Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP3701044B2 - シアノベンゼンスルフェニルハライドおよびそれを用いる3−置換ベンゾイソチアゾールの製造方法 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP3701044B2 - シアノベンゼンスルフェニルハライドおよびそれを用いる3−置換ベンゾイソチアゾールの製造方法 - Google Patents

シアノベンゼンスルフェニルハライドおよびそれを用いる3−置換ベンゾイソチアゾールの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3701044B2
JP3701044B2 JP09838795A JP9838795A JP3701044B2 JP 3701044 B2 JP3701044 B2 JP 3701044B2 JP 09838795 A JP09838795 A JP 09838795A JP 9838795 A JP9838795 A JP 9838795A JP 3701044 B2 JP3701044 B2 JP 3701044B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
general formula
represented
cyanobenzenesulfenyl
formula
piperazine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09838795A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08291134A (ja
Inventor
博 五田
純一 坂本
茂樹 坂上
栄 梶原
美紀 東藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd filed Critical Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
Priority to JP09838795A priority Critical patent/JP3701044B2/ja
Priority to US08/630,730 priority patent/US5679827A/en
Priority to TW085104333A priority patent/TW326033B/zh
Priority to KR1019960012366A priority patent/KR100387538B1/ko
Priority to CA2564300A priority patent/CA2564300C/en
Priority to CA002174797A priority patent/CA2174797C/en
Priority to CNB001086383A priority patent/CN1187346C/zh
Priority to DE69602802T priority patent/DE69602802T2/de
Priority to ES96302851T priority patent/ES2134563T3/es
Priority to EP96302851A priority patent/EP0741129B1/en
Priority to CN96106019A priority patent/CN1061975C/zh
Publication of JPH08291134A publication Critical patent/JPH08291134A/ja
Priority to US08/861,426 priority patent/US5756806A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3701044B2 publication Critical patent/JP3701044B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C255/00Carboxylic acid nitriles
    • C07C255/49Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D275/00Heterocyclic compounds containing 1,2-thiazole or hydrogenated 1,2-thiazole rings
    • C07D275/04Heterocyclic compounds containing 1,2-thiazole or hydrogenated 1,2-thiazole rings condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C313/00Sulfinic acids; Sulfenic acids; Halides, esters or anhydrides thereof; Amides of sulfinic or sulfenic acids, i.e. compounds having singly-bound oxygen atoms of sulfinic or sulfenic groups replaced by nitrogen atoms, not being part of nitro or nitroso groups
    • C07C313/08Sulfenic acids; Derivatives thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C313/00Sulfinic acids; Sulfenic acids; Halides, esters or anhydrides thereof; Amides of sulfinic or sulfenic acids, i.e. compounds having singly-bound oxygen atoms of sulfinic or sulfenic groups replaced by nitrogen atoms, not being part of nitro or nitroso groups
    • C07C313/08Sulfenic acids; Derivatives thereof
    • C07C313/10Sulfenic acids; Esters thereof
    • C07C313/16Sulfenic acids; Esters thereof having sulfur atoms of sulfenic groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、新規な2−シアノベンゼンスルフェニルハライドおよびそれらの製造方法、また、これらの化合物を用いた3−置換ベンゾイソチアゾールの新規製造方法に関する。2−シアノベンゼンスルフェニルハライドは従来知られていない新規な化合物であり、特に、医薬品の製造用中間体として重要な3−置換ベンゾイソチアゾール誘導体を製造する際の中間体として有用な化合物である。
【0002】
【従来の技術】
従来、3−置換ベンゾイソチアゾール誘導体の製造には、反応式
【0003】
【化5】
Figure 0003701044
【0004】
に従って、3−ハロ−1,2−ベンゾイソチアゾールとピペラジン化合物を反応させる方法が数多く知られている(特開昭63−83067号;特開昭63−83085号;EP−A 196096;J.Chem.Soc., Perkin.Trans.,1(8),2141,1988;Ger.Offen.,3530089;J.Med.Chem., 29(3),359,1986;J.Org.Chem., 43(8),1604,1978)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公知技術で用いる原料の3−ハロ−1,2−ベンゾイソチアゾールは容易に入手できるものではない。従来、1,2−ベンゾイソチアゾール−3−オンを塩素化する方法、チオサリチル酸を出発原料とする方法が上記文献に記載されているが、いずれも高価な原料を使用しており、また、収率も低いため、工業的に有利な方法とは言いがたい。
このように、公知のいずれの方法によっても、3−置換ベンゾイソチアゾール誘導体を工業的に有利に製造することは困難であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の状況に鑑み、工業的に有利な、しかも高価な原料を使用することなく、容易かつ経済的に有利に3−置換ベンゾイソチアゾール誘導体を製造する方法を提供すべく鋭意検討した。その結果、本発明者らは、以下の一般式(I)で示される2−シアノベンゼンスルフェニルハライドが3−置換ベンゾイソチアゾール誘導体製造の重要な中間体になりうることを見出し、本化合物の物性および工業的に安価にかつ容易に製法を提供すべく鋭意検討した。
2−シアノベンゼンスルフェニルハライドは文献未記載の新規化合物で、その物性、製造方法については知られていない。
すなわち、本発明の新規化合物である2−シアノベンゼンスルフェニルハライドは、以下に記載する一般式(II)で示される2−シアノフェニルチオ誘導体をハロゲン化することにより容易に得られ、また、2−シアノベンゼンスルフェニルハライドとピペラジン化合物を反応させることにより、容易に3−置換ベンゾイソチアール誘導体が得られることを見出した。
また、これらの2反応を連続して行う方法、すなわち、2−シアノフェニルチオ誘導体をハロゲン化して2−シアノベンゼンスルフェニルハライドとなし、引き続きピペラジン化合物を反応させることにより、3−置換ベンゾイソチアゾール誘導体が効率よく製造できることを見出した。
本発明は、かかる本発明者らの新たな知見に基づいて完成されたもので、
(1)一般式(I)
【0007】
【化6】
Figure 0003701044
(式中、XはClまたはBrを表す。)
【0008】
で示される2−シアノベンゼンスルフェニルハライド、
(2)一般式(II)
【0009】
【化7】
Figure 0003701044
(式中、R1はH、アルカリ金属、2−シアノフェニルチオ基または炭素数1〜4の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基を表す。)
【0010】
で示される2−シアノフェニルチオ誘導体をハロゲン化することを特徴とする一般式(I)で示される2−シアノベンゼンスルフェニルハライドの製造方法、
(3)一般式(I)で示される2−シアノベンゼンスルフェニルハライドと一般式(III)
【0011】
【化8】
Figure 0003701044
(式中、R2はH、炭素数1〜6のアルキル基または炭素数1〜6の置換アルキレン基を表す。)
【0012】
で示されるピペラジン化合物とを反応させることを特徴とする一般式(IV)
【0013】
【化9】
Figure 0003701044
(式中、R2は上記一般式(III)におけるR2と同意義である。)
【0014】
で示される3−置換ベンゾイソチアゾールの製造方法、および
(4)一般式(II)で示される2−シアノフェニルチオ誘導体をハロゲン化して一般式(I)で示される2−シアノベンゼンスルフェニルハライドとなし、ついで、一般式(III)て示されるピペラジン化合物と反応させることを特徴とする一般式(IV)で示される3−置換ベンゾイソチアゾールの製造方法、
を提供するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
【0015】
本発明の一般式(I)で示される新規化合物、2−シアノベンゼンスルフェニルハライドにおいて、Xで表される基はClまたはBrである。すなわち、一般式(I)で示される化合物は、2−シアノベンゼンスルフェニルクロライドまたは2−シアノベンゼンスルフェニルブロマイドである。
一般式(I)で示される化合物は、一般式(II)で示される2−シアノフェニルチオ誘導体をハロゲン化することにより製造できる。
一般式(II)で示される化合物におけるR1で表される基は、H、ナトリウム、カリウムなどのようなアルカリ金属、2−シアノフェニルチオ基、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブチルなどのような炭素数1〜4の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基である。一般式(II)で示される化合物の具体例としては、2−シアノベンゼンチオール、2,2'−ジシアノジフェニルジスルフィド、2−シアノフェニルメチルスルフィド、2−シアノフェニルエチルスルフィド、2−シアノフェニルn−プロピルスルフィド、2−シアノフェニルイソプロピルスルフィド、2−シアノフェニルn−ブチルスルフィド、2−シアノフェニルt−ブチルスルフィドなどが挙げられる。
【0016】
一般式(II)で示される化合物のハロゲン化には、塩素、塩化スルフリル、臭素、臭化スルフリルなどや、それらの混合物をハロゲン化剤として使用することができる。とりわけ、塩素、臭素が好ましい。ハロゲン化剤の使用量は、一般式(II)で示される化合物の種類により異なるが、通常、一般式(II)で示される化合物に対して0.5〜7倍モルの範囲である。
ハロゲン化の反応温度は、一般式(II)で示される化合物の種類により異なるが、通常、約−10℃〜約160℃、好ましくは約−5℃〜約130℃の範囲である。反応温度が低すぎると反応速度が遅く、逆に高すぎると副反応が起こり収率低下の原因となる。
該ハロゲン化反応は無溶媒でも溶媒中でも行うことができ、溶媒としては、特に限定されるものではなく、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の炭化水素類、ジクロロエタン、ジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼン等の芳香族炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなどの極性溶媒等を挙げることができる。溶媒を用いる場合、その使用量は、特に限定されるものではないが、通常、一般式(II)で示される化合物に対して0.1〜10倍重量である。
かくして得られた一般式(I)の2−シアノベンゼンスルフェニルハライドは蒸留、晶析などの常法により単離することができる。
【0017】
かくして得られた一般式(I)で示される2−シアノベンゼンスルフェニルハライドと一般式(III)で示されるピペラジン化合物を反応させることにより、一般式(IV)で示される3−置換ベンゾイソチアゾールを得ることができる。
一般式(III)で示されるピペラジン化合物としては、例えば、ピペラジン、1−メチル−ピペラジン、1−エチル−ピペラジン、1−n−ブチル−ピペラジンなどの1−アルキル−ピペラジン類、1−イミドブチレン−ピペラジン、1−アミドブチレン−ピペラジン、1−((5−インドール)エチレン)−ピペラジンなどの1−置換アルキレン−ピペラジン類が挙げられる。
【0018】
ピペラジン化合物の使用量は、一般式(I)で示される2−シアノベンゼンスルフェニルハライドに対し、通常、1〜10倍モルの範囲、好ましくは3〜6倍モルの範囲である。
反応温度は、通常、約80℃〜約150℃、好ましくは約100℃〜約130℃の範囲である。反応温度が低すぎると反応速度が遅く、逆に高すぎると副反応が起こり収率低下の原因となる。
溶媒は、特に必要ではなく、無溶媒反応が好ましく用いられるが、該反応は溶媒中でも行うことができる。溶媒としては、例えば、シクロヘキサン、ヘプタンなどの炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼンなどの芳香族炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなどの極性溶媒等を挙げることができる。溶媒を用いる場合、その使用量は、特に限定されるものではないが、一般式(I)で示される化合物に対して、通常、0.1〜10倍重量である。
かくして得られる一般式(IV)で示される3−置換ベンゾイソチアゾールは、反応混合物から常法に従い、晶析などにより容易に単離精製することができる。
【0019】
得られる一般式(IV)で示される3−置換ベンゾイソチアゾールの具体例としては、3−(1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾール、3−(4−エチル−1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾール、3−(4−n−ブチル−1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾール、3−(4−シクロヘキシル−1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾールなどを挙げることができる。また、これらの化合物は塩酸、硫酸等の存在下、酸性条件で塩酸塩、硫酸塩などの鉱酸塩として単離することもできる。
【0020】
また、一般式(IV)で示される3−置換ベンゾイソチアゾールは、上記の2反応を連続して行う方法、すなわち、一般式(II)で示される2−シアノフェニルチオ誘導体をハロゲン化して、一般式(I)で示される2−シアノベンゼンスルフェニルハライドとし、引き続き、一般式(III)で示されるピペラジン化合物反応させることにより製造することができる。
本反応を行う場合のハロゲン化反応、ピペラジン化合物との反応は、各反応について上記したと同様に行うことができる。
【0021】
一般式(I)で示される化合物の製造原料として用いる一般式(II)で示される化合物は、例えば、本発明者らによる特願平6−289763号に記載の方法により容易に得ることができる。すなわち、2−シアノクロルベンゼンをメチルメルカプタンナトリウム塩により2−シアノフェニルメチルスルフィドとし、ついで、メチル基をハロゲン化した後、加水分解することにより2−シアノベンゼンチオールが得られる。さらに、アルカリ処理して、アルカリ金属塩を酸化させると、2,2'−ジシアノジフェニルジスルフィドが得られる。
【0022】
【実施例】
つぎに、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は、これらに限定されるものではない。
実施例1
撹拌器、温度計、塩素吹き込み管および冷却器を備え付けた300ml四つ口フラスコに、2−シアノベンゼンチオール67.5g(0.500モル)およびクロロベンゼン150gを仕込み、約80℃で塩素39g(0.55モル)を撹拌下、2時間かけて吹き込んだ。溶媒を留去した後、減圧下蒸留を行い白色結晶81.7gを得た。このものは下記のデータにより2−シアノベンゼンスルフェニルクロライドと同定された。2−シアノベンゼンチオールに対する収率は96.4%であった。
物性値
2−シアノベンゼンスルフェニルクロライド
性状: 白色結晶
融点: 38.5〜39.0℃
NMR: δ(ppm)7.37〜8.09(m)
IR: (KBr, cm-1)1595,1467,1248,1012,760
Figure 0003701044
【0023】
実施例2
撹拌器、温度計、滴下ロートおよび冷却器を備え付けた300ml四つ口フラスコに、2,2'−ジシアノジフェニルジスルフィド67.2g(0.250モル)、クロロベンゼン150gを仕込み、約80℃で臭素84.0g(0.525モル)を撹拌下、1時間かけて滴下した。過剰の臭素を炭酸ナトリウム水で除去した後、シクロヘキサンを用い晶析させ白色結晶101.9gを得た。このものは下記のデータにより、2−シアノベンゼンスルフェニルブロマイドと同定した。2,2'−ジシアノジフェニルジスルフィドに対する収率は95.2%であった。
物性値
2−シアノベンゼンスルフェニルブロマイド
性状: 白色結晶
融点: 59.5〜60.5℃
NMR: δ(ppm)7.38〜8.07(m)
IR: (KBr, cm-1)1589,1462,1242,958,760
Figure 0003701044
【0024】
実施例3
撹拌器、温度計、滴下ロートおよび冷却器を備え付けた500ml四つ口フラスコに、2−シアノフェニルメチルスルフィド74.5g(0.500モル)、クロロベンゼン250gを仕込み、約100℃で臭素96.0g(0.600モル)を撹拌下、5時間かけて滴下した。その後2時間撹拌して反応を終了した。過剰の臭素を炭酸ナトリウム水で除去した後、減圧下蒸留を行い2−シアノベンゼンスルフェニルブロマイド90.4gを得た。2−シアノフェニルメチルスルフィドに対する収率は84.5%であった。
【0025】
実施例4
撹拌器、温度計、滴下ロートおよび冷却器を備え付けた500ml四つ口フラスコに、ピペラジン86.2g(1.00モル)、クロロベンゼン7.5gを仕込み、撹拌下、約130℃で2−シアノベンゼンスルフェニルクロライド42.4g(0.25モル)を溶融状態で1時間かけて滴下し、その後、4時間撹拌して反応を終了した。水で過剰のピペラジンを除去した後、塩酸酸性とし水層に抽出し、このものを水酸化ナトリウム水でアルカリ性にすることにより、3−(1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾールの結晶40.9g(融点89〜90℃)を得た。2−シアノベンゼンスルフェニルクロライドに対する収率は74.7%であった。
【0026】
実施例5
反応に用いる原料として、2−シアノベンゼンスルフェニルクロライドの代わりに2−シアノベンゼンスルフェニルブロマイド53.5g(0.25モル)を用いた以外は実施例4と同様の操作を行い、塩酸酸性の水溶液を冷却することにより、3−(1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾール塩酸塩の結晶46.6g(分解温度275〜280℃)を得た。2−シアノベンゼンスルフェニルクロライドに対する収率は73.0%であった。
【0027】
実施例6
撹拌器、温度計、滴下ロートおよび冷却器を備え付けた500ml四つ口フラスコに、2−シアノフェニルメチルスルフィド74.5g(0.500モル)、クロロベンゼン250gを仕込み、約100℃で臭素96.0g(0.600モル)を撹拌下、5時間かけて滴下し、その後2時間撹拌して反応を終了した。過剰の臭素を炭酸ナトリウム水で除去した後、溶媒を留去し、2−シアノベンゼンスルフェニルブロマイドの粗製物92.0gを得た。別途、撹拌器、温度計、滴下ロートおよび冷却器を備え付けた1000ml四つ口フラスコに、ピペラジン172.4g(2.00モル)、クロロベンゼン15gを仕込み、撹拌下、約130℃で上記反応で得た粗2−シアノベンゼンスルホニルブロマイドを溶融状態で1時間かけて滴下し、その後5時間撹拌して反応を終了した。水で過剰のピペラジンを除去した後、塩酸酸性とし水層に抽出し、このものを水酸化ナトリウム水でアルカリ性にすることにより、3−(1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾールの結晶65.9gを得た。2−シアノフェニルメチルスルフィドに対する収率は60.2%であった。
【0028】
実施例7
反応に用いる原料として、ピペラジンの代わりにN−メチルピペラジン100g(1.00モル)を用いた以外は実施例5と同様の操作を行い、3−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾール塩酸塩の結晶55.9g(融点250〜252℃)を得た。2−シアノベンゼンスルホニルブロマイドに対する収率は83.0%であった。
【0029】
【発明の効果】
以上記載したごとく、本発明により、新規な2−シアノベンゼンスルフェニルハライドおよびそれらの製造方法が提供され、これらの化合物を用いることにより、特に医薬品の製造用中間体として重要な3−置換ベンゾイソチアゾール誘導体が工業的に有利に、かつ効率よく、経済的に製造できる。

Claims (13)

  1. 一般式(I)
    Figure 0003701044
    (式中、XはClまたはBrを表す。)
    で示される2−シアノベンゼンスルフェニルハライド。
  2. 2−シアノベンゼンスルフェニルクロライドである請求項1記載の化合物。
  3. 2−シアノベンゼンスルフェニルブロマイドである請求項1記載の化合物。
  4. 一般式(II)
    Figure 0003701044
    (式中、R1はH、アルカリ金属、2−シアノフェニルチオ基または炭素数1〜4の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基を表す。)
    で示される2−シアノフェニルチオ誘導体をハロゲン化することを特徴とする一般式(I)で示される2−シアノベンゼンスルフェニルハライドの製造方法。
  5. 塩素または臭素を使用してハロゲン化する請求項4記載の方法。
  6. 2−シアノフェニルチオ誘導体が2−シアノベンゼンチオールである請求項4記載の方法。
  7. 2−シアノフェニルチオ誘導体が2,2'−ジシアノジフェニルジスルフィドである請求項4記載の方法。
  8. 2−シアノフェニルチオ誘導体が2−シアノフェニルメチルスルフィドである請求項4記載の方法。
  9. 2−シアノフェニルチオ誘導体が2−シアノフェニルt−ブチルスルフィドである請求項4記載の方法。
  10. 一般式(I)で示される2−シアノベンゼンスルフェニルハライドと一般式(III)
    Figure 0003701044
    (式中、R2はH、炭素数1〜6のアルキル基または炭素数1〜6の置換アルキレン基を表す。)
    で示されるピペラジン化合物とを反応させることを特徴とする一般式(IV)
    Figure 0003701044
    (式中、R2は上記一般式(III)におけるR2と同意義である。)
    で示される3−置換ベンゾイソチアゾールの製造方法。
  11. 一般式(III)で示されるピペラジン化合物がピペラジンである請求項10記載の方法。
  12. 一般式(II)で示される2−シアノフェニルチオ誘導体をハロゲン化して一般式(I)で示される2−シアノベンゼンスルフェニルハライドとなし、ついで、一般式(III)で示されるピペラジン化合物と反応させることを特徴とする一般式(IV)で示される3−置換ベンゾイソチアゾールの製造方法。
  13. 一般式(IV)で示される3−置換ベンゾイソチアゾールが、3−(1−ピペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾールである請求項12記載の方法。
JP09838795A 1995-04-24 1995-04-24 シアノベンゼンスルフェニルハライドおよびそれを用いる3−置換ベンゾイソチアゾールの製造方法 Expired - Fee Related JP3701044B2 (ja)

Priority Applications (12)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09838795A JP3701044B2 (ja) 1995-04-24 1995-04-24 シアノベンゼンスルフェニルハライドおよびそれを用いる3−置換ベンゾイソチアゾールの製造方法
US08/630,730 US5679827A (en) 1995-04-24 1996-04-10 Cyanobenzenesulfenyl halide and process for preparation of 3-substituted benzisothiazole using the same
TW085104333A TW326033B (en) 1995-04-24 1996-04-12 Cyanobenzenesulfenyl halide and process for preparation of 3-substituted benzisothiazole using the same
CA2564300A CA2564300C (en) 1995-04-24 1996-04-23 Process for preparation of 3-substituted benzisothiazole
CA002174797A CA2174797C (en) 1995-04-24 1996-04-23 Cyanobenzenesulfenyl halide and process for preparation of 3-substituted benzisothiazole using the same
KR1019960012366A KR100387538B1 (ko) 1995-04-24 1996-04-23 시아노벤젠설페닐할라이드및이를사용한3-치환된벤즈이소티아졸의제조방법
CNB001086383A CN1187346C (zh) 1995-04-24 1996-04-24 氰基苯硫基卤以及用它制备3-取代的苯并异噻唑的方法
DE69602802T DE69602802T2 (de) 1995-04-24 1996-04-24 Cyanophenylsulfenyl-Halid und seine Verwendung in Verfahren zur Herstellung von 3-substituiertem Benzoisothiazol
ES96302851T ES2134563T3 (es) 1995-04-24 1996-04-24 Cianofenilsulfenil halogenuro y su utilizacion en el procedimiento de preparacion de benzoisotiazol 3-sustituido.
EP96302851A EP0741129B1 (en) 1995-04-24 1996-04-24 Cyanobenzenesulfenyl halide and process for preparation of 3-substituted benzisothiazole using it
CN96106019A CN1061975C (zh) 1995-04-24 1996-04-24 氰基苯硫基卤及其制备方法
US08/861,426 US5756806A (en) 1995-04-24 1997-05-21 Cyanobenzenesulfenyl halide and process for preparation of 3-substituted benzisothiazole using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09838795A JP3701044B2 (ja) 1995-04-24 1995-04-24 シアノベンゼンスルフェニルハライドおよびそれを用いる3−置換ベンゾイソチアゾールの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08291134A JPH08291134A (ja) 1996-11-05
JP3701044B2 true JP3701044B2 (ja) 2005-09-28

Family

ID=14218454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09838795A Expired - Fee Related JP3701044B2 (ja) 1995-04-24 1995-04-24 シアノベンゼンスルフェニルハライドおよびそれを用いる3−置換ベンゾイソチアゾールの製造方法

Country Status (9)

Country Link
US (2) US5679827A (ja)
EP (1) EP0741129B1 (ja)
JP (1) JP3701044B2 (ja)
KR (1) KR100387538B1 (ja)
CN (2) CN1061975C (ja)
CA (1) CA2174797C (ja)
DE (1) DE69602802T2 (ja)
ES (1) ES2134563T3 (ja)
TW (1) TW326033B (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
PT874834E (pt) * 1995-11-07 2001-04-30 Pfizer Processos e intermediarios para preparacao de 3-(1-piperazinil)-1,2-benzisotiazole
JP3996228B2 (ja) * 1996-10-11 2007-10-24 住友精化株式会社 3−ピペラジニルベンズイソチアゾール類の製造法
TWI232214B (en) * 1998-04-16 2005-05-11 Shionogi & Co Preparation of aryl sulfenyl halide
AU5197199A (en) * 1999-08-12 2001-03-13 Nippon Fine Chemical Co., Ltd. Processes for the preparation of aromatic sulfenyl chlorides and so forth
AU2003236369A1 (en) * 2002-06-28 2004-01-19 Shimadzu Corporation Sulfenyl compound, labeling reagent, and method of analyzing peptide
US8981095B2 (en) 2011-07-28 2015-03-17 Mapi Pharma Ltd. Intermediate compounds and process for the preparation of lurasidone and salts thereof
CN105669588B (zh) * 2016-03-16 2017-11-07 天津大学 苯并异噻唑类衍生物的制备方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2609864C2 (de) * 1976-03-10 1984-02-16 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Verfahren zur Herstellung von 3-Amino-1,2-benzisothiazolen
EP0053652A1 (de) * 1980-11-10 1982-06-16 Klaus Arlt Energie-Erzeuger: Maschinelle Vorrichtung zur Erzeugung von Energie durch Schwerkraftwirkung
US4590196A (en) * 1984-08-23 1986-05-20 Bristol-Myers Company Analgesic 1,2-benzisothiazol-3-ylpiperazine derivatives
JPH0625181B2 (ja) * 1985-03-27 1994-04-06 住友製薬株式会社 新規なイミド誘導体
JPS6383067A (ja) * 1986-09-26 1988-04-13 Sumitomo Pharmaceut Co Ltd 新規コハク酸イミド誘導体
JPS6383085A (ja) * 1986-09-26 1988-04-13 Sumitomo Pharmaceut Co Ltd 新規なイミド誘導体
TW241263B (ja) * 1991-08-22 1995-02-21 Hoechst Roussel Pharma
US5359068A (en) * 1993-06-28 1994-10-25 Pfizer Inc. Processes and intermediates for the preparation of 5-[2-(4-(benzoisothiazol-3-yl)-piperazin-1-yl)ethyl]-6-chloro-1,3-dihydro-indol-2-one

Also Published As

Publication number Publication date
CA2174797A1 (en) 1996-10-25
KR960037647A (ko) 1996-11-19
US5679827A (en) 1997-10-21
CN1187346C (zh) 2005-02-02
KR100387538B1 (ko) 2003-11-28
CN1289770A (zh) 2001-04-04
EP0741129A2 (en) 1996-11-06
DE69602802T2 (de) 1999-10-21
CN1061975C (zh) 2001-02-14
CN1138032A (zh) 1996-12-18
DE69602802D1 (de) 1999-07-15
EP0741129A3 (en) 1997-05-07
JPH08291134A (ja) 1996-11-05
ES2134563T3 (es) 1999-10-01
CA2174797C (en) 2007-01-09
TW326033B (en) 1998-02-01
US5756806A (en) 1998-05-26
EP0741129B1 (en) 1999-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0702008B1 (en) Method for producing 1,2-benzisothiazol-3-ones
JP3701044B2 (ja) シアノベンゼンスルフェニルハライドおよびそれを用いる3−置換ベンゾイソチアゾールの製造方法
CA2136167C (en) Method for producing alkylsulfinylbenzamides and 1,2-benzisothiazol-3-ones
JP6915189B1 (ja) 高純度2−ナフチルアセトニトリル及びその製造方法
JP4632502B2 (ja) 1,2−ベンズイソチアゾール−3−オン類の製造方法
JP2013043882A (ja) 1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン化合物の製造方法
KR20210005663A (ko) 방향족 니트릴 화합물의 제조 방법
KR840001923B1 (ko) 2-메르캅토에틸아민 할로겐화수소산염류의 제조방법
JP3861187B2 (ja) チアゼピン誘導体の製造方法
JP3996228B2 (ja) 3−ピペラジニルベンズイソチアゾール類の製造法
EP0259663B1 (en) Process for producing tetrafluorophihalic acid
CA2564300C (en) Process for preparation of 3-substituted benzisothiazole
JPH08134051A (ja) 1,2−ベンズイソチアゾール−3−オン類の製造方法
JP2693225B2 (ja) 含硫黄脂肪族カルボン酸エステル及びその酸の製造方法
JP4508377B2 (ja) スルホニル化合物の製造方法
JP3309202B2 (ja) ニトロベンゼンスルホニルハライド類の製造方法
JP4267090B2 (ja) ベンゾ〔b〕チオフェン−2,3−ジオン誘導体およびその製造方法
JP3578489B2 (ja) 1,2−ベンゾイソチアゾール−3−オン類の製造方法
JPH06128219A (ja) o−置換アミノベンゼンチオール類の製造方法
JPH07196638A (ja) 1,2−ベンズイソチアゾール−3−オン類の製造方法
JP2001089441A (ja) 2−(アルキルチオ)ベンゾニトリル類の製造方法
JPH05194448A (ja) 1,2,4−チアジアゾール化合物の製造法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050628

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080722

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090722

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090722

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100722

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110722

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110722

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120722

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120722

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130722

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees