JP3669832B2 - 文字認識装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、選択用のマークによって選択された文字または文字列を認識結果として抽出する文字認識装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2(a),(b)は、従来の帳票のマークフィールドの説明図である。
マークで選択された文字や文字列を認識結果として抽出する文字認識装置では、図2(a)のように、ドロップアウトカラーでマーク記入枠1及びガイダンス文字2等が予め印刷された帳票(ドロップアウトカラー帳票)を用いることが、多かった。マーク記入枠1は、マークを記入する場所を指定するものであり、該マーク記入枠1の内側に、ガイダンス文字2が印刷されている。ガイダンス文字2は、選択項目を表示するものであり、単数の場合と複数の場合とがある。ドロップアウトカラーとしては、青系や赤系の色が一般的に採用される。マーク記入枠1とガイダンス文字2の文字列が印刷された帳票のマークフィールドに、黒色の筆記具によって「○」や「ν」等のマーク3が付される。文字認識装置は、マーク3が付されたマーク記入枠1中のガイダンス文字2の文字列の「昭和」を、認識結果として抽出する。
【0003】
例えば赤系の色のドロップアウトカラーで印刷された部分は、文字認識装置を構成する画像入力部の光源を赤系とすることで、これらが入力画像に残らなくなり、マーク3がマーク記入枠1やガイダンス文字2に触れても認識へ影響が少かった。
ところが、近年、ファクシミリ装置や汎用のイメージスキャナを画像入力部として使用する文字認識装置が増加している。このような文字認識装置では、光学的な問題からドロップアウトカラーの採用が困難であるため、図2(b)のように、黒色のマーク記入枠4でマークフィールドを支援した帳票(以下、非ドロップアウトカラー帳票という)が、用いられる。非ドロップアウトカラ−帳票は、ワードプロセッサ等でレイアウトが作成され、一般のプリンタで印刷されるため、マーク記入枠4ばかりでなく、ガイダンス文字5も黒色で印刷される。そのため、認識への影響を考慮すると、ガイダンス文字5をマーク記入枠4の内側に印刷することができないので、ガイダンス文字5とそれを囲む文字枠6とをマーク記入枠4の外側に印刷していた。文字認識装置は、マーク3が付されたマーク記入枠4の外側のガイダンス文字5の例えば「昭和」を、認識結果として抽出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の非ドロップアウトカラー帳票に対する認識を行う文字認識装置では、次のような課題があった。
非ドロップアウトカラー帳票では、マーク記入枠4の外側にガイダンス文字5を印刷するので、ドロップアウトカラー帳票の場合よりも、帳票上のスペースを多く占有してしまう。また、項目毎に文字枠6が必要であり、選択項目が多い場合や、選択項目毎にガイダンス文字5の文字数が異なる場合に、帳票上でのフィールド設定に自由度が少なくなる。よって、帳票をレイアウトする際に、大きな制約を受けることになる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明のうちの第1の発明は、文字認識装置において、次のように構成している。
即ち、任意数のガイダンス文字でそれぞれ構成される複数の選択項目が複数のセル内に分離されてそれぞれ印刷されると共に該複数の選択項目には選択的にマークが付された帳票の画像を入力する画像入力部と、前記帳票における前記複数の選択項目の位置情報及び該各選択項目を構成する前記ガイダンス文字の文字列がそれぞれ定義されたマーク情報を予め格納する選択マーク定義情報格納メモリと、前記帳票の画像上の前記ガイダンス文字の文字列を前記各セル毎に切出して該ガイダンス文字を認識する文字認識部と、前記文字認識部で得られた前記各セル毎の認識結果によって前記各選択項目毎の前記文字列の定義を構成できるか否かを判定し、該判定の結果に基づき前記マークの付された選択項目の前記文字列を抽出する選択文字列抽出部とを、備えている。
【0006】
このような構成を採用したことにより、各セル内のガイダンス文字の文字列が文字認識部によって認識される。この認識において、マークが付された選択項目に対応する認識結果は、誤読あるいは認識不能になる。そこで、選択文字列抽出部によって、文字列の定義を認識結果で構成できるか否かを判定することで、マークの付された選択項目の文字列を抽出することができる。
【0007】
第2の発明は、文字認識装置において、次のような構成にしている。
即ち、任意数のガイダンス文字でそれぞれ構成される複数の選択項目が共通のセル内に行を別けてそれぞれ印刷されると共に該複数の選択項目には選択的にマークが付された帳票の画像を入力する画像入力部と、前記帳票における前記複数の選択項目の位置情報及び該各選択項目を構成する前記ガイダンス文字の文字列がそれぞれ定義されたマーク情報を予め格納する選択マーク定義情報格納メモリと、前記帳票の画像上の前記ガイダンス文字の文字列を前記行単位に切出して該ガイダンス文字を認識する文字認識部と、前記文字認識部で得られた前記行単位の認識結果が前記選択項目毎の前記文字列の定義を構成できるか否かを判定し、該判定の結果に基づき前記マークの付された選択項目の前記文字列を抽出する選択文字列抽出部とを、備えている。
【0008】
このような構成を採用したことにより、共通のセル内のガイダンス文字の文字列が行毎に文字認識部によって認識される。この認識において、マークが付された選択項目に対応する認識結果は、誤読あるいは認識不能になる。そこで、選択文字列抽出部によって、文字列の定義を認識結果で構成できるか否かを判定することで、マークの付された選択項目の文字列を抽出することができる。
【0009】
第3の発明は、文字認識装置において、次のような構成にしている。
即ち、任意数のガイダンス文字でそれぞれ構成される複数の選択項目が共通のセル内に区切り記号を挟んで配列されて印刷されると共に該複数の選択項目には選択的にマークが付された帳票の画像を入力する画像入力部と、前記帳票における前記複数の選択項目の位置情報、前記区切り記号の場所及び該各選択項目を構成する前記ガイダンス文字の文字列がそれぞれ定義されたマーク情報を予め格納する選択マーク定義情報格納メモリと、前記帳票の画像上の前記ガイダンス文字の文字列と前記区切り記号とを切出して該ガイダンス文字及び該区切り記号を認識する文字認識部と、前記文字認識部で得られた前記セル内の認識の結果と前記区切り記号の場所及び前記選択項目毎の前記文字列の定義とを照合し、前記画像において前記各選択項目のガイダンス文字の文字列が認識できたか否かを順に判定し、該判定の結果に基づき前記マークの付された選択項目の前記文字列を抽出する選択文字列抽出部とを、備えている。
【0010】
このような構成を採用したことにより、共通のセル内のガイダンス文字の文字列が、文字認識部によって認識される。この認識において、マークが付された選択項目及び区切り記号に対応する認識結果は、誤読あるいは認識不能になる。そこで、選択文字列抽出部によって、区切り記号の場所及び文字列の定義と認識結果とを照合することで、マークの付された選択項目の文字列を抽出することができる。
【0011】
第4の発明は、文字認識装置において、次のような構成にしている。
即ち、任意数のガイダンス文字でそれぞれ構成される複数の選択項目が共通のセル内に区切り記号を挟んで配列されて印刷されると共に該複数の選択項目には選択的にマークが付された帳票の画像を入力する画像入力部と、前記帳票における前記複数の選択項目の位置情報、前記区切り記号の場所及び該各選択項目を構成する前記ガイダンス文字の文字列がそれぞれ定義されたマーク情報を予め格納する選択マーク定義情報格納メモリと、前記帳票の画像上の前記ガイダンス文字の文字列と前記区切り記号とを切出して該ガイダンス文字及び該区切り記号を認識する文字認識部と、前記文字認識部で得られた前記セル内の認識の結果と前記選択項目毎の前記文字列の定義とを照合し、前記画像において前記各選択項目のガイダンス文字の文字列が認識できたか否かを順に判定し、該判定の結果に基づき前記マークの付された選択項目の前記文字列を抽出する選択文字列抽出部とを、備えている。
【0012】
このような構成を採用したことにより、共通のセル内のガイダンス文字の文字列が、文字認識部によって認識される。この認識において、マークが付された選択項目に対応する認識結果は、誤読あるいは認識不能になる。そこで、選択文字列抽出部によって、文字列の定義と認識結果とを順に照合することで、マークの付された選択項目の文字列を抽出することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
第1の実施形態
図1は、本発明の第1の実施形態を示す文字認識装置の構成図である。
この文字認識装置は、非ドロップアウトカラーで帳票の選択マークフィールドに印刷された複数の選択項目のうち、マークが付された選択項目を抽出するものであり、スキャナ或いはファクシミリ装置で構成され、該帳票の画像を入力する画像入力部10と、該画像入力部10からバスBを介して与えられた帳票の画像を格納する画像データ格納メモリ11とを有している。バスBには、さらに、読取対象の帳票における選択マークフィールドの位置情報、選択項目数、及び各選択項目を構成するガイダンス文字の文字列の定義等の必要情報が予め格納された選択マーク定義情報格納メモリ12と、文字認識部13と、認識結果格納メモリ14と、選択文字列抽出部15と、選択マーク文字列抽出結果格納メモリ16とが、接続されている。
【0014】
文字認識部13は、選択マークフィールドにおける指定された領域の行の切出しと、該行からの文字の切出しと、その文字の文字認識とを行うものである。認識結果格納メモリ14は、文字認識部13が認識した結果を格納するものである。選択文字列抽出部15は、認識結果格納メモリ14に格納された認識結果から、選択項目毎にガイダンス文字の文字列の定義が構成できるかどうかを判定し、該判定結果に基づき、どの選択項目にマークが付されたかを判定してそのマークの付された選択項目を抽出するものである。選択マーク文字列抽出結果格納メモリ16は、選択文字列抽出部15で抽出された選択項目のガイダンス文字の文字列を格納するものであり、外部にはこの選択マーク文字列抽出結果格納メモリ16から文字列が読出されるようになっている。
【0015】
図3は、図1の文字認識装置で行う第1の選択項目の抽出例を示す説明図である。図4は、図1の文字認識装置で行う第2の選択項目の抽出例を示す説明図である。これらの図3及び図4を参照しつつ、図1の文字認識装置がマークが付された選択項目を抽出する際の動作を説明する。
図1の文字認識装置の画像入力部10には、図3及び図4のように、非ドロップアウトカラーの黒線で囲われた例えば4個のセル21が印刷された帳票の画像が入力される。帳票の各セル21中には、ガイダンス文字22の文字列で構成された例えば「明治」、「大正」、「昭和」及び「平成」の選択項目23がそれぞれ黒字で印刷されている。帳票の画像は、画像データ格納メモリ11に格納される。文字認識部13は、選択マーク定義情報格納メモリ12から選択マークフィールドの位置情報を取出して文字認識を行い、該位置情報に基づいてセル21毎に文字認識結果を出力する。
【0016】
例えば、図3のように、選択項目23のうちの「昭和」にマーク24が付された帳票の画像を入力した場合には、文字認識部13の認識により、最初の「明治」の「明」には、文字の第1候補の“和”の認識結果と第2候補の“明”の認識結果とが得られ、「治」には“治”の認識結果が得られる。これらの認識結果が、認識結果格納メモリ14に格納される。同様に、「大正」には“大”及び“正”の認識結果が得られ、該認識結果が認識結果格納メモリ14に格納される。「昭和」に対しては、両方のガイダンス文字22にマークが重なっているので、該「昭和」が1文字として切出され、認識結果は認識不能の“?”になり、これも認識結果格納メモリ14に格納される。「平成」には“平”及び“成”の認識結果が得られ、該認識結果が認識結果格納メモリ14に格納される。
【0017】
選択文字列抽出部15は、選択マーク定義情報格納メモリ12から、選択項目23の数(=4)と各選択項目23毎のガイダンス文字22の文字列の定義を読出し、認識結果格納メモリ14に格納したセル21毎の認識結果を照合する。ガイダンス文字の文字列の定義としては、予め、「明治」、「大正」、「昭和」,「平成」の順の情報が格納されている。選択項目23の「明治」については、認識結果の“和”“明”“治”から、選択項目23の「明治」の定義を構成できるので、マークなしと判断される。選択項目23の「大正」及び「平成」に関しても、認識結果から定義のガイダンス文字22の文字列を構成できるので、マークなしと判断される。選択項目23の「昭和」に関しては、認識結果が“?”の1個なので、数が不足で、定義されたガイダンス文字の文字列を構成できない。よって、「昭和」のガイダンス文字22の文字列が、マークありと判定され、選択マーク文字列抽出結果格納メモリ16に格納される。
【0018】
図4のように、例えば、選択項目「昭和」のガイダンス文字の「和」に偏ってマーク24が付された帳票の画像を入力した場合には、該ガイダンス文字の「昭」の文字認識結果“昭”が得られるが、「和」の文字認識結果が得られないので、定義されたガイダンス文字22の文字列を構成できない。よって、「昭和」のガイダンス文字22の文字列がマークありと判定され、選択マーク文字列抽出結果格納メモリ16に格納される。
【0019】
以上のように、この第1の実施形態では、文字認識部13と、各選択項目23毎のガイダンス文字22の文字列の定義を格納する選択マーク定義情報格納メモリ14と、選択文字列抽出部15とを備え、各セル21毎のガイダンス文字22の文字列の認識結果から、その定義が構成できるか否かにより、マーク24が付された選択項目23を抽出するようにしたので、セル21内に非ドロップアウトカラーでガイダンス文字22を印刷しても、十分、マーク24が付された選択項目23を抽出できる。そのため、帳票のレイアウトが容易になる。さらに、マーク24の記入時のゆれに対しても、柔軟に適応できるようになる。
【0020】
第2の実施形態
図5は、本発明の第2の実施形態を示す文字認識装置の構成図である。
この文字認識装置は、非ドロップアウトカラーで帳票の選択マークフィールドに印刷された複数の選択項目のうち、マークが付された選択項目を抽出するものであり、スキャナ或いはファクシミリ装置で構成され、該帳票の画像を入力する画像入力部30と、該画像入力部30からバスBを介して与えられた帳票の画像を格納する画像データ格納メモリ31と有している。バスBには、さらに、読取対象の帳票における選択マークフィールドの位置情報、選択項目数、及び各選択項目を構成するガイダンス文字の文字列の定義等の必要情報が予め格納された選択マーク定義情報格納メモリ32と、文字認識部33と、認識結果格納メモリ34と、選択文字列抽出部35と、選択マーク文字列抽出結果格納メモリ36とが、接続されている。
【0021】
文字認識部33は、選択マークフィールドにおける指定された領域の行の切出しと、該行からの文字の切出しと、その文字の認識とを行うものである。認識結果格納メモリ34は、文字認識部33が認識した行単位の認識結果を格納するものである。選択文字列抽出部35は、認識結果格納メモリ34に格納された認識結果から、選択項目毎にガイダンス文字の文字列の定義が構成できるかどうかを判定し、該判定結果に基づき、どの選択項目にマーク付されたかを判定してそのマークの付された選択項目を抽出するものである。選択マーク文字列抽出結果格納メモリ36は、選択文字列抽出部35で抽出された選択項目のガイダンス文字の文字列を格納するものであり、外部にはこの選択マーク文字列抽出結果格納メモリ36から文字列が読出されるようになっている。
【0022】
図6は、図5の文字認識装置で行う選択項目の抽出例を示す説明図である。この図6を参照しつつ、図5の文字認識装置がマークが付された選択項目を抽出する際の動作を説明する。
図5の文字認識装置の画像入力部30には、図6のように、非ドロップアウトカラーの黒線で囲われた例えばセル41が印刷された帳票の画像が入力される。帳票のセル41中には、ガイダンス文字42の文字列で構成された例えば「明治」、「大正」、「昭和」及び「平成」の選択項目43がそれぞれ黒字で行を別けて印刷されている。帳票の画像は、画像データ格納メモリ31に格納される。文字認識部33は、選択マーク定義情報格納メモリ32から選択マークフィールドの位置情報を取出して文字認識を行い、該位置情報に基づいてセル41内の認識結果を行単位に出力して認識結果格納メモリ34に格納する。
【0023】
選択文字列抽出部35は、選択マーク定義情報格納メモリ32から、選択項目43の数(=4)と、各選択項目43毎のガイダンス文字42の文字列の定義を読出し、認識結果格納メモリ34に格納したセル41の認識結果を照合する。ガイダンス文字42の文字列の定義としては、第1の実施形態と同様に、「明治」、「大正」、「昭和」,「平成」の順の情報が格納されている。図6のように、3行目の「昭和」にマーク44が付されている場合、1行目の選択項目43の「明治」については、認識結果の“明治”から、選択項目43の「明治」の定義を構成できるので、マークなしと判断される。選択項目43の「大正」及び「平成」に関しても、認識結果から定義のガイダンス文字の文字列を構成できるので、マークなしと判断される。選択項目43の「昭和」に関しては、認識結果が“?”の1個なので、数の不足より、定義された選択項目のガイダンス文字の文字列を構成できないと判定される。よって、「昭和」のガイダンス文字42の文字列が、マーク44の付された選択項目として抽出され、該「昭和」のガイダンス文字42の文字列が選択マーク文字列抽出結果格納メモリ16に格納される。
【0024】
以上のように、この第2の実施形態では、文字認識部33と、行が別れた選択項目43毎の、ガイダンス文字42の文字列の定義を格納する選択マーク定義情報格納メモリ34と、選択文字列抽出部35とを備え、セル41内の行毎のガイダンス文字42の文字列の文字認識結果でその定義が構成できるか否かにより、マーク44が付された選択項目43を抽出するようにしたので、セル41内に非ドロップアウトカラーで複数行の選択項目43を印刷した帳票に対して、マークの付された選択項目43を抽出できる。
【0025】
第3の実施形態
図7は、本発明の第3の実施形態を示す文字認識装置の構成図である。
この文字認識装置は、非ドロップアウトカラーで帳票の選択マークフィールドに印刷された複数の選択項目のうち、マークが付された選択項目を抽出するものであり、スキャナ或いはファクシミリ装置で構成され、該帳票の画像を入力する画像入力部50と、該画像入力部50からバスBを介して与えられた帳票の画像を格納する画像データ格納メモリ51と有している。バスBには、さらに、読取対象の帳票における選択マークフィールドの位置情報、選択項目数、区切れ記号の場所及び各選択項目を構成するガイダンス文字の文字列の定義等の必要情報が予め格納された選択マーク定義情報格納メモリ52と、文字認識部53と、認識結果格納メモリ54と、選択文字列抽出部55と、選択マーク文字列抽出結果格納メモリ56とが、接続されている。
【0026】
文字認識部53は、選択マークフィールドにおける指定された領域の行の切出しと、該行からの文字の切出しと、その文字の文字認識とを行うものである。認識結果格納メモリ54は、文字認識部53が認識した結果を格納するものである。選択文字列抽出部55は、認識結果格納メモリ54に格納された認識結果から、選択項目毎にガイダンス文字の文字列の定義が構成できるかどうかを判定し、該判定結果に基づき、どの選択項目にマーク付されたかを判定してそのマークの付された選択項目を抽出するものである。選択マーク文字列抽出結果格納メモリ56は、選択文字列抽出部55で抽出された選択項目のガイダンス文字の文字列を格納するものであり、外部にはこの選択マーク文字列抽出結果格納メモリ56から文字列が読出されるようになっている。
【0027】
図8は、図7の文字認識装置で行う第1の選択項目の抽出例を示す説明図である。
図7の文字認識装置の画像入力部50には、図8のように、非ドロップアウトカラーの黒線で囲われた例えばセル61が印刷された帳票の画像が入力される。帳票のセル61中には、ガイダンス文字62の文字列で構成された例えば「明治」、「大正」、「昭和」及び「平成」の選択項目63が、区切り記号「・」を挟んで1行に黒字で印刷されている。帳票の画像は、画像データ格納メモリ51に格納される。文字認識部53は、選択マーク定義情報格納メモリ52から選択マークフィールドの位置情報を取出して文字認識を行い、該位置情報に基づいて行毎に文字認識を行う。
【0028】
例えば、図8のように、選択項目63のうちの「・昭和」にマーク64が付された帳票の画像を入力した場合では、文字認識部53の文字認識により、最初の「明治」の「明」には、“明”の文字認識結果が得られる。「治」には“治”の文字認識結果が得られる。そして、区切り記号「・」には“・”の文字認識結果が得られる。同様に、文字認識を行うと、セル61内では、“明治・大正?・平成”となる。ここで、「・昭和」はマーク64の記入によって、1文字として切出され、文字認識結果は、認識不能の“?”になっている。これらの認識結果が、認識結果格納メモリ54に格納される。
選択文字列抽出部55は、選択マーク定義情報格納メモリ52から、選択項目63の数(=4)と、マークの方式、つまり区切り記号で分離された各選択項目にマークが付されるという情報と、選択項目63の区切り記号「・」を含んだガイダンス文字62の文字列の定義とを読出し、認識結果格納メモリ54に格納したセル61の認識結果と順に照合する。
【0029】
この照合において、選択項目63の「明治」及び「大正」に対しては、認識結果の“明治”及び“大正”と一致するので、マークなしと判定される。“明治”及び“大正”の次の認識結果は“?・平”となるが、“・”は区切り記号であるので、実際に有効になる認識結果は“平”である。ここで、認識結果の“平”は選択項目63の「平成」の第1文字であることが、定義から判定できるので、間に存在すべき“昭和”が認識できなかったことになる。よって、選択項目63の「昭和」に、マーク64が付されていると判定され、選択項目63の「昭和」に対応するガイダンス文字62の文字列が、選択文字列抽出結果過格納メモリ56に格納される。
【0030】
図9は、図7の文字認識装置で行う第2の選択項目の抽出例を示す説明図である。
前記図8では、選択文字列抽出部55が、区切り記号「・」を含めた照合に基づいて、マーク64が付された選択項目63の抽出を行った例を説明したが、区切り記号「・」を参照しない照合を行ってもよい。以下、この場合の選択項目63の抽出例を説明する。
例えば、図9のように、選択項目63の「昭和」の「和」にマークが付されていた場合、文字認識部53の文字認識により、セル61内の認識結果が、“明治・大正・昭?・平成”となる。これらの結果は、認識結果格納メモリ54に格納される。選択文字列抽出部55は、選択マーク定義情報格納メモリ52から、選択項目63の数(=4)と、各選択項目63のガイダンス文字62の文字列の定義とを読出し、認識結果格納メモリ54に格納したセル61の認識結果を順に照合する。このようにすると、選択項目63の「昭和」に対して認識結果として得られるのは“昭”のみであり、「和」に対する認識結果は“?”となる。よって、定義されたガイダンス文字62の「昭和」の文字列が構成できないので、「昭和」にマークが付されたと判定される。選択項目63の「平成」に対しては、“昭”の次の“?”からは構成できないが、その文字を飛ばして次の2文字に対応する認識結果“平”“成”から構成できるので、マークなしと判定できる。
【0031】
以上のように、この第3の実施形態では、文字認識部53で得られたセル61内の認識の結果と、区切り記号「・」の場所及び選択項目63毎の文字列の定義とを照合し、画像において各選択項目63毎のガイダンス文字62の文字列が認識できたか否かを順に判定するか、或いは区切り記号「・」を照合の対象から外し、各選択項目63毎のガイダンス文字62の文字列が認識できたか否かを順に判定する選択文字列抽出部55を設けたので、共通のセル61にまとめて複数の選択項目63を印刷した帳票に対し、マークの付された選択項目63を抽出できる。よって、帳票のレイアウトが容易になる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず種々の変形が可能である。
例えば、第1〜第3の実施形態では、マーク24,44,64が「○」であり、該マーク24〜64の付された選択項目23,43,63を抽出する例を説明したが、「=」のマーク24〜64で、ガイダンス文字22,42,62を消去する方式の帳票もある。この場合にも、第1〜第3の実施形態の技術を応用することで、簡単に選択項目を抽出できる。例えばマークあと判定された選択項目の代わりに、マークなしと判定した選択項目の文字の文字列を選択マーク文字列抽出結果格納メモリ16,36,56に格納すればよい。
【0032】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、第1の発明によれば、帳票における複数の選択項目の位置情報及び各選択項目を構成するガイダンス文字の文字列がそれぞれ定義されたマーク情報を予め格納する選択マーク定義情報格納メモリと、文字認識部と、各セル毎の認識結果によって各選択項目毎の文字列の定義を構成できるか否かを判定し、マークの付された選択項目を抽出する選択文字列抽出部とを設けたので、複数の選択項目が複数のセル内に分離されてそれぞれ印刷された帳票に対して、ドロップアウトカラーを用いない場合でも、マークが付された選択項目の文字列を抽出でき、帳票のレイアウトが容易になる。
第2の発明によれば、選択マーク定義情報格納メモリと、帳票の画像上における行単位の認識結果が選択項目毎の文字列の定義を構成できるか否かを判定し、判定の結果に基づきマークの付された選択項目を抽出する選択文字列抽出部とを設けたので、複数の選択項目が共通のセル内に行を別けて印刷された帳票に対して、ドロップアウトカラーを用いない場合でも、マークが付された選択項目の文字列を抽出でき、帳票のレイアウトが容易になる。
【0033】
第3の発明によれば、選択マーク定義情報格納メモリと、セル内の認識の結果と区切り記号の場所及び選択項目毎の前記文字列の定義とを照合し、画像において各選択項目のガイダンス文字の文字列が認識できたか否かを順に判定し、マークの付された選択項目を抽出する選択文字列抽出部とを設けたので、複数の選択項目が共通のセル内に配列されて印刷された帳票に対して、ドロップアウトカラーを用いない場合でも、マークが付された選択項目の文字列を抽出でき、帳票のレイアウトが容易になる。
第4の発明によれば、選択マーク定義情報格納メモリと、セル内の認識の結果と選択項目毎の前記文字列の定義とを照合し、画像において各選択項目のガイダンス文字の文字列が認識できたか否かを順に判定し、マークの付された選択項目を抽出する選択文字列抽出部とを設けたので、複数の選択項目が共通のセル内に配列されて印刷された帳票に対して、ドロップアウトカラーを用いない場合でも、マークが付された選択項目の文字列を抽出でき、帳票のレイアウトが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す文字認識装置の構成図である。
【図2】従来の帳票のマークフィールドの説明図である。
【図3】図1の文字認識装置で行う第1の選択項目の抽出例を示す説明図である。
【図4】図1の文字認識装置で行う第2の選択項目の抽出例を示す説明図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す文字認識装置の構成図である。
【図6】図5の文字認識装置で行う選択項目の抽出例を示す説明図である。
【図7】本発明の第3の実施形態を示す文字認識装置の構成図である。
【図8】図7の文字認識装置で行う第1の選択項目の抽出例を示す説明図である。
【図9】図7の文字認識装置で行う第2の選択項目の抽出例を示す説明図である。
【符号の説明】
10,30,50 画像入力部
11,31,51 画像データ格納メモリ
12,32,52 選択マーク定義情報格納メモリ
13,33,53 文字認識部
15,35,55 選択文字列抽出部
21,41,61 セル
22,42,62 ガイダンス文字
23,43,63 選択項目
Claims (4)
- 任意数のガイダンス文字でそれぞれ構成される複数の選択項目が複数のセル内に分離されてそれぞれ印刷されると共に該複数の選択項目には選択的にマークが付された帳票の画像を入力する画像入力部と、
前記帳票における前記複数の選択項目の位置情報及び該各選択項目を構成する前記ガイダンス文字の文字列がそれぞれ定義されたマーク情報を予め格納する選択マーク定義情報格納メモリと、
前記帳票の画像上の前記ガイダンス文字の文字列を前記各セル毎に切出して該ガイダンス文字を認識する文字認識部と、
前記文字認識部で得られた前記各セル毎の認識結果によって前記各選択項目毎の前記文字列の定義を構成できるか否かを判定し、該判定の結果に基づき前記マークの付された選択項目の前記文字列を抽出する選択文字列抽出部とを、備えたことを特徴とする文字認識装置。 - 任意数のガイダンス文字でそれぞれ構成される複数の選択項目が共通のセル内に行を別けてそれぞれ印刷されると共に該複数の選択項目には選択的にマークが付された帳票の画像を入力する画像入力部と、
前記帳票における前記複数の選択項目の位置情報及び該各選択項目を構成する前記ガイダンス文字の文字列がそれぞれ定義されたマーク情報を予め格納する選択マーク定義情報格納メモリと、
前記帳票の画像上の前記ガイダンス文字の文字列を前記行単位に切出して該ガイダンス文字を認識する文字認識部と、
前記文字認識部で得られた前記行単位の認識結果が前記選択項目毎の前記文字列の定義を構成できるか否かを判定し、該判定の結果に基づき前記マークの付された選択項目の前記文字列を抽出する選択文字列抽出部とを、備えたことを特徴とする文字認識装置。 - 任意数のガイダンス文字でそれぞれ構成される複数の選択項目が共通のセル内に区切り記号を挟んで配列されて印刷されると共に該複数の選択項目には選択的にマークが付された帳票の画像を入力する画像入力部と、
前記帳票における前記複数の選択項目の位置情報、前記区切り記号の場所及び該各選択項目を構成する前記ガイダンス文字の文字列がそれぞれ定義されたマーク情報を予め格納する選択マーク定義情報格納メモリと、
前記帳票の画像上の前記ガイダンス文字の文字列と前記区切り記号とを切出して該ガイダンス文字及び該区切り記号を認識する文字認識部と、
前記文字認識部で得られた前記セル内の認識の結果と前記区切り記号の場所及び前記選択項目毎の前記文字列の定義とを照合し、前記画像において前記各選択項目のガイダンス文字の文字列が認識できたか否かを順に判定し、該判定の結果に基づき前記マークの付された選択項目の前記文字列を抽出する選択文字列抽出部とを、備えたことを特徴とする文字認識装置。 - 任意数のガイダンス文字でそれぞれ構成される複数の選択項目が共通のセル内に区切り記号を挟んで配列されて印刷されると共に該複数の選択項目には選択的にマークが付された帳票の画像を入力する画像入力部と、
前記帳票における前記複数の選択項目の位置情報、前記区切り記号の場所及び該各選択項目を構成する前記ガイダンス文字の文字列がそれぞれ定義されたマーク情報を予め格納する選択マーク定義情報格納メモリと、
前記帳票の画像上の前記ガイダンス文字の文字列と前記区切り記号とを切出して該ガイダンス文字及び該区切り記号を認識する文字認識部と、
前記文字認識部で得られた前記セル内の認識の結果と前記選択項目毎の前記文字列の定義とを照合し、前記画像において前記各選択項目のガイダンス文字の文字列が認識できたか否かを順に判定し、該判定の結果に基づき前記マークの付された選択項目の前記文字列を抽出する選択文字列抽出部とを、備えたことを特徴とする文字認識装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP04072098A JP3669832B2 (ja) | 1998-02-23 | 1998-02-23 | 文字認識装置 |
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-
1998
- 1998-02-23 JP JP04072098A patent/JP3669832B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH11238092A (ja) | 1999-08-31 |
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