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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、運転状態の実測値を表示装置の表示画面上にグラフィック表示する機能を備えた射出成形機やダイカストマシン等の成形機に係り、特に、実測データをグラフィック表示する際の制御技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近時の射出成形機等の成形機においては、成形運転時における被計測対象の実測速度データや実測圧力データを、成形機に付設された表示装置の表示画面上にグラフィック表示するようにして、成形運転状態のモニタリングを視認性よく行うことを可能にしている。
【0003】
上記のようなグラフィック表示を行う場合において、従来は、表示画面上に表示するためのグラフデータのサンプリング処理は、一定時間間隔で行われている。このため、被計測対象の移動速度が高速である場合には、被計測対象のある一定量の移動ストロークに対するサンプリング数が、被計測対象の移動速度が低速である場合のそれよりも、少くなってしまう。
【0004】
図7は、速度データのサンプリングを一定時間ごとに行った場合の、被計測対象の速度実測グラフィックデータの1例である。図7において、横軸は被計測対象の移動位置を表し、縦軸は被計測対象の速度を表し、小丸は速度サンプリングデータを表している。図7に示すように、高速移動領域では速度サンプリングデータが粗になり、低速移動領域では速度サンプリングデータが密となっている。したがって、小丸の速度サンプリングデータを線で結んで表示される実測速度グラフィックデータは、高速移動領域では荒っぽい線描となり、低速移動領域では精緻な線描となることは否めなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、速度データのサンプリングを一定時間ごとに行った場合には、位置軸に沿った速度実測グラフィックデータの表示が、高速移動領域では荒っぽい線描となり、低速移動領域では精緻な線描となる傾向にある。このため、低速移動領域でのサンプリング数が適正なものとなるようにサンプリング時間間隔を設定すると、高速移動領域でのサンプリング数が少なくなって、高速移動領域の線描が、なめらかできれいなものにはならないという問題がある。この点を解消するために、高速移動領域でのサンプリング数を多くするようにサンプリング時間間隔を短いものとすると、低速移動領域でのサンプリング数が極端に増して、被計測対象がほとんど止まっているような極低速領域では、サンプリングデータを格納するバッファメモリが容量オーバーしてしまい、途中までしかグラフを描かないという問題を生じる。
【0006】
このような問題に対処するために、成形機のオペレータによって、速度の異なる領域ごとでのサンプリング時間間隔を適正値に設定させることも考えられる。しかしながら、このようにすると、オペレータに対する負担が増し、操作が煩雑で、しかも、適正値を設定するには経験と知識を要するという問題がある。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、サンプリング時間間隔を、自動的に、高速移動領域では短く低速移動領域では長くするように適正に制御することで、高速、低速移動領域ともに、なめらかで、きれいなグラフィック表示を行えるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記した目的を達成するために、本発明による代表的な1つの発明では、成形機の運転状態の実測値を表示装置上にグラフィック表示する機能を備えた成形機において、被計測対象の位置を1制御スキャンタイム毎に検出して出力する検出手段と、前回のサンプリングタイミングからの被計測対象の位置変化量が、予め定められた所定値以上となったか否かを判定し、所定値以上となった場合にはサンプリング指令信号を出力する位置変化量判定手段と、前回のサンプリングタイミングからのシステムの制御スキャン時間の累積時間が、予め定められた所定値以上となったか否かを判定し、所定値以上となった場合にはサンプリング指令信号を出力する時間変化量判定手段と、前記位置変化量判定手段または前記時間変化量判定手段の何れか一方から先に出力されるサンプリング指令信号に基づいて、被計測対象の少なくとも速度のサンプリングを行う実測値サンプリング手段とを、具備した構成をとる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
【0010】
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る射出成形機における、射出速度のグラフィック表示処理系の構成を示すブロック図である。図1において、1は射出用サーボモータ、2はモータ1の回転を直線運動に変換するボールネジ機構、3はボールネジ機構2によって直線駆動されるスクリュー、4は射出用サーボモータ1に付設されたエンコーダ、5は、エンコーダ4の出力によりスクリュー3の位置を検出し、また、位置検出データと時間情報に基づき速度データを算出(検出)する位置・速度検出手段、6は、位置・速度検出手段5が速度データをサンプリングするタイミングを制御するサンプリングタイミング制御手段、7は、位置・速度検出手段5の出力する実測速度データを格納するバッファメモリ、8は、バッファメモリ7の出力を適宜に画像処理して、グラフィックデータとして出力する表示処理部、9は、画像処理部8の出力を画面上に表示する画像処理装置である。なお、位置・速度検出手段5内において、5aは位置検出部、5bは速度サンプリング部、また、サンプリングタイミング制御手段6内において、6aは位置変化累積部、6bは位置変化量判定部である。
【0011】
射出用サーボモータ1は、図示せぬサーボアンプからの駆動信号S1によって、射出行程の1次射出行程においては位置軸に沿う速度フィードバック制御により駆動制御され、射出行程の保圧行程においては時間軸に沿う圧力フィードバック制御により駆動制御される。この射出用サーボモータ1の回転は、ボールネジ機構2により直線運動に変換されてスクリュー3に伝達され、射出行程の1次射出行程においては、スクリュー3が急速前進駆動されて、溶融樹脂の金型内への射出・充填が行われ、射出行程の保圧行程においては、圧力フィードバック制御により、金型内の樹脂に対して保圧が付与される。
【0012】
射出用サーボモータ1に付設されたエンコーダ4の出力信号S2は、位置・速度検出手段5の位置検出部5aに入力され、この位置検出部5aにおいては、1制御スキャンタイム(例えば10msec)毎に位置データを求めて、これを速度サンプリング部5bに出力するとともに、サンプリングタイミング制御手段6の位置変化累積部6aにも出力する。
【0013】
サンプリングタイミング制御手段6の位置変化累積部6aは、位置検出部5aから1制御スキャンタイム毎に送出されてくる位置データΔxを加算・累積し、この位置データの累積値(累積位置変化量)であるΣx1を位置変化量判定部6bに出力する。位置変化量判定部6bでは、位置変化累積部6aから出力されるΣx1と、予め定められた所定の基準値Xc(例えば、1.0mm)とを対比し、Σx1≧Xcとなったタイミングで、サンプリング指令信号S4を出力するとともに、位置変化累積部6aの内容を0にクリアするように制御する。
【0014】
位置・速度検出手段5の速度サンプリング部5bは、サンプリングタイミング制御手段6からサンプリング指令信号S4が到来する毎に、位置検出部5aから最新値として現在取り込んだ位置データと、前回のサンプリングタイミングで取り込んだ位置データと、時計情報S3(時計情報S3から前回のサンプリングタイミングと今回のサンプリングタイミングの時間差を求める)とに基づいて、実測速度データを求める速度のサンプリング処理を実行する。速度サンプリング部5bの検出した(算出した)速度データS6は、バッファメモリ7に出力され、ここに一時的に格納される。
【0015】
表示処理部8では、上位コントローラからの制御信号S7に基づき、バッファメモリ7から読み出した速度データS6と、画像出力に必要な罫線、テキスト、図形などの画像生成用データS8とを、適宜に画像処理して出力画像データを生成し、これを図示せぬフレームメモリを介して、表示装置9に出力する。これによって、表示装置9は、その表示画面上に射出行程の実測速度データのグラフィック表示を行う。
【0016】
図2は、本実施形態の速度サンプリング動作の処理フローを示す図である。図2において、ST1、ST2、ST3は、マシン全体の制御を司るシステムローラの、それぞれ、入力の処理ステップ、演算・制御の実体の処理ステップ、出力の処理ステップである。これらシステムコントローラの入力のステップST1、処理のステップST2、出力のステップST3は、マシンが運転状態であるときには、切れ目なく繰り返され、ステップST1→ST2→ST3の1サイクルである制御スキャンタイムは、例えば10msとなっている。
【0017】
そして、入力のステップST1の中の多数の処理フローの1つとして、射出速度のサンプリングの処理フローが含まれており、図2では、説明の簡略化のために、ステップST1の中の処理フローとして、射出速度のサンプリング処理のフローのみを示してある。ステップST1中において、ステップST101では、前記した位置データの累積値Σx1を求める(「x1←x1+Δx」とする)処理を、ステップST102の判定でΣx1≧XcとなるまでST1→ST2→ST3のサイクルを繰り返し、ステップST102の判定でYESとなると、ステップST103に進む。ステップST103では、実測速度データを求める速度のサンプリング処理を実行し、次のステップST104では、位置変化累積部6aの内容を0にクリアする(「x1←0」とする)。なお、処理のステップST2では、型締め、射出、計量、型開きなどの処理が順次行われることを、簡略化して示してある。
【0018】
図3は、本実施形態による射出行程における1次射出行程の実測速度グラフィック表示の1例を示す図である。図3における、縦軸はスクリュー3の速度を表し、横軸は、保圧切替点を0としたスクリュー3の位置(ストローク)を表している。また、ドットが速度サプリングデータを表し、この各ドットを線で結んだ形で速度実測グラフィックデータが表示されている。
【0019】
本実施形態では、射出行程の1次射出行程における速度のサンプリングを、上述したように、Σx1≧Xcとなったタイミング毎に行うようになっている。この結果、加速領域A1、高速領域A2、減速領域A3、中速領域A4、減速領域A5の何れにおいても、速度の大きさの如何によらず、スクリュー3の概略所定移動量(すなわち、略Xc)ごとに速度サンプリングデータが表示され、各ドットの横軸方向での間隔は略均等なものになる。つまり、高速領域A1では高速であるので、中速領域A4よりもΣx1がXc以上となる時間が早くなり、また、図示していないが、1次射出行程に低速行程がある場合には、中速領域A4では、低速領域よりもΣx1がXc以上となる時間が早くなり、これによって、サンプリング時間間隔を、自動的に、高速移動領域では短く低速移動領域では長くするように適正に制御することが可能となる。よって、1次射出行程の全領域において、なめらかできれいなグラフィック表示を行うことが可能となる。
【0020】
なお、図3では説明の都合上、サンプリングデータをドットで示してあるが、実際のグラフィック表示では、線描のみが表示される(これは、次の実施形態においても同様である)。
【0021】
<第2実施形態>
図4は、本発明の第2実施形態に係る射出成形機における、射出速度のグラフィック表示処理系の構成を示すブロック図であり、同図において、図1と均等なものには同一符号を付し、その説明は重複を避けるため割愛する。
【0022】
図4において、6’はサンプリングタイミング制御手段、6cは時間変化累積部、6dは時間変化量判定部、6eはOR回路部である。
【0023】
サンプリングタイミング制御手段6’の時間変化累積部6cは、上位コントローラより1制御スキャン毎に送出されてくる制御スキャンタイムデータΔt(例えば10ms)を加算・累積し、この時間データの累積値(累積時間変化量)であるΣt1を時間変化量判定部6dに出力する。時間変化量判定部6dでは、時間変化累積部6cから出力されるΣt1と、予め定められた所定の基準値Tc(例えば、200msec)とを対比し、Σt1≧Tcとなったタイミングで、サンプリング指令信号S5を出力する。
【0024】
サンプリングタイミング制御手段6’のOR回路部6eは、前記した位置変化量判定部6eから出力されるサンプリング指令信号S4、あるいは、時間変化量判定部6dから出力されるサンプリング指令信号S5のうち、何れか一方から先に出力されるサンプリング指令信号を、前記位置・速度検出手段5の速度サンプリング部5bへ出力すると共に、この速度サンプリング部5bへのサンプリング指令信号の送出を契機して、前記位置変化累積部6aおよび時間変化累積部6cの内容を0にクリアする。
【0025】
この結果、前回のサンプリングタイミングから所定時間Tc(ここでは、例えば200msec)が経過する間に、スクリュー3が所定ストロークXc(ここでは、例えば1.0mm)以上移動していないような極低速の領域(この極低速の領域は完全な停止状態を含む)においては、時間監視に基づくサンプリング指令信号S5が速度サンプリング部5bに出力される。また、前回のサンプリングタイミングから所定時間Tc(ここでは、例えば200msec)が経過する間に、スクリュー3が所定ストロークXc(ここでは、例えば1.0mm)以上移動しているような領域(上記の極低速ではない領域)においては、ストローク監視に基づくサンプリング指令信号S4が速度サンプリング部5bに出力される。
【0026】
図5は、本実施形態の速度サンプリング動作の処理フローを示す図であり、同図において、ST1、ST2、ST3はそれぞれ、図2で述べた入力の処理ステップ、演算・制御の実体の処理ステップ、出力の処理ステップである。
【0027】
本実施形態では、ステップST1中のステップST111において、前記した位置データの累積値Σx1を求める(「x1←x1+Δx」とする)処理と、時間データ(制御スキャンタイムデータΔt)の累積値Σt1を求める(「t1←t1+Δt」とする)処理とを、ステップST112の判定でΣx1≧Xcとなるか、もしくは、ステップST113の判定でΣt1≧Tcとなるまで、ST1→ST2→ST3のサイクルを繰り返す。ステップST112の判定でYESとなるか、またはステップST113の判定でYESとなると、ステップST114に進んで、実測速度データを求める速度のサンプリング処理を実行する。そして、次のステップST115では、位置変化累積部6aの内容を0にクリアする(「x1←0」とする)と共に、時間変化累積部6cの内容を0にクリアする(「t1←0」とする)。
【0028】
図6は、本実施形態による射出行程の実測速度グラフィック表示の1例を示す図である。図6における、縦軸はスクリュー3の速度を表し、保圧切替点からの右側の1次射出行程の領域では、横軸はスクリューの位置(ストローク)を表しており、保圧切替点から左側の保圧行程の領域では、横軸は時間を表している。また、ドットが速度サンプリングデータを表し、この各ドットを線で結んだ形で速度実測グラフィックデータが表示されている。
【0029】
図6に示した例では、1次射出行程は総て極低速ではない領域となっており、このため、1次射出行程の領域では、前記したようにΣΔx1≧Xcとなったタイミングで速度のサンプリング処理が行われる。この結果、加速領域A1、高速領域A2、減速領域A3、中速領域A4’、減速領域A5の何れにおいても、速度の大きさの如何によらず、スクリュー3の概略所定移動量(すなわち、略Xc)ごとに速度サンプリングデータが表示され、各ドットの横軸方向での間隔は略均等なものになる。つまり、高速領域A1では高速であるので、中速領域A4’よりもΣx1がXc以上となる時間が早くなり、また、図示していないが、1次射出行程に低速行程がある場合には、中速領域A4’では、低速領域よりもΣx1がXc以上となる時間が早くなり、これによって、サンプリング時間間隔を、自動的に、高速移動領域では短く低速移動領域では長くするように適正に制御することが可能となる。よって、1次射出行程の全領域において、なめらかできれいなグラフィック表示を行うことが可能となる。
【0030】
また、図6に示した例では、保圧行程は総て極低速の領域となっており、このため、保圧行程の領域では、前記したようにΣΔt1≧Tcとなったタイミングで速度のサンプリング処理が行われる。この結果、保圧領域においては、所定の基準値Tcごとに速度サンプリングデータが表示され、この場合も、表示スケールに対してサンプリング点の数を適正なものに制御できるので、なめらかで、きれいなグラフィック表示を行うことが可能となる。
【0031】
なお、例えば表示装置9の表示画面が640×400ドットである場合には、サンプリング点の数は約500あれば、極めてきれいなグラフを描くことが可能となるので、このようなサンプリング点の数値を達成できるように、前記定数Xcや定数Tcの値を設定しておけばよい。
【0032】
なおまた、極低速とする速度の設定は任意であるが、スクリュー3の移動速度が0〜10mm/sec程度を極低速とすると好適である。
【0033】
また、以上に述べた実施形態では、射出行程の速度のグラフィック表示への適用について述べたが、本発明は、射出成形機の計量行程、型閉じ(型締め)行程、型開き行程、エジェクト突き出し行程、エジェクト戻し行程における、速度のグラフィック表示にも適用可能である。また、同様に、ダイカストマシンの射出行程、型閉じ(型締め)行程、型開き行程、エジェクト突き出し行程、エジェクト戻し行程における、速度のグラフィック表示にも適用可能である。
【0034】
さらに、射出成形機の射出行程の1次射出行程では、射出速度が高速であるほど射出圧力も大きな挙動を示す傾向にあるので(高速であるときには圧力も短時間で大きく変化する傾向にあるので)、本発明を1次射出行程の圧力のグラフィック表示に適用することで、同様に、なめらかで、きれいなグラフィック表示を行うことが可能となる。
【0035】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、サンプリング時間間隔を、自動的に、高速移動領域では短く低速移動領域では長くするように適正に制御できるので、高速、低速移動領域ともに、なめらかで、きれいなグラフィック表示を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る射出成形機における、射出速度のグラフィック表示処理系の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る射出成形機における、速度サンプリング動作の処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1実施形態に係る射出成形機における、射出行程の実測速度グラフィック表示の1例を示す説明図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る射出成形機における、射出速度のグラフィック表示処理系の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る射出成形機における、速度サンプリング動作の処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施形態に係る射出成形機における、射出行程の実測速度グラフィック表示の1例を示す説明図である。
【図7】従来技術による被計測対象の速度実測グラフィック表示の1例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 射出用サーボモータ
2 ボールネジ機構
3 スクリュー
4 エンコーダ
5 位置・速度検出手段
5a 位置検出部
5b 速度サンプリング部
6、6’ サンプリングタイミング制御手段
6a 位置変化累積部
6b 位置変化量判定部
6c 時間変化累積部
6d 時間変化量判定部
6e OR回路部
7 バッファメモリ
8 表示処理部
9 画像処理装置

Claims (3)

  1. 成形機の運転状態の実測値を表示装置上にグラフィック表示する機能を備えた成形機において、
    被計測対象の位置を1制御スキャンタイム毎に検出して出力する検出手段と、前回のサンプリングタイミングからの被計測対象の位置変化量が、予め定められた所定値以上となったか否かを判定し、所定値以上となった場合にはサンプリング指令信号を出力する位置変化量判定手段と、この位置変化量判定手段の出力するサンプリング指令信号に基づいて、被計測対象の少なくとも速度のサンプリングを行う実測値サンプリング手段とを、具備したことを特徴とする成形機。
  2. 成形機の運転状態の実測値を表示装置上にグラフィック表示する機能を備えた成形機において、
    被計測対象の位置を1制御スキャンタイム毎に検出して出力する検出手段と、前回のサンプリングタイミングからの被計測対象の位置変化量が、予め定められた所定値以上となったか否かを判定し、所定値以上となった場合にはサンプリング指令信号を出力する位置変化量判定手段と、前回のサンプリングタイミングからのシステムの制御スキャン時間の累積時間が、予め定められた所定値以上となったか否かを判定し、所定値以上となった場合にはサンプリング指令信号を出力する時間変化量判定手段と、前記位置変化量判定手段または前記時間変化量判定手段の何れか一方から先に出力されるサンプリング指令信号に基づいて、被計測対象の少なくとも速度のサンプリングを行う実測値サンプリング手段とを、具備したことを特徴とする成形機。
  3. 請求項1記載において、
    前記成形機は射出成形機であり、1次射出行程の圧力データも、速度データと合わせてサンプリングするようにしたことを特徴とする成形機。
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