JP3673131B2 - Hydraulic circuit for compost agitator - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホイールローダなどの作業車両に用いられ、牛糞や敷きわら等の材料を攪拌して堆肥化を促進させる堆肥攪拌機用油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、家畜の排泄物の処理にあたっては、排泄物にわら等の材料を加えて堆積し、それを発酵させて堆肥を生成している。この場合、材料の堆肥化を迅速に進めるためには、堆積物中の通気性を高め、材料内に生息する微生物の働きを促進する必要がある。そこで、塊になっている堆積物をほぐして通気性を高め、細菌の発酵を助けるための切り返しという作業が行われる。
【0003】
この切り返し作業は、ホイールローダなどに取り付けられたバケットで堆積物(堆肥)を掬いとった後、バケットを小刻みに振動させて少しづつ堆肥を落とし、塊になっている堆肥をほぐすことにより行われており、これによって堆肥の通気性を高め、堆肥を発酵しやすい状態としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の切り返しの方法では、バケットを小刻みに振動させながら堆肥を下に落とすだけなので、堆積物を十分にほぐすことができず、堆肥化の促進に十分とはいえなかった。また、バケットを小刻みに振動させながらの作業はオペレータの操作性を悪化させるものであり、ホイールローダ本体の耐久性を悪化させるものであった。
【0005】
本発明の目的は、切り返し作業を容易にし、効率よく堆肥を生成することのできる堆肥攪拌機用油圧回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
一実施の形態を示す図1、2、5、6を参照して説明する。
(1) 請求項1の発明は、原動機20により駆動される走行駆動装置21,28と、車体前方に軸支されたブーム2R,2Lを起伏させるブームシリンダ4R,4Lと、ブーム2R,2Lの先端に軸支されたバケット3を回動させるバケットシリンダ5とを有する作業車両に用いられる堆肥攪拌機用油圧回路に適用される。そして、回転自在なビータ14をバケット3の開口部前方と上方との間で上下動させるビータシリンダ15R,15Lと、ビータ14を回転させる油圧モータ17と、バケット3の内部に設けられたブレード7R,7Lをバケット奥方と開口部との間で移動させるブレードシリンダ9R,9Lと、原動機20により駆動され、ブームシリンダ4R,4Lとバケットシリンダ5と油圧モータ17とビータシリンダ15R,15Lとブレードシリンダ9R,9Lとにそれぞれ圧油を供給する作業機用油圧ポンプ23,24とを備えることにより上述した目的は達成される。
(2) 請求項2の発明は、原動機20により駆動される走行駆動装置21,28と、車体前方に軸支されたブーム2R,2Lを起伏させるブームシリンダ4R,4Lと、ブーム2R,2Lの先端に軸支されたバケット3を回動させるバケットシリンダ5とを有する作業車両に用いられる堆肥攪拌機用油圧回路に適用される。そして、回転自在なビータ14をバケット3の開口部前方と上方との間で上下動させるビータシリンダ15R,15Lと、ビータ14を回転させる油圧モータ17と、バケット3の内部に設けられたブレード7R,7Lをバケット奥方と開口部との間で移動させるブレードシリンダ9R,9Lと、原動機20により駆動され、ブームシリンダ4R,4Lとバケットシリンダ5と油圧モータ17とにそれぞれ圧油を供給する第1の作業機用油圧ポンプ23と、原動機20により駆動され、ビータシリンダ15R,15Lとブレードシリンダ9R,9Lとにそれぞれ圧油を供給する第2の作業機用油圧ポンプ24とを備えることにより上述した目的は達成される。
(3) 請求項3の発明は、走行駆動装置はポンプ21とモータ28とが閉回路接続されたHST走行駆動装置であって、ポンプ21の吸収馬力を減少させる走行馬力制御手段31を備えるものである。
(4) 請求項4の発明は、第1の作業機用油圧ポンプ23からの圧油をブームシリンダ4R,4Lおよびバケットシリンダ5側と、油圧モータ17側とに所定の流量比で分流させる分流手段44を備えるものである。
(5) 請求項5の発明は、ブームシリンダ4R,4Lおよびバケットシリンダ5の駆動状態を検出するシリンダ駆動検出手段40s,41sと、シリンダ駆動検出手段40s,41sによりブームシリンダ4R,4Lおよびバケットシリンダ5が駆動されていないことが検出されると、第1の作業機用油圧ポンプ23からの圧油を分流手段44をバイパスさせて油圧モータ17側に導くシリンダバイパス手段45とを備えるものである。
(6) 請求項6の発明は、ビータの使用状態を検出するビータ使用検出手段51と、ビータ使用検出手段51によりビータ14の非使用状態が検出されると、第1の作業機用油圧ポンプ23からの圧油を分流手段44をバイパスさせてブームシリンダ4R,4Lおよびバケットシリンダ5側に導くモータバイパス手段45とを備えるものである。
(7) 請求項7の発明は、図6〜8に示すように、ビータシリンダ15R,15Lに駆動指令を入力する入力手段43sと、入力手段43sからの指令により第2の作業機用油圧ポンプ24からの圧油をビータシリンダ15R,15Lに導く制御弁43と、ビータシリンダ15R,15Lの駆動圧と相関関係を有する物理量に基づいて第2の作業機用油圧ポンプ24からの圧油をブレードシリンダ9R,9Lに導く第1のシーケンス手段53,55,62〜65とを備えるものである。
(8) 請求項8の発明は、ビータシリンダ9R,9Lの移動量を物理量としたものである。
(9) 請求項9の発明は、複数のブレードシリンダ9R,9Lに第2の作業機用油圧ポンプ24からの圧油を順次に導く第2のシーケンス手段54を備えるものである。
【0007】
なお、本発明の構成を説明する上記課題を解決するための手段の項では、本発明を分かり易くするために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
−第1の実施の形態−
図1は、本発明が適用されるホイールローダの側面図であり、図2はその正面図である。図1,2に示すように、ホイールローダは車両本体1と、車両本体1の前側に軸支された左右一対のブーム2R,2Lと、ブーム2R,2Lの先端に軸支されたバケット3とを有している。ブーム2R,2Lは左右一対のブームシリンダ4R,4Lの伸縮によって起伏し、これによりバケット3が昇降する。バケット3はベルクランク6を介してバケットシリンダ5の伸縮により回動し、これによって、バケット3の向きが上下(チルト,ダンプ)する。なお、図1においては、バケット着地姿勢(Z1)とバケット上昇姿勢(Z2,Z3)を、図2においてはバケット着地姿勢をそれぞれ示す。
【0009】
図1,2におけるバケット3の拡大図を図3,4にそれぞれ示す。図3,4に示すように、バケット3の内側では左右一対のブレード7R,7Lがバケット上面から軸支され、ブレード7R,7Lの先端にはバケット開口部の幅方向に延在するブレード板8R,8Lがそれぞれ固設されている。ブレード7R,7Lの背面にはバケット3の背面を貫通してブレードシリンダ9L,9Rがそれぞれ連結されている。ブレード7R,7Lはブレードシリンダ9L,9Rの伸縮により回動軸10を支点に回動し、これによって、ブレード板8R,8Lがバケット3内を前後に移動し、バケット内に収納された堆肥がバケット開口部に向かって押し出される。ブレード7R,7Lは、二重筒構造により伸縮自在とされた連結棒11によってそれぞれが回動可能に連結されている。
【0010】
バケット開口部の左右上端部にはバケット開口部に向かって略くの字形状を有する左右一対のアーム12R,12Lがリンク機構13R,13Lを介して軸支され、アーム12R,12Lの先端にはビータ14が回転自在に取り付けられている。なお、図4において、便宜上、アーム12Rの図示を一部省略するが、アーム12Rは図2,3に示すのと同一形状である。リンク機構13R,13Lはバケット3の外側背面に装着された左右一対のビータシリンダ15R,15Lにそれぞれ連結されている。アーム12R,12Lは、リンク機構13R,13Lを介してビータシリンダ15R,15Lの伸縮により回動し、シリンダ15R,15Lの最大伸長時にビータ14はバケット底面の刃先部近傍(図1の位置B)に位置し、シリンダ15R,15Lの最大縮退時にはバケット開口部の上方(図1の位置A)に位置する。
【0011】
ビータ14の周面には多数のカッター14aがその周面と直交してジグザグ状に設けられ、ビータ14の回転に伴いカッター14aも回転して堆肥材料等が切断可能となっている。一方のアーム12Lの内側面には平板状のブラケット16が固設され、ブラケット16の上面には油圧モータ17が設置されている。油圧モータ17の出力軸にはアーム12Lの外側に装着されたローラチェーン18を介してビータ14の回転軸が連結され、これによって、油圧モータ17からの出力はローラチェーン18を介してビータ14に伝達され、油圧モータ17の回転数に応じてビータ14が回転する。以上の各シリンダ4R,4L,5,9R,9L,15R,15Lおよび油圧モータ17の駆動は後述する油圧回路により制御される。
【0012】
本発明の油圧回路は、車両走行用油圧回路と、作業機用油圧回路とに大別される。図5,6は、本発明の実施の形態に係わる堆肥攪拌機用油圧回路図であり、図5は主に車両走行用油圧回路(HST駆動回路)を示し、図6は主に作業機用油圧回路を示す。図6に示すように、エンジン20の出力軸には走行用のHSTポンプ21およびチャージポンプ22と、作業機用の作業機ポンプ23およびギヤポンプ24と、ブレーキポンプ25とがそれぞれ連結されている。これら油圧ポンプ21〜25の吸収馬力の和がエンジン20の出力馬力を越えないように、可変容量形であるHSTポンプ21の傾転角が後述の如く制御される。
【0013】
図5に示すように、車両走行用油圧回路は、可変容量型のHSTポンプ21と、そのポンプ傾転角qを変化させる傾転シリンダ26と、一対の主管路27A,27Bにより油圧ポンプ21に閉回路接続された可変容量型の油圧モータ28と、傾転シリンダ26に駆動油を供給する固定容量型のチャージポンプ22と、車両の前後進を切り換える前後進切換弁29と、走行および作業の負荷に応じて傾転シリンダ26の駆動を制御するカットオフ弁30と、インチングペダル31の踏み込み量に応じて傾転シリンダ26の駆動を制御する可変絞り機構32とを有している。
【0014】
図5の油圧回路において、アクセルペダル33が踏み込まれてエンジン回転数が増加すると、チャージポンプ22の吐出圧がリリーフ弁34の設定圧を越えてポンプ22の吐出油が高圧配管35へ導かれ、この吐出油の一部が絞り36を介して低圧配管37へ導かれて管路35,37の間にチャージポンプ22の吐出流量に応じた差圧が発生する。この状態で前後進切換弁29がF位置またはR位置に切り換えられると、傾転シリンダ26の油室26a,26bに管路35,37の圧力が導かれ、これらの圧力差に応じて傾転シリンダ26が駆動されて油圧ポンプ21の傾転角qが変化する。このポンプ傾転角qの変化に応じてポンプ吐出量は変化し、これによって油圧モータ28の回転数が増減する。油圧モータ28の回転はプロペラシャフト、アクスルシャフト(ともに不図示)を介して駆動輪RT(図1参照)に伝達され、これによりエンジン回転数に応じた速度で車両が走行する。
【0015】
前後進切換弁29からシリンダ26の油室26a,26bへと通じる管路38,39の間に設けられたカットオフ弁30には、主管路27Bからの油圧p1(HST回路圧)と、図6の作業機ポンプ23の吐出圧p2(作業機回路圧)とが入力される。これら油圧p1,p2により作用する力(油圧×受圧面積)の和がカットオフ弁30のバネ力より大きくなるとカットオフ弁30は位置(a)から位置(b)へと切り換えられる。その結果、管路38,39がカットオフ弁30を介して連通され、油圧ポンプ26の傾転角qが小さくなりHST走行駆動馬力が低下する。このようにHST回路圧p1と作業機回路圧p2の和に応じてHST走行駆動馬力を自動的に低下させることで、エンジン回転数の低下を防ぎ、作業機の駆動速度を確保するようにしている。
【0016】
管路38,39間にカットオフ弁30に並列に設けられた可変絞り機構32は、インチングペダル31の操作に応じて絞り開度が調整される。すなわち、インチングペダル31の操作量が大きくなると絞り開度が大きくなって管路38,39間の圧油の連通量が増大し、これによって、油圧ポンプ26の傾転角qが小さくなりHST走行駆動馬力が低下する。このようにペダル操作によりHST走行駆動馬力を任意に低下させることで、エンジン回転数の低下を防ぎ、切り返し作業時の作業機の駆動速度を確保するようにしている。
【0017】
図6に示すように、作業機用油圧回路は、作業機ポンプ23と、ギヤポンプ24と、ブームシリンダ4R,4Lと、バケットシリンダ5と、ブレードシリンダ9R,9Lと、ビータシリンダ15R,15Lと、油圧モータ17と、作業機ポンプ23からブームシリンダ4R,4L,バケットシリンダ5,油圧モータ17への圧油の流れをそれぞれ制御する方向切換弁40,41,42と、ギヤポンプ24からブレードシリンダ9R,9L,ビータシリンダ15R,15Lへの圧油の流れを制御する方向切換弁43と、ポンプ23からの圧油をシリンダ5,4R,4L側とモータ17側に所定の分流比で分流する分流弁44と、ポンプ23から分流弁44への圧油の流れを制御する切換弁45と、ビータシリンダ15R,15Lの駆動に対しブレードシリンダ9R,9Lをシーケンス作動させるシーケンス装置46とを有している。
【0018】
切換弁45は2位置3ポート電磁切換弁であり、その1次側ポートは油圧ポンプ23に接続され、2次側ポートの1つは分流弁44の入口側ポートに接続されている。2次側ポートの残りは、管路46を介して方向切換弁40,41の1次側ポートにそれぞれ接続されている。また、方向切換弁42の中立ポートは方向切換弁40,41の中立ポートに直列に接続されており、方向切換弁40,41がともに中立位置にあると、切換弁45の2次側ポートは管路46、方向切換弁40,41を介して方向切換弁42の1次側ポートに接続される。分流弁44の出口側ポートの1つはチェック弁47を介して管路46に接続され、残りはチェック弁48を介して方向切換弁42の1次側ポートに接続されている。
【0019】
方向切換弁40,41は運転席からの操作レバー40a,41aの操作によってそれぞれ切り換えられ、方向切換弁40,41が位置(イ)側に切り換えられると油圧ポンプ23からの圧油がシリンダ4R,4L,5のボトム室に供給されてシリンダ4R,4L,5は伸長し、位置(ロ)側に切り換えられるとシリンダ4R,4L,5のロッド室に圧油が供給されてシリンダ4R,4L,5は縮退する。なお、方向切換弁40,41にはそれぞれデテント機構40d,41dが設けられており、デテント機構40d,41dの作動により方向切換弁40,41が所定位置に固定される。
【0020】
方向切換弁42は電磁切換弁であり、方向切換弁42のソレノイドは運転席に設けられたスイッチ42sを介して電源50に接続されている。したがって、スイッチ42sが中立位置以外に操作されるとソレノイドが励磁されて方向切換弁42は位置(イ)側または位置(ロ)側に切り換えられ、これによって、油圧ポンプ23からの圧油が油圧モータ17に供給されて油圧モータ17は正転または逆転し、ビータ14が図1のR1方向またはR2方向に回転する。
【0021】
操作レバー40a,41aにはそれぞれ検出スイッチ40s,41sが設けられ、操作レバー40a,41aが中立位置から操作されると検出スイッチ40s,41sはオンし、中立位置に戻されるとオフする。運転席には作業モードを選択する選択スイッチ51が設けられ、後述する切り返し作業を行う場合にはスイッチ51はオンされ、切り返し以外の通常のホイールローダ作業を行う場合にはオフされる。切換弁45のソレノイドは、選択スイッチ51および検出スイッチ40sまたは41sを介して電源50に接続されている。したがって、選択スイッチ51がオンされた状態で検出スイッチ40s,41sの少なくとも一方がオンされるとソレノイドが励磁されて切換弁45は位置(ロ)に切り換えられ、選択スイッチ51または検出スイッチ40s,41sの両方がオフされるとソレノイドが消磁されて切換弁45は位置(イ)に切り換えられる。
【0022】
切換弁45が位置(ロ)に切り換えられると、ポンプ23からの圧油が分流弁44に導かれて所定の分流比でシリンダ4L,4R,5側およびモータ17側に分配される。このときの分流弁44の分流比は、シリンダ4,5側とモータ17側に作用する負荷比を考慮して適宜設定される。
【0023】
方向切換弁43は電磁切換弁であり、方向切換弁43のソレノイドは運転席に設けられたスイッチ43sを介して電源50に接続されている。したがって、スイッチ43sが中立位置以外に操作されるとソレノイドが励磁されて方向切換弁43は位置(イ)側または位置(ロ)側に切り換えられる。方向切換弁43が位置(イ)側に切り換えられると、油圧ポンプ24からの圧油が管路51を介しビータシリンダ15R,15Lのボトム室に供給されてシリンダ15R,15Lは伸長し、位置(ロ)側に切り換えられると管路52を介しシリンダ15R,15Lのロッド室に圧油が供給されてシリンダ15R,15Lは縮退する。
【0024】
シーケンス装置46は、シーケンス弁53〜55により構成される。シーケンス弁53〜55にはそれぞれチェック弁が組み込まれ、シーケンス弁53は管路51とブレードシリンダ9Rのボトム室に接続された管路56との間に設けられ、シーケンス弁54は管路56とブレードシリンダ9Lのボトム室に接続された管路57との間に設けられ、シーケンス弁55は管路52とブレードシリンダ9R,9Lの各ロッド室に接続された管路58との間に設けられている。これにより、ビータシリンダ15R,15Lが伸長側のストロークエンドまで達して管路51内の圧力が所定値まで上昇すると、バネ力に抗してシーケンス弁53が開き、管路51内の圧油がブレードシリンダ9Rのボトム室に供給されシリンダ9Rが伸長する。また、ブレードシリンダ9Rが伸長側のストロークエンドまで達して管路56内の圧力が所定値まで上昇すると、バネ力に抗してシーケンス弁54が開き、管路56内の圧油がブレードシリンダ9Lのボトム室に供給されシリンダ9Lが伸長する。一方、ビータシリンダ15R,15Lが縮退側のストロークエンドまで達して管路52内の圧力が所定値まで上昇すると、バネ力に抗してシーケンス弁55が開き、管路52内の圧油がブレードシリンダ9R,9Lのボトム室にそれぞれ供給されシリンダ9R,9Lは縮退する。
【0025】
次に、第1の実施の形態に係わる堆肥攪拌機の主要な動作を説明する。
切り返し作業にあたっては、まず、図1のZ1および図2に示すように、堆積された堆肥材料の手前でバケット3を地面と水平な姿勢(掘削姿勢)にセットする。これは、操作レバー40a,41aの操作によって行われる。操作レバー40aの操作により方向切換弁40が位置(イ)側または位置(ロ)側に切り換えられると、圧力スイッチ40sがオンされて切換弁45のソレノイドが励磁され、切換弁45が位置(ロ)に切り換えられる。これにより、油圧ポンプ23からの圧油は、切換弁45、分流弁44、チェック弁47、および方向切換弁40を介してブームシリンダ4R,4Lのボトム室またはロッド室に供給され、ブーム2R,2Lが上昇または下降する。操作レバー41aの操作により方向切換弁41が位置(イ)側または位置(ロ)側に切り換えられたときも切換弁45が同様に切り換えられ、油圧ポンプ23からの圧油は、切換弁45、分流弁44、チェック弁47、および方向切換弁41を介してバケットシリンダ5のボトム室またはロッド室に供給され、バケット3がチルトまたはダンプする。
【0026】
また、スイッチ43sを操作して方向切換弁43を位置(ロ)側に切り換える。これにより、油圧ポンプ24からの圧油は方向切換弁43、管路52を介してビータシリンダ15R,15Lのロッド室に供給され、ビータシリンダ15R,15Lが縮退してビータ14が図1の位置Aに移動する。ビータシリンダ15R,15Lが最小ストロークまで縮退すると管路52内の圧力が上昇してシーケンス弁55が開放され、管路52内の圧油はシーケンス弁55を介してブレードシリンダ9L,9Rのロッド室に供給される。これによって、ブレードシリンダ9R,9Lが縮退し、ブレード板8R,8Lが同時にバケット3の奥側に格納される。
【0027】
このようにバケット3が掘削姿勢にセットされ、ビータ14が位置Aにセットされると、次に、前後進切換弁29をF位置に切り換え、アクセルペダル33を踏み込んで車両を前進させ、堆肥材料にバケット3を突っ込む。また、これと同時に操作レバー41aの操作により方向切換弁41を位置(イ)側に切り換えてバケット3をチルトさせ、バケット3内に堆肥材料を取り込む。次いで、前後進切換弁29をR位置に切り換えて車両を後退させるとともに、操作レバー40の操作により方向切換弁40を位置(イ)側に切り換えてブーム2R,2Lを起立させ、図1のZ2位置までバケット3を上昇させる。その状態で、スイッチ42sを操作して電磁切換弁42を位置(イ)に切り換える。電磁切換弁42が位置(イ)に切り換えられると、油圧ポンプ23からの圧油は切換弁45、分流弁44、チェック弁48、および方向切換弁42を介して油圧モータ17に供給され、これによって、油圧モータ17が正転されてビータ14が図1のR1方向に回転される。なお、油圧ポンプ23からの吐出油は分流弁44によりシリンダ4R,4L,5側およびモータ17側へ所定の分流比(例えば1:3)で分配されている。
【0028】
このように走行と作業を同時に行う場合、HST回路圧p1と作業機回路圧p2との和がカットオフ弁30のバネ圧を越えると、前述したように油圧ポンプ21の傾転角qを小さくして走行駆動馬力を減少させるので、エンジンのストールを回避することができる。また、前述したようにインチングペダル31を操作すれば、その操作量に応じて走行駆動馬力を減少させることができる。インチングペダル31の操作による走行駆動馬力の規制は、ビータ14での攪拌の工程でとくに有効である。すなわち、ビータ14で堆肥材料を攪拌する場合にはとくに大きな動力が必要とされるので、インチングペダル31の操作量を大きくして車両を停止あるいは微速走行させ、その状態でアクセルペダル33を大きく踏み込んでエンジン20に高出力を発揮させ、エンジン出力の大部分を作業機側の駆動力に利用する。
【0029】
スイッチ操作によるビータ14の回転に続き、インチングペダル31を操作して車両を停止または微速走行させ、その状態でスイッチ43sを操作して方向切換弁43を位置(イ)側に切り換える。方向切換弁43が位置(イ)側に切り換えられると、油圧ポンプ24からの圧油は方向切換弁43、管路51を介してビータシリンダ15R,15Lのボトム室に供給され、これによって、ビータシリンダ15R,15Lが伸長し、ビータ14が図1の位置Aから位置Bにかけて移動する。ビータシリンダ15R,15Lが最大ストローク量まで伸長すると管路51内の圧力が上昇してシーケンス弁53が開放され、管路51内の圧油はシーケンス弁53を介してブレードシリンダ9Rのボトム室に供給される。これによって、ブレードシリンダ9Rが伸長し、ブレード板8Rがバケット開口部に向かって移動する。このブレード板8Rの移動によりバケット3内の堆肥材料がバケット開口部に向かって押し出され、回転中のビータ14のカッター14aによって粉砕されながらバケット開口部より勢いよく放出される。
【0030】
ブレードシリンダ9Rが最大ストローク量まで伸長すると、管路56内の圧力が上昇してシーケンス弁54が開放され、管路56内の圧油はシーケンス弁54を介してブレードシリンダ9Lのボトム室に供給される。これによって、ブレードシリンダ9Lが伸長し、ブレード板8Lがバケット3の開口部に向かって移動する。このブレード板8Lの移動によりバケット3内の残りの堆肥材料がバケット開口部に向かって押し出され、カッター14aによって粉砕されながらバケット3内の堆肥材料が全て放出される。なお、堆肥材料の放出の際には、操作レバー41aの操作によりバケット3をダンプさせて(図1の位置Z3)、堆肥をむやみに散乱させないようにする。また、ビータ14での攪拌中に堆肥の塊がビータ14に食い込んでしまった場合には、スイッチ42sの操作により方向切換弁42を位置(ロ)側に切り換えてビータ14を逆回転させ、食い込み物を除去する。
【0031】
堆肥材料の放出が終了すると、スイッチ42sを中立位置に操作してビータ14の回転を停止させるとともに、スイッチ43sを操作して方向切換弁43を位置(ロ)側に切り換える。これにより、前述したのと同様、ビータシリンダ15R,15Lが縮退してビータ14が図1の位置Bから位置Aにかけて移動し、次いで、ブレードシリンダ9R,9Lが縮退してブレード板8R,8Lが同時に元の位置であるバケット3の奥側に格納される。続いて、操作レバー40a,41aの操作によりブームシリンダ4R,4L、バケットシリンダ5をそれぞれ駆動してバケット3を掘削姿勢(図1のZ1)にセットし、以降、同様な動作が繰り返される。
【0032】
このように第1の実施の形態によると、バケット3内に取り込まれた堆肥材料をブレード7R,7Lを用いて回転中のビータ14に向かって押し出すことで切り返し作業を行うようにしたので、堆肥材料はビータ14で攪拌されながらバケット開口部から勢いよく放出される。これによって、堆肥材料の通気性が高まり、堆肥化が促進されるとともに、バケット本体を小刻みに振動させる方式と比べオペレータの操作性およびホイールローダ本体の耐久性がともに向上する。この場合、車両走行用油圧回路にインチングペダル31を設け、インチングペダル31の操作により走行駆動馬力を減少させるようにしたので、作業機用回路により大きな馬力を配分することができ、高負荷が作用する攪拌作業も難なく行える。
【0033】
また、ブーム2R,2Lの起伏、バケット3の回動、ビータ14の回転を作業機ポンプ23からの吐出油により行い、ビータ14の移動、ブレード7R,7Lの移動をギヤポンプ24からの吐出油により行うようにしたので、作業機ポンプ23を駆動源とする動作とギヤポンプ24を駆動源とする動作をそれぞれ独立させて同時に行うことができ、作業効率が向上する。
【0034】
さらに、分流弁44の上流にレバー操作により切り換えられる切換弁45を設け、操作レバー40a,41aがともに中立時には切換弁45の切換により作業機ポンプ23からの吐出油を分流弁44に導かず、ポンプ吐出油を全て油圧モータ17側に供給するようにしたので、大きなモータ駆動力を得ることができる。さらにまた、切換弁45を運転席からのスイッチ操作によっても切換可能とし、切り返し作業以外の通常のホイールローダ作業時には切換弁45の切換により作業機ポンプ23からの吐出油を分流弁44に導かず、ポンプ吐出油を全てシリンダ4R,4L,5側に供給するようにしたので、通常のホイールローダ作業時に何等支障を与えることがない。また、スイッチ51をオンしておけば操作レバー40a,41aを操作したときは、作業機ポンプ23からシリンダ4R,4L,5側へ供給される圧油と、モータ17側へ供給される圧油とを分流弁44によって所定の分流比で分流させるようにしたので、シリンダ4R,4L,5とモータ17との負荷配分に応じて分流比を設定することで、ポンプを追加することなしにシリンダ4R,4L,5の駆動とビータ14の回転をそれぞれ独立させて同時に行うことができる。
【0035】
また、ブレードシリンダ9R,9Lのボトム室およびロッド室の上流側管路にシーケンス弁53,55を設け、ビータシリンダ15R,15Lの伸縮による管路圧の上昇によりシーケンス弁53,55を順次開いてブレードシリンダ9R,9Lを伸縮させるようにしたので、ブレードシリンダ9R,9Lはシーケンス駆動され、ブレード7R,7Lがバケット3の影で操作者の死角になっても適切なタイミングでブレード7R,7Lを移動することができる。この場合、ブレードシリンダ9Lのボトム室の上流側管路57にさらにシーケンス弁54を設け、ブレードシリンダ9Rの伸長後にブレードシリンダ9Lを伸長させるようにしたので、ブレード7R,7Lが片側ずつ押し出され、ブレード7R,7Lを同時に押し出す場合に比べてポンプ吸収馬力が低減され、ビータ14の回転負荷によるエンジン出力馬力の不足を回避することができる。さらに、ブームの起伏、バケットの回動以外の切り返し作業特有の動作を運転席でのスイッチ42s,43sの操作により行うようにしたので、操作性、作業性が一層向上する。
【0036】
−第2の実施の形態−
図7は、本発明の第2の実施の形態に係わる堆肥攪拌機用油圧回路図である。なお、図6と同一の箇所には同一の符号を付し、以下ではその相違点を主に説明する。第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なるのは、ブレードシリンダ9R,9Lを駆動するための回路構成である。すなわち、第1の実施の形態がシーケンス弁53〜55を用いてシーケンス回路を構成したのに対し、第2の実施の形態では以下のように電磁切換弁61および圧力スイッチ62,63を用いてシーケンス回路を構成する。
【0037】
図7に示すように、ギヤポンプ24とブレードシリンダ9R,9Lのボトム室、ロッド室の間には方向切換弁61が設けられている。また、ビータシリンダ15R,15Lのボトム室およびロッド室に接続された管路51,52にはそれぞれ圧力スイッチ62,63が設けられ、方向切換弁61のソレノイドは圧力スイッチ62,63の接点62s,63sを介してそれぞれ電源50に接続されている。このような構成の下、方向切換弁43の切換によりビータシリンダ15R,15Lがストロークエンドまで伸長または縮退すると管路51または52内の圧力が上昇し、圧力スイッチ62または63がオンする。圧力スイッチ62,63がオンすると方向切換弁61のソレノイドが励磁され、方向切換弁61は位置(イ)側または位置(ロ)側に切り換えられる。これによって、ギヤポンプ24からの圧油が方向切換弁61を介してブレードシリンダ9R,9Lのボトム室またはロッド室に供給され、ブレードシリンダ9R,9Lが伸長または縮退される。
【0038】
このように第2の実施の形態によると、ブレードシリンダ9R,9Lへの圧油の流れを制御する方向切換弁61を設け、ビータシリンダ15R,15Lの回路圧の上昇により圧力スイッチ62,63がオンすると方向切換弁61が切り換えられてブレードシリンダ9R,9Lを伸縮するようにしたので、シーケンス弁53〜55を用いることなく、ビータ14の移動に続けてブレード7R,7Lを自動的に移動できる。
【0039】
−第3の実施の形態−
図8は、本発明の第3の実施の形態に係わる堆肥攪拌機用油圧回路図である。なお、図7と同一の箇所には同一の符号を付し、以下ではその相違点を主に説明する。第3の実施の形態が第2の実施の形態と異なるのは、ブレードシリンダ9R,9Lを駆動するための回路構成である。すなわち、第1の実施の形態や第2の実施の形態がビータシリンダ15R,15Lの回路圧に基づいてブレードシリンダ9R,9Lを駆動したのに対し、第3の実施の形態では、ビータシリンダ15R,15Lのストローク量に基づいてブレードシリンダ9R,9Lを駆動する。
【0040】
図8に示すように、ビータシリンダ15Rにはシリンダ15Rの伸長および縮退方向のストロークエンドに対応してそれぞれリミットスイッチ64,65が設けられ、方向切換弁61のソレノイドはリミットスイッチ64,65の接点64s,65sを介してそれぞれ電源50に接続されている。このような構成の下、方向切換弁43の切換によりビータシリンダ15R,15Lがストロークエンドまで達すると、リミットスイッチ64または65がオンしてソレノイドが励磁され、方向切換弁61は位置(イ)側または位置(ロ)側に切り換えられる。これによって、ギヤポンプ24からの圧油が方向切換弁61を介してブレードシリンダ9R,9Lのボトム室またはロッド室に供給され、ブレードシリンダ9R,9Lが伸長または縮退される。
【0041】
このように第3の実施の形態によると、ビータシリンダ15R,15Lのストロークに基づくリミットスイッチ64,65の作動により方向切換弁61が切り換えられようにしたので、シリンダ15R,15Lの摺動部のゴミ噛み等によりシリンダ15R,15Lの回路圧が上昇した場合であっても、シリンダ15R,15Lがストロークエンドに達するまではブレードシリンダ9R,9Lはストロークされない。これにより、ビータ14が所定位置に到達する前のブレード7R,7Lの移動が確実に防止される。
【0042】
なお、本発明は、バケット3内に取り込まれた堆肥材料をブレード7R,7Lを用いて回転中のビータ14に向かって押し出すことで切り返し作業を行うべく、油圧回路を構成したことを特徴とするものであり、それは上記実施の形態に限らず種々の形態で実現することができる。例えば、上記実施の形態では作業機用油圧回路にポンプ23,24を2つ備えたが、必ずしもポンプを2つにする必要はなく、また、走行駆動馬力を低減させる必要がなければインチングペダル31なども不要である。さらに、分流弁44や切換弁45、シーケンス回路なども必ずしも必要ではない。さらにまた、ホイールローダをHST走行油圧回路によって走行させるようにしたが、トルクコンバータ付き走行油圧回路としてもよい。
【0043】
また、上述した第2、第3の実施の形態においてはブレードシリンダ9Rと9Lを同時に伸長させるようにしたが、シリンダ9Lのボトム室と管路56との間にシーケンス弁を設け、ブレードシリンダ9R,9Lを片側づつ順次作動させるようにしてもよい。さらに、上記実施の形態はホイールローダに適用したが、ホイールローダ以外の作業機(例えばトラクター)に適用するようにしてもよい。さらにまた、ブレード7R,7Lの数は2個に限らず、また、スイッチ51はビータの装着時に自動的にオンするようにしてもよい。さらに、分流弁44や切換弁45の代わりに他の弁装置を用いるようにしてもよい。また、ホイールローダを攪拌作業用専用機として用いるときなどは、切換弁45を省略してよい。
【0044】
以上の実施の形態と請求項との対応において、HSTポンプ21や油圧モータ28などが走行駆動装置を、作業機ポンプ23とギヤポンプ24が作業機用油圧ポンプを、作業機ポンプ23が第1の作業機用油圧ポンプを、ギヤポンプ24が第2の作業機用油圧ポンプを、インチングペダル31が走行馬力制御手段を、分流弁44が分流手段を、検出スイッチ40s,41sがシリンダ駆動検出手段を、切換弁45がシリンダバイパス手段を、選択スイッチ51がビータ使用検出手段を、切換弁45がモータバイパス手段を、スイッチ43sが入力手段を、シーケンス弁53,55および圧力スイッチ62,63およびリミットスイッチ64,65がそれぞれ第1のシーケンス手段を、シーケンス弁54が第2のシーケンス手段をそれぞれ構成する。
【0045】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば次のような効果を奏することができる。
(1) 請求項1の発明によれば、回転自在なビータをバケットの開口部前方と上方との間で上下動可能とし、バケット内に収納されたブレードをバケット奥方と開口部との間で移動可能とするように油圧回路を構成したので、バケット内の堆肥材料はビータで攪拌されながら勢いよく放出され、堆肥材料の通気性が高まって堆肥化が促進される。また、バケット本体を小刻みに振動させて切り返しを行う方式に比べ、オペレータの操作性やホイールローダの耐久性などが向上する。
(2) 請求項2の発明によれば、ブームの起伏とバケットの回動とビータの回転を行わせる油圧ポンプと、ビータの移動とブレードの移動を行わせる油圧ポンプを別々に備えるようにしたので、駆動源を異にする動作を独立させて同時に行うことができ、作業効率が向上する。
(3) 請求項3の発明によれば、HST走行駆動装置のポンプの吸収馬力を減少可能としたので、高負荷が要求される攪拌作業に原動機の出力馬力をより多く配分できる。
(4) 請求項4の発明によれば、油圧ポンプからの吐出油をブーム起伏およびバケット回動用と、ビータ回転用とに所定の流量比で配分するようにしたので、ブーム起伏およびバケット回動動作とビータ回転動作とをポンプを追加することなく同時に行うことができる。
(5) 請求項5の発明によれば、ブーム起伏およびバケットが駆動されていないときに、その駆動源である油圧ポンプからの吐出油を全てビータ回転用に導くようにしたので、大きな駆動力でビータを回転させることができる。
(6) 請求項6の発明によれば、ビータを使用していないときに、ビータ回転の駆動源である油圧ポンプからの吐出油を全てブーム起伏およびバケット回動用に導くようにしたので、通常のホイールローダ作業に何等支障を与えることがない。
(7) 請求項7の発明によれば、ビータ移動用のビータシリンダの駆動圧と相関関係を有する物理量に基づいて、ブレード移動用のブレードシリンダを駆動するようにしたので、ブレードがバケットの影で操作者の死角になっても適切なタイミングでブレードを移動することができる。
(8) 請求項8の発明によれば、ビータシリンダの移動量に基づいてブレードシリンダを駆動するようにしたので、ビータが所定位置に到達する前のブレードの移動が確実に防止される。
(9) 請求項9の発明によれば、複数のブレードシリンダを同時ではなく順番に駆動するようにしたので、ポンプ吸収馬力が低減され、ビータの回転負荷によるエンジン出力馬力の不足を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるホイールローダの側面図。
【図2】本発明が適用されるホイールローダの正面図。
【図3】図1の要部拡大図。
【図4】図2の要部拡大図。
【図5】第1の実施の形態に係わる堆肥攪拌機用油圧回路の一部(主に車両走行用油圧回路)を示す図。
【図6】第1の実施の形態に係わる堆肥攪拌機用油圧回路の一部(主に作業機用油圧回路)を示す図。
【図7】第2の実施の形態に係わる堆肥攪拌機用油圧回路の一部(主に作業機用油圧回路)を示す図。
【図8】第3の実施の形態に係わる堆肥攪拌機用油圧回路の一部(主に作業機用油圧回路)を示す図。
【符号の説明】
2R,2L ブーム 3 バケット
4R,4L ブームシリンダ 5 バケットシリンダ
7R,7L ブレード 8R,8L ブレード板
9R,9L ブレードシリンダ 14 ビータ
15R,15L ビータシリンダ 17 油圧モータ
20 原動機 21 HSTポンプ
22 チャージポンプ 23 作業機ポンプ
24 ギヤポンプ 31 インチングペダル
40s,41s 検出スイッチ 43 方向切換弁
43s スイッチ 44 分流弁
45 切換弁 51 選択スイッチ
53〜55 シーケンス弁 62,63 圧力スイッチ
64,65 リミットスイッチ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hydraulic circuit for a composting stirrer that is used in a work vehicle such as a wheel loader and stirs materials such as cow dung and bedding straw to promote composting.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, in the treatment of livestock excrement, materials such as straw are added to the excrement and deposited, and then fermented to produce compost. In this case, in order to rapidly promote composting of the material, it is necessary to increase the air permeability in the sediment and promote the action of microorganisms that live in the material. Therefore, the work of cutting back is performed to loosen the lump deposits to improve the air permeability and to assist the fermentation of bacteria.
[0003]
This turning-over work is performed by spreading the sediment (compost) with a bucket attached to a wheel loader, etc., then vibrating the bucket in small increments to gradually remove the compost and loosening the compost that has become a lump. As a result, the air permeability of the compost was increased and the compost was easily fermented.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional turning-over method, since the compost is dropped down while vibrating the bucket in small increments, the sediment cannot be sufficiently loosened, and it cannot be said to be sufficient for promoting composting. Further, the operation while vibrating the bucket in small increments deteriorates the operability of the operator, and deteriorates the durability of the wheel loader body.
[0005]
An object of the present invention is to provide a hydraulic circuit for a compost stirrer that facilitates the turnover operation and can efficiently generate compost.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
This will be described with reference to FIGS. 1, 2, 5, and 6 showing an embodiment.
(1) The invention of
(2) The invention of
(3) The invention of
(4) According to the invention of
(5) The invention of claim 5 includes cylinder drive detection means 40s and 41s for detecting the drive states of the
(6) According to the invention of
(7) As shown in FIGS. 6 to 8, the invention of
(8) The invention of
(9) The invention of claim 9 includes second sequence means 54 for sequentially guiding the pressure oil from the second working machine
[0007]
In the section of the means for solving the above-described problems for explaining the configuration of the present invention, the drawings of the embodiments of the invention are used for easy understanding of the present invention. It is not limited.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
-First embodiment-
FIG. 1 is a side view of a wheel loader to which the present invention is applied, and FIG. 2 is a front view thereof. As shown in FIGS. 1 and 2, the wheel loader includes a
[0009]
An enlarged view of the
[0010]
A pair of left and
[0011]
A large number of
[0012]
The hydraulic circuit of the present invention is broadly classified into a vehicle traveling hydraulic circuit and a working machine hydraulic circuit. 5 and 6 are hydraulic circuit diagrams for a compost stirrer according to an embodiment of the present invention. FIG. 5 mainly shows a vehicle travel hydraulic circuit (HST drive circuit), and FIG. 6 mainly shows a work machine hydraulic pressure. The circuit is shown. As shown in FIG. 6, a traveling
[0013]
As shown in FIG. 5, the vehicle travel hydraulic circuit is connected to the
[0014]
In the hydraulic circuit of FIG. 5, when the
[0015]
The cut-off valve 30 provided between the
[0016]
The variable throttle mechanism 32 provided in parallel with the cut-off valve 30 between the
[0017]
As shown in FIG. 6, the work machine hydraulic circuit includes a
[0018]
The switching
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
The operation levers 40a and 41a are provided with detection switches 40s and 41s, respectively. The detection switches 40s and 41s are turned on when the operation levers 40a and 41a are operated from the neutral position, and turned off when the operation levers 40a and 41a are returned to the neutral position. The driver's seat is provided with a
[0022]
When the switching
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
Next, main operations of the compost stirrer according to the first embodiment will be described.
In the switching operation, first, as shown in Z1 of FIG. 1 and FIG. 2, the
[0026]
Further, the
[0027]
When the
[0028]
When traveling and work are performed simultaneously as described above, when the sum of the HST circuit pressure p1 and the work implement circuit pressure p2 exceeds the spring pressure of the cutoff valve 30, the tilt angle q of the
[0029]
Following the rotation of the
[0030]
When the
[0031]
When the release of the compost material is completed, the switch 42s is operated to the neutral position to stop the rotation of the
[0032]
As described above, according to the first embodiment, the composting material taken into the
[0033]
Further, the
[0034]
Further, a switching
[0035]
In addition,
[0036]
-Second Embodiment-
FIG. 7 is a hydraulic circuit diagram for a compost stirrer according to the second embodiment of the present invention. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the location same as FIG. 6, and the difference is mainly demonstrated below. The second embodiment differs from the first embodiment in the circuit configuration for driving the
[0037]
As shown in FIG. 7, a
[0038]
As described above, according to the second embodiment, the
[0039]
-Third embodiment-
FIG. 8 is a hydraulic circuit diagram for a compost stirrer according to the third embodiment of the present invention. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the location same as FIG. 7, and the difference is mainly demonstrated below. The third embodiment differs from the second embodiment in the circuit configuration for driving the
[0040]
As shown in FIG. 8, the
[0041]
As described above, according to the third embodiment, since the
[0042]
The present invention is characterized in that a hydraulic circuit is configured to perform the turning operation by pushing out the compost material taken into the
[0043]
In the second and third embodiments described above, the
[0044]
In the correspondence between the above embodiment and the claims, the
[0045]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, the following effects can be obtained.
(1) According to the invention of
(2) According to the invention of
(3) According to the invention of
(4) According to the invention of
(5) According to the invention of claim 5, when the boom undulation and the bucket are not driven, all the discharged oil from the hydraulic pump as the drive source is guided for rotation of the beater. The beater can be rotated.
(6) According to the invention of
(7) According to the invention of
(8) According to the invention of
(9) According to the ninth aspect of the invention, the plurality of blade cylinders are driven not sequentially but sequentially, so that the pump absorption horsepower is reduced and the shortage of engine output horsepower due to the rotational load of the beater is avoided. Can do.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a wheel loader to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a front view of a wheel loader to which the present invention is applied.
FIG. 3 is an enlarged view of a main part of FIG.
4 is an enlarged view of a main part of FIG.
FIG. 5 is a diagram showing a part of a compost stirrer hydraulic circuit (mainly a vehicle travel hydraulic circuit) according to the first embodiment;
FIG. 6 is a view showing a part (mainly a working machine hydraulic circuit) of a composting machine hydraulic circuit according to the first embodiment;
FIG. 7 is a diagram showing a part of a hydraulic circuit for a compost stirrer (mainly a hydraulic circuit for a working machine) according to the second embodiment.
FIG. 8 is a diagram showing a part of a hydraulic circuit for a composting stirrer (mainly a hydraulic circuit for a working machine) according to a third embodiment.
[Explanation of symbols]
2R,
4R, 4L Boom cylinder 5 Bucket cylinder
7R,
9R,
15R,
20
22
24 Gear pump 31 Inching pedal
40s,
43s switch 44 branch valve
45
53 to 55
64,65 limit switch
Claims (9)
車体前方に軸支されたブームを起伏させるブームシリンダと、
前記ブームの先端に軸支されたバケットを回動させるバケットシリンダとを有する作業車両に用いられる堆肥攪拌機用油圧回路において、
回転自在なビータを前記バケットの開口部前方と上方との間で上下動させるビータシリンダと、
前記ビータを回転させる油圧モータと、
前記バケットの内部に設けられたブレードをバケット奥方と開口部との間で移動させるブレードシリンダと、
前記原動機により駆動され、前記ブームシリンダと前記バケットシリンダと前記油圧モータと前記ビータシリンダと前記ブレードシリンダとにそれぞれ圧油を供給する作業機用油圧ポンプとを備えることを特徴とする堆肥攪拌機用油圧回路。A travel drive device driven by a prime mover;
A boom cylinder for raising and lowering a boom pivotally supported in front of the vehicle body;
In a hydraulic circuit for a composting stirrer used in a work vehicle having a bucket cylinder that rotates a bucket pivotally supported at a tip of the boom
A beater cylinder that moves a rotatable beater up and down between the front and top of the opening of the bucket;
A hydraulic motor for rotating the beater;
A blade cylinder that moves a blade provided in the bucket between the bucket back and the opening; and
A compost stirrer hydraulic pressure pump that is driven by the prime mover and includes a hydraulic pump for a work machine that supplies pressure oil to the boom cylinder, the bucket cylinder, the hydraulic motor, the beater cylinder, and the blade cylinder, respectively. circuit.
車体前方に軸支されたブームを起伏させるブームシリンダと、
前記ブームの先端に軸支されたバケットを回動させるバケットシリンダとを有する作業車両に用いられる堆肥攪拌機用油圧回路において、
回転自在なビータを前記バケットの開口部前方と上方との間で上下動させるビータシリンダと、
前記ビータを回転させる油圧モータと、
前記バケットの内部に設けられたブレードをバケット奥方と開口部との間で移動させるブレードシリンダと、
前記原動機により駆動され、前記ブームシリンダと前記バケットシリンダと前記油圧モータとにそれぞれ圧油を供給する第1の作業機用油圧ポンプと、
前記原動機により駆動され、前記ビータシリンダと前記ブレードシリンダとにそれぞれ圧油を供給する第2の作業機用油圧ポンプとを備えることを特徴とする堆肥攪拌機用油圧回路。A travel drive device driven by a prime mover;
A boom cylinder for raising and lowering a boom pivotally supported in front of the vehicle body;
In a hydraulic circuit for a composting stirrer used in a work vehicle having a bucket cylinder that rotates a bucket pivotally supported at a tip of the boom
A beater cylinder that moves a rotatable beater up and down between the front and top of the opening of the bucket;
A hydraulic motor for rotating the beater;
A blade cylinder that moves a blade provided in the bucket between the bucket back and the opening; and
A first working machine hydraulic pump that is driven by the prime mover and supplies pressure oil to the boom cylinder, the bucket cylinder, and the hydraulic motor, respectively;
A compost stirrer hydraulic circuit, comprising: a second working machine hydraulic pump that is driven by the prime mover and supplies pressure oil to the beater cylinder and the blade cylinder, respectively.
前記走行駆動装置はポンプとモータとが閉回路接続されたHST走行駆動装置であって、前記ポンプの吸収馬力を減少させる走行馬力制御手段を備えることを特徴とする堆肥攪拌機用油圧回路。In the hydraulic circuit for a compost stirrer according to claim 1 or 2,
The travel drive device is an HST travel drive device in which a pump and a motor are connected in a closed circuit, and includes a travel horsepower control means for reducing the absorption horsepower of the pump.
前記第1の作業機用油圧ポンプからの圧油を前記ブームシリンダおよびバケットシリンダ側と、前記油圧モータ側とに所定の流量比で分流させる分流手段を備えることを特徴とする堆肥攪拌機用油圧回路。In the hydraulic circuit for a compost stirrer according to claim 2 or 3,
A hydraulic circuit for a compost stirrer, comprising a diversion unit that diverts the pressure oil from the first working machine hydraulic pump to the boom cylinder and bucket cylinder side and the hydraulic motor side at a predetermined flow rate ratio. .
前記ブームシリンダおよび前記バケットシリンダの駆動状態を検出するシリンダ駆動検出手段と、
前記シリンダ駆動検出手段により前記ブームシリンダおよび前記バケットシリンダが駆動されていないことが検出されると、前記第1の作業機用油圧ポンプからの圧油を前記分流手段をバイパスさせて前記油圧モータ側に導くシリンダバイパス手段とを備えることを特徴とする堆肥攪拌機用油圧回路。In the hydraulic circuit for a compost stirrer according to claim 4,
Cylinder drive detection means for detecting drive states of the boom cylinder and the bucket cylinder;
When it is detected by the cylinder drive detecting means that the boom cylinder and the bucket cylinder are not driven, the hydraulic oil side bypasses the diversion means for bypassing the pressure oil from the first working machine hydraulic pump. A hydraulic circuit for a compost stirrer, comprising: a cylinder bypass means that leads to
前記ビータの使用状態を検出するビータ使用検出手段と、
前記ビータ使用検出手段により前記ビータの非使用状態が検出されると、前記第1の作業機用油圧ポンプからの圧油を前記分流手段をバイパスさせて前記ブームシリンダおよびバケットシリンダ側に導くモータバイパス手段とを備えることを特徴とする堆肥攪拌機用油圧回路。In the hydraulic circuit for a compost stirrer according to claim 4 or 5,
Beater use detecting means for detecting the use state of the beater;
When the beater usage detecting means detects the non-use state of the beater, the motor bypass for guiding the pressure oil from the first working machine hydraulic pump to the boom cylinder and bucket cylinder side by bypassing the flow dividing means And a hydraulic circuit for a compost stirrer.
前記ビータシリンダに駆動指令を入力する入力手段と、
前記入力手段からの指令により前記第2の作業機用油圧ポンプからの圧油を前記ビータシリンダに導く制御弁と、
前記ビータシリンダの駆動圧と相関関係を有する物理量に基づいて前記第2の作業機用油圧ポンプからの圧油を前記ブレードシリンダに導く第1のシーケンス手段とを備えることを特徴とする堆肥攪拌機用油圧回路。In the hydraulic circuit for compost agitators according to any one of claims 2 to 6,
Input means for inputting a drive command to the beater cylinder;
A control valve that guides pressure oil from the second working machine hydraulic pump to the beater cylinder according to a command from the input means;
And a first sequence means for guiding pressure oil from the second working machine hydraulic pump to the blade cylinder based on a physical quantity having a correlation with the driving pressure of the beater cylinder. Hydraulic circuit.
前記物理量は、前記ビータシリンダの移動量であることを特徴とする堆肥攪拌機用油圧回路。In the hydraulic circuit for a compost stirrer according to claim 7,
The physical quantity is a movement amount of the beater cylinder.
前記ブレードシリンダを複数備え、それらブレードシリンダに前記第2の作業機用油圧ポンプからの圧油を順次に導く第2のシーケンス手段を備えることを特徴とする堆肥攪拌機用油圧回路。In the hydraulic circuit for a compost stirrer according to claim 7 or 8,
A compost stirrer hydraulic circuit comprising a plurality of the blade cylinders, and second sequence means for sequentially guiding pressure oil from the second working machine hydraulic pump to the blade cylinders.
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