JP3678355B2 - 印刷物処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステイプル処理やクリップ装着などの後処理を行う印刷物処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置の排紙位置には、ステイプルなどの後処理を行うための印刷物処理装置を取り付けられているものが多い。また特開平1−48777号公報に記載されている後処理装置のように、ステイプル処理とクリップ装着を相互に行える技術が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、報告書の作成を行うときに、本文、図面、添付資料などが各々複数枚に及ぶときに、本文、図面、添付資料を各々ステイプルで綴じ、これらをまとめたものを1つの報告書とすることがある。図7にプリンタから印刷する一例を示す。文章数ページ、図面数枚、添付資料数ページの報告書を5部用意するときに、ユーザーはパソコンのアプリケーションを用いて報告書を作成するが、ここでワープロソフトで文章を、CADで図面を、インターネットで添付資料を用意し、各々印刷して1つの報告書として、これを5部作成する。一般的な手順としては図7の(A)のように、ワープロで文章を作成して、5部印刷するとともに、ステイプル処理を行う。続いてCAD図面を5部印刷するとともに、これもステイプル処理を行い、同様にインターネットから添付資料を5部印刷し、ステイプル処理する。プリンタの排紙トレイには文章5部、図面5部、添付資料5部が積載されている。ユーザーはこれを手作業で仕分けしつつ1つ1つ文章、図面、添付資料を1つとしてクリップを取り付けて報告書5部を作成する。また図7の(B)のように、DTPなどのアプリケーションでは、一括して文章、図面、添付資料からなる報告書を印刷できるが、印刷されたものは、文章、図面、添付資料が1つのステイプル処理されて、この冊子が5部できあがる程度の指示しかできない。クリップ装着が可能なものでは、ステイプルの代わりにクリップ装着された冊子が5部できる。
【0004】
また複写機で同じような作業をする場合があるが、この場合の一例を図8に示す。原稿は文章数ページ、図面数枚、添付資料数ページの報告書であり、これを5部コピーするとき、図8の(A)のように、これらの原稿を1つの一連の原稿として読み込みグループ出力及びステイプル処理すると、印刷されたものは、文章、図面、添付資料が1つのステイプル処理されて、この冊子が5部できあがる。クリップ装着が可能なものでは、ステイプルの代わりにクリップ装着された冊子が5部できる。また図8の(B)のように、文章、図面、添付資料を別々に読み込みグループ出力及びステイプル処理すると、1部ずつステイプル処理された文章5部、図面5部、添付資料5部が排紙トレイに積載され、ユーザーはこれを手作業で仕分けしつつ1つ1つ文章、図面、添付資料を1つとしてクリップを取り付けて報告書5部を作成する。
【0005】
このように上記従来技術では、ステイプル処理はステイプル処理、クリップ装着はクリップ装着といった処理しかできない構成であったため、ドキュメント単位ではステイプル処理されない報告書を出力するか、大量なステイプルされた印刷物を手作業で仕分けし、これにクリップ装着をして1つの報告書としていた。いずれにしろこのような煩わしい手作業はしたくないものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために本件第1の発明は、画像形成装置から排紙される用紙にステイプル処理やクリップ装着などの後処理を行い排出する印刷物処理装置において、ステイプル処理やクリップ装着などの後処理を行うときに、画像形成装置から排紙される用紙を複数枚保持する中間スタック部と、この中間スタック部に保持された用紙束にステイプル処理を行うステイプル処理手段と、この中間スタック部に保持された用紙束にクリップ装着を行うクリップ装着手段と、前記中間スタックに保持されている用紙束を一時的に退避させる退避スタック部と、ステイプル処理された用紙束を順次前記退避スタック部に退避させ、複数部のステイプル処理された用紙束を前記中間スタック部に戻し、この複数部のステイプル処理後の用紙束にクリップを装着する制御手段とを有することを特徴とする印刷物処理装置を用いる。
【0007】
本件第2の発明は、画像形成装置から排紙される用紙に、ステイプル処理やク リップ装着などの後処理を行い排紙する印刷物処理装置において、後処理を行わ ない用紙を第1の排紙口から排紙する第1の排紙トレイと、ステイプル処理やク リップ装着などの後処理を行うときに画像形成装置から排紙される用紙を複数枚 保持する中間スタック部と、この中間スタック部に保持された用紙束にステイプ ル処理を行うステイプル処理手段と、このスタック部に保持された用紙束にクリ ップ装着を行うクリップ装着手段と、前記中間スタック部に保持されている用紙 束を第2の排紙口から排紙する用紙束搬送手段と、前記中間スタック部に保持さ れている用紙束を第2の排紙口から一時的に退避させる退避スタック部と、前記 中間スタック部で後処理された用紙束を排紙する第2の排紙トレイと、前記第2 の排紙口から排紙される用紙束を退避スタック部に排紙する退避状態と、前記中 間スタック部で後処理された用紙束を前記第2の排紙口から第2の排紙トレイに 排紙する後処理排紙状態とを切り替える排紙切り替え手段と、前記退避スタック 部にある用紙束を再び前記中間スタック部に戻す退避用紙束戻し手段と、複数の ステイプル処理された用紙束を綴じるためのクリップを装着して1つの冊子にす る指示がされたときは、前記排紙切り替え手段は退避状態にして、前記画像形成 装置から受け渡されて積載された用紙を順次ステイプル処理し、このステイプル 処理された用紙束を順次前記退避スタック部に退避させてから、再びこの複数の ステイプル処理された用紙束を前記中間スタック部に戻してクリップ装着を行い、 前記排紙切り替え手段は後処理排紙状態にして、この複数のステイプル処理され た用紙束をクリップ装着して綴じた冊子を前記第2の排紙トレイに排出する制御 手段とを有することを特徴とする印刷物処理装置を用いる。
【0008】
本件第3の発明は、前記ステイプル処理手段のステイプル処理する位置と、前記クリップ装着手段がクリップ装着する位置は、お互い異なることを特徴とする第1、2の発明に記載の印刷物処理装置を用いる。
【0009】
【作用】
本件第1、2の発明は、複写機やパソコンの指示で、複数のドキュメントからなる報告書を作成するときに、まず1つのドキュメントを順次印刷し、これに中間スタック部でステイプル処理してから退避させる。この動作を各々のドキュメントで行い、全て終了すると再び一括して退避させていた複数の用紙束を中間スタック部に戻してクリップ装着を行い排出する。以上の動作を必要部数の回数繰り返すことにより、ドキュメント単位で各々ステイプル処理した複数の用紙束をクリップで綴じた冊子が必要部数できる。この機能により、ユーザーの手を煩わすことなく、文章、図面、添付資料など、各々の異なるドキュメント単位でステイプル処理されたものを1つのクリップで綴じた報告書などの作成ができる。
【0010】
本件第3の発明は、ステイプルの綴じ位置とクリップの装着位置が各々異なる位置なので、ステイプル処理されて用紙束の厚みが増した位置にクリップ装着を行わないので、用紙束の合計の厚みの位置のクリップの装着ができる。さらにステイプルが抵抗になりクリップ装着ができなくなることはない。
【0011】
【実施例】
本発明を採用する印刷物処理装置と画像形成装置を図1の概略図に基づいて説明する。印刷物処理装置1は、画像形成装置2から順次排紙されてくる用紙に後処理をするもので、印刷物処理装置制御部102、搬送ローラ対103(1031〜1033)、分岐手段104、第1の排紙口105、第2の排紙口106、第1の排紙トレイ107、第2の排紙トレイ108、退避スタック部109、中間スタック部110、用紙束搬送手段111、後処理手段112、トレイ昇降手段113、退避用紙束戻し手段114などから構成されている。
【0012】
前記印刷物処理装置制御部102は、上記各構成を制御するもので、画像形成装置2とケーブル23を介して接続されている。
【0013】
前記搬送ローラ103(1031〜1033)は、画像形成装置2から順次受け渡される用紙を搬送するものである。前記分岐手段104は、ここへ搬送されてくる用紙を振り分けるもので、通常の印刷の場合は、図中実線の状態になり、用紙を第1の排紙口105から第1の排紙トレイ107に排出する。図中破線の状態のときは、用紙を下の中間スタック部に搬送する。前記第2の排紙トレイ108は、後処理をされた用紙束が排出されるトレイである。
【0014】
前記退避スタック部109は、本件の特徴部分であり、ステイプルされた複数の用紙束が退避してくるものである。またあとでクリップ装着する必要のある複数の用紙束なので、図示していないが用紙束を整える機構や押さえる機構が設けられている。この退避スタック部109には退避用紙束戻し手段114が設けられており、ヒンジ部1141が回転することによりこの退避スタック部109を傾けるとともに、用紙束戻し羽根1142で右方向に押すことにより用紙束を中間スタック部110に戻す。
【0015】
前記用紙束搬送手段111は、2つのローラにベルトを掛け渡したもので、このベルト面に斜めに用紙束を積載し、下方の用紙束ストッパ1111で用紙束下端を受けている。図の状態は用紙を積載する状態で、この用紙束搬送手段111は反時計方向に回転移動することで、用紙束を第2の排紙口106から第2の排紙トレイ108、または退避スタック部109に排出する。この中間スタック部110に積載された用紙も、図示していないが端を揃えるための機構などが設けられている。前記第2の排紙口106には、排出用紙束を搬送方向横方向にシフトさせる機構(図示していない)を設けている。
【0016】
前記後処理手段112は、前記中間スタック部110に積載されている用紙束にステイプル処理やクリップ装着を行うなどの後処理を行う手段である。図中の手前と奥を移動して、設定された位置に停止してステイプル処理やクリップ装着を行う。
【0017】
前記トレイ昇降手段113は、第2の排紙トレイ108や退避スタック部109を第2の排紙口106に適用する位置に移動させるためのにある。従来から第2の排紙トレイ108の積載量に応じて上下に昇降する機構はあるので、ほとんど従来からの流用である。
【0018】
前記画像形成装置2は、前記印刷物処理装置制御部2とケーブル23を介して接続された印刷物処理装置用I/F22、各サイズの複数の用紙を積載した給紙カセット241、垂直搬送路242、レジストローラ対243、電子写真方式の作像装置244、定着装置245、排出ローラ146、DF用I/F25、これにケーブル26を介して接続された原稿を自動的にフィードするDF27などから構成されている。
【0019】
上記画像形成装置2と印刷物処理装置1を用いて通常の印刷をする場合は、給紙カセット241から給紙された用紙は垂直搬送路242を経て、一旦レジストローラ対243で先端を整えるとともに一時停止し、作像装置244で形成されたトナー像のタイミングに応じて再び搬送され、この作像装置244で上記トナー像を転写され、続いて定着装置245で加熱、挟持されることにより上記トナー像は用紙に定着され、排出ローラ対246で搬送されて印刷物処理装置に受け渡される。印刷物処理装置1は、上記用紙を受け取ると、分岐手段104は図中破線で示す状態になっており、搬送ローラ対103(1031〜1033)に搬送されて、第1の排出口105から、第1の排紙トレイ107に排紙される。
【0020】
本件発明を有効に利用するためには、画像形成装置およびプリンタドライバにも工夫が必要である。そこで図2に上述した画像形成装置2とこれにプリントデータを送信するパソコンを含むブロック図を示す。
【0021】
上記画像形成装置2はプリンタ、コピー、ファクシミリの機能を有する複合装置で、CPU201、ROM202、RAM203、プリンタコントローラ204、操作表示部205、スキャナ装置206、画像処理部207、ビットマップメモリ208、プリントジョブ記憶手段209、CODEC210、画像メモリ211、モデム212、NCU213、バス214、印刷物処理用I/F22、プリンタ部24、DF用I/F25、ネットワークI/F28などから構成されている。
【0022】
詳しくは、CPU201は当該画像形成装置2の各構成を制御しており、各種プログラムを記憶したROM202、ユーザーチョイスデータ、設定データ、トータルカウントデータ、各種フォントデータなどを記憶したRAM203に接続されている。
【0023】
プリンタコントローラ204は、接続されたパソコンから送信されてくるプリントコマンドやジョブ情報を解析し、画像データを生成するものである。本件発明では、このコントローラにはこのプリントコマンド実行手段のほか、ヘッダ情報を解析し、そのまま印刷するかジョブ記憶手段209に格納するかを判断するヘッダ情報解析手段、フッタ情報を解析し、プリントジョブ記憶手段209に格納されたジョブを印刷するかどうかを判断するフッタ情報解析手段、このフッタ情報解析手段の解析結果に基づき、プリントジョブ記憶手段209に記憶されたジョブの該当するものを、指定された部数ずつ印刷する指示を行う全印刷実行手段などを有する。
【0024】
前記操作表示部205は、LDC表示部、テンキー、スタートキーなどから構成されている。複合装置の操作表示部なので、コピー、プリンタ、ファクシミリの機能を切り替え可能である。その他オンライン/オフライン切り替えボタン、給紙カセット選択キーなどから構成されている。
【0025】
スキャナ装置206は、DF27で1枚づつフィードされる原稿にハロゲンランプで光をあてその反射光をCCDセンサで読み取り、このアナログ信号をA/D変換でデジタル信号に変換し、画像処理部207で画像処理をして、後段のビットマップメモリ208に展開していく。
【0026】
このビットマップメモリ208は、前記スキャナ装置206からの画像データの他、ネットワークなどを介して接続されたパソコンから転送されてくるプリントコマンドを前記プリンタコントローラ204で解析し生成される画像データ、相手方ファクシミリから公衆回線、NCU213、モデム212を介して送られてくる画像データを、必要に応じてCODEC210で伸張し、フルビットマップの画像データとして展開、保持する手段である。
【0027】
プリントジョブ記憶手段209は、パソコンから送信されてくるジョブデータを一時的に格納するためのメモリであり、多くのジョブを格納できるようにハードディスクを設けるが好ましいので、ここでは1つの構成として設けているが、画像メモリ211の空き容量を利用しても良い。
【0028】
CODEC210は、プリントデータに含まれる画像データには、符号化されたものもあり、これを復号化するためのものである。
【0029】
画像メモリ211は、メモリコピーやファクシミリのメモリ送信のときに、スキャナ装置206で読み取った画像データをCODEC210で符号化して記憶する。
【0030】
モデム212は、公衆回線から送信されてくるアナログ信号をデジタル信号に変換し、また逆に、デジタル信号をアナログ信号に変換して公衆回線で送信するためのものである。
【0031】
NCU213は、公衆回線への接続、ファクシミリと電話の切り替え、回線へのオンフック信号の送出、リング検出などを行う。
【0032】
バス214は、上述した各構成のデータや信号のやり取りを行うバスである。それぞれ画像データ用のバスや制御信号用のバスがあるが、ここでは略している。
【0033】
印刷物処理装置用I/F22は、当該画像処理装置2と図1で説明した印刷物処理装置1を接続するためのインターフェースである。プリンタ部24も図1で説明したように、電子写真方式を採用した画像形成装置2の印刷に係わるものである。D/F用I/F26は、この画像形成装置2の上に置かれたDF27とケーブル26を介して接続し、このDF27を制御するためのインターフェースである。ネットワークI/F28は、当該画像形成装置2をネットワークに接続するインターフェースである。ここではパソコン3や、図示していなその他の接続機器とネットワークケーブル4を介して接続されている。
【0034】
パソコン3は、CPU31、ROM32、RAM33、モニタ34、操作部35、ハードディスク36、ネットワークI/F37、バス38などからなり、特にハードディスク36には、複数のワープロ、CAD、インターネットなどのアプリケーション361の他、本件発明の印刷物処理装置1を用いてプリントアウトするために必要な、プリントデータ生成手段、一時記憶情報やID情報などのヘッダ情報を生成するヘッダ情報生成手段、全印刷情報を含むフッタ情報を生成するフッタ情報生成手段などをプリンタドライバ362を有する。
【0035】
パソコン3のアプリケーションで作成した複数のドキュメントを、画像形成装置2のプリンタ機能を用いてステイプル&クリップモードでプリントアウトするときの説明を図3、図4のフローチャートを用いて説明する。図3はパソコン3側の処理手順で、まずプリンタドライバ362の設定を、本件の印刷物処理装置を用いるためのステイプル&クリップモードに設定する(S101)。このモードはドキュメント単位でステイプル処理するとともに、ステイプル処理された用紙束複数をクリップ装着で綴じるためのモードである。つぎにパソコンのユーザーが、ワープロソフト、CADソフト、インタネットなどのアプリケーション361でドキュメントを作成、またはホームページを選択し(S102)、各々の印刷メニューから印刷指示(S103)、最終のドキュメントであるか否かの選択、及び最終ドキュメントの場合は印刷部数の入力を行う。この最終のドキュメントであるか否かの選択は、アプリケーション362の印刷メニューから印刷の指示をおこなうのと同じタイミングで選択入力できるようにすると良い。上述したアプリケーションのデータ、及び印刷メニューのデータなどに基づきプリントデータを生成するとともに、画像形成装置2のプリントジョブ記憶手段209に記憶するための一時記憶情報と、送信側パソコンを識別するためのID情報、必要に応じて日時情報を含むヘッダ情報を生成する(S104)。つぎにこれが最終のドキュメントか否かを判定し(S105)、最終のドキュメントでない場合は、上記ヘッダ情報とプリントデータを画像形成装置2へ送信し(S106)、再びS102に戻る。S105で最終のドキュメントであった場合は、画像形成装置2のプリントジョブ記憶手段209に格納されたジョブを印刷するための全印刷情報を作成し(S107)、S103で複数部の印刷の指示を行った場合は、部数の情報を作成してフッタ情報とし、上記ヘッダ情報とプリントデータと、このフッタ情報を画像形成装置2へ送信し(S108)、処理は終了する。
【0036】
図4は画像形成装置2側の処理手順で、まずパソコン3からプリントデータを受信したか否かを判断し(S201)、受信したときにこれにヘッダ情報が含まれているかを判断し(S202)、含まれていない場合はそのままプリントデータに基づいてジョブを実行し(S203)処理は終了する。S202でヘッダ情報が含まれている場合は、ヘッダ情報の一時記憶情報に従い、ID情報や日時情報とともに、このドキュメントのプリントデータを送信されてきたデータのままでプリントジョブ記憶手段209に格納する(S204)。次にフッタ情報が含まれているかを判断し(S205)、含まれていないときはそのまま処理を終了し、含まれているときはフッタ情報に含まれる部数から、n=部数をセットし(S207)、続いてプリントジョブ記憶手段209に記憶されているドキュメントのプリントデータの中から、このフッタ情報を送信したパソコンを識別するID番号と同じID番号とともに格納されているものを順次選択して印刷し、ドキュメント単位でステイプル処理するとともに、退避スタック部109に順次排紙する(S208)。1部に相当するドキュメントの用紙束が排紙スタックに排紙されると、この排紙スタックの用紙束を中間スタック部110に戻し、これにクリップ装着をして第2の排紙トレイ109に排紙し(S209)、1部が終了したのでn=n−1をセットし(S210)、これが必要部数になるまで(S211)上記S208〜S210の動作を繰り返し、n=0がセットされると処理は終了する。このステイプル&クリップモードでの印刷による印刷物処理装置1のペーパーハンドリングについては、あとで詳しく述べる。
【0037】
本実施例では上述したS204では、プリントジョブ記憶手段209には、送信されてきたデータをそのまま格納しているが、ビットマップメモリ208に展開したものを圧縮して格納すると、印刷の指示があったときに印刷する時間が短縮されてよい。さらに、ここでは最終ドキュメントのフッタ情報に基づいてプリントジョブ記憶手段209のジョブを印刷しているが、もし最終ドキュメントの入力を忘れたままで最終ドキュメントのプリントデータを送信してしまうことがあるので、この場合は、パソコン3からの指示、又は画像形成装置2の操作表示部205のメニューからの指示により、S205からスタートできるようにしても良い。
【0038】
複数種類の一連の原稿をDFで各々読み取り、これを画像形成装置2のコピー機能を用いてステイプル&クリップモードで複写するときの説明を図5のフローチャートを用いて説明する。まず画像形成装置をステイプル&クリップモードに設定してから(S301)、1つ目の一連の原稿をセットし(S302)、操作表示部のスタートキーを押す(S303)と、このDFにセットされた原稿を順次読み込み、ページ単位で画像データを作成するとともに、この一連の原稿を関連付けて画像メモリ211に格納する(S304)。このような動作は従来からあるメモリコピーと同じである。最初の一連の原稿を読み取り、格納できたら操作表示部には、次の原稿をセットするか、印刷を開始する旨の表示を行い(S305)、次の一連の原稿が有るかを判断し(S306)、次の原稿が無ければS302に戻り、次の一連の原稿の読み取り、格納を行い、次の一連の原稿が無ければ、ユーザーの操作により部数の入力を行ってからスタートキーを押すと(S307)、画像メモリ211に格納した該当する一連の原稿のファイルを順次印刷するとともに、この一連の原稿のコピー物単位でステイプル処理し退避スタック部109に順次退避させる(S309)。1部に相当する一連の原稿の用紙束が排紙スタックに排紙されると、この排紙スタックの用紙束を中間スタック部110に戻し、これにクリップ装着をして第2の排紙トレイ109に排紙し(S310)、1部が終了したのでn=n−1をセットし(S311)、これが必要部数になるまで(S312)上記S309〜S311の動作を繰り返し、n=0がセットされると処理は終了する。このステイプル&クリップモードでのコピーによる印刷物処理装置1のペーパーハンドリングについても同様に、あとで詳しく述べる。
【0039】
上述したコピーでの一連の原稿単位でセットし、そのたびにスタートボタンを押して読み込ませていたが、専用の区切り用紙を合紙として設けて一連の原稿単位の区切りとして認識するようにすれば、全ての原稿を1回でセットして同様の結果が得られる。さらにDFの原稿をセットするためのトレイを複数設ければ、各トレイにセットされた原稿を一連の原稿として処理することもできる。
【0040】
本件の印刷物処理装置1のステイプル&クリップモードでの文章、図面、添付資料の3種類のドキュメントからなる報告書を5部作成するときのペーパーハンドリングについて、図6の(A)〜(K)を用いて説明する。プリンタ機能の場合はパソコンのワープロソフト、CAD、インターネットのアプリケーションで各々印刷するとともに、インターネットで添付資料を印刷するときに5部印刷する指示を行う。コピー機能の場合は、予め用意された文章、図面、添付資料の3種類のドキュメントからなる報告書をコピーするが、まずDFに一連の文章原稿をセットして読み取らせ、続いて一連の図面原稿をセットして読み取らせ、最後に一連の添付資料原稿をDFにセットして読み取らせて、5部コピーの指示を行う。
【0041】
まず図6の(A)は、プリンタ機能の場合、最初のドキュメントの印刷が実行されているところを示す。画像形成装置2から受け渡される文章を印字した用紙は、分岐手段104により方向を変えられ順次中間スタック部110に積載されていく。コピー機能の場合は最初の一連の文章原稿をコピーした用紙が積載されていく。この動作とともに第2の排紙トレイ108と退避スタック部109が上昇し、退避スタック部109が第2の排紙口106の位置へ来る。これが終了すると、図6の(B)に示すように、中間スタック部110の文章の用紙束には後処理手段112によりステイプル処理がされて、続いて図6の(C)に示すように中間スタック部110に積載されているステイプル処理された文章の用紙束は、用紙束搬送手段111の回転移動により退避スタック部109に排出される。次に図6の(D)に示すように、プリンタ機能の場合は次の図面の印刷が行われ、コピー機能の場合は次の一連の図面原稿のコピーが行われ中間スタック部110に積載されていく。このときに第2の排紙トレイ108と、用紙束を積載した退避スタック部109が下降して退避スタック部109に積載された先のステイプルで綴じられた文章の用紙束の上面が第2の排紙口106の位置にくる。この次の図面の用紙束が中間スタック部110に積載されると、図6の(E)のように後処理手段112によりステイプル処理がされて、続いて図6の(F)に示すように中間スタック部110に積載されているステイプル処理された図面の用紙束は、用紙束搬送手段111の回転移動により退避スタック部109の先の文章の用紙束の上に排出される。次の添付資料の用紙束も同じ手順で退避スタックの図面の用紙束の上に積載される。これで退避スタック部109には下から文章、図面、添付資料の各々ステイプルで綴じられた用紙束が積載されている。次に図6の(G)に示すように、退避スタック部109が第2の排紙口106の排紙位置に移動開始し、続いて図6の(H)に示すように、退避スタック部109が文章、図面、添付資料の各々ステイプルで綴じられた3つの用紙束を中間スタック部110に戻す方向に傾くとともに、用紙束戻し羽根1142が後端を押すことにより、この3つの用紙束は再び用紙束搬送手段111に受け渡され、この用紙束搬送手段111が時計方向に回転移動することにより所定位置にもどる。このあと図6の(I)に示すように、後処理手段112により3つの用紙束は1つのクリップを装着することにより1部の報告書の冊子となる。このとき本件第3の発明にあるように、ステイプルの綴じ位置とクリップ装着位置は異なる。ここではクリップ装着の後処理を行っている間に第2の排紙トレイ108と、用紙束を積載した退避スタック部109が下降して第2の排紙トレイ108が第2の排紙口106の位置にきて、図6の(J)のようにこの報告書の冊子は第2の排紙トレイ108に排出されて、必要な報告書5部のうち1部が完成する。続いて図6の(K)のように。プリンタ機能の場合は2部目の最初のドキュメントの印刷が実行されて、用紙は順次中間スタック部110に積載されていき、またコピー機能の場合は2部目の最初の一連の文章原稿をコピーした用紙が積載されていく。この動作とともに第2の排紙トレイ108と退避スタック部109が上昇し、退避スタック部109が第2の排紙口106の位置へ来る。以下(B)〜(K)の同様の手順が繰り返されて5部の報告書が第2の排紙トレイ108に排出されると処理は終了する。
【0042】
上述した実施例では、ステイプルやクリップ装着できる用紙の厚みに制限を設けていないが、設けた場合は、ステイプルの制限枚数は、プリンタ機能においてはアプリケーションで印刷命令を行ったときにステイプルで綴じる用紙束の枚数はわかるので、プリンタドライバで制限すると良い。コピー機能においては、一連の原稿を読み取るときに枚数はカウントできるので、このときに判断するようにすれば良い。クリップ装着の制限枚数は、同様に枚数をカウントして、制限枚数以下のみこのステイプル&クリップモードでの印刷を可能とすれば良い。さらに各々ステイプルは可能であるが、クリップ装着は制限枚数を越えるときは、図6の(H)〜(J)の手順を省き、クリップ装着せずに印刷して我慢するようにしてもらいたい。
【0043】
【発明の効果】
本件第1、2の発明を用いれば、複写機やパソコンの指示で、複数のドキュメントからなる報告書を作成するときに、まず1つのドキュメントを順次印刷し、これに中間スタック部でステイプル処理してから退避させる。この動作を各々のドキュメントで行い、全て終了すると再び一括して退避させていた複数の用紙束を中間スタック部に戻してクリップ装着を行い排出する。以上の動作を必要部数の回数繰り返すことにより、ドキュメント単位で各々ステイプル処理した複数の用紙束をクリップで綴じた冊子が必要部数できる。この機能により、ユーザーの手を煩わすことなく、文章、図面、添付資料など、各々の異なるドキュメント単位でステイプル処理されたものを1つのクリップで綴じた報告書などの作成ができる。
【0044】
本件第3の発明を用いれば、ステイプルの綴じ位置とクリップの装着位置が各々異なる位置なので、ステイプル処理されて用紙束の厚みが増した位置にクリップ装着を行わないので、用紙束の合計の厚みの位置のクリップの装着ができる。さらにステイプルが抵抗になりクリップ装着ができなくなることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用する画像形成装置及び印刷物処理装置の概略図である。
【図2】本発明を採用するプリントシステムのブロック図である。
【図3】本発明を採用するプリントシステムで、ステイプル&クリップモードの印刷を行うときの、パソコンでの処理のフローチャートである。
【図4】本発明を採用するプリントシステムで、ステイプル&クリップモードの印刷を行うときの、画像形成装置での処理のフローチャートである。
【図5】本発明を採用する画像形成装置及び印刷物処理装置で、ステイプル&クリップモードのコピーを行うときの、画像形成装置での処理のフローチャートである。
【図6】本発明を採用する画像形成装置及び印刷物処理装置で、ステイプル&クリップモードで処理を行うときの、印刷物処理装置の動きの概略である。
【図7】従来技術の画像形成装置及び印刷物処理装置のプリンタ機能を用いて報告書を作成するために、ステイプル処理及びクリップ装着を行ったときの手順の概略である。
【図8】従来技術の画像形成装置及び印刷物処理装置のコピー機能を用いて報告書をコピーするために、ステイプル処理及びクリップ装着を行ったときの手順の概略である。
【符号の説明】
1;印刷物処理装置
102;印刷物処理装置制御部
103;搬送ローラ対(1031〜1033)
104;分岐手段
105;第1の排紙口
106;第2の排紙口
107;第1の排紙トレイ
108;第2の排紙トレイ
109;退避スタック部
110;中間スタック部
111;用紙束搬送手段
112;後処理手段
113;トレイ昇降手段
114;退避用紙束戻し手段
2;画像形成装置
4;ネットワークケーブル
Claims (3)
- 画像形成装置から排紙される用紙にステイプル処理やクリップ装着などの後 処理を行い排出する印刷物処理装置において、
ステイプル処理やクリップ装着などの後処理を行うときに画像形成装置から排 紙される用紙を複数枚保持する中間スタック部と、この中間スタック部に保持さ れた用紙束にステイプル処理を行うステイプル処理手段と、この中間スタック部 に保持された用紙束にクリップ装着を行うクリップ装着手段と、前記中間スタッ クに保持されている用紙束を一時的に退避させる退避スタック部と、ステイプル 処理された用紙束を順次前記退避スタック部に退避させ、複数部のステイプル処 理された用紙束を前記中間スタック部に戻し、この複数部のステイプル処理後の 用紙束にクリップを装着する制御手段とを有することを特徴とする印刷物処理装 置。 - 画像形成装置から排紙される用紙に、ステイプル処理やクリップ装着などの後 処理を行い排紙する印刷物処理装置において、
後処理を行わない用紙を第1の排紙口から排紙する第1の排紙トレイと、ステ イプル処理やクリップ装着などの後処理を行うときに画像形成装置から排紙され る用紙を複数枚保持する中間スタック部と、この中間スタック部に保持された用 紙束にステイプル処理を行うステイプル処理手段と、このスタック部に保持され た用紙束にクリップ装着を行うクリップ装着手段と、前記中間スタック部に保持 されている用紙束を第2の排紙口から排紙する用紙束搬送手段と、前記中間スタ ック部に保持されている用紙束を第2の排紙口から一時的に退避させる退避スタ ック部と、前記中間スタック部で後処理された用紙束を排紙する第2の排紙トレ イと、前記第2の排紙口から排紙される用紙束を退避スタック部に排紙する退避 状態と、前記中間スタック部で後処理された用紙束を前記第2の排紙口から第2 の排紙トレイに排紙する後処理排紙状態とを切り替える排紙切り替え手段と、前 記退避スタック部にある用紙束を再び前記中間スタック部に戻す退避用紙束戻し 手段と、複数のステイプル処理された用紙束を綴じるためのクリップを装着して 1つの冊子にする指示がされたときは、前記排紙切り替え手段は退避状態にして、 前記画像形成装置から受け渡されて積載された用紙を順次ステイプル処理し、こ のステイプル処理された用紙束を順次前記退避スタック部に退避させてから、再 びこの複数のステイプル処理された用紙束を前記中間スタック部に戻してクリッ プ装着を行い、前記排紙切り替え手段は後処理排紙状態にして、この複数のステ イプル処理された用紙束をクリップ装着して綴じた冊子を前記第2の排紙トレイ に排出する制御手段とを有することを特徴とする印刷物処理装置。 - 前記ステイプル処理手段のステイプル処理する位置と、前記クリップ装着手段 がクリップ装着する位置は、お互い異なることを特徴とする請求項1、2に記載 の印刷物処理装置。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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| JP2001315382A JP3678355B2 (ja) | 2001-10-12 | 2001-10-12 | 印刷物処理装置 |
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|---|---|
| JP2003118927A JP2003118927A (ja) | 2003-04-23 |
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Family Applications (1)
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2001
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