JP3680082B2 - 回転バケットの底蓋開閉装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケリーバに取り付けられ杭孔を掘削する回転バケットの底蓋を開閉する回転バケットの底蓋開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図13、図14に示すように、ケリーバ105により回転させて掘削すると共に地上に引き上げて、内部の土砂を排出する回転バケット100が知られている。この回転バケット100は、筒状のバケット本体102の上部に筒部104が形成され、この筒部104がケリーバ105に固定される。また、バケット本体102の下部には、掘削ビット106が設けられた底蓋108が、ヒンジ110により開閉可能に設けられている。
【0003】
バケット本体102が底蓋108により閉塞されて収納室112が形成され、底蓋108には、掘削ビット106により掘削された土砂を収納室112に取り込む窓114が形成されている。また、回転バケット100には、止め具116が鉛直な軸の廻りに揺動可能に支承されており、止め具116の先端には、略三角形の係合部118が形成されている。底蓋108には、この係合部118に対応した矩形の貫通孔120が穿設されており、貫通孔120を通して係合部118を底蓋108から突き出し、止め具116を所定角度揺動させることにより、係合部118と貫通孔120との位相がずれて、底蓋108を閉じた状態に保持できるようにされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした従来のものでは、回転バケット100を地上に引き上げて、内部の土砂を排出する際には、クレーン等のオペレータと他の作業者との共同作業により行っている。その際、オペレータがクレーンを操作して、回転バケット100を地上の排土場所に降ろした状態で、作業者が止め具116を手で、あるいは鈎状の棒を用いて底蓋108の開き側に止め具116を揺動させている。
【0005】
そして、その状態から回転バケット100をゆっくり上昇させることにより、底蓋108が開いて排出しているが、止め具116の操作のために、クレーンのオペレータ以外に作業者が必要である。底蓋108の開閉のために専用の作業者を配置することは、効率が悪く、施工コストの上昇につながる。作業者を他の作業との兼用とすると、兼用する作業とのタイミングによっては、作業者が都合よくその場にいない場合もあり、効率の低下につながる。
【0006】
また、排出される土砂は、孔壁崩壊防止用安定液を含んでいる場合が多いので、排出場所は足場が悪く、特に、ダンプカーの荷台に排出する場合には、足場が悪い上に作業場所も狭く、止め具116の操作がし難いという問題があった。
本発明の課題は、操作性を改善して効率よく回転バケットの底蓋を開くことができる回転バケットの底蓋開閉装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するための次の手段を取った。即ち、
正逆回転するケリーバに取り付けられ正回転させながら杭孔を掘削する回転バケットの開閉可能に支持された底蓋を、該底蓋に係合する止め具により閉状態に保持する回転バケットの底蓋開閉装置において、
前記ケリーバと前記回転バケットとの間の所定角度の回転を許容すると共に、前記ケリーバの軸方向に掘削位置と吊上げ位置との間での所定量の移動を許容する接続機構により前記ケリーバと前記回転バケットとを接続し、前記掘削位置以外のときに、前記ケリーバの逆回転で前記止め具の係合を解除する解除機構を設け、
かつ、前記接続機構は、前記ケリーバ側に取り付けた脚部材と、前記回転バケット側に取り付けられ前記脚部材に当接して回転を伝達する伝達部材とを有し、前記掘削位置と前記吊上げ位置との間の中間位置のときに、前記ケリーバの逆回転で前記脚部材に形成した切欠に前記伝達部材が入り込み前記所定角度の回転を許容することを特徴とする回転バケットの底蓋開閉装置がそれである。
【0008】
また、正逆回転するケリーバに取り付けられ正回転させながら杭孔を掘削する回転バケットの開閉可能に支持された底蓋を、該底蓋に係合する止め具により閉状態に保持する回転バケットの底蓋開閉装置において、
前記ケリーバと前記回転バケットとの間の所定角度の回転を許容すると共に、前記ケリーバの軸方向に掘削位置と吊上げ位置との間での所定量の移動を許容する接続機構により前記ケリーバと前記回転バケットとを接続し、前記掘削位置以外のときに、前記ケリーバの逆回転で前記止め具の係合を解除する解除機構を設け、
かつ、前記接続機構は、前記ケリーバの軸方向に形成された摺動孔と、該摺動孔に摺動可能に挿入された接続軸とを備えると共に、前記摺動孔に溝を形成して該溝に前記接続軸に形成した突条を挿入し、かつ、前記掘削位置と前記吊上げ位置との間の中間位置のときに、前記ケリーバの逆回転で前記突条に形成した切欠に前記溝に形成した突部が入り込み前記所定角度の回転を許容することを特徴とする回転バケットの底蓋開閉装置がそれである。
【0009】
また、前記接続機構は、前記ケリーバの軸方向に形成された所定長さの大径孔と、該大径孔内を移動可能な大径軸部とを備え、前記掘削位置と前記吊上げ位置との間での所定量の移動を許容してもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。前述した図13、図14に示した回転バケット100と同じ部材については、同一番号を付して詳細な説明を省略する。
【0011】
図12に示すように、掘削装置は、自走式の本体1に設けられたブーム2の先端に回動可能に支承されたシーブ4に、ウインチ6によって繰り出し、あるいは巻き上げられるワイヤロープ8を巻き掛け、このワイヤロープ8の先端にケリーバ10をスイベルジョイント12で回転可能に吊下げて、ウインチ6を駆動することによりケリーバ10を昇降させることができるように構成されている。
【0012】
また、本体1に支持されたアーム14の先端に回転駆動機構16が配設されており、ケリーバ10がこの回転駆動機構16に挿通されて、回転駆動機構16の駆動によりケリーバ10が正逆回転されると共に、ケリーバ10が回転駆動機構16内を摺動して昇降可能に構成されている。回転バケット100の掘削ビット106により掘削が行われる回転方向を正回転とする。尚、掘削装置は、この場合に限らず、いわゆる杭打機のリーダに昇降可能に取り付けられた回転駆動機構に支持されたケリーバを正逆回転させる構成のものであっても同様に実施可能である。
【0013】
ケリーバ10の先端には、接続機構20を介して回転バケット100が取り付けられている。接続機構20は、図2に示すように、ケリーバ10が取付部材22に挿入され、ピン24により一体に連結されている。取付部材22はケリーバ10の軸方向と直交する平板状のフランジ部22aを備え、フランジ部22aには連結部材26のフランジ部26aが図示しないボルト等により取り付けられている。
【0014】
連結部材26には、取付部材22側から、ケリーバ10の軸方向に形成された所定長さの大径孔28、大径孔28に段部29を介して連接した摺動孔30が形成されており、大径孔28には接続軸32の大径軸部34が移動可能に挿入されている。摺動孔30には接続軸32のガイド軸部36が摺動可能に挿入されている。大径軸部34がフランジ部22aに当たって移動が規制される掘削位置と、大径軸部34が段部29に当たって移動が規制される吊上げ位置との間での所定量の移動が許容されるように構成されている。
【0015】
接続軸32の先端の角軸部38は、バケット本体102に取り付けられた取付部材40に挿入され、ピン42により一体に連結されている。ガイド軸部36と角軸部38との間には、大角軸部44が形成されており、大角軸部44には伝達部材46が挿入されて、ピン47により一体に連結されている。
【0016】
伝達部材46には、径方向に突出した2組の突部48a,48b,49a,49bが形成されており、この2組の突部48a,48b,49a,49bの間に、連結部材26に取り付けられ接続軸32の軸方向に延出された一対の脚部材50,51が挿入されている。2組の突部48a,48b,49a,49bの間隔と脚部材50,51の幅はほぼ等しく、連結部材26の回転を脚部材50,51、伝達部材46を介して接続軸32に伝達できるように、かつ、脚部材50,51が突部48a,48b,49a,49bの間を摺動できるように構成されている。
【0017】
また、脚部材50,51には、それぞれ矩形の切欠52,53が円周方向に形成されており、伝達部材46の一方の突部48a,49aの厚さは、この切欠52,53の幅より狭く形成されている。接続軸32の大径軸部34が掘削位置と吊上げ位置との中間位置にあるときに、連結部材26の逆回転で、切欠52,53に突部48a,49aが入り込み、連結部材26と伝達部材46との間で所定角度の回転が許容されるように構成されている。
【0018】
一方、伝達部材46には、止め具116に向かって径方向に突出された支点軸57が固定されており、支点軸57には解除レバー58が揺動可能に装着されている。解除レバー58の一端には、二股部60が形成されており、その間に止め具116の先端が挿入されて、解除レバー58の揺動により止め具116を揺動させることができるように構成されている。尚、止め具116は、図3に示すように、バケット本体102に立設された係止部材62に掛けられたばね64により、係合部118と貫通孔120との位相がずれる方向に揺動するように付勢されている。
【0019】
解除レバー58の他端側には、図3〜図5に示すように、連結軸66が支点軸57と直交する方向に摺動可能に挿入されており、連結軸66は支点軸57に揺動可能に支持された駆動レバー68にピン70により連結されている。連結軸66には、ばね71が挿着されて、一対のナット72,73が螺入されている。駆動レバー68が、図3に矢印で示す方向に揺動されたときには、連結軸66、ナット72,73、ばね71を介して解除レバー58も同方向に揺動するように構成されている。
【0020】
駆動レバー68には、支点軸57と平行に、連結部材26側に向かって突出された固定軸74が取り付けられており、連結部材26には、その外周に、固定軸74に対応して押し板75が取り付けられている。大径軸部34が中間位置にあり、かつ、連結部材26と伝達部材46との間の相対的な所定角度の回転が生じたときに、押し板75が固定軸74に当り、駆動レバー68を図3(イ)矢印方向に揺動するように構成されている。
【0021】
図3(ロ)の掘削位置にあるときに、駆動レバー68を実線の位置に保持して解除レバー58が解除側に揺動しないようにする保持板76が取り付けられている。尚、本実施例では、支点軸57、解除レバー58、連結軸66、駆動レバー68、ナット72,73、ばね71、固定軸74、押し板75により解除機構78が構成されている。
【0022】
次に、前述した本実施例の回転バケットの底蓋開閉装置の作動について説明する。
まず、ケリーバ10が吊り上げられると、ピン24、取付部材22を介して連結部材26が引き上げられる。これにより、大径軸部34は大径孔28内を摺動して段部29に当たった吊上げ位置となり、接続軸32、ピン42、取付部材40を介して回転バケット100が吊り上げられる。
【0023】
そして、回転バケット100が杭孔h内に降ろされ、図7(イ)に示すように、底蓋108が杭孔hの底に当たると、大径軸部34は大径孔28内を摺動して取付部材22のフランジ部22aに当たった掘削位置となり、ケリーバ10の自重が回転バケット100に加えられる。
【0024】
この状態で、回転駆動機構16によりケリーバ10が正回転されると、取付部材22、連結部材26、脚部材50,51が回転される。そして、脚部材50,51の端面と突部48a,49bとが当接して伝達部材46に回転が伝達され、接続軸32、取付部材40を介して回転バケット100が正回転される。
【0025】
よって、掘削ビット106により掘削され、掘削された土砂は底蓋108の窓114からバケット本体102内に取り込まれる。掘削が進み、バケット本体102内が取り込まれた土砂で満杯になると、回転駆動機構16による回転駆動が停止される。
【0026】
尚、ケリーバ10を正回転させて掘削している最中に、転石等のために一時的に逆回転させる必要が生じたときには、回転駆動機構16を逆回転させる。この逆回転も、大径軸部34がフランジ部22aに突き当たっている掘削位置にあるときには、切欠52,53と突部48a,49aとの上下位相が一致しないので、脚部材50,51と伝達部材46との間に所定角度の相対的な回転が生じない。よって、脚部材50,51を介して伝達部材46に逆回転がそのまま伝達される。
【0027】
ケリーバ10の回転が停止され、ケリーバ10が吊り上げられる。これにより、図2及び図7(ロ)に示すように、取付部材22を介して連結部材26が引き上げられ、大径軸部34が段部29に当たった吊上げ位置となり、接続軸32、ピン42、取付部材40を介して回転バケット100が吊り上げられる。
【0028】
そして、回転バケット100を杭孔hの外に引き上げ、図7(ハ)に示すように、底蓋108を地面GLに接触するように降ろす。底蓋108が地面GLに接触すると、大径軸部34が大径孔28内を摺動すると共に、脚部材50,51が突部48a,48b,49a,49b間を摺動する。大径軸部34が中間位置にまで摺動し、脚部材50,51の切欠52,53と突部48a,49aとの上下位相が一致したときには、ケリーバ10の下降を停止する。
【0029】
次に、回転駆動機構16によりケリーバ10を逆回転させ、取付部材22、連結部材26を介して脚部材50,51を逆回転させる。これにより、切欠52,53内に突部48a,49aが入り込み、脚部材50,51と伝達部材46との間に所定角度の相対的な回転が生じる。
【0030】
あるいは、ケリーバ10を逆回転させながら下降させ、図7(ハ)に示すように、底蓋108が地面GLに接触させると、底蓋108に取り付けている掘削ビット106と地面GLとの間に抵抗が生じる。そのままケリーバ10を逆回転させながら下降させると、脚部材50,51の切欠52,53と突部48a,49aとの上下位相が一致したときに、脚部材50,51と伝達部材46との間に所定角度の相対的な回転が生じる。
【0031】
この逆回転により、押し板75が固定軸74を押して駆動レバー68を支点軸57の廻りに揺動させる。その際、連結軸66、ナット72,73、ばね71を介して解除レバー58が揺動されて、止め具116を揺動させる。これにより、係合部118と貫通孔120との位相が一致して、底蓋108の係合が解除され、底蓋108を開けることができる状態とされる。尚、何等かの原因で止め具116を揺動させることができない状態となっているときには、ばね71が圧縮されて、駆動レバー68のみが揺動して、止め具116、解除レバー58、駆動レバー68等の破損を防止する。
【0032】
この状態で、再びケリーバ10を吊り上げると、図8(ニ)に示すように、脚部材50,51の切欠52,53に突部48a,49aが入り込んだ状態で、突部48a,49aを介して回転バケット100が吊り上げられる。よって、底蓋108はヒンジ110の廻りに揺動して、底蓋108が開かれ、バケット本体102内の土砂が排出される。
【0033】
バケット本体102の内壁等に土砂が張り付いて、排出し難いときには、回転駆動機構16を正逆回転させると、回転バケット100は慣性により回転し、切欠52,53から突部48a,49aが外れ、脚部材50,51が突部48a,48b,49a,49b間を摺動すると共に、大径軸部34が大径孔28内を摺動して段部29に当接する。よって、回転バケット100は、吊上げ位置にまで急激に落下し、その衝撃によりバケット本体102の内壁等に張り付いていた土砂が、図8(ホ)に示すように、排出される。尚、このとき、押し板75は固定軸74から離れ、止め具116はばね64の付勢力により揺動されて、解除レバー58、駆動レバー68を図3に実線で示す元の位置に戻す。
【0034】
土砂を排出後は、図8(ヘ)に示すように、ケリーバ10を下降させて、底蓋108を地面GLに接触させ、それを利用して、底蓋108をヒンジ110の廻りに閉じ側に揺動させる。係合部118が貫通孔120を貫通する際には、ばね64の付勢力に抗して揺動され、大径軸部34がフランジ部22aに当接し、掘削位置となったときには、係合部118と貫通孔120との位相がずれた状態となり、止め具116が底蓋108を閉じた状態に保持する。そして、再び、ケリーバ10を吊り上げて、回転バケット100を杭孔h内に挿入して、掘削を継続する。
【0035】
このように、本実施例の回転バケットの底蓋開閉装置によると、掘削装置のオペレータが、ケリーバ10の上下動を繰り返すと共に、回転駆動機構16によりケリーバ10を正逆回転させることにより、他の作業者の助けを借りることなく、底蓋108の開閉を行うことができる。よって、他の作業者の作業の進歩状況に影響されることなく、オペレータの操作のみで、連続して回転バケット100により掘削することができ、作業効率が向上する。
【0036】
また、脚部材50,51に切欠52,53を形成し、中間位置にあるときにケリーバ10を逆回転させると、連結部材26と伝達部材46との間で相対的な所定角度の回転が生じて、解除レバー58を揺動させる。よって、掘削位置や吊上げ位置にあるときにケリーバ10を逆回転させても、底蓋108が開くことはない。尚、本実施例では、回転バケット100としてドリリングバケットを例としたが、杭孔hの底部を拡張する際に用いられる拡底バケットであっても同様に実施可能である。
【0037】
次に、前述した実施例と異なる第2実施例について、図9〜図11によって説明する。尚、前述した実施例と同じ部材については同一番号を付して詳細な説明を省略する。
取付部材22に取り付けられた連結部材80には、大径孔28、大径孔28に段部29を介して連接した摺動孔81が形成されており、摺動孔81には、図10に示すように、軸方向に沿って一対の溝82,83が形成されている。そして、大径孔28には接続軸84の大径軸部34が移動可能に挿入されると共に、摺動孔81にはガイド軸部85が摺動可能に挿入されている。
【0038】
ガイド軸部85の外周には、溝82,83にそれぞれ挿入された一対の突条86,87が軸方向に沿って形成されており、連結部材80と接続軸84との間で相対的な所定角度の回転ができるように、突条86,87の幅は溝82,83の幅よりも狭く形成されている。
【0039】
突条86,87には、図9、図11に示すように、その中程に矩形の切欠86a(突条86についてのみ図示する)が形成されており、一方、溝82,83内に突出して矩形の突部82a(溝82についてのみ図示する)が形成されている。突部82aは、切欠86aに挿入できる大きさに形成されており、また、突部82aと溝82の側壁との間で突条86が摺動でき、かつ、連結部材80と接続軸84との間で相対的な回転が生じないように形成されている。
【0040】
更に、接続軸84の大径軸部34が掘削位置と吊上げ位置との中間位置にあるときに、連結部材80の逆回転で、切欠86aに突部82aが入り込み、連結部材80と伝達部材46との間で所定角度の回転が許容されるように構成されている。尚、他方の溝83の図示しない突部についても同様である。第2実施例では、連結部材80、接続軸84が接続機構94を構成している。
【0041】
この第2実施例では、ケリーバ10により、取付部材22を介して連結部材80が引き上げられると、大径軸部34が段部29に当たった吊上げ位置となり、接続軸84、取付部材40、ピン42を介して回転バケット100が吊り上げられる。そして、回転バケット100が杭孔h内に挿入され、底蓋108が底に当接すると、大径軸部34は大径孔28内を摺動してフランジ部22aに当たった掘削位置となる。
【0042】
回転駆動機構16を正回転させると、取付部材22、連結部材80、接続軸84、取付部材40を介して回転バケット100が回転されて掘削が行われる。その際、逆回転させても、突部82aと切欠86aとの上下位相が一致しないので、連結部材80と接続軸84との間で、相対的な回転は生じない。
【0043】
また、回転バケット100内が土砂で満杯になったときは、ケリーバ10を吊り上げる。これにより、大径軸部34が段部29に当たった吊上げ位置となって、回転バケット100が吊り上げられる。杭孔hの外部に回転バケット100を吊り出し、地面GLに底蓋108を接触させた状態に下降させて、突部82aと切欠86aとの上下位相を一致させ、回転駆動機構16を逆回転させる。あるいは、逆回転させながら下降させて、地面GLに底蓋108を接触させてもよい。
【0044】
これにより、突部82aと切欠86aとの上下位相が一致して、連結部材80と接続軸84との間で、相対的な所定角度の回転が生じ、押し板75により駆動レバー68を介して解除レバー58を揺動させる。これにより、止め具116が揺動されて、底蓋108の係合が解除される。
【0045】
そして、ケリーバ10を吊り上げることにより、前述したと同様に底蓋108が開き、内部の土砂が排出される。排出後は、前述した実施例と同様に、再び回転バケット100を下降させて、底蓋108を閉じてから、杭孔hに挿入して掘削を継続する。
【0046】
このように、第2実施例の場合でも、掘削装置のオペレータが他の作業者の助けを借りることなく、底蓋108の開閉を行うことができ、作業効率を向上させることができる。尚、請求項1、請求項3が第1実施例に対応し、請求項2、請求項3が第2実施例に対応する。
【0047】
以上本発明はこの様な実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
【0048】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明の回転バケットの底蓋開閉装置は、掘削装置のオペレータが他の作業者の助けを借りることなく、回転バケットの底蓋の開閉を行うことができ、作業効率を向上させることができるという効果を奏する。また、中間位置で、所定角度の回転を許容するので、掘削位置及び吊上げ位置でケリーバを逆回転させても底蓋が開くことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての回転バケットの底蓋開閉装置の要部正面図である。
【図2】本実施例の回転バケットの底蓋開閉装置の要部断面図である。
【図3】本実施例の回転バケットの底蓋開閉装置の要部側面図である。
【図4】図2のAA断面図である。
【図5】図3のBB拡大断面図である。
【図6】本実施例の回転バケットの底蓋開閉装置の要部分解斜視図である。
【図7】本実施例の回転バケットによる掘削から杭孔外部への取り出し順を示す説明図である。
【図8】本実施例の回転バケットによる底蓋の開閉順を示す説明図である。
【図9】第2実施例の回転バケットの底蓋開閉装置の要部断面図である。
【図10】図9のCC断面図である。
【図11】第2実施例の突条と溝との展開図である。
【図12】本実施例の掘削装置の全体正面図である。
【図13】回転バケットの断面図である。
【図14】回転バケットの底面図である。
【符号の説明】
10…ケリーバ 16…回転駆動機構
20,94…接続機構 26,80…連結部材
29…段部 32,84…接続軸
46…伝達部材
48a,48b,49a,49b…突部
50,51…脚部材 52,53…切欠
58,89…解除レバー
68…駆動レバー 75…押し板
78…解除機構 86…突条
100…回転バケット 108…底蓋
116…止め具
Claims (3)
- 正逆回転するケリーバに取り付けられ正回転させながら杭孔を掘削する回転バケットの開閉可能に支持された底蓋を、該底蓋に係合する止め具により閉状態に保持する回転バケットの底蓋開閉装置において、
前記ケリーバと前記回転バケットとの間の所定角度の回転を許容すると共に、前記ケリーバの軸方向に掘削位置と吊上げ位置との間での所定量の移動を許容する接続機構により前記ケリーバと前記回転バケットとを接続し、前記掘削位置以外のときに、前記ケリーバの逆回転で前記止め具の係合を解除する解除機構を設け、
かつ、前記接続機構は、前記ケリーバ側に取り付けた脚部材と、前記回転バケット側に取り付けられ前記脚部材に当接して回転を伝達する伝達部材とを有し、前記掘削位置と前記吊上げ位置との間の中間位置のときに、前記ケリーバの逆回転で前記脚部材に形成した切欠に前記伝達部材が入り込み前記所定角度の回転を許容することを特徴とする回転バケットの底蓋開閉装置。 - 正逆回転するケリーバに取り付けられ正回転させながら杭孔を掘削する回転バケットの開閉可能に支持された底蓋を、該底蓋に係合する止め具により閉状態に保持する回転バケットの底蓋開閉装置において、
前記ケリーバと前記回転バケットとの間の所定角度の回転を許容すると共に、前記ケリーバの軸方向に掘削位置と吊上げ位置との間での所定量の移動を許容する接続機構により前記ケリーバと前記回転バケットとを接続し、前記掘削位置以外のときに、前記ケリーバの逆回転で前記止め具の係合を解除する解除機構を設け、
かつ、前記接続機構は、前記ケリーバの軸方向に形成された摺動孔と、該摺動孔に摺動可能に挿入された接続軸とを備えると共に、前記摺動孔に溝を形成して該溝に前記接続軸に形成した突条を挿入し、かつ、前記掘削位置と前記吊上げ位置との間の中間位置のときに、前記ケリーバの逆回転で前記突条に形成した切欠に前記溝に形成した突部が入り込み前記所定角度の回転を許容することを特徴とする回転バケットの底蓋開閉装置。 - 前記接続機構は、前記ケリーバの軸方向に形成された所定長さの大径孔と、該大径孔内を移動可能な大径軸部とを備え、前記掘削位置と前記吊上げ位置との間での所定量の移動を許容することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転バケットの底蓋開閉装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22940095A JP3680082B2 (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 回転バケットの底蓋開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22940095A JP3680082B2 (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 回転バケットの底蓋開閉装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0972181A JPH0972181A (ja) | 1997-03-18 |
| JP3680082B2 true JP3680082B2 (ja) | 2005-08-10 |
Family
ID=16891622
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22940095A Expired - Lifetime JP3680082B2 (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 回転バケットの底蓋開閉装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3680082B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5270595B2 (ja) * | 2010-03-03 | 2013-08-21 | 日立住友重機械建機クレーン株式会社 | バケット取り付け用アダプタ |
-
1995
- 1995-09-06 JP JP22940095A patent/JP3680082B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0972181A (ja) | 1997-03-18 |
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