JP3672880B2 - プリーツ状セパレータを用いた電池並びに電池用プリーツ状セパレータ及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリーツ状セパレータに、一方から正極活物質、他方から負極活物質を充填し、電池セルの中に装填することで、電池製作の作業性を向上させ、量産化、低価格化が可能となるプリーツ状セパレータを用いた電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特許第3051401号公報には、活物質を粉体又は粒子にして構成した、いわゆる三次元電池が開示されている。また、積層化された三次元電池についても既に特許出願がなされている(特願平11−309627)。また、粒子状活物質を充填して固定層とした三次元電池についても、本出願人が特許出願している(特願2000−332281、特願2000−332503)。
【0003】
一方、従来の構造の電池において、ニッケル水素二次電池の正極である水酸化ニッケルは電気伝導性がないので、電気伝導性のあるコバルト化合物で水酸化ニッケルの表面をコーティングした後、これを形状支持と電気伝導を目的として発泡ニッケルシートに塗り込み、アルカリ電解液中では発泡ニッケルシートと水酸化ニッケルの接着は不可能なので、外部からの物理的圧力により剥離を防止するようにしている。また、発泡ニッケルシートと水酸化ニッケルとの間の電気抵抗を下げるために、発泡ニッケルシートを薄くする必要があるので、水酸化ニッケルのペースト状のものを塗り込んだ1.1mm程度の発泡ニッケルシートを0.6mm程度に圧密している。また、イオン拡散をスムーズにするため、正極と負極はできるだけ近距離にする必要があるので、正極+セパレータ+負極の電池構造が2mm以下となるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来構造のニッケル水素二次電池において、上述の必要条件を満たした状態で大型化するためには、発泡ニッケルシートの厚みは同じとし、正極、負極の面積を大きくするしかなく、シート1枚当たりの面積を大きくするのも限度があるので、発泡ニッケルシートの枚数を増やして接続する方法をとっている。この場合、接続方法としては、導線(ニッケル板など)の溶接接続を行っているが、電気抵抗が増大するので、大型化した電池は性能が低下している。
【0005】
また、従来の乾電池の構造では、薄く圧密した平面状活物質シートをセパレータを挟んで巻物状として電池セルに装填している。例えば、ニッケル水素二次電池では、電池セルに直接接触している最外面の平面状活物質(ニッケル水素電池の場合は負極である水素吸蔵合金を塗り込んだシート)は集電体(電池セルが負極集電体と共用)との接触面積が大きいが、正極活物質(水酸化ニッケル)を塗り込んだシートは、微小な導線(ニッケル板など)と溶接し、さらに外部端子に溶接している。ここで問題になるのは、溶接部分が2カ所あることと、活物質と外部端子を接続している導線(ニッケル板など)の断面積が小さいことである。すなわち、溶接部分があることにより、電気抵抗の増大と製造コスト、製作時間の増大が発生する。また、活物質と外部端子を接続している導線(ニッケル板など)の断面積が小さいため、大電流を流したとき電気抵抗と発熱量の導大が避けられない。
【0006】
また、従来の産業用電池の構造は、例えば、ニッケルカドミウム二次電池では、薄く圧密した平面状活物質シートを、正極+セパレータ+負極+セパレータ+正極+…と積層していき、それぞれの平面状活物質シートに微小な導線(ニッケル板など)を溶接して、正極は正極同士、負極は負極同士一つにまとめて、外部端子に溶接している。ここで問題になるのは、複数の平面状活物質シートを溶接して接続しているので、電気抵抗の増大と製造コスト、製作時間の増大が発生することである。
【0007】
単一型乾電池は良好な性能を持っているが、大容量の電池を必要とするとき、単一型電池を複数個並列/直列に接続すると、外部端子の接触抵抗のため電圧が降下して、性能が低下したものしか得られない。また、産業用電池のように初めから大型の電池とした場合、上述したように、溶接接続の箇所が多いという基本的な構造上の問題があるので、高性能な電池は得られない。
【0008】
また、本出願人は、セパレータを蛇腹状にして、その折れ目に正極活物質と負極活物質を交互に重ねて製造する電池について特許出願しているが(特願2001−284491)、長いセパレータを単独で用いて蛇腹状に配置してから組み立てるのは作業性が悪く、連続的に低コストで電池を製作することができない。また、蛇腹状セパレータを使用した電池を解体するときは、正極活物質と負極活物質の分離が困難で、リサイクルに手間がかかる。
【0009】
本発明は上記の諸点に鑑みなされたもので、本発明の目的は、プリーツ状セパレータに、一方から正極活物質、他方から負極活物質を充填し、電池セルの中に装填することで、電池製作の作業性を飛躍的に向上させ、量産化、低価格化が可能となり、しかも、リサイクルが容易であるプリーツ状セパレータを用いた電池を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のプリーツ状セパレータを用いた電池は、電池セルに対向して設けられた正極集電体と負極集電体の間に、交互に両集電体に近接するような形状のプリーツ状セパレータに一方から正極活物質を充填し、他方から負極活物質を充填して、セパレータのひだで形成される空間に正極活物質と負極活物質とを交互に配置したものが、正極集電体側に正極活物質が充填された面が位置し、負極集電体側に負極活物質が充填された面が位置するように電解液とともに装填された構成である。
【0011】
プリーツ状セパレータとしては、例えば、少なくとも一層の導電性のイオン通過型集電体と少なくとも一層のイオン透過・非導電性セパレータとを積層し、これをプリーツ加工したものが用いられ、このプリーツ状セパレータに一方から正極活物質を充填し、他方から負極活物質を充填して、電池セルに装填することができる。
また、プリーツ状セパレータとしては、例えば、少なくとも一層の導電性のイオン通過型集電体と少なくとも一層のイオン透過・非導電性セパレータとを積層し、さらにイオン透過・非導電性セパレータ側に少なくとも一層の導電性のイオン通過型集電体を積層し、これをプリーツ加工したものが用いられ、このプリーツ状セパレータに一方から正極活物質を充填し、他方から負極活物質を充填して、電池セルに装填することができる。
この場合のイオン通過型集電体としては、Ti、Niなどの耐アルカリ性の金属からなる金網、エキスパンドメタル、多孔質金属シート、パンチングシート、又はTi、Niなどをコーティングした金網、エキスパンドメタル、多孔質金属シート、パンチングメタル、有機織布、不織布、パンチングシート等が使用可能である。
【0012】
また、プリーツ形状として、三角形対向型、台形対向型、正方形対向型、長方形対向型、又は三角形対向型、台形対向型、正方形対向型、長方形対向型のそれぞれの角に丸みを持たせたもの、又は半円対向型、楕円状半円対向型、SINカーブ型、波状、不定形波状のものなどが採用可能である。
また、プリーツ状セパレータが単一種類のプリーツ幅となるようにプリーツ加工し、このプリーツ状セパレータを電池に使用することができる。
さらに、一つのプリーツ状セパレータが複数種類のプリーツ幅となるようにプリーツ加工し、このプリーツ状セパレータを電池に使用することもできる。
【0013】
また、上記の構成において、プリーツ状セパレータに一方から正極活物質を充填し他方から負極活物質を充填して構成した基本ユニットを、正極集電体と負極集電体の間に形成されるセルに並列に複数個組み込むことで、エネルギー容量を高めることができる。
また、プリーツ状セパレータに一方から正極活物質を充填し他方から負極活物質を充填して構成した上記の電池を、隔壁を介して直列に積層して、高電圧を得ることができる。さらに、上記の基本ユニットを並列に組み込んだ電池を、隔壁を介して直列に積層して、高電圧を得ることができる。
また、形状、プリーツ幅、長さ、厚み等が異なるプリーツ状セパレータに活物質を充填して構成した充放電特性の異なる基本ユニットを同一のセルに装填した電池とすることができる。さらに、プリーツ状セパレータに充放電特性の異なる活物質を充填して基本ユニットを構成することも可能である。
【0014】
また、上記の構成においては、プリーツ状セパレータに一方から正極活物質を充填し他方から負極活物質を充填して構成した基本ユニットを、圧縮し圧密状態として電池セルに組み込むことができる。
この場合、基本ユニットを多孔性又は無孔性の絶縁体からなる帯状体、紐状体などで縛り圧密状態としたものを使用することができる。また、基本ユニットを融解性又は非融解性の絶縁体からなる帯状体、紐状体などで縛り圧密状態としたものを使用することができる。
【0015】
また、上記の構成においては、正極活物質及び負極活物質の形態として、粉末状、粒状、板状、ブロック状、棒状、粉末もしくは粒子をペースト状にしたもの等が用いられる。なお、ペースト状にする場合は、粉末等を分散させる溶媒として、ポリビニルアルコール(PVA)等が使用可能である。また、一次粒子を板状、ブロック状、棒状、粒状、プリーツ形状等に二次成形したものが用いられる。また、これらの活物質の表面に、金属粉末をコーティングするか、金属メッキした粉末、フレークもしくは糸をコーティングするか、又は金属メッキを施して使用することができる。
【0016】
また、上記の構成において、正極活物質及び/又は負極活物質の表面の任意の面をイオン通過型集電体で被覆することが好ましい。この場合、活物質の表面をイオン通過型集電体で被覆して一体成形したものを使用することができる。なお、プリーツ状セパレータにイオン通過型集電体が積層されている場合は、イオン通過型集電体と接する側の活物質の表面を被覆する必要はない。
活物質を被覆するイオン通過型集電体としては、例えば、発泡ニッケル金属、ニッケル金属網、ニッケルメッキしたパンチングメタル、エキスパンドメタル等の金属、ニッケルメッキしたウレタン等の発泡樹脂、ニッケルメッキしたポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、綿、カーボン繊維等の多孔質材料、シリカ、アルミナ等の無機繊維にニッケルメッキしたもの、有機繊維にニッケルメッキしたもの、フェルトにニッケルメッキしたもの、及び雲母など無機物の箔にニッケルメッキしたもの等が使用可能である。
【0017】
本発明の電池用プリーツ状セパレータは、交互に正極集電体と負極集電体に近接するようなプリーツ形状で、セパレータのひだで形成される空間に一方から正極活物質が充填でき、他方から負極活物質が充填できるように構成されている。 イオン透過・非導電性セパレータとしては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロンなどの織物や不織布又はメンブランフィルター等が使用可能である。
【0018】
本発明の電池用プリーツ状セパレータの製造方法は、例えば、少なくとも一層の導電性のイオン通過型集電体と少なくとも一層のイオン透過・非導電性セパレータとを積層した平面状のシートを、一方から当て板で押して折り曲げ、ついで、所定の隙間をあけて他方から当て板で押して折り曲げ、これらを繰り返してプリーツ加工したセパレータを製造するものである。
また、本発明の電池用プリーツ状セパレータの製造方法は、例えば、少なくとも一層の導電性のイオン通過型集電体と少なくとも一層のイオン透過・非導電性セパレータとを積層した平面状のシートを、プリーツ形状の型枠で押圧するか、又はプリーツ形状に対応した凸部を有する歯車体で押圧しながら順次プリーツをつけていき、プリーツ加工したセパレータを製造するものである。
これらの場合、少なくとも一層の導電性のイオン通過型集電体と少なくとも一層のイオン透過・非導電性セパレータとを積層し、さらにイオン透過・非導電性セパレータ側に少なくとも一層の導電性のイオン通過型集電体を積層したシートをプリーツ加工してもよい。
なお、プリーツ加工の仕方は上記の方法に限るものでなく、その方法は問わない。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明するが、本発明は下記の実施の形態に何ら限定されるものではなく、適宜変更して実施することが可能なものである。図1は、本発明の実施の第1形態によるプリーツ状セパレータを用いた電池の一例を示している。本実施の形態は、基本ユニットのみで電池を構成した場合である。活物質としては、例えば、電池反応を起こす活物質材料に導電性フィラーと樹脂を加えたものが使用できる。電池反応を起こす活物質材料としては、電池の種類や正極、負極を問わず、全ての活物質材料を用いることが可能であるが、ニッケル水素二次電池の場合、一例として、水酸化ニッケル粉末2000gとEVA樹脂200gと導電性フィラー(カーボンブラックとカーボン繊維)300gを混合して正極活物質10をつくることができる。同様に、ニッケル水素二次電池の場合、一例として、水素吸蔵合金粉末6000gとEVA樹脂200gと導電性フィラー(カーボンブラックとカーボン繊維)300gを混合して負極活物質12をつくることができる。
【0020】
つぎに、一例として、イオン通過型集電体、セパレータ、イオン通過型集電体の順で重ねて積層シートを作製し、このシートを直角方向より1mm厚さの当て板で押して折り曲げる。さらに反対側から5mmの隙間を空けて、1mm厚さの当て板で押して折り曲げる。これらを繰り返して順次折り曲げていき、プリーツ状セパレータ16とする。なお、プリーツ加工の方法は問わない。また、プリーツの幅や長さ、厚み等は任意に選定できる。
プリーツ状セパレータ16の一方から正極活物質10を充填し、こぼれないようにニッケル板など導電性がありアルカリで腐食しない部材を当てる。続いてプリーツ状セパレータ16の他方から負極活物質12を充填し、こぼれないようにニッケル板など導電性がありアルカリで腐食しない部材を当てる。このように、活物質を成形等しなくても、流し込みで活物質をセパレータに充填することが可能である。
【0021】
プリーツ状セパレータ16に正極活物質10及び負極活物質12を充填したものを、上下左右から適度に圧密し、基本ユニットとする。なお、正極活物質10、負極活物質12を充填する際にこぼれないように当てた部材は、そのまま正極集電体18、負極集電体20として利用することができる。
電池セルに上記の基本ユニットを装填し、さらに電解質(KOH、NaOH、LiOH等)溶液を充填して、電池として組み立てる。
なお、正極集電体18、負極集電体20としては、ニッケル板以外に、ニッケル金属箔、炭素、鉄やステンレスなどにニッケルメッキしたもの、炭素にニッケルメッキしたもの等が使用可能である。
本実施の形態は、基本ユニットだけを装填した場合であるが、基本ユニットに含まれる活物質の数は、図1に示す正極、負極活物質4組からなる構成に限定されず、正極、負極活物質1組の最小単位のものから任意の組数のものまで適宜選定して製作することが可能である。
【0022】
なお、上述した導電性フィラーとしては、炭素繊維、炭素繊維にニッケルメッキしたもの、炭素粒子、炭素粒子にニッケルメッキしたもの、有機繊維にニッケルメッキしたもの、シリカ、アルミナ等の無機繊維にニッケルメッキしたもの、雲母など無機物の箔にニッケルメッキしたもの、繊維状ニッケル、ニッケル粒子、ニッケル箔を単独又は組み合わせて用いることができる。
また、活物質に加える樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニルコーポリマー(EVA)、反応硬化型樹脂(エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂など)、熱硬化型樹脂(フェノール樹脂など)、水に可溶で抽出可能な溶剤に溶解する樹脂(ポリエーテルスルフォン(PES)樹脂、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリアクリロニトリル、ポリフッ化ビニリデン、ポリアミド、ポリイミドなど)、アルコールに可溶で抽出可能な溶剤に溶解する樹脂(酢酸セルロース、オキサイドフェニレンエーテル(PPO)など)が使用可能である。
【0023】
つぎに、本実施形態の電池について充電及び放電の詳細を説明する。
(充電)
電池に電圧をかけ、発電手段(図示せず)から負極集電体20へ電子を供給する。電子は負極集電体20より負極活物質12に移動して反応する。反応によって発生したイオンはセパレータ16を通過し、正極活物質10と反応して電子を放出する。この電子は正極集電体18に移動して発電手段に送られる。
(放電)
負荷から正極集電体18へ電子が供給される。電子は正極集電体18より正極活物質10に移動し反応する。反応によって発生したイオンはセパレータ16を通過し、負極活物質12と反応して電子を放出する。この電子は負極集電体20に移動して負荷に送られる。
【0024】
本実施の形態では、導電性のイオン通過型集電体とイオン透過・非導電性セパレータ、さらにイオン通過型集電体の3層を積層し、これをプリーツ加工したものをプリーツ状セパレータ16として使用することにより、活物質の充填操作が容易になり、電池組み立ての作業性が飛躍的に向上する。また、セパレータ16のプリーツ幅、長さ、厚み、形状等を任意に変更し、複数の種類のセパレータ16を同一の電池に組み込むことが可能であり、電池設計が柔軟に行える。
また、電池を解体した場合、集電体18、20と正極活物質10、負極活物質12がすぐに分かれるので、再利用しやすい。
また、正極活物質10と負極活物質12の距離が近いので、電子の移動距離が短くなって高出力が得られ、かつ、イオンの拡散距離が短くなって良好なイオン拡散が得られる。同時に、過充電などにより活物質から気体が発生した場合には、気体がその反対極へ移動し消費されやすく、密閉化が容易である。
また、正極活物質10、負極活物質12それぞれを多孔性ニッケルなどのイオン通過型集電体で覆ったものを使用する場合は、活物質と集電体の距離が近くなって電子の移動距離が短くなると同時に、集電面積が多くなり、電気抵抗が小さい高性能な電池となる。
また、電池セル内にセパレータとイオン通過型集電体が比較的多く存在するので、単位体積当たりの正極活物質10、負極活物質12の充填量が少なく、セル内に多くの電解液を確保することが可能であり、電解液が枯渇して固液反応(電池反応)が起こらなくなるドライアウト現象が発生しにくい。
【0025】
図2、図3は、本発明の実施の第2形態によるプリーツ状セパレータを用いた電池の一例を示している。本実施の形態は、基本ユニットのみで電池を構成した場合であり、基本ユニットを圧密して電池セルに組み込んだものである。例えば、ニッケル水素二次電池の場合、一例として、水酸化ニッケル粉末2000gとEVA樹脂200gと導電性フィラー(カーボンブラックとカーボン繊維)300gを混合して正極活物質10をつくる。同様に、一例として、水素吸蔵合金粉末6000gとEVA樹脂200gと導電性フィラー(カーボンブラックとカーボン繊維)300gを混合して負極活物質12をつくる。
【0026】
実施の第1形態の場合と同様に、イオン通過型集電体、セパレータ、イオン通過型集電体の順で重ねて積層シートを作製し、このシートを直角方向より1mm厚さの当て板で押して折り曲げる。さらに反対側から5mmの隙間を空けて、1mm厚さの当て板で押して折り曲げる。これらを繰り返して順次折り曲げていき、プリーツ状セパレータ16とする。
プリーツ状セパレータ16の一方から正極活物質10を充填し、こぼれないように板などを当てる。続いてプリーツ状セパレータ16の他方から負極活物質12を充填し、こぼれないように板などを当てる。このように、活物質を成形等しなくても、流し込みで活物質をセパレータに充填することが可能である。
【0027】
プリーツ状セパレータ16に正極活物質10及び負極活物質12を充填したものを、図2に示すように、ポリプロピレンバンド21で縛って上下左右から強く圧密し、基本ユニット22とする。基本ユニットは多孔性あるいは無孔性の絶縁体、又は融解性あるいは非融解性の絶縁体で縛り圧密状態とすることができるが、例えば、多孔性の絶縁体としては不織布、無孔性で非融解性の絶縁体としては上記のポリプロピレン、ポリエチレン、融解性の絶縁体としてはポリビニルアルコール等が使用可能である。
電池セルに上記の強く圧密した基本ユニット22を装填し、電池として組み立てる。なお、図3では、ポリプロピレンバンドの図示を省略している。
本実施の形態のように、基本ユニットを圧縮し、多孔性あるいは無孔性の絶縁体、又は融解性あるいは非融解性の絶縁体で縛り圧密状態としたものを使用すれば、さらなる作業性の向上が図れる。
他の構成及び作用等は、実施の第1形態の場合と同様である。
【0028】
図4は、本発明の実施の第3形態によるプリーツ状セパレータを用いた電池の一例を示している。本実施の形態は、基本ユニットを複数個(図4では、一例として3個)並列に組み込んで電池を構成した場合である。例えば、ニッケル水素二次電池の場合、一例として、水酸化ニッケル粉末2000gとEVA樹脂200gと導電性フィラー(カーボンブラックとカーボン繊維)300gを混合して正極活物質10をつくる。同様に、一例として、水素吸蔵合金粉末6000gとEVA樹脂200gと導電性フィラー(カーボンブラックとカーボン繊維)300gを混合して負極活物質12をつくる。
【0029】
つぎに、一例として、イオン通過型集電体、セパレータ、イオン通過型集電体の順で重ねて積層シートを作製し、このシートを直角方向より1mm厚さの当て板で押して折り曲げる。さらに反対側から5mmの隙間を空けて、1mm厚さの当て板で押して折り曲げる。これらを繰り返して順次折り曲げていき、プリーツ状セパレータ16とする。
プリーツ状セパレータ16の一方から正極活物質10を充填し、こぼれないように板などを当てる。続いてプリーツ状セパレータ16の他方から負極活物質12を充填し、こぼれないように板などを当てる。
プリーツ状セパレータ16に正極活物質10及び負極活物質12を充填したものを、上下左右から適度に圧密し、基本ユニット22とする。
このような基本ユニット22を3個つくり、電池セルにおける正極集電体18と負極集電体20の間に並列に装填し、電池として組み立てる。なお、実施の第2形態で説明したような強く圧密した基本ユニットを装填することも勿論可能である。
他の構成及び作用等は、実施の第1、第2形態の場合と同様である。
【0030】
図5は、本発明の実施の第4形態によるプリーツ状セパレータを用いた電池の一例を示している。本実施の形態は、基本ユニットを複数個(図5では、一例として3個)並列に組み込んだものを複数層(図5では、一例として3層)積層して電池を構成した場合である。例えば、ニッケル水素二次電池の場合、一例として、水酸化ニッケル粉末2000gとEVA樹脂200gと導電性フィラー(カーボンブラックとカーボン繊維)300gを混合して正極活物質10をつくる。同様に、一例として、水素吸蔵合金粉末6000gとEVA樹脂200gと導電性フィラー(カーボンブラックとカーボン繊維)300gを混合して負極活物質12をつくる。
【0031】
つぎに、一例として、イオン通過型集電体、セパレータ、イオン通過型集電体の順で重ねて積層シートを作製し、このシートを直角方向より1mm厚さの当て板で押して折り曲げる。さらに反対側から5mmの隙間を空けて、1mm厚さの当て板で押して折り曲げる。これらを繰り返して順次折り曲げていき、プリーツ状セパレータ16とする。
プリーツ状セパレータ16の一方から正極活物質10を充填し、こぼれないように板などを当てる。続いてプリーツ状セパレータ16の他方から負極活物質12を充填し、こぼれないように板などを当てる。
プリーツ状セパレータ16に正極活物質10及び負極活物質12を充填したものを、上下左右から適度に圧密し、基本ユニット22とする。このような基本ユニット22を9個つくる。
同一電池セルに3個の基本ユニット22を並列に装填し、これを隔壁24を介して直列に3個接続し、電池として組み立てる。なお、実施の第2形態で説明したような強く圧密した基本ユニットを装填することも勿論可能である。隔壁24としては、ニッケル金属板、ニッケル金属箔、炭素、鉄やステンレスなどにニッケルメッキしたもの、炭素にニッケルメッキしたもの等が使用可能である。
他の構成及び作用等は、実施の第1、第2形態の場合と同様である。
【0032】
上記の実施の第3、第4形態のように、プリーツ状セパレータに一方から正極活物質、他方から負極活物質を充填した基本ユニットを複数個装填することにより、容易に大型化が可能であり、かつ、電気抵抗を増大させる溶接箇所が無いので、大型化による性能低下が起こらない。また、作業性が向上し製造コストや製作時間を低減することができる。さらに、充放電特性の異なる基本ユニットを同一のセルに充填することにより、電池のハイブリッド化が容易に実現できる。
【0033】
図6は、本発明の実施の第5形態によるプリーツ状セパレータを用いた電池の一例を示している。本実施の形態は、基本ユニットのみで電池を構成した場合であり、セパレータを台形対向型プリーツ形状としたものである。例えば、ニッケル水素二次電池の場合、一例として、水酸化ニッケル粉末2000gとEVA樹脂200gと導電性フィラー(カーボンブラックとカーボン繊維)300gを混合して正極活物質10をつくる。同様に、一例として、水素吸蔵合金粉末6000gとEVA樹脂200gと導電性フィラー(カーボンブラックとカーボン繊維)300gを混合して負極活物質12をつくる。
【0034】
つぎに、一例として、イオン通過型集電体、セパレータ、イオン通過型集電体の順で重ねて積層シートを作製し、このシートを直角方向より5mm厚さの当て板で押して折り曲げる。さらに反対側から2mmの隙間を空けて、5mm厚さの当て板で押して折り曲げる。これらを繰り返して順次折り曲げていき、プリーツ状セパレータ16aとする。
プリーツ状セパレータ16aの一方から正極活物質10を充填し、こぼれないようにニッケル板など導電性がありアルカリで腐食しない部材を当てる。続いてプリーツ状セパレータ16aの他方から負極活物質12を充填し、こぼれないようにニッケル板など導電性がありアルカリで腐食しない部材を当てる。
【0035】
プリーツ状セパレータ16aに正極活物質10及び負極活物質12を充填したものを、上下左右から適度に圧密し、基本ユニットとする。なお、正極活物質10、負極活物質12を充填する際にこぼれないように当てた部材は、そのまま正極集電体18、負極集電体20として利用することができる。
電池セルに上記の基本ユニットを装填し、電池として組み立てる。
他の構成及び作用等は、実施の第1形態の場合と同様である。
【0036】
図7は、本発明の実施の第6形態によるプリーツ状セパレータを用いた電池の一例を示している。本実施の形態は、基本ユニットのみで電池を構成した場合であり、セパレータを台形対向型プリーツ形状としたもので、上記の実施の第5形態よりもプリーツ幅を小さくして活物質の厚みが薄くなるようにしたものである。例えば、ニッケル水素二次電池の場合、一例として、水酸化ニッケル粉末2000gとEVA樹脂200gと導電性フィラー(カーボンブラックとカーボン繊維)300gを混合して正極活物質10をつくる。同様に、一例として、水素吸蔵合金粉末6000gとEVA樹脂200gと導電性フィラー(カーボンブラックとカーボン繊維)300gを混合して負極活物質12をつくる。
【0037】
つぎに、一例として、イオン通過型集電体、セパレータ、イオン通過型集電体の順で重ねて積層シートを作製し、このシートを直角方向より3mm厚さの当て板で押して折り曲げる。さらに反対側から2mmの隙間を空けて、3mm厚さの当て板で押して折り曲げる。これらを繰り返して順次折り曲げていき、プリーツ状セパレータ16bとする。
プリーツ状セパレータ16bの一方から正極活物質10を充填し、こぼれないようにニッケル板など導電性がありアルカリで腐食しない部材を当てる。続いてプリーツ状セパレータ16bの他方から負極活物質12を充填し、こぼれないようにニッケル板など導電性がありアルカリで腐食しない部材を当てる。
【0038】
プリーツ状セパレータ16bに正極活物質10及び負極活物質12を充填したものを、上下左右から適度に圧密し、基本ユニットとする。なお、正極活物質10、負極活物質12を充填する際にこぼれないように当てた部材は、そのまま正極集電体18、負極集電体20として利用することができる。
電池セルに上記の基本ユニットを装填し、電池として組み立てる。
上記のように、活物質の厚みを減らすことにより、相対的にセパレータとイオン通過型集電体の割合が多くなるので、体積エネルギー密度は低下するが、高出力の電池を得ることができる。一方、上述した実施の第5形態のように活物質の厚みを増やした場合は、相対的にセパレータとイオン通過型集電体の割合が少なくなるので、電池の容積当りの出力は低下するが、体積エネルギー密度が大きな電池を得ることができる。このように、プリーツ状セパレータのプリーツ幅などを変更し活物質の厚さ等を増減するだけで、任意に電池仕様を変更することができ、容易に所望の電池仕様を得ることができる。
他の構成及び作用等は、実施の第1、第5形態の場合と同様である。
【0039】
図8は、本発明の実施の第7形態によるプリーツ状セパレータを用いた電池の一例を示している。本実施の形態は、基本ユニットのみで電池を構成した場合であり、セパレータを台形対向型プリーツ形状としたもので、一つのセパレータの中でプリーツ幅が複数種類(図8では、一例として、2種類)あるものを用いて厚みの異なる活物質を同一のセルに充填するようにしたものである。例えば、ニッケル水素二次電池の場合、一例として、水酸化ニッケル粉末2000gとEVA樹脂200gと導電性フィラー(カーボンブラックとカーボン繊維)300gを混合して正極活物質10をつくる。同様に、一例として、水素吸蔵合金粉末6000gとEVA樹脂200gと導電性フィラー(カーボンブラックとカーボン繊維)300gを混合して負極活物質12をつくる。
【0040】
つぎに、一例として、イオン通過型集電体、セパレータ、イオン通過型集電体の順で重ねて積層シートを作製し、このシートを直角方向より3mm厚さの当て板で押して折り曲げる。さらに反対側から2mmの隙間を空けて、3mm厚さの当て板で押して折り曲げる。これらを2回往復で繰り返して折り曲げた後、当て板の厚みを5mmに変更し、同じ作業を3回往復で繰り返して折り曲げていき、プリーツ状セパレータ16cとする。
プリーツ状セパレータ16cの一方から正極活物質10を充填し、こぼれないようにニッケル板など導電性がありアルカリで腐食しない部材を当てる。続いてプリーツ状セパレータ16cの他方から負極活物質12を充填し、こぼれないようにニッケル板など導電性がありアルカリで腐食しない部材を当てる。
【0041】
プリーツ状セパレータ16cに正極活物質10及び負極活物質12を充填したものを、上下左右から適度に圧密し、基本ユニットとする。なお、正極活物質10、負極活物質12を充填する際にこぼれないように当てた部材は、そのまま正極集電体18、負極集電体20として利用することができる。
電池セルに上記の基本ユニットを装填し、電池として組み立てる。
このように、基本ユニットの中に充放電特性の異なる活物質を充填することにより、電池のハイブリッド化が容易に実現できる。
他の構成及び作用等は、実施の第1、第5、第6形態の場合と同様である。
【0042】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成されているので、つぎのような効果を奏する。
(1) プリーツ状セパレータを用いて、一方から正極活物質、他方から負極活物質を充填し、電池セルの中に装填する構成であるので、活物質の充填操作が容易になり、電池組み立ての作業性が飛躍的に向上する。また、セパレータのプリーツ幅、長さ、厚み、形状等を任意に変更し、複数の種類のセパレータを同一の電池に組み込むことが可能であり、電池設計が柔軟に行える。
(2) プリーツ状セパレータに一方から正極活物質、他方から負極活物質を充填した基本ユニットを電池セルに複数個装填することにより、容易に大型化が可能であり、かつ、電気抵抗を増大させる溶接箇所が無いので、大型化による性能低下が起こらない。また、作業性が向上し製造コストや製作時間を低減することができる。さらに、充放電特性の異なる基本ユニットを同一のセルに充填することにより、電池のハイブリッド化が容易に実現できる。
(3) 電池を解体した場合、集電体と正極活物質、負極活物質がすぐに分かれるので、再利用しやすい。
(4) 基本ユニットを圧縮し、多孔性あるいは無孔性の絶縁体、又は融解性あるいは非融解性の絶縁体で縛り圧密状態としたものを使用すれば、さらなる作業性の向上が図れる。
(5) 正極活物質と負極活物質の距離が近くなるので、電子の移動距離が短くなって高出力が得られ、かつ、イオンの拡散距離が短くなって良好なイオン拡散が得られる。また、過充電などにより活物質から気体が発生した場合は、気体がその反対極へ移動して消費されやすいので、密閉化が容易である。
(6) 正極活物質、負極活物質それぞれを多孔性ニッケルなどのイオン通過型集電体で覆ったものを使用する場合は、活物質と集電体の距離が近くなって電子の移動距離が短くなると同時に、集電面積が多くなり、電気抵抗が小さい高性能な電池となる。
(7) 電池セル内にセパレータとイオン通過型集電体が比較的多く存在するので、単位体積当たりの正極活物質、負極活物質の充填量が少なく、セル内に多くの電解液を確保することが可能であり、電解液が枯渇して固液反応(電池反応)が起こらなくなるドライアウト現象が発生しにくい。
(8) 電池性能として高出力が必要な場合は、セパレータのプリーツ幅を小さくするなどして活物質の厚みを減らすことにより、相対的にセパレータとイオン通過型集電体の割合が多くなり、体積エネルギー密度は低下するが、高出力の電池を得ることができる。
(9) 電池性能として高出力が不要な場合は、セパレータのプリーツ幅を大きくするなどして活物質の厚みを増やすことにより、相対的にセパレータとイオン通過型集電体の割合が小さくなり、体積エネルギー密度が大きな電池を得ることができる。
(10) プリーツ状セパレータのプリーツ幅などを変更し活物質の厚さ等を増減するだけで、任意に電池仕様を変更することができ、容易に所望の電池仕様を得ることができる。さらに、基本ユニットの中に充放電特性の異なる活物質を充填することにより、電池のハイブリッド化が容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態によるプリーツ状セパレータを用いた電池の一例(基本ユニットのみ)を示す模式図である。
【図2】本発明の実施の第2形態におけるブロック状に圧密した基本ユニットの一例を示す模式図である。
【図3】本発明の実施の第2形態によるプリーツ状セパレータを用いた電池の一例(基本ユニットのみで圧密した場合)を示す模式図である。
【図4】本発明の実施の第3形態によるプリーツ状セパレータを用いた電池の一例(基本ユニットを3個並列に装填)を示す模式図である。
【図5】本発明の実施の第4形態によるプリーツ状セパレータを用いた電池の一例(基本ユニットを3個並列に装填、3層直列に積層)を示す模式図である。
【図6】本発明の実施の第5形態によるプリーツ状セパレータを用いた電池の一例(基本ユニットのみ、台形対向型プリーツ形状)を示す模式図である。
【図7】本発明の実施の第6形態によるプリーツ状セパレータを用いた電池の一例(基本ユニットのみ、台形対向型プリーツ形状で、厚みの異なるもの)を示す模式図である。
【図8】本発明の実施の第7形態によるプリーツ状セパレータを用いた電池の一例(基本ユニットのみ、台形対向型プリーツ形状で、厚みの異なる活物質を同一のセルに充填したもの)を示す模式図である。
【符号の説明】
10 正極活物質
12 負極活物質
16、16a、16b、16c プリーツ状セパレータ
18 正極集電体
20 負極集電体
21 ポリプロピレンバンド
22 基本ユニット
24 隔壁
Claims (20)
- 電池セルに対向して設けられた正極集電体と負極集電体の間に、交互に両集電体に近接するような形状のプリーツ状セパレータに一方から正極活物質を充填し、他方から負極活物質を充填して、セパレータで形成される空間に正極活物質と負極活物質とを交互に配置したものが、正極集電体側に正極活物質が充填された面が位置し、負極集電体側に負極活物質が充填された面が位置するように電解液とともに装填された電池であって、プリーツ状セパレータが、少なくとも一層の導電性のイオン通過型集電体と少なくとも一層のイオン透過・非導電性セパレータとを積層してプリーツ加工したもの、又は少なくとも一層の導電性のイオン通過型集電体と少なくとも一層のイオン透過・非導電性セパレータとを積層し、さらにイオン透過・非導電性セパレータ側に少なくとも一層の導電性のイオン通過型集電体を積層してプリーツ加工したものであることを特徴とするプリーツ状セパレータを用いた電池。
- プリーツ状セパレータに一方から正極活物質を充填し他方から負極活物質を充填して構成した基本ユニットが、正極集電体と負極集電体の間に形成されるセルに並列に組み込まれた請求項1記載のプリーツ状セパレータを用いた電池。
- 請求項1又は2に記載の電池を隔壁を介して直列に積層したことを特徴とするプリーツ状セパレータを用いた電池。
- 形状、プリーツ幅、長さ及び厚みの少なくともいずれかが異なるプリーツ状セパレータに活物質を充填して構成した充放電特性の異なる基本ユニットを同一のセルに装填した請求項1〜3のいずれかに記載のプリーツ状セパレータを用いた電池。
- プリーツ状セパレータに充放電特性の異なる活物質を充填して基本ユニットを構成した請求項1〜4のいずれかに記載のプリーツ状セパレータを用いた電池。
- プリーツ状セパレータに一方から正極活物質を充填し他方から負極活物質を充填して構成した基本ユニットを、圧縮し圧密状態として電池セルに組み込んだ請求項1〜5のいずれかに記載のプリーツ状セパレータを用いた電池。
- 基本ユニットを多孔性又は無孔性の絶縁体からなる帯状体又は紐状体で縛り圧密状態とした請求項6記載のプリーツ状セパレータを用いた電池。
- 基本ユニットを融解性又は非融解性の絶縁体からなる帯状体又は紐状体で縛り圧密状態とした請求項6記載のプリーツ状セパレータを用いた電池。
- 正極活物質及び負極活物質の形態が、粉末状、粒状、板状、ブロック状、棒状もしくはペースト状、又は粒子を板状、ブロック状、棒状、粒状もしくはプリーツ形状に二次成形したものである請求項1〜8のいずれかに記載のプリーツ状セパレータを用いた電池。
- 正極活物質及び/又は負極活物質の表面に、金属粉末をコーティングするか、金属メッキした粉末、フレークもしくは糸をコーティングするか、又は金属メッキを施した請求項9記載のプリーツ状セパレータを用いた電池。
- 正極活物質及び/又は負極活物質の表面の任意の面をイオン通過型集電体で被覆した請求項1〜10のいずれかに記載のプリーツ状セパレータを用いた電池。
- 活物質を被覆するイオン通過型集電体が、発泡ニッケル金属、ニッケル金属網、ニッケルメッキしたパンチングメタル、エキスパンドメタル等の金属、ニッケルメッキしたウレタン等の発泡樹脂、ニッケルメッキしたポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、綿、カーボン繊維等の多孔質材料、シリカ、アルミナ等の無機繊維にニッケルメッキしたもの、有機繊維にニッケルメッキしたもの、フェルトにニッケルメッキしたもの、及び雲母など無機物の箔にニッケルメッキしたものの少なくともいずれかである請求項11記載のプリーツ状セパレータを用いた電池。
- 電池用のセパレータにおいて、交互に正極集電体と負極集電体に近接するようなプリーツ形状であって、セパレータで形成される空間に一方から正極活物質が充填でき、他方から負極活物質が充填できるように構成され、少なくとも一層の導電性のイオン通過型集電体と少なくとも一層のイオン透過・非導電性セパレータとを積層し、 これをプリーツ加工したことを特徴とする電池用プリーツ状セパレータ。
- 少なくとも一層の導電性のイオン通過型集電体と少なくとも一層のイオン透過・非導電性セパレータとを積層し、さらにイオン透過・非導電性セパレータ側に少なくとも一層の導電性のイオン通過型集電体を積層し、これをプリーツ加工してなる請求項13記載の電池用プリーツ状セパレータ。
- イオン透過・非導電性セパレータが、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン及びナイロンの少なくともいずれかからなる織物、不織布又はメンブランフィルターである請求項13又は14記載の電池用プリーツ状セパレータ。
- プリーツ形状が、三角形対向型、台形対向型、正方形対向型もしくは長方形対向型、又は三角形対向型、台形対向型、正方形対向型もしくは長方形対向型のそれぞれの角に丸みを持たせたもの、又は半円対向型、楕円状半円対向型、SINカーブ型、波状もしくは不定形波状である請求項13〜15のいずれかに記載の電池用プリーツ状セパレータ。
- 少なくとも一層の導電性のイオン通過型集電体と少なくとも一層のイオン透過・非導電性セパレータとを積層した平面状のシートを、一方から当て板で押して折り曲げ、ついで、所定の隙間をあけて他方から当て板で押して折り曲げ、これらを繰り返してプリーツ加工したセパレータを得ることを特徴とする電池用プリーツ状セパレータの製造方法。
- 少なくとも一層の導電性のイオン通過型集電体と少なくとも一層のイオン透過・非導電性セパレータとを積層し、さらにイオン透過・非導電性セパレータ側に少なくとも一層の導電性のイオン通過型集電体を積層したシートをプリーツ加工する請求項17記載の電池用プリーツ状セパレータの製造方法。
- プリーツ状セパレータが単一種類のプリーツ幅となるようにプリーツ加工する請求項17又は18記載の電池用プリーツ状セパレータの製造方法。
- 一つのプリーツ状セパレータが複数種類のプリーツ幅となるようにプリーツ加工する請求項17又は18記載の電池用プリーツ状セパレータの製造方法。
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