JP3687382B2 - 自動販売機を用いた販売方法及び自動販売機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動販売機を用いた商品の販売方法及びこの販売方法のための自動販売機の技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、より多くの商品を販売するため、顧客(消費者)が、購入した商品に貼付されているシールを特定の台紙に貼り付けてゆき、貼り付けた枚数が規定の枚数に達したならば、この台紙を飲料メーカーに郵送することにより、景品その他の懸賞を受けることができる販売方法が知られている。
【0003】
この販売方法は、顧客が景品を受け取ろうとすると、台紙を飲料メーカーに郵送しなければならず、大変煩わしいものであるため、応募する顧客には限りがあり、商品の販売量の増加に期待するほどの成果が見込まれないという問題があった。
【0004】
また、郵送してから顧客が景品を受け取るまで相当の日時を要するだけでなく、飲料メーカーの側においても、応募された台紙の整理、景品の発送等の対応しなければならない事務的事項が多いため、人件費、郵送費等の費用がかさむといった問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、
1 顧客が、シールを規定枚数貼った台紙を郵送する必要をなくす。
【0006】
2 顧客が、シールを規定枚数貼った台紙を自動販売機の紙幣受入装置に挿入すれば直ちに景品を手に取ることができるようにする。
【0007】
3 郵送のように、顧客が景品を手に入れるまでの日時がかからなくする。
【0008】
4 顧客が、身近な最寄りの自動販売機を使えるようにし、郵送より手間がかからなくする。
【0009】
5 販売促進につなげ、同一の(又は同種の)商品の販売量を増やし、流通経費が少なくてすむようにし、量産の効果が出るようにする。
【0010】
6 飲料メーカーが、郵送されてきた台紙を整理し、規定枚数のシールが貼られているか否かをチェックする必要をなくす。
【0011】
7 飲料メーカーが、景品を用意し、それぞれの住所、氏名に宛てて郵送(又は宅配)する等の事務手続きの必要をなくす。
【0012】
8 発送先の誤り等の事務手続き上の誤りが発生しないようにし、苦情が寄せられないようにする。
【0013】
9 飲料メーカーには、特別な人件費、郵送費がかからなくする。
などを解決すべき課題とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この課題は次の手段によって解決される。
【0015】
(1)販売される商品に、貼付することのできる特定のシールを添付し、この商品を自動販売機を用いて販売するとともに、予め定められた枚数の上記シールが貼付された台紙が自動販売機の台紙識別装置にその台紙挿入口から挿入されたとき、自動販売機に装填されている商品のうちの任意の又は特定の商品を無料又は割引価格にて販売することを特徴とする自動販売機を用いた販売方法。
【0016】
(2) 上記(1)に記載された自動販売機を用いた販売方法において、上記販売される商品に添付されるシールは、
貼付することにより、商品に添付されたものであり、商品から剥離した後再び貼付可能なものであること
を特徴とする自動販売機を用いた販売方法。
【0017】
(3) 上記(1)に記載された自動販売機を用いた販売方法において、上記販売される商品に添付されるシールは、
商品の包装の内部に入れられることにより、商品に添付されていること
を特徴とする自動販売機を用いた販売方法。
【0018】
(4) 上記(1)に記載された自動販売機を用いた販売方法において、上記販売される商品に添付されるシールは、
商品の一部をなす形で、商品に添付されていること
を特徴とする自動販売機を用いた販売方法。
【0019】
(5)上記(1)から(4)までのいずれかに記載された自動販売機を用いた販売方法において、
上記自動販売機は、紙幣識別装置を備えたものであり、
上記台紙識別装置の台紙挿入口は、上記紙幣識別装置の紙幣挿入口と同一の挿入口であること
を特徴とする自動販売機を用いた販売方法。
【0020】
(6) 上記(1)から(4)までのいずれかに記載された自動販売機を用いた販売方法において、
上記自動販売機は、紙幣識別装置を備えたものであり、
上記台紙識別装置は、上記紙幣識別装置と兼用される一の装置であること
を特徴とする自動販売機を用いた販売方法。
【0021】
(7)販売される商品に添付されていた特定のシールが予め定められた枚数貼付された台紙が挿入される台紙識別装置と、上記台紙識別装置が上記台紙を受け入れたとき、自動販売機に装填されている商品のうちの任意の又は特定の商品を投下する商品投下装置とを有することを特徴とする自動販売機。
【0022】
(8) 上記(7)に記載された自動販売機において、
上記自動販売機は、紙幣識別装置を備えたものであり、
上記台紙識別装置の台紙挿入口は、上記紙幣識別装置の紙幣挿入口と同一の挿入口であること
を特徴とする自動販売機。
【0023】
(9) 上記(7)に記載された自動販売機において、
上記自動販売機は、紙幣識別装置を備えたものであり、
上記台紙識別装置は、上記紙幣識別装置と兼用される一の装置であること
を特徴とする自動販売機。
【0024】
【実施例】
図1は、本発明の販売方法を行うため、自動販売機の紙幣識別装置においてなされる動作を説明するフローチャートである。
【0025】
図2及び図3は、本発明の自動販売機を用いた販売方法を説明するための概要図である。
【0026】
以下図2及び図3に基づいて、本発明の概要を説明する。
【0027】
(a) 商品のメーカーは商品1(図2、3の場合、メーカーは飲料メーカー、商品は缶飲料)に特定のシール2を添付する。
【0028】
ここでは、シール2の添付が貼付という形式をとられているが、他の形式をとって添付してもよい。
【0029】
つまり、商品1が箱、袋等により包装されたものである場合は、その包装の内部に商品と一緒に入れるようにする、または、包装又は商品の一部がシールであってこれを切り取ってシール2とする等である。
【0030】
シール2は、後に説明するようにシールが貼付された台紙を識別するために、光学的、磁気的又はその他の手法により、それが正規のシールであることを識別可能又は識別容易なものであるほうがよい。
【0031】
(b) 一方、商品のメーカーは上記シール2を貼付するための台紙3を用意する。台紙3は顧客ができるだけ容易に手に入れられるようにする。
【0032】
例えば、
自動販売機5の横に置く。
【0033】
自動販売機5に収納ボックスを設け顧客が自由に持って行くことができるようにする。
【0034】
自動販売機5で商品が購入されたとき、自動的に台紙3を投下するようにする。
【0035】
台紙3のすべてが使用されるわけではないので、音声又は表示により、顧客に必要の有無を尋ね、必要とされるときは自動販売機5から商品投下皿7上に台紙3を投下する。
等のやり方が可能である。
【0036】
台紙3には、シール2を貼付する場所(シール貼付位置4)が指定されている。これは台紙識別装置によって規定の枚数が貼付されていること、貼付のシール2が正規のシールであることを検出し易くするためであるので、この検出ができればどのようであってもよい。
【0037】
(c) シール2を添付した商品が自動販売機5に装填され、自動販売の状態にされる。
【0038】
(d) 顧客が商品1を購入する。この例の場合商品である缶飲料に貼付されたシール2を剥がし、このシール2を台紙3の指定の位置(シール貼付位置)4に貼付する。
【0039】
(e) 顧客が何度か商品1を購入し、台紙3の指定の位置(シール貼付位置)4にすべてシール2が貼付される。
【0040】
(f) 顧客は、すべてのシール貼付位置4にシール2が貼付された台紙3を最寄りの自動販売機5に持って行き、自動販売機5の台紙識別装置6に挿入する。
【0041】
自動販売機5は、台紙識別装置6の台紙挿入口は紙幣識別装置6の台紙挿入口と同一の挿入口であるようにされていても、又は、紙幣識別装置と兼用された一の装置であるようにされていることもできる。
【0042】
後者の場合、紙幣の識別と台紙の識別とは検査する個所に相違があるとしても、ほとんど同様の識別手法が採用できるので紙幣識別装置の設計をそれほど変更することなく紙幣とともに台紙も識別可能とすることができるというメリットがある。更に、この場合、台紙の大きさは、紙幣識別装置が受け入れ可能なサイズであればよいが、紙幣の最大のものと同じにすると扱いが煩雑でなくなる。
【0043】
(g) 台紙識別装置又はこれと兼用の紙幣識別装置6が顧客が挿入した台紙3を正規のもの、つまり、正規のシール2が、正規の個所4に、正規の枚数、貼付されたもの、であると判断したときには、自動販売機5中の顧客の選択する任意の商品1、又は、予め定められた特定の商品1を景品として自動販売機5の商品投下皿7に投下する。
【0044】
上記選択される任意の商品1は、商品の指定されたものの中から選択可能とすることもできる。
【0045】
また、台紙識別装置又はこれと兼用の紙幣識別装置6が正規のものと判断したときに、商品(景品)を無料とすることなく、割引価格にて提供するようにすることができる。この場合には、自動販売機5がその旨を指示し、つづけて、紙幣識別装置兼台紙識別装置6又は硬貨識別装置8に割引の料金が投入されたことを確認の上、商品(景品)が商品投下皿7上に投下される。
【0046】
以下、図1に基づいて、台紙識別装置が紙幣識別装置兼台紙識別装置6とされたものを例として自動販売機の動作の概要を説明する。
【0047】
S00において、この識別装置6がスタートすると、S01において、識別装置6を構成するIC等の初期処理が行われる。
【0048】
S02において、紙葉類が挿入されるのを検出する。S03において、紙葉類の検出が認識されるとS04に進む。認識されないと再びS01に還り、同様の動作を繰り返す。
【0049】
S04では、挿入された紙葉類が紙幣つまり銀行券かどうかをチェックし、銀行券であれば(S04、YES)、S05に進み、従来通り自動販売機で行われている紙幣挿入による販売時の諸処理(銀行券の正規処理)を行う。
【0050】
S04において、NO、つまり、紙幣でないものが挿入されたときは、S06に進み、挿入された紙葉類が台紙3かどうかをチェックする。台紙でないとき(NO時)は、S08に進み、この紙葉類を返却する。また、これが台紙であるとき(YES時)は、S07に進み、シール2が正しいかどうか、つまり、台紙3に正規のシール2が正規の枚数貼付されているかどうかをチェックする。
【0051】
このチェックがNOの場合は、S08にに進み、この台紙3を返却する。
【0052】
上記チェックがYESの場合、S09に進み、正規台紙信号、つまり、挿入された台紙3を受け入れ、景品をこれから投下してよい旨を意味する信号、を自動販売機5の主制御装置(不図示)に送り出し、主制御装置は商品(景品)を投下するように商品投下装置(不図示)に指令する。
【0053】
そして、S10において、受け入れた台紙3を金庫部(不図示、顧客が支払いに使用した紙幣を収納する自動販売機内の容器、この場合、台紙は紙幣とともにここに収納される)に収納する。
【0054】
再びS02に還り、S02以降の動作を繰り返す。
【0055】
【発明の効果】
本発明は以上説明した構成からなるので、次のような効果を奏する。
【0056】
1 顧客は、シールを規定枚数貼った台紙を郵送する必要がない。
【0057】
2 顧客は、シールを規定枚数貼った台紙を自動販売機の紙幣受入装置に挿入すれば直ちに景品を手に取ることができる。
【0058】
3 郵送のように顧客が景品を手に入れるまでの日時がかからない。
【0059】
4 自動販売機は現在では身近にあり、最寄りの自動販売機を使えばよいので、顧客にとって郵送より手間がかからない。
【0060】
5 顧客にとっての効果は販売促進につながるので、同一の(又は同種の)商品の販売量が増え、流通経費が少なくてすみ、量産の効果が出る。
【0061】
6 飲料メーカーにとって、郵送されてきた台紙を整理し、規定枚数のシールが貼られているか否かをチェックする必要がない。
【0062】
7 飲料メーカーにとって、景品を用意し、それぞれの住所、氏名に宛てて郵送(又は宅配)するための事務手続きの必要がない。
【0063】
8 このような事務手続きが必要なく、発送先の誤り等が発生しないので苦情がこない。
【0064】
9 したがって、飲料メーカーには、特別な人件費、郵送費がかからない。
【0065】
10 台紙に顧客名やアンケート項目を記載して、この自動販売機で応募してもらえば、台紙(アンケート)の回収も容易になり、そのために特別な労力をはらうことなく顧客管理のデータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の販売方法を行うため、自動販売機の紙幣識別装置においてなされる動作を説明するフローチャートである。
【図2】図3とともに、本発明の自動販売機を用いた販売方法を説明するための概要図である。
【図3】図2とともに、本発明の自動販売機を用いた販売方法を説明するための概要図である。
【符号の説明】
1 商品
2 シール
3 台紙
4 シール貼付位置
5 自動販売機
6 紙幣識別装置兼台紙識別装置
7 商品投下皿
8 硬貨識別装置
Claims (9)
- 販売される商品に、貼付することのできる特定のシールを添付し、この商品を自動販売機を用いて販売するとともに、予め定められた枚数の上記シールが貼付された台紙が自動販売機の台紙識別装置にその台紙挿入口から挿入されたとき、自動販売機に装填されている商品のうちの任意の又は特定の商品を無料又は割引価格にて販売することを特徴とする自動販売機を用いた販売方法。
- 請求項1に記載された自動販売機を用いた販売方法において、上記販売される商品に添付されるシールは、貼付することにより、商品に添付されたものであり、商品から剥離した後再び貼付可能なものであることを特徴とする自動販売機を用いた販売方法。
- 請求項1に記載された自動販売機を用いた販売方法において、上記販売される商品に添付されるシールは、商品の包装の内部に入れられることにより、商品に添付されていることを特徴とする自動販売機を用いた販売方法。
- 請求項1に記載された自動販売機を用いた販売方法において、上記販売される商品に添付されるシールは、商品の一部をなす形で、商品に添付されていることを特徴とする自動販売機を用いた販売方法。
- 請求項1から請求項4までのいずれかに記載された自動販売機を用いた販売方法において、上記自動販売機は、紙幣識別装置を備えたものであり、上記台紙識別装置の台紙挿入口は、上記紙幣識別装置の紙幣挿入口と同一の挿入口であることを特徴とする自動販売機を用いた販売方法。
- 請求項1から請求項4までのいずれかに記載された自動販売機を用いた販売方法において、上記自動販売機は、紙幣識別装置を備えたものであり、上記台紙識別装置は、上記紙幣識別装置と兼用される一の装置であることを特徴とする自動販売機を用いた販売方法。
- 販売される商品に添付されていた特定のシールが予め定められた枚数貼付された台紙が挿入される台紙識別装置と、上記台紙識別装置が上記台紙を受け入れたとき、自動販売機に装填されている商品のうちの任意の又は特定の商品を投下する商品投下装置とを有することを特徴とする自動販売機。
- 請求項7に記載された自動販売機において、上記自動販売機は、紙幣識別装置を備えたものであり、上記台紙識別装置の台紙挿入口は、上記紙幣識別装置の紙幣挿入口と同一の挿入口であることを特徴とする自動販売機。
- 請求項7に記載された自動販売機において、上記自動販売機は、紙幣識別装置を備えたものであり、上記台紙識別装置は、上記紙幣識別装置と兼用される一の装置であることを特徴とする自動販売機。
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| JP7253871B2 (ja) * | 2017-11-28 | 2023-04-07 | サントリーホールディングス株式会社 | 自動販売機及び自動販売機からコイン状の物体を供給する方法 |
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