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JP3666766B2 - 車止め装置 - Google Patents
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野田電子工業株式会社
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駐車場に用いられる車止め装置に関するもので、特に、十分な明るさがない地下駐車場や夜間の屋外駐車場に設置して有効な車止め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
駐車場においては、この駐車場内のスペースを有効に利用したり、運転を誤って車が隣接する塀や家屋の壁、あるいは他の車等に接触したり、さらには自分の車も損傷したりする等の破損事故を防止するために、駐車位置には従来からコンクリートブロック等で構成した車止め装置が広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、駐車場の各駐車位置にそれぞれ前記のような車止め装置が設置されている場合であっても、特に、地下駐車場や夜間の屋外駐車場においては、十分な明るさが得られないかあるいは全く暗やみであるため、運転者が車止め装置の位置を十分に確認できず、従って前記のように運転を誤り易く、その結果、前記のごとき破損事故を惹き起こしたり、駐車運転に不安が残るものであった。
本発明は前記のような課題を解決するものであり、各駐車場の車止め位置に点滅警告灯を設けることにより、特に、十分な明るさがない地下駐車場や夜間の屋外駐車場に、安心して正規に駐車させることができ、前記のごとき車両等の破損事故を有効に防止できる車止め装置を提供することを目的とする。
【0004】
また、本発明は駐車場の駐車位置付近の明るさが設定レベル以下に低い場合にのみ、車両のライトの点灯を検出して車止め位置を正確に点滅表示できる省エネルギタイプの車止め装置を提供することを目的とする。
【0005】
また、この発明は車両の駐車運転時のみ発光手段の点滅を可能にして電池の消耗を軽減できる車止め装置を提供することを目的とする。
【0006】
また、この発明は暗さ検出センサが車両のライトによって誤動作するのを確実に防止できる車止め装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明にかかる車止め装置は、車止め本体に設けられて、周辺環境の暗さを検出する暗さ検出センサと、前記車止め本体に設けられて、車両に搭載されたライトの点灯を検出するライト点灯検出センサとを有し、前記暗さ検出センサが周辺環境が一定の明るさ以下になったことを検出し、かつ前記ライト点灯検出センサが前記ライトの点灯を検出したとき、発振回路部の動作を開始させ、該発振回路部の発振周期にてスイッチ手段をスイッチング動作させるとともに、該スイッチ手段のスイッチング周期にて発光手段を点滅作動させるようにしたものである。
【0008】
また、請求項2の発明にかかる車止め装置は、前記発光手段およびスイッチ手段を電源とともに直列接続したものである。
【0009】
また、請求項3の発明にかかる車止め装置は、前記暗さ検出センサを前記ライト点灯検出センサに対して光学的に遮蔽させるようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の一形態を図について説明する。図1はこの発明における車止め本体内に設置される車止め装置の回路図であり、同図において、1はリチューム電池などの電池、2はこの電池1を電源として動作するフォトトランジスタなどの暗さ検出センサ3を持った暗さ検出部である。
【0011】
この暗さ検出部2において、暗さ検出センサ3は前記電池1と、充放電用のコンデンサ4および抵抗5からなる並列回路との間に直列に接続されている。また、抵抗5にはダイオード6を介して抵抗7が並列接続されている。
【0012】
また、8は車両の前照灯,駐車灯,車幅灯,尾灯,番号灯,制動灯,後退灯,霧灯などのライトの点灯を検出するライト点灯検出センサ9を持ったライト点灯検出部であり、前記ライト点灯検出センサ9としてフォトトランジスタなどが用いられる。
【0013】
そして、そのライト点灯検出センサ9は電源である前記電池1に対し、抵抗10を介して直列接続されている。11はライト点灯検出センサ9と抵抗10との接続点にアノードが接続されたダイオードである。
【0014】
さらに、12は発振回路部であり、これがノアゲート13の出力端子とノアゲート14の一方の入力端子とをタイミングキャパシタ15を介して接続し、ノアゲート14の出力端子とノアゲート13の一方の入力端子とを抵抗16を介して接続したものからなる。
【0015】
そして、ノアゲート13の前記一方の入力端子には前記ダイオード11のカソードが接続され、これらのノアゲート13,14の各他方の入力端子は、前記ダイオード6と抵抗7との接続点に接続されている。
【0016】
また、17,18は直列接続されたそれぞれ抵抗およびダイオードで、この直列回路には抵抗19が並列接続されている。そして、この並列回路はノアゲート14の入出力端子間に接続されている。なお、このノアゲート14は前記電源である電池1にも図示のように接続されている。
【0017】
20は二つの発光ダイオードである発光手段21,22を有する発光表示部であり、これらの発光手段21,22はスイッチ手段としての電界効果トランジスタ23のソース,ドレンを介して電池1に接続されている。
【0018】
また、24はノアゲート13,14の前記他方の入力端子と接地との間にソース,ドレンを接続したもう一つの電界効果トランジスタであり、各電界効果トランジスタ23,24のゲートが前記ノアゲート13の出力端子とタイミングキャパシタ15との接続点に接続されている。
【0019】
図2はこの発明の車止め装置の車止め本体31を、一部分解して示す斜視図である。この車止め本体31はコンクリートブロック等で適当長に構成され、その一側面に適当角度の傾斜面32を有して断面略台形に構成されている。
【0020】
また、前記傾斜面32の略中央には凹部32aが構成され、必要に応じてネームプレート33を嵌め込むことができる構成になっている。34は透孔であり、前記車止め本体31の上面両側に、該車止め本体31の底面まで貫通して設けられ、設置場所に設けたアンカーボルト(図示せず)等に適合させられ、さらに内部にモルタル等を充填して完全固定するために利用される。
【0021】
本発明では、前記透孔34部を利用して前記発光手段21,22を有する点滅装置37が着脱自在に設けられる。すなわち、図2の例では、前記透孔34の上面開口部にはコンクリートブロックの成形時に支持枠部材36が埋設固定され、該支持枠材36内に前記発光手段21,22および電池1等を含む点滅装置37が着脱自在に設けられた構成となっている。
【0022】
詳細に述べると、前記支持枠部材36には、前記透孔34の上面開口部に適合して固定される円筒部36aと、その下端周囲に設けられた抜け止めフランジ36bと、さらに上端に前記点滅装置37を保持するための凹部36cを有するフランジ36dが構成されている。
【0023】
また、前記点滅装置37には、前記支持枠部材36の凹部36c内に上方から嵌め込まれる角筒部37aと、この角筒部37aの上端に装着される容器形のフランジ37bが構成されている。
【0024】
さらに、前記角筒部37aの上部のフランジ37b部内に前記発光表示部20の発光手段21,22が配置され、これの上面が透明あるいは半透明のプラスチックカバー43で密閉される。
【0025】
なお、前記電池1,ライト点灯検出部8,発振回路部12および発光手段21,22を適宜樹脂でモールドすることが望ましい。このように点滅装置37部を樹脂でモールドすれば、屋外駐車場に設置しても雨水の影響を受けることが全くなく、また、地下駐車場等においては結露等の影響を受けることがなく、点滅装置37全体の耐久性が向上させられる。
【0026】
なお、前記構成において、前記支持枠部材36に対する点滅装置37が着脱自在に構成されるが、この点滅装置37の盗難等を防止するため、支持枠部材36のフランジ36dに構成された凹部36cに点滅装置37の角筒部37aがきつく嵌め込まれ、容易に離脱されない構成とすることが望ましい。すなわち、工具を使用しなければ離脱させることができない構成とすることが望ましい。
【0027】
図3および図4は前記点滅装置37のフランジ37b部内に設置される回路基板45を示す。この回路基板45は絶縁板上に導体の回路パターンをプリントしたものであり、この回路基板45上には、前記電池1,暗さ検出センサ3,ライト点灯検出センサ9,発光手段21,22がこれらを作動する回路部品とともに設けられている。
【0028】
なお、前記発光手段21,22およびライト点灯検出センサ9は前記プラスチックカバー43の内側に対向して臨み、前記暗さ検出センサ3はフランジ37bの裏面側に設けた別の透明または半透明のカバー(図示しない)の内側に対向して臨んでいる。
【0029】
次に動作について説明する。まず、昼間のように戸外が明るい時間帯では、または、地下駐車場のように戸外の光を補助光として利用する時間帯では、前記暗さ検出センサ3は外光を検出してオンとなり、従って、前記コンデンサ4の充電が行われるとともに、各ノアゲート13,14の前記他方の入力端子の電位はハイレベル「1」となる。このとき、発振回路部12は発振しない。
【0030】
これに対し、駐車場の周辺環境が暗くなり、あるいは暗い屋内の駐車場では、その暗さが設定レベルを超えると、前記暗さ検出センサ3が動作してオフとなる。
【0031】
このため、コンデンサ4の充電電圧が抵抗5を通じて放電されるとともに、各ノアゲート13,14の前記他方の入力端子の電位がローレベル「0」となる。この状態では、昼間時と同じく、前記発振回路部12の動作は開始されない。
【0032】
一方、このような暗い時間帯などにおいて車両が駐車場にライトを点灯して入ってきて、所定の駐車位置に駐車運転しようとすると、前照灯や尾灯などの前記いずれかのライトの光が前記車止め本体31に設置されたライト点灯検出センサ9に照射されることとなる。
【0033】
このため、前記ノアゲート13の一方の入力端子電位がローレベル「0」となり、このノアゲート13の出力が初めてハイレベル「1」となり、これが次段のノアゲート14の一方の入力端子に入力される。
【0034】
このため、このノアゲート14の出力がローレベル「0」となり、これがノアゲート13の前記一方の入力端子に入力されるため、このノアゲート13の動作は反転して、出力がローレベル「0」に反転する。
【0035】
従って、次段のノアゲート14の出力はハイレベル「1」に反転し、結局これらの各ノアゲート13,14の出力は、タイミングキャパシタ15および抵抗17,19で決まるタイミング(周期)にて交互に動作が反転し、発振動作を継続する。
【0036】
そして、この発振出力は前記ノアゲート13の出力端子から電界効果トランジスタ23に印加され、これの前記タイミングによるオン,オフ動作によって、そのタイミングで各発光手段(フォトダイオード)21,22が点滅する。
【0037】
この結果、夜間などの駐車運転では、車止め本体31の左右に設けられた一対の発光表示部20が点滅動作して、駐車位置にある車止め本体31の位置を正確に表示する。このため、運転者はこれを目印として所定の位置に車両を整然と駐車させることが可能となる。
【0038】
また、この発明では電池1が電力を消費するのは、前記暗さ検出センサ3,ライト点灯検出センサ9,スイッチ手段である電界効果トランジスタ23がオンとなり、しかも各発光手段21,22が点灯する場合のみであるため、前記各センサ3,9や電界効果トランジスタ23における電力消費のみならず、この電界効果トランジスタ23に直列に入れた発光手段21,22による大きい電力の消費をも有効に低減できることとなる。
【0039】
さらに、前記暗さ検出センサ3を、ライト点灯検出センサ9に対して電池1や図示しないその他の光遮蔽板の反対側に配置することで、駐車しようとする車両のライトの明かりによって暗さ検出センサ3が誤動作するのを十分に回避できる。
【0040】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の発明によれば車止め本体に設けられて、周辺環境の暗さを検出する暗さ検出センサと、前記車止め本体に設けられて、車両に搭載されたライトの点灯を検出するライト点灯検出センサとを有し、前記暗さ検出センサが周辺環境が一定の明るさ以下になったことを検出し、かつ前記ライト点灯検出センサが前記ライトの点灯を検出したとき、発振回路部の動作を開始させ、該発振回路部の発振周期にてスイッチ手段をスイッチング動作させるとともに、該スイッチ手段のスイッチング周期にて発光手段を点滅作動させるように構成したので、駐車場の駐車位置付近の明るさが設定レベル以下に低い場合にのみ、車両のライトの点灯を検出して車止め位置を正確に点滅表示でき、これによるドライバーによる正規位置への駐車運転を安全かつ確実に行えるようにすることができるという効果が得られる。
【0041】
また、請求項2の発明によれば前記発光手段およびスイッチ手段を電源とともに直列接続するように構成したので、車両の駐車運転時のみ発光手段の点滅を可能にして電池の消耗を軽減できるという効果が得られる。
【0042】
また、請求項3の発明によれば前記暗さ検出センサをライト点灯検出センサに対して光学的に遮蔽させるように構成したので、暗さ検出センサが車両のライトによって誤動作するのを確実に防止できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態による車止め装置を示す回路図である。
【図2】この発明の車止め装置における車止め本体を一部分解して示す斜視図である。
【図3】図1に示す回路の一部を搭載した回路基板を示す斜視図である。
【図4】図3に示す回路基板を別の方向から見た斜視図である。
【符号の説明】
1 電池
3 暗さ検出センサ
9 ライト点灯検出センサ
12 発振回路部
21,22 フォトダイオード(発光手段)
23 電界効果トランジスタ(スイッチ手段)

Claims (3)

  1. 車止め本体に設けられて、周辺環境の暗さを検出する暗さ検出センサと、前記車止め本体に設けられて、車両に搭載されたライトの点灯を検出するライト点灯検出センサと、前記暗さ検出センサが周辺環境が一定の明るさ以下になったことを検出し、かつ前記ライト点灯検出センサが前記ライトの点灯を検出したとき動作を開始する発振回路部と、該発振回路部の発振周期にてスイッチング動作するスイッチ手段と、該スイッチ手段のスイッチング周期にて点滅する発光手段とを備えた車止め装置。
  2. 前記発光手段およびスイッチ手段が電源とともに直列接続されていることを特徴とする請求項1に記載の車止め装置。
  3. 前記暗さ検出センサが前記ライト点灯検出センサに対して光学的に遮蔽されていることを特徴とする請求項1に記載の車止め装置。
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