JP3684809B2 - 燃焼装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、石油を燃料とする給湯機や暖房機に使用される燃焼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の燃焼装置は、特開平09−112827号公報に記載されているようなものがあった。以下、この燃焼装置について、図14〜図16を参照にしながら説明する。
【0003】
図14は燃焼装置全体の要部構成断面図、図15は気化器の断面斜視図、および図16はフィンを備えた気化器背面側から見た要部構成断面図である。
【0004】
燃焼装置は、ヒータ1を備えた気化器2に液体燃料を供給する燃料供給手段3と、気化器2およびバーナ4に燃焼用空気を供給する空気供給手段5と、バーナ4と気化器2を連通する混合室6と、バーナ4下流側に設けられた燃焼室7から構成されており、液体燃料は燃料供給手段3によってノズル8に供給され、ノズル8から気化器2に向かって燃料を噴出するように構成されていた。またバーナ4は、混合気を噴出する炎口部9と、2次空気を噴出する2次空気口部10から構成されていた。また気化器2は、ヒータ1を備えた液体燃料を気化させる気化面11を有した箱型形状を成し、気化面11に相対する流入面12に液体燃料および燃焼用空気を取り入れる開口部13と、下部に混合気を流出する流出口14を備え、さらに気化面11の裏側に相当する気化器背面15にはバーナ4上に突出したフィン16を備え、この気化器背面15とフィン16は燃焼室7内に臨むように構成されていた。またこのフィン16は2次空気口部10に位置するように設けられていた。
【0005】
そして液体燃料は燃料供給手段3からノズル8に供給され、ノズル8から噴射された液体燃料は気化器2の開口部13を介して気化面11に供給されていた。気化器2の気化面11はヒータ1によって加熱されており、加熱された液体燃料は気化され、空気供給手段3によって気化器2の開口部13から供給された燃焼用空気の一部と混合されて、混合室6を介してバーナ4の炎口部9に供給されていた。混合気は炎口部9から燃焼室7内に噴出され、燃焼用空気の残りは2次空気口部10から燃焼室7内に噴出されていた。この炎口部9から噴出された混合気と2次空気口部10から噴出された燃焼用空気によって燃焼室7内に火炎が形成され、この火炎の熱を2次空気口部10に位置されたフィン16で受けることにより気化器2を2次的に加熱するようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の燃焼装置では、フィン16が2次空気口部10の位置に設けてあるので、2次空気口部10から噴出される常温の空気流によって冷却され十分な火炎からの受熱を受けることができず、ヒータ1の消費電力を低減することができないという課題があった。また火炎からの受熱を十分に受けることができないため、フィン16を大きくしなければならず、気化器2をコンパクト化し難いという課題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、加熱ヒータを備えた液体燃料を気化させる気化器と、気化器と連接した混合室と、混合室を介して供給された混合気を噴出する複数の炎口部と前記複数の炎口部の間に位置し、空気を噴出する2次空気口部を備え混合室上部に設けたバーナから構成され、バーナの炎口部及び2次空気口部のある上方に突出するように気化器の背面に設けたフィンは炎口部と2次空気口部の間に位置せしめたものである。
【0008】
上記発明によれば、フィンを炎口部と2次空気口部の間に設けているので、炎口部で形成された火炎が直接フィンに接触するため高い温度をフィンで受熱することができるとともに、炎口部の1ピッチの距離内に複数のフィンを設置することによって受熱面積を稼ぐことができるのでより多くの受熱が可能となり、ヒータに供給する電力を抑えることができ省電力化が図れるとともに、フィンを小さくできるため気化器のコンパクト化を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1にかかる燃焼装置は、加熱ヒータを備えた液体燃料を気化させる気化器と、気化器と連接した混合室と、混合室を介して供給された混合気を噴出する複数の炎口部と前記複数の炎口部の間に位置し、空気を噴出する2次空気口部を備え混合室上部に設けたバーナから構成され、バーナの炎口部及び2次空気口部のある上方に突出するように気化器背面に設けたフィンは炎口部と2次空気口部の間に位置せしめたものである。フィンを炎口部と2次空気口部の間に設けているので、炎口部で形成された火炎が直接フィンに接触するため高い温度をフィンで受熱することができるとともに、炎口部の1ピッチの距離内に複数のフィンを設置することによって受熱面積を稼ぐことができるのでより多くの受熱が可能となり、気化性能を改善することができるとともに、ヒータに供給する電力を抑えることができ省電力化が図れる。また受熱を多く取れる分、フィンを小さくできるため気化器のコンパクト化を図ることができる。
【0010】
また本発明の請求項2にかかる燃焼装置は、加熱ヒータを備えた液体燃料を気化させる気化器と、前記気化器と連接した混合室と、前記混合室を介して供給された混合気を噴出する炎口部と空気を噴出する2次空気口部を備え前記混合室上部に設けたバーナから構成され、前記バーナ上に突出するように前記気化器の背面に設けたフィンの前記バーナ側への突出長さを下端部より上端部の方を長くし、かつフィン下端部を階段状にカットしたものである。フィンのバーナ側への突出長さが上端と下端で同じ場合には、燃焼量の小さな場合に火炎が短くかつ2次空気量が少ないためフィンでの火炎からの受熱量が多くなりフィンの温度が上がり過ぎてフィンが溶けるということが発生するが、フィンのバーナ側への突出長さをフィン下端より上端を長くしているので、燃焼量の大きな場合は火炎が伸びフィン全体で火炎から受熱を行うことができるとともに、燃焼量の小さな場合は火炎が短くかつ2次空気量が少ないためフィンでの火炎からの受熱量が多くなりフィンの温度が上がり過ぎてフィンが溶けるということを回避することができ、燃焼量を変化させた場合においても最適な熱量をフィンから受熱することができる。またフィンの重量を軽減することができるため、初期の予熱時間の短縮化を図ることができる。またフィン下端部を階段状にしているので、燃焼量の大きな場合は火炎が伸びフィン全体で火炎から受熱を行うことができるとともに、燃焼量の小さな場合は火炎が短くかつ2次空気量が少ないためフィンでの火炎からの受熱量が多くなりフィンの温度が上がり過ぎてフィンが溶けるということを回避することができ、燃焼量を変化させた場合においても最適な熱量をフィンから受熱することができるので、気化性能を改善することができる。またフィンの重量を軽減することができるため、初期の予熱時間の短縮化を図ることができる。
【0011】
また本発明の請求項3にかかる燃焼装置は、加熱ヒータを備えた液体燃料を気化させる気化器と、気化器と連接した混合室と、混合室を介して供給された混合気を噴出する炎口部と空気を噴出する2次空気口部を備え混合室上部に設けたバーナから構成され、バーナ上に突出するように気化器の背面に設けたフィンは、その気化器背面側の基部の厚さをバーナ側に突出した先端部の厚さより厚くしたものである。均一な厚さであった場合には、フィンの単位体積当たりの熱移動量は先端部から基部に到るに従って大きくなるため基部で熱が渋滞する現象が発生しトータルとしてのフィンの受熱効率が悪くなるが、フィンの気化器背面側の基部の厚さを先端部より厚くしているので、フィンの単位体積当たりの熱移動量がフィン全体で均一化することができ、トータルとしてフィンの受熱効率の改善がはかれ、ヒータに供給する電力を抑えることができ省電力化が図れるとともに、フィンを小さくできるため気化器のコンパクト化を図ることができる。
【0012】
また本発明の請求項4にかかる燃焼装置は、加熱ヒータを備えた液体燃料を気化させる気化器と、気化器と連接した混合室と、混合室を介して供給された混合気を噴出する炎口部と空気を噴出する2次空気口部を備え混合室上部に設けたバーナから構成され、バーナ上に突出するように気化器の背面に設けたフィンのうち、気化器の中央部に位置したフィンのバーナ側への突出長さを端近傍に位置したフィンより短くしたものである。バーナで形成される火炎は端近傍より中央部に流れが集中して立炎するため、気化器の中央部では受熱量が多く、逆に気化器の端近傍では受熱量が少なくなる傾向にある。またこれによって中央部ではフィンの温度が上がり材料の溶融も起こりやすい。従って中央部ではフィンを短くすることによって異常な温度上昇を抑制することができるとともに、端近傍のフィンを長くすることによって受熱量を増やし気化性能を改善することができ、全体としては各フィン毎の受熱量を均一化することができる。従って気化器の気化面の端での気化を改善することができ、気化器全体としても受熱効率が上がり、ヒータに供給する電力を抑えることができ省電力化が図れるとともに、トータルとして気化器のコンパクト化を図ることができる。
【0013】
また本発明の請求項5にかかる燃焼装置は、加熱ヒータを備えた液体燃料を気化させる気化器と、気化器と連接した混合室と、混合室を介して供給された混合気を噴出する炎口部と空気を噴出する2次空気口部を備え混合室上部に設けたバーナから構成され、バーナ上に突出するように気化器の背面に設けたフィンのうち、ヒータが近傍に無い部分に位置したフィンのバーナ側への突出長さを、ヒータが近傍に有る部分に位置したフィンの長さよりも長くしたものである。ヒータが無い部分では気化面の加熱がフィンに頼る以外なく、ヒータが有る部分より火炎からの受熱量が必要となるが、ヒータの無い部分に位置するフィンのバーナ方向への長さをヒータが近傍に有る部分に位置するフィンの長さよりも長くしているので、ヒータが近傍無い部分に位置したフィンでの火炎からの受熱を多くすることができ、気化性能の改善を図ることができ、気化器全体としても受熱効率が上がり、ヒータに供給する電力を抑えることができ省電力化が図れるとともに、トータルとして気化器のコンパクト化を図ることができる。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0015】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の燃焼装置の要部構成断面図である。図2は気化器の断面斜視図、図3は気化器をバーナ側から見た要部断面図、また図4は結線図である。
【0016】
図において、21は液体燃料を供給する燃料供給手段であり、ノズル22を介して液体燃料は噴射される。23は燃焼用空気を供給する空気供給手段、24はヒータ25を備えた気化器、26はバーナ、27はバーナ26と気化器24を連通する混合室、また28はバーナ26下流側に設けた燃焼室である。気化器24の背面29は燃焼室28内に臨むように設けられており、この気化器24の背面29には燃焼室28内に形成される火炎からの熱を受けるためにフィン30が設けられている。気化器24は、ヒータ25を備え液体燃料を気化させる気化面31と、気化面31に接し取り囲む側面32と、気化面31に接する上面33と、混合気を混合室27に流出する流出口34を備えた下面35と、液体燃料および燃焼用空気を取り入れる開口部36を備えた気化面31に相対する流入面37からなる箱型形状をしている。またバーナ26は、混合室27を介して供給された混合気を噴出する炎口部38と、空気供給手段23から供給された燃焼用空気を噴出する2次空気口部39から構成されている。気化面31の温度を検知するため温度検知手段40が気化器24の上面33に設けられている。温度検知手段40で検知された温度に基づいて、燃料供給手段21、空気供給手段23およびヒータ25は、電源制御手段41によって運転が制御されるようになっている。また気化器24の背面29に設けたフィン30は、炎口部38と2次空気口部39の間に位置するように設けられている。
【0017】
次に動作、作用について説明すると、液体燃料は燃料供給手段21からノズル22に供給され、ノズル22から噴射される。一方燃焼用空気は、空気供給手段23から開口部36を介して気化器24内に供給されるとともに、バーナ26の2次空気口部39に供給される。ノズル22から噴射された液体燃料はヒータ25によって加熱された気化面31に当たり気化される。気化された燃料は燃焼用空気と混合し混合気となり、流出口34から混合室27を介してバーナ26に供給され炎口部38から燃焼室28内に噴出される。炎口部38から噴出された混合気と、2次空気口部から噴出された燃焼用空気が化学反応し、燃焼室28内で燃焼が行われ火炎が形成される。炎口部38と2次空気口部39の間に設けられたフィン30が形成された火炎から熱を受けて気化器24の背面29を介して気化面31に供給している。
【0018】
電源制御手段41は、温度検知手段40で検知した温度が所定の温度以下であれば、ヒータ25に電力を供給するよう制御を行い、ヒータ25に電力が供給され気化面31が加熱される。また温度検知手段40が所定の温度に達したことを検知すれば、燃料供給手段21から液体燃料が加熱された気化面31に供給され気化されるとともに、空気供給手段23から供給された燃焼用空気と混合しながら流出口34から混合室27を介してバーナ26に供給され燃焼が行われる。さらに温度検知手段40がさらに高い所定の温度を検知し、気化面31の温度が必要以上に高くなった場合は、ヒータ25への電力の供給を停止するよう電源制御手段41が制御を行う。このようにして気化面31の温度をある一定の温度幅内に保つことにより、最適な液体燃料の気化を行う。
【0019】
フィンを炎口部38と2次空気口部39の間に設けているので、炎口部38で形成された火炎が直接フィン30に接触するため高い温度をフィン30で受熱することができるとともに、炎口部38の1ピッチの距離内に複数のフィン30を設置することによって受熱面積を稼ぐことができるので、より多くの受熱が可能となり、気化性能を改善することができるとともに、ヒータ25に供給する電力を抑えることができ省電力化が図れる。また受熱を多く取れる分、フィン30を小さくできるため気化器24のコンパクト化を図ることができる。
【0020】
(実施例2)
図5は本発明の実施例2の燃焼装置の気化器をバーナ側から見た要部断面図である。また図1および図2も使用して、本実施例の説明を行う。
【0021】
実施例1と異なる点は、フィン30を炎口部38に位置するように設けたことである。実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0022】
次に動作、作用を説明すると、フィン30を炎口部38に位置するように設けているので、炎口部38で形成された火炎が直接フィン30に接触するとともに炎口部38で形成された火炎によって包まれるため高い温度をフィン30で受熱することができるので、フィン30が2次空気によって冷却されることがなく、より多くの受熱が可能となり、気化性能を改善することができるとともに、ヒータ25に供給する電力を抑えることができ省電力化が図れる。また受熱を多く取れる分、フィン30を小さくできるため気化器24のコンパクト化を図ることができる。
【0023】
(実施例3)
図6は本発明の実施例3の燃焼装置の気化器を上方から見た要部断面図である。また図1および図2も使用して、本実施例の説明を行う。
【0024】
実施例1と異なる点は、気化器24の背面29を縦方向に凹凸42、波形43または溝44を付けた形状としたことである。本実施例では凹凸42、波形43または溝44を付けた形状の一例として気化器24の背面29に縦方向に波形形状43としたものについて説明する。また実施例1および2と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0025】
次に動作、作用を説明すると、気化器24の背面29を縦方向に波形形状43の面としているので、気化器24の背面29の面積を増やすことができるので、フィン30のみならずバーナ26で形成される火炎からの受熱を気化器24の背面29でも受け易くすることができる。さらに火炎が縦方向に波形形状43の背面29に沿って形成されるので火炎からの受熱効率を上げることができるため、気化性能を改善することができるとともに、ヒータ25に供給する電力を抑えることができ省電力化が図れるとともに、フィン30を小さくできるため気化器24のコンパクト化を図ることができる。
【0026】
(実施例4)
図7は本発明の実施例4の燃焼装置の気化器を側面から見た要部断面図である。また図1および図2も使用して、本実施例の説明を行う。
【0027】
実施例1と異なる点は、バーナ26上に突出するように気化器24の背面29に設けたフィン30のヒータ25近傍45に位置する部分を削ったことである。実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0028】
次に動作、作用を説明すると、ヒータ25の近傍45にフィン30がある場合には、フィン30は火炎からの受熱もするが、ヒータ25からの加熱も大きく受ける、そのため火炎からの受熱効率が悪くなるが、フィン30のヒータ25の近傍45に位置する部分を無くしているので、火炎からのみ受熱を行うことができ、ヒータ25の熱ロスを削減することができるので、ヒータ25に供給する電力を抑えることができ省電力化が図れるとともに、フィン30を小さくできるため気化器24のコンパクト化を図ることができる。
【0029】
(実施例5)
図8は本発明の実施例5の燃焼装置の気化器を側面から見た要部断面図である。また図1および図2も使用して、本実施例の説明を行う。
【0030】
実施例1と異なる点は、バーナ26上に突出するように気化器24の背面29に設けたフィン30のバーナ26側への突出長さを下端部46より上端部47の方を長くしたことである。実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0031】
次に動作、作用を説明すると、フィン30のバーナ26側への突出長さが下端部46と上端部47で同じ場合には、燃焼量の小さな場合に火炎が短くかつ2次空気量が少ないためフィン30での火炎からの受熱量が多くなりフィン30の温度が上がり過ぎてフィン30が溶けるということが発生するが、フィン30のバーナ26側への突出長さをフィン30の下端部46より上端部47を長くしているので、燃焼量の大きな場合は火炎が伸びフィン30全体で火炎から受熱を行うことができるとともに、燃焼量の小さな場合は火炎が短くかつ2次空気量が少ないためフィン30での火炎からの受熱量が多くなりフィン30の温度が上がり過ぎてフィン30が溶けるということを回避することができ、燃焼量を変化させた場合においても最適な熱量をフィン30から受熱することができる。またフィン30の重量を軽減することができるため、気化器24のコンパクト化が図れるとともに、初期の予熱時間の短縮化を図ることができる。
【0032】
(実施例6)
図9は本発明の実施例6の燃焼装置の気化器を側面から見た要部断面図である。また図1および図2も使用して、本実施例の説明を行う。
【0033】
実施例5と異なる点は、フィン30の下端部46を斜めにカット48したことである。実施例5と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0034】
次に動作、作用を説明すると、フィン30のバーナ26側下端部46を斜めにカット48しているので、燃焼量の大きな場合は火炎が伸びフィン30全体で火炎から受熱を行うことができるとともに、燃焼量の小さな場合は火炎が短くかつ2次空気量が少ないためフィン30での火炎からの受熱量が多くなりフィン30の温度が上がり過ぎてフィン30が溶けるということを回避することができ、燃焼量を変化させた場合においても最適な熱量をフィン30から受熱することができるので、気化性能を改善することができる。またフィン30の重量を軽減することができるため、気化器24のコンパクト化が図れるとともに、初期の予熱時間の短縮化を図ることができる。
【0035】
(実施例7)
図10は本発明の実施例7の燃焼装置の気化器を側面から見た要部断面図である。また図1および図2も使用して、本実施例の説明を行う。
【0036】
実施例5と異なる点は、フィン30の下端部46を階段状49にカットしたことである。実施例5と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0037】
次に動作、作用を説明すると、フィン30の下端部46を階段状49にしているので、燃焼量の大きな場合は火炎が伸びフィン30全体で火炎から受熱を行うことができるとともに、燃焼量の小さな場合は火炎が短くかつ2次空気量が少ないためフィン30での火炎からの受熱量が多くなりフィン30の温度が上がり過ぎてフィン30が溶けるということを回避することができ、燃焼量を変化させた場合においても最適な熱量をフィン30から受熱することができるので、気化性能を改善することができる。またフィン30の重量を軽減することができるため、気化器24のコンパクト化が図れるとともに、初期の予熱時間の短縮化を図ることができる。
【0038】
(実施例8)
図11は本発明の実施例8の燃焼装置の気化器を上方から見た要部断面図である。また図1および図2も使用して、本実施例の説明を行う。
【0039】
実施例1と異なる点は、バーナ26上に突出するように気化器24の背面29に設けたフィン30の背面29側の基部50の厚さをバーナ26側に突出した先端51の厚さより厚くしたことである。実施例1または2と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0040】
次に動作、作用を説明すると、フィン30が均一な厚さであった場合には、フィン30の単位体積当たりの熱移動量は先端51から基部50に到るに従って大きくなるため基部50で熱が貯まるような現象が発生し、トータルとしてのフィン30の受熱効率が悪くなる。しかしフィン30の気化器24背面29側の基部50の厚さを先端51より厚くしているため、フィン30の単位体積当たりの熱移動量がフィン30全体で均一化することができ、トータルとしてフィン30の受熱効率の改善がはかれ、ヒータ25に供給する電力を抑えることができ省電力化が図れるとともに、フィン30を小さくできるため気化器24のコンパクト化を図ることができる。
【0041】
(実施例9)
図12は本発明の実施例9の燃焼装置の気化器を上方から見た要部断面図である。また図1および図2も使用して、本実施例の説明を行う。
【0042】
実施例1と異なる点は、バーナ26上に突出するように気化器24の背面29に設けたフィン30のうち、気化器24の中央部52に位置したフィン30のバーナ26側への突出長さを端近傍53のフィン30より短くしたことである。本実施例では、フィン30の長さが中央部52を最小として端近傍53に至るについて円弧状に長くなる例について説明する。実施例1または2と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0043】
次に動作、作用を説明すると、バーナ26で形成される火炎は端近傍53より中央部52に流れが集中して立炎するため、気化器24の中央部52では受熱量が多く、逆に気化器24の端近傍53では受熱量が少なくなる傾向にある。またこれによって中央部52ではフィン30の温度が上がり材料の溶融も起こりやすい。従って中央部52ではフィン30を短くすることによって異常な温度上昇を抑制することができるとともに、端近傍53に至るにつれてフィン30を長くすることによって受熱量を増やし気化性能を改善することができ、全体としては各フィン30毎の受熱量を均一化することができる。従って気化器24の気化面31の端近傍53での気化性能を改善することができ、気化器24全体としても受熱効率が上がり、ヒータ25に供給する電力を抑えることができ省電力化が図れるとともに、トータルとして気化器24のコンパクト化を図ることができる。
【0044】
(実施例10)
図13は本発明の実施例10の燃焼装置の気化器を上方から見た要部断面図である。また図1および図2も使用して、本実施例の説明を行う。
【0045】
実施例1と異なる点は、バーナ26上に突出するように気化器24の背面29に設けたフィン30のうち、ヒータ25の無い部分54に位置したフィン30のバーナ26側への突出長さをヒータ25が近傍にある部分55に位置したフィン30の長さよりも長くしたことである。実施例1または2と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0046】
次に動作、作用を説明すると、ヒータ25の無い部分54では気化面31の加熱がフィン30に頼る以外なく、ヒータ25が有る部分55より火炎からの受熱量が必要となるが、ヒータ25の無い部分54に位置するフィン30のバーナ26方向への長さをヒータ25が有る部分55に位置するフィン30の長さよりも長くしているので、ヒータ25が無い部分54での火炎からの受熱を多くすることができ、気化性能の改善を図ることができ、気化器24全体としても受熱効率が上がり、ヒータ25に供給する電力を抑えることができ省電力化が図れるとともに、トータルとして気化器24のコンパクト化を図ることができる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1にかかる燃焼装置によれば、フィンを炎口部と2次空気口部の間に設けているので、炎口部で形成された火炎が直接フィンに接触するため高い温度をフィンで受熱することができるとともに、炎口部の1ピッチの距離内に複数のフィンを設置することによって受熱面積を稼ぐことができるのでより多くの受熱が可能となり、気化性能を改善することができるという効果があるともに、ヒータに供給する電力を抑えることができ省電力化が図れるという効果がある。また受熱を多く取れる分、フィンを小さくできるため気化器のコンパクト化を図ることができるという効果がある。
【0048】
また、請求項2にかかる燃焼装置によれば、フィンのバーナ側への突出長さが上端と下端で同じ場合には、燃焼量の小さな場合に火炎が短くかつ2次空気量が少ないためフィンでの火炎からの受熱量が多くなりフィンの温度が上がり過ぎてフィンが溶けるということが発生するが、フィンのバーナ側への突出長さをフィン下端より上端を長くしているので、燃焼量の大きな場合は火炎が伸びフィン全体で火炎から受熱を行うことができるという効果があるとともに、燃焼量の小さな場合は火炎が短くかつ2次空気量が少ないためフィンでの火炎からの受熱量が多くなりフィンの温度が上がり過ぎてフィンが溶けるということを回避することができるという効果とともに、燃焼量を変化させた場合においても最適な熱量をフィンから受熱することができるという効果がある。またフィンの重量を軽減することができるため、初期の予熱時間の短縮化を図ることができるという効果がある。
またフィン下端部を階段状にカットしているので、燃焼量の大きな場合は火炎が伸びフィン全体で火炎から受熱を行うことができるという効果がるとともに、燃焼量の小さな場合は火炎が短くかつ2次空気量が少ないためフィンでの火炎からの受熱量が多くなりフィンの温度が上がり過ぎてフィンが溶けるということを回避することができるという効果がるとともに、燃焼量を変化させた場合においても最適な熱量をフィンから受熱することができるので、気化性能を改善することができるという効果がる。またフィンの重量を軽減することができるため、初期の予熱時間の短縮化を図ることができるという効果がある。
【0049】
また、請求項3にかかる燃焼装置によれば、均一な厚さであった場合には、フィンの単位体積当たりの熱移動量は先端から基部に到るに従って大きくなるため基部で熱が渋滞する現象が発生しトータルとしてのフィンの受熱効率が悪くなるが、フィンの気化器背面側の基部の厚さを先端より厚くしているので、フィンの単位体積当たりの熱移動量がフィン全体で均一化することができ、トータルとしてフィンの受熱効率の改善が図れるため、ヒータに供給する電力を抑えることができ省電力化が図れるという効果があるとともに、フィンを小さくできるため気化器のコンパクト化を図ることができるという効果がある。
【0050】
また、請求項4にかかる燃焼装置によれば、バーナで形成される火炎は端近傍より中央部に流れが集中して立炎するため、気化器の中央部では受熱量が多く、逆に気化器の端近傍では受熱量が少なくなる傾向にある。またこれによって中央部ではフィンの温度が上がり材料の溶融も起こりやすい。従って中央部ではフィンを短くすることによって異常な温度上昇を抑制することができるとともに、端近傍のフィンを長くすることによって受熱量を増やし気化性能を改善することができるという効果があるとともに、全体としては各フィン毎の受熱量を均一化することができるという効果がある。従って気化器の気化面の端での気化を改善することができ、気化器全体としても受熱効率が上がり、ヒータに供給する電力を抑えることができ省電力化が図れるという効果があるとともに、トータルとして気化器のコンパクト化を図ることができるという効果がある。
【0051】
また、請求項5にかかる燃焼装置によれば、ヒータが無い部分では気化面の加熱がフィンに頼る以外なく、ヒータが有る部分より火炎からの受熱量が必要となるが、ヒータの無い部分に位置するフィンのバーナ方向への長さをヒータが有る部分に位置するフィンの長さよりも長くしているので、ヒータが無い部分に位置したフィンでの火炎からの受熱を多くすることができ、気化性能の改善を図ることができるという効果があるとともに、気化器全体としても受熱効率が上がり、ヒータに供給する電力を抑えることができ省電力化が図れるという効果がある。またトータルとして気化器のコンパクト化を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の燃焼装置の要部構成断面図
【図2】 同燃焼装置の気化器の断面斜視図
【図3】 同燃焼装置の気化器をバーナ側から見た要部断面図
【図4】 同燃焼装置の結線図
【図5】 本発明の実施例2の燃焼装置の気化器をバーナ側から見た要部断面図
【図6】 本発明の実施例3の燃焼装置の気化器を上方から見た要部断面図
【図7】 本発明の実施例4の燃焼装置の気化器を側面から見た要部断面図
【図8】 本発明の実施例5の燃焼装置の気化器を側面から見た要部断面図
【図9】 本発明の実施例6の燃焼装置の気化器を側面から見た要部断面図
【図10】 本発明の実施例7の燃焼装置の気化器を側面から見た要部断面図
【図11】 本発明の実施例8の燃焼装置の気化器を上方から見た要部断面図
【図12】 本発明の実施例9の燃焼装置の気化器を上方から見た要部断面図
【図13】 本発明の実施例10の燃焼装置の気化器を上方から見た要部断面図
【図14】 従来の燃焼装置の要部構成断面図
【図15】 同燃焼装置の気化器の断面斜視図
【図16】 同燃焼装置の気化器背面側から見た要部構成断面図
【符号の説明】
24 気化器
25 ヒータ
26 バーナ
27 混合室
29 背面
30 フィン
38 炎口部
39 2次空気口部
42 凹凸形状
43 波形形状
44 溝
45 ヒータ近傍
46 下端部
47 上端部
48 カット
49 階段状
50 基部
51 先端部
52 中央部
53 端近傍
54 ヒータが無い部分
55 ヒータが有る部分
Claims (5)
- 加熱ヒータを備えた液体燃料を気化させる気化器と、前記気化器と連接した混合室と、前記混合室を介して供給された混合気を噴出する複数の炎口部と前記複数の炎口部の間に位置し、空気を噴出する2次空気口部を備え前記混合室上部に設けたバーナから構成され、前記バーナの炎口部及び2次空気口部のある上方に突出するように前記気化器の背面に設けたフィンは前記炎口部と前記2次空気口部の間に設けた燃焼装置。
- 加熱ヒータを備えた液体燃料を気化させる気化器と、前記気化器と連接した混合室と、前記混合室を介して供給された混合気を噴出する炎口部と空気を噴出する2次空気口部を備え前記混合室上部に設けたバーナから構成され、前記バーナ上に突出するように前記気化器の背面に設けたフィンの前記バーナ側への突出長さを下端部より上端部の方を長くし、かつフィン下端部を階段状にカットした燃焼装置。
- 加熱ヒータを備えた液体燃料を気化させる気化器と、前記気化器と連接した混合室と、前記混合室を介して供給された混合気を噴出する炎口部と空気を噴出する2次空気口部を備え前記混合室上部に設けたバーナから構成され、前記バーナ上に突出するように前記気化器の背面に設けたフィンは、その前記気化器背面側の基部の厚さを前記バーナ側に突出した先端部の厚さより厚くした燃焼装置。
- 加熱ヒータを備えた液体燃料を気化させる気化器と、前記気化器と連接した混合室と、前記混合室を介して供給された混合気を噴出する炎口部と空気を噴出する2次空気口部を備え前記混合室上部に設けたバーナから構成され、前記バーナ上に突出するように前記気化器の背面に設けたフィンのうち、前記気化器の中央部に位置した前記フィンの前記バーナ側への突出長さを端近傍に位置した前記フィンより短くした燃焼装置。
- 加熱ヒータを備えた液体燃料を気化させる気化器と、前記気化器と連接した混合室と、前記混合室を介して供給された混合気を噴出する炎口部と空気を噴出する2次空気口部を備え前記混合室上部に設けたバーナから構成され、前記バーナ上に突出するように前記気化器の背面に設けたフィンのうち、前記ヒータが近傍に無い部分に位置した前記フィンの前記バーナ側への突出長さをヒータが近傍に有る部分に位置した前記フィンの長さよりも長くした燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01019898A JP3684809B2 (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01019898A JP3684809B2 (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 燃焼装置 |
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|---|---|
| JPH11211020A JPH11211020A (ja) | 1999-08-06 |
| JP3684809B2 true JP3684809B2 (ja) | 2005-08-17 |
Family
ID=11743593
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01019898A Expired - Lifetime JP3684809B2 (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3684809B2 (ja) |
-
1998
- 1998-01-22 JP JP01019898A patent/JP3684809B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11211020A (ja) | 1999-08-06 |
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