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JP3693582B2 - 乾燥貯蔵装置及び貯蔵物の乾燥方法 - Google Patents
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JP3693582B2 - 乾燥貯蔵装置及び貯蔵物の乾燥方法 - Google Patents

乾燥貯蔵装置及び貯蔵物の乾燥方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乾燥貯蔵装置及び貯蔵物の乾燥方法、特に穀物などの貯蔵物を乾燥させる冷却除湿形乾燥貯蔵装置及び乾燥方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、穀物など、例えば大豆やタマネギ、ニンニクなどを貯蔵ビンに入れ、この貯蔵ビン内の貯蔵物を冷却除湿により乾燥させて貯蔵する乾燥貯蔵装置(ドライエアジェネレータ:DAG)が知られている。このような従来の乾燥貯蔵装置の構成を図10に示す。図10に示すように、乾燥貯蔵装置は、穀物などの貯蔵物400を貯蔵する貯蔵ビン401と、この貯蔵ビン401内に乾燥空気を送る乾燥機402とから構成されている。この乾燥機402は、冷媒を圧縮する昇圧機411と、圧縮された冷媒を凝縮し外気OAを加熱する凝縮器412と、凝縮した冷媒を絞り413で減圧し、これを蒸発させて外気OAを露点温度以下に冷却する蒸発器414と、外気OAを蒸発器414に送り込む送風機415とを備えている。蒸発器414は外気OAを露点以下に冷却して、外気OA中の水分を除去する。露点以下に冷却された外気OAは凝縮器412で加熱され、貯蔵ビン401に供給される。これら昇圧機411、凝縮器412、絞り413及び蒸発器414によって、蒸発器414を流れる外気OAから凝縮器412を流れる外気OAに熱を汲み上げるヒートポンプHPが構成されている。
【0003】
図11は、従来の乾燥貯蔵装置における空調サイクルを示す湿り空気線図である。図11において、符号K〜M、OA、EXは、図10においてそれぞれの符号を付した経路状態に対応している。図11に示すように、従来の乾燥貯蔵装置において、外気OAは送風機415により蒸発器414に送られる(状態K)。蒸発器414において、外気OAは露点温度以下に冷却され、乾球温度が低下すると共に絶対湿度が低下して状態Lに至る。この状態Lは湿り空気線図において飽和線上にある。状態Lの空気は凝縮器412で加熱され、絶対湿度一定のまま乾球温度が上昇して状態Mに至り、貯蔵ビン401に供給される。貯蔵ビン401の内部に供給された乾燥空気は、貯蔵物400の水分を吸着することで絶対湿度を上げると共に吸着熱により乾球温度を下げて、貯蔵ビン401の上部から排気される(EX)。
【0004】
このような乾燥貯蔵装置を用いれば、ゆっくりと無理せずに貯蔵ビン内の貯蔵物を乾燥することができ、貯蔵乾燥における結露や厚い穀層における急激な乾燥能力の低下などの心配がない。また、でんぷん質を変質させない温度で穀物を乾燥させることができるため、穀物の品質を損なわずに貯蔵することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の乾燥貯蔵装置においては、露点までの冷却量が多いためヒートポンプの蒸発器における冷凍効果のうち半分程度が顕熱負荷を奪うのに消費され、圧縮機の入力当たりの除湿能力(除湿性能)が低かった。
【0006】
また、蒸発器414を出た空気を再熱する熱量は凝縮器412で放出される熱量であり、熱量が十分でないため、貯蔵ビン401に供給される空気の温度は余り高くなく、その相対湿度が低いため乾燥能力が低かった。更に、貯蔵ビン401内の穀物などの貯蔵物400を乾燥させる工程は等エンタルピ変化であるが、供給される空気の温度が低い場合にはすぐに相対湿度が上昇してしまい、空気の単位流量当たりの乾燥能力が低く、このため貯蔵ビン401に供給する空気の送風量を多くする必要があった。
【0007】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、動作係数(COP)が高く、圧縮機の入力当たりの除湿能力(除湿性能)の高い乾燥貯蔵装置及び貯蔵物の乾燥方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような従来技術における問題点を解決するために、本発明の一態様は、貯蔵物が貯蔵される貯蔵ビンと、上記貯蔵ビン内に設置され、内部に流体が流通する伝熱管と、冷媒を昇圧する昇圧機と、上記冷媒を凝縮させて上記伝熱管の内部の流体を加熱する凝縮器と、上記冷媒を蒸発させて外部空気を露点以下の温度まで冷却する蒸発器と、上記凝縮器と上記蒸発器とを接続する冷媒経路中に設けられ、上記凝縮器の凝縮圧力と上記蒸発器の蒸発圧力との中間の圧力で冷媒を蒸発させて外部空気を冷却する第1の熱交換手段と、上記凝縮器と上記蒸発器とを接続する冷媒経路中に設けられ、上記凝縮器の凝縮圧力と上記蒸発器の蒸発圧力との中間の圧力で冷媒を凝縮させて外部空気を加熱する第2の熱交換手段と、上記第1の熱交換手段と上記蒸発器と上記第2の熱交換手段と上記貯蔵ビンとをこの順番で接続する空気経路とを備えたことを特徴とする乾燥貯蔵装置である。
【0009】
また、本発明の他の態様は、貯蔵物が貯蔵された貯蔵ビンと、冷媒を昇圧する昇圧機と、上記冷媒を凝縮させて外部空気を加熱する凝縮器と、上記冷媒を蒸発させて外部空気を露点以下の温度まで冷却する蒸発器と、上記凝縮器と上記蒸発器とを接続する冷媒経路中に設けられ、上記凝縮器の凝縮圧力と上記蒸発器の蒸発圧力との中間の圧力で冷媒を蒸発させて外部空気を冷却する第1の熱交換手段と、上記凝縮器と上記蒸発器とを接続する冷媒経路中に設けられ、上記凝縮器の凝縮圧力と上記蒸発器の蒸発圧力との中間の圧力で冷媒を凝縮させて外部空気を加熱する第2の熱交換手段と、上記第1の熱交換手段と上記蒸発器と上記第2の熱交換手段と上記凝縮器と上記貯蔵ビンとをこの順番で接続する空気経路とを備えたことを特徴とする乾燥貯蔵装置である。
【0010】
更に、本発明の他の態様は、貯蔵物を貯蔵ビンの内部に貯蔵すると共に、該貯蔵ビンに設置された伝熱管の内部に流体を流通させ、冷媒を昇圧し、凝縮器において、上記冷媒を凝縮させて上記伝熱管の内部の流体を加熱し、蒸発器において、上記冷媒を蒸発させて外部空気を露点以下の温度まで冷却し、第1の熱交換手段において、上記凝縮器の凝縮圧力と上記蒸発器の蒸発圧力との中間の圧力で冷媒を蒸発させて外部空気を冷却し、第2の熱交換手段において、上記凝縮器の凝縮圧力と上記蒸発器の蒸発圧力との中間の圧力で冷媒を凝縮させて外部空気を加熱し、上記第1の熱交換手段と上記蒸発器と上記第2の熱交換手段と上記貯蔵ビンとの間をこの順番で空気経路によって接続し、上記第2の熱交換手段において加熱された外部空気を上記貯蔵ビンに供給すると共に、上記凝縮器において加熱された上記伝熱管の内部の流体を上記貯蔵ビンに供給し、上記貯蔵物を乾燥することを特徴とする貯蔵物の乾燥方法である。
【0011】
また、本発明の他の態様は、貯蔵物を貯蔵ビンの内部に貯蔵し、冷媒を昇圧し、凝縮器において、上記冷媒を凝縮させて外部空気を加熱し、蒸発器において、上記冷媒を蒸発させて外部空気を露点以下の温度まで冷却し、第1の熱交換手段において、上記凝縮器の凝縮圧力と上記蒸発器の蒸発圧力との中間の圧力で冷媒を蒸発させて外部空気を冷却し、第2の熱交換手段において、上記凝縮器の凝縮圧力と上記蒸発器の蒸発圧力との中間の圧力で冷媒を凝縮させて外部空気を加熱し、上記第1の熱交換手段と上記蒸発器と上記第2の熱交換手段と上記凝縮器との間をこの順番で空気経路により接続し、上記凝縮器において加熱された外部空気を上記貯蔵ビンに供給し、上記貯蔵物を乾燥することを特徴とする貯蔵物の乾燥方法である。
【0012】
本発明によれば、空気を冷却する熱量のうち、露点までの冷却工程においては除湿後の空気と熱交換でまかなうため、蒸発器で冷却する熱量の大部分を除湿工程に使用することができるため、圧縮機の入力当たりの除湿能力が高くなる。
【0013】
また、ヒートポンプの高熱源を乾燥工程途中の加熱源としても使用するため、乾燥工程が等エンタルピ過程とはならず等温過程に近くなる。従って、乾燥工程中の空気の相対湿度の上昇が少ないため乾燥作用が持続するので、送風量を節約することができる。また、同じ熱量の加熱量に対して、空気の最高温度を低くできるので、ヒートポンプの凝縮温度を下げることができる。従って、ヒートポンプの圧縮比が下がり、動作係数(COP)が向上するので動力費を節約できる。
【0014】
更に、熱交換手段を予冷・予熱熱交換器として使用した場合に、熱交換手段の作動媒体とヒートポンプの作動媒体が同じになり、冷媒チャージの工程が共通化できるので熱交換器の製造コスト、メンテナンスが安い。また、予冷・予熱熱交換器が一体として製造可能であり、しかもヒートパイプが有する内部のウィックを必要とせず、内部にウィックのない通常の空気・冷媒熱交換器コイルの生産設備で製造できるため、製造コストが安い。
【0015】
また、ヒートポンプのマルチエコノマイザ効果により、蒸発器入口の冷媒エンタルピが小さくなり、単位流量あたりの冷媒の冷凍効果が高いため、除湿効果、及びエネルギ効率が高くなる。
【0016】
また、本発明の好ましい一態様においては、上記第1の熱交換手段と上記第2の熱交換手段とは、上記各熱交換手段を流れる空気同士が互いに対向して流れるように構成され、上記冷媒経路は上記第1の熱交換手段と上記第2の熱交換手段内で、上記空気の流れにほぼ直交する第1の面内に少なくとも一対の第1の貫通部と第2の貫通部とを有し、上記第1の面とは異なる上記空気の流れにほぼ直交する第2の面内に少なくとも一対の第1の貫通部と第2の貫通部とを有し、上記第1の面内から上記第2の面内に移動する位置に中間絞りを備えたことを特徴とする。
【0017】
このように構成すると、空気同士の熱交換という観点から見ると、対向流熱交換であるので、高い熱交換効率を達成できる。第1の面内に少なくとも一対の第1の貫通部と第2の貫通部とを有し、一対の冷媒経路となし、第1の面とは異なる再生空気の流れにほぼ直交する第2の面内に少なくとも一対の第1の貫通部と第2の貫通部とを有し、一対の冷媒経路となすので、熱交換器を全体として小型コンパクトに形成することができる。また、第1の面内から第2の面内に移動する箇所に中間絞りを有するので、第2の面内の第1、第2の貫通部の蒸発あるいは凝縮の圧力を、第1の面内の第1、第2の貫通部の蒸発あるいは凝縮の圧力より低い値とすることができるので、各貫通部を流れる空気同士の熱交換を対向流熱交換に近いものとすることができ、熱交換効率を高くすることができる。なお、第1の面と、第2の面の形状は、典型的には矩形の平面である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る乾燥貯蔵装置の第1の実施形態について図1乃至図5を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施形態における乾燥貯蔵装置内のフローを模式的に示す図、図2は図1の乾燥貯蔵装置の乾燥機の一構成例を示す図である。本実施形態における乾燥貯蔵装置は、外気をその露点温度以下に冷却して除湿すると共に凝縮器により循環水を加熱するものであり、内部にヒートポンプHP1を含んでいる。乾燥貯蔵装置によって湿度が下げられた外気と、加熱された循環水とをそれぞれ貯蔵ビンに供給して、貯蔵物を乾燥貯蔵する。
【0019】
乾燥貯蔵装置は、図1に示すように、貯蔵物100を貯蔵するための貯蔵ビン101と、貯蔵ビン101に乾燥空気及び温水を供給する乾燥機102とを備えている。この乾燥機102は、図1及び図2に示すように、外部から空気OAを導入するための送風機1と、冷媒を加熱して蒸発させる冷媒蒸発器2と、蒸発器2で蒸発してガスになった冷媒を圧縮する昇圧機3と、冷媒を冷却して凝縮する冷媒凝縮器4と、エコノマイザとして作用する熱交換器5とを備えている。熱交換器5は、蒸発器2に流入する前後の空気同士の間で、冷媒を介して間接的に熱交換を行うものであり、冷媒を蒸発させて空気を冷却する第1の熱交換部51と、冷媒を凝縮させて空気を加熱する第2の熱交換部52とを備えている。これらの機器はキャビネット10の内部に収容されており、このキャビネット10は、例えば、薄い鋼板で作られた直方体の筐として形成される。
【0020】
キャビネット10の前面最上部には吸気口11が開口しており、この吸気口11を介して外部からの空気OAが乾燥機102内に導入される。吸気口11の近傍には、外部から埃が装置内に進入しないようにフィルタ12が設けられている。キャビネット10内には、水平又は鉛直方向に延びる仕切板によって空気が流通する空気経路が形成されており、吸気口11から導入された空気OAは最上段の空気経路13aを通って中段の空気経路13bに流れ、中段の空気経路13bから更に最下段の空気経路13cに流れる。最下段の空気経路13cに流れ込んだ空気はキャビネット10の後面最下部に形成された供給口16から貯蔵ビン101に供給される。
【0021】
上述した中段の空気経路13bには、空気の流れ方向に沿って、熱交換器5の第1の熱交換部51、送風機1、蒸発器2が順番に配置されている。ここで、蒸発器2は、外部から導入された空気をその露点温度以下に冷却し空気中の水分を結露水にして回収するものであり、その下方にはドレンパン14が設置されている。ドレンパン14の下方に位置する最下段の空気経路13cには、ドレンタンク15が配置されており、蒸発器2によって結露された外気OA中の水分は、ドレンパン14によって集められてドレンタンク15内に蓄積される。なお、このドレンパン14は蒸発器2だけでなく、熱交換器5の下方もカバーするように設けるのが好ましい。熱交換器5の第1の熱交換部51においては空気を主として予冷するが、一部の水分はここで結露することがあるので、特に第1の熱交換部51の下方に設けるのが好ましい。
【0022】
最下段の空気経路13cには、空気の流れ方向に沿って、ドレンタンク15、熱交換器5の第2の熱交換部52が順番に配置されている。また、キャビネット10の後方上部には、昇圧機3と、凝縮器4と、循環水を貯留した水タンク17と、水タンク17から凝縮器4に循環水を汲み上げるポンプ18とを収容した部屋13dが形成されている。この部屋13dの後面には配管を接続するためのフランジ19が設けられている。
【0023】
貯蔵ビン101には、複数の通気孔が形成されたフロアメッシュ103が設置されている。このフロアメッシュ103の上方には貯蔵物100が貯留され、下方には予熱室104が形成されている。また、貯蔵ビン101の内部には迂曲した伝熱管105が設けられている。この伝熱管105は上述した乾燥機102のフランジ19に接続されており、この伝熱管105の内部には上記乾燥機102の凝縮器4で加熱された温水が流通する。加熱された温水は伝熱管105を介して貯蔵ビン101に供給される。なお、本実施形態の伝熱管105の内部には、水を流通させることとしているが、これに限らず他の流体を流通させることとしてもよい。
【0024】
乾燥機102において冷媒が流通する冷媒経路は、図1に示すように、蒸発器2と昇圧機3とを接続する経路40と、昇圧機3と凝縮器4とを接続する経路41と、凝縮器4と熱交換器5とを接続する経路42と、熱交換器5と蒸発器2とを接続する経路43とから構成されている。また、熱交換器5内において冷媒経路は第1の熱交換部51と第2の熱交換部52とをそれぞれ貫通しており、第1の熱交換部51内には、冷媒を蒸発させることによって第1の熱交換部51を流れる空気OAを冷却する蒸発セクション61が形成され、第2の熱交換部52内には、冷媒を凝縮させることによって第2の熱交換部52を流れる空気Rを加熱する凝縮セクション62が形成されている。また、熱交換器5の第1の熱交換部51の上流側の冷媒経路42には絞り48が配置され、第2の熱交換部52の下流側の冷媒経路43には絞り49が配置されている。これらの絞り48、49として、例えば、オリフィス、キャピラリチューブ、膨張弁などを用いることができる。
【0025】
図3は、図1の乾燥機の熱交換器5内の冷媒経路を示す拡大図である。蒸発セクション61と凝縮セクション62とを含んで構成される冷媒経路は、第1の熱交換部51と第2の熱交換部52とを交互に繰り返し貫通する。即ち、熱交換器5内の冷媒経路は、図3に示すように、凝縮器4側から順番に、蒸発セクション61a、凝縮セクション62a、凝縮セクション62b、蒸発セクション61b、蒸発セクション61c、凝縮セクション62c、凝縮セクション62d、蒸発セクション61d、蒸発セクション61e、凝縮セクション62eを有している。
【0026】
ここで、蒸発器2を通過する前の空気OAを流す第1の熱交換部51と、蒸発器2を通過した後の空気Rを流す第2の熱交換部52とは、別々の直方体空間に収容されている。これらの直方体空間内には、空気の流れに直交する面に複数本の熱交換チューブが冷媒経路として平行に配置されている。第1の熱交換部51と第2の熱交換部52とは、隔壁510と隔壁520とが隣接してそれぞれ設けられており、熱交換チューブはこの2つの隔壁510、520を貫通して設けられている。熱交換器5は、別の形態として1つの直方体の空間を1つの隔壁で分割して、熱交換チューブがこの隔壁を貫通して、第1の熱交換部と第2の熱交換部とを交互に貫通するように構成してもよい。
【0027】
蒸発セクション61bと蒸発セクション61cの端部、蒸発セクション61dと蒸発セクション61eの端部はそれぞれUチューブ(ユーチューブ)63によって接続されている。同様に、凝縮セクション62aと凝縮セクション62bの端部、凝縮セクション62cと凝縮セクション62dの端部もそれぞれUチューブ64によって接続されている。このような構成によって、冷媒経路42において、蒸発セクション61aから凝縮セクション62aに向かって流れた冷媒は、Uチューブ64により凝縮セクション62bに導かれる。凝縮セクション62bに導かれた冷媒は、更に蒸発セクション61bに流入し、Uチューブ63により蒸発セクション61cに導入され、更に凝縮セクション62cに流入する。このように熱交換器5内の冷媒経路は蛇行する細管群により構成され、この細管群は蛇行しながら第1の熱交換部51と第2の熱交換部52内部を通過し、温度の高い空気と温度の低い空気に交互に接触するようになっている。
【0028】
次に、乾燥機102における各機器間の冷媒の流れについて図1及び図2を参照して説明する。
昇圧機3により圧縮された冷媒ガスは、昇圧機3の吐出口に接続された冷媒ガス配管41を経由して凝縮器4に導かれる。凝縮器4において、昇圧機3で圧縮された冷媒ガスは、水タンク17からポンプ18によって凝縮器4に供給された循環水により冷却され凝縮し、この循環水はこの冷媒によって加熱される。
【0029】
凝縮器4を出た冷媒液は、絞り48で減圧され膨張して一部の冷媒液が蒸発(フラッシュ)する。その液とガスの混合した冷媒は第1の熱交換部51の蒸発セクション61aに至り、ここで冷媒液は蒸発セクション61aのチューブの内壁を濡らすように流れる。冷媒液は蒸発セクション61aを流れる間に外部から導入された空気OAによって加熱されて蒸発し、蒸発器2に流入する前の空気OAが冷却(予冷)される。このとき冷媒自身は加熱され気相を増やす。
【0030】
上述したように、蒸発セクション61aと凝縮セクション62aは一連のチューブにより構成されているので、上記蒸発セクション61aにおいて蒸発した冷媒ガス(及び蒸発しなかった冷媒液)は凝縮セクション62aに流入する。凝縮セクション62aでは、蒸発器2で冷却除湿され、蒸発セクション61aの空気よりも温度の低くなった空気Rが加熱(再熱)され、冷媒自身は熱を奪われ気相冷媒を凝縮させながら、次の凝縮セクション62bに流入する。冷媒は、凝縮セクション62bを流れる間に、低温の空気Rで更に熱を奪われ気相冷媒を凝縮させる。
【0031】
凝縮された冷媒液は、次の蒸発セクション61b及びこれに続く蒸発セクション61cに流入し、上記と同様にして蒸発器2に流入する前の空気OAが冷却(予冷)される。更に凝縮セクション62c及び凝縮セクション62dに冷媒ガスが流入して空気Rが加熱される。このように、冷媒は気相と液相の相変化を繰り返しながら熱交換器内の冷媒経路を流れ、蒸発器2で冷却される前の空気OAと、蒸発器2で冷却されて絶対湿度を低下させた空気Rとの間で間接的に熱交換が行われる。
【0032】
最後の凝縮セクション62eにおいて凝縮した冷媒液は、第2の熱交換部52の下流側に配置された絞り49で減圧され膨張して温度が下がる。そして、冷媒は蒸発器2に至り、この蒸発器2において蒸発する。この冷媒の蒸発熱で第1の熱交換部51を通った空気Qが冷却される。蒸発器2で蒸発してガス化した冷媒は、昇圧機3の吸込側に導かれる。そして、上述のサイクルが繰り返される。
【0033】
次に、本実施形態における乾燥貯蔵装置に含まれるヒートポンプHP1の作用について説明する。図4は図1の乾燥貯蔵装置に含まれるヒートポンプHP1の冷媒モリエ線図である。なお、図4に示す線図においては、冷媒としてHFC134aを用いており、横軸にエンタルピ、縦軸に圧力が取られている。HFC134aに限らず、HFC407CやHFC410Aを冷媒として利用することもでき、これらの冷媒を用いた場合には、作動圧力領域がHFC134aの場合よりも高圧側にシフトする。
【0034】
図4において、点aは図1の蒸発器2で蒸発した冷媒の状態を示しており、このときの冷媒は飽和ガスの状態にある。冷媒の圧力は0.30MPa、温度は1℃、エンタルピは399.2kJ/kgである。点bはこのガスを昇圧機3で吸込圧縮した状態、即ち昇圧機3の吐出口での状態を示しており、このときの冷媒は、圧力が1.89MPaであり、過熱ガスの状態にある。
【0035】
点bの状態にある冷媒ガスは、凝縮器4内で冷却され、点cで示される状態に至る。このときの冷媒は飽和ガスの状態であり、その圧力は1.89MPa、温度は65℃である。冷媒はこの圧力下で更に冷却され凝縮して点dで示される状態に至る。このときの冷媒は飽和液の状態であり、その圧力と温度は点cにおける圧力及び温度と同じである。このときのエンタルピは295.8kJ/kgである。
【0036】
この冷媒液は、絞り48で減圧され、第1の熱交換部51の蒸発セクション61aに流入する。このときの状態は点eで示されており、一部の液が蒸発して液とガスが混合した状態となっている。このときの圧力は、凝縮器4の凝縮圧力と蒸発器2の蒸発圧力との中間圧力であり、本実施形態では、0.30MPaと1.89MPaの間の値となる。
【0037】
蒸発セクション61a内で、上記中間圧力下で冷却液が蒸発して、同圧力で飽和液線と飽和ガス線の中間に位置する点f1の状態となる。この状態では液の一部が蒸発しているが、冷媒液はかなり残っている。そして、点f1で示される状態の冷媒が、凝縮セクション62a及び62bに流入する。凝縮セクション62a及び62bでは、冷媒は第2の熱交換部52を流れる低温の空気Rにより熱を奪われ、点g1の状態に至る。
【0038】
点g1の状態の冷媒は、蒸発セクション61b及び61cに流入し、ここで熱を奪われ液相を増やして点f2の状態に至り、更に、凝縮セクション62c及び62dに流入する。凝縮セクション62c及び62dにおいて、冷媒は液相を増やして点g2の状態に至る。点g2はモリエ線図では飽和液線上に位置しており、このときの冷媒の温度は15℃、エンタルピは220.5kJ/kgである。同様に、更に蒸発セクション61d及び61e、凝縮セクション62eでの蒸発、凝縮を繰り返すが、図4のモリエ線図では、蒸発セクション61d及び61e、凝縮セクション62eを省略して、凝縮セクション62dが絞り49に接続してあるものとして示している。
【0039】
点g2の状態の冷媒液は、絞り49で、温度15℃の飽和圧力である0.30MPaまで減圧されて点hで示される状態に至る。点hの状態における冷媒は、1℃の冷媒液とガスの混合物として蒸発器2に至り、ここで空気Qから熱を奪い、蒸発して点aで示される状態の飽和ガスとなる。この飽和ガスは再び昇圧機3に吸入され、上述したサイクルが繰り返される。
【0040】
このように、熱交換器5内において、冷媒は蒸発セクション61では点eから点f1、あるいは点g1から点f2までといったように蒸発の状態変化を、凝縮セクション62では、点f1から点g1、あるいは点f2から点g2までといったように凝縮の状態変化をしており、蒸発伝熱と凝縮伝熱が行われているため、熱伝達率が非常に高く、また熱交換効率が高い。
【0041】
ここで、昇圧機3、凝縮器4、絞り48、49及び蒸発器2を含む圧縮ヒートポンプHP1として考えると、本発明に係る熱交換器5を設けない場合には、凝縮器4における点dの状態の冷媒を、絞りを介して蒸発器2に戻すため、蒸発器2で利用できるエンタルピ差は399.2−295.8=103.4kJ/kgしかない。しかし、本発明に係る熱交換器5を設けた場合には、399.2−2205=178.7kJ/kgとなり、同一冷却負荷に対して昇圧機に循環するガス量を、ひいては所要動力を42%(=1−103.4/178.7)も小さくすることができる。即ち、サブクールサイクルと同様な作用を持たせることができる。このように、本発明の乾燥貯蔵装置は、ヒートポンプHP1のエコノマイザ効果により、蒸発器2の入口の冷媒エンタルピが小さくなり、単位流量あたりの冷媒の冷凍効果が高いため、除湿効果、及びエネルギ効率が高くなる。
【0042】
図5は図1の乾燥貯蔵装置における空調サイクルを示す湿り空気線図である。図5において、符号P〜T、OA、EXは、図1においてそれぞれの符号を付した空気の状態に対応している。
外部から導入された空気OAは、図2の最上段の空気経路13aを通り、熱交換器5の第1の熱交換部51に送り込まれ(空気P)、蒸発セクション61内で蒸発する冷媒によりある程度まで冷却され、絶対湿度一定のまま乾球温度を下げる(空気Q)。これは蒸発器2で露点温度以下まで冷却される前の予備的冷却であるので予冷と呼ぶことができる。
【0043】
蒸発器2では、低温で蒸発する冷媒によって、空気Qがその露点温度以下に冷却され、水分を奪われながら、絶対湿度を5g/kgDAに低下させつつ乾球温度を5℃に下げる(空気R)。なお、絶対湿度の単位中のDAは乾燥空気であることを示す。
【0044】
空気R(絶対湿度5g/kgDA、乾球温度5℃)は、熱交換器5の第2の熱交換部52に流入し、凝縮セクション62内で凝縮する冷媒により、ある程度まで加熱され、絶対湿度一定のまま乾球温度を(5℃と60℃の中間の温度にまで)上げる(空気S)。これは、貯蔵ビン101内の予熱室104で加熱される前の予備的加熱であるので予加熱と呼ぶことができる。
【0045】
凝縮器4において加熱された温水は、ポンプ18によって貯蔵ビン101の予熱室104に送られるが、第2の熱交換部52を出た空気Sは、この予熱室104において加熱されて絶対湿度一定のまま更に乾球温度を60℃に上げる(空気T)。空気Tは、フロアメッシュ103の通気孔を通って上方に吹き出し、貯蔵ビン101内の貯蔵物100に含まれる水分を奪い、自分自身は絶対湿度を上げて、貯蔵ビン101の上部から排気される(EX)。
【0046】
ここで、図5の湿り空気線図上に示す空気側のサイクルでは、予熱室104で空気Sを加熱した熱量ΔQが、排熱利用による加熱であり、蒸発器2で空気Qを冷却した熱量Δiが、除湿冷却効果であり、エコノマイザとしての熱交換器による熱回収が、ΔHである。
【0047】
上述したように、熱交換器5では、蒸発セクション61での冷媒の蒸発により外部から導入された空気OAを予冷し、凝縮セクション62での冷媒の凝縮により空気Rを加熱する。そして蒸発セクション61で蒸発した冷媒は、凝縮セクション62で凝縮する。このように同じ冷媒の蒸発と凝縮作用により、蒸発器2で冷却される前後の空気同士の熱交換が間接的に行われる。
【0048】
上述したように、本発明に係る乾燥貯蔵装置では、熱交換器5は予冷・予加熱熱交換器として使用され、熱交換器5の作動流体と、ヒートポンプHP1の作動流体が同じとなり、冷媒チャージの工程の共通化ができるので製造コスト、メンテナンスコストが低い。また、予冷・予加熱熱交換器が一体として製造可能であり、しかもヒートパイプが有する内部のウィックを必要とせず、内部にウィックのない通常の空気・冷媒熱交換器コイルの生産設備で製造できるため、製造コストが安い。
【0049】
更に、ヒートポンプHP1を用いて、空気の予冷と、除湿後の空気の加熱を、内部の作動媒体を用いて行うため、装置が簡単で、しかもヒートポンプの冷却能力の大部分を空気中の水分を凝縮させるために用いることができるため、除湿能力が高い。
【0050】
空気を冷却除湿する場合、そのまま露点まで冷却すると冷却量が多いため、ヒートポンプの冷却効果のうちかなりの部分をそのために消費し、圧縮機の入力当たりの除湿能力(除湿性能)が低い。そこで、蒸発器2の前後に空気・空気熱交換器5を設けて、空気の予冷とレヒート(予加熱)を行って、顕熱比を小さくし露点までの冷却量を減少させた。
【0051】
次に、本発明に係る乾燥貯蔵装置の第2の実施形態について図6乃至図8を参照して詳細に説明する。図6は、第2の実施形態における乾燥貯蔵装置内のフローを模式的に示す図、図7は図6の乾燥貯蔵装置に含まれるヒートポンプHP2の冷媒モリエ線図である。なお、上述の第1の実施形態における部材又は要素と同一の作用又は機能を有する部材又は要素には同一の符号を付し、特に説明しない部分については第1の実施形態と同様である。
【0052】
本実施形態における乾燥機202内の熱交換器150においては、第2の熱交換部152の凝縮セクション162aと162bとの間、凝縮セクション162cと162dとの間に、それぞれ中間絞り163、164が設けられている点で上述の第1の実施形態と異なっている。その他の構成は上述の第1の実施形態と同様である。このような中間絞りは、第1の熱交換器151の蒸発セクション側に設けることもできる。
【0053】
図7において点aから点eまでは、図4に示される第1の実施形態の場合と同様であるので説明を省略する。なお、熱交換器150の蒸発セクション161aに流入した点eの状態の冷媒は図4で説明した通り、一部の液が蒸発して液とガスが混合した状態にある。
【0054】
この冷媒は、蒸発セクション161aで蒸発し、図7のモリエ線図上では湿り領域において飽和ガス線に近づいた点f1で示される状態に至る。この状態の冷媒が凝縮セクション162aに入り、ここで凝縮され、点g1aで示される状態に至る。点g1aの状態の冷媒は、中間絞り163を介して減圧され、点g1bで示される状態に至る。即ち、凝縮セクション162aから絞り163を経て凝縮セクション162bに流入する。
【0055】
凝縮セクション162bに流入した冷媒はここで凝縮され、湿り領域ではあるが飽和液線に近い点h1で示される状態に至る。その後、蒸発セクション161bに入りここで凝縮されると共に、Uチューブで反転して蒸発セクション161cに入りここで更に凝縮され、点f2で示される状態に至る。
【0056】
その後、冷媒は、凝縮セクション162c、中間絞り164、凝縮セクション162dを経由して、点g2a、点g2b、点h2で示される状態に至り、更に、蒸発セクション161d、161e、凝縮セクション162eを経由して、点f3、点h3で示される状態に至る。この点h3は、モリエ線図において飽和液線上にあり、温度は11℃、エンタルピは215.0kJ/kgである。
【0057】
点h3の冷媒液は、第1の実施形態の場合と同様に、絞り49で温度1℃の飽和圧力である0.30MPaまで減圧され、点iの状態になり、1℃の冷媒液とガスの混合物として蒸発器2に至り、ここで空気Qから熱を奪い、蒸発してモリエ線図上の点aの状態で示される状態の飽和ガスとなる。この飽和ガスは再び昇圧機3に吸入され、上述したサイクルが繰り返される。
【0058】
ここで、昇圧機3、凝縮器4、絞り48、49、163、164及び蒸発器2を含む圧縮ヒートポンプHP2として考えると、本発明に係る熱交換器150を設けない場合には、凝縮器4における点dの状態の冷媒を、絞りを介して蒸発器2に戻すため、蒸発器2で利用できるエンタルピ差は399.2−295.8=103.4kJ/kgしかない。しかし、本発明に係る熱交換器150を設けた場合には、399.2−215.0=184.2kJ/kgとなり、同一冷却負荷に対して昇圧機に循環するガス量を、ひいては所要動力を44%(=1−103.4/184.2)も小さくすることができる。即ち、サブクールサイクルと同様な作用を持たせることができる。
【0059】
図8は、本実施形態における熱交換器150の構造の一例を示すものである。図8(a)は空気の流れ方向に見た正面図、図8(b)は空気の流れに直角な方向から見た側面図であり、図8(a)は図8(b)のA−A矢視図である。図8(a)において、空気OAは紙面の手前から先方に流れ、空気Rは先方から手前側に流れる。この熱交換器150におけるチューブは、空気の流れに直交する4つの平面内にそれぞれ8列に配列されている。即ち、空気の流れに沿って4行8列に配列されている。図1及び図6においては、便宜上、熱交換チューブが各行1列であるものとして説明したが、典型的にはこのように各行に複数のチューブ列が含まれる。また、このような熱交換器を、空気の流量に対応させて、それらの流れに対して並列に並べてもよいし、直列に並べてもよい。
【0060】
このような熱交換器は安価であり、高価なヒートパイプの代わりに用いると、経済的である。また、ヒートパイプと異なり、作動流体をヒートポンプと同じにすることができるのでメンテナンスに手間がかからない。
【0061】
さてこれまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいものである。例えば、各冷媒経路の第1の熱交換部における蒸発セクションの数、第2の熱交換部における凝縮セクションの数は図示のものに限られるものではない。
【0062】
また、上述の実施形態においては凝縮器4で循環水を加熱し、これを貯蔵ビン101に供給することとしたが、第2の熱交換部において加熱された空気を凝縮器で直接加熱し、これを貯蔵ビン101に供給して貯蔵ビン101内の貯蔵物100を乾燥することとしてもよい。図9には、上述の第1の実施形態の乾燥貯蔵装置において、第2の熱交換部52で加熱された空気を凝縮器4で加熱して、これを貯蔵ビン101に供給する場合の構成例を示す。この乾燥機302の場合には、上述した乾燥機のフランジ(図1及び図6において符号19で示す)やポンプ(図1及び図6において符号18で示す)、伝熱管(図1及び図6において104で示す)は不要である。
【0063】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、蒸発器での冷却の前に第1の熱交換手段により空気を予冷でき、その予冷の冷熱を、蒸発器で一旦冷却された空気から回収することができ、動作係数の高いヒートポンプを備えた乾燥貯蔵装置を提供することが可能となる。また、エネルギ消費量当たりの除湿能力の高い乾燥貯蔵装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における乾燥貯蔵装置内のフローを模式的に示す図である。
【図2】図1の乾燥貯蔵装置の乾燥機の一構成例を示す図である。
【図3】図1の乾燥貯蔵装置の熱交換器における冷媒経路を示す拡大図である。
【図4】図1の乾燥貯蔵装置に含まれるヒートポンプの冷媒モリエ線図である。
【図5】図1の乾燥貯蔵装置における湿り空気線図である。
【図6】本発明の第2の実施形態における乾燥貯蔵装置内のフローを模式的に示す図である。
【図7】図6の乾燥貯蔵装置に含まれるヒートポンプの冷媒モリエ線図である。
【図8】図6の乾燥貯蔵装置の熱交換器の構造の一例を示す図である。
【図9】本発明の他の実施形態における乾燥貯蔵装置内のフローを模式的に示す図である。
【図10】従来の乾燥貯蔵装置内のフローを模式的に示す図である。
【図11】従来の乾燥貯蔵装置における湿り空気線図である。
【符号の説明】
1 送風機
2 蒸発器
3 昇圧機
4 凝縮器
5、150 熱交換器
10 キャビネット
11 吸気口
12 フィルタ
13a、13b、13c 空気経路
14 ドレンパン
15 ドレンタンク
16 供給口
17 水タンク
18 ポンプ
19 フランジ
51 第1の熱交換部
52 第2の熱交換部
61 蒸発セクション
62 凝縮セクション
63、64 Uチューブ
40〜43 経路
48、49、163、164 絞り
100 貯蔵物
101 貯蔵ビン
102、202 乾燥機
103 フロアメッシュ
104 予熱室
105 伝熱管

Claims (5)

  1. 貯蔵物が貯蔵される貯蔵ビンと、
    前記貯蔵ビン内に設置され、内部に流体が流通する伝熱管と、
    冷媒を昇圧する昇圧機と、
    前記冷媒を凝縮させて前記伝熱管の内部の流体を加熱する凝縮器と、
    前記冷媒を蒸発させて外部空気を露点以下の温度まで冷却する蒸発器と、
    前記凝縮器と前記蒸発器とを接続する冷媒経路中に設けられ、前記凝縮器の凝縮圧力と前記蒸発器の蒸発圧力との中間の圧力で冷媒を蒸発させて外部空気を冷却する第1の熱交換手段と、
    前記凝縮器と前記蒸発器とを接続する冷媒経路中に設けられ、前記凝縮器の凝縮圧力と前記蒸発器の蒸発圧力との中間の圧力で冷媒を凝縮させて外部空気を加熱する第2の熱交換手段と、
    前記第1の熱交換手段と前記蒸発器と前記第2の熱交換手段と前記貯蔵ビンとをこの順番で接続する空気経路とを備えたことを特徴とする乾燥貯蔵装置。
  2. 貯蔵物が貯蔵された貯蔵ビンと、
    冷媒を昇圧する昇圧機と、
    前記冷媒を凝縮させて外部空気を加熱する凝縮器と、
    前記冷媒を蒸発させて外部空気を露点以下の温度まで冷却する蒸発器と、
    前記凝縮器と前記蒸発器とを接続する冷媒経路中に設けられ、前記凝縮器の凝縮圧力と前記蒸発器の蒸発圧力との中間の圧力で冷媒を蒸発させて外部空気を冷却する第1の熱交換手段と、
    前記凝縮器と前記蒸発器とを接続する冷媒経路中に設けられ、前記凝縮器の凝縮圧力と前記蒸発器の蒸発圧力との中間の圧力で冷媒を凝縮させて外部空気を加熱する第2の熱交換手段と、
    前記第1の熱交換手段と前記蒸発器と前記第2の熱交換手段と前記凝縮器と前記貯蔵ビンとをこの順番で接続する空気経路とを備えたことを特徴とする乾燥貯蔵装置。
  3. 前記第1の熱交換手段と前記第2の熱交換手段とは、前記各熱交換手段を流れる空気同士が互いに対向して流れるように構成され、
    前記冷媒経路は前記第1の熱交換手段と前記第2の熱交換手段内で、前記空気の流れにほぼ直交する第1の面内に少なくとも一対の第1の貫通部と第2の貫通部とを有し、前記第1の面とは異なる前記空気の流れにほぼ直交する第2の面内に少なくとも一対の第1の貫通部と第2の貫通部とを有し、
    前記第1の面内から前記第2の面内に移動する位置に中間絞りを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の乾燥貯蔵装置。
  4. 貯蔵物を貯蔵ビンの内部に貯蔵すると共に、該貯蔵ビンに設置された伝熱管の内部に流体を流通させ、
    冷媒を昇圧し、
    凝縮器において、前記冷媒を凝縮させて前記伝熱管の内部の流体を加熱し、
    蒸発器において、前記冷媒を蒸発させて外部空気を露点以下の温度まで冷却し、
    第1の熱交換手段において、前記凝縮器の凝縮圧力と前記蒸発器の蒸発圧力との中間の圧力で冷媒を蒸発させて外部空気を冷却し、
    第2の熱交換手段において、前記凝縮器の凝縮圧力と前記蒸発器の蒸発圧力との中間の圧力で冷媒を凝縮させて外部空気を加熱し、
    前記第1の熱交換手段と前記蒸発器と前記第2の熱交換手段と前記貯蔵ビンとの間をこの順番で空気経路によって接続し、
    前記第2の熱交換手段において加熱された外部空気を前記貯蔵ビンに供給すると共に、前記凝縮器において加熱された前記伝熱管の内部の流体を前記貯蔵ビンに供給し、前記貯蔵物を乾燥することを特徴とする貯蔵物の乾燥方法。
  5. 貯蔵物を貯蔵ビンの内部に貯蔵し、
    冷媒を昇圧し、
    凝縮器において、前記冷媒を凝縮させて外部空気を加熱し、
    蒸発器において、前記冷媒を蒸発させて外部空気を露点以下の温度まで冷却し、
    第1の熱交換手段において、前記凝縮器の凝縮圧力と前記蒸発器の蒸発圧力との中間の圧力で冷媒を蒸発させて外部空気を冷却し、
    第2の熱交換手段において、前記凝縮器の凝縮圧力と前記蒸発器の蒸発圧力との中間の圧力で冷媒を凝縮させて外部空気を加熱し、
    前記第1の熱交換手段と前記蒸発器と前記第2の熱交換手段と前記凝縮器との間をこの順番で空気経路により接続し、
    前記凝縮器において加熱された外部空気を前記貯蔵ビンに供給し、前記貯蔵物を乾燥することを特徴とする貯蔵物の乾燥方法。
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