JP3678664B2 - 銀行における顧客取引情報の収集配信システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、銀行の営業店に設置されたATMを利用するために訪れた顧客の金融取引状況を含む顧客情報を収集し更新してこれを利用する銀行における顧客取引情報の収集配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、銀行の本店や営業店には、ATM(現金自動預払機)が設置されており、このATMを設置する銀行には、現金の預入や払戻し、銀行振込送金などを処理するための勘定系システム、及び顧客属性情報を処理する業務系システムが構築されている。この業務系システムとしては、例えば、統合システムセンタ又は銀行本部などに管理サーバ及び統合顧客データベースファイル(MCIF:Marketing Customer Information File)システム(適宜、「MCIFシステム」と略記する)が設けられている。
【0003】
勘定系システムは、総合システムセンタや銀行本部などに設置されるホストコンピュータ装置と、このホストコンピュータ装置に閉鎖通信網で収容された端末としての営業店における多数の現金自動預払機(ATM)とから構成されている。
【0004】
業務系システムでは、顧客ごとの、複数の本店や営業店におけるATMの利用を含む各種の銀行取引及びキャンペーンの対応状況やサービス利用状態(適宜、「銀行利用状況」と表記する)の収集情報を総合システムセンタや銀行本部などのMCIFシステムが収集している。この収集は、営業店ごとに設けられたMCIFシステムから通信回線網を通じて総合システムセンタや銀行本部などのMCIFシステムが収集している。
【0005】
このMCIFシステムにおける収集した銀行利用状況のデータベース情報(適宜、顧客情報と記載する)は、情報記録媒体、例えば、CD−ROMに格納した後に、営業店側の管理MCIFシステムに実装している。この後、営業店側の管理MCIFシステムとATMとの間のデータ転送によって、顧客の来店時に、得点(ポイント) を付与する営業キャンペーン案内やサービス(例えば、景品提供)案内をATMの画面に表示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように上記従来例では、営業店側の顧客情報を総合システムセンタや銀行本部側が、通信回線網を通じて集中的に収集かつ更新できるものの、この収集した顧客情報は、情報記録媒体を通じて営業店側の管理MCIFシステムに実装されるため、最新の顧客情報を迅速に営業店に提供できない。換言すれば、収集した顧客情報に即応したキャンペーンやサービス案内ができ難いという不都合が存在していた。
【0007】
本発明は、このような従来の技術における課題を解決するものであり、本店や複数の営業店における顧客の銀行利用状況の情報(顧客情報)を通信回線網を通じて収集かつ更新・配信して、収集顧客情報に即応したキャンペーンやサービス案内が営業店に迅速に提供可能になる、顧客の銀行利用状況情報の収集配信方法、銀行通信システム及びプログラムの提供を目的とする。
【0008】
さらに、本発明は、営業店側で、常に新しく収集された顧客情報を受信かつ表示できるようになり、その収集顧客情報に即応したキャンペーンやサービスの受信かつ表示が可能になる、顧客の銀行利用状況情報の受信表示方法、銀行通信システム及びプログラムの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、本発明は、現金の預け入れ、払い戻し及び振込送金等の金融取引のためのデータ処理を行う勘定系システムと閉鎖通信網で接続され、銀行カードのカード読取装置を備えたATMと、銀行における全顧客の氏名及び金融取引状況を含む顧客情報を収集し、当該収集した顧客情報を顧客データベースファイル(MCIF)内に格納する統合MCIFサーバ装置と、前記銀行の各営業店内に設置され、前記ATMとLANを介して接続され且つ前記統合MCIFサーバ装置とは前記閉鎖型通信網と別個の双方向通信回線を介して接続されており、当該営業店における前記ATMにおいて処理された各顧客毎の顧客情報を営業店データベース装置内に一時的に格納し、当該顧客情報を前記統合MCIFサーバ装置に送信する複数の営業店MCIFサーバ装置と、から構成され、前記統合MCIFサーバ装置は、前記複数の営業店MCIFサーバ装置から送信される前記顧客情報を収集して更新し、当該更新された顧客情報を前記双方向通信回線を介して前記営業店MCIFサーバ装置に転送し、前記営業店MCIFサーバ装置は、前記統合MCIFサーバ装置から送信された前記顧客情報を前記営業店データベース装置に格納し、前記ATMのカード読取装置に挿入された銀行カードに基づいて当該営業店に来店した顧客 の前記顧客情報を前記営業店データベース装置から読み出して来店した顧客の前記更新された最新の顧客情報を取得することを特徴とする銀行における顧客取引情報の収集配信システムを提供するものである。
【0010】
ここで、前記統合MCIFサーバ装置と前記営業店MCIFサーバ装置を接続する前記双方向通信回線は、TCP/IPネットワークである。
【0011】
そして、前記統合MCIFサーバ装置は、前記営業店MCIFサーバ装置に対して、前記更新された前記顧客情報を予め設定された時刻に自動的に転送し、又は前記営業店MCIFサーバ装置からの要求時に転送するのである。
【0012】
ここで、前記統合MCIFサーバ装置は、前記営業店MCIFサーバ装置に対して、前記営業店MCIFサーバ装置が指定した特定顧客の顧客情報のみを転送することを特徴とする。
【0013】
また、前記統合MCIFサーバ装置は、前記営業店MCIFサーバ装置に対して、前記顧客の顧客情報の中の予め設定された項目に関する情報、又は格納している当該顧客に関する全項目の顧客情報を転送することのである。
【0014】(削除)
【0015】(削除)
【0016】(削除)
【0017】(削除)
【0018】
このように、本発明では、本店や複数の営業店における顧客の銀行利用状況の情報(顧客情報)が通信回線網を通じて収集かつ更新・配信される。
【0019】
これにより、本発明の銀行における顧客取引情報の収集配信システムにおいては、銀行の基幹システムであり多少のシステム変更に対しても膨大な変更作業時間と費用を伴う勘定系システムの変更を行うことなく、業務系システムだけで、銀行の各営業店において、更新された最新の顧客情報に即応したキャンペーンやサービス案内を迅速に提供することを可能にしたのである。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る銀行における顧客取引情報の収集配信システムの実施形態を図面参照の上で詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明の銀行における顧客取引情報の収集配信システムの実施形態における構成を示す外観図である。
図1において、この例は、銀行の本店や管理センタなどに設けられる総合センタ通信システム1と、各地の銀行支店やATM店舗などに設けられる営業店通信システム2と、顧客の情報を統合して処理(例えば、顧客の情報登録やバージョンアップ管理)する本店通信システム3と、これらの通信システム1〜3が接続されたTCP/IPネットワークとしてのフレームリレー網4を有している。
【0022】
図1に示す総合センタ通信システム1は、MCIFシステムとしてのMCIFサーバ装置10(10a,10b)、基幹的なコンピュータ処理を実行する管理サーバ11、及び顧客ごとの銀行利用状況の収集情報(この実施形態では、適宜、顧客情報と記載する)を更新して収集かつ転送するためのデータベース装置12を有している。さらに、総合センタ通信システム1には、フレームリレー網4との通信制御を実行するための通信制御装置BCN13が設けられている。
【0023】
図1に示す営業店通信システム2には、例えば、侵入防止用のファイアウォールアプリケーションなどを実装したルータ20と、UNIXワークステーションのLAN(10BASE−T規格)などをもって各装置を収容する集線装置(ハブ)21と、スイッチ22と、各種の事務処理用の小型汎用コンピュータ23とを有している。
【0024】
さらに、営業店通信システム2は、営業店管理MCIFシステムとしてのデータベース装置25及び営業店における営業店MCIFサーバ26を有し、さらに、複数が設置される現金自動預払機(ATM)27が設けられている。
【0025】
データベース装置25は、営業店ごとに来店した顧客の新たな銀行利用状況の収集情報を一時的に格納して総合センタ通信システム1に転送し、また、総合センタ通信システム1からの銀行利用状況の収集情報をダウンロードした際に格納するものである。
【0026】
さらに、営業店通信システム2には、オペレーションシステム(OS/WindowsNTなど)対応の各装置への図示しないバッテリーバックアップを行うUPS(無停電電源装置)や、各種の印刷出力を行うページプリンタなども設けられるのが一般的である。
【0027】
図1に示す本店通信システム3は、ルータ30と、スイッチ31と、サーバ32と、本店におけるMCIF用のサーバ(本店MCIFクライアント)33とを有している。
【0028】
図1に示すフレームリレー網4は、その構成及び伝送方式が既知であり、デジタル交換機(PBX)を回線網に設置したISDNから進展した通信網構成である。
【0029】
なお、フレームリレー網4は、他の高速伝送方式(例えば、非対象型デジタル伝送)を適用しても良く、また、高速通信方式(例えば、ギガビット高速データ通信方式)を適用しても良い。さらに、フレームリレー網4は、トラフィック量が小さい場合は、アナログ電話ネットワークPSTN(Public Switched Telephone Network)でも以下同様に機能する。
【0030】
図1に示すサーバは、汎用小型コンピュータやコンピュータ構成に通信プロトコル機能やデータベーストラッキング処理機能などを追加したものであり、その動作は汎用小型コンピュータと基本的に同様である。
【0031】
なお、図1に示す構成は、顧客ごとの銀行利用状況収集情報を処理する業務系システムに対応するものである。また、業務系システムとともに設けられる勘定系システムは、現金の預入や払戻し、銀行振込送金などを処理するためのものであり、この業務系システムと勘定系システムとは、通信ネットワーク構成上で独立している。勘定系システムは、銀行の基幹システムであり、多少のシステム変更に対しても膨大な変更作業時間と費用を伴う。したがって、容易には変更できないため、本発明は業務系システム上で実施している。このように勘定系システムは、本発明と直接関連しないため、その図示及び説明を省略した。
【0032】
図2は、ATM27の要部構成例を示すブロック図である。
図2において、ATM27は、インタフェース(I/F)回路41、マイクロコンピュータ42、メモリ43、情報記録媒体用のドライブ装置44、ビデオ(V)−ROM45を備えている。さらに、ATM27は、タッチパネルとして構成されるカラー表示装置(CRTやLCD)46及び入力操作装置47、顧客情報を格納したデータベースとなるハードディスク装置48、音出力用のスピーカ49,I/O回路50を備えている。
【0033】
さらに、ATM27には、現金の収納・出入機構51と、預金・引出用のカード読取装置52と、画面表示用の、例えばドットフォントを格納したフォント回路53とともに、通帳読取・印字装置54及び合成音声出力回路55を有している。
【0034】
なお、総合センタ通信システム1、営業店通信システム2及び本店通信システム3は、MPUが実行する通信プロトコルやプログラムによって、本発明を実施している。この通信プロトコルやプログラムは、汎用TCP/IP通信プロトコルやプログラムとともに、本発明を実施するための専用の通信プロトコルやプログラムを組み合わせて実装している。換言すれば、流通性を有した汎用ソフトウェアパッケージ(CD−ROM,MOなどの情報記録媒体)として提供される。なお、この情報記録媒体には、半導体メモリ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)など半導体固体素子も含まれる。さらに、通信ネットワーク上を伝送する、前記したプログラムも本発明の範疇である。
以下、この実施形態の動作について説明する。
【0035】
図1において、総合センタ通信システム1、営業店通信システム2及び本店通信システム3は、例えば、次の図3に示すプログラム・プロトコルスタックを実行している。
【0036】
図3は、図1に示す構成の要部プログラム・プロトコルスタックを説明するための図である。
(1)総合センタ通信システム1において、
・配信コントロールアプリケーション
・MCIFコントロールアプリケーション
・OS(WindowsNT)
・TCP/IP(Transmission
Control Protocol/Internet Protocol)
プロトコル)
(2)営業店通信システム2において、
・TCP/IP(通信プロトコル)
・OS(WindowsNT)
・配信アプリケーション(ATM27)と営業店MCIFサーバ26との間のファイル転送(配信ファイル)の実行
この転送対象のファイルは、動画(初期画面)、静止画(伝送中画面)、静止画(顧客別画面)、テロップ(初期画面)、全銀情報ファイルである。
・配信コントロールアプリケーション
・配信ファイル(配信対象ファイル及び一世代前のファイル登録)
・MCIFアプリケーション(顧客属性情報の検索/回答)
・MCIFコントロールアプリケーション
・営業店MCIF(データベースエンジンによる営業店のMCIF検索)
(3)ATM27において、
・TCP/IP
・勘定系取引用の通信アプリケーション
・OS(WindowsNT)
・OSの違いを吸収するためのミドルウェア
・業務アプリケーション(勘定系取引実行用)
・MCIF連動ファイル配信/動画フェーズ
【0037】
このような(1)から(3)のプログラム・プロトコルスタックによって、そのMCIF連動では、顧客情報(銀行利用状況の収集情報)要求、及び顧客情報回答のシーケンスを実行し、さらに、ファイル配信では、配信要求、及び配信回答のシーケンスを実行している。
【0038】
本店通信システム3は、総合センタ通信システム1への顧客セグメント情報(銀行利用状況の収集情報(顧客情報)を細分化した個々の情報)の登録やバージョン管理、及び総合センタ通信システム1からの顧客の来店情報を取得する処理を実行している。
【0039】
図1に示す各小型汎用コンピュータやサーバは、汎用小型コンピュータやコンピュータ構成に通信プロトコル機能やデータベーストラッキング処理機能などを追加したものであり、その動作と基本的に同様の構成である。
【0040】
フレームリレー網4は、ITU−T勧告によるパケット交換手順(X.25プロトコルなど)で実行する。
【0041】
図4は、総合センタ通信システム1と営業店通信システム2との間の処理内容を示す図であり、図5は総合センタ通信システム1と営業店通信システム2との間の顧客情報のダウンロード及びアップロード手順のフローチャートである。
【0042】
図4において、営業店通信システム2におけるATM27は営業店管理MCIFシステムであるデータベース装置25及び営業店MCIFサーバ26(図1参照)に顧客がATM27を利用した情報(以降の図8参照)を転送している。また、次に説明するように、データベース装置25及び営業店MCIFサーバ26からの顧客セグメントに対応した処理、及びそのコンテンツの画面表示などを行う。これは、例えば、景品提供サービスやイベントの画面表示案内、以降で説明するスクラッチカードの発行である。
【0043】
次に、図4及び図5において、営業店通信システム2が、総合センタ通信システム1が収集している顧客情報の取得スケジュールを判断する(図5(以下、省略)のステップS1,S2)。これは、例えば、営業店での開店時に、この営業店を利用している顧客情報の全てを取り込む場合である。また、顧客がATM27に通帳や銀行カードを挿入した時点で、この顧客のみの顧客情報を追加して取り込む。
【0044】
このステップS2の判断後に、総合センタ通信システム1からの顧客情報を営業店通信システム2がダウンロードする。このダウンロードでは、図4に示すように顧客セグメント情報(銀行利用状況の収集情報(顧客情報)を細分化した個々の情報)、コンテンツの自動ダウンロード、スケジュールファイルの自動ダウンロードである。これらは、図5ステップS3に示すうように、FTP(File Transfer Protocol)ファイルで実行する。
【0045】
このダウンロードによる顧客情報をダウンロードフォルダとして営業店通信システム2の営業店管理MCIFシステムであるデータベース装置25(図1参照)に格納する。営業店通信システム2では、FTPファイルの取得に失敗すると(ステップS4:No)、ステップS9に移行して、そのFTPファイルの取得の失敗レポートを作成し、次に、FTPファイル書き込みを行い、ダウンロード結果ファイルをアップロードフォルダによって総合センタ通信システム1へ通知する(ステップS10)。
【0046】
営業店通信システム2では、FTPファイルの取得が成功すると(ステップS4:Yes)、FTPファイル(現在格納している顧客情報に対応)の削除を実行して、ダウンロード顧客ファイルをもって総合センタ通信システム1に通知する(ステップS5)。この場合、総合センタ通信システム1は、例えば、現在格納している顧客情報を書き替え状態にフラグを設定する。
【0047】
次に、営業店通信システム2では、FTPファイル削除が成功すると(ステップS6:Yes)、管理フォルダ(営業店管理MCIFシステムであるデータベース装置25及び営業店MCIFサーバ26/図1参照)へインポートファイル格納処理を行う(ステップS7)。この格納が成功すると(ステップS7:Yes)、ステップS9に移行して、そのFTPファイル取得の成功レポートを作成し、次に、FTPファイル書き込みを行い、ダウンロード結果ファイルをアップロードフォルダによって総合センタ通信システム1へ通知する(ステップS10)。
【0048】
なお、ステップS4で取得に失敗した場合(No)とステップS6で削除に失敗した場合(No)、及びステップS8で格納に失敗した場合(No)は、それぞれステップS9に移行して、その失敗レポートを作成し、次に、FTPファイル書き込みを行い、ダウンロード結果ファイルをアップロードフォルダによって総合センタ通信システム1へ通知する(ステップS10)。
【0049】
このようにして営業店通信システム2では、営業店管理MCIFシステムのデータベース装置25及び営業店MCIFサーバ26が顧客情報を総合センタ通信システム1から取り込むと、図4に示すように、顧客の来店を営業担当に知らせるためのポップアップ画面表示、顧客セグメント別のコントロール機能、ポップアップ画面顧客セグメント名表示、来店状況表示を実施する。
【0050】
図6は、営業店通信システム2の顧客情報の詳細なアップロード手順のフローチャートである。
図6において、営業店通信システム2の小型汎用コンピュータ23が営業店MCIFサーバ26のスケジュールを調べる(ステップS20)。ここで営業店MCIFサーバ26が停止の場合(ステップS21:Yes)、現在の顧客情報を営業店管理MCIFシステムのデータベース装置25から取り出す。ここで現在の顧客情報は、営業店の営業終了時間後である。この場合、現在の顧客情報は、当日までの顧客ごとの銀行利用状況の収集情報である。
【0051】
この当日までの顧客ごとの銀行利用状況の収集情報(顧客情報)の取得に成功すると(ステップS23:Yes)、営業店MCIFサーバ26が、顧客のそれぞれの来店による顧客情報をCSV(Comma Separated Value)ファイルに生成する(ステップS24)。
次に、ステップS24の取得失敗の場合(No)、ステップS24のCSVファイル処理後に、それぞれのレポートを作成し、さらにFTPファイルの取得の成功レポートを作成し(ステップS25)、次に、FTPファイル書き込みを行い、このダウンロード結果ファイルをアップロードフォルダによって総合センタ通信システム1へ通知してシャットダウン待機状態になる(ステップS26,S27)。
【0052】
このようにして、MCIFシステム(総合センタ通信システム1)は、営業店ごとに該当する顧客情報(顧客セグメント情報/銀行利用状況の収集情報(顧客情報)を細分化した個々の情報)、例えば、顧客の銀行番号、営業店(支店)番号、口座番号を顧客データベースとして切り出している。さらに、この顧客データベース情報にATM画面をセットし、この顧客へのキャンペーンやサービス実施情報をエキスポートし、営業店通信システム2の営業店管理MCIFシステム(データベース装置25及び営業店MCIFサーバ26)がインポート(ダウンロード/インストール)している。この後に、営業部門への通知などが行われる。
以下、これらの営業店管理MCIFシステム(データベース装置25及び営業店MCIFサーバ26)の要部処理を詳細に説明する。
【0053】
図7は、図1中の営業店通信システム2におけるデータベース装置25の格納内容を説明するための図であり、図8はデータベース装置25の詳細な格納内容を説明するための図である。
【0054】
図7及び図8を参照すると、ここでの情報は、MCIFシステム(総合センタ通信システム1)及び営業店管理MCIFシステムが管理する顧客情報である。格納内容は、顧客テーブル及び来店テーブルからなり、この格納内容が顧客属性情報である。すなわち、日頃の顧客の取引状況や顧客ごとに異なる性質の情報である。顧客テーブルは、業務に必要な期間中(少なくとも口座開設中)、保存され、抽出顧客データと表示メッセージとが関連付けられており、銀行番号、営業店(支店)番号、口座番号、名前、画面ID、キャンペーンレシート(スクラッチカード)有無である。来店テーブルは、保存期間があり、日付、時刻、銀行番号、支店(営業店)番号、自動機番号、顧客対応有無である。なお、図8は図7に示す顧客情報の項目である。すなわち、個々の項目が顧客セグメント情報(銀行利用状況の収集情報(顧客情報)を細分化した個々の情報)を示している。尚、項目における格納内容(例えば、実際の住所氏名など)については省略した。
【0055】
この項目に対して、来客時の画面表示を行うか否かの選択設定を行う。この選択は、本部などが計画したキャンペーンに対応して選択する。例えば、住宅ローンのキャンペーン中は、住宅購入年齢層や買い換え年齢層などを選択する。この選択は本店通信システム3からMCIFシステム(総合センタ通信システム1)の図7に示す顧客テーブル及び来店テーブルにおける項目(顧客セグメント情報)に、その来客時の画面表示を実施するための選択設定を行う。このような選択では、前記した住宅ローンのキャンペーンに対応した住宅購入年齢層や買い換え年齢層の全国規模の選択にかかわらず、顧客を地域、期間、商品種類によって限定する選択設定も可能である。
【0056】
この選択設定が行われた図7に示す顧客テーブル及び来店テーブルにおける項目(顧客セグメント情報)が、営業店管理MCIFシステム(営業店通信システム2/データベース装置25、営業店MCIFサーバ26)からダウンロード要求を受けたときに、MCIFシステム/総合センタ通信システム1から切り出されて転送されることになる。
【0057】
なお、本店通信システム3(サーバ32、本店MCIFクライアント33)は、顧客セグメント情報の登録とともに、システム変更に伴うバージョン管理、及び総合センタ通信システム1からの顧客の来店による新たな情報を取得する処理を実行している。本店通信システム3側では、この来店による新たな情報に基づいて、新たなキャンペーンやサービスの企画立案を行っている。
【0058】
図9は、ATM27と営業店管理MCIFシステム(データベース装置25及び営業店MCIFサーバ26)との間の処理手順を示すフローチャート・シーケンス図であり、図10はATM27と営業店管理MCIFシステム(データベース装置25及び営業店MCIFサーバ26)との間の処理の概略を示すブロック図である。
【0059】
図9及び図10において、ここでは営業店管理MCIFシステム(データベース装置25及び営業店MCIFサーバ26)とATM27との間の処理を示している。
【0060】
図9及び図10において、MCIFシステム(総合センタ通信システム1)から切り出された顧客情報(銀行利用状況の収集情報/セグメント情報、図8参照)が営業店通信システム2のデータベース装置25及び営業店MCIFサーバ26に格納される。
【0061】
この後、データベース装置25及び営業店MCIFサーバ26とATM27との間が図3に示したTCP/IPリンクオープン(LAN接続)され、図2に示したATM27のカード読取装置52に、顧客が銀行カードを挿入し、又は図2に示した通帳読取・印字装置54に通帳が挿入される。顧客情報(銀行番号、支店(営業店)番号、口座番号等の図7に示した顧客テーブル及び来店テーブルを読み取り、この顧客情報を営業店MCIFサーバ26に転送する。
【0062】
営業店MCIFサーバ26は、顧客サービス実施情報を検索する。ここで検索できた顧客ごと特別画面情報をATM27に転送して、ATM27が顧客特別画面を図2中のカラー表示装置46に画面表示する。この顧客特別画面は、現在のキャンペーン内容やサービス提供内容である。なお、顧客サービス実施情報が検索できなかった場合は、通常の顧客銀行取引の表示画面による預金引き出しなどを実施する。
【0063】
また、営業店MCIFサーバ26は、検索した顧客情報において、この顧客が特別な顧客の場合、来店テーブルを更新し、図1中の小型汎用コンピュータ23がポップアップ表示を行い、この営業店通信システム2の営業店管理MCIFシステム(データベース装置25及び営業店MCIFサーバ26)の管理者に注意を促す。型汎用コンピュータ23には、特に予め設定を行った場合などの特別顧客の来店にかかる画面表示を行う。
【0064】
なお、図2中のカラー表示装置46に顧客特別画面を表示した場合の、サービス提供内容の具体例を次に説明する。
【0065】
図11は、図10中のサービス提供内容の具体例を示す図である。
図11において、このサービス提供内容の具体例は、いわゆる、スクラッチカードである。例えば、このスクラッチカードの削り部分の点数によって顧客にポイントを提供し、又は景品を提供するものである。
【0066】
この場合、キャンペーン提供やサービス提供による顧客の反応、すなわち、ATM27の顧客の対応状態が、顧客情報として自動的にデータベース装置25及び営業店MCIFサーバ26に収集されて、総合センタ通信システム1にアッブデートされる。また、顧客ごとのスクラッチカードの取扱状態が、銀行の窓口などで会話を通じで判明するため、この情報を小型汎用コンピュータ23などからデータベース装置25及び営業店MCIFサーバ26に転送する。
【0067】
これによって、より精緻な顧客情報を収集し直すことが出来るようになる。したがって、この新たな顧客情報に基づいて、次回の来店顧客ごとに、さらに効果的な営業促進活動が可能になる。
【0068】
このような営業促進活動を通じて収集された顧客情報を総合センタ通信システム1で一括して収集し、この客情報を取り込んだ営業店通信システム2において、その顧客の来店及顧客情報を図1中の小型汎用コンピュータ23に画面表示している。すなわち、その顧客ごとに対応した効果的な営業促進活動を行うことになる。
【0069】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の銀行における顧客取引情報の収集配信システムによれば、本店や複数の営業店における顧客の銀行利用状況の情報(顧客情報)を通信回線網を通じて収集かつ更新・配信している。
【0070】
この結果、本システムにおいては、銀行の基幹システムであり多少のシステム変更に対しても膨大な変更作業時間と費用を伴う勘定系システムの変更を行うことなく、業務系システムだけで、銀行の各営業店において、更新された最新の顧客情報に即応したキャンペーンやサービス案内を迅速に提供することを実現したのである。
【0071】(削除)
【0072】(削除)
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における構成を示す外観図である。
【図2】 図1中のATMの要部構成例を示すブロック図である。
【図3】 図1に示す構成の要部プログラム・プロトコルスタックを説明するための図である。
【図4】 実施形態における総合センタ通信システムと営業店通信システムとの間の処理内容を示す図である。
【図5】 実施形態にあって総合センタ通信システムと営業店通信システムとの間の顧客情報のダウンロード及びアップロード手順のフローチャートである。
【図6】 実施形態にあって営業店通信システムの顧客情報の詳細なアップロード手順のフローチャートである。
【図7】 図1中の営業店通信システムにおけるデータベース装置の格納内容を説明するための図である。
【図8】 実施形態でのデータベース装置の詳細格納内容を説明するための図である。
【図9】 実施形態にあってATMと営業店管理MCIFシステムとの間の処理手順を示すフローチャート・シーケンス図である。
【図10】 実施形態にあってATMと営業店管理MCIFシステムとの間の処理を説明するためのブロック図である。
【図11】 実施形態にあってサービス提供内容の具体例を示す図である。
【符号の説明】
1 総合センタ通信システム
2 営業店通信システム
3 本店通信システム
10 MCIFサーバ装置10
11 管理サーバ
12 データベース装置
23 小型汎用コンピュータ
25 データベース装置
26 営業店MCIFサーバ
27 現金自動預払機(ATM)
Claims (5)
- 現金の預け入れ、払い戻し及び振込送金等の金融取引のためのデータ処理を行う勘定系システムと閉鎖通信網で接続され、銀行カードのカード読取装置を備えたATMと、
銀行における全顧客の氏名及び金融取引状況を含む顧客情報を収集し、当該収集した顧客情報を顧客データベースファイル(MCIF)内に格納する統合MCIFサーバ装置と、
前記銀行の各営業店内に設置され、前記ATMとLANを介して接続され且つ前記統合MCIFサーバ装置とは前記閉鎖型通信網と別個の双方向通信回線を介して接続されており、当該営業店における前記ATMにおいて処理された各顧客毎の顧客情報を営業店データベース装置内に一時的に格納し、当該顧客情報を前記統合MCIFサーバ装置に送信する複数の営業店MCIFサーバ装置と、から構成され、
前記統合MCIFサーバ装置は、前記複数の営業店MCIFサーバ装置から送信される前記顧客情報を収集して更新し、当該更新された顧客情報を前記双方向通信回線を介して前記営業店MCIFサーバ装置に転送し、
前記営業店MCIFサーバ装置は、前記統合MCIFサーバ装置から送信された前記顧客情報を前記営業店データベース装置に格納し、前記ATMのカード読取装置に挿入された銀行カードに基づいて当該営業店に来店した顧客の前記顧客情報を前記営業店データベース装置から読み出して来店した顧客の前記更新された最新の顧客情報を取得することを特徴とする銀行における顧客取引情報の収集配信システム。 - 前記統合MCIFサーバ装置と前記営業店MCIFサーバ装置を接続する前記双方向通信回線は、TCP/IPネットワークであることを特徴とする請求項1に記載の銀行における顧客取引情報の収集配信システム。
- 前記統合MCIFサーバ装置は、前記営業店MCIFサーバ装置に対して、前記更新された前記顧客情報を予め設定された時刻に自動的に転送し、又は前記営業店MCIFサーバ装置からの要求時に転送する、ことを特徴とする請求項2に記載の銀行における顧客取引情報の収集配信システム。
- 前記統合MCIFサーバ装置は、前記営業店MCIFサーバ装置に対して、前記営業店MCIFサーバ装置が指定した特定顧客の顧客情報のみを転送することを特徴とする請求項2に記載の銀行における顧客取引情報の収集配信システム。
- 前記統合MCIFサーバ装置は、前記営業店MCIFサーバ装置に対して、前記顧客の顧客情報の中の予め設定された項目に関する情報、又は格納している当該顧客に関する全項目の顧客情報を転送することを特徴とする請求項4に記載の銀行における顧客取引情報の収集配信システム。
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