JP3669211B2 - 非接触充電装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、非接触充電装置に関し、特に非接触充電装置を構成する本体側のハウジングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
非接触充電装置においては、充電器内の一次側コイルと本体内の二次側コイルの距離が少なくとも一定である必要がある。即ち、一次側コイルと二次側コイルとの間に介在する充電器及び本体のハウジングの相互接触部の厚さが一定であることが、本体に安定した充電電流を供給する上で重要となる。例えば、前記厚さが場所によって異なっていたりすると、充電回路の充電電流が変化してしまい、本体動作に必要な充電量が得られなかったり、または充電電流が充電する毎に異なって、本体動作時間が都度変化してしまうといった事態が起きる。特に本体のハウジングを縦に2つ割りしたハウジング部品を合わせて本体のハウジングを構成する場合、ハウジングの底部で、接合したハウジング部品間に段差が生じることがあるため、この段差によって、一次側コイルと二次側コイル間の距離にバラツキが生じ、充電電流が変化しやすいという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、本体のハウジングが縦に分割したハウジング部品を合わせてなるものにおいて、非接触充電を確実に行える非接触充電装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る非接触充電装置は、本体1の底部2に二次側コイル6を配設すると共に、充電器3の本体載置部4下に一次側コイル5を配設し、本体1を充電器3の本体載置部4に載置すると、本体載置部4下に配設した一次側コイル5によって本体1の底部2に配設した二次側コイル6が電磁誘導され、本体1内の蓄電池7が充電される非接触充電装置において、本体1のハウジング8が、二次側コイル6を縦断する面で分割された複数のハウジング部品9を組み合わせて構成され、複数のハウジング部品9の内、1つのハウジング部品10にはその外周壁11に連続して底壁12が形成され、該底壁12の内面12aに二次側コイル6が配設され、且つ該底壁12の外面12bは充電の際、充電器3の本体載置部4との接触面13となることを特徴とするものである。
【0005】
また、本発明の請求項2に係る非接触充電装置は、請求項1の構成に加えて、円筒形の本体1のハウジング8が、その軸方向の中心線を含む平面で2分割されたハウジング部品9を組み合わせて構成され、一方のハウジング部品10にはその外周壁11に連続して略円形の底壁12が形成され、該底壁12の内面12aに二次側コイル6が配設され、且つ該底壁12の外面12bは充電の際、充電器3の本体載置部4との接触面13となることを特徴とするものである。
【0006】
また、本発明の請求項3に係る非接触充電装置は、請求項1又は2の構成に加えて、前記底壁12と他のハウジング部品9との接続部14を凹凸嵌合部15で構成したことを特徴とするものである。
【0007】
また、本発明の請求項4に係る非接触充電装置は、請求項1乃至3のいずれかの構成に加えて、前記接続部14を円弧状の凹凸嵌合部15で構成したことを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明の請求項5に係る非接触充電装置は、請求項1乃至4のいずれかの構成に加えて、前記底壁12の外面12bの中央部12cに凹部16を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
また、本発明の請求項6に係る非接触充電装置は、請求項1乃至5のいずれかの構成に加えて、前記底壁12の内面12aを配設する二次側コイル6の形状に合わせて凹凸面17に形成したことを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明の請求項7に係る非接触充電装置は、請求項1乃至6のいずれかの構成に加えて、前記底壁12の端部12dに他のハウジング部品9を係止するフック18を設けたことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1乃至図8に基づいて説明する。尚、以下に述べる本発明の実施の形態では、本発明の非接触充電装置を備えたヘアカッターをその一例として説明する。図1乃至図7はこのヘアカッターの一例を示すものである。このヘアカッターは本体1と、付属の充電器3から構成される。本体1の外殻は上底部8a及び下底部8bを有する円筒状のハウジング8と、ハウジング8の上底部8aに接続される刃取り付け台22から構成される。刃取り付け台22の傾斜部22aを構成する刃ブロック57には互いに摺接する櫛状の固定刃20と可動刃21からなる刃19がその先端に装着される。そして、この刃ブロック57は刃取り付け台22の内部壁22aの上面にネジ58にて取り付けられた刃ブロック固定バネ23にて固定される。ハウジング8は、その軸方向の中心線を含む平面で、尚且つ刃19の刃先に平行な平面で分割した2つのハウジング部品9,9を合わせることで形成される。このハウジング8の前半分及び後半分を構成するハウジング部品9,9の内、ハウジング8の前半分を構成するハウジング部品9(以下、これをハウジング部品10とする)にはその外周壁11に連続して略円形の底壁12が形成されている(このハウジング部品10の底壁12の詳細は図6に示す)。
【0012】
ところで、本体1は以下のようにして構成される。まず基台ブロック26に図7に示すようにモーター29、スイッチ基台30、スイッチ金具31、蓄電池27、充電回路28、二次側コイル6、充電表示ランプ52を配設した後、この基台ブロック26をハウジング部品10に配設する。尚、モーター29の配設時には予めモーター29の出力軸29aを偏芯カム33の下部穴33aに嵌入すると共に、軸41を偏芯カム33の上部穴33cに嵌入しておき、偏芯カム33の鍔部33bをハウジング部品10の上壁34の溝34aに嵌め込む(図1)。続いてこのハウジング部品10にハウジング部品9を合わせる。ここでハウジング部品10の底壁12とハウジング部品9の縁部53との接続部14には凹凸嵌合部15が形成されており、両者を容易に接続できるようになっている。即ち、図6に示すようにハウジング部品10の底壁12の、前側半分12eの半円部の後端部には左右一対の凸部51が設けてあると共に、底壁12の後側半分12fの外周部には半円周状の凸部24が設けてあり、他方、ハウジング部品9の縁部53には前記凸部51及び凸部24が嵌合可能な半円周状の凹部25が設けてあるため(図5)、これらを嵌合させることで、ハウジング部品10に対するハウジング部品9の位置決めができると共に、ハウジング部品10とハウジング部品9との接続を容易に行うことできる。尚、この時、偏芯カム33の鍔部33bはハウジング部品9の上壁35に設けた溝35aに嵌った状態にある(図1)。また、ハウジング部品10にハウジング部品9を合わせる際は、モータ29及び蓄電池27とハウジング部品9との間に各々クッション50を入れておく。この後、ハウジング部品10の穴36と、基台ブロック26の穴37と、ハウジング部品9の穴38にネジ39を通して、ハウジング部品10と、基台ブロック26と、ハウジング部品9とを完全に固定すると共に、スライド式の電源用スイッチハンドル32をハウジング10の前面10aに設けた溝部54に嵌め込み、電源用スイッチハンドル32の係止片32aを基台ブロック26に配したスイッチ基台30の係止部30aに係止する。続いて刃取り付け台22をハウジング8の上底部8aに接続すると同時に、偏芯カム33の上部穴33cに嵌入した軸41の上方を可動刃21に取り付けた駆動子40の下部穴40aに挿通させ、本体1の組み付けを完了する(図2)。
【0013】
次に充電器3について説明する。充電器3は図3に示すように柱状の本体支持部46と台座状の本体載置部4からなり、充電器ケース43でその外殻が形成され、充電器ケース43の下部からは電源コード56が導出されている。本体支持部46の上端には本体ガイド42が装着され、2つのガイド片42aで円筒状の本体1を挟持し、本体1の底壁12が本体載置部4の正規位置に置かれるようにガイドすると共に、本体1の底壁12が充電中に振動等で本体載置部4の正規位置からズレたり、本体1が転倒するのを防止する。尚、本体載置部4には本体1の底壁12を載置する正規位置を示す凸部4bが本体載置部4の載置壁4aの上面に設けてある。充電器ケース43の下部は開口しており、内部に充電器回路44及び一次側コイル5を配設した後、底蓋45にて閉塞される。尚、充電器回路44内の一次側コイル5は、本体載置部4に設けた正規位置を示す凸部4bの中心の直下にそのコイル中心が位置するように配設される。また、この一次側コイル5は、巻線49をコイルボビン48に巻き付けることによって構成されるもので、充電器回路44と接続され、コイルボビン48の上面が本体載置部4の載置壁4aの下面に密着するように設けてある(図1)。また、充電器3の底蓋45の側部にはカットする髪の刈り高さを揃えるアタッチメント55を置くためのポケット47が設けてある。
【0014】
次に本発明の要部であるハウジング部品10の外周壁11に連続して形成される略円形の底壁12について説明する。既述のようにハウジング部品10の底壁12の、前側半分12eの半円部の後端部には左右一対の凸部51が設けてあると共に、底壁12の後側半分12fの外周部には半円周状の凸部24が設けてあり、他方、ハウジング部品9の縁部53には前記凸部51及び凸部24が嵌合可能な半円周状の凹部25が設けてある。このようにハウジング部品10の底壁12とハウジング部品9の縁部53との接続部14を凹凸嵌合部15で構成することで、ハウジング部品10の底壁12とハウジング部品9との接続を容易に行うことできる。また、上記凹凸嵌合部15を円弧状に形成することで、ハウジング部品10の底壁12が強い力を受けても底壁12とハウジング部品9の接続部14の強度を確保することができる。また、図5に示すように巻線49をコイルボビン48に巻き付けることによって構成される二次側コイル6は、コイル中心が本体1の中心軸上に位置するように充電回路28の直下に配設される。そして、ハウジング部品10の底壁12の内面12aは配設する二次側コイル6、即ち、コイルボビン48の形状に合わせて凹凸面17に形成されており、コイルボビン48の下面が底壁12の内面12aに密着するようにしている。これにより、底壁12に二次側コイル6を配設する際、二次側コイル6の位置決めを確実に行うことができる。また、底壁12の外面12bの中央部12cには凹部16が設けてあるが、これは、本体1を充電器3の本体載置部4に置いた際、充電器3の本体載置部4上に小さな異物があっても、一次側コイル5と二次側コイル6間の距離が一定に保たれるようにするためである。尚、図8に示すように底壁12の端部12dにハウジング部品9を係止するフック18を設けると、ハウジング部品9が底壁12に対して開くのを防止できるので尚良い。
【0015】
次に本体1を充電する際の動作説明をする。まず充電器3の電源コード56をコンセントに接続した後、本体1を垂直に立てた状態で、充電器3の本体ガイド42に挿入し、本体1の中心軸が充電器3の本体載置部4の正規位置にくるようにゆっくりと本体載置部4上に載置する。これと同時に本体載置部4下に配設した一次側コイル5によって本体1の底壁12の内面12aに配設した二次側コイル6が電磁誘導され、本体1内の蓄電池7が充電される。尚、本体1の中心軸が充電器3の本体載置部4の正規位置にある場合、一次側コイル5と二次側コイル6のコイル中心は同一直線(図1のX−X線)上にあるため、効率の良い充電が行われ、一方、本体1の中心軸が充電器3の本体載置部4の正規位置よりズレると、一次側コイル5と二次側コイル6のコイル中心がズレるため、ズレ分に比例して充電効率は低下する。また、充電器3の一次側コイル5と本体1の二次側コイル間の距離Tは一定であることが、本体1に安定した充電電流を供給する上で重要となる。例えば、距離Tが場所によって異なっていたりすると、充電回路28の充電電流が変化してしまい、本体動作に必要な充電量が得られなかったり、または充電電流が充電する毎に異なって、本体動作時間が都度変化してしまうといった事態が起きるが、本例のようにハウジング部品10の外周壁11に連続して略円形の底壁12を形成し、底壁12の内面12aに二次側コイル6を配設し、且つ底壁12の外面12bが充電の際、充電器3の本体載置部4との接触面13となるようにすることで、従来の縦に2つ割りしたハウジング部品を合わせて本体のハウジングを構成したもののようにハウジングの底部で接合したハウジング部品間に段差が生じるような心配がなく、一次側コイル5と二次側コイル6間の距離Tを確実に一定に保つことができるので、本体1に安定した充電電流を供給することができる。
【0016】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の発明にあっては、従来の縦に2つ割りしたハウジング部品を合わせて本体のハウジングを構成したもののようにハウジングの底部で接合したハウジング部品間に段差が生じるような心配がなく、一次側コイルと二次側コイル間の距離を確実に一定に保つことができるので、本体に安定した充電電流を供給することができる。
【0017】
また、本発明の請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載の発明の効果に加えて、前記効果を奏する構成を容易に実現できる。
【0018】
また、本発明の請求項3記載の発明にあっては、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、底壁と他のハウジング部品との接続が容易に行える。
【0019】
また、本発明の請求項4記載の発明にあっては、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、底壁が強い力を受けても底壁と他のハウジング部品の接続部の強度を確保することができる。
【0020】
また、本発明の請求項5記載の発明にあっては、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、本体を充電器の本体載置部に置く際、充電器の本体載置部上に小さな異物があっても、一次側コイルと二次側コイル間の距離が一定に保たれる。
【0021】
また、本発明の請求項6記載の発明にあっては、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、底壁に二次側コイルを配設する際、二次側コイルの位置決めを確実に行うことができる。
【0022】
また、本発明の請求項7記載の発明にあっては、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明の効果に加えて、他のハウジング部品が底壁に対して開くのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、充電時のヘアカッターと充電器の縦断面図である。
【図2】同上の(a)はヘアーカッターの背面図、(b)はヘアーカッターの側面図、(c)はヘアーカッターの正面図、(d)はヘアカッターの下面図である。
【図3】同上の充電器の正面図である。
【図4】同上の充電時のヘアーカッターと充電器の正面図である。
【図5】同上のヘアーカッターの二次側コイル配設部分の縦断面図である。
【図6】同上の(a)はヘアカッターのハウジングを構成する一方のハウジング部品の底壁の下面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(b)のB矢視図である。
【図7】同上のヘアカッターの分解斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態の他の例を示し、(a)はヘアーカッターの二次側コイル配設部分の縦断面図、(b)はヘアカッターのハウジングを構成する一方のハウジング部品の底壁の下面図、(c)はヘアカッターのハウジングを構成する他方のハウジング部品の縁部の下面図である。
【符号の説明】
1 本体
2 底部
3 充電器
4 本体載置部
5 一次側コイル
6 二次側コイル
7 蓄電池
8 ハウジング
9 ハウジング部品
10 ハウジング部品
11 外周壁
12 底壁
12a 内面
12b 外面
12c 中央部
12d 端部
13 接触面
14 接続部
15 凹凸嵌合部
16 凹部
17 凹凸面
18 フック
Claims (7)
- 本体の底部に二次側コイルを配設すると共に、充電器の本体載置部下に一次側コイルを配設し、本体を充電器の本体載置部に載置すると、本体載置部下に配設した一次側コイルによって本体の底部に配設した二次側コイルが電磁誘導され、本体内の蓄電池が充電される非接触充電装置において、本体のハウジングが、二次側コイルを縦断する面で分割された複数のハウジング部品を組み合わせて構成され、複数のハウジング部品の内、1つのハウジング部品にはその外周壁に連続して底壁が形成され、該底壁の内面に二次側コイルが配設され、且つ該底壁の外面は充電の際、充電器の本体載置部との接触面となることを特徴とする非接触充電装置。
- 円筒形の本体のハウジングが、その軸方向の中心線を含む平面で2分割されたハウジング部品を組み合わせて構成され、一方のハウジング部品にはその外周壁に連続して略円形の底壁が形成され、該底壁の内面に二次側コイルが配設され、且つ該底壁の外面は充電の際、充電器の本体載置部との接触面となることを特徴とする請求項1記載の非接触充電装置。
- 前記底壁と他のハウジング部品との接続部を凹凸嵌合部で構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の非接触充電装置。
- 前記接続部を円弧状の凹凸嵌合部で構成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の非接触充電装置。
- 前記底壁の外面の中央部に凹部を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の非接触充電装置。
- 前記底壁の内面を配設する二次側コイルの形状に合わせて凹凸面に形成したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の非接触充電装置。
- 前記底壁の端部に他のハウジング部品を係止するフックを設けたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の非接触充電装置。
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