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JP3679573B2 - 燃焼装置 - Google Patents
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JP3679573B2 - 燃焼装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、バーナに液体燃料を供給する燃料ポンプと、バーナに燃焼用空気を供給する給気ファンとを制御する制御器を備えた燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明は、バーナに液体燃料を供給する燃料ポンプと、バーナに燃焼用空気を供給する給気ファンとを制御する制御器を備えた燃焼装置は、例えば、特開平4−93515号公報に記載されている。
【0003】
そして、このような燃焼装置は、空気の温度が低いほど、空気密度が増すため、これに伴い液体燃料も増加させるような補正を行っているものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述の燃焼装置では、前述した燃焼装置では、燃焼用空気の温度が低いときには液体燃料を増加させるように補正していたものでは、温度の低い部分でも補正の効果が現れず、バーナでの火炎が不安定になるものがある。火炎が不安定になると燃焼効率が悪くなることはもちろん、有害な成分も多く排出されることになるので望ましくない。
【0005】
この発明は、温度の低い場合においても安定した燃焼状態が得られるように制御できる燃焼装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、液体燃料を気化して燃焼させる気化式のバーナと、このバーナに液体燃料を供給するための燃料ポンプと、前記バーナに燃焼用空気を供給するための給気ファンと、この給気ファンを収容したファンケースと、このファンケースに吸込まれる燃焼用空気の温度を検知する燃焼用空気温度検知器と、給気ファン及び燃料ポンプを運転制御する制御手段とを備え、前記燃焼用空気温度検知器の検知温度に基づいて燃料ポンプによりバーナへ供給する燃料の供給量を補正するようにした燃焼装置において、前記制御手段は、前記燃焼用空気温度検知器の検知温度が、予め定められた所定温度を境にして、それ以上のときには燃料ポンプによる供給燃料の増加率を小さくし、それ未満のときには燃料ポンプによる供給燃料の増加率を大きくするように変化させる構成としたことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の燃焼装置において、前記予め定められた所定温度が0℃であることを特徴とする。
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。図1は、本発明の燃焼装置(熱源機)1を用いた温水暖房装置の概略構成図であり、屋外に設置した燃焼装置1からの温水は、屋外側行き配管2を通り、室内壁3に設けた温水コンセント4、プラグ5及び屋内側行き配管6を介して室内の床7上に敷設した床暖房パネル8へ流れ、ここで放熱した後、屋内側戻り配管9、プラグ5、コンセント4及び屋外側戻り配管10を介して再び燃焼装置1へ戻されるように、燃焼装置1、屋外側行き配管2、温水コンセント3、プラグ4、屋内側行き配管6、床暖房パネル8、屋内側戻り配管9、プラグ5、温水コンセント4、屋外側戻り配管10は環状に接続されている。
【0010】
図2において、燃焼装置1は平面視横長矩形状で正面視略正方形状の箱体状のケーシング21を有し、このケーシング21は、天板22、底板23、左右の側板24、25、背板26(図1参照)及び着脱可能な前パネル27(図1参照)にて構成されている。前記ケーシング21の内部には、油バーナ(バーナ)27と、この油バーナ27に連結された瞬間式熱交換器28と、この瞬間式熱交換器28で加熱された温水を貯溜するシスターンタンク29と、このシスターンタンク29に一旦貯溜された温水を床暖房パネル8(外部放熱器)に循環させる循環ポンプ30と、給油口31及び油量表示器32を上面部に有し、前記油バーナ27に供給する灯油等の油を貯溜する固定型の油タンク34等が収容されている。また、前記ケーシング21の右側板25の下部及び背板26の上下両部の適所にはケーシング21の内外を連通する通気部33、(他は図示せず)を設けている。
【0011】
前記前パネル27は、油タンク34の給油口31に対向する中央部に開閉蓋(図示せず)が設けられ、この開閉蓋に隣接して、前記油量表示器32に対向する覗き窓(図示せず)が設けられ、前記開閉蓋を開いて油タンク34の給油口31より油を補給できるようにしている。
【0012】
前記ケーシング21の底板23上には、前記油タンク34が適宜な固定手段で固定載置されているとともに、この油タンク34の横に位置して前記循環ポンプ30が適宜な固定手段で固定載置されている。また、前記油タンク34は、貯油量が約15〜25リットルに設定されており、この油タンク34内に貯溜された油は、電磁ポンプ等の燃料ポンプ35にて汲み上げられ、燃料供給管36を介して油バーナ27へ供給される。
【0013】
前記油バーナ27は、灯油を気化して燃焼させる燃焼量可変式のロータリガス化バーナで構成され、発熱量を機器の熱要求に応じて約1,200〜3,000kcal/hの範囲で可変できるものである。また、この油バーナ27にて加熱される瞬間式熱交換器28は、それの基部が油バーナ27の先端部に連結されるとともに、それの先端部には排気箱37を備え、この排気箱37内の排気ガスは、排気管38を介して排気トップ39から放出される。
【0014】
前記油バーナ27と瞬間式熱交換器28との連結構造体Xは、前記油タンク34の直上のケーシング21内の上部空間に横向き設置され、そして、この横向き設置された連結構造体Xは、一端側の油バーナ27の適所が後述する固定板装置44にて固定保持されるとともに、他端側の排気箱37が係止金具(図示せず)を介してケーシング21内の一側上部に装着された支持板42に係着保持される。43は油バーナ27に燃焼空気を供給する送風機であり、この送風機43は油バーナ27に連結されている。
【0015】
固定板装置44は、下縁部が油タンク34の上面に装着された固定金具45にネジ止め等で固定されるとともに、後縁部がケーシング21の背板26にネジ止め等で固定され、前記油バーナ27を介挿する前方開放の切欠が設けられた主固定板41と、この主固定板41の切欠に油バーナ27を介挿した後、主固定板41に前方よりネジ止めする着脱可能な副固定板40にて構成されている。
【0016】
45Fはシスターンタンク29の補給口蓋、46は制御ボックス、47は戻り側接続口であり、この戻り側接続口47から燃焼装置1に戻された床暖房パネル8にて放熱後の温水は、戻り管48を通って瞬間式熱交換器28へ流れ、ここで加熱されて温度上昇した温水は、第1行き管49を通ってシスターンタンク29に入り、このシスターンタンク29内の温水は、第2行き管50を通って循環ポンプ30に入り、ここで昇圧されて第3行き管51を通って行き側接続口52へ流れる。
【0017】
次に、前記油バーナ27近辺について詳述すると、この油バーナ27は、図3に示すように、有底円筒状のバーナケース60と、このバーナケース60の底部外方に併設されたファンケース61と、バーナケース60内に収容固定された気化筒62と、ファンケース61内に収容された送風ファン(給気ファン)80、80と、ファンケース61の外部に装着されて送風ファン80、80を回転駆動する直流モータ等のモータ63とを備えて構成され、前記ファンケース61には空気入口64を設けている。
【0018】
前記気化筒62は、有底筒状に形成され、それの底壁中央に一次空気口69が設けられると共に周壁にはシーズヒータ等の気化用の電気ヒータ64 Hが埋設され、また、軸方向で先端寄りの中間部には、多数の炎孔65、65を有する平板状でセラミックス製のバーナヘッド66を、その中心線イを略水平にして装着しており、このバーナヘッド66の上流の気化筒62の内部は、石油燃料(例えば、灯油)を気化させると共にこの気化燃料と一次空気口63を介して流入する送風ファン80、80からの一次空気とを混合させる混合部67となっている。68は混合部67内に配置された回転霧化撹拌装置であり、この回転霧化撹拌装置68は、前記モータ63にて回転駆動され、燃料供給管36から供給された燃料を遠心力で噴霧させると共に気化燃料と一次空気とを撹拌混合させる。
【0019】
前記バーナケース60と気化筒62との間には環状の蓄気室70が形成され、この蓄気室70にはバーナケース60の底壁に設けた通気孔71、71を介して送風ファン80、80からの空気の一部が二次空気として送り込まれる。そして、前記蓄気室70の下流側先端部には、気化筒62の先端部とバーナケース60との間に位置してリング板72が設けられ、このリング板72とバーナケース60と気化筒62とで前記蓄気室70を形成している。
【0020】
また、前記リング板72には気化筒62の近傍に傾斜面部72Aが設けられ、この傾斜面部72A部には、バーナヘッド66の前方に形成される火炎Fの外周に二次空気を供給する二次空気孔72A、72A、72B、72Bが全周に略等間隔で列設してあり、これら二次空気孔72A、72Bは、バーナヘッド66の中心線イより上方に位置する開口面積の総和が中心線よりも下方に位置する開口面積の総和よりも大きくなるように設定している。
【0021】
図3中の73は炎検出器、74は点火プラグ、75は気化筒62の温度を検出するバーナ温度検出器である。
【0022】
76は空気入口64に吸込まれる燃焼用空気の温度を検知するための燃焼用空気温度検知器、77は制御ボックス46に配置される制御器で、マイクロコンピュータなどから構成されている。尚、この制御器77は、送風ファン80と燃料ポンプ35との運転を制御し、更に、燃焼用空気温度検知器76検知温度が低くなるほど供給する液体燃料の量を増加させる補正を行うと共に、燃焼用空気温度検知器76の検知温度が所定温度(0℃)未満のときに前記油バーナ27へ供給する液体燃料の供給量を増加させる割合を大きくする制御を行うので、制御器兼制御手段といえるものである。
【0023】
このように構成された温水式暖房装置では、その図示しない室内のリモコンの運転スイッチが押されることにより、床暖房が行われる。図5に示すように、燃焼装置は、運転信号を入力すると最初に燃焼用空気温度検知器76の温度Tを入力し(ST1)、この温度が所定の温度より高いか、低いかを判断する(ST2)。所定温度(0℃)以上であれば、線A(図4参照)に応じた燃料の供給量として燃焼を制御する(ST3)。しかし、検知温度が所定温度(0℃)未満であれば、線Aより液体燃料の供給量の多い線B(図4参照)に応じた液体燃料量で燃焼を行う(ST4)。
【0024】
液体燃料を供給するための燃料ポンプ35としての電磁ポンプは、一般に、摺動部分を持っている(この実施例の電磁ポンプ)。また、回転部分を持っているものも考えられる。可動部分となるこのような電磁ポンプでは、温度低下により、動きが急激に悪くなる。また、液体燃料を送るものなので、温度低下により液体燃料の粘性もアップして、液体燃料を送りにくくなるものである。このため、従来のものでは、低温ほど燃料供給量を増大させているものの、液体燃料の供給量が適正のもの(あるいは目標量)より不足気味になって、燃焼が安定しなかったが、本願のものは、液体燃料が適正のものになるように制御手段によって、液体燃料の供給が制御されるので、空気と液体燃料との割合がほぼ適正のままに維持され、燃焼が安定し、有害な成分の排出も抑えられる。
【0025】
【0026】
【発明の効果】
この発明によれば、液体燃料を気化して燃焼させる気化式のバーナと、このバーナに液体燃料を供給するための燃料ポンプと、前記バーナに燃焼用空気を供給するための給気ファンと、この給気ファンを収容したファンケースと、このファンケースに吸込まれる燃焼用空気の温度を検知する燃焼用空気温度検知器と、給気ファン及び燃料ポンプを運転制御する制御手段とを備え、前記燃焼用空気温度検知器の検知温度に基づいて燃料ポンプによりバーナへ供給する燃料の供給量を補正するようにした燃焼装置において、前記制御手段は、前記燃焼用空気温度検知器の検知温度が、予め定められた所定温度を境にして、それ以上のときには燃料ポンプによる供給燃料の増加率を小さくし、それ未満のときには燃料ポンプによる供給燃料の増加率を大きくするように変化させる構成としたから、バーナに供給される燃焼用空気の温度が、例えば0℃未満の低温の場合と、0℃以上のそれ程低温ではない場合とで、燃料ポンプによって供給される燃料の増加率が変化し、その結果、バーナへ強制的に供給される燃焼空気供給量と燃料供給量との比率が広い温度領域において最適に維持され、安定した良好な燃焼状態を持続できて、燃焼性能が一層向上する。
【0027】
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の燃焼装置を用いた温水暖房装置の概略構成を示す説明図である。
【図2】 同燃焼装置の前面パネルを外した状態を示す正面図である。
【図3】 同燃焼装置の制御回路の概略構成を示すブロック図である。
【図4】 同燃焼装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】 同燃焼装置における検知温度と燃料供給量等との関係を示す線図である。
【符号の説明】
燃焼装置
27 油バーナ(気化式のバーナ)
35 燃料ポンプ
61 ファンケース
77 制御手段
76 燃焼用空気温度検知器
80 送風ファン(給気ファン)

Claims (2)

  1. 液体燃料を気化して燃焼させる気化式のバーナと、このバーナに液体燃料を供給するための燃料ポンプと、前記バーナに燃焼用空気を供給するための給気ファンと、この給気ファンを収容したファンケースと、このファンケースに吸込まれる燃焼用空気の温度を検知する燃焼用空気温度検知器と、給気ファン及び燃料ポンプを運転制御する制御手段とを備え、前記燃焼用空気温度検知器の検知温度に基づいて燃料ポンプによりバーナへ供給する燃料の供給量を補正するようにした燃焼装置において、
    前記制御手段は、前記燃焼用空気温度検知器の検知温度が、予め定められた所定温度を境にして、それ以上のときには燃料ポンプによる供給燃料の増加率を小さくし、それ未満のときには燃料ポンプによる供給燃料の増加率を大きくするように変化させる構成としたことを特徴とする燃焼装置。
  2. 前記予め定められた所定温度が0℃であることを特徴とする請求項1に記載の燃焼装置。
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