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JP3692361B2 - 石鹸の泡立て器 - Google Patents
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Description

本発明は液体石鹸や固形石鹸などの石鹸剤を使用して、髭剃り時や洗顔時に使用する細かな泡を作りだすための泡立て器に関するものである。
従来、髭剃りや洗顔に石鹸から泡を作って使用する時、ネットやブラシなどを使用して石鹸を泡立てていた。
従来の技術について説明する。ネットを揉み込んで石鹸を泡立てて取り出す方法がある(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。また、合成樹脂の糸を束ねた物で石鹸を泡立てる方法がある(例えば、特許文献3参照。)。
以下、図7、図8、図9で従来の泡立て器について説明する。図7は特許文献1から援用したもので筒状のネットを利用した泡立て器の外観図が示してあり、ネットを揉みこんで泡を作りだすものが説明されている。図8は特許文献2から援用したもので平織りの織物を使用することを特徴とする泡立て器の外観図が示してあり、特許文献1同様に繊維で作られたネットを揉みこみ泡を作りだすものである。
図9は特許文献3から援用したもので合成樹脂の糸を束ねた泡立て器の外観図を示す。このものは、ブラシ状にされた弾力の有る糸の束を揉みこむ事で石鹸と水と空気を混ぜ泡を作ることを特徴とする。
特開2001−169960号 公報 特開2001−299628号 公報 特許番号3218339 公報
上記のように従来、髭剃りや洗顔に使う石鹸の泡を作る時には、ネットやブラシを用いて石鹸から泡を立てていた。しかしどちらも繊維状の物を使用している為にネットやブラシの繊維間に石鹸剤が残りやすく使用後の掃除も簡単ではない。また使用していない時にも乾燥しにくく雑菌が繁殖しやすい、その為不快な匂いが生じ易く不衛生である。
また、作った泡を手に補充する時、両手を使わなければならず両手に泡がつき髭剃りを使う時などに不便である、また作った泡がお湯や水で流されやすく保存しにくい。
本発明は、このような問題を解決し、石鹸や洗顔料から泡を立てる事を目的とするものである。
本発明は上記目的を達成するために、転動可能な球状の物体が内在する天井部が球面の筒状の容器を金属やプラスチックなど吸水性を持たない材質で上部と下部に分離できるように容器を作る。また容器内に水又はお湯等の液体と石鹸剤が上下を移動できる間隙の有る金属やプラスチックで作った仕切りを付ける。また仕切りを半球形の網状にすることと、球状の物体の表面に凹凸をつける事で半球形の仕切りと容器内を球状の物体が転がり易くする。石鹸などの洗顔料とお湯を適量入れ容器を振る事で石鹸と液体が容器中に拡散、混合し泡を立て、上部容器内部で球状の物体が仕切りと上部容器内を回転し、石鹸と液体と空気を攪拌し石鹸の泡を立てることを促進する。
仕切りを脱着できる構造とし分解して洗浄、乾燥できるようにする。
また、第2の課題を解決するために、半球形の間隙の有る仕切りと球状の物体を入れた上部容器と下部容器とに分かれる構造とし下部容器を泡溜め部分とするようにしたものである。
上述したように本発明の泡立て器は繊維や毛のように吸水性、保水性のある素材を使
用しないため使用後の洗浄、乾燥が容易であり衛生的である。
また、球状の物体が網状の仕切りと容器内を回転して石鹸と水又はお湯等の液体と空気を攪拌するため、手で揉みこむ時よりも攪拌速度が速く、泡を微細につくれる。
上部容器内と半球形の仕切り上を回転して転がる球状の物体は遠心力により、作られた泡を外側に押し出そうとする。そのため泡は仕切りから排出されて下部容器に集められ易くなり下部容器は泡溜め容器として使用できる。
以下、本発明の実施形態を図面に示す具体例を挙げつつ説明する。図1は本発明を示す容器の一部を切り取り内部構造を示した図である。上部容器A内に入れた球状の物体Cが側面内周に沿って付けたリング状の仕切りDによって上部容器内Aに留まり、中心の孔隙Hで下部容器B内に入れた石鹸剤と水又はお湯等の液体が上部容器Aと下部容器B間を移動できる。この下部容器B内に石鹸剤と水とお湯等の液体を入れて振ることで、容器A,B内で攪拌され且つ球状の物体Cが上部容器A内で転がり攪拌を促進する。
図2は泡立ての効果を高めるために、仕切りを半球形の網状の形にした本発明の容器の内部構造を示した図で有る。下部容器Bはネジ締め構造等により上部容器Aと下部容器Bに分離接合自在にできる構成にされている。以下図2に示した泡立て器を図3等の具体例を挙げつつ説明する。
図3は上部容器の内部である。Aは容器の上部であり、蓋に当たる部分である。上部内面の天井部の形を球面にし球状の物体Cが仕切りと容器内を転動しやすくする。そして、内部側面には石鹸水の流れの抵抗となる突起Fを設ける。これは石鹸水が攪拌される時、空気と混合しやすくする為の物であり、突起Fに代えて溝の様な物でも同じ様な効果が有る。
該容器上部の内面に脱着できる半球形の隙間の有る網状の仕切りEが取り付けてある。球状の物体Cは容器の内面と仕切り上を回転しながら回るため、この網状の仕切りEは金属やプラスチックなどのように形状を維持できる性質の物を用いる。またこの仕切りEは網状でない図4に示した形の仕切りでも泡が作れるが、実験結果で比較してみると網状の仕切りが効率良く細かな泡ができる。
図5のCは容器内に入っている表面に凹凸のある球状の物体である。この図では球の面に多数の突起Gを付けているが多面体の凹凸のある球、例えばゴルフボールの様な外面形状を有する球でも良い効果が得られる。
図6は下部容器である。上部容器と脱着できる構造にしてあり、作られた泡が溜まる部分である。髭剃り時や洗顔時には泡を溜める容器となる。
本発明の容器に石鹸剤と水又はお湯等の石鹸剤を泡立て促進する液体を適量入れて該容器を掌で握って回しながら攪拌すると底部に入れた、若しくは網の部分に塗り付けた石鹸剤と水又はお湯等の液体が容器内の網状の仕切りの隙間を通って容器中に拡散し空気と混合し泡を作る。また上部容器内の球状の物体が容器内面と網状の仕切り上を遠心力によって転がる事で微細な泡を作る事をより促進する。上部容器内の網状の仕切りの内側に溜まった泡は遠心力で転がる球状の物体で押し出され網状の仕切りの外側つまり下部の容器に溜まる。この働きは容器が攪拌されている間繰り返され細かな泡を作りだす。このようにして作られた泡は下部容器に集められ、上部容器と下部容器に分離した時、下部容器を泡溜め容器として使用する。泡溜め容器に溜められた泡は片手で掬い取ることができて剃刀等を持つ側の手の汚れを防止できる。また容器や仕切りを金属、プラスチック等の非吸水性の材質で構成した時には、吸水性、保水性が無く使用後の洗浄で簡単に石鹸を洗い流す事ができる。
尚、本発明の実施形態では、容器に石鹸剤と液体とを入れて混合するものを例示して説明したが、予め石鹸剤が液体状にされている液体石鹸を使用するときには石鹸剤のみで使用しても同様の効果が得られるものであり、本案の実施範囲と解釈されるものである。
発明の容器の外壁の一部を取り離した内部紹介図 仕切りを網状にした容器の内部紹介図 発明の上部容器の内部紹介図 網状でない半球形の仕切りの紹介図 容器内に入れる球状物体の紹介図 発明の容器の下部、泡溜めの内部紹介図 従来のネット泡立て器。特許文献1 従来のネット泡立て器。特許文献2 従来の糸の束を利用した泡立て器。特許文献3
符号の説明
A 泡立て器の上部
B 泡立て器の下部
C 球状の物体
D 突起状の仕切り
E 網状の仕切り
F 容器内の突起
G 球面の突起
H 中心の孔隙

Claims (5)

  1. 転動可能な球状の物体を内在する上部容器と下部容器とに分かれる構造とした容器に、該容器の上部容器内に転動可能な球状の物体を留めるためと、該容器内に石鹸剤と水又はお湯等の液体を入れて上部容器と下部容器を接合した時に石鹸剤と液体が上部容器と下部容器間を移動できるようにするための仕切りを上部容器内に付ける事を特徴とする石鹸泡立て器。

  2. 上部容器内の仕切りが、中心部に内在する球状の物体より小さい孔隙のある(孔径である)リング状の突起の仕切り、あるいは中心部に球状の物体より小さい孔隙を持つように、突起を球状の物体の直径よりも短い間隙を空けて内側面にリング状に付けた仕切りである事を特徴とする請求項1に記載の石鹸泡立て器。
  3. 上部容器内の仕切りが半球形で液体や石鹸剤が透過できる、少なくとも内在する球状の物体の直径より狭い間隙があり、先端部が閉じている、もしくは内在する球状の物体の直径よりも短い直径の孔隙のある半球形の形をした仕切りである事を特徴とする請求項1に記載の石鹸泡立て器。
  4. 仕切りが網状である請求項1又は3に記載の石鹸泡立て器。
  5. 仕切りが金属やプラスチックの様に吸水性を持たない材質であり脱着できる事を特徴とする請求項1又は2又は3又は4に記載の泡立て器。


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