図9のA−A断面図である。
【図11】 本発明の他の例を説明するための従来の飾り体の第2の成形部品の一例を示す斜視図である。
【図12】 従来の飾り体に貼着される平面状シールの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 遊技盤、2 立体隆起シール(装飾隆起部材)、2d 隆起部、
10 盤面、13 入賞口装置(飾り体)、17 サイドランプ飾り(飾り体)、31 枠体前面飾り(飾り体)。

Claims (1)

  1. 遊技機の飾り体において、飾り体が表面に装飾隆起部材を備え、装飾隆起部材が、図柄印刷用シートと、図柄印刷用シートの表面側に印刷された印刷図柄と、印刷図柄の上に透視性を有する材料により形成された隆起部と、図柄印刷用シートの裏面側に設けられた糊層とで構成され、この糊層を介して飾り体の表面に貼着されてなり、図柄印刷用シートが、表面の一部に印刷図柄の無い部分を備え、この印刷図柄の無い部分が飾り体の内側からの光を装飾隆起部材の前方に透過させたことを特徴とする遊技機の飾り体。
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