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JP3680228B2 - 並行処理プロセスの実行状態管理方法及びシステム - Google Patents
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JP3680228B2 - 並行処理プロセスの実行状態管理方法及びシステム - Google Patents

並行処理プロセスの実行状態管理方法及びシステム Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、並行処理プロセスの実行状態管理方法及びシステムに係り、特に、1つのプロセスが複数のジョブ(サブプロセス)からなり、それぞれのジョブ毎の実行状態に基づいて、元のプロセスの状態の集計管理を実施したり、あるプロセスが他のプロセスの状態に基づいて状態取得を可能にするための並行処理プロセスの実行状態管理方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プロセスの実行状態は、1つの状態のみで表され、実行変化に伴う状態変化に応じて、同時に複数の状態で表現することは想定されていないため、プロセスの実行状態の管理において、個々の状態は相互に排他的であり、常に1つの状態が終了すると、他の1つの状態に遷移することを前提としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、プロセスが同時に複数のジョブを非同期に処理した場合、ジョブ毎の実行状態のうち、どれを当該プロセスの状態として管理すべきか判断する方法がない。このため、当該プロセスにおいて、実際に実行されている状態を正確に把握できないという問題がある。
【0004】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、1つのプロセスが同時にそれぞれ個別の状態を持つ複数のジョブを並行処理した場合であっても、その複数の状態の中から当該プロセスの状態として管理すべき状態を一意に決定することが可能な並行処理プロセス実行状態管理方法及びシステムを提供することを目的とする。
また、本発明の目的は、プロセスが処理する複数のジョブ全体が終了するまでの、途中の状態変化を矛盾なく管理することが可能な並行処理プロセス実行状態管理方法及びシステムを提供することである。
更なる本発明の目的は、プロセスがもつ複数の状態の中から最も重要な状態を抽出することが可能な並行処理プロセス実行状態管理方法及びシステムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
図1は、本発明の原理を説明するための図である。
本発明の並行処理プロセスの実行状態管理方法は、並行してジョブを処理するプロセスの実行状態を監視し、プロセスの状態の変化を検出する状態監視ステップと(ステップ1)、
状態監視ステップにおいて、プロセスに新たな状態が発生したことが検出されると、状態と該状態に対応する優先順位を保持する状態定義記憶手段の情報を参照して(ステップ2)、通知された状態と同一の優先順位の状態群を取得し、該プロセスのプロセス識別子に基づいて、プロセス毎にプロセス識別子と状態集合を保持する状態集合保持手段を検索し(ステップ3 ) 、状態集合を取得し、該状態群と該状態集合との対比により、通知された状態と該状態集合の中から最も優先順位の高い状態を該プロセスの状態として一意に決定する(ステップ4)状態決定ステップと、を行う。
【0006】
また、本発明は、状態決定ステップにおいて、
状態監視ステップで検出された変化したプロセスの状態に基づいて、状態定義記憶手段を検索し、プロセスの状態と該状態に対応する優先順位及びそれと同一の優先順位の状態からなる状態群を取得する優先順位検索ステップと、
状態監視ステップで検出された前記状態群に含まれる状態が変化したプロセスのプロセス識別子に基づいて、状態集合保持手段を検索し、該プロセス識別子に対応する状態集合を取得する状態集合検索ステップと、
優先順位検索ステップにより検索された状態が、状態集合検索ステップにより取得した状態集合と重複していれば、当該重複している状態を該状態集合から削除して前記状態監視ステップで検出された状態を加えて新たな状態集合として、状態集合保持手段に格納する第1の状態集合更新ステップと、
新たな状態集合の中で最も優先順位が高い状態を当該プロセスの状態とする第1の状態認識ステップと、を行う。
【0007】
また、本発明は、状態決定ステップにおいて、
状態監視ステップにおいてプロセスの状態の終了が検出されると、状態集合保持手段の該プロセスに対応する状態集合から終了した該状態を削除して新たな状態集合として、状態集合保持手段に格納する削除ステップと、
状態定義記憶手段を参照して、新たな状態集合のうち、最も優先順位が高い状態を当該プロセスの状態とする第2の状態認識ステップとを行う。
【0008】
また、本発明は、状態決定ステップにおいて、
状態監視ステップにおいて検出された状態に対応する状態定義記憶手段の優先順位を取得し、状態監視ステップにおいて検出されたプロセスの状態が、状態集合保持手段に保持されている状態集合の要素より、優先順位が高い場合には、該状態集合保持手段に保持されている状態集合に該通知されたプロセスの状態を追加する第2の状態集合更新ステップと、
プロセスの現在状態を、通知されたプロセスの状態とする第3の状態認識ステップとを行う
【0009】
また、本発明は、状態決定ステップにおいて、
状態監視ステップにおいて検出された状態に対応する状態定義記憶手段の優先順位を取得し、該通知された状態が、状態集合保持手段に保持されている状態集合の要素と優先順位が同じである場合は、該状態集合保持手段に保持されているそれまでの状態を削除し、該通知されたプロセスの状態を該状態集合保持手段に格納する第2の状態集合更新ステップと、
プロセスの現在の状態を、通知されたプロセスの状態とする第4の状態認識ステップとを行う
【0010】
また、本発明は、状態決定ステップにおいて、
状態監視ステップにおいて検出された状態に対応する状態定義記憶手段の優先順位を取得し、該通知された状態が、状態集合保持手段に保持されている状態集合の要素より優先順位が低い場合は、該状態集合保持手段に、該通知されたプロセスの状態を追加する第4の状態集合更新ステップと、
プロセスの現在の状態を、プロセスの状態の通知以前の状態とする第5の状態認識ステップとを行う
【0011】
図2は、本発明の原理構成図である。
本発明の並行処理プロセスの実行状態管理システムは、
並行処理を実施する管理対象であるプロセス群10と、
プロセスの状態の変化を検出する状態監視手段22と、
プロセス毎にプロセス識別子と状態集合を保持する状態集合保持手段23と、
状態と該状態に対応する優先順位を保持する状態定義記憶手段24と、
状態監視手段22からプロセスに新たな状態が発生したことが通知されると、状態定義記憶手段24の情報を参照して、通知された状態と同一の優先順位の状態群を取得し、該プロセスのプロセス識別子により、状態集合保持手段23を検索し、状態集合を取得し、該状態群と該状態集合との対比により、通知された状態と該状態集合の中から最も優先順位の高い状態を該プロセスの状態として一意に決定する状態決定手段21と、を有する。
【0012】
上記の状態決定手段21は、
状態監視手段22から通知される変化したプロセスの状態に基づいて、状態定義記憶手段24を検索し、プロセスの状態と該状態に対応する優先順位とその同一の優先順位の状態からなる状態群を取得する優先順位検索手段と、
状態監視手段22から通知される状態が変化したプロセスのプロセス識別子に基づいて、状態集合保持手段23を検索し、該プロセス識別子に対応する状態集合を取得する状態集合検索手段と、
優先順位検索手段により検索された状態が、状態集合検索手段により取得した状態集合と重複していれば、当該重複している状態を該状態集合から削除して該通知されたプロセスの状態を加えて新たな状態集合として、状態集合保持手段23に格納する第1の状態集合更新手段と、
新たな状態集合の中で最も優先順位が高い状態を当該プロセスの状態とする第1の状態認識手段とを含む。
【0013】
また、上記の状態決定手段21は、
状態監視手段22からプロセスの状態の終了が通知されると、状態集合保持手段23の該プロセスに対応する状態集合から終了した該状態を削除して新たな状態集合として、状態集合保持手段23に格納する削除手段と、
状態定義記憶手段24を参照して、新たな状態集合のうち、最も優先順位が高い状態を当該プロセスの状態とする第2の状態認識手段とを含む。
【0014】
また、上記の状態決定手段21は、
状態監視手段22により通知された状態に対応する状態定義記憶手段24の優先順位を取得し、状態監視手段22から通知されたプロセスの状態が、状態集合保持手段23に保持されている状態集合の要素より、優先順位が高い場合には、該状態集合保持手段23に保持されている状態集合に該通知されたプロセスの状態を追加する第2の状態集合更新手段と、
プロセスの現在状態を、通知されたプロセスの状態とする第3の状態認識手段とを含む。
【0015】
また、上記の状態決定手段21は、
状態監視手段22により通知された状態に対応する状態定義記憶手段24の優先順位を取得し、該通知された状態が、状態集合保持手段23に保持されている状態集合の要素優先順位が同じである場合は、該状態集合保持手段23に保持されているそれまでの状態を削除し、該通知されたプロセスの状態を該状態集合保持手段23に格納する第2の状態集合更新手段と、
プロセスの現在の状態を、通知されたプロセスの状態とする第4の状態認識手段とを含む。
【0016】
また、上記の状態決定手段21は、
状態監視手段22から通知された状態に対応する状態定義記憶手段24の優先順位を取得し、該通知された状態が、状態集合保持手段23に保持されている状態集合の要素より優先順位が低い場合は、該状態集合保持手段23に、該通知されたプロセスの状態を追加する第4の状態集合更新手段と、
プロセスの現在の状態を、プロセスの状態の通知以前の状態とする第5の状態認識手段とを含む。
【0017】
このように、本発明によれば、プロセスの実行状態を管理する状態管理システムにおいて、プロセスが取り得る状態及びその優先順位を定義し、これらを対として管理し、プロセスの実行を監視し、当該プロセスの状態の変化を検知する。プロセスの実行状態が1つ以上の状態を持つ状態集合となった場合に、そのプロセスの識別子と状態集合を対として保持し、プロセスの識別子毎に最も高い優先順位の状態のみを現在の状態を代表する状態として1つだけ認識する。管理対象となるプロセスの状態が変化した場合に、プロセスの識別子とプロセスの状態の優先順位を取得し、当該順位が同一の優先順位であるとき、変化した状態を当該プロセスの状態として認識する。
【0018】
また、変化した状態の順位が高い優先順位である場合には、変化した状態を当該プロセスの状態と認識する。低い優先順位であれば、認識する状態は変更しない。
さらに、新しい新たな状態の追加や、それまでの状態の削除等をプロセス識別子と共に記録しておくことにより、複数の状態を取り得るプロセスでも一意の状態の決定を行うことが可能である。
【0019】
従って、プロセスが複数のジョブを同時に実行した場合でも、上記の状態決定手段により、当該プロセスの状態を常に一意に決定することが可能となる。
また、状態保持手段により、プロセス毎に発生した状態を保持しておくために、プロセス全体が終了する途中の状態変化を矛盾なく管理することが可能となる。
【0020】
さらに、優先順位を参照することにより、当該プロセスの最も重要な状態を抽出することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図3は、本発明の実行状態管理システムの構成を示す。
同図に示す実行状態管理システムは、管理対象10と状態管理部20から構成され、管理対象10には、並行処理を行うプロセスA,B,C,Dが存在する。状態管理部20は、状態決定部21、状態監視部22、状態保持部23、状態定義管理部24より構成される。
【0022】
状態決定部21は、プロセスの予め決めておいた識別子と状態集合を取得し、さらに、ある状態の追加、削除の通知を行うと同時に、取得した状態集合中の最も高い優先順位の状態のみを現在の状態を代表する状態として1つだけ認識する。
【0023】
状態監視部22は、並行処理する複数のプロセスの実行状態を監視し、当該プロセスの状態の変化を検出する。
状態保持部23は、1つのプロセスの実行状態が1つ以上の状態を有する状態集合となっている場合に、当該プロセスの予め決めておいた識別子と状態集合を対として保持する。
【0024】
状態定義管理部24は、プロセスが取り得る状態に優先順位を付与し、当該優先順位と状態を対として保持する。
上記の構成による一連の処理を説明する。
状態監視部22が、管理対象10のプロセスに新たな状態が生じたことを検出すると、状態監視部22は、そのプロセス識別子と、当該状態が生じたことを状態決定部21に通知する。
【0025】
状態決定部21は、状態監視部22から通知された状態と同一優先順位の状態群を状態定義管理部24から取得し、状態監視部22から通知された識別子の状態集合を状態保持部23から取得し、状態集合の中から状態群と重複している状態があった場合には、状態集合から重複している状態を削除して新しい状態集合とし、重複している状態がない場合には、そのまま新たな状態集合とし、新たな状態集合に登録された状態を含めてプロセス識別子と共に、状態保持部23に保持する。
【0026】
同時に、状態決定部21は、新たに当該プロセスの状態として現在の状態保持部23に保持されている状態集合の中で優先順位の最も高い状態を現在のそのプロセスの状態として認識し、プロセスの1つの状態が終了したことを状態監視部22が検出した場合には、状態監視部22は、当該プロセスの識別子とプロセスの状態の終了を状態決定部21に通知する。状態決定部21は、通知された状態の削除を状態保持部23に通知する。
【0027】
状態決定部21は、新たに当該プロセスの状態として現在の状態保持部23に保持されている状態集合の中で優先順位が最も高いものを現在の状態として認識し、状態保持部23に通知し、状態保持部23では、状態決定部21からの通知に基づいて状態の追加、削除を行う。
【0028】
これにより、複数の実行状態を取り得るプロセスでも、1つのプロセスについては、常にその時点で最も優先順位の高い状態1つだけを、状態決定部21で認識できる。
以下では、図3に示す構成に基づいて説明する。
【0029】
図4は、本発明のプロセスに新たな状態が生じた場合の動作のフローチャートである。
ステップ101) 管理対象10のプロセス11に新たな状態が生じた場合、状態監視部22は、プロセス11の識別子と生じた状態を検出する。
【0030】
ステップ102) 状態監視部22は、プロセス識別子と生じた状態を状態決定部21に通知する。
ステップ103) 状態決定部21は、通知された状態と同一優先順位の状態の全てを状態定義管理部24より取得する。
【0031】
ステップ104) 状態決定部21は、プロセス識別子をキーにして状態保持部23よりプロセスの状態集合を取得する。
ステップ105) 次に、ステップ103で取得した同一優先順位の状態の中にステップ104で取得した状態集合にあるものとが重複していれば、ステップ106に移行し、重複していなければ、ステップ107に移行する。
【0032】
ステップ106) 状態集合から重複している状態を削除して、新たな状態集合とする。
ステップ107) 状態集合に変更状態を加えて新たな状態集合とし、ステップ103で検索した状態保持部23のステップ102で取得したプロセス識別子に状態集合として再設定する。
【0033】
ステップ108) 状態決定部21は、当該状態集合の中で最も優先順位の高いものを当該プロセス11の状態として認識する。
次に、プロセス11が状態を終了した場合の動作を説明する。
図5は、本発明のプロセスが状態を終了した場合の動作のフローチャートである。
【0034】
ステップ201) 状態監視部22がプロセス11の状態の終了を検出する。
ステップ202) 状態監視部22は、プロセス識別子と終了した状態を状態決定部21に通知する。
ステップ203) 状態決定部21は、プロセス識別子をキーにして、状態保持部23より状態集合を取得し、通知された状態を状態集合から削除し、新しい状態集合とする。
【0035】
ステップ204) 状態決定部21は、状態保持部23にその新しい状態集合を設定する。
ステップ205) 状態決定部21は、当該状態集合の中で最も優先順位の高いものを当該プロセス11の状態として認識する。
【0036】
次に、状態決定部21における状態の認識動作を詳細に説明する。
図6は、本発明の状態決定部におけるプロセスに対する状態の認識動作のフローチャートである。
ステップ301) 状態決定部21は、状態定義管理部24から最も優先順位の高い状態群を取得する。
【0037】
ステップ302) 状態決定部21は、新しい状態集合中に一致する状態がないかを調べ、ない場合には、ステップ303に移行し、ある場合には、ステップ304に移行する。
ステップ303) 状態定義管理部24より次に優先順位の高い状態群を取り出し、ステップ302に移行する。
【0038】
ステップ304) 状態決定部21は、当該状態をそのプロセス11の状態として認識する。
【0039】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を図面と共に説明する。
図7は、本発明の一実施例の実行状態管理システムの第1の例である。
本実施例では、電話応対、帳票処理等を実施する業務管理システムにおいて、処理として、電話処理、帳票処理、作業処理、休憩処理があり、優先順位は、以下の通りである。
P1.電話処理
P2.帳票処理
P3.作業処理
P4.休憩処理
また、処理が取り得る状態として、電話処理については、「電話の着信」、「電話応対」があり、帳票処理については、「帳票着信」、「帳票処理」があり、休憩処理は「休憩」のみ、作業処理は「作業」のみである。
【0040】
システムの運用前、状態を定義しておく必要があるため、状態定義管理部24には、以下のように優先順位と状態が組で定義される。
P1/電話着信、電話応対
P2/帳票受信、帳票処理
P3/休憩、作業
P4/その他
このような前提で、同じ優先順位の状態がプロセス11で生じた場合の例を説明する。図7に示す○内の数字と以下の説明の○内の数字は一致するものとする。
【0041】
▲1▼ 運用段階において、プロセスA11が「電話応対」という状態になった場合、状態監視部22が、当該プロセスA11のこの状態を検出し、状態決定部21に「プロセス識別子=プロセスA」「生じた状態=電話応対」を通知する。
▲2▼ 状態決定部21は、生じた状態(電話応対)をキーにして状態定義管理部24から「電話応対」と同一優先順位(P1)の状態群である〔「電話着信」,「電話応対」〕を取得する。
【0042】
▲3▼ 次に、状態決定部21は、プロセスA11のプロセス識別子(プロセスA)をキーにしてプロセスA11の状態集合である
〔「電話着信」、「帳票処理」〕
を状態保持部23から取得する。
【0043】
▲4▼ これにより、状態保持部23から取得した状態集合において、「電話着信」が重複しているため、その状態集合の中から状態定義管理部24より取得した状態である「電話着信」を削除し、新しい状態集合を
「帳票処理」
とする。
【0044】
▲5▼ 次に新しい状態集合に、状態監視部22から通知された状態である「電話応対」を状態保持部23に追加し、
〔「電話応対」,「帳票処理」〕
という新しい状態集合とする。
【0045】
▲6▼ その新しい状態集合を状態保持部23に設定し、状態定義管理部24から新しい状態集合のうち、最も高い優先順位の状態である「電話応対」をこのプロセスA11の状態として、状態決定部21が認識することができる。その結果を図8に示す。
【0046】
次に、優先順位の低い状態がプロセスD11で発生した場合について説明する。図9は、本発明の一実施例の優先順位が低い状態がプロセスで発生した例を示す図である。同図中の○内の数字と、以下の説明における○内の数字は一致するものとする。
【0047】
▲1▼ プロセスD11で「作業」という状態が発生する。
▲2▼ プロセスD11の状態「作業」を状態監視部22が検出し、状態決定部21に「プロセス識別子=プロセスD」「生じた状態=作業」を通知する。
▲3▼ 状態決定部21は、状態定義部24から作業と同じ優先順位である状態群「休憩」と「作業」を取得する。
【0048】
▲4▼ 次に、プロセスD11の状態集合である「電話応対」を状態保持部23から取得し、状態定義部24から取得した状態と重複しているものがないので、状態集合に「作業」を追加し、新しい状態集合を
〔「電話応対」「作業」〕
とする。
【0049】
▲5▼ その新しい状態集合を状態保持部23に設定し、状態決定部21はプロセスD11の状態を優先順位により「電話応対」のままとする。その結果を図10に示す。
図11は、本発明の管理方法を適用した場合の認識状態の利用例を示す。同図の処理が下から実行された順になっており、棒グラフが時間に対して重なっている部分が状態集合であり、時間の欄に認識されている状態が表されている。この時間を集計することにより、システムの状態別集計管理等に利用することが可能である。
【0050】
なお、本発明は、上記の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能である。
【0051】
【発明の効果】
上述のように、本発明によれば、プロセスは、プロセス内のサブプロセス毎に、状態の追加、削除といったことを繰り返すだけで、結果としてプロセスの状態を管理することが可能である。
【0052】
また、状態に優先順位が設けられるため、管理されるプロセスは自プロセスの状態を最も高い優先順位で一意に決定されるので、プロセスの状態判別が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明の実行状態管理システムの構成図である。
【図4】本発明のプロセスに新たな状態が生じた場合の動作のフローチャートである。
【図5】本発明のプロセスが状態を終了した場合の動作のフローチャートである。
【図6】本発明の状態決定部におけるプロセスに対する状態の認識動作のフローチャートである。
【図7】本発明の一実施例の実行状態管理システムの第1の例である。
【図8】本発明の一実施例の実行状態管理システムの第1の例における処理結果を示す図である。
【図9】本発明の一実施例の優先順位が低い状態がプロセスで発生した例を示す図である。
【図10】本発明の一実施例の優先順位が低い状態がプロセスで発生した場合の処理結果を示す図である。
【図11】本発明の管理方法を適用した場合の認識状態の利用例を示す図である。
【符号の説明】
10 管理対象、プロセス群
11 プロセス
20 状態管理部
21 状態決定部、状態決定手段
22 状態監視部、状態監視手段
23 状態保持部、状態集合保持手段
24 状態定義管理部、状態定義記憶手段

Claims (12)

  1. 並行してジョブを処理するプロセスの実行状態を監視し、プロセスの状態の変化を検出する状態監視ステップと、
    前記状態監ステップにおいて、前記プロセスに新たな状態が発生したことが検出されると、状態と該状態に対応する優先順位を保持する状態定義記憶手段の情報を参照して、通知された状態と同一の優先順位の状態群を取得し、該プロセスのプロセス識別子に基づいて、プロセス毎にプロセス識別子と状態集合を保持する状態集合保持手段を検索し、状態集合を取得し、該状態群と該状態集合との対比により、通知された状態と該状態集合の中から最も優先順位の高い状態を該プロセスの状態として一意に決定する状態決定ステップと、
    を行うことを特徴とする並行処理プロセスの実行状態管理方法。
  2. 前記状態決定ステップにおいて、
    前記状態監視ステップで検出された変化した前記プロセスの状態に基づいて、前記状態定義記憶手段を検索し、前記プロセスの状態と該状態に対応する優先順位とその同一の優先順位の状態からなる状態群を取得する優先順位検索ステップと、
    前記状態監視ステップで検出された状態が変化した前記プロセスのプロセス識別子に基づいて、前記状態集合保持手段を検索し、該プロセス識別子に対応する状態集合を取得する状態集合検索ステップと、
    前記優先順位検索ステップにより検索された前記状態群に含まれる状態が、前記状態集合検索ステップにより取得した前記状態集合の要素と重複していれば、当該重複している状態を該状態集合から削除して、前記状態監視ステップで検出された状態を加えて新たな状態集合として、前記状態集合保持手段に格納する第1の状態集合更新ステップと、
    前記新たな状態集合の中で最も優先順位が高い状態を当該プロセスの状態とする第1の状態認識ステップと、を行う請求項1記載の並行処理プロセスの実行状態管理方法。
  3. 前記状態決定ステップにおいて、
    前記状態監視ステップにおいてプロセスの状態の終了が検出されると、前記状態集合保持手段の該プロセスに対応する状態集合から終了した該状態を削除して新たな状態集合として、前記状態集合保持手段に格納する削除ステップと、
    前記状態定義記憶手段を参照して、前記新たな状態集合のうち、最も優先順位が高い状態を当該プロセスの状態とする第2の状態認識ステップとを行う請求項1記載の並行処理プロセスの実行状態管理方法。
  4. 前記状態決定ステップにおいて、
    前記状態監視ステップにおいて検出された状態に対応する前記状態定義記憶手段の優先順位を取得し、前記状態監視ステップにおいて検出されたプロセスの状態が、前記状態集合保持手段に保持されている状態集合のどの要素により、優先順位が高い場合には、該状態集合保持手段に保持されている状態集合に該通知されたプロセスの状態を追加する第2の状態集合更新ステップと、
    前記プロセスの現在状態を、前記通知されたプロセスの状態とする第3の状態認識ステップとを行う請求項1記載の並行処理プロセスの実行状態管理方法。
  5. 前記状態決定ステップにおいて、
    前記状態監視ステップにおいて検出された状態に対応する前記状態定義記憶手段の優先順位を取得し、該通知された状態が、前記状態集合保持手段に保持されている状態集合の要素と該優先順位が同じである場合は、該状態集合保持手段に保持されているそれまでの状態を削除し、該通知されたプロセスの状態を該状態集合保持手段に格納する第2の状態集合更新ステップと、
    前記プロセスの現在の状態を、前記通知されたプロセスの状態とする第4の状態認識ステップとを行う請求項1記載の並行処理プロセスの実行状態管理方法。
  6. 前記状態決定ステップにおいて、
    前記状態監視ステップにおいて検出された状態に対応する前記状態定義記憶手段の優先順位を取得し、該通知された状態が、前記状態集合保持手段に保持されている状態集合の要素より優先順位が低い場合は、該状態集合保持手段に、該通知されたプロセスの状態を追加する第4の状態集合更新ステップと、
    前記プロセスの現在の状態を、プロセスの状態の通知以前の状態とする第5の状態認識ステップとを行う請求項1記載の並行処理プロセスの実行状態管理方法。
  7. 並行処理を実施する管理対象であるプロセス群と、
    プロセスの状態の変化を検出する状態監視手段と、
    プロセス毎にプロセス識別子と状態集合を保持する状態集合保持手段と、
    状態と該状態に対応する優先順位を保持する状態定義記憶手段と、
    前記状態監視手段から前記プロセスに新たな状態が発生したことが通知されると、前記状態定義記憶手段の情報を参照して、通知された状態と同一の優先順位の状態群を取得し、該プロセスのプロセス識別子により、前記状態集合保持手段を検索し、状態集合を取得し、該状態群と該状態集合との対比により、通知された状態と該状態集合の中から最も優先順位の高い状態を該プロセスの状態として一意に決定する状態決定手段と、
    を有することを特徴とする並行処理プロセスの実行状態管理システム。
  8. 前記状態決定手段は、
    前記状態監視手段から通知される変化した前記プロセスの状態に基づいて、前記状態定義記憶手段を検索し、前記プロセスの状態と該状態に対応する優先順位とその同一の優先順位の状態からなる状態群を取得する優先順位検索手段と、
    前記状態監視手段から通知される状態が変化した前記プロセスのプロセス識別子に基づいて、前記状態集合保持手段を検索し、該プロセス識別子に対応する状態集合を取得する状態集合検索手段と、
    前記優先順位検索手段により検索された前記状態群に含まれる状態が、前記状態集合検索手段により取得した前記状態集合と重複していれば、当該重複している状態を該状態集合から削除して該通知されたプロセスの状態を加えて新たな状態集合として、前記状態集合保持手段に格納する第1の状態集合更新手段と、
    前記新たな状態集合の中で最も優先順位が高い状態を当該プロセスの状態とする第1の状態認識手段とを含む請求項7記載の並行処理プロセスの実行状態管理システム。
  9. 前記状態決定手段は、
    前記状態監視手段からプロセスの状態の終了が通知されると、前記状態集合保持手段の該プロセスに対応する状態集合から終了した該状態を削除して新たな状態集合として、前記状態集合保持手段に格納する削除手段と、
    前記状態定義記憶手段を参照して、前記新たな状態集合のうち、最も優先順位が高い状態を当該プロセスの状態とする第2の状態認識手段とを含む請求項7記載の並行処理プロセスの実行状態管理システム。
  10. 前記状態決定手段は、
    前記状態監視手段により通知された状態に対応する前記状態定義記憶手段の優先順位を取得し、状態監視手段から通知されたプロセスの状態が、前記状態集合保持手段に保持されている状態集合の要素より、優先順位が高い場合には、該状態集合保持手段に保持されている状態集合に該通知されたプロセスの状態を追加する第2の状態集合更新手段と、
    前記プロセスの現在状態を、前記通知されたプロセスの状態とする第3の状態認識手段とを含む請求項7記載の並行処理プロセスの実行状態管理システム。
  11. 前記状態決定手段は、
    前記状態監視手段により通知された状態に対応する前記状態定義記憶手段の優先順位を取得し、該通知された状態が、前記状態集合保持手段に保持されている状態集合の要素優先順位が同じである場合は、該状態集合保持手段に保持されているそれまでの状態を削除し、該通知されたプロセスの状態を該状態集合保持手段に格納する第2の状態集合更新手段と、
    前記プロセスの現在の状態を、前記通知されたプロセスの状態とする第4の状態認識手段とを含む請求項7記載の並行処理プロセスの実行状態管理システム。
  12. 前記状態決定手段は、
    前記状態監視手段から通知された状態に対応する前記状態定義記憶手段の優先順位を取得し、該通知された状態が、前記状態集合保持手段に保持されている状態集合の要素より優先順位が低い場合は、該状態集合保持手段に、該通知されたプロセスの状態を追加する第4の状態集合更新手段と、
    前記プロセスの現在の状態を、プロセスの状態の通知以前の状態とする第5の状態認識手段とを含む請求項7記載の並行処理プロセスの実行状態管理システム。
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