Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP3687322B2 - 車両挙動制御装置における予圧制御の温度補償装置 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP3687322B2 - 車両挙動制御装置における予圧制御の温度補償装置 - Google Patents

車両挙動制御装置における予圧制御の温度補償装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3687322B2
JP3687322B2 JP02065098A JP2065098A JP3687322B2 JP 3687322 B2 JP3687322 B2 JP 3687322B2 JP 02065098 A JP02065098 A JP 02065098A JP 2065098 A JP2065098 A JP 2065098A JP 3687322 B2 JP3687322 B2 JP 3687322B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
preload
behavior
control
behavior control
brake fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02065098A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11217066A (ja
Inventor
弘 恒原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP02065098A priority Critical patent/JP3687322B2/ja
Publication of JPH11217066A publication Critical patent/JPH11217066A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3687322B2 publication Critical patent/JP3687322B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各輪の自動ブレーキにより車両水平面挙動を制御するようにした車両挙動制御装置に関し、特に、該装置における予圧制御の温度補償技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両の挙動制御装置としては、例えば特開平7−89427号公報に記載されているように、各輪個別の自動ブレーキにより車両水平面挙動(例えばヨーレート)を目標通りのものとなるよう制御するようにした構成のものが知られている。
かかる挙動制御装置により車両挙動を制御するに際しては例えば、車両挙動を検出する挙動センサからの出力、つまり挙動検出値と、車速および操舵角から求めた挙動目標値との間の偏差が減少するよう、つまり実挙動が挙動目標値に一致するよう、左右輪制動力差により車両を挙動制御することが考えられる。
【0003】
ところで、各輪の自動ブレーキにより挙動制御を行う場合は、電動式の挙動制御などに比べて液圧の応答遅れが大きいことから、挙動制御の開始遅れや、制御量不足が生ずるのを免れない。
この問題を解決するためには、図5に2点鎖線aで示すごとく挙動制御開始瞬時t4 に先んじた例えば瞬時t2 より挙動制御用圧力源を起動させて瞬時t4 までの間、ブレーキ系に予圧を供給すると共に、この予圧を調圧弁手段により例えば同図にPS0で示すように定めた、制動力を発生し始める直前の予圧目標値にすることが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、低温時におけるエンジン暖機運転中のようにブレーキ液温度が低い間は、ブレーキ液の粘性が高いために予圧が図5に破線bで示すごとく、上昇開始タイミングの瞬時t3 へのずれ込みもあって目標とすべき予圧の経時変化aに対し不足気味となり、予圧による十分な挙動制御の開始遅れや制御量不足に関した改善効果を期待できない。
かと言って、当該低温時の問題が生じないよう予圧制御の開始判断を敏感なものにして予圧制御を早めたり、予圧目標値を余分に高く設定したのでは、低温時以外において前記挙動制御用圧力源および調圧弁手段の作動頻度が不要に増加し、低温である期間が高温である期間に比べて遙に少ないこととも相俟って、挙動制御装置の耐久性が著しく低下する。
【0005】
請求項1に記載の第1発明は、予圧による挙動制御の改善効果が期待できなくなるのはブレーキ液温度が低い時のみであるとの観点から、当該ブレーキ液温度に応じて予圧制御開始判断の感度を変更することにより上記の問題解決を実現することを目的とする。
【0006】
特に第1発明は、予圧制御開始判断の感度を変更する場合の好適な手法を提案
【0007】
請求項2に記載の第2発明は、ブレーキ液温度に応じて予圧制御開始判断の感度のみでなく、予圧目標値をも変更することにより、前記の問題解決を一層確実に実現することを目的とする。
【0008】
請求項3に記載の第3発明は、ブレーキ液温度に応じて予圧制御開始判断の感度および予圧目標値のみでなく、前記調圧弁手段による予圧制御ゲインをも変更することにより、前記の問題解決を更に確実に実現することを目的とする。
【0009】
請求項4に記載の第4発明は、ブレーキ液温度に応じて予圧目標値のみを変更することにより前記の問題解決を実現することを目的とする。
【0010】
請求項5に記載の第5発明は、ブレーキ液温度に応じて予圧目標値のみでなく、調圧弁手段による予圧制御ゲインをも変更することにより、前記の問題解決を一層確実に実現することを目的とする。
【0011】
請求項6に記載の第6発明は、ブレーキ液温度に応じて調圧弁手段による予圧制御ゲインのみを変更することにより、前記の問題解決を実現することを目的とする。
【0012】
請求項7に記載の第7発明は、ブレーキ液温度を直接検出する代わりに推定することで、安価に前記の問題を解決し得るようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
これらの目的のため、先ず第1発明による車両挙動制御装置用予圧制御の温度補償装置は、
挙動制御用圧力源からの挙動制御圧による各輪の自動ブレーキにより左右制動力差を与えて、挙動検出値と挙動目標値との間の挙動偏差が減少するよう車両の挙動制御を行う装置において、
前記挙動制御に先んじて挙動制御用圧力源を起動させることにより各輪のブレーキ系に予圧を供給すると共に、該予圧を調圧弁手段により予圧目標値に接近するよう制御する構成にし、
挙動制御に先んじた該予圧制御の開始指令時期を、ブレーキ液温度が低いほど早めるよう構成した
【0014】
そして、前記挙動偏差が挙動制御用設定値以上になった時に挙動制御を開始する場合、該挙動偏差が挙動制御用設定値よりも小さな予圧制御用設定値以上になった時に予圧制御を開始するよう構成すると共に、該予圧制御用設定値を、ブレーキ液温度が低いほど小さくするよう構成したことを特徴とするものである。
【0015】
第2発明による車両挙動制御装置用予圧制御の温度補償装置は、第1発明において、
前記予圧目標値を、ブレーキ液温度が低いほど高くするよう構成したことを特徴とするものである。
【0016】
第3発明による車両挙動制御装置用予圧制御の温度補償装置は、第1発明または第2発明において、
前記調圧弁手段による予圧制御ゲインを、ブレーキ液温度が低いほど高くするよう構成したことを特徴とするものである。
【0017】
第4発明による車両挙動制御装置用予圧制御の温度補償装置は、
挙動制御用圧力源からの挙動制御圧による各輪の自動ブレーキにより左右制動力差を与えて、挙動検出値と挙動目標値との間の挙動偏差が減少するよう車両の挙動制御を行う装置において、
前記挙動制御に先んじて挙動制御用圧力源を起動させることにより各輪のブレーキ系に予圧を供給すると共に、該予圧を調圧弁手段により予圧目標値に接近するよう制御する構成にし、
該予圧制御に当たって前記予圧目標値を、ブレーキ液温度が低いほど高くするよう構成し、
前記挙動偏差が挙動制御用設定値以上になった時に挙動制御を開始する場合、該挙動偏差が挙動制御用設定値よりも小さな予圧制御用設定値以上になった時に予圧制御を開始するよう構成すると共に、該予圧制御用設定値を、ブレーキ液温度が低いほど小さくするよう構成したことを特徴とするものである。
【0018】
第5発明による車両挙動制御装置用予圧制御の温度補償装置は、第4発明において、
前記調圧弁手段による予圧制御ゲインを、ブレーキ液温度が低いほど高くするよう構成したことを特徴とするものである。
【0019】
第6発明による車両挙動制御装置用予圧制御の温度補償装置は、
挙動制御用圧力源からの挙動制御圧による各輪の自動ブレーキにより左右制動力差を与えて、挙動検出値と挙動目標値との間の挙動偏差が減少するよう車両の挙動制御を行う装置において、
前記挙動制御に先んじて挙動制御用圧力源を起動させることにより各輪のブレーキ系に予圧を供給すると共に、該予圧を調圧弁手段により予圧目標値に接近するよう制御する構成にし、
該予圧制御に当たって前記調圧弁手段による予圧制御ゲインを、ブレーキ液温度が低いほど高くするよう構成し、
前記挙動偏差が挙動制御用設定値以上になった時に挙動制御を開始する場合、該挙動偏差が挙動制御用設定値よりも小さな予圧制御用設定値以上になった時に予圧制御を開始するよう構成すると共に、該予圧制御用設定値を、ブレーキ液温度が低いほど小さくするよう構成したことを特徴とするものである。
【0020】
第7発明による車両挙動制御装置用予圧制御の温度補償装置は、第1発明乃至第6発明のいずれかにおいて、
ブレーキ液温度を、該ブレーキ液温度に影響する発熱源が発生した熱量と放熱量とから推定するよう構成したことを特徴とするものである。
【0021】
【発明の効果】
車両挙動制御装置は、挙動検出値と挙動目標値との間の挙動偏差が減少するよう、挙動制御用圧力源からの挙動制御圧による各輪の自動ブレーキにより左右制動力差を与えて車両の挙動制御を行う。
ところで第1発明においては、当該挙動制御に先んじて挙動制御用圧力源を起動させることにより各輪のブレーキ系に予圧を供給すると共に、この予圧を調圧弁手段により予圧目標値に接近するよう制御し、且つ、
挙動制御に先んじた当該予圧制御の開始指令時期を、ブレーキ液温度が低いほど早めることから、
ブレーキ液温度が低い低温時において予圧が不足気味になるのを防止することができ、当該低温時においても予圧による挙動制御の応答遅れ防止効果や、制御量不足解消効果を狙い通りに達成することができる。
しかも、低温時以外では予圧制御の開始指令時期が不要に早められることがないため、挙動制御用圧力源および調圧弁手段の作動頻度が高くなって挙動制御装置の耐久性が低下するという問題を生ずることなく上記の作用効果を達成することができる。
【0022】
特に第1発明においては、前記挙動偏差が挙動制御用設定値以上になった時に挙動制御を開始する場合、該挙動偏差が挙動制御用設定値よりも小さな予圧制御用設定値以上になった時に予圧制御を開始すると共に、該予圧制御用設定値を、ブレーキ液温度が低いほど小さくしたから、
ブレーキ液温度が低い低温時ほど予圧制御開始判断の感度が高められて予圧制御の開始が早くなる。
従って、当該低温時に予圧が不足気味になるのを防止することができ、この低温時に予圧による挙動制御の応答遅れ防止効果や、制御量不足解消効果が狙い通りのものにならないという問題を解消することができる。
【0023】
しかも、低温時以外では予圧制御開始判断の感度が不要に高められることがないために、挙動制御用圧力源および調圧弁手段の作動頻度が高くなって挙動制御装置の耐久性が低下するという問題を生ずることなく上記の作用効果を達成することができる。
そしてこの第1発明では特に、予圧制御開始判断を挙動制御の要否判断と同じく挙動偏差により行い、低温時に予圧制御開始判断の感度を高めるに際し、挙動偏差の予圧制御用設定値を低いほど小さくすることから、
挙動制御を基準にして予圧制御の開始時期を定めることとなり、当該時期を一層上記の作用効果にマッチした正確なものにすることができる。
【0024】
第2発明においては、第1発明における予圧目標値を、ブレーキ液温度が低いほど高くすることから、
これによっても低温時に予圧が不足気味になるのを防止することができ、当該低温時に予圧による挙動制御の応答遅れ防止効果や、制御量不足解消効果が狙い通りのものにならないという問題を、第1発明よりも確実に解消することができる。
【0025】
第3発明においては、第1発明または第2発明における調圧弁手段の予圧制御ゲインを、ブレーキ液温度が低いほど高くすることから、
これによっても低温時に予圧が不足気味になるのを防止することができ、当該低温時に予圧による挙動制御の応答遅れ防止効果や、制御量不足解消効果が狙い通りのものにならないという問題を、第1発明または第2発明よりも更に確実に解消することができる。
【0026】
第4発明においては、前記した各発明におけると同様、挙動制御に先んじて挙動制御用圧力源を起動させることにより各輪のブレーキ系に予圧を供給すると共に、該予圧を調圧弁手段により予圧目標値に接近するよう制御するが、
当該予圧制御に当たって上記の予圧目標値を、ブレーキ液温度が低いほど高くし、挙動偏差が挙動制御用設定値以上になった時に挙動制御を開始する場合、該挙動偏差が挙動制御用設定値よりも小さな予圧制御用設定値以上になった時に予圧制御を開始するよう構成すると共に、該予圧制御用設定値を、ブレーキ液温度が低いほど小さくするようにしたことから、
当該低温時に予圧が不足気味になるのを防止することができ、この低温時に予圧による挙動制御の応答遅れ防止効果や、制御量不足解消効果が狙い通りのものにならないという問題を解消することができる。
しかも、低温時以外では予圧目標値が不要に高められることがないために、挙動制御用圧力源および調圧弁手段の作動頻度が高くなって挙動制御装置の耐久性が低下するという問題を生ずることなく上記の作用効果を達成することができる。
【0027】
第5発明においては、第4発明における調圧弁手段の予圧制御ゲインを、ブレーキ液温度が低いほど高くすることから、
これによっても低温時に予圧が不足気味になるのを防止することができ、当該低温時に予圧による挙動制御の応答遅れ防止効果や、制御量不足解消効果が狙い通りのものにならないという問題を、第4発明よりも確実に解消することができる。
【0028】
第6発明においては、前記した各発明におけると同様、挙動制御に先んじて挙動制御用圧力源を起動させることにより各輪のブレーキ系に予圧を供給すると共に、該予圧を調圧弁手段により予圧目標値に接近するよう制御するが、
当該予圧制御に当たって調圧弁手段による予圧制御ゲインを、ブレーキ液温度が低いほど高くし、挙動偏差が挙動制御用設定値以上になった時に挙動制御を開始する場合、該挙動偏差が挙動制御用設定値よりも小さな予圧制御用設定値以上になった時に予圧制御を開始するよう構成すると共に、該予圧制御用設定値を、ブレーキ液温度が低いほど小さくするようにしたことから、
当該低温時に予圧が不足気味になるのを防止することができ、この低温時に予圧による挙動制御の応答遅れ防止効果や、制御量不足解消効果が狙い通りのものにならないという問題を解消することができる。
しかも、低温時以外では調圧弁手段による予圧制御ゲインが不要に高められることがないため、挙動制御用圧力源および調圧弁手段の作動頻度が高くなって挙動制御装置の耐久性が低下するという問題を生ずることなく上記の作用効果を達成することができる。
【0029】
第7発明においては、上記各発明におけるブレーキ液温度を直接検出する代わりに、ブレーキ液温度に影響する発熱源が発生した熱量と放熱量とから推定するため、
ブレーキ液温度を直接検出する手段が不要で、それだけ安価に前記各発明による作用効果を達成し得て大いに有利である。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態になる車両挙動制御装置用予圧制御の温度補償装置を具えた車両の挙動制御装置を示すシステム図で、本実施の形態において挙動制御装置は、自動ブレーキによる左右制動力差で車両のヨーレートを制御するものとする。
図1において11FL,11FRはそれぞれ、挙動制御に際して自動ブレーキにより制動すべき左右の車輪で、例えば左前輪および右前輪を示す。
【0031】
12はブレーキマスターシリンダで、ブレーキペダル13の踏み込みにより、リザーバタンク14内のブレーキ液をブレーキペダル踏力に応じたマスターシリンダ液圧Pm にして出力するものとする。
マスターシリンダ液圧Pm はプリチャージシリンダ15のマスターシリンダ液圧ポート15aに供給し、当該プリチャージシリンダ15はリターンスプリング15bにより弾支されたピストン15cを有するもので、ピストン15cの図示する常態位置でマスターシリンダ液圧ポート15aをピストン連通孔15dにより出力ポート15eに通じさせるよう構成する。
【0032】
プリチャージシリンダ15には更に、ピストン連通孔15dが開口するシリンダ室とは反対側のシリンダ室に開口させてプリチャージ圧ポート15fを穿設し、当該ポートからの後述するプリチャージ圧Pprでピストン15cがリターンスプリング15bに抗し左行される時にピストン連通孔15dを塞ぐフリーピストン15gをバネ15hにより浮動支持して設ける。
【0033】
リザーバタンク14とプリチャージ圧ポート15fと間に、プリチャージポンプ16、リリーフ弁17およびオリフィス18の相互並列回路として構成したプリチャージ圧源を接続して設け、プリチャージポンプ16を、後述のごとくにON,OFF制御されるモータ16aにより適宜駆動する。
【0034】
プリチャージシリンダ15の出力ポート15eには、一方で常開の電磁式マスターシリンダ液圧選択弁19を介して前輪ブレーキ液圧回路20を接続し、他方で常閉の電磁式プリチャージ圧選択弁21を介して挙動制御圧ポンプ22の吸入ポートを接続する。
【0035】
なお挙動制御圧ポンプ22は、後述するように挙動制御に際して左右前輪11FL,11FRへ向かう挙動制御用のブレーキ液圧を発生するためのもので、本発明における挙動制御用圧力源を構成するが、このポンプ22は、後述のごとくにON,OFF制御されるモータ22aにより適宜駆動する。
なお、挙動制御圧ポンプ22の吐出ポートはリリーフ弁23を介してプリチャージシリンダ15の出力ポート15eに通じさせると共に、前輪ブレーキ液圧回路20に接続する。
【0036】
前輪ブレーキ液圧回路20から左右前輪11FL,11FRのホイールシリンダ24FL,24FRへ向かう左右前輪ブレーキ液圧回路20FL,20FR中にはそれぞれ、常開の電磁式増圧弁25FL,25FRを挿置し、これら増圧弁25FL,25FRとホイールシリンダ24FL,24FRとの間において左右前輪ブレーキ液圧回路20FL,20FRより分岐する減圧回路26FL,26FR中にそれぞれ、常閉の電磁式減圧弁27FL,27FRを挿置する。
そして、減圧回路26FL,26FRはそれぞれ共通なアキュムレータ28に接続すると共に、同じく共通な逆止弁29を経て挙動制御圧ポンプ22の吸入ポートに接続する。
【0037】
増圧弁25FL,25FRは、入力圧(ポンプ22からの挙動制御圧)を、対応する左右前輪ホイールシリンダ24FL,24FRへ供給してその内圧(予圧、自動ブレーキ圧)を上昇させ、減圧弁27FL,27FRはそれぞれ、ホイールシリンダ24FL,24FRの内圧(予圧、自動ブレーキ圧)を減圧回路26FL,26FRより排除して低下させるもので、
従ってこれら増減圧弁は、それぞれのブレーキ系における内圧を調整する、本発明における調圧手段を構成する。
【0038】
マスターシリンダ液圧選択弁19に並列に配して、ブレーキ液圧の抜け方向に対し逆止機能を果たす逆止弁30を設けると共に、増圧弁25FL,25FRに並列に配して、ブレーキ液圧の入り方向に対し逆止機能を果たす逆止弁31,32を設け、これらにより対応する弁が閉じたままの状態でスティックした場合における安全保障を行う。
【0039】
プリチャージポンプ16のモータ16a、および挙動制御圧ポンプ22のモータ22a、またマスターシリンダ液圧選択弁19およびプリチャージ圧選択弁21、更に増圧弁25FL,25FRおよび減圧弁27FL,27FRのON,OFFは、コントローラ41によりこれらを制御して所定の挙動(ヨーレート)制御を行うこととし、
当該制御のためにコントローラ41には、車両の発生ヨーレートγS を検出するヨーレートセンサ(挙動センサ)42からの信号と、車速VSPを検出する車速センサ43からの信号と、エンジンスロットル開度TVOを検出するスロットル開度センサ44からの信号と、ブレーキ液温度Kを検出する温度センサ45からの信号とをそれぞれ入力する。
【0040】
コントローラ41は、これら入力情報をもとに図2の制御プログラムを実行して、本発明が狙いとするブレーキ系の予圧制御および車両の挙動制御を以下のごとくに行うものとする。
先ずステップ51において、図1のセンサ43,44で検出した車速VSPおよびスロットル開度TVOから周知の方法で目標とすべきヨーレートγ0 を算出し、
次いでステップ52において、当該目標ヨーレートγ0 と、センサ42によるヨーレート検出値γS との間のヨーレート偏差Δγ(=γ0 −γS )を算出する。
【0041】
そしてステップ53で、センサ45により検出したブレーキ液温度K、およびセンサ43により検出した車速VSPから図3に対応するマップをもとに、ブレーキ液温度Kおよび車速VSPの組み合わせごとの予圧制御開始用ヨーレート偏差設定値ΔγSTを検索すると共に、車速VSPごとの挙動制御開始用ヨーレート偏差設定値ΔγVDC を検索する。
ここで図3から明らかなように、挙動制御開始用ヨーレート偏差設定値ΔγVDC は周知のごとく、高車速ほど小さくして高車速での挙動制御感度を高くすることにより、高速走行での走行安定性をも確保し得るようにするが、
予圧制御開始用ヨーレート偏差設定値ΔγSTは、全車速域に亘って挙動制御開始用ヨーレート偏差設定値ΔγVDC よりも小さくし、且つ、ブレーキ液温度Kが低いほど挙動制御開始用ヨーレート偏差設定値ΔγVDC からの乖離を大きくして、予圧制御開始用ヨーレート偏差設定値ΔγSTを低温時ほど小さくすることにより、低温時における予圧の応答遅れを補償し、もって本発明が狙いとする予圧制御の温度補償を可能にする。
【0042】
次のステップ54においては、ステップ52で求めたヨーレート偏差Δγの絶対値|Δγ|が、ステップ53における予圧制御開始用ヨーレート偏差設定値ΔγST以上であるか否かを、つまり、挙動制御の応答遅れを解消するための予圧制御を行うべきか否かを判定する。
ステップ54においてヨーレート偏差Δγの絶対値|Δγ|が予圧制御開始用ヨーレート偏差設定値ΔγST未満であると判定する予圧制御の非制御域では、制御をステップ55に進めて予圧制御を行わないよう指令する。
【0043】
この非制御域においてコントローラ41は、プリチャージポンプ16のモータ16a、および挙動制御圧ポンプ22のモータ22a、またマスターシリンダ液圧選択弁19およびプリチャージ圧選択弁21、更に増圧弁25FL,25FRおよび減圧弁27FL,27FRを全てOFFする。
よって、プリチャージポンプ16からのプリチャージ圧Pprが発生しないためにプリチャージシリンダ15がピストン15cを図示位置にされており、マスターシリンダ液圧ポート15aを出力ポート15eに通じさせ、
プリチャージ圧選択弁21、および減圧弁27FL,27FRが閉弁状態にされており、
マスターシリンダ液圧選択弁19および増圧弁25FL,25FRが開弁状態にされている。
【0044】
ここで運転者がブレーキペダル13を踏み込んでマスターシリンダ液圧Pm を発生させると、このマスターシリンダ液圧Pm がプリチャージシリンダ15のポート15a、ピストン連通孔15dおよび出力ポート15eを順次経てマスターシリンダ液圧選択弁19に至り、その後マスターシリンダ液圧Pm が、この弁19から増圧弁25FL,25FRを経てホイールシリンダ24FL,24FRに達することで、運転者による前2輪のブレーキ操作を可能とする。
【0045】
コントローラ41は、ステップ54においてヨーレート偏差Δγの絶対値|Δγ|が予圧制御開始用ヨーレート偏差設定値ΔγST以上であり、予圧制御を行うべきと判定するとき、ステップ56において、図4の実線特性eに対応するマップをもとにブレーキ液温度Kから当該温度ごとの目標予圧値PSTを検索する。
ここで従来の目標予圧値PSTは、同図に2点鎖線fで示すごとくブレーキ液温度Kに関係なく一定のものであったが、本実施の形態においては目標予圧値PSTを実線特性eのように低温ほど大きくする。
そして当該目標予圧値PSTは、ブレーキ液温度Kごとに粘性変化にかかわらず調圧後における実際の予圧値が例えば図5に示す所定値PS0となるようなものとし、これによっても本発明が狙いとする予圧制御の温度補償を可能にする。
【0046】
ステップ57〜59においては、上記の目標予圧値PSTに向けて所定の時間勾配で変化し、この目標予圧値PSTを上限値とする予圧指令値PTGを算出し、
ステップ60においては、前記ヨーレート偏差Δγの絶対値|Δγ|が、ステップ53で検索した挙動制御開始用ヨーレート偏差設定値ΔγVDC 以上であるか否かを、つまり挙動制御域に入ったか否かを判定する。
【0047】
挙動制御域に入るまでの間は、ステップ61において以下のごとくに、ブレーキ系の内圧が、上記ステップ57〜59で求めた予圧指令値PTGになるよう予圧制御を実行する。
つまり、この場合コントローラ41は、プリチャージポンプ16のモータ16a、および挙動制御圧ポンプ22のモータ22aをONして対応するポンプを駆動すると共に、マスターシリンダ液圧選択弁19およびプリチャージ圧選択弁21をONして、前者の弁19を閉じると共に後者の弁21を開弁させる。
【0048】
ポンプ16の駆動で発生したプリチャージ圧Pprはプリチャージシリンダ15のピストン15cをしてこれを図1の左方へストロークさせ、ポート15aとピストン連通孔15dとの間の連通を絶つと同時に、ピストン連通孔15dをフリーピストン15hにより閉塞する。
その後、ピストン15cの更なる左行によりポート15eからプリチャージ圧Pprと同じ圧力(以下では便宜上、これも同じプリチャージ圧Pprと称する)が出力され、これがプリチャージ圧選択弁21を経て挙動制御圧ポンプ22の吸入ポートに供給される。
【0049】
これにより、モータ22aの上記したONにより駆動される挙動制御圧ポンプ22の吸入効率が高められ、ポンプ22は高応答で挙動制御用の圧力を吐出することができ、後述する挙動制御の応答性を向上させることができる。
従ってプリチャージ圧Pprは、挙動制御圧ポンプ22に要求される吸入効率が達成されるのに必要な最小限の極く低い値とする。
【0050】
ポンプ22からの吐出される挙動制御圧は増圧弁25FL,25FRに達し、コントローラ41は車両の挙動(ヨーレート)制御前の当該予圧制御に際して、左右前輪のホイールシリンダ24FL,24FR内が上記の予圧指令値PTG未満であれば、対応する側の増圧弁25FL,25FRをOFFして開くと共に、同じ側の減圧弁27FL,27FRをOFFして閉じ、これによりホイールシリンダ24FL,24FR内をポンプ22からの挙動制御圧で上記の予圧指令値PTGに向けて圧力上昇させる。
逆に左右前輪のホイールシリンダ24FL,24FR内が上記の予圧指令値PTGを越えると、コントローラ41は対応する側の増圧弁25FL,25FRをONして閉じると共に、同じ側の減圧弁27FL,27FRをONして開き、これによりホイールシリンダ24FL,24FR内の圧力を減圧回路26FL,26FRより排除して上記の予圧指令値PTGに向けて圧力低下させる。
以上の作動の繰り返しにより、左右前輪のホイールシリンダ24FL,24FRを含むブレーキ系を予圧指令値PTGとなるよう予圧制御することができる。
【0051】
図2のステップ60において、ヨーレート偏差Δγの絶対値|Δγ|が挙動制御開始用ヨーレート偏差設定値ΔγVDC 以上であると判定すると、つまり挙動制御域であると判定すると、ステップ62,63において、ヨーレート偏差Δγの絶対値|Δγ|が挙動制御開始用ヨーレート偏差設定値ΔγVDC 未満に収まるよう、以下のごとき挙動制御を実行する。
つまりこの場合コントローラ41はステップ62で、そのための挙動(ヨーレート)制御に際して制動すべき一方側前輪の増圧弁25FLまたは25FRをOFFして開き、当該一方側前輪の減圧弁27FLまたは27FRをOFFして閉じる。
これにより、制動すべき当該一方側前輪のホイールシリンダ24FLまたは24FR内がポンプ22からの挙動制御圧を供給されて、予圧値から増圧される。
【0052】
ところで次のステップ63において、反対側前輪のホイールシリンダ24FRまたは24FLが、ステップ61におけると同様な予圧制御を継続されているため、相変わらず予圧値のままで制動力を発生するに至らない。
よって、車両は左右制動力差を付与されてこれに伴うヨーモーメントを与えられ、車両挙動(ヨーレート)を目標値γ0 に近づけることができる。
そしてコントローラ41は、車両挙動(ヨーレート)が目標値γ0 に近づいて前記のヨーレート偏差Δγの絶対値|Δγ|が挙動制御開始用ヨーレート偏差設定値ΔγVDC 未満に収まる非制御域に入ると、ステップ62において、上記により制動されていた一方側前輪の増圧弁25FLまたは25FRをONして閉じると同時に、当該一方側前輪の減圧弁27FLまたは27FRをONして開くことにより、対応する側の前輪ホイールシリンダ24FLまたは24FR内を排圧して制動を解除し、ヨーレート偏差Δγを非制御域に維持することができる。
【0053】
そして当該挙動制御の際しては、ステップ60でヨーレート偏差Δγの絶対値|Δγ|が挙動制御開始用ヨーレート偏差設定値ΔγVDC 以上であると判定する例えば図5の挙動制御開始瞬時t4 に先立つ瞬時t1 に、ステップ54においてヨーレート偏差Δγの絶対値|Δγ|が挙動制御開始用ヨーレート偏差設定値ΔγVDC よりも小さな予圧制御開始用ヨーレート偏差設定値ΔγST以上であると判定され、ステップ61での予圧制御が開始されることから、挙動制御に先立ってブレーキ系に予圧が発生していることとなり、当該挙動制御が液圧ブレーキ装置を用いた液圧式であると雖も、問題となるような応答遅れを発生することがない。
【0054】
しかも、ステップ54での予圧制御開始判断に際して用いるヨーレート偏差設定値ΔγSTを図3に示すように、ブレーキ液温度Kが低いほど挙動制御開始用ヨーレート偏差設定値ΔγVDC から大きく乖離させて、予圧制御開始用ヨーレート偏差設定値ΔγSTをブレーキ液温度Kが低いほど小さくした(予圧制御開始判断の感度を高くした)から、
更に加えて、ステップ61での予圧制御に際して最終的な目標とする目標予圧値PSTをステップ56で定める時に、これを図4にeで示すようにブレーキ液温度Kが低いほど従来のそれよりも大きくなるよう設定したから、
図5における予圧指令値PTGの経時変化によって例示するように、挙動制御に先んじた予圧制御の開始指令時期t1 が低温時ほど早くされると共に、同じく図5に例示した目標予圧値PSTが低温時ほど高くされることとなり、
如何なる低温のもとでも実際の予圧値が図5にcで示すように、所定の予圧値PS0となるような予圧制御を実現することができる。
【0055】
従って、ブレーキ液温度が低い低温時でも予圧が不足気味になるのを防止することができ、当該低温時においても予圧による挙動制御の応答遅れ防止効果や、制御量不足解消効果を狙い通りに達成することができる。
しかも、低温時以外では予圧制御の開始指令時期が不要に早められることがないため、ポンプ22で構成される挙動制御用圧力源および増圧弁25FL,25FRおよび減圧弁27FL,27FRで構成される調圧弁手段の作動頻度が高くなって挙動制御装置の耐久性が低下するという問題を生ずることなく上記の作用効果を達成することができる。
【0056】
そして本実施の形態では特に、予圧制御開始判断を挙動制御の要否判断と同じくヨーレート(挙動)偏差Δγの絶対値|Δγ|により行うことから、
挙動制御を基準にして予圧制御の開始時期を定めることとなり、当該時期を一層上記の作用効果にマッチした正確なものにすることができる。
【0057】
なお本実施の形態では、予圧制御開始用ヨーレート偏差設定値ΔγSTをブレーキ液温度Kが低いほど小さくする(予圧制御開始判断の感度を高くする)ことと、
最終的な目標とする目標予圧値PSTをブレーキ液温度Kが低いほど大きくすることとの組み合わせにより上記の作用効果が達成されるようにして本発明の目的を達成するようにしたが、
これらはそれぞれ単独でも、程度の差はあるが同様の作用効果を奏し得るものであり、本発明の目的を達成することができること勿論である。
【0058】
なお、本発明の目的を達成するに当たっては、上記の2要件に加えて、またはこれら2要件のいずれかと組み合わせて、或いは単独で、以下の対策を採用することもできる。
つまり、予圧を調整するための調圧弁手段を構成する増圧弁25FL,25FRおよび減圧弁27FL,27FRの前記予圧制御中における駆動時間を調整することにより、当該調圧弁手段の予圧制御ゲインを、ブレーキ液温度が低いほど高くする。
これによっても低温時に予圧が不足気味になるのを防止することができ、当該低温時に予圧による挙動制御の応答遅れ防止効果や、制御量不足解消効果が狙い通りのものにならないという問題を、前記実施の形態におけると同様に解消することができる。
【0059】
なお、上記ではブレーキ液温度Kをセンサ45で直接検出することとしたが、この代わりにブレーキ液温度を、以下に列挙する方法により推定して求めることもできる。
▲1▼ブレーキ液温度がエンジンの温度により左右されるため、ブレーキ液温度をエンジンの吸気温度や、排気温度や、冷却水温などから推定する。
▲2▼エンジンの吸気温度や、排気温度や、冷却水温などの温度変化に関する履歴(例えば1次遅れ)をブレーキ液温度を用いて推定する。
▲3▼ブレーキ液温度を、エンジン始動時はその吸気温度から推定し、所定時間経過後は冷却水温から推定する。
▲4▼エンジン始動時はブレーキ液温度を所定の固定値とし、所定時間経過後は時間の経過に応じて所定勾配で当該固定値から上昇させた値をブレーキ液温度とする。
▲5▼エンジンの総発熱量をエンジン始動時からのガソリン消費量により算出し、この総発熱量から放熱量を差し引いてブレーキ液温度を推定する。
かようにブレーキ液温度に影響する発熱源が発生した熱量や、この発熱量と放熱量とからブレーキ液温度を推定する場合、
ブレーキ液温度を直接検出する手段が不要で、それだけ安価に前記の作用効果を達成することができ、コスト的に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態になる予圧制御の温度補償装置を具えた車両挙動制御装置を例示する液圧ブレーキシステム図である。
【図2】同実施の形態においてコントローラが実行する予圧制御および挙動制御のためのプログラムを示すフローチャートである。
【図3】同実施の形態における予圧制御開始用および挙動制御開始用のヨーレート偏差設定値を示す特性線図である。
【図4】同実施の形態で指令とすべき目標予圧値を、従来における指令用の目標予圧値と比較して示す特性図である。
【図5】同実施の形態で低温時に発する予圧指令値と、これにより制御された実際の予圧値と、従来における予圧の指令値および実際値の経時変化を比較して示すタイムチャートである。
【符号の説明】
11FL 左前輪
11FR 右前輪
12 マスターシリンダ
13 ブレーキペダル
14 ブレーキ液リーザバタンク
15 プリチャージシリンダ
16 プリチャージポンプ
19 マスターシリンダ液圧選択弁
21 プリチャージ圧選択弁
22 挙動制御圧ポンプ
24FL 左前輪ホイールシリンダ
24FR 右前輪ホイールシリンダ
25FL 左前輪用増圧弁
25FR 右前輪用増圧弁
27FL 左前輪用減圧弁
27FR 右前輪用減圧弁
28 アキュムレータ
41 コントローラ
42 ヨーレート(挙動)センサ
43 車速センサ
44 スロットル開度センサ
45 温度センサ

Claims (7)

  1. 挙動制御用圧力源からの挙動制御圧による各輪の自動ブレーキにより左右制動力差を与えて、挙動検出値と挙動目標値との間の挙動偏差が減少するよう車両の挙動制御を行う装置において、
    前記挙動制御に先んじて挙動制御用圧力源を起動させることにより各輪のブレーキ系に予圧を供給すると共に、該予圧を調圧弁手段により予圧目標値に接近するよう制御する構成にし、
    挙動制御に先んじた該予圧制御の開始指令時期を、ブレーキ液温度が低いほど早めるよう構成し、
    前記挙動偏差が挙動制御用設定値以上になった時に挙動制御を開始する場合、該挙動偏差が挙動制御用設定値よりも小さな予圧制御用設定値以上になった時に予圧制御を開始するよう構成すると共に、該予圧制御用設定値を、ブレーキ液温度が低いほど小さくするよう構成したことを特徴とする車両挙動制御装置における予圧制御の温度補償装置。
  2. 請求項1において、前記予圧目標値を、ブレーキ液温度が低いほど高くするよう構成したことを特徴とする車両挙動制御装置における予圧制御の温度補償装置。
  3. 請求項1または2において、前記調圧弁手段による予圧制御ゲインを、ブレーキ液温度が低いほど高くするよう構成したことを特徴とする車両挙動制御装置における予圧制御の温度補償装置。
  4. 挙動制御用圧力源からの挙動制御圧による各輪の自動ブレーキにより左右制動力差を与えて、挙動検出値と挙動目標値との間の挙動偏差が減少するよう車両の挙動制御を行う装置において、
    前記挙動制御に先んじて挙動制御用圧力源を起動させることにより各輪のブレーキ系に予圧を供給すると共に、該予圧を調圧弁手段により予圧目標値に接近するよう制御する構成にし、
    該予圧制御に当たって前記予圧目標値を、ブレーキ液温度が低いほど高くするよう構成し、
    前記挙動偏差が挙動制御用設定値以上になった時に挙動制御を開始する場合、該挙動偏差が挙動制御用設定値よりも小さな予圧制御用設定値以上になった時に予圧制御を開始するよう構成すると共に、該予圧制御用設定値を、ブレーキ液温度が低いほど小さくするよう構成したことを特徴とする車両挙動制御装置における予圧制御の温度補償装置。
  5. 請求項4において、前記調圧弁手段による予圧制御ゲインを、ブレーキ液温度が低いほど高くするよう構成したことを特徴とする車両挙動制御装置における予圧制御の温度補償装置。
  6. 挙動制御用圧力源からの挙動制御圧による各輪の自動ブレーキにより左右制動力差を与えて、挙動検出値と挙動目標値との間の挙動偏差が減少するよう車両の挙動制御を行う装置において、
    前記挙動制御に先んじて挙動制御用圧力源を起動させることにより各輪のブレーキ系に予圧を供給すると共に、該予圧を調圧弁手段により予圧目標値に接近するよう制御する構成にし、
    該予圧制御に当たって前記調圧弁手段による予圧制御ゲインを、ブレーキ液温度が低いほど高くするよう構成し、
    前記挙動偏差が挙動制御用設定値以上になった時に挙動制御を開始する場合、該挙動偏差が挙動制御用設定値よりも小さな予圧制御用設定値以上になった時に予圧制御を開始するよう構成すると共に、該予圧制御用設定値を、ブレーキ液温度が低いほど小さくするよう構成したことを特徴とする車両挙動制御装置における予圧制御の温度補償装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項において、ブレーキ液温度を、該ブレーキ液温度に影響する発熱源が発生した熱量と放熱量とから推定するよう構成したことを特徴とする車両挙動制御装置における予圧制御の温度補償装置。
JP02065098A 1998-02-02 1998-02-02 車両挙動制御装置における予圧制御の温度補償装置 Expired - Fee Related JP3687322B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02065098A JP3687322B2 (ja) 1998-02-02 1998-02-02 車両挙動制御装置における予圧制御の温度補償装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02065098A JP3687322B2 (ja) 1998-02-02 1998-02-02 車両挙動制御装置における予圧制御の温度補償装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11217066A JPH11217066A (ja) 1999-08-10
JP3687322B2 true JP3687322B2 (ja) 2005-08-24

Family

ID=12033111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02065098A Expired - Fee Related JP3687322B2 (ja) 1998-02-02 1998-02-02 車両挙動制御装置における予圧制御の温度補償装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3687322B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4457762B2 (ja) * 2004-06-09 2010-04-28 日産自動車株式会社 車両の制動力制御装置
JP4802592B2 (ja) * 2005-07-29 2011-10-26 日産自動車株式会社 車線逸脱防止装置
JP4760653B2 (ja) * 2006-10-06 2011-08-31 トヨタ自動車株式会社 車両の制動装置
JP2024076857A (ja) * 2022-11-25 2024-06-06 株式会社アドヴィックス 車両の制動制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11217066A (ja) 1999-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6364436B1 (en) Brake control device
US8052226B2 (en) Electronic control brake system having simulation function
US7926887B2 (en) Brake control system and brake control method
US12054133B2 (en) Braking control device
US6120414A (en) Negative pressure control apparatus for brake booster
US20030019473A1 (en) Method, computer program and control device for operating a vacuum reservoir situated inside an internal combustion engine
JP5295750B2 (ja) ブレーキ装置の制御装置
CN109572696B (zh) 车辆的控制装置
US20190176628A1 (en) Vehicle brake device
US8029075B2 (en) Brake control apparatus and process
US11858512B2 (en) Controller and control method
JPH05178188A (ja) 車両用トラクション制御装置
JP2005519806A (ja) アクティブ式液圧ブレーキ倍力装置を備えた車両ブレーキ装置
JP2005523839A (ja) アクティブ液圧ブレーキ倍力式車両ブレーキ装置およびそのための制御方法
US12194977B2 (en) Braking control device
JP3687322B2 (ja) 車両挙動制御装置における予圧制御の温度補償装置
US20180201244A1 (en) Vehicle brake control device
US6367893B1 (en) Brake booster pressure control apparatus
JP2021109566A (ja) 制動制御装置
JPH11227586A (ja) 車両挙動制御装置における予圧制御装置
US7822525B2 (en) Travel control device and travel control method
JP2001328515A (ja) 車両用液圧ブレーキシステムの制御方法
JP2000118373A (ja) 制動力制御方法および制動力制御装置
US6371576B2 (en) Method of controlling a vehicle hydraulic brake system
JP3856692B2 (ja) 車両制動制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050530

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090617

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees