JP3669318B2 - 通信装置、プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は通信装置、プログラム、記録媒体に係り、詳しくは、電子メール機能を有する携帯電話機、電話機やファクシミリなどの通信装置と、その通信装置を実現するようにコンピュータシステムを機能させるためのプログラム、そのプログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、NTTより「Lモード」と呼ばれる情報サービスが提供されている。このLモードは、Lモード対応の通信機器(電話機やファクシミリなど)から、メニュー操作により、電話感覚で文字や簡易な画像を中心とした情報検索や電子メールの送受信などが利用できるサービスである。尚、Lモードにおける情報検索や電子メールの送受信は、NTTが設置しているLモードゲートウェイを経由して行われる。
【0003】
Lモードの通信機器では、使用者がメールアドレスを設定することなく電子メールを送受できるように、初期設定で利用者の電話番号□□□□□□□□□□+Lモードの識別子(@pipopa.ne.jp)、たとえば、電話番号が0312345678の家庭で使われる機器には、予め、0312345678@pipopa.ne.jpの電子メールアドレスが設定されて出荷される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、初期設定されているメールアドレスの特徴部分が、10桁前後の数字のみからなるため迷惑メールが配信され易いといういう問題がある。即ち、例えば10桁の場合、10桁の数字の組み合わせで、且つ、最初の2桁〜5桁は、03、05617等の市街番号であるため、残りの8桁〜5桁の組み合わせは、10の8乗(0〜9までの10種類の数字の8桁分)〜10の5乗(10種類の数字の5桁分)しかなく、コンピュータを用いて全ての組み合わせのメールアドレスを容易に作り出せる。このため、第3者が、全ての組み合わせのメールアドレスへ広告等の電子メールを送り出すことができ、これを配信されたLモード通信機器の利用者は、不快であるだけではなく、電子メールの利用料を負担しなければならないという実害もある。係る課題は、Iモードなどの携帯電話においても、電話番号をメールアドレスとして初期設定してあるため、同様に発生している。
【0005】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、以下の目的を有するものである。
(1)迷惑メールの配信を防止できる通信装置を提供する。
(2)上記(1)の通信装置を実現するようにコンピュータシステムを機能させるためのプログラムを提供する。
(3)上記(1)の通信装置を実現するようにコンピュータシステムを機能させるためのプログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
係る目的を達成するためになされた請求項1に記載の通信装置は、電子メールを受信可能であり、識別部を有するメールアドレスが設定される通信装置であって、メールアドレスの識別部が数字のみから成るかを判断する数字アドレス判断手段と、数字アドレス判断手段により、初期設定されているメールアドレスの識別部が数字のみから成ると判断された際に、メールアドレスの変更を促すアドレス変更指示手段とを備えることを技術的特徴とする。
【0007】
請求項1に記載の通信装置によれば、メールアドレス□□□□□□□□□□@pipopa.ne.jpの内の識別部□□□□□□□□□□の初期設定が電話番号のような数字のみから成るかを判断し、数字のみから成ると判断した際に、メールアドレスの変更を促す。このため、使用者は初期設定されているメールアドレスの識別部を早急にアルファベット等を使用したものに変更することができ、迷惑メールの配信を防止することができるようになる。
【0008】
請求項2に記載の通信装置は、アドレス変更指示手段は、変更されたメールアドレスの識別部が、数字アドレス判断手段により数字のみから成ると判断された際に、メールアドレスの変更を促すことを技術的特徴とする。
請求項2では、変更されたメールアドレスの識別部が数字のみから成るかを判断し、数字のみから成ると判断した際に、メールアドレスの変更を促す。このため、使用者が識別部をアルファベット等を使用したものに変更することで、迷惑メールの配信を防止することができるようになる。
【0009】
請求項3に記載の通信装置は、変更されたメールアドレスの識別部がアルファベットのみから成るかを判断するアルファベットアドレス判断手段と、前記アルファベットアドレス判断手段によりアルファベットのみから成ると判断された際に、メールアドレスの変更を促す第2アドレス変更指示手段とを更に備えることを技術的特徴とする。
【0010】
請求項3では、変更されたメールアドレスの識別部がアルファベットのみから成るかを判断し、アルファベットのみから成ると判断された際に、メールアドレスの変更を促す。即ち、メールアドレスが変更されても、メールアドレス□□□□□□□□□□ @pipopa.ne.jp の内の識別部□□□□□□□□□□がアルファベットのみから成る場合には、組み合わせは、26×2(A〜Z及びa〜zのアルファベット数)の10乗であって、迷惑メールの配信を完全には防ぎきれない。このため、アルファベットのみから成ると判断された際に、メールアドレスの変更を促し、アドレスに数字、更に−、.(ドット)、_等の記 号を混ぜさせることで、迷惑メールの配信を完全に防止できる。
【0011】
請求項4に記載の通信装置は、非推奨アドレスを保持する保持手段と、変更されたメールアドレスの識別部が前記非推奨アドレスを含むかを判断する非推奨アドレス判断手段と、前記非推奨アドレス判断手段により非推奨アドレスを含むと判断された際に、メールアドレスの変更を促す第3アドレス変更指示手段とを更に備えることを技術的特徴とする。
【0012】
請求項4では、女性の名前、著名人の名前、ありふれた氏名等の容易に思い付き得るアドレスを非推奨アドレスとして予め保持しておく。そして、変更されたメールアドレスの識別部が保持された非推奨アドレスを含むかを判断し、非推奨アドレスを含むと判断された際に、メールアドレスの変更を促す。女性の名前、著名人の名前、ありふれた氏名等から成るアドレスを避けることで、迷惑メールの配信を完全に防止できる。
【0013】
次に、請求項5に記載のプログラムは、請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信装置における前記各手段としてコンピュータシステムを機能させるためのプログラムを提供するものである。つまり、請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信装置における前記各手段を実現するための機能は、コンピュータシステムで実行されるプログラムとして備えることができる。このようなプログラムの場合、例えば、ROMやバックアップRAMをコンピュータで読み取り可能な記録媒体として前記プログラムを記録しておき、このROMあるいはバックアップRAMをコンピュータシステムに組み込んで用いることができる。
この他、半導体メモリ(スマートメディア,メモリスティックなど),ハードディスク,フロッピーディスク,データカード(ICカード,磁気カードなど),光ディスク(CD−ROM,CD−R,CD−RW,DVDなど),光磁気ディスク(MOなど),相変化ディスク,磁気テープなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に前記プログラムを記録しておき、そのプログラムを必要に応じてコンピュータシステムにロードして起動することにより用いてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]以下、本発明に係る第1実施形態について図面を参照して説明する。図1は、NTTが提供するLモードにおける通信システム10の概略構成を示すブロック図である。Lモードにおける通信システム10は、Lモード対応の各種通信機器11、インターネット網12、インターネット網12に接続された各種通信機器13、情報提供者の通信機器14、公衆電話回線15、Lモードゲートウェイ16などから構成されている。
【0015】
Lモード対応の各種通信機器11には、例えば、Lモード対応の電話機やファクシミリ、ICカード公衆電話機などがある。WWWサーバ(図示略)を介してインターネット網12に接続された各種通信機器13には、例えば、パーソナルコンピュータや携帯電話機などがある。通信機器14を用いて各種情報(日々の生活に役立つ情報、地域に密着した情報)を提供する情報提供者(例えば、天気予報提供者(日本気象協会など)、銀行、証券会社、新聞社、販売店など)は、NTTが提供するLメニューリストに登録されている。
【0016】
各通信機器11,13,14およびインターネット網12は、公衆電話回線15を介して、NTTが設置しているLモードゲートウェイ16に接続されている。そして、Lモード対応の各種通信機器11は、第1経路(公衆電話回線15→Lモードゲートウェイ16→公衆電話回線15)または第2経路(公衆電話回線15→インターネット網12→Lモードゲートウェイ16→公衆電話回線15)を通じて情報提供者の通信機器14と各種情報および電子メールを送受信することができる。また、Lモード対応の各種通信機器11は、インターネット網12に接続された各種通信機器13と前記第2経路を通じて各種情報および電子メールを送受信することができる。尚、Lモードゲートウェイ16は、実際には、NTT西日本とNTT東日本にそれぞれ1つずつ設けられて互いに接続されている。
【0017】
図2は、Lモード対応の各種通信機器11の一例であるLモード対応ファクシミリの本体20の外観を示す平面図である。Lモード対応ファクシミリの本体20には、表示器21および多数のボタン(キー)類22が配設されており、ハンドセット(図示略)が接続されると共に、本体20を親機とするコードレスホンの子機(図示略)が別体に設けられている。表示器21は、例えば、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイなどから構成されている。表示器21には、Lモードゲートウェイ16と本体20との回線が接続中であることを示すピクトグラム、回線接続が切断されたことを示すメッセージ文(例えば「切断されました」など)、予め設定された待ち受け画面などが表示される。
【0018】
ボタン類22を構成する各ボタンには、ダイヤルボタンを構成するテンキー、各種操作(例えば、留守番電話の設定・解除、スピーカー再生、保留または子機への切替など)を行うための各種機能ボタン、電子メールに関する操作を行う際に用いられるEメールボタン22a、Lモードに関する操作を行う際に用いられるLボタン22b、表示器21に表示されるカーソル(図示略)を上下左右に移動させるカーソル移動ボタン(スクロールボタン)22cなどがある。
【0019】
図3は、Lモード対応ファクシミリの本体20の電気的構成を示すブロック回路図である。Lモード対応ファクシミリの本体20には、表示器21、ボタン類22、パネルGA(Gate Array)41、モータ42、サーマルヘッド43、スキャナ44、センサ類45、AFE(Analog Front End)46、メロディIC(Integrated Circuit)47、スピーカ48、RTC(Real Time Clock)49、ROM50、RAM51、EEPROM52、子機用高周波(RF:Radio Frequency)ユニット53、クロスポイントスイッチ54、ハンドセット55、NCU56、CPU57、記録回路58、読取回路59、FAX・データモデム60などが備えられている。
【0020】
CPU57は、親機としての本体20および子機(図示略)を含めたLモード対応ファクシミリ全体の動作を制御する。CPU57には、記録回路58、読取回路59、パネルGA41、FAX・データモデム60、AFE46、RTC49、ROM50、RAM51、EEPROM52、子機用RFユニット53が接続されている。尚、CPU57,記録回路58,読取回路59,パネルGA41,FAX・データモデム60は1チップIC61によって構成され、その1チップIC61は1チップFAXエンジンと呼ばれる。
【0021】
記録回路58は、CPU57の制御処理に従い、プリンタを構成するモータ42およびサーマルヘッド43の動作を制御する。モータ42は、Lモード対応ファクシミリの本体20に印刷用紙を供給排出するために移動させる。サーマルヘッド43は、感熱紙からなる印刷用紙に印刷を行う。尚、サーマルヘッド43に代えて、インクジェットヘッドであっても良いしレーザーエンジンを使用しても良い。読取回路59は、CPU57の制御に従い、スキャナ44の動作を制御する。スキャナ44は、原稿に印刷されている文字や画像を読み取り、その文字や画像のデータを読取回路59へ出力する。センサ類45は、印刷用紙がセットされていることを検出する印刷用紙検出センサ、ハンドセット55がセットされていることを検出するハンドセット検出センサなど、本体20に備えられた各種センサから構成されている。パネルGA41は、ボタン類22および表示器21とCPU57との間でデータ信号の仲介を行うためのインタフェースとして機能する。
【0022】
FAX・データモデム60は、ファクシミリの送受信データの変復調を行うと共に、Lモードにおける各種情報および電子メールの送受信データの変復調を行う。AFE46は、メロディIC47およびクロスポイントスイッチ54とCPU57およびFAX・データモデム60との間でデータ信号のサンプリングおよび変換を行う。メロディIC47は、CPU57の制御処理に従い、電話の着信音メロディを生成し、スピーカ48を駆動して当該着信音メロディを発音させる。
【0023】
RTC49は、現在の時刻および年月日を計測し、それらのデータをCPU57へ出力する。ROM50は、CPU57が各種制御を実行するための各種制御プログラム及び非推奨アドレスを記憶している。ここで、非推奨アドレスとは、第3者が容易に思い付くような電子メールアドレスで、NAOMI,YUMIKO等の典型的な女性の名前やJIMI.HEN等の著名人の氏名、略称、SUZUKITARO等の電話帳で多く見受けられる氏名等からなるデータである。RAM51は、CPU57の作業領域や各種データの展開領域を提供する。EEPROM52は、電話やファクシミリの送信先の電話番号、電子メールの送信先やインターネット網12に接続された各種通信機器13,14のURL(Uniform Resource Locator)などを記憶している。
【0024】
子機用RFユニット53は、コードレスホンの子機(図示略)と親機である本体20とを無線回線を通じて接続するために、CPU57と子機との間でデータ信号を無線で送受信する。クロスポイントスイッチ54は、子機用RFユニット53、NCU56、電話の送受話器からなるハンドセット55、AFE46のそれぞれの間で転送されるデータ信号を切り替えて仲介する。NCU56は、公衆電話回線15に接続されて網制御を行い、公衆電話回線15に対するダイヤル信号を送り出すと共に、公衆電話回線15からの呼出信号に対する応答などを行う。
【0025】
[CPU57が実行する主な制御処理]図4、図5は、第1実施形態においてCPU57が実行する主な制御処理の流れを示すフローチャートである。CPU57は、ROM50に記録(記憶)されているプログラムに従い、コンピュータによる各種演算処理によって、以下の各ステップ(以下、「S」と記載する)の処理を実行する。尚、前記プログラムをコンピュータで読み取り可能な記録媒体(半導体メモリ(メモリスティックなど)、ハードディスク、フロッピーディスク、データカード(ICカード,磁気カードなど)、光ディスク(CD−ROM,CD−R,CD−RW,DVDなど)、光磁気ディスク(MOなど)、相変化ディスク、磁気テープなど)を備えた外部記録装置(外部記憶装置)に記録(記憶)しておき、当該プログラムを必要に応じて外部記録装置からCPU57にロードして起動することにより用いるようにしてもよい。
【0026】
[メールアドレスの変更指示処理] 第1実施形態のファクシミリでは、使用者がメールアドレスを設定することなく電子メールを送受できるように、初期設定で利用者の電話番号□□□□□□□□□□(10桁前後)+Lモードの識別子(@pipopa.ne.jp)、たとえば、電話番号が0312345678の家庭で使われる機器には、予め、0312345678@pipopa.ne.jpの電子メールアドレスが設定されている。このため、使用者がファクシミリを設置する際あるいは電源投入時に、早急にメールアドレスを数字以外にするよう変更を促す。
【0027】
CPU57は、まず、予め設定された周期、例えば、1日を経過したか否かを判断する(S12)。そして、所定周期の経過で(S12:Yes)、メモリ(EEPROM)50に保持されているメールアドレスを取得し(S14)、メールアドレスの@よりも左の部分(識別部)の文字列を抽出する。
【0028】
CPU57は、メールアドレスの識別部が全て数字からなるか否かを判断する(S18)。ここで、識別部に数字以外のアルファベット等が含まれる場合には(S18:No)、使用者により既にメールアドレスが変更されているため処理を終了する。
【0029】
一方、識別部が全て数字からなる場合には(S18:Yes)、図6(A)に示すように表示部21に”迷惑メール配信防止の為、メールアドレスを変更してください”との警告を表示する(S20)。なお、この際に、併せて音声によってメールアドレスの変更を促してもよい。そして、キー操作があるかを判断し(S22)、キー操作があると(S22:Yes)、警告表示を中断して当該キー操作に対応した処理へ移行する。尚、ファクシミリの設置時(電源投入時)にだけ変更を促す処理を行うようにしても良い。
【0030】
第1実施形態のファクシミリによれば、メールアドレス□□□□□□□□□□@pipopa.ne.jpの内の識別部□□□□□□□□□□(10桁前後)が数字のみから成るか、即ち、初期設定のまま変更されていないかを判断し、数字のみから成り初期設定のままであると判断された際に、メールアドレスの変更を促す。このため、使用者が識別部をアルファベット等へ変更することで、迷惑メールの配信を防止することができるようになる。
【0031】
[メールアドレスの変更処理]第1実施形態のファクシミリでは、メールアドレスが変更される際にも、迷惑メールが配信される可能性があるアルファベットのみからなるアドレス、上記ROM50に保持されている非推奨アドレス(典型的な女性の名前、著名人の氏名、略称、電話帳で多く見受けられる氏名)を避けるように指示を行う。
【0032】
CPU57は、メールアドレスの変更を開始するための図6(B)に示すマイアドレス設定の機能選択メニューを表示している際に(S52)、カーソル移動ボタン(スクロールボタン)22cの操作により”登録/変更”が反転表示された状態で、Lモード操作を行うLボタン22bが押されると、アドレス変更が選択されたものとして(S54:Yes)、メールアドレスの変更処理を開始する。
【0033】
CPU57は、先ず、メモリ(EEPROM)50に保持されているメールアドレスを初期化し(S56)、キー入力に待機する(S58)。キー入力があると(S58:Yes)、キー入力は数字、アルファベット等の有効コードであるか否かを判断し(S60)、「♯」等のメールアドレスに用い得ない入力(有効コード)でない場合には(S60:No)、キー入力受付拒否音を成らし(S64)、S58に戻りキー入力に待機する。一方、有効な入力がなされた場合には(S60:Yes)、キー入力が、入力完了コードかを判断する(S62)。入力完了コードが入力されるまでは(S62:No)、入力されたコードをメモリに書き込む(S66)。そして、最大サイズの桁数(例えば10桁)まで入力されているかを判断し(S68)、最大サイズの桁入力がなされるまで(S68:No)、S58に戻り次のキー入力に待機する。尚、最大サイズの桁数は携帯電話のように11桁であっても良い。
【0034】
ここで、最大サイズの桁数まで入力されたか(S68:Yes)、又は、最大サイズの桁数の入力以前に入力完了コードが入力されたときには(S62:Yes)、入力されたメールアドレスの@よりも左の部分(識別部)の文字列を抽出する(S70)。そして、識別部が全て数字からなるか否かを判断し(S72)、数字のみからなる場合には(S72:Yes)、図6(C)に示すように表示部21に”この入力されたアドレスは推奨できません、取り扱い説明書をよく読んで再入力願います”との再入力警告を表示する(S78)。なお、この際に、併せて音声によってメールアドレスの再入力を促してもよい。そして、キー操作があるか否かを判断し(S80)、キー操作があると(S80:Yes)、一旦、メールアドレスの変更を中断し、アドレスを変更前に戻して(S84)、処理を終了する。
【0035】
一方、入力されたメールアドレスの識別部に数字以外が含まれる場合には(S72:No)、次に、メールアドレスの識別部が全てアルファベットからなるか否かを判断する(S74)。ここで、全てアルファベットから成る場合には(S74:Yes)、S78へ移行し、上述したように再入力警告を行う。
【0036】
第1実施形態では、変更されたメールアドレスの識別部がアルファベットのみから成るかを判断し、アルファベットのみから成ると判断された際に、メールアドレスの変更を促す。即ち、メールアドレスが変更されても、メールアドレス□□□□□□□□□□@pipopa.ne.jpの内の識別部□□□□□□□□□□がアルファベットのみから成る場合には、組み合わせは、26×2(A〜Z及びa〜zのアルファベット数)の10乗であって、迷惑メールの配信を完全には防ぎきれない。このため、アルファベットのみから成ると判断された際に、メールアドレスの変更を促し、アドレスに数字、更に−、.(ドット)、_等の記号を混ぜさせることで、迷惑メールの配信を完全に防止できる。
【0037】
入力されたメールアドレスの識別部にアルファベット以外が含まれる場合には(S74:No)、次に、メールアドレスの識別部に上記ROM50に保持されている非推奨アドレス(典型的な女性の名前、著名人の氏名、略称、電話帳で多く見受けられる氏名)が含まれているか否かを判断する(S76)。ここで、非推奨アドレスを含むる場合には(S76:Yes)、S78へ移行し、上述したように再入力警告を行う。一方、非推奨アドレスを含まない場合には(S76:No)、変更処理を終了し、当該メールアドレスへの変更処理(S82)を開始する。
【0038】
第1実施形態では、女性の名前、著名人の名前、ありふれた氏名等の容易に思い付き得るアドレスを非推奨アドレスとして予め保持しておく。そして、変更されたメールアドレスの識別部が保持された非推奨アドレスを含むかを判断し、非推奨アドレスを含むと判断された際に、メールアドレスの変更を促す。女性の名前、著名人の名前、ありふれた氏名等から成るアドレスを避けることで、迷惑メールの配信を完全に防止できる。
【0039】
なお、上述した実施形態では、非推奨アドレスをROM50に保持したが、これと共に、Lモードの制御情報を公衆回線15を介してゲートウェイ16側から更新する際に、併せて、非推奨アドレスを配信し、ファクシミリ側でEEPROM52で保持して、配信された非推奨アドレスのメールアドレスとしての使用を避けるようにしてもよい。
【0040】
[第2実施形態]上述した第1実施形態では、本発明の構成をLモード対応ファクシミリに適用した例を挙げた。これに対して、第2実施形態では、本発明の構成をIモード対応携帯電話機に適用している。
【0041】
図7は、第2実施形態の携帯電話機120の外観を示している。該携帯電話機120には、表示装置21とボタン類22とが備えられている。図8は、携帯電話機の電気的構成を示すブロック図である。該携帯電話機120には、表示器21、ボタン類22、パネルGA(Gate Array)41、スピーカ72、マイクロホン74、RTC(Real Time Clock)49、ROM50、RAM51、EEPROM52、通信制御装置70などが備えられている。
【0042】
この第2実施形態のCPU57によるメールアドレスの変更指示、及び、変更処理は、図4及び図5を参照して上述した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。尚、S68の最大サイズの桁数は11桁数である。
【0043】
なお、第1実施形態は、Lモード対応の各種通信機器11の一例としてLモード対応ファクシミリに具体化したものを示し、第2実施形態では、Iモード対応の各種通信機器の一例としてIモード対応の携帯電話機を示した。しかし、電子メールを使用可能であれば、どのような通信機器(例えば、Lモード対応電話機)へ適用することもできる。
【0044】
尚、上述した[特許請求の範囲]および[課題を解決するための手段および発明の効果]に記載した構成要素と、後述する[発明の実施の形態]に記載した構成部材との対応関係は以下のようになっている。「数字アドレス判断手段」はS18での処理に対応し、「アドレス変更指示手段」はS20での処理に対応する。一方、「アルファベットアドレス判断手段」はS74での判断に対応し、「第2アドレス変更指示手段」はS78での処理に相当する。また、「保持手段」はROM50に対応し、「非推奨アドレス判断手段」はS76での処理に対応し、「第3アドレス変更指示手段」はS78での処理に対応する。
【0045】
「プログラム」は、CPU57が実行する図4、図5に示すフローチャートの処理に該当する。「記録媒体」は、ROM50に該当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】NTTが提供するLモードにおける通信システムの概略構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1実施形態に係るLモード対応ファクシミリの本体の外観を示す平面図。
【図3】Lモード対応ファクシミリの本体の電気的構成を示すブロック回路図。
【図4】本体に備えられたCPUが実行する主な制御処理の流れを示すフローチャート。
【図5】本体に備えられたCPUが実行する主な制御処理の流れを示すフローチャート。
【図6】(A)は表示器に表示される選択画像を示す説明図、(B)は表示器に表示される警告画像を示す説明図、(C)は表示器に表示される再入力警告画像を示す説明図。
【図7】本発明を第2実施形態に係るIモード対応携帯電話機の外観を示す平面図。
【図8】Iモード対応携帯電話機の電気的構成を示すブロック回路図
【符号の説明】
10…Lモードにおける通信システム
11…Lモード対応の各種通信機器
15…公衆電話回線
16…Lモードゲートウェイ
20…Lモード対応ファクシミリの本体
21…表示器
22…ボタン類
41…パネルGA
42…モータ
43…サーマルヘッド
46…AFE
50…ROM
51…RAM
52…EEPROM
54…クロスポイントスイッチ
56…NCU
57…CPU
58…記録回路
60…FAX・データモデム
120…携帯電話機
Claims (5)
- 電子メールを受信可能であり、識別部を有するメールアドレスが設定される通信装置において、
メールアドレスの識別部が数字のみから成るかを判断する数字アドレス判断手段と、
前記数字アドレス判断手段により、初期設定されているメールアドレスの識別部が数字のみから成ると判断された際に、メールアドレスの変更を促すアドレス変更指示手段とを備えることを特徴とする通信装置。 - 前記アドレス変更指示手段は、変更されたメールアドレスの識別部が、前記数字アドレス判断手段により数字のみから成ると判断された際に、メールアドレスの変更を促すことを特徴とする請求項1の通信装置。
- 変更されたメールアドレスの識別部がアルファベットのみから成るかを判断するアルファベットアドレス判断手段と、
前記アルファベットアドレス判断手段によりアルファベットのみから成ると判断された際に、メールアドレスの変更を促す第2アドレス変更指示手段とを更に備えることを特徴とする請求項1又は請求項2の通信装置。 - 非推奨アドレスを保持する保持手段と、
変更されたメールアドレスの識別部が前記非推奨アドレスを含むかを判断する非推奨アドレス判断手段と、
前記非推奨アドレス判断手段により非推奨アドレスを含むと判断された際に、メールアドレスの変更を促す第3アドレス変更指示手段とを更に備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信装置における前記各手段としてコンピュータシステムを機能させるためのプログラム。
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