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JP3674704B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真法を用いる複写機、プリンタ、ファックス等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記画像形成装置において、感光体等の像担持体上に静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーにより現像した後、トナー像を中間転写ベルト上に一次転写し、中間転写ベルトの1回転毎に上記の行程を繰り返して中間転写ベルト上に各色トナー像を重ね合わせた後、4色フルカラー像をシート材上に二次転写する方式がある。
【0003】
この方式の画像形成装置においては、二次転写部に進入したシート材は、二次転写ローラに印加されたバイアスにより中間転写ベルト上のトナー像がシート材上に転写され、定着装置に送られる。このとき、二次転写部を通過したシート材に電荷があるとトナーが飛翔してシート材に付着し画像劣化を起こすため、これを防止するために除電ブラシによりシート材を除電することが行われ(特許文献1参照)、また、転写ローラによる転写直後の位置に除電針を配置してシート材の除電を行うことも行われている(特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特公平6−77170号公報
【特許文献2】
特許第2759487号(第7図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、転写後のシート材を除電不足の状態でガイド部材を通して搬送すると、ガイド部材のリブと接触して静電気による筋状の画像乱れが発生する。また、例えば、中間転写ベルトを使用する画像形成装置において、二次転写ローラと中間転写ベルトに圧接して搬送されるシート材は、ニップ時の摩擦により紙粉を発生する。特に、一度定着器を通過したシート材は、ローラの加圧力と熱によりダメージが大きいため、更に多くの紙粉を発生し、これが除電ブラシや除電針等の除電部材に堆積し、著しく除電能力を落とすため、画像乱れの発生原因となる。また、除電能力を向上させるために、除電部材に転写時とは逆バイアスを印加することが行われているが、それにより除電部材が機内に浮遊している紙粉等の集じん機能を果たすことになり、除電部材に汚れが付着してこれが落としがたいため、画像乱れの発生原因となってしまう。
【0006】
そこで、除電部材をシート材ガイド部材上に配置することが考えられるが、新たな問題が生じる。すなわち、除電部材と中間転写ベルトとのベルト隙間が大きいとシート材の除電が十分に行われずシート材上のトナー像を乱すことになり、逆に、除電部材と中間転写ベルトとのベルト隙間が小さいと、それに伴いシート材と除電部材との距離が近づき、除電部材に印加されたバイアスにより直接シート材上のトナー像を乱してしまうという問題を有している。上記のベルト隙間は部品個々のバラツキにより製品毎に生じている。
【0007】
上記シート材ガイド部材を転写後シートガイド部材と定義すると、定着装置の入口側にも定着前シートガイド部材があり、転写後シートガイド部材と定着前シートガイド部材の幅方向の平行性が悪いと、転写後シートガイド部材から定着前シートガイド部材への継ぎ目でシート材の姿勢が乱れて、定着装置に挟み込まれる時のシート材の姿勢が幅方向で不均等になったり、或いは左右で挟み込まれるタイミングがずれてしまう。その結果、転写定着間で搬送されているシート材の長さが幅方向で異なり、この場合、転写部と定着部間のシート材の長い方では、シート材は除電部材に近づき、短い方では除電部材から離れるという除電状態の不均等が生じてしまう。
【0008】
本発明は、上記従来の問題を解決するものであって、転写後シートガイド部材と定着前シートガイド部材の幅方向の平行性を確保するとともに、中間転写ベルトと転写後シートガイド部材との隙間量を所定の範囲内に管理することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、中間転写ベルトおよび二次転写ローラと定着装置との間に転写後シートガイド部材および定着前シートガイド部材を備え、前記転写後シートガイド部材を定着前シートガイド部材側に付勢するように揺動可能に配設し、転写後シートガイド部材の上部を定着前シートガイド部材の下部に位置決めさせたことを特徴とする。
また、前記転写後シートガイド部材の上部に水平方向に突出する当接突起を有するスペーサを着脱自在に装着したことを特徴とする。
また、前記転写後シートガイド部材のシート材搬送路上に除電部材を配設したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明が適用される画像形成装置の例を示す全体構成図である。
【0011】
画像形成装置1は本体ケース2を有し、装置1の前面に開閉可能に装着される前面カバー2aを備えている。本体ケース2内には、感光体ドラムからなる像担持体3が配設され、図示しない駆動手段によって図示矢印方向に回転駆動される。この像担持体3の周囲には、その回転方向に沿って、像担持体3を一様に帯電するための帯電装置4、像担持体3上に静電潜像を形成するための露光装置5、静電潜像を現像するためのロータリー現像装置6、像担持体3上に形成された単色のトナー像を一次転写するための中間転写装置7が配設されている。
【0012】
ロータリー現像装置6は、イエロー用現像装置6Y、マゼンタ用現像装置6M、シアン用現像装置6Cおよびブラック用現像装置6Kが支持フレーム9に装着され、支持フレーム9は図示しない駆動モータにより回転駆動される構成になっている。これらの複数の現像装置6Y、6M、6C、6Kは、像担持体3の所定量の回転毎に或る現像装置の現像ローラ6aが選択的に像担持体3に対向するように回転移動するようにされている。なお、各現像装置6Y、6M、6C、6Kには各色のトナーが収納されたトナー収納部が形成されている。
【0013】
中間転写装置7は、駆動ローラ10および従動ローラ11と、両ローラ10、11に巻架され図示矢印方向に駆動される中間転写ベルト12と、ベルト12の裏面で像担持体3に対向して配設された一次転写ローラ13と、ベルト12上の残留トナーを除去する転写ベルトクリーナ14と、駆動ローラ10に対向して配設され、中間転写ベルト12上に形成された4色フルカラー像をシート材(紙等)上に転写するための二次転写ローラ15とからなっている。
【0014】
露光装置5の下方には電源機器16が配設され、また本体ケース2の底部には給紙カセット17が配設され、給紙カセット17内のシート材は、ピックアップローラ18、シート材搬送路19、二次転写ローラ15、定着装置20を経て排紙トレイ21に搬送されるように構成されている。なお、給紙カセット17は把手17bにより装置前方に引き出し可能に装着されているとともに、用紙サイズが大きい場合に対応できるように、装置後方に突出するように引き出し可能に補助カセット17aが装着されている。
【0015】
上記構成からなる画像形成装置の作用について説明する。図示しないコンピュータからの画像形成信号が入力されると、像担持体3、現像装置6の現像ローラ6aおよび中間転写ベルト12が回転駆動し、先ず、像担持体3の外周面が帯電装置4によって一様に帯電され、一様に帯電された像担持体3の外周面に、露光装置5によって第1色目(例えばイエロー)の画像情報に応じた選択的な露光がなされ、イエローの静電潜像が形成される。
【0016】
像担持体3上に形成された潜像位置には、イエロー用現像装置6Yが回動してその現像ローラ6aが当接し、これによってイエローの静電潜像のトナー像が像担持体体3上に形成され、次に、像担持体3上に形成されたトナー像は一次転写ローラ13により中間転写ベルト12上に転写される。このとき、二次転写ローラ15は中間転写ベルト12から離間されている。
【0017】
上記の処理が画像形成信号の第2色目、第3色目、第4色目に対応して、像担持体3と中間転写ベルト12の1回転による潜像形成、現像、転写が繰り返され、画像形成信号の内容に応じた4色のトナー像が中間転写ベルト12上において重ねられて転写される。そして、このフルカラー画像が二次転写ローラ15に達するタイミングで、シート材が搬送路19から二次転写ローラ15に供給され、このとき、二次転写ローラ15が中間転写ベルト12に押圧されるとともに二次転写電圧が印加され、中間転写ベルト12上のフルカラートナー像がシート材上に転写される。そして、このシート材上に転写されたトナー像は定着装置20により加熱加圧され定着される。中間転写ベルト12上に残留しているトナーは転写ベルトクリーナ14によって除去される。
【0018】
なお、両面プリントの場合には、定着装置20を出たシート材は、その後端が先端となるようにスイッチバックされ、両面印刷用搬送路22を経て、再び二次転写ローラ15に供給され、中間転写ベルト12上のフルカラートナー像がシート材上に転写され、再び定着装置20により加熱加圧され定着される。
【0019】
次に、本発明の画像形成装置の特徴について説明する。図1において、定着装置20は定着ハウジング23を有し、定着ハウジング23の下方のシート材進入側に定着前シートガイド部材24が配設され、この定着前シートガイド部材24と二次転写ローラ15間には転写後シートガイド部材25が配設されている。
【0020】
本実施形態においては、転写後シートガイド部材25といて、ポリカーボネートとABS樹脂の混合材料を使用している。本材料は転写後の帯電したシート材(紙)と擦れてもその帯電性が強い正帯電でも強い負帯電でもないため、転写後で定着前の、未定着トナーがリブ(図3の25a)の帯電により乱れることがない。強い正帯電の場合、ガイドがトナーを引きつけ、集積し、ガイドの形状に応じた汚れがシート材の裏面に付着し、強い負帯電の場合は帯電によりシート材上のトナーをはじけとばして、白い筋状の印字不良を発生する。
【0021】
図2〜図8は、本発明の画像形成装置の1実施形態を示し、図2は図1の定着装置20、定着前シートガイド部材24、転写後シートガイド部材25を示す斜視図、図3は二次転写部の模式図、図4は図3の要部拡大図、図5は図3のセンサレバーの動作を説明するための図、図6は転写後シートガイド部材の一部斜視図、図7(A)、(B)はスペーサを異なる方向から見た斜視図、図8(A)、(B)はスペーサ装着後の異なる方向から見た斜視図である。
【0022】
図2および図3には、図1で説明した中間転写ベルト12、二次転写部のバックアップローラである駆動ローラ10、二次転写ローラ15、定着ハウジング23、定着前シートガイド部材24、転写後シートガイド部材25が示されている。なお、図3において、20aは定着ローラ対である。転写後シートガイド部材25および定着前シートガイド部材24は、転写後のシート材を定着ローラ対20aに上方向に向けて搬送する搬送路を構成するもので、転写後シートガイド部材25は支点軸26に揺動自在に装着され、図示しないスプリングにより図3でX方向に付勢されている。
【0023】
一方、二次転写ローラ15は、左右の側板27,29を介して支点軸26に回動自在に装着され、支点軸26は本体フレーム(図示せず)に回転自在に装着されている。転写後シートガイド部材25の上部には、2つのスペーサ30が係合され、このスペーサ30の上部を定着前シートガイド部材24の下部に形成された位置決め部24aに当接させることにより、転写後シートガイド部材25の定着前シートガイド部材24に対する位置決めを行い、両者の幅方向の平行性を確保している。
【0024】
図3および図4に示すように、転写後シートガイド部材25にはシート材搬送路25aの二次転写部T2に近接する位置に除電布31が配設され、除電布31にはバイアスが印加されている。転写後シートガイド部材25にはシート材が除電布31と接触するのを防止するために、搬送方向に複数のリブ25bを形成している。
【0025】
シート材搬送路25aにはシート材の紙詰まりを検出するためのセンサレバー28が軸28bを支点として回動自在に配設されている。シート材が通過すると、センサレバー28が図5に示すように回動し、センサレバー28の下部がフォトセンサ28cから移動し、これによりフォトセンサ28cがシート材の通過を検出する。シート材が通過するとセンサレバー28は重り28dにより図3に示す元の位置に戻る。このセンサレバー28も転写後シートガイド部材25と同じ材質とすることで、センサレバー28のシート材接触部での帯電性を強い正帯電でも強い負帯電でもない材料を使用することにより、シート材上の未定着トナーを乱すことなく良好な画像を得ることができる。
【0026】
図6に示すように、転写後シートガイド部材25の上端には係合突起25bが形成されている。また、図7に示すように、スペーサ30は矩形状のフレーム本体30aと、フレーム本体30aの下部に形成された係合フック30bと、フレーム本体30aの上部でシート材搬送側に形成された当接片30cと、当接片30cと反対側に形成された係合凹部30dとを備えている。
【0027】
そして、図8に示すように、スペーサ30の係合フック30bを転写後シートガイド部材25の表面に係合させ、係合凹部30dを転写後シートガイド部材25の係合突起25bと係合するようにしている。この状態では、スペーサ30の当接突起30cは転写後シートガイド部材25の上面に位置することになり、図3に示すように、スペーサ30の当接突起30cは、定着前シートガイド部材24の位置決め部24aに当接され、転写後シートガイド部材25が位置決めされることになる。
【0028】
二次転写部T2に進入したシート材は、二次転写ローラ15に印加されたバイアスにより中間転写ベルト12上のトナー像がシート材上に転写され、定着装置20に送られる。二次転写部T2を通過したシート材はトナー像を安定させるために除電(例えば−1000V)する必要があり、そのために、シート材搬送路25aに除電布31を配設している。
しかしながら、図4に示すように、除電布31と中間転写ベルト12とのベルト隙間Dが大きいとシート材の除電が十分に行われずシート材上のトナー像を乱すことになり、逆に、除電布31と中間転写ベルト12とのベルト隙間Dが小さいと、それに伴いシート材と除電布31との距離が近づき、除電布31に印加されたバイアスにより直接シート材上のトナー像を乱してしまう。このベルト隙間の問題は部品個々のバラツキにより製品毎に生じている。
【0029】
そこで、本発明においては、スペーサ30として、図7(A)にハッチングで示す当接片30cの突起量の異なるものを複数(例えば6種類)用意し、スペーサ31を着脱自在としこれを付け替えることにより転写後シートガイド部材25の位置を変化させ、ベルト隙間量を変化させている。
【0030】
例えば、ベルト隙間量を4.3〜4.9mmの範囲に管理しようとする。今、スペーサが1種類しかないとすると、ベルト隙間量は3.8〜5.5mmまでばらつくことになる。あるマシンが3.8mmだったとすると、図7の突出量の最も大きい当接突起30cを有するスペーサ30を装着することで4.3mmにすることができる。逆に5.5mmのものには、突出量の最も小さい当接突起30cを有するスペーサ30を装着することで4.9mmにすることができる。
【0031】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変更が可能であり、従来公知の技術に適用させるようにしてもよいし、従来公知の技術を組み合わせるようにしてもよい。例えば、上記実施形態においては、除電部材として除電布を用いているが、除電ブラシや除電針を採用するようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、転写後シートガイド部材と定着前シートガイド部材の幅方向の平行性を確保するとともに、中間転写ベルトと転写後シートガイド部材との隙間量を所定の範囲内に管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の例を示す全体構成図である。
【図2】本発明の画像形成装置の1実施形態を説明するための図である。
【図3】本発明の画像形成装置の1実施形態を説明するための図である。
【図4】本発明の画像形成装置の1実施形態を説明するための図である。
【図5】図3のセンサレバーの動作を説明するための図である。
【図6】本発明の画像形成装置の1実施形態を説明するための図である。
【図7】本発明の画像形成装置の1実施形態を説明するための図である。
【図8】本発明の画像形成装置の1実施形態を説明するための図である。
【符号の説明】
12…中間転写ベルト、15…二次転写ローラ、24…定着前シートガイド部材25…転写後シートガイド部材、30…スペーサ、30c…当接突起
31…除電部材

Claims (3)

  1. 中間転写ベルトおよび二次転写ローラと定着装置との間に転写後シートガイド部材および定着前シートガイド部材を備え、前記転写後シートガイド部材を定着前シートガイド部材側に付勢するように揺動可能に配設し、転写後シートガイド部材の上部を定着前シートガイド部材の下部に位置決めさせたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記転写後シートガイド部材の上部に水平方向に突出する当接突起を有するスペーサを着脱自在に装着したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記転写後シートガイド部材のシート材搬送路上に除電部材を配設したことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
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