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JP3679779B2 - 情報提供システムおよび装置、通信端末装置、ならびに、プログラム - Google Patents
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情報提供システムおよび装置、通信端末装置、ならびに、プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報提供システムおよび装置、通信端末装置、ならびに、プログラムに関し、特に、簡易かつ効率的なプッシュ配信を実現する情報提供システムおよび装置、通信端末装置、ならびに、プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットなどの通信ネットワークを介して、サーバからクライアントに種々の情報を配信する場合において、更新された情報などを自動的に配信する、いわゆるプッシュ配信が知られている。このようなプッシュ配信においては、サーバが各クライアントを管理し、接続しているクライアントに対し自動配信する方式(サーバ主導型プッシュ)と、クライアントがサーバに定期的に配信情報の有無を問い合わせる方式(クライアント主導型プッシュあるいは擬似プッシュ)とがある。
【0003】
近年、携帯電話などの移動体通信端末を用いたインターネット利用やインスタントメッセージ交換などのデータ通信が盛んであるが、このような移動体通信ネットワークにおけるプッシュ配信では、擬似プッシュ方式である場合が多い。このため、クライアントである移動体通信端末から定期的に問い合わせを発信することになる。この場合、配信対象情報(コンテンツ)に変化がない場合であっても問い合わせを行うことになり、無駄な問い合わせが多く、ネットワークのトラフィックに負荷をかけることになる。また、この問い合わせ発信に対しても通信料が発生する場合においては、利用者の通信コストも増大する。
【0004】
一方、クライアントの移動体通信端末に、例えば、電子メールやSMS(Short Message Service)などで配信対象情報がある旨を通知し、この通知に応じてサーバにアクセスして情報取得することでプッシュ配信を実現する方法もあるが、電子メールによる通知ではそれ自体に通信料が発生する場合があり、情報配信者の通信コスト負担が増大してしまう。
【0005】
また、移動体通信ネットワーク上でプッシュ配信を実現するためには、例えば、SIP(Session Initiation Protocol)などの所定の呼制御プロトコルなどを用いることが必要な場合もあり、これらのプロトコルに対応していない端末にはプッシュ配信できないという問題もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、簡易かつ効果的なプッシュ配信を実現する情報提供システムおよび装置、通信端末装置、ならびに、プログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかる情報提供システムは、
通信回線を介して相互に接続されたセンタと複数の通信端末装置から構成され、前記センタから各前記通信端末装置に所定の情報を提供する情報提供システムであって、
前記センタは、
予め登録されたユーザが使用する前記通信端末装置に所定の情報を提供すべき事由が発生したか否かを判別する提供要否判別手段と、
前記提供要否判別手段が情報提供すべき事由が発生したと判別した場合、前記通信端末装置に対して音声通信に基づく発呼をし、通信路が確立しないように回線切断することにより、前記センタを指定する情報を通知する通知手段と、を備え、
前記通信端末装置は、
少なくとも前記通知手段による発呼を着信し、前記通知を取得する着信手段と、
前記着信手段が取得した通知に基づいて、前記センタに情報提供を要求する情報要求手段と、を備え、
前記センタはさらに、
前記情報要求手段による要求に応じて、当該通信端末装置に提供すべき情報を提供する情報提供手段を備える、
ことを特徴とする。
【0008】
このような構成によれば、例えば、携帯電話などの移動体通信端末(クライアント)に情報をプッシュ配信する場合などにおいて、配信先の移動体通信端末に音声通信による発呼を行うことで、移動体通信端末のいわゆる着信履歴に配信元(サーバ)からの着信を記録する(プッシュ配信通知)。移動体通信端末は、着信履歴にサーバからの着信がある場合、サーバに対しプッシュ配信を要求することで、所定の情報が配信される。サーバ側は、配信すべき情報がある場合のみ、対象となる移動体通信端末に発呼すればよいので、クライアントからサーバに対し、定期的に問い合わせる必要がない。このため、無駄な問い合わせがなくなり、ネットワーク負荷を軽減することができる。また、通常の移動体通信端末が当然に有する音声通信機能を用いているので、特別な呼制御プロトコルなどを必要とせず、あらゆる端末に対して簡易にプッシュ配信を実現することができる。
【0009】
また、サーバからの発呼の際に、例えば、クライアントでの着信と同時に回線を切断するなどにより、サーバとクライアント間での音声通信の通信路が確立されないようにクライアントに着信させる。これにより、通信料などのコストを発生させることなく、クライアントの着信履歴にサーバからの着信を記録させることができ、通信コストを軽減したプッシュ配信を実現することができる。
【0010】
さらに、例えば、登録してある通信相手の状態(ステータス)に応じてメッセージ交換などを行うインスタントメッセージ(IM)などにおいて、あるユーザのステータスが変化したことをリアルタイムで通信相手に通知(プッシュ配信)することができる。この場合、上述のプッシュ配信通知は、対象となるユーザのステータスが変化した場合のみに行われ、また、クライアントからのプッシュ配信要求もこれに付随して行われるため、最小限の通信で効率的にIMサービスを提供・利用することができる。
【0011】
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点にかかる情報提供装置は、
所定の通信端末装置を指定する情報を登録する端末指定情報登録部と、
前記通信端末装置に提供する情報を蓄積する提供情報蓄積部と、
前記提供情報蓄積部に蓄積された情報を所定の前記通信端末装置に提供すべき事由が発生したか否かを判別する提供要否判別部と、
前記提供要否判別部が情報提供すべき事由が発生したと判別した場合、提供すべき前記通信端末装置に対し、通信回線を介した音声通信に基づく発呼を行うことで、少なくとも自己を指定する情報を通知する通知部と、
前記通知部による通知に対する応答を当該通信端末装置から受信する応答受信部と、
前記応答受信部による応答の受信を契機に、提供すべき情報を当該通信端末装置に提供する情報提供部と、を備え、
前記通知部は、前記発呼に対する前記提供先通信端末装置の着信を検出し、着信検出に基づいて回線切断することにより、該提供先通信端末装置との通信路が確立されないよう該発呼にかかる通信を制御する、
ことを特徴とする。
【0012】
上記情報提供装置は、
前記所定の通信端末装置および該通信端末装置の使用者の状態を示す状態情報を当該通信端末装置から順次取得する状態情報取得部をさらに備えることが望ましく、この場合、
前記提供情報蓄積部は、前記状態情報取得部が取得した状態情報を提供情報として記録し、
前記提供要否判別部は、前記提供情報蓄積部に記録された状態情報に変化があった場合、当該状態情報を提供すべき事由が発生したと判別するものとすることができる。
【0013】
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点にかかるプログラムは、
コンピュータを、上記情報提供装置として機能させることを特徴とする。
【0014】
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点にかかる通信端末装置は、
通信回線を介して音声通信とデータ通信とを行う通信端末装置であって、
当該通信端末装置にデータ通信により所定の情報を提供するサーバ装置を指定するサーバ指定情報を予め登録するサーバ指定情報登録部と、
音声通信による着信履歴を示す着信履歴情報を記録する着信履歴記録部と、
前記着信履歴記録部に記録された着信履歴情報に、前記サーバ指定情報登録部に登録されたサーバ指定情報が含まれているか否かを判別する着信判別部と、
前記着信判別部が、前記着信履歴情報に前記サーバ指定情報が含まれていると判別した場合、データ通信により前記サーバ装置に応答する応答部と、
前記応答部による応答に応じて前記サーバ装置が提供する情報をデータ通信により取得する情報取得部と、
前記通信端末装置および該通信端末装置の使用者の状態を検出する状態検出部と、
前記状態検出部が検出した状態に基づいて、前記情報取得部による情報取得の許否を判別する取得許否判別部と、を備え、
前記応答部は、前記取得許否判別部が情報取得を許可すると判別した場合に、前記サーバ装置に応答する、
ことを特徴とする。
【0015】
上記目的を達成するため、本発明の第5の観点にかかるプログラムは、
コンピュータを、上記通信端末装置として機能させることを特徴とする。
【0016】
上記目的を達成するため、本発明の第の観点にかかるプログラムは、
通信端末装置を制御するコンピュータに、
当該通信端末装置にデータ通信により所定の情報を提供するサーバ装置を指定するサーバ指定情報を予め登録する機能と、
前記サーバ装置からの音声通信を着信した場合、該サーバに回線切断させる機能と、
音声通信による着信履歴を示す着信履歴情報を記録する機能と、
記録された着信履歴情報に、登録されたサーバ指定情報が含まれているか否かを判別する機能と、
前記着信履歴情報に前記サーバ指定情報が含まれていると判別された場合、データ通信により前記サーバ装置に応答する機能と、
前記応答に応じて前記サーバ装置が提供する情報をデータ通信により取得する機能と、
を実現させることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる実施の形態を図面を参照して説明する。
【0018】
図1は本発明の実施の形態にかかる情報提供システムを示す図である。図示するように、本実施の形態にかかる情報提供システム1は、センタ100と、端末装置200と、から構成され、それぞれが通信ネットワーク10、20を介して相互に接続されている。なお、本実施の形態では、センタ100が、所定の端末装置200間でのインスタントメッセージ(以下、「IM」とする)による通信サービスを提供するIMサーバとして機能するものとし、ユーザ間でIM通信を行う際に用いられる各ユーザのステータス情報を所定の端末装置200にプッシュ配信するものとする。すなわち、センタ100が、各端末装置200(あるいはそのユーザ)の状態(以下、「ステータス」とする)を随時取得し、他の端末装置200に通知することで、IMサービスにログインしている端末装置200同士でのIM通信を実現するものである。
【0019】
ここで、通信ネットワーク10は、例えば、公衆電話交換回線網(PSTN(Public Switched Telephone Network))などの回線交換方式の電話回線網などから構成され、電話端末間の音声通信を媒介する。また、通信ネットワーク20は、例えば、所定の通信プロトコル(例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)など)を用いたデータ通信を行うための通信回線である。
【0020】
センタ100は、例えば、メインフレームやワークステーションなどの所定のコンピュータ装置から構成され、後述する各処理を実行することにより、各端末装置200に情報を提供するものである。センタ100の構成を図2を参照して説明する。
【0021】
図2はセンタ100の構成を示すブロック図である。図示するように、センタ100は、制御部110と、音声通信制御部120と、データ通信制御部130と、ユーザ情報データベース140と、入力部150と、出力部160と、から構成される。
【0022】
制御部110は、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)などから構成され、センタ100の各部を制御するとともに、所定の動作プログラムを実行することで、後述する各処理を実現する。
【0023】
音声通信制御部120は、例えば、モデムやTA(Terminal Adapter:ターミナル・アダプタ)などの音声通信用の所定の通信装置から構成され、センタ100と通信ネットワーク10とを接続し、端末装置200との間の音声通信を制御する。
【0024】
データ通信制御部130は、例えば、ルータなどのデータ通信用の所定の通信装置から構成され、センタ100と通信ネットワーク20とを接続し、センタ100と端末装置200との間のデータ通信を制御する。なお、本実施の形態におけるIMを用いた通信は、IMサーバであるセンタ100が、データ通信制御部130および通信ネットワーク20を介して各端末装置200を相互接続させることで実現されるものである。
【0025】
ユーザ情報データベース140は、例えば、ハードディスク装置などの書換可能な記憶装置から構成され、本実施の形態にかかる情報提供システム1による情報提供サービスを利用するユーザ、すなわち、端末装置200のユーザに関する情報が予め登録されている。図3に、ユーザ情報データベース140に記録される情報の例を示す。
【0026】
図示するように、ユーザ情報データベース140には、各ユーザに割り当てられたユーザID毎にレコードが作成され、各レコードには、当該ユーザが使用する端末装置200を特定するための情報(「端末特定情報」)、すなわち、音声通信における特定情報(例えば、電話番号)、および、データ通信における特定情報(例えば、IP(Internet Protocol)アドレス)、当該ユーザの現在のステータスを示す情報(「ステータス」)、センタ100によるプッシュ配信の要否を示すプッシュ配信要否フラグ、IMによる通信相手となる他のユーザを示す情報(「通信対象ユーザ」)、などが記録される。ここで、プッシュ配信要否フラグは、「1」である場合は「プッシュ配信要」を示し、「0」である場合は「プッシュ配信不要」を示す。なお、ユーザ情報データベース140に記録される情報のうち、「端末特定情報」はユーザによる事前登録により予め記録され、「ステータス情報」は各端末装置200から随時自動的に取得され、「プッシュ配信要否フラグ」はユーザにより随時変更設定され、「通信対象ユーザ情報」は事前登録あるいはユーザによる随時変更設定により記録されるものである。
【0027】
入力部150は、例えば、キーボードやポインティングデバイスなどの所定の入力装置から構成され、制御部110への指示の入力やユーザ情報データベース140への情報の入力などに用いられる。
【0028】
出力部160は、例えば、ディスプレイ装置などの所定の出力装置から構成され、制御部110の処理結果などを出力する。
【0029】
次に、端末装置200の構成について説明する。端末装置200は、例えば、携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)などの移動体通信端末から構成され、少なくとも、音声通信およびIMを用いたデータ通信可能に構成されている。端末装置200の構成を図4を参照して説明する。
【0030】
図示するように、端末装置200は、制御部210と、通信制御部220と、着信情報格納部230と、プログラム格納部240と、状態情報格納部250と、入力部260と、出力部270と、から構成されている。
【0031】
制御部210は、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)などから構成され、端末装置200の各部を制御するとともに、後述するプログラム格納部に格納されている動作プログラムを実行することで、後述する各処理を実現する。
【0032】
通信制御部220は、当該端末装置200が採用する通信方式に対応した所定の通信装置(回路、モジュール、アンテナ、など含む)から構成され、端末装置200を通信ネットワーク10,20に接続し、音声通信及びデータ通信を行う。
【0033】
着信情報格納部230は、例えば、フラッシュメモリなどの書換可能な記憶装置から構成され、端末装置200による音声通信での着信に関する情報(いわゆる、着信履歴)を記録する。着信履歴には少なくとも発信元の電話番号情報が含まれるものとする。
【0034】
プログラム格納部240は、例えば、フラッシュメモリなどの書換可能な記憶装置から構成され、本実施の形態にかかる各処理を実現するための所定の動作プログラムや必要なデータを格納する。ここで動作プログラムには、IMによる通信を行うためのプログラム(以下、「IMプログラム」とする)も含まれるものとする。また、音声通信およびデータ通信の双方においてセンタ100を特定するための情報(すなわち、電話番号やIPアドレスなど)は、動作プログラムとともにプログラム格納部240に格納されるものとする。プログラム格納部240に格納される動作プログラムやデータは、例えば、通信ネットワーク20を介してセンタ100から提供されるものとする。
【0035】
状態情報格納部250は、例えば、フラッシュメモリなどの書換可能な記憶装置から構成され、プログラム格納部240に格納されている動作プログラムによる動作に基づいて検出された、端末装置200あるいはユーザの状態を示す情報(以下、「ステータス情報」とする)を格納する。ステータス情報は、ユーザの任意入力によるものの他、動作プログラムに基づいて制御部210が検出するものが含まれる。例えば、ユーザが、「会議中」、「多忙」、などを入力した場合は、その旨を示すステータス情報が格納される。また、例えば、IMプログラムが起動していない場合や端末装置200の電源がOFFとなっている場合の他、端末装置200が、例えば、「スリープ状態」、「着信音OFF設定」、「(自動車の)運転中モード」、などの所定の動作制限状態である場合は、制御部210がそれらを検出し、その旨を示すステータス情報が格納される。
【0036】
入力部260は、例えば、テンキーやその他のキーおよび各種スイッチ類などの他、マイクなどの音声入力装置などから構成され、端末装置200に所定の情報(電話番号など)や指示(状態設定やIM通信に伴う各種指示、など)、および、音声情報などを入力する。
【0037】
出力部270は、例えば、液晶表示装置などから構成されるディスプレイ装置やスピーカなどから構成され、各種操作画面やセンタ100から受信した情報、および、音声通信で受信する音声信号などを出力する。
【0038】
次に、本実施の形態にかかる情報提供システム1における、センタ100および端末装置200が行う各処理を図面を参照して説明する。
【0039】
まず、センタ100によるプッシュ配信の事前処理として、端末装置200による端末状態通知処理およびセンタ100によるプッシュ配信準備処理を図5のフローチャートを参照して説明する。
【0040】
端末装置200の制御部210は、端末装置200あるいはユーザのステータスを検出する(ステップS101)。ここでは、上述のように、ユーザによる入力部260を用いた指示入力の検出の他、端末装置200や動作プログラムの起動状態などを検出する。
【0041】
ここで、検出したステータスが、検出前と変化している場合(ステップS102:Yes)、制御部210は通信制御部220を制御して、検出したステータスを示す情報(以下、「現在ステータス情報」とする)をセンタ100に送信する(ステップS103)。現在ステータス情報は、状態情報格納部250にも格納される。
【0042】
ステップS103での現在ステータス情報の送信後、あるいは、ステータスに変化がなかった場合(ステップS102:No)、制御部210は、プッシュ配信要否フラグの設定が変更されたか否かを検出する(ステップS104)。ここでは、ユーザによる任意入力による変更、あるいは、ステップS102で検出したステータスの変化に応じて自動的にフラグの変更を行う。すなわち、センタ100からのプッシュ配信の要否をユーザが任意に決定してもよく、あるいは、現在ステータスがIM通信可能状態に変化(例えば、「会議中」から「食事中」への変化や、「スリープ状態」から「アクティブ状態」への変化)したことを契機に、制御部210がプッシュ配信を要求するように自動的にフラグを変更してもよい。フラグが変更された場合(ステップS104:Yes)は、通信制御部220を制御し、変更後のフラグ設定を示す情報をセンタ100に送信する(ステップS105)。
【0043】
また、フラグに変化がない場合(ステップS104:No)は、処理を終了する。この端末状態通知処理は、随時繰り返し実行される。
【0044】
一方、センタ100では、データ通信制御部130が、端末装置200から現在ステータス情報及び/又は変更後フラグ情報を受信すると(ステップS201、S203)、制御部110がユーザ情報データベース140にアクセスし、対応するユーザのレコードの「ステータス」及び/又は「プッシュ配信要否フラグ」を、受信した情報に基づいて更新して(ステップS202、S204)、処理を終了する。このプッシュ配信準備処理は、随時繰り返し実行される。すなわち、ユーザ情報データベース140には、各端末装置200の現在の「ステータス」および「プッシュ配信要否フラグ」が記録される。
【0045】
次に、センタ100による配信通知処理を図6のフローチャートを参照して説明する。この配信通知処理は、ユーザ情報データベース140のステータス情報の更新(ステップS202)を契機に実行される。
【0046】
制御部110は、ステータス情報が更新されたユーザのレコードを参照し、「通信対象ユーザ」に他のユーザIDが設定されているか否かを判別する(ステップS301)。
【0047】
ここで、「通信対象ユーザ」が設定されている場合(ステップS301:Yes)、制御部110は、当該通信対象ユーザのユーザID情報を取得する(ステップS302)。一方、「通信対象ユーザ」の設定がない場合(ステップS301:No)は、処理を終了する。
【0048】
制御部110は、ユーザ情報データベース140にアクセスし、ステップS302で取得したユーザIDのレコードの「プッシュ配信要否フラグ」を参照し、フラグがON(「1」)となっているか否かを判別する(ステップS303)。すなわち、当該ユーザが、IM通信に用いるステータス情報のプッシュ配信を希望しているか否かを判別する。
【0049】
ここで、当該ユーザのフラグがONである場合(ステップS303:Yes)、制御部110は、当該ユーザのレコードから、音声通信の端末特定情報(すなわち、電話番号)を取得する(ステップS304)。一方、フラグがOFF(「0」)である場合(ステップS303:No)は、処理を終了する。
【0050】
制御部110は、音声通信制御部120を制御し、通信ネットワーク10を介して、ステップS304で取得した電話番号宛に発呼する(ステップS305)。制御部110は、この発呼が相手先の端末装置200で着信されたか否かを検出し(ステップS306)、着信の検出後(ステップS306:Yes)、直ちに当該回線を切断し(ステップS307)、処理を終了する。ここでは、端末装置200での着信に対する応答など(例えば、通話ボタンの押下)によってセンタ100−端末装置200間の通信路が確立される前(すなわち、通話可能状態となる前)に回線を切断するようにする。このためには、端末装置200での着信とほぼ同時に回線を切断する。この場合、例えば、当該端末装置200を管轄する局内交換機による呼び出し信号の発信を検出することで、端末装置200への着信を検出することができる。ここでは、例えば、センタ100が通信ネットワーク10を用いた通信での音声信号をモニタし、ダイヤルトーンと呼び出し信号との音声の相違を検知するなどにより呼び出し信号の発信を検出することができる。
【0051】
端末装置200では、管轄局内交換機からの呼び出し信号を受信すると、発信元(この場合センタ100)の電話番号を示す情報が通知され、着信情報格納部230に記録される(着信履歴)。すなわち、通信路が未確立であるため、当該音声通信に対する通信料(通話料)などの通信コストを発生させることなく、端末装置200の着信履歴にセンタ100からの着信があった旨を記録させることができる。これにより、対象となる端末装置200に、プッシュ配信対象の情報(この場合、他ユーザのステータス変化)がある旨を黙示的に通知する(以下、「プッシュ配信通知」とする)。
【0052】
次に、センタ100から配信通知を受けた端末装置200によるプッシュ配信要求処理およびセンタ100によるプッシュ配信処理を図7のフローチャートを参照して説明する。
【0053】
端末装置200の制御部210は、例えば、処置のタイマ割込などにより、図7に示すプッシュ配信要求処理を所定期間毎に起動すると、着信情報格納部230を検索し(ステップS401)、着信履歴にセンタ100を指定する電話番号情報(以下、「センタ指定番号情報」とする)が記録されているか否かを判別する(ステップS402)。なお、センタ指定番号情報は、プログラム格納部240に、動作プログラムとともに予め記録されているものとし、制御部210は、プログラム格納部240に記録されたセンタ指定番号情報と着信履歴に記録されている各電話番号情報とを比較することで、センタ指定番号情報の有無を判別する。
【0054】
センタ100からの着信(すなわち、プッシュ配信通知)があった場合(ステップS402:Yes)、制御部210は、状態情報格納部250に記録されている現在ステータス情報を参照し、現在IM通信が可能な状態(以下、「通信可能状態」)であるか否かを判別する(ステップS403)。ここで、通信可能状態とは、端末装置200や動作プログラムの起動状態が物理的に通信可能である場合の他、ユーザが、例えば、「会議中」や「(自動車の)運転中」などといった、端末装置200の操作やIM通信を行うのにふさわしくない状態以外の状態などをいうものとする。
【0055】
通信可能状態である場合(ステップS403:Yes)、制御部210は、通信制御部220を制御し、当該端末装置200を識別するための情報とともに所定の要求コマンドや問い合わせコマンドをセンタ100に送信するなどして、センタ100からのプッシュ配信通知に応答する(ステップS404)。
【0056】
プッシュ配信通知がない場合(ステップS402:No)や通信可能状態ではない場合(ステップS403:No)は、センタ100への応答を行わずに処理を終了する。
【0057】
センタ100では、データ通信制御部130が端末装置200からの応答を受信すると(ステップS501)、制御部110がユーザ情報データベース140にアクセスし、当該端末装置200のユーザのレコードを参照する(ステップS502)。
【0058】
制御部110は、当該レコードから、当該ユーザの通信相手として「通信対象ユーザ」に登録されている他ユーザのユーザIDを取得する。制御部110は、取得した他ユーザのユーザIDに対応するレコードを参照して、当該他ユーザのステータス情報を取得する(ステップS503)。
【0059】
制御部110は、データ通信制御部130を制御し、ステップS503で取得した他ユーザのステータス情報を、要求元の端末装置200に送信し(ステップS504)、処理を終了する。
【0060】
端末装置200では、通信制御部220が、センタ100から他ユーザのステータス情報を受信し(ステップS405)、処理を終了する。端末装置200では、通信相手として登録してある他ユーザの現在ステータス情報が取得でき、これを用いて所望のIM通信を行う。
【0061】
以上説明したように、本発明の実施の形態にかかる情報提供システム1によれば、配信対象となる情報に変化があった場合のみに、対象となる端末装置200にプッシュ配信することができるので、ネットワーク負荷を低減し、効率的にプッシュ配信することができる。
【0062】
また、センタ100から端末装置200へのプッシュ配信通知を、音声通信に基づく発呼により行い、かつ、通信路を確立させないので、センタ100からプッシュ配信通知に通信料等のコストが発生しない。また、端末装置200からのプッシュ配信要求も、配信対象情報が変化した場合のみに行われるので、端末装置200にかかる通信コストも最小限にすることができる。
【0063】
さらに、通常の移動体通信端末が当然に備える音声通信機能を用いてプッシュ配信の通知を行い、これを契機にプッシュ配信のための諸手順がなされるので、プッシュ配信を実現するために通常必要となる呼制御プロトコル等を必要としない。したがって、そのようなプロトコルに対応していない端末に対しても、プッシュ配信を行うことができる。
【0064】
上記実施の形態では、ユーザ間のIM通信に用いられるステータス情報をプッシュ配信する場合を例に説明したが、本発明の適用対象はこれに限られない。例えば、ニュースや各種ソフトウェアなどをプッシュ配信する場合などにおいても、本発明を適用することができる。
【0065】
上記実施の形態では、センタ100から端末装置200に対するプッシュ配信通知において、通信路を確立させないために端末装置200での着信と同時に回線を切断するようにしたが、通信路を確立させないのであれば、その方法は任意である。例えば、端末装置200側の動作プログラムにより、着信にかかるセンタ指定番号を識別し、通信路を確立させないように制御してもよい。例えば、センタ指定番号を認識した場合に、所定の応答コマンドなどを返送し、これに応じてセンタ100が回線を切断するようにしてもよい。
【0066】
また、上記実施の形態では、プッシュ配信通知がなされたか否かを、着信履歴を事後的に参照することで判別したが、必要に応じてプッシュ配信通知に対する応答が可能であれば任意の方法が適用可能である。例えば、端末装置200の動作プログラムにより、着信と同時にセンタ100からの着信であるか(すなわち、プッシュ配信通知であるか)否かを判別し、必要に応じて即時的に応答するようにしてもよい。この場合、着信にかかる電話番号がセンタ指定番号であるか否かの判別をすることなく、センタ100にプッシュ配信対象情報の有無を問い合わせるようにしてもよい。これにより、端末装置200が着信履歴に発信元の電話番号情報を記録できない場合であっても、本発明を適用することができる。
【0067】
上記実施の形態では、端末装置200として移動体通信端末を例に説明したが、音声通信とデータ通信の双方が可能であれば、任意の装置を端末装置200として採用可能である。この場合、例えば、音声通信とデータ通信を行うことができるモデムなどの通信装置を接続(あるいは装着)した、パーソナルコンピュータやPDA(Personal Data Assistance:携帯情報端末)などを用いてもよい。
【0068】
なお、本発明の実施の形態にかかるセンタ100は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、汎用コンピュータに、上述の処理を実行するためのプログラムを格納した記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROMなど)から当該プログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行するセンタ100を構成することができる。
【0069】
また、本実施の形態にかかる端末装置200についても同様に、任意の装置に上述の処理を実行するためのプログラムをインストールすることにより、本実施の形態にかかる端末装置200を構成することができる。
【0070】
そして、これらのプログラムを供給するための手段は任意である。上述のように所定の記録媒体を介して供給できる他、例えば、通信回線、通信ネットワーク、通信システムなどを介して供給してもよい。この場合、例えば、通信ネットワークの掲示板(BBS)に当該プログラムを掲示し、これをネットワークを介して搬送波に重畳して提供してもよい。そして、このように提供されたプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行することができる。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、簡易かつ効率的なプッシュ配信を実現する情報提供システム等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる情報提供システムの構成を示す図である。
【図2】図1に示すセンタの構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示すユーザ情報データベースに蓄積される情報の例を示す図である。
【図4】図1に示す端末装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる端末状態通知処理およびプッシュ配信準備処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態にかかる配信通知処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態にかかるプッシュ配信要求処理およびプッシュ配信処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 通信ネットワーク
20 通信ネットワーク
100 センタ
200 端末装置

Claims (7)

  1. 通信回線を介して相互に接続されたセンタと複数の通信端末装置から構成され、該センタから該通信端末装置に所定の情報を提供する情報提供システムであって、
    前記センタは、
    予め登録されたユーザが使用する前記通信端末装置に所定の情報を提供すべき事由が発生したか否かを判別する提供要否判別手段と、
    前記提供要否判別手段が情報提供すべき事由が発生したと判別した場合、前記通信端末装置に対して音声通信に基づく発呼をし、通信路が確立しないように回線切断することにより、前記センタを指定する情報を通知する通知手段と、を備え、
    前記通信端末装置は、
    少なくとも前記通知手段による発呼を着信し、前記通知を取得する着信手段と、
    前記着信手段が取得した通知に基づいて、前記センタに情報提供を要求する情報要求手段と、を備え、
    前記センタはさらに、
    前記情報要求手段による要求に応じて、当該通信端末装置に提供すべき情報を提供する情報提供手段を備える、
    ことを特徴とする情報提供システム。
  2. 所定の通信端末装置を指定する情報を登録する端末指定情報登録部と、
    前記通信端末装置に提供する情報を蓄積する提供情報蓄積部と、
    前記提供情報蓄積部に蓄積された情報を所定の前記通信端末装置に提供すべき事由が発生したか否かを判別する提供要否判別部と、
    前記提供要否判別部が情報提供すべき事由が発生したと判別した場合、提供すべき前記通信端末装置に対し、通信回線を介した音声通信に基づく発呼を行うことで、少なくとも自己を指定する情報を通知する通知部と、
    前記通知部による通知に対する応答を当該通信端末装置から受信する応答受信部と、
    前記応答受信部による応答の受信を契機に、提供すべき情報を当該通信端末装置に提供する情報提供部と、を備え、
    前記通知部は、前記発呼に対する前記提供先通信端末装置の着信を検出し、着信検出に基づいて回線切断することにより、該提供先通信端末装置との通信路が確立されないよう該発呼にかかる通信を制御する、
    ことを特徴とする情報提供装置。
  3. 前記所定の通信端末装置および該通信端末装置の使用者の状態を示す状態情報を当該通信端末装置から順次取得する状態情報取得部をさらに備え、
    前記提供情報蓄積部は、前記状態情報取得部が取得した状態情報を提供情報として記録し、
    前記提供要否判別部は、前記提供情報蓄積部に記録された状態情報に変化があった場合、当該状態情報を提供すべき事由が発生したと判別する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報提供装置。
  4. コンピュータを、請求項2または3に記載の情報提供装置として機能させることを特徴とするプログラム。
  5. 通信回線を介して音声通信とデータ通信とを行う通信端末装置であって、
    当該通信端末装置にデータ通信により所定の情報を提供するサーバ装置を指定するサーバ指定情報を予め登録するサーバ指定情報登録部と、
    音声通信による着信履歴を示す着信履歴情報を記録する着信履歴記録部と、
    前記着信履歴記録部に記録された着信履歴情報に、前記サーバ指定情報登録部に登録されたサーバ指定情報が含まれているか否かを判別する着信判別部と、
    前記着信判別部が、前記着信履歴情報に前記サーバ指定情報が含まれていると判別した場合、データ通信により前記サーバ装置に応答する応答部と、
    前記応答部による応答に応じて前記サーバ装置が提供する情報をデータ通信により取得する情報取得部と、
    前記通信端末装置および該通信端末装置の使用者の状態を検出する状態検出部と、
    前記状態検出部が検出した状態に基づいて、前記情報取得部による情報取得の許否を判別する取得許否判別部と、を備え、
    前記応答部は、前記取得許否判別部が情報取得を許可すると判別した場合に、前記サーバ装置に応答する、
    ことを特徴とする通信端末装置。
  6. コンピュータを、請求項5に記載の通信端末装置として機能させることを特徴とするプログラム。
  7. 通信端末装置を制御するコンピュータに、
    当該通信端末装置にデータ通信により所定の情報を提供するサーバ装置を指定するサーバ指定情報を予め登録する機能と、
    前記サーバ装置からの音声通信を着信した場合、該サーバに回線切断させる機能と、
    音声通信による着信履歴を示す着信履歴情報を記録する機能と、
    記録された着信履歴情報に、登録されたサーバ指定情報が含まれているか否かを判別する機能と、
    前記着信履歴情報に前記サーバ指定情報が含まれていると判別された場合、データ通信により前記サーバ装置に応答する機能と、
    前記応答に応じて前記サーバ装置が提供する情報をデータ通信により取得する機能と、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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