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JP3666760B2 - ワイパー - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この出願発明は、ワイパー用シートが2つ以上の指の挿入部及びこのいずれの指の挿入部に指を挿入した際にも手を固定する固定部を有するワイパー、とくに、ワイパー用シートと周囲が接合されたシートから形成され、この接合されたシートが中央部を挟んで少なくとも2個所で切断されているワイパーに関するものであり、テーブル、机、タンス、キャビネット、椅子、応接セット、サイドボードなどの家具、テレビ、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、照明器具などの電化製品、ピアノ、エレクトーンなどの楽器、ゴルフクラブ、スキー用品などのスポーツ用品、ハンドバッグ、カバン、トランクなどの袋類、塗装前の自動車、木工製品、樹脂製品、窓、鏡、額、ドア、床、仏壇、自動車内又は外、漆器などの清掃に適したワイパーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ワイパーは、ワイパー用シートの片側に手を挿入するための部材を設けており、この部材に手を挿入することにより清掃している。しかし、このワイパーは、ワイパー用シート全体を使用することはできず、手を挿入する中央から先端部分のみが使用されるだけであり、とくに、細かい作業をする場合には、先端部分が使用されるため、ワイパー用シートの大部分を使用しない状態で廃棄していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この出願発明は上記の問題を解決するものであり、ワイパーの全面を利用することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この出願発明のワイパーは、手の甲を押さえて固定する固定部と、いずれか一方に指を挿入して上下に固定する二つの挿入部とからなり、指の挿入部が1つの空間からなるワイパーであって、固定部を挟んで挿入部が配置されており、異形断面形状を有する繊維径1〜10μmの繊維を含み、且つ流体絡合法により作製された不織布であるワイパー用シートからなることを特徴とするワイパーに関する。
【0005】
【作用】
この出願発明のワイパーは、ワイパー用シートが2つ以上の指の挿入部及びこのいずれの指の挿入部に指を挿入した際にも手を固定する固定部を有することを特徴とするワイパーから形成されており、様々な方向から手を挿入することができるので、これによりワイパーの全面を無駄なく利用することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
ワイパーの形状としては、楕円形、長円形、円形、長方形、正方形あるいは図6に示すようにこれらを複合した形のもの等が好ましいが、ワイパーの端部の全てを使用する上から長円形がとくに好ましく、被清掃物の端部まで清掃できる上では、方形がとくに好ましい。
【0007】
指の挿入部2は、指がワイパー1をしっかり抑えることができればよいものであり、図1及び図5(a)に示すように、指全体を挿入できる1つの空間6からなるものであればよいが、1つの空間からなる場合には、指の挿入部2の中で指を移動させることにより任意の場所を利用して払拭することができるので、ワイパーを無駄なく使用でき好ましい。
【0008】
手を固定する固定部4は、指の挿入部2に手を挿入した際に手の甲と接触して、手とワイパーとを固定できるものであればよいものであり、シート、テープ等が使用されるが、面状に手の甲と接触して手をワイパーに確実に固定できる幅1cm以上のものが好ましく、ワイパーの大きさにより異なるが、5〜10cmがとくに好ましい。
シート状の手の固定部4は、図3又は図4に示すように、親指の挿入部3を設けてワイパーと手をより固定できるようにしてもよい。手を固定すること、手を挿入することを考慮すると、伸縮性の材料を使用してもよい。
【0009】
図1に示すように、予め、ワイパー用シートと、指挿入部及び手の固定部となるシートの周縁部を糸7等により接合して一体化し、その中央部を挟んで少なくとも2個所を切断したものは、指の挿入部2の中で指を自由に動かすことができるので、ワイパーの全面をより使用することができ、しかも、容易に作成できるのでとくに好ましい。
【0010】
ワイパー用シート5と指の挿入部2及び手の固定部4となるシートとは、通常の接合手段により接合されるが、糸7による縫製あるいは熱融着等が好ましい。縫製は、糸として導電性のものを使用すると除電性に優れるので好適である。
【0011】
なお、この指の挿入部及び手の固定部は、ワイパー用シートと接合した後にシートを切断して形成することもできるし、予め、図1のような指の挿入部用のシート、手の固定部用のシートをそれぞれ作製しておき、ワイパー用シートと接合してもよい。
【0012】
指の挿入部2、手の固定部4は、1層あるいは多層構造のものから構成され、布帛、フィルム、紙などが使用され、布帛としては、不織布、織布、編布などが使用される。
なお、指の挿入部2及び手の固定部4がワイパー用シート5で挟まれていると、両面のワイパー用シートが使用できるため、より長時間使用できる。
【0013】
図5に示すように、ワイパー用シート5は、強度的に優れる不織布などで補強するのが好ましい。
なお、ワイパー用シートと強度的に優れる不織布との間に、嵩高な不織布や綿の層を形成すると、クッション性に優れ、作業性に優れている。
【0014】
以下、ワイパー用シートについて詳述する。
この出願発明のワイパー用シートに使用できる繊維としては、例えば、絹、羊毛、綿、麻などの天然繊維、レーヨン繊維などの再生繊維、アセテート繊維などの半合成繊維、ポリアミド繊維、ポリビニルアルコール繊維、アクリル繊維、ポリエステル繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維、ポリ塩化ビニル系繊維、ポリウレタン繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、芳香族ポリアミド繊維などの合成繊維を使用できる。また、2成分以上の樹脂成分からなる芯鞘型、サイドバイサイド型などの複合繊維を使用しても良い。
なお、ワイパー用シートがレーヨン繊維を主体とする繊維シートからなると、吸水性に優れているため、台所など、水分の多い場所の使用に適している。
【0015】
また、ワイパー用シートが機械的及び/又は化学的処理により、繊維径1〜10μmの細繊維に細繊維化可能な複合繊維(以下、「細繊維化繊維」という)から派生した細繊維や、メルトブロー法により形成した繊維径0.01〜10μmの細繊維を含んでいると、被清掃物の清掃性、清掃した塵埃などの保持性に優れ、しかも被清掃物をより損傷しにくいので好適に使用できる。前者の細繊維化繊維から派生した細繊維は延伸されており、より強度的に優れているため、より好適に使用できる。
【0016】
この細繊維化繊維としては、図7に示すように、一成分A中に他成分Bを島状に配置した断面をもつ海島型繊維、図8に示すように、一成分Aと他成分Bとを交互に層状に積層した断面をもつ多重バイメタル型繊維、或いは図9(a)(b)に示すように、一成分Aを繊維の中心から繊維表面に伸びる他成分Bで分割した断面をもつ菊花型繊維を例示できるが、これらの中でも、多重バイメタル型繊維又は菊花型繊維から派生する細繊維は、略台形形状や扇形状などの異形断面形状を有し、より清掃性に優れるため、好適に使用できる。この異形断面形状を有する繊維の場合、円形断面に換算した値を繊維径とする。
【0017】
この細繊維化繊維を構成する樹脂成分は、2成分以上からなっていれば良く、2成分からなる場合の組み合わせとして、例えば、ポリアミド系樹脂とポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂とポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂とポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂とポリアクリロニトリル系樹脂、ポリアミド系樹脂とポリアクリロニトリル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂とポリアクリロニトリル系樹脂などがある。
【0018】
このような細繊維化繊維から派生した細繊維はワイパー用シート中、5重量%以上含まれているのが好ましく、多い方がより清掃性に優れているので、50重量%以上含まれていることがより好ましく、90重量%以上含まれることが最も好ましい。
【0019】
このような繊維を使用して、ワイパー用シートを形成する。この繊維シートとしては、例えば、不織布、織物、編物などがあるが、不織布は三次元的な空隙を有し、被清掃物から払拭した塵埃などを保持できる空隙を形成しやすいので、好適に使用できる。この不織布は、例えば、カード法、エアレイ法、スパンボンド法、メルトブロー法などの乾式法、湿式法などにより得た繊維ウェブを、水などの流体又はニードルなどの機械的外力で絡合させて形成できる。なお、前者の流体により絡合すると、より均一で強度的に優れ、しかも柔軟な不織布を得ることができるので、より好適である。
【0020】
また、カード法により繊維ウェブを形成する場合には、繊維ウェブの長さ方向に対して、クロスレイヤーなどにより、繊維の配向方向を交差させた交差繊維ウェブを含ませると、繊維ウェブの幅方向の強度が向上し、方向性なく清掃できるので、より好ましい配向方向である。
【0021】
なお、不織布の強度及び耐摩耗性を向上させるために、エマルジョン系、溶剤系、粉末系などのバインダーや、不織布構成繊維で融着しても良いが、清掃性を低下させないように、部分的に固定するのが好ましい。この部分的に固定する場合には、固定による強度、耐摩耗性を向上させるため、及び清掃性の低下を防ぐために、1個あたりの固定面積0.01〜5mm2で、固定総面積が不織布全体の面積の5〜50%であるのが好ましい。これらの中でも、不織布構成繊維をエンボスロールや超音波により部分的に融着する方法は、バインダーで固定した場合のように、ワイパーの使用中に脱落物が生じず、清掃性に優れているため、より好適な方法である。
【0022】
なお、前述の多重バイメタル型繊維又は菊花型繊維の細繊維化繊維を含む繊維ウェブに、流体又はニードルなどの機械的外力を作用させると、細繊維の派生と同時に細繊維を絡合させることができるので、別に派生工程を採る必要のない、合理的な不織布の形成方法である。また、細繊維の絡合により緻密な構造となるので、より塵埃などの保持性に優れるという特長もある。
【0023】
このようにして形成した繊維シートをそのままワイパー用シートとして使用しても良いが、この繊維シートを電子共役系ポリマーで被覆すると、清掃性ばかりでなく、除電性にも優れたワイパー用シートとすることができるので、静電気の問題となる箇所での使用に好適である。なお、電子共役系ポリマーで被覆した繊維から繊維シートを形成しても良いが、繊維シートを形成する際に、電子共役系ポリマーを損傷する可能性があるので、繊維シートを形成した後に電子共役系ポリマーで被覆するのが好ましい。これら繊維シートは多孔性であるため、繊維シートの略全体を電子共役系ポリマーで被覆することができる。この電子共役系ポリマーは繊維との密着性が良いので耐久性に優れ、また柔軟性にも優れているため、被清掃物を損傷することなく除電及び清掃できる。
【0024】
この電子共役系ポリマーで被覆した繊維を含む繊維シートの表面抵抗は1×109Ω/□以下であるのが好ましい。表面抵抗が1×109Ω/□を越えると、除電性能が悪くなるためで、1×106Ω/□以下がより好ましく、1×104Ω/□以下が最も好ましい。
【0025】
この電子共役系ポリマーによる被覆方法としては、例えば塩化鉄(III)や塩化銅(II)などの酸化剤を含む溶液を繊維シートに含浸した後、モノマーと接触させて重合させれば良い。なお、モノマーとの接触方法としては、モノマーが液体状態の場合、酸化剤の付着した繊維シートにモノマーを含浸、塗布、或いはスプレーすれば良く、モノマーが気体状態の場合、モノマーで充填した容器内に、酸化剤の付着した繊維シートを載置すれば良い。
この電子共役系ポリマーを構成するモノマーとしては、例えば、アセチレン、ベンゼン、アニリン、フェニルアセチレン、ピロール、フラン、チオフェン、インドール、及びこれらモノマーの誘導体などがある。これらの中でも、ピロールは導電性及び重合性に優れ、除電性及び耐久性にも優れているため、とくに好適に使用できる。
【0026】
なお、この電子共役系ポリマーで繊維シート全体を被覆すれば、除電性に優れるが、部分的に繊維シートを被覆してもよい。
また、この電子共役系ポリマーで被覆する繊維シートとしては、より除電性に優れる繊維径1〜10μmの繊維を含むものが好ましく、また、異型断面を有する、除電性に優れる繊維が好ましいので、多重バイメタル型繊維又は菊花型繊維の細繊維化繊維から派生した細繊維を含むものが好適である。
【0027】
この出願発明のワイパーは、テーブル、机、タンス、キャビネット、椅子、応接セット、サイドボードなどの家具、テレビ、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、照明器具などの電化製品、ピアノ、エレクトーンなどの楽器、ゴルフクラブ、スキー用品などのスポーツ用品、ハンドバッグ、カバン、トランクなどの袋類、塗装前の自動車、木工製品、樹脂製品、窓、鏡、額、ドア、床、仏壇、自動車内又は外、漆器などの清掃に適している。
【0028】
以下に、この出願発明の実施例を記載するが、以下の実施例に限定されるものではない。なお、表面抵抗はロレスタAP MCP−T400(三菱油化(株)製)により測定した値である。
【0029】
【実施例】
実施例1
図9(a)に示すような、ポリエステル成分(A)を、繊維の中心から繊維表面に向かって放射状に伸びるポリアミド成分(B)で8区分に分割した、菊花型の断面形状を有する、繊度2デニール、繊維長38mmの細繊維化繊維(ポリエステル成分からなる繊維径4.2μmの細繊維、及びポリアミド成分からなる繊維径3.1μmと繊維径6.1μmの細繊維を派生可能)をカーディングした一方向性の繊維ウエブと、この一方向性の繊維ウエブと同じ繊維ウェブをクロスレイヤーにより交差させた交差繊維ウエブとを、重量比1:4で積層して積層繊維ウエブを得た。この積層繊維ウエブを径0.15mm、ピッチ0.6mmのノズルプレートから、圧力95kg/cm2で水を噴出して積層繊維ウエブを絡合し、目付85g/m2、厚さ0.4mmの不織布を得た。次いで、この不織布に30%濃度の塩化鉄(III)を含浸した後、ピロール溶液を蒸発させたピロールモノマーガスに接触させて重合させ、不織布表面全体をポリピロールで被覆し、表面抵抗200Ω/□の導電性不織布を得た。
この長円状の導電性不織布に、ポリエステル繊維をアクリル酸エステルで結合した、目付60g/cm2、厚さ10mmの嵩高な不織布(不織布A)、ポリエステル繊維とレーヨン繊維とからなる繊維ウェブを、アクリル酸エステルで結合した、目付90g/cm2、厚さ0.3mmの不織布(不織布B)、ポリエステル繊維とレーヨン繊維とからなる繊維ウェブを、アクリル酸エステルで結合した、目付100g/cm2、厚さ0.4mmの不織布(不織布C)を、この順序で積層してミシンにより縫製し、不織布Cの中央部から左右3.3cmの2個所を短軸方向に切断することにより切れ込みをいれ、1つの手の固定部及び1つの空間からなる2つの指の挿入部とし、図1に示すような長軸が20cm、短軸が15cmのワイパーを作製した。
このワイパーの不織布Bと不織布Cとの間に手を挿入し、ワイパーを手に固定した。このワイパーは、2個所から手を挿入できるので、全体を使用することができた。
【0030】
実施例2
実施例1の導電性不織布を、折曲げて二重にし、周囲を縫製することにより、たて20cm、よこ15cmの長方形の袋状物を作製した。この袋状物のたて方向に対してほぼ3等分するように切断し、1つの空間からなる2つの指の挿入部2及び1つの手の固定部4としたワイパーを作製した。
このワイパーの手の固定部及び指の挿入部に手を挿入し、ワイパーを手に固定した。このワイパーは、2個所から手を挿入できるので、全体を使用することができた。
【0031】
実施例3
実施例1と全く同様にして得た不織布を、温度185℃、線圧60kg/cmのエ ンボスロール(凸部面積0.25mm2、エンボスロールにおける凸部の占める面積16%)間を通して、部分的に融着し、目付85g/m2、非融着部の厚さ0.4mm の融着不織布を得た。次いで、この融着不織布を実施例1と同様にして融着不織布表面全体をポリピロールで被覆し、表面抵抗200Ω/□の導電性不織布を得た。
この長円状の導電性不織布に、実施例1と同じ不織布A、不織布B,不織布Cを、この順序で積層した後、ミシンにより縫製し、さらに不織布Cの中央部から左右4cmの2個所を短軸方向に切断することにより切れ込みをいれ、1つの手の固定部及び1つの空間からなる2つの指の挿入部とし、図1に示すような長軸24cm、短軸16cmのワイパーを作製した。
このワイパーの不織布Bと不織布Cとの間に手を挿入し、ワイパーを手に固定した。このワイパーは、2個所から手を挿入できるので、全体を使用することができた。
【0032】
実施例4
実施例1と同様にして形成した目付85g/m2、厚さ0.4mmの図6に示すような形を有する不織布に、実施例1と同じ不織布A、不織布B,不織布Cを、この順序で積層してミシンにより縫製し、不織布Cの中央部から左右4cmの2個所を短軸方向に切断することにより切れ込みをいれ、1つの手の固定部及び1つの空間からなる2つの指の挿入部とした長軸24cm、短軸16cmのワイパーを作製した。
このワイパーの不織布Bと不織布Cとの間に手を挿入し、ワイパーを手に固定した。このワイパーは、2個所から手を挿入できるので、全体を使用することができた。
【0033】
実施例5
レーヨン繊維(繊度1.5デニール、繊維長38mm)80重量%、ポリエステル繊維(繊度1.5デニール、繊維長38mm)20重量%とをカーディングした一方向性の繊維ウェブと、この一方向性の繊維ウェブと同じ繊維ウェブをクロスレイヤーにより交差させた交差繊維ウェブとを、重量比1:3で積層して積層繊維ウェブを得た。
この積層繊維ウェブを実施例1と同様の条件で絡合し、目付85g/cm2、厚さ0.5mmの不織布を形成した。この不織布をワイパー用シートとした。
この図6に示すような形を有する不織布に、実施例1と同じ不織布A、不織布B,不織布Cを、この順序で積層してミシンにより縫製し、不織布Cの中央部から左右4cmの2個所を短軸方向に切断することにより切れ込みをいれ、1つの手の固定部及び1つの空間からなる2つの指の挿入部とした図6に示すような長軸24cm、短軸16cmのワイパーを作製した。
このワイパーの不織布Bと不織布Cとの間に手を挿入し、ワイパーを手に固定した。このワイパーは、2個所から手を挿入できるので、全体を使用することができた。
【0034】
実施例1及び実施例3の導電性不織布で、ポリイミドフィルムを夫々5往復払拭した後、このポリイミドフィルムの帯電圧を測定した。その結果、実施例1の導電性不織布は0.3KVであり、実施例3の導電性不織布は0.5KVであった。
なお、この帯電圧測定はJIS規格、L1092参考法に準拠の摩擦帯電圧試験装置(カネボウエンジニアリング株式会社製、EST−7)で行った。なお、この測定は温度20℃、湿度50%の条件下で行った。
【0035】
【発明の効果】
この出願発明のワイパーは、ワイパー用シートが2つ以上の指の挿入部及びこのいずれの指の挿入部に指を挿入した際にも手を固定する固定部から形成されているので、様々な方向から手を挿入することができ、これによりワイパーの全面を無駄なく利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この出願発明のワイパーの平面図の一例
【図2】 ワイパーの平面図の参考例
【図3】 この出願発明のワイパーの平面図の他例
【図4】 ワイパーの平面図の参考例
【図5】 (a) 図1のワイパーのX−X’断面図
(b) 図2のワイパーのY−Y’断面図
【図6】 この出願発明のワイパーの平面図の他例
【図7】 この出願発明の細繊維化可能な複合繊維の断面形状の一例
【図8】 この出願発明の細繊維化可能な複合繊維の断面形状の他例
【図9】 (a) この出願発明の細繊維化可能な複合繊維の断面形状の他例
(b) この出願発明の細繊維化可能な複合繊維の断面形状の他例

Claims (7)

  1. 手の甲を押さえて固定する固定部と、いずれか一方に指を挿入して上下に固定する二つの挿入部とからなり、指の挿入部が1つの空間からなるワイパーであって、固定部を挟んで挿入部が配置されており、異形断面形状を有する繊維径1〜10μmの繊維を含み、且つ流体絡合法により作製された不織布であるワイパー用シートからなることを特徴とするワイパー。
  2. 手の固定部が面状に手の甲と接触することを特徴とする請求項に記載のワイパー。
  3. 指の挿入部及び手の固定部が、ワイパー用シートと周囲で接合されたシートの中央部を挟んだ少なくとも2個所の切断により形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のワイパー。
  4. 指の挿入部及び手の固定部が、ワイパー用シートで挟まれていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のワイパー。
  5. ワイパー用シートがレーヨン繊維を主体とする繊維シートからなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のワイパー。
  6. 流体絡合法により得た不織布が部分的に融着していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のワイパー。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のワイパー用シートが電子共役系ポリマーで被覆されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のワイパー。
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