JP3692163B2 - Zn含有物質を用いる製鋼工程での精錬ダストおよび溶鉄中のZn濃度の制御方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、Si濃度が0.2重量%以下の脱珪溶銑中に、CaOを主成分としたフラックス、Zn含有精錬ダスト、さらには酸化鉄を吹込んで溶銑脱りん脱硫処理を行い、続いてこのような溶銑を用いてZn含有物質としての冷鉄源と共に転炉吹錬を行う製鋼工程での精錬ダストおよび溶鉄中のZn濃度の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、Zn含有廃棄物からZnを回収する方法としては、例えば、特開昭58−144437号に開示されている、「ダスト中の亜鉛の回収方法」のように、高温の溶融体が貯えられた浴中にZn含有ダストを酸素および/または空気と共に、さらに必要に応じて炭素材と共に吹込み、ダスト中の鉄酸化物を溶融体中で還元させるとともに、ダスト中の酸化Znを還元・蒸気化し、蒸気化したZnを排ガスと共に吸引し水中で冷却・凝縮させて、酸化亜鉛として回収する方法や、特公平2−8002号に開示されている「Zn含有ダストの亜鉛分の回収方法」のように、密閉容器に収容した溶鉄中にランスを用いてZn含有ダストを吹込んで、ダストが含有している酸化亜鉛を溶鉄中のC、Siにより還元しZn蒸気として分離させ、これを集塵機により捕集して濃縮化し回収する方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のZn回収方法は、ZnをZn蒸気あるいはZn酸化物として捕捉回収するのみで、精錬ダストおよび溶鉄中のZn濃度を調節することができないために、回収する精錬ダストおよび溶鉄中のZn濃度を目標濃度まで達成させるのに必要なZn含有ダスト量を決定づけるという制御ができないという問題があった。
【0004】
そこで、本発明の目的は、大幅な設備投資を必要としないでZn含有精錬ダストの有効利用とZn資源のリサイクルを図り、精錬ダストおよび溶鉄中のZn濃度の調節と、回収する精錬ダストおよび溶鉄中のZn濃度を目標濃度まで達成させるのに要するZn含有ダスト量を決定することができる、Zn含有物質を用いる製鋼工程での精錬ダストおよび溶鉄中のZn濃度の制御方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に示した本発明は、溶銑予備処理工程でSi濃度が0.2重量%以下の脱珪溶銑中にCaOを主成分としたフラックス、酸化鉄およびZnを0.1〜70重量%含有するZn含有精錬ダスト、または前記フラックスおよび前記Zn含有精錬ダストを吹込み、Zn含有精錬ダストの供給速度を10〜600Kg/分まで調節し、吹込用不活性ガス流量を5〜30Nm3/分まで変化させることにより溶銑の攪拌力を調整し、さらに処理時間を調節することによって、発生する精錬ダスト中のZn濃度および溶鉄中のZn濃度を制御して溶銑予備脱りん脱硫処理を行った後、転炉でZn含有物質より供給されるZn濃度、上底吹き攪拌力および吹錬時間による転炉吹錬方法を調節することにより溶鉄中のZn濃度を制御して転炉吹錬を行い、製鋼工程中に発生する精錬ダストおよび溶鉄中のZn濃度を制御することを特徴としている。
【0006】
更に、請求項2に示した本発明は、請求項1記載のZn含有物質を用いる製鋼工程での精錬ダストおよび溶鉄中のZn濃度の制御方法において、回収したZn含有精錬ダストを再び製鋼工程に利用することを特徴としている。
【0007】
更に、請求項3に示した本発明は、請求項1記載のZn含有物質を用いる製鋼工程での精錬ダストおよび溶鉄中のZn濃度の制御方法において、溶鉄中に残留するZn濃度および回収する精錬ダスト中のZn濃度が所定量となるようにZn含有物質の供給速度あるいは装入量を調節することを特徴としている。
【0009】
【作用】
請求項1に示した本発明によれば、製鋼工程中の溶銑予備処理工程で10〜600Kg/分までの間調節するZn含有精錬ダストの供給速度と、吹込用不活性ガス流量を5〜30Nm3/分まで変化させることにより調節する溶銑の攪拌力、および処理時間の溶銑予備処理吹錬方法を調節して精錬ダストおよび溶鉄中のZn濃度を制御する予備処理工程後に、転炉で供給Zn濃度、上底吹き攪拌力および吹錬時間を調節する転炉吹錬方法の調節により溶鉄中のZn濃度を制御するので、予め溶銑予備処理工程で溶銑予備処理吹錬方法を調節し精錬ダストおよび溶鉄中のZn濃度を制御しておき、転炉で更に転炉吹錬方法を調節し溶鉄中のZn濃度を制御することにより、製鋼工程トータルでより精度良く効率的に精錬ダストおよび溶鉄中のZn濃度を制御することができる。
【0010】
請求項2に示した本発明によれば、回収したZn含有精錬ダストを再度製鋼工程に利用するので、Zn資源のリサイクルが可能になる。
【0011】
請求項3に示した本発明によれば、精錬ダストおよび溶鉄中のZn濃度が所定量になるようZn含有物質の供給速度あるいは装入量を調節することにより、鋼材の品質を確保するための溶鋼中のZn濃度を制御することが可能になる。
【0012】
請求項4に示した本発明によれば、高効率プロセスとしてのZn分の分離回収を行うので、Zn分を効率良く濃縮回収してZn資源の高効率なリサイクルが可能になる。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施例に係る製鋼工程の構成図である。
【0014】
図1に示す製鋼工程(予備処理工程相当)では、高炉よりトーピードカー2に収容された脱珪溶銑1に、粉体吹込みランス3を用いて脱りん剤(CaO、FetO、および/またはZn含有物質、および必要に応じてCaF2、CaCl2の混合物)を吹込み溶銑脱りん脱硫を実施する。同時に、酸素ガス吹付けランス4を用いて酸素をトーピード内に供給することも行われる。トーピードカー2内から発生するZnを含むダストは、集塵フード5と集塵ダクト6を介して集塵機7で吸引されて、Zn含有精錬ダストとして効率良く回収される。
【0015】
こうして回収したZn含有精錬ダストを再度脱りん剤に利用することにより、更に濃縮して高効率なZn資源回収を行うことが可能になる。
【0016】
溶銑中のZn濃度変化は次の(1)式の関係が成り立つ。
【0017】
(溶銑中のZn濃度変化)=(供給Zn速度)−(蒸発Zn速度)…(1)
従って、溶銑予備処理中の脱珪溶銑1中の残留Zn濃度は以下の条件で決定される。
【0018】
(1)粉体吹込みランス3から吹込むZn含有物質の供給速度(10〜600Kg/分)が大なら、供給するZn量が大であるから、残留Zn濃度は当然大きくなる。
【0019】
(2)溶銑1の攪拌力を調節するためにランス4等を利用して吹込む、吹込み不活性ガス流量(5〜30Nm3/分)が小なら、溶銑1の攪拌力が小さい場合なので蒸発速度が小さくなり、Zn残留濃度は大きい。
【0020】
(3)トーピードカー2内の処理工程の処理時間が長い場合は、(1)によるZn含有物質の供給が大となるので、残留Zn濃度は大きくなる。
(1)式中、溶銑1への(供給Zn速度)はZn含有物質の吹込み速度に依存し、精錬ダストとして蒸発する(蒸発Zn速度)は攪拌力に依存する度合いが強いので、溶銑中のZn濃度と精錬ダスト中のZn濃度は、(1)のZn含有物質の供給速度、(2)の溶銑1の攪拌力、(3)の処理時間、の吹錬方法を調節することによって定量的に制御することができる。
【0021】
また、溶銑予備処理後の溶銑1は、トーピードカー2によって運搬される。この溶銑1は溶銑鍋8を経て、Zn含有物質9と共に転炉10に装入される。この転炉10において、吹錬中発生するZn含有精錬ダストは、転炉集塵フード11と転炉OG装置12を介して回収される。そして、吹錬終了後、溶鋼13は溶鋼鍋14に収容される。この回収したZn含有精錬ダストを再度転炉内に装入することによりさらに高効率にZn資源回収を行うことができる。
【0022】
この転炉吹錬中の溶鉄中の残留Zn濃度は以下の条件で決定される。
【0023】
(1)転炉19内に装入される溶銑およびZn含有物質から供給されるZn量が多いほど、同一吹錬条件下での同一時間における溶鉄中Zn濃度は大きくなる。
【0024】
(2)転炉10内溶鉄へ上吹き酸素料および底吹不活性あるいは酸素ガスにより与えられる撹拌力が大なら、溶鉄からZnが蒸発する速度が大きくなり、溶鉄中に残留するZn濃度は小さくなる。
【0025】
つぎに実際に行った実施条件による各実施例について説明する。
【0026】
実施例1では、図1のような予備処理工程において、実施条件として下の表1に示すように、
【0027】
【表1】
【0028】
図2は図1に示す予備処理工程において、表1に示す条件で溶銑予備処理を行った結果を示したものであり、Zn含有物質の供給速度と処理時間に対する溶銑中のZn濃度の変化を示す図である。
【0029】
処理中に数回溶銑のサンプリングを行い、溶銑中の成分を分析し、図中にプロットした。試験No.1を表す実線グラフは、Zn含有物質の吹込み速度が大なので溶銑中のZn濃度も大となる様子を示している。
【0030】
試験No.2を表す点線グラフは、試験No.1の場合よりZn含有物質の吹込み速度が小さいので、その分、溶銑中のZn濃度も小となる様子を示している。一方、試験No.3のケースではZn含有物質を使用していないので、一点鎖線グラフで示すようにZn濃度は徐々に減少する。これらのことから、特にZn含有物質の吹込み量調節により効果的に残留Zn濃度を制御できるが、総合的にはZn含有物質の吹込み速度と処理時間の調節によって、溶銑中のZn濃度および精練ダスト中のZn濃度の制御が可能である。
【0031】
図3は処理時間に対する溶銑中のリン濃度の変化を示す図である。
【0032】
図3は図1に示した予備処理工程で表1に示した条件により処理を実施した場合の脱りん効果を示したものであり、Zn含有物質を使用する試験No.1の場合は実線グラフで示すように、従来の酸化鉄による脱りん処理に近い、りん[P]濃度となり十分な脱りん効果が認められる。
【0033】
次に、実施例2では、図1に示すような予備処理工程において、実施条件として表2に示すように、
【0034】
【表2】
【0035】
図4は予備処理工程における攪拌力に対する溶銑中のZn濃度の変化を示す図であり、表2に示す条件で処理を実施した場合の、攪拌力の変化に対する溶銑中のZn濃度の変化をグラフで示したものである。試験No.4を表す実線グラフは攪拌力が小さい、つまり吹込用不活性ガス流量が小さく溶銑中の残留Zn濃度が大きいことを示している。
【0036】
試験No.5を表す点線グラフは、試験No.4より攪拌力が1.5倍と大きくなるので、その分蒸発Zn分が増加して溶銑中の残留Zn濃度が小さくなることを示している。
【0037】
試験No.6を表す一点鎖線グラフは、試験No.4より攪拌力が2倍と大きくなり、更に蒸発Zn分が増加して溶銑中の残留Zn濃度が小さくなる様子を示している。
【0038】
これらより、攪拌力の増大によって蒸発Zn分が増加する様子が見てとれ、蒸発Zn分によって決まる精練ダスト中のZn濃度は攪拌力により効果的に制御できる。つまり、総合的には攪拌力を制御できる吹込み用不活性ガス流量を調節することによって、溶銑中の残留Zn濃度および精錬ダスト中のZn濃度を制御することが可能であることがわかる。
【0039】
次に、こうしてZn濃度制御によりZn含有度が既知となった予備処理工程の溶銑を、次段の転炉吹錬に用いて溶鉄中のZn濃度を所定値に、製鋼工程トータルとして制御する。
【0040】
一般的に、Zn含有物質を転炉に装入すると、Zn含有物質のZn分が一旦溶銑中に溶解し転炉吹錬により1600℃以上にまで昇温される。金属Znの沸点は900℃であるから溶銑中のZn分は連続的にZn蒸気として蒸発し、転炉吹錬時間が経過するにつれて溶銑中のZn濃度も連続的に減少して行き、転炉吹錬の停止時点の溶銑中のZn濃度は変化する。
【0041】
転炉での溶銑中のZn分の蒸発速度は、転炉内の溶銑中に溶解させたZn濃度と転炉内攪拌速度に依存し、転炉口から捕捉回収される蒸発Zn分はほぼ全量が精錬ダスト中に回収される。但し、転炉吹錬では、トーピードカー2のようにZn含有物質の吹込み速度を調節できる処理とは異なり、容器内にスクラップ、Zn含有物質等を投入しておきそこへ溶銑を流し込み、上方から高速で純酸素を吹き付ける処理なので、ダストの発生量はトーピードカー型溶銑予備処理時の10倍位と多くなり、精錬ダスト中のZn回収効率は良くないので、単に精錬ダストとしてZn資源の濃縮回収率だけなら、転炉よりトーピードカー2による処理の方が高効率である。
【0042】
また、転炉吹錬にあたっては、製鋼工程トータルで目標とする溶銑中のZn濃度と精錬ダスト中のZn濃度の所定値の如何によって、Zn含有物質の装入量を所定量装入する場合と、転炉にはZn含有物質を新たに装入しないで吹錬を行う場合とがある。
【0043】
次に、実際に行った実施条件による転炉吹錬について説明する。
【0044】
実施例3として、CO2ガスの底吹き設備を有する250トン上底吹き転炉において、下記の表3に示すように、溶銑としては表1の試験No.1の溶銑を用いて、さらにZn含有物質としてZn濃度が既知で且つそれぞれ異なるZn含有スクラップ(各、試験No.7,8,9,10毎)をその他のスクラップ等と装入し転炉吹錬を実施した。溶銑への攪拌については、上吹き送酸速度、メインランス高さ、底吹き攪拌力が一定の条件である。
【0045】
【表3】
図5は転炉での吹錬時間に対する溶銑中のZn濃度の変化を示す図であり、表3の条件で吹錬を行った場合の吹錬時間と、溶銑中のZn濃度の変化を示したグラフである。溶銑中のZn濃度は吹錬の進行に従い減少するが、同一の吹錬時間における溶銑中の残留Zn濃度は転炉に装入するZn含有物質中のZn量に依存するので、Zn含有物質より転炉へ供給するZn量および吹錬時間を調節すれば、溶銑中のZn濃度を精度良く調整できる。
【0046】
また、この場合の蒸発Zn分はほぼ全量が精錬ダスト中に濃化するので、精錬ダスト中のZn濃度も調整可能である。
【0047】
次に実施例4として、同じCO2ガスの底吹き設備を有する250トン上底吹き転炉において、下記の表4に示すように、溶銑としては表1の試験No.1の溶銑を用いて、さらにZn含有物質としてZn量が既知で同一濃度(46%)のZn含有スクラップを各々同量(30トン)転炉に装入し、それぞれ試験No.11〜No.13で溶銑の攪拌力を変えて吹錬を実施した。
【0048】
【表4】
図6は転炉での攪拌力に対する溶銑中のZn濃度の変化を示す図であり、表4の条件で吹錬を行った場合の溶鉄への攪拌力を変えた時の吹錬時間に対する溶銑中のZn濃度の変化をグラフで示したものである。同一処理時間における溶銑中の残留Zn濃度は試験No.13,No.12,No.11の順に攪拌力が大きくなるにつれ大きくなる。
【0049】
従って、溶銑に与える攪拌力を調節して溶銑中のZn濃度を精度良く調整できる。また、この時の蒸発Zn分による精錬ダスト中のZn濃度も調整することができる。
【0050】
このように、本発明では、トーピードカー等による予備処理工程および転炉吹錬における、Zn含有物質の供給速度あるいは装入量、攪拌力および処理時間を効率的に調節することによって、製鋼工程トータルとしての溶銑中のZn濃度および精錬ダスト中のZn濃度を、予備処理工程又は転炉吹錬で単独制御する場合に比較して、より精度良く制御することが可能になった。
【0051】
また、予備処理工程と転炉吹錬のそれぞれの特性を効率良く生かして、Zn資源リサクルの観点より回収した精錬ダストを再利用するために、目的とするZn濃度まで精錬ダストのZn濃度を濃縮するに要する、Zn含有物質の供給速度、装入量等も精度良く決定して製鋼工程トータルとしてより効果的に制御することが可能になった。
【0052】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1に示した本発明によれば、製鋼工程中の溶銑予備処理工程で10〜600Kg/分までの間調節するZn含有精錬ダストの供給速度と、吹込み用不活性ガス流量を5〜30Nm3/分まで変化させることにより調節する溶銑の攪拌力、および処理時間によって実行する溶銑予備処理吹錬方法を調節し精錬ダストおよび溶銑中のZn濃度を制御して脱りん脱硫処理後、転炉で供給Zn濃度、上底吹き攪拌力および吹錬時間の転炉吹錬方法を調節して溶鉄中のZn濃度を制御するので、従来は投棄していたZn含有精錬ダストを脱りん剤として有効利用してコストを低減できる共に、製鋼工程トータルで精錬ダストおよび溶鉄中のZn濃度を精度良く制御できるという効果がある。
【0053】
更に、請求項2に示した本発明によれば、回収したZn含有精錬ダストを再度製鋼工程に利用するので、Zn資源のリサイクルを可能にする効果がある。
【0054】
更に、請求項3に示した本発明によれば、溶銑中に残留するZn濃度および発生する精錬ダスト中のZn濃度が所定値となるようZn含有物質の供給速度あるいは装入量を調節するので、大幅な設備投資によらずに既存の吹込み設備を利用して効率的にZn濃度を制御し、精錬ダストおよび溶鉄中のZn濃度を目標濃度まで達成させるに必要なZn含有ダスト量を精度良く決定づけられるという効果がある。
【0055】
更に、請求項4に示した本発明によれば、Zn分回収用の高効率プロセスとしてZn分を高効率に分離回収するので、製鋼工程としてより高効率にZn精錬ダストが回収でき、より効率的にZn資源のリサイクルを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る製鋼工程の構成図である。
【図2】図1に示す予備処理工程におけるZn含有物質供給速度に対する溶銑中のZn濃度の変化を示す図である。
【図3】図1に示す予備処理工程における溶銑中りん濃度の変化を示す図である。
【図4】図1に示す予備処理工程における攪拌力に対する溶銑中のZn濃度の変化を示す図である。
【図5】転炉での吹錬時間に対する溶鉄中のZn濃度の変化を示す図である。
【図6】転炉での攪拌力に対する溶鉄中のZn濃度の変化を示す図である。
【符号の説明】
1 脱珪溶銑
2 トーピードカー
3 粉体吹込みランス
4 酸素ガス吹付けランス
5 集塵フード
6 集塵ダクト
7 集塵機
8 溶銑鍋
9 Zn含有物質
10 転炉
11 転炉集塵フード
12 転炉OG装置
13 溶鋼
14 溶鋼鍋
Claims (3)
- 溶銑予備処理工程でSi濃度が0.2重量%以下の脱珪溶銑中にCaOを主成分としたフラックス、酸化鉄およびZnを0.1〜70重量%含有するZn含有精錬ダスト、または前記フラックスおよび前記Zn含有精錬ダストを吹込み、Zn含有精錬ダストの供給速度を10〜600Kg/分まで調節し、吹込用不活性ガス流量を5〜30Nm3/分まで変化させることにより溶銑の攪拌力を調整し、さらに処理時間を調節することによって、発生する精錬ダスト中のZn濃度および溶鉄中のZn濃度を制御して溶銑予備脱りん脱硫処理を行った後、転炉でZn含有物質より供給されるZn濃度、上底吹き攪拌力および吹錬時間による転炉吹錬方法を調節することにより溶鉄中のZn濃度を制御して転炉吹錬を行い、製鋼工程中に発生する精錬ダストおよび溶鉄中のZn濃度を制御することを特徴とするZn含有物質を用いる製鋼工程でのダストおよび溶鉄中のZn濃度の制御方法。
- 請求項1記載のZn含有物質を用いる製鋼工程での精錬ダストおよび溶鉄中のZn濃度の制御方法において、回収したZn含有精錬ダストを再び製鋼工程に利用することを特徴とするZn含有物質を用いる製鋼工程での精錬ダストおよび溶鉄中のZn濃度の制御方法。
- 請求項1記載のZn含有物質を用いる製鋼工程での精錬ダストおよび溶鉄中のZn濃度の制御方法において、溶鉄中に残留するZn濃度および回収する精錬ダスト中のZn濃度が所定量となるようにZn含有物質の供給速度あるいは装入量を調節することを特徴とするZn含有物質を用いる製鋼工程での精錬ダストおよび溶鉄中のZn濃度の制御方法。
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| JP16156795A JP3692163B2 (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | Zn含有物質を用いる製鋼工程での精錬ダストおよび溶鉄中のZn濃度の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP16156795A JP3692163B2 (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | Zn含有物質を用いる製鋼工程での精錬ダストおよび溶鉄中のZn濃度の制御方法 |
Publications (2)
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|---|---|
| JPH08333615A JPH08333615A (ja) | 1996-12-17 |
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Country Status (1)
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| JP (1) | JP3692163B2 (ja) |
-
1995
- 1995-06-06 JP JP16156795A patent/JP3692163B2/ja not_active Expired - Lifetime
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|---|---|
| JPH08333615A (ja) | 1996-12-17 |
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