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JP3701928B2 - コンピュータ・ネットワーク・スイッチング装置内でのポート構成変更ついて要求元装置に知らせる方法、装置、およびコンピュータ・プログラム - Google Patents
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JP3701928B2 - コンピュータ・ネットワーク・スイッチング装置内でのポート構成変更ついて要求元装置に知らせる方法、装置、およびコンピュータ・プログラム - Google Patents

コンピュータ・ネットワーク・スイッチング装置内でのポート構成変更ついて要求元装置に知らせる方法、装置、およびコンピュータ・プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、全般的にはコンピュータ・ネットワークおよび通信ネットワークのスイッチ装置(switch device)に関し、具体的には、スイッチ・ポート構成に対する1つまたは複数の変更によって影響を受ける特定のスイッチ・ポートについて要求元装置に知らせる方法、コンピュータ・プログラム装置、および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピューティング・システム・アーキテクチャの最近の傾向が、ストレージ・エリア・ネットワーク(Storage Area Network、SAN)である。SANは、IBM(登録商標)出版物、表題「Introduction to Storage Area Network, SAN」、IBM資料番号SG24−5470−00、1999年8月に記載されており、この出版物は、参照によってその全体を本明細書に組み込まれる。この出版物に記載されているように、SANは、「LANと比較して高速のネットワークであり、記憶装置とプロセッサの間の直接接続の確立を可能にし、…」。この定義の2つの態様は、さらに説明するに値する。第1に、SANは、ローカル・エリア・ネットワーク(local area network、LAN)などの標準通信ネットワークに追加して使用されるネットワークである。ストレージ入出力動作が、SANを介して行われ、LAN上のデータ転送トラフィックが減る。第2に、SANは、プロセッサと記憶装置の間の直接接続を可能にし、これによって、特定のプロセッサ専用の記憶装置の必要がなくなる。さらに、これらの直接接続は、入出力サブシステム(S/390(登録商標)アーキテクチャで既知のチャネル・サブシステムなど)によって代替的に達成することができるので、中央プロセッサが、データ転送に関連する重荷からさらに解放される。
【0003】
SANは、上で述べたプロセッサ対ストレージの直接接続を実施するために、ネットワーク・インフラストラクチャを必要とする。そのようなSANインフラストラクチャを提供することができる装置のタイプの1つを、スイッチと称する。スイッチは、接続された装置の間のどれかからどれかへの接続をオンデマンドで提供できる装置である。スイッチは、通常、外部装置を接続できる複数のポートを備える。スイッチは、任意のポートを他の任意のポートに動的に接続する能力を備え、これによって、接続された装置のどれもが、他の接続された装置と通信できるようになる。スイッチは、装置間の直接接続の達成に使用することができ、また、ネットワーク内のポートの総数を増やすためまたは接続される装置の間の許容可能な物理的距離を増やすために、スイッチをカスケード・トポロジまたはチェーン・トポロジで組み合わせることができる。
【0004】
当技術分野で既知のSANスイッチでは、構成が、どの時点でも各ポートに関連する。特定のポートの構成は、そのポートに接続された特定の装置を記述する情報ならびにそのポートに割り当てられた1つまたは複数の接続性属性からなる。接続性属性によって、特定のポートを他のポートとの動的接続の形成に使用できる範囲が決定される。たとえば、ポートを、すべての他のポートとの動的接続に使用可能にすることができる。また、特定のポートを、さまざまな理由から、別のポートとの動的接続を行うのに使用不能にすることができ、そのポートを、別のポートへの専用(静的)接続を有するものとするか、そのポートを、特定の1つまたは複数のポートとの接続に使用不能にするか、そのポートを、すべての他のポートとの接続に使用不能とすることができる。
【0005】
スイッチ・ポートの構成は、複数の形で変更することができる。スイッチに、プロセッサまたは他のコントローラを含めることができ、このプロセッサまたは他のコントローラを、オペレータ・コンソールに接続することができる。オペレータは、この接続されたオペレータ・コンソールを介してポート構成を変更することができる場合がある。また、1つまたは複数のスイッチ・ポートに接続された1つまたは複数のプロセッサによって、ポート構成を変更することが可能である場合がある。複数のアプリケーションを同時に実行する複数のプロセッサを、特定のスイッチに接続することができるので、単一のスイッチのポート構成を修正できる複数のホスト・アプリケーションが、同時に実行される可能性がある。さらに、ポート構成は、ポートに接続された物理装置に対する変更を介して、またはポートと物理装置の間の接続の変更(リンク障害またはケーブル切断など)を介して、変更される可能性がある。最後に、カスケード接続またはチェーニングされたスイッチを使用する環境では、1つのスイッチのポート構成変更が、別の接続されたスイッチによって開始される場合がある。当業者に明白であるように、非常に多数の要因が特定のスイッチのポート構成変更をもたらす可能性がある環境では、スイッチが、現行ポート構成について接続された装置に知らせる必要がある。本明細書で使用する用語「要求元装置」は、その要求元装置に接続されたスイッチのポート接続に関して問い合わせることができるすべての装置を指す。
【0006】
当技術分野で既知のスイッチ・システムでは、スイッチが、接続された要求元装置に、2組の情報すなわち、ポート構成詳細と、タイム・スタンプまたはインデックス値とを交換することによって現行スイッチ・ポート構成を提供する。要求元装置は、将来の参照のためにポート構成詳細に関連してインデックス値を保管する。スイッチは、インデックス値を増分するか最新の構成変更を示す情報を保管することなどによって、後続のポート構成変更を追跡する。要求元装置が、ポート構成変更の開始を試みるか、ポート構成に依存する他の処置を講ずる時に、要求元装置は、まず、スイッチに照会して、要求元装置がそのスイッチの現行構成を保管したか否かを判定する。これを達成するために、要求元装置は、スイッチに、要求元装置に既知またはそれに保管された最新のポート構成詳細に関連するタイム・スタンプまたはインデックス値を提供する。この値(タイム・スタンプまたはインデックス)が、スイッチに保管された現行値と一致する場合に、要求元装置は、最新のポート構成情報を有し、したがって、ポート構成変更を始めるか、ポート構成に依存する他の処置を講ずることができる。しかし、値が一致しない場合には、要求元装置が最後にそのポート構成データを更新した後に、少なくとも1つのポート構成変更が行われた。要求元装置は、現行ポート構成の変更を試みる前に、またはポート構成に依存する他の処置を講ずる前に、現行ポート構成を確立しなければならない。
【0007】
当技術分野で既知のスイッチ・システムでは、スイッチが、単に、要求元装置が現行ポート構成情報を有するか否かについて要求元装置に知らせる。「キー」と称する値を交換することによって実施される、そのような方式が、本願と同一の譲受人に譲渡された、参照によってその全体を本明細書に組み込まれる米国特許第5297262号に記載されている。要求元装置が、現行ポート構成を有しない場合に、要求元装置は、どのポート属性が変更されたかを示す情報を有しないので、そのスイッチ内のすべてのポートに関するポート構成情報を完全にリフレッシュする。したがって、要求元装置のプロセッサは、1つのポートの構成属性だけが変更された場合であっても、そのポート構成データの完全なリフレッシュにかかわる。要求元プロセッサ(1つまたは複数)に、現行であると同時に有効なポート構成情報をリフレッシュさせることは、貴重なプロセッサ・リソースの浪費になる傾向を有する。具体的に言うと、多数のポートを含むスイッチ内の個々のポートの属性に対して頻繁な変更が行われる情況では、複数の接続されたプロセッサに、未変更のポートに関する構成情報をリフレッシュさせることが、時間を消費し、非常に非効率的になる。ホスト・プロセッサ・リソースの非効率的な使用のほかに、スイッチ・プロセッサが、接続された要求元装置のそれぞれのデータ・リフレッシュ処理にかかわるので、そのようなシステムでは、スイッチ・プロセッサ・リソースも非効率的に使用される。多数の接続された装置が、頻繁なポート構成更新を要求する場合には、スイッチ・プロセッサ・リソースが、システム・ボトルネックになる可能性がある。
【0008】
したがって、前述の理由から、当技術分野には、要求元装置がそのローカル・ポート構成データを更新しなければならない特定のポートを要求元装置が判定するのに十分な情報をスイッチが要求元装置に供給できるようにする方法、装置、およびコンピュータ・プログラム製品の必要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の目的は、接続されたスイッチに対応するポート構成テーブルを装置が更新する効率の改善を可能にすることである。
【0010】
本発明のもう1つの目的は、スイッチ内で、単一ポート構成変更イベントによって影響を受ける特定の1つまたは複数のポートを示すデータ構造を提供することである。本発明のもう1つの目的は、同一のスイッチ内で、一連の最新のポート構成変更イベントを表す一連のデータ構造を提供することである。
【0011】
本発明のもう1つの目的は、それを介して要求元装置が現行ポート構成に関してスイッチに照会でき、さらに、それを介して、要求元装置がその保管されたポート構成データを更新しなければならないすべてのポートについて、スイッチが要求元装置に知らせることができる、一連の通信プロトコルを提供することである。
【0012】
本発明のさまざまな実施形態によってみたされる所望の目的のリストの詳述は、これらの目的の一部またはすべてが、個別であれ集合的であれ、本発明の最も一般的な実施形態またはより具体的な実施形態のいずれかでの本質的特徴として存在することを暗示または提案することを意図されていない。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、要求元装置がそのローカル・ポート構成データを更新しなければならない特定のポートを要求元装置が判定するのに十分な情報をスイッチが要求元装置に供給できるようにする方法、装置、およびコンピュータ・プログラム装置を対象とする。具体的に言うと、本発明は、要求元装置が使用可能な最後の更新以降に構成変更によって影響を受けた特定のポートについて要求元装置に知らせることによって、処理効率を改善する。この形で、要求元装置は、変更された特定のポートに関する詳細なポート構成情報をリフレッシュでき、要求元装置に既に既知の構成情報をリフレッシュする必要がなくなる。
【0014】
本発明の好ましい実施形態では、スイッチが、スイッチ・ポート構成属性に対して1つまたは複数の変更が行われるたびに、インデックス値またはキー値などのタイム・スタンプ・インジケータを増分する。構成変更イベント(configuration change event)(または単に変更イベント(change event))が、それによって1つまたは複数のスイッチ・ポートの構成属性が変更される特定のインスタンスとして定義される。インデックス値によって、変更イベントの表現が提供され、各変更イベントは、単一のインデックス値によって表される。各インデックス値は、したがって、その間に1つまたは複数のポートの構成が変更される特定の変更イベントを表す。各変更イベントが発生する時に、スイッチが、変更データ・ベクトル(change data vector)などの、構成変更イベントによって影響される特定のスイッチ・ポートを示すデータ構造を作成する。変更データ・ベクトル(本明細書では「データ・ベクトル(data vector)」とも称する)は、特定の構成変更イベントに対応するキー値またはインデックス値に関連して、テーブル内または配列内などで、保管される。インデックス値とデータ・ベクトルの関連する対のそれぞれが、特定の変更イベントと、その特定の変更イベントによって影響される1つまたは複数のポートを表すテーブル・レコードを形成する。キー値またはインデックス値は、テーブルへのインデックスを提供し、スイッチは、テーブルを検索して特定のインデックス値を突き止めることができる。インデックス値は、経時的にリサイクルすることができるが、どの時点でも、テーブル内に保管されるすべてのインデックス値が、一意であり、そのような保管されたインデックス値のそれぞれが、単一の特定の変更イベントに対応する。テーブルに保管された特定のキー値またはインデックス値に対応し、したがってその特定のキー値またはインデックス値によって表される特定の構成変更イベントに対応して、関連するデータ・ベクトルが、インデックス値によって表される特定の変更イベントによって変更されたポートの表示を提供する。要求元装置がスイッチに照会する時に、スイッチに保管された現行インデックス値が、要求元装置に既知の最新のインデックス値と比較される。値が一致しない場合には、スイッチが、関連するインデックス値および変更データ・ベクトルの保管されたテーブルを使用することによって、変更された特定のポートについて要求元装置に知らせることができる。
【0015】
本発明の好ましい実施形態では、変更データ・ベクトルに、一連のビットが含まれ、各ビットが、1つのスイッチ・ポートを表す。各データ・ベクトルは、インデックス値と共にテーブルに保管される。値の対(インデックスおよびデータ・ベクトル)のそれぞれが、テーブル・レコードを形成し、各テーブル・レコードは、特定のポート構成変更イベントに対応する。特定のデータ・ベクトル内で、各ビットの値が、そのビットによって表されるポートがその特定のデータ・ベクトルによって表される構成変更イベントによって影響されたかどうかを示す。変更イベントごとに1レコードの、一連のそのようなテーブル・レコード(インデックスおよびデータ・ベクトル)を作成し、保管することによって、スイッチが、構成変更イベントおよびそれによって影響された特定のポートのヒストリ(history)を要約したテーブルを作成する。このヒストリ要約テーブル(history summary table)が、1つまたは複数の構成変更イベントによって影響されるポートについて要求元装置に知らせるのにスイッチが使用する基本的な情報が提供される。
【0016】
本発明の好ましい実施形態では、要求元装置に既知の最新のインデックスが、スイッチに保管された現行インデックス値と異なる(これによって、1つまたは複数のポートが変更されたことが示される)とスイッチが判定する時に、スイッチは、ヒストリ要約ベクトル(history summary vector)を作成し、要求元装置に返す。ヒストリ要約ベクトルは、構造において変更データ・ベクトルに似ており、それぞれに、一連のビットが含まれ、各ビットが、1つのスイッチ・ポートを表す。要約ベクトルは、1つの重要な態様において変更データ・ベクトルと異なり、要約ベクトルは、一連の変更イベントによって影響されたポートを表し、各データ・ベクトルは、1つの特定の変更イベントによって影響されたポートを表す。これに関して、ヒストリ要約ベクトルは、要求元装置がそのポート構成情報を最後に更新した時以降の時間の間に構成が変更されたポートの要約を表す。
【0017】
本発明の好ましい実施形態では、要求元装置がスイッチに照会する時に、要求元装置が、その要求元装置に既知の最新のインデックス値をスイッチに渡す。また、好ましい実施形態では、スイッチが、後続の処理で使用するためにこのインデックスを保管する。具体的に言うと、要求元装置がスイッチに渡すインデックス値が、スイッチに保管された現行インデックス値と一致しない場合に、スイッチが、要求元装置からの保管されたインデックス値を1つ増分した値を使用して、要約ベクトルの作成を開始する。
【0018】
本発明の実用的な実施形態では、ヒストリ要約テーブルに、有限の個数の構成変更イベントを表す有限の個数のレコードを保管することができる。本発明の好ましい実施形態では、ヒストリ要約テーブルに、最新の変更イベントに対応するレコードが保存され、より新しいレコードを保管するための必要に応じて、最も古い変更イベントに対応するレコードが破棄される。これらの情況の下では、要求元装置に既知の最新のインデックス値が、ヒストリ要約テーブルにもはや保管されいないことがありえる。本発明の好ましい実施形態では、スイッチが、すべての実施されたポートの構成が変更された可能性があることを要求元装置に知らせることによって、この情況を処理する。本明細書で使用する、スイッチの特定のモデルまたはタイプに関する実施されたポートの組は、サポート可能な(実施された)ポートのすべてが使用中または物理的にインストールされているか否かに無関係に、スイッチのその特定のモデルによってサポート可能なポートの完全な組である。
【0019】
本発明の好ましい実施形態では、スイッチが、ESCON(登録商標)ディレクタであり、要求元装置が、ホスト・プロセッサである。代替実施形態では、スイッチを、FICON(商標)ディレクタとするか、SAN環境などの交換入出力ネットワーク内の他のスイッチとすることができる。また、代替実施形態では、カスケード接続またはチェーニングされたスイッチ・トポロジが使用され、この場合に、要求元装置をスイッチとすることができる。
【0020】
本発明とみなされる主題を、具体的に指摘し、本明細書の請求項で個別に請求する。しかし、本発明は、編成および実践の方法の両方に関して、そのさらなる特徴および長所と共に、添付図面に関して以下の説明を参照することによって最もよく理解することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施形態によれば、ネットワーク・スイッチが、接続された要求元装置に、要求元装置に既知の最新のポート構成以降に発生する1つまたは複数の構成変更によって影響される特定のスイッチ・ポートについて知らせる。
【0022】
環境
本発明の諸態様を組み込まれ、使用するコンピューティング環境の1実施形態を、図1に関して説明する。このコンピューティング環境には、プロセッサ100が含まれ、プロセッサ100には、複数の中央処理装置106(CPU)が含まれる。プロセッサ100に、プロセッサ・メモリ104と外部入出力装置152の間の入出力動作を処理するチャネル・サブシステム102が含まれることが好ましい。好ましいコンピューティング環境では、チャネル・サブシステム102が使用されるが、本発明は、プロセッサ100がチャネル・サブシステム102を使用するか否かから独立である。チャネル・サブシステム102には、複数のチャネル105が含まれ、各チャネルは、外部入出力装置152との接続を形成することができる。図1の好ましい実施形態では、各チャネル105が、ケーブル155を介して、スイッチ135内の複数のポート110の1つに接続される。本発明の好ましい実施形態では、スイッチ135が、IBM ESCONディレクタまたはFICONディレクタであるが、代替実施形態では、スイッチ135を、任意のストレージ・ネットワーク・スイッチング装置とすることができる。ポート110には、ケーブル160を介して、複数の入出力装置制御ユニット(CU)150も接続される。各CU150には、1つまたは複数のホスト・アダプタ165が含まれ、このホスト・アダプタ165に、ケーブル160が接続される。スイッチ135には、さらに、スイッチ・ポートの間の接続144を形成することができるスイッチ・マトリックス142(図2に図示)が含まれる。接続144は、例示のみのために図示されており、スイッチ・マトリックス142は、どのような形でも、図1に示された接続144だけの形成に制限されない。実際、本発明の好ましい実施形態では、スイッチ・マトリックス142が、任意の装置のポート110を任意の他の装置のポート110に動的に接続することができ、これによって、プロセッサ100とCU150の間の動的な任意の接続がもたらされる。各CU150は、直接アクセス記憶装置(DASD)などの1つまたは複数の外部入出力装置152を制御する。好ましい実施形態では、スイッチ135に、特殊なポート125を介してスイッチ・マトリックス142と通信するスイッチ制御ユニット(CU)130も含まれる。好ましい実施形態では、スイッチ135が、IBM ESCONディレクタまたはFICONディレクタであり、ポート125を、スイッチ制御ユニット・ポート(Switch Control Unit Port、CUP)と称する。FICONインターフェースは、IBM出版物、表題「Fiber Channel Connection (FICON) I/O Interface, Physical Layer」、IBM資料番号SA24−7172−02、2000年10月、および「Introduction to IBM S/390 FICON」、IBM資料番号SG24−5176−00、1999年10月に記載されており、これらの資料の両方が、参照によってその全体を本明細書に組み込まれる。
【0023】
本発明の好ましい実施形態では、スイッチ135が、第1世代のSANであるIBM ESCONディレクタ(ESCD)である。ESCD装置は、IBM出版物、表題「IBM ESCON Director 9032-5 Presentation」、IBM資料番号SG24−2005−00、1999年9月、および「Planning for the 9032 Model 5 Director with FICON Converter Feature」、IBM資料番号SA22−7415−01、1999年8月に記載されており、この両方が、参照によってその全体を本明細書に組み込まれる。この資料に注記されているように、IBM ESCONディレクタ(ESCD)スイッチは、任意のポートを任意の他のポートに接続する能力と共に、248個までの外部ポートと、最大124個の同時アクティブ接続を提供する。ESCDスイッチは、各ポートに接続された装置ならびにどのポートを他のポートに接続できるか否かを定義する接続属性の組を記憶する。任意の特定のスイッチ135の特定の接続属性は、本発明の趣旨および範囲から逸脱せずに、数および定義の両方を変更することができる。たとえば、ESCDスイッチを用いると、複数の接続属性の1つを各ポートに割り当てることができ、たとえば、あるポートをブロックする(他のポートと接続できない)、あるポートを別のポートへの接続専用にする(したがって、異なるポートとの動的接続を形成できない)、あるポートに、別の特定のポートへの接続を禁止する、または、あるポートに、すべての使用可能ポートとの接続を許可することができる。ESCDスイッチは、ポート接続属性の現行の組によって定義される制約の範囲内で、ポートの間の動的接続を管理する。a)各ポートに接続された装置、およびb)各ポートの接続属性を含む情報の組を、ポート構成と称する。一般に、接続属性には、類似するまたは異なる特性を含めることができ、接続属性は、どのような形でも、好ましい実施形態に関して本明細書で説明する特定の接続属性に制限されない。本発明の教示は、使用される特定の接続属性およびそのような接続属性の数のいずれにも無関係に適用される。本明細書で使用する用語「ポート構成」および「ポート状況」は、同義であり、交換可能に使用することができる。
【0024】
ESCDなどのスイッチのポート構成は、複数の形で変更することができる。ESCDには、スイッチCU130が含まれ、スイッチCU130は、しばしばオペレータ・コンソールに接続される。ポート構成は、ESCD CUに接続されたコンソールを介してオペレータが変更することができる。また、1つまたは複数のスイッチ・ポートに接続された装置プロセッサ上で稼動するアプリケーションが、ポート構成に対する変更を開始することができる。複数のアプリケーションを同時に実行する複数のプロセッサを、特定のスイッチに接続することができるので、単一のスイッチのポート構成を変更することができる複数のホスト・アプリケーションが、並列に動作している可能性がある。さらに、ポート構成は、ポートに接続された物理装置に対する変更を介して、または、ポートと物理装置の間の接続の変更(リンク障害またはケーブル切断など)を介して、変更される可能性がある。最後に、カスケード接続またはチェーニングされたスイッチを使用する環境では、1つのスイッチのポート構成変更が、別の接続されたスイッチによって開始される可能性がある。当業者に明白であるように、多数の要因が特定のスイッチのポート構成変更をもたらす可能性がある環境では、スイッチが、現行ポート構成について接続された装置に知らせる必要がある。
【0025】
図2に、スイッチ135の追加の詳細を示す。具体的に言うと、図2には、ポート110の現在の構成に関する情報を保管するのに使用される、スイッチ・メモリ140と、ハード・ディスク(HDD)などの不揮発性メモリ145が示されている。一般に、そのような記憶装置は、スイッチCU130の一部とするか、スイッチCU130に接続されたオペレータ・コンソール(図示せず)の一部とするか、この両方とすることができる。一般に、1つの形態のストレージだけが必要であるが、好ましい実施形態には、図示のように2つの形態のストレージすなわち、高速のローカルなスイッチ・メモリ140と、おそらくは不揮発性であり、通常はHDDである、より低性能だが不揮発性の不揮発性メモリ145が含まれる。スイッチ135がIBM ESCONディレクタである好ましい実施形態では、不揮発性メモリ145が、接続されたオペレータ・コンソール(図示せず)のHDDである。
【0026】
スイッチ・データのフィールド
図9に、本発明の好ましい実施形態のデータ・フィールドを示す。これらのデータ・フィールドは、スイッチ135内またはスイッチ135からアクセス可能な、スイッチ・メモリ140または不揮発性メモリ145などの1つまたは複数の記憶装置に保管される。これらのデータ・フィールドには、変更インデックス値であるキー・カウンタ300、ヒストリ・バッファ項目の最大個数305、現行ヒストリ・バッファ項目インデックス310、ディレクタ・ヒストリ・バッファ315、およびヒストリ・ベース・レジスタ330が含まれ、ディレクタ・ヒストリ・バッファ315には、複数のヒストリ・バッファ項目317が含まれ、各ヒストリ・バッファ項目には、インデックス項目320および変更ベクトル325が含まれる。本明細書で使用する用語「変更インデックス値」は、スイッチが特定の構成変更イベントを識別するのに使用するタイム・スタンプ標識の包括的な用語である。スイッチ135としてIBM ESCONディレクタまたはFICONディレクタを使用する本発明の好ましい実施形態では、変更インデックス値をキー・カウンタ300と称する。したがって、好ましい実施形態に関して本明細書で使用される包括的な用語「変更インデックス値」およびより具体的な用語「キー・カウンタ」は、同義であり、交換可能に使用することができる。
【0027】
キー・カウンタ300は、スイッチ135内で維持される4バイト(32ビット)フィールドである。キー・カウンタ300は、プロセッサ100上で稼動するアプリケーションなどの接続された装置が、どのESCONディレクタ・ポート構成パラメータ(ポート情報ブロック(PIB)、ポート・アドレス名、ホスト・データ・バッファ、またはモード・レジスタに含まれる情報)が変更されたかを判定できるようにする機構を提供する。これらのパラメータは、参照によってその全体を本明細書に組み込まれる、「Programming the Interface for Enterprise Systems Connection Directors with FICON Converter Feature」、SA23−0356−06、1999年9月で文書化されている。スイッチ135は、1つまたは複数の構成パラメータが変更されるたびにキー・カウンタ300を増分する。プロセッサ100に既知の最後のキー・カウンタ値を、スイッチ135に保管された現行値と比較することによって、スイッチ135は、プロセッサ100に既知のキー・カウンタ値がスイッチ135内の現行値であった時以降にスイッチ135のポート構成パラメータが変更されたか否かを判定することができる。
【0028】
ヒストリ・バッファ項目の最大個数305は、スイッチ内で維持される4バイト・フィールドである。ヒストリ・バッファ項目の最大個数によって、ディレクタ・ヒストリ・バッファ315内に保管できるヒストリ・バッファ項目317の最大の個数が示される。
【0029】
現行ヒストリ・バッファ項目インデックス310には、現行のヒストリ・バッファ項目317のインデックスが含まれる。現行ヒストリ・バッファ項目インデックス310は、スイッチ135が、ディレクタ・ヒストリ・バッファ315内の最新のヒストリ・バッファ項目317をポイントするのに使用する。
【0030】
ディレクタ・ヒストリ・バッファ315には、ヒストリ・バッファ項目317の配列が含まれる。項目の数は、ヒストリ・バッファ項目の最大個数305フィールドの値と等しい。各ヒストリ・バッファ項目317には、2つのフィールドすなわち、インデックス項目320および変更ベクトル325が含まれる。インデックス項目320は、対応する変更ベクトル325によって示されるポート構成変更が行われた時に現行であったキー・カウンタ300の値を含む4バイト・フィールドである。変更ベクトル325は、対応するインデックス項目320の値がキー・カウンタ300にセットされていた時にどのポートが変更されたかを示す256ビット・フィールドである。この形で、各ヒストリ・バッファ項目317に、ポート構成変更イベントがいつ発生したか(インデックス項目320)とその変更イベントによって影響されたポート(変更ベクトル325)を示す、関連するデータ値の対が含まれる。変更ベクトル325の各ビットは、スイッチ135内の1つのポートに対応し、各ポートが、変更ベクトル325内の1つのビットだけに対応する。具体的に言うと、本発明の好ましい実施形態では、左端のビット(ビット0)が、ポート0を表し、右端のビット(ビット255)が、ポート255を表す。変更ベクトルのビットに1がセットされている時には、その特定の変更ベクトルに対応するインデックス項目320の値がキー・カウンタ300にセットされていた時に、対応するポートに対する変更が行われた。変更ベクトルのビットに0がセットされている時には、その特定の変更ベクトル325に対応するインデックス項目320の値がキー・カウンタ300にセットされていた時に、対応するポートに対する変更が行われなかった。
【0031】
ヒストリ・ベース・レジスタ330は、スイッチ内の4バイト・フィールドである。このフィールドは、Test Key(キー・テスト)コマンドによって指定されるキー・カウンタ値をRead History Summary(ヒストリ要約読取)コマンドに渡すのに使用される。下で説明するように、本発明の好ましい実施形態では、ヒストリ・ベース・レジスタに、Read History Summaryコマンドに応答してスイッチが後に使用するために、Test Keyコマンドの一部として要求元装置からスイッチに渡されたキー・カウンタの値が保管される。好ましい実施形態のTest KeyコマンドおよびRead History Summaryコマンドを、下で詳細に説明する。
【0032】
処理の概要
図10および11を参照して、本発明の好ましい実施形態による方法全体を説明する。具体的に言うと、図10は、スイッチ135内で実行される方法全体を示す図である。図11は、プロセッサ100などの接続された要求元装置内で実行される方法全体を示す図である。
【0033】
図10を参照すると、ステップ350から開始される、スイッチ処理の概要が示されている。図10からわかるように、ステップ352で、スイッチ135が、まず初期化される。スイッチ初期化は、下で図15に関して詳細に説明する。初期化された後に、スイッチ135は、ステップ354で、ポート構成属性を変更するイベントを待つか、プロセッサ100またはスイッチCU130などの接続された要求元装置によって発行されるコマンドを処理する。好ましい実施形態では、スイッチ135が、接続された装置またはスイッチCU130からのコマンドに応答する、割込み駆動処理としてステップ354を実施する。
【0034】
ステップ354で、スイッチ135が、1つまたは複数のポート構成属性を変更するイベントを検出した時には、スイッチ135は、ステップ355でキー・カウンタ300を増分し、ステップ356で、ポート構成属性を変更し、行われた変更を表すデータ構造を保管する。ステップ355の詳細は、図17に関して下で説明する。ステップ356の詳細は、図16に関して下で説明する。ステップ356の完了時に、処理は、ステップ354に戻る。
【0035】
ステップ354で、スイッチ135が、プロセッサ100またはスイッチCU130などの接続された装置からコマンドを受け取る時には、処理がステップ358で継続される。本発明の好ましい実施形態では、スイッチ135が、接続された装置からのさまざまなコマンドに応答することができる。可能なコマンド・オプションのごく一部を、図10に示す。たとえば、スイッチ135は、キー・カウンタ300を、プロセッサ100などの接続された要求元装置によって供給される値と比較し、これらの値が等しい場合にキー・カウンタ300を増分する(ステップ362)ことをスイッチ135に要求するコマンドを受け取ることができる。そのようなコマンドは、接続された要求元装置が現行のキー・カウンタ300を保持する場合に、スイッチ135内のポート構成変更を開始するために、接続された要求元装置によって使用される。そのようなコマンドのスイッチ処理(ステップ362)の詳細は、下で図22に関して示す。また、たとえば、スイッチ135は、単に、キー・カウンタ300と接続された要求元装置によって供給される値の比較を実行する(ステップ366)ことをスイッチ135に要求するコマンドを受け取ることができる。そのようなコマンドのスイッチ処理(ステップ366)の詳細は、下で図18に関して示す。さらに、たとえば、スイッチ135は、1つまたは複数のスイッチ・ポートの構成に対する変更を開始する(ステップ374)複数のコマンドの1つを受け取ることができる。そのようなコマンドのスイッチ処理(ステップ374)の詳細は、下で図23に関して示す。
【0036】
本発明の好ましい実施形態で特に重要なことに、ステップ370に、プロセッサ100などの接続された要求元装置が発行できる「Read History Summary」コマンドに応答してスイッチ135によって実行される処理が示されている。そのようなコマンドは、要求元装置がキー・カウンタ300の現行値を保持していないと要求元装置が判定する時に、接続された要求元装置によって発行される。要求元装置は、ステップ366で処理されるTest Keyなどのコマンドを発行することによって、そのような判定を行うことができる。要求元装置がキー・カウンタ300の現行値を保持していないと要求元装置が判定する時に、要求元装置は、ポート構成属性に対するさらなる変更を開始するか、その代わりに不正確な(または古い)情報に基づく可能性がある判断を行う前に、そのポート構成データを更新しなければならない。本発明の好ましい実施形態では、要求元装置によって保持されるキー値が現行であった時以降に1つまたは複数の構成変更によって影響を受けた特定のポートについて要求元装置に知らせるために、Read History Summaryなどのコマンドが設けられる。そのようなコマンドのスイッチ処理(ステップ370)の詳細は、下で図19に関して説明する。
【0037】
図10からわかるように、スイッチ135は、当技術分野で既知の、ポート状態を変更しない複数の追加コマンドの1つ(たとえば、「Read PIB」、「Read Port Descriptors」、および「Read Port Address Name」)を処理する(ステップ376)ことができる。最後に、ステップ378で、スイッチ135が、特定コマンドによって部分的に判定される適当な応答を、要求元装置に発行する。その後、スイッチ135内の処理は、ステップ354に戻って、次のコマンドまたは構成変更を処理する。
【0038】
図11を参照して、要求元装置がプロセッサ100などの接続されたホスト・プロセッサである好ましい実施形態を特に強調して、ステップ384で開始される、接続された要求元装置内の処理全体を説明する。ステップ386で、接続されたホスト・プロセッサを、まず初期化し、1つまたは複数の接続されたスイッチ135のポート構成状態を保管するためにプロセッサ100内で使用されるデータ構造を確立する。ステップ386の詳細な説明は、下で図12に関して示す。本発明の好ましい実施形態では、プロセッサ100が、スイッチ135と周期的に通信して、ステップ386中に確立されたポート構成情報を更新しなければならないか否かを判定する。したがって、ステップ388の待ち状態を使用して、通信タイミング・インターバルを確立する。本発明の好ましい実施形態では、プロセッサ100が、2分ごとにスイッチ135に照会するが、この特定のタイミング・インターバルは、必要ではない。より長いまたはより短い待ちインターバルが使用される、本発明の代替実施形態が想定されている。各待ちインターバルで、プロセッサ100が、ステップ390でスイッチ・テーブル更新処理を呼び出すが、このスイッチ・テーブル更新処理は、下で図13に関して詳細に説明する。ステップ390の完了時に、処理は、次の待ちインターバルの完了まで、ステップ388に戻る。
【0039】
図15を参照して、初期化のステップ352の追加の詳細を説明する。好ましい実施形態ではESCONディレクタまたはFICONディレクタであるスイッチ135に、ステップ600で、スイッチ135の電源をオンにすることによって、処理を開始するために制御を与える。従来のスイッチ初期化は、ステップ605で行われるが、これには、スイッチ・マイクロコードのロード、ストレージの初期化、スイッチに関するテーブルおよび状態情報の初期化、使用のために使用可能なハードウェア・リソースの識別、初期化によって供給されるカスタマイズ情報の処理などの動作が含まれる。前述の動作のリストは、例示だけを目的とし、初期化動作の網羅的リストではなく、本発明のどの特定の実施形態でも必ず必要な初期化動作のすべてでもない。従来のスイッチ初期化中に、ステップ610で、スイッチが、キー・カウンタ300を増分する。ステップ610のキー・カウンタの増分が、図を明瞭にするためにステップ605に続いて図示されているが、ステップ610は、その代わりに、ステップ605で実行される特定の初期化処置のいずれかまたはすべての前またはそれと並列に実行することができる。従来のスイッチ初期化は、IPL構成ファイル(IPL Configuration File)に基づく各ポートの状態の初期化615によって継続される。IPL構成ファイルは、参照によってその全体を本明細書に組み込まれる、IBM出版物、表題「IBM ESCON Director 9032-5 Presentation」、IBM資料番号SG24−2005−00、1999年9月に記載されている。この資料に注記されているように、IPL構成ファイルは、スイッチ135の特定の構成の保管された表現である。スイッチ135がESCDである好ましい実施形態では、IPL構成ファイルが、HDDなどの不揮発性メモリ145に保管される。IPL構成ファイルは、初期化ステップの初期スイッチ構成として特定の保管されたスイッチ構成を再確立するために、初期化中に使用される。ポートの追加もしくはポート番号またはポート・アドレスの変更などのスイッチ・ポート構成に対する変更は、初期構成データに反映され、この初期構成データがスイッチ・メモリ140に保管される。ステップ620で、スイッチが、すべてのヒストリ・バッファ項目317の値に2進数の0をセットすることによって、ディレクタ・ヒストリ・バッファ315をパージする。ステップ625で、スイッチが、スイッチのこのモデルによってサポートされる最大値をヒストリ・バッファ項目の最大個数305にセットし、1を現行ヒストリ・バッファ項目インデックス310にセットし、ヒストリ・バッファ項目317の番号1が現行項目であることを示す。スイッチは、ステップ630で、現行ヒストリ・バッファ項目インデックス310に関連するヒストリ・バッファ項目317で、実施された外部ポートに関連するすべての位置に1を含む単一の変更ベクトル325と、ディレクタ・ヒストリ・バッファ315内の他のすべての位置に0を置くことによって、ディレクタ・ヒストリ・バッファ315を初期化する。ステップ635で、スイッチが、ステップ610で増分されたキー・カウンタ300の値を、現行ヒストリ・バッファ項目インデックス310に関連するヒストリ・バッファ項目317のインデックス項目320部分にコピーする。ステップ635の完了時に、スイッチ135が、保管されたIPL構成に従って構成され、ディレクタ・ヒストリ・バッファ315が、最初のヒストリ・バッファ項目317を除くすべての位置を0にリセットされ、現行ヒストリ・バッファ項目インデックス310に、1がセットされ、したがって、現行ヒストリ・バッファ項目インデックス310が、最初のヒストリ・バッファ項目317をポイントし、最初のヒストリ・バッファ項目317に、インデックス項目320内のキー・カウンタ300の現行値(初期化中に増分される)が含まれ、変更ベクトル325が、すべての実施されたポートが変更された可能性があることを示す。ここで、ステップ640で従来のスイッチ初期化を継続し、ステップ645で完了する。ステップ640の間に、スイッチ135が、各スイッチ・ポートに接続された装置を記述する情報(すなわち、下で詳細に説明するノード記述子)を保管する。
【0040】
図17を参照して、ステップ800で開始される、キー・カウンタが増分される時に行われる処理を説明する。キー・カウンタ300は、スイッチ・ポート構成が変更される時に、その変更が、接続されたプロセッサ100上で稼動するアプリケーション、ローカル・スイッチ・コンソール・ユーザ、ESCONディレクタ・ハードウェア、またはFICONディレクタ・ハードウェアのどれによって開始されたかに無関係に、必ず増分される。ホスト・プログラミングの場合に、変更は、通常は、図22に関して下で説明する、等値比較を伴う「Test Key and Increment」コマンドの結果である。ステップ802で、スイッチ・メモリ140に保管されたキー・カウンタ300を、1つ増分する。キー・カウンタが増分される時に、キー・カウンタ300のビット0(左端ビットまたは最上位ビット)のキャリーアウトがある場合には、キー・カウンタ300が、すべて0の値にラップする。ステップ805で、スイッチ135が、現行ヒストリ・バッファ項目インデックス310を増分する。前に注記したように、本発明の実用的な実施形態では、ディレクタ・ヒストリ・バッファ315に、本発明の好ましい実施形態でヒストリ・バッファ項目の最大個数305によって表される有限の最大個数の項目が含まれる。本発明の好ましい実施形態では、スイッチ135が、現行ヒストリ・バッファ項目インデックス310を1にリセットすることによって、項目の最大個数を超えた状態を処理する。ステップ810および815は、この状態を処理するステップを記述したものである。ステップ810で、ステップ805から生ずる増分された現行ヒストリ・バッファ項目インデックス310を、ヒストリ・バッファ項目の最大個数305と比較する。現行ヒストリ・バッファ項目インデックス310がヒストリ・バッファ項目の最大個数305より大きい場合には、処理がステップ815に分岐し、ここで、現行ヒストリ・バッファ項目インデックス310に1をセットする。その後、処理はステップ820で継続される。増分された現行ヒストリ・バッファ項目インデックス310が、ヒストリ・バッファ項目の最大個数305を超えない場合には、処理はステップ820で継続される。ステップ820では、現行ヒストリ・バッファ項目インデックス310に対応するヒストリ・バッファ項目317内の変更ベクトル325のすべてに、2進数0をセットする。次に、ステップ825で、同一のヒストリ・バッファ項目317内のインデックス項目320に、キー・カウンタ300の新しい(すなわち、増分された)値をセットする。処理は、その後、キー・カウンタ増分に関して終了する830。この時点で、新しいヒストリ・バッファ項目317が初期化されている。初期化されたまたは現行のヒストリ・バッファ項目317には、新しい(増分された)キー・カウンタ300と等しいインデックス項目320と、すべてのビット位置を0に初期化された変更ベクトル325が含まれる。ヒストリ・バッファ項目317は、次のポート状態変更動作の間すなわち、下で説明する、図16のステップ700から720での使用の準備ができている。
【0041】
図16を参照して、本発明の好ましい実施形態による、ポート構成の変更を処理するために呼び出される処理を説明する。スイッチ135のポートについて構成情報が変更される時に、スイッチ処理が、ステップ700で開始される。次に、従来の処理が行われる705が、これには、ポート情報ブロック(PIB)の更新、ポート記述子の更新、またはスイッチ135がポート構成変更を実行するために実行する他のすべての処理を含めることができる。その後、ステップ710で、スイッチが、ステップ705で実施された構成変更によって影響されたポートに対応する変更ベクトル325のビットに1の値をセットすることによって、構成変更によって影響されるポートを記録する。ステップ710で更新されるのが、現行の変更ベクトル325であることに留意されたい。現行の変更ベクトル325は、現行ヒストリ・バッファ項目インデックス310がポイントするヒストリ・バッファ項目317に含まれる。ステップ715で、従来のポート状態変更処理を継続し、最終的に終了する720。図17および16に示されたステップの完了時に、1つまたは複数のポートの構成が変更さている。この変更に応答して、新しいヒストリ・バッファ項目317が完成する。新しいヒストリ・バッファ項目317には、ステップ802のキー・カウンタ増分の後のキー・カウンタの値に等しいヒストリ・バッファ・インデックスが含まれ、変更ベクトル325に、構成変更によって影響されたポートが示されている。
【0042】
要求元装置内のデータ・フィールドおよび処理
スイッチ135内のデータ・フィールドおよびデータ更新処理を説明したので、好ましい実施形態のさらなる詳細を示して、接続された要求元装置内のデータ・フィールドおよび処理を示す。具体的に言うと、要求元装置がプロセッサ100などの装置である好ましい実施形態を、詳細に説明する。
【0043】
図20を参照して、要求元装置(好ましい実施形態ではプロセッサ100)内のデータ・フィールドおよびテーブルを説明する。具体的に言うと、図20には、スイッチ・テーブル1100、スイッチ・レコード1120、およびポート・レコード1160のデータ・フィールドが示されている。要求元装置が1つまたは複数のプロセッサ100である本発明の好ましい実施形態では、この情報が、プロセッサ・メモリ104に保管される。スイッチ・テーブル1100は、1つまたは複数のスイッチ・レコード1120からなる。各スイッチ・レコード1120は、1つまたは複数のポート・レコード1160からなる。スイッチ・テーブル1100は、プロセッサ100内で動作する特定のオペレーティング・システム・イメージによってアクセス可能なスイッチのすべてを表す。各スイッチ・レコード1120は、このシステムによってアクセス可能な単一のスイッチを表し、特定のスイッチ・レコード1120内のデータは、その特定のスイッチ・レコード1120によって表されるスイッチを記述するものである。スイッチ・レコードは、連続する記憶位置を占有してもしなくてもよく、したがって、1つの特定のスイッチ・テーブル1100を構成するスイッチ・レコード1120は、リンク・リストで互いにチェーニングされる。各スイッチ・レコード1120は、スイッチ・テーブル1100内の次のスイッチ・レコードへのポインタ1140を有し、ポインタ1140のヌル値は、スイッチ・テーブル1100の終りを示す。各スイッチ・レコードに、スイッチのノード記述子1125、このスイッチ・レコードが作成されたか最後に更新された時に現行であったスイッチ・キー1130(前に説明したように、キー・カウンタまたは変更インデックス値と同義である)のコピー、スイッチの装置番号1135、次のスイッチ・レコードへのポインタ1140、および、スイッチ135内で実施されたすべてのポートに関する情報を提供するポート・レコード1160の配列が含まれる。装置番号1135によって、入出力が開始される対象のスイッチ装置が識別される。ポート・レコード1160の配列には、一連の個々のポート・レコード1160が含まれ、各レコードが、スイッチ135内の特定のポートを表す。ポート・レコード1160は、論理ポート・アドレスによってインデクシングされ、スイッチ135内の実施されたポートごとに1つのポート・レコード1160が設けられる。ポート・レコード1160は、対応するポートに接続された装置に関する情報を提供する。ポート・レコード1160には、物理ポート番号1165、そのポートに接続された装置のノード記述子1180(下で図21に関して詳細に説明する)、この宛先ポートに接続されるチャネルの総数を含むパス・カウント1175、ブロック、オフライン、専用、および保守モードなどのさまざまな状態情報を含むポート記述子1185、および、各ビット位置が特定のポート・アドレスに対応する256個のビット・マスクからなる動的接続性禁止マスク(Prohibit Dynamic Connectivity Mask)1190が含まれる。動的接続性禁止マスク1190内では、特定のポートに対応するビット位置の0の値が、この特定のポートとの通信が許可されることを示し、1の値が、この特定のポートとの通信が許可されないことを示す。動的チャネル・パス・マネージャ(Dynamic Channel Path Manager、DCM)などのプロセッサ100内で稼動するアプリケーションが、たとえば対等リモート・コピー(Peer to Peer Remote Copy、PPRC)装置のあるインターフェースについてそうである場合があるように、禁止されているパスの追加を試みないようにするためにこの情報を使用することができる。動的チャネル・パス管理は、本願と同一の譲受人に譲渡された、参照によってその全体を本明細書に組み込まれる米国特許出願第09/407544号に記載されている。パス・カウント1175は、CU150に接続されたポートについて、プロセッサ100で稼動するアプリケーション(DCMなど)が未使用ポートを識別できるようにするのに使用される。
【0044】
図21に、本発明の好ましい実施形態のノード記述子(ND)データ・フィールドの追加の詳細を示す。上で注記したように、NDフィールドは、特定のポートに接続された物理装置を記述する情報を提供する。ノード記述子には、諸フィールドすなわち、フラグ(1305)、ノード・パラメータ(1310)、タイプ番号(1315)、モデル番号(1320)、製造業者(1325)、製造プラント(1330)、シーケンス番号(1335)、およびタグ(1340)が含まれる。各フィールドの詳細を、下に示す。
【0045】
1.フラグ(1305):バイト0に、ノード記述子の選択されたフィールドを解釈する形を記述するフラグが含まれる。
2.ノード・パラメータ(1310):バイト1から3に、ノードに関する追加情報が含まれる。
3.タイプ番号(1315):ワード1およびワード2のバイト0から1に、SDCの6文字(0から9)のEBCDICのタイプ番号が含まれる。タイプ番号は、必要な場合に先頭のEBCDICの0を用いて右寄せされる。
4.モデル番号(1320):ワード2のバイト2から3とワード3のバイト0に、適用可能な場合に、SDCの3文字(0から9または大文字のAからZ)のEBCDICのモデル番号が含まれる。モデル番号は、必要な場合に先頭のEBCDICの0を用いて右寄せされる。
5.製造業者(1325): ワード3のバイト1から3に、SDCの製造業者を識別する3文字(0から9または大文字のAからZ)のEBCDICのコード、たとえば「IBM」が含まれる。
6.製造プラント(1330):ワード4のバイト0から1に、SDCの製造プラントを識別する2文字(0から9または大文字のAからZ)のEBCDICのプラント・コードが含まれる。
7.シーケンス番号(1335):ワード4のバイト2から3、ワード5から6、およびワード7のバイト0から1に、SDCの12文字(0から9または大文字のAからZ)のEBCDICのシーケンス番号が含まれる。シーケンス番号は、必要な場合に先頭のEBCDICの0を用いて右寄せされる。通し番号は、製造プラント指定とシーケンス番号指定の連結からなる。
8.タグ(1340):ワード7のバイト2から3に、ノード記述子の前の26バイトによって識別される、SDCインターフェースの物理識別子が含まれる。
【0046】
プロセッサ100などの接続された要求元装置の初期化を、図12を参照して説明する。本発明の好ましい実施形態では、プロセッサ100が、IBM z/OS(商標)などのオペレーティング・システムを実行するIBM zSeries(商標)である。IBM zSeriesは、IBM出版物、表題「zSeries 900 System Overview」、IBM資料番号SA22−1027−00、2000年10月に記載されており、IBM z/OSは、IBM出版物、表題「z/OS Introduction and Release Guide」、IBM資料番号GA22−7502−00、2001年3月に記載されており、これらの資料の両方が、参照によってその全体を本明細書に組み込まれる。好ましい実施形態の下記の説明では、z/OSに焦点を合わせるが、当業者は、本発明の趣旨および範囲から逸脱せずに、他のプロセッサおよび他のオペレーティング・システムを使用する他の実施形態が可能であることを容易に理解するであろう。初期化の最初に、ステップ400で、オペレーティング・システムに、処理を開始するために制御を与える。ステップ405で、従来のz/OSオペレーティング・システム初期化が行われ、これには、初期プログラム・ロード(IPL)装置からのシステム・コードのロード、ストレージの初期化、オペレーティング・システムに関するテーブルおよび状態情報の初期化、使用のために使用可能なハードウェア・リソースの識別、インストールによって供給されるカスタマイズ情報の処理などが含まれる。前述の動作のリストは、例示だけを目的とし、初期化動作の網羅的リストではなく、本発明のどの特定の実施形態でも必ず必要な初期化動作のすべてでもない。従来のz/OSオペレーティング・システム初期化中に、オペレーティング・システムが、スイッチ・テーブル初期化処理420を実行して、接続されたスイッチごとにスイッチ・レコード1120を作成し、これによって、プロセッサ初期化の時の入出力トポロジを表すデータ構造を作成する。ステップ420のスイッチ・テーブル初期化処理中に、システムが、すべてのオンライン・スイッチの現行のキー・カウンタ300およびノード記述子1300を読み取り、その後、各スイッチのキー・カウンタ300およびノード記述子1300をスイッチ・レコード1120に保管する。前に述べたように、キー・カウンタ300の現行値が、このスイッチに対応するスイッチ・レコード1120内のスイッチ・キー1130フィールドに保管される。スイッチのノード記述子1300は、同一のスイッチ・レコード1120内のノード記述子1125フィールドに保管される。ステップ420でプロセッサ100に接続されたすべてのオンライン・スイッチを処理した後に、プロセッサ100内のオペレーティング・システムが、その従来のシステム初期化のステップ425を継続する。その後、ステップ430で、システム初期化処理が完了する。
【0047】
通信処理および通信プロトコル
プロセッサ100に関する本発明の好ましい実施形態のデータ構造および初期化処理を説明したので、スイッチ135とプロセッサ100がポート構成変更について通信するのに用いられる処理および通信プロトコルを説明する。
【0048】
スイッチがRead History Summaryコマンドをサポートするかどうかをホスト・プログラムが判定するために、「Read Configuration Data(構成データ読取)」コマンドによって返される一般ノード要素修飾子(node-element qualifier、NEQ)が変更される。一般NEQは、IBM出版物、表題「ESA/390 Common I/O-Device Commands and Self Description」、SA22−7204−02、1995年8月で文書化されており、この出版物は、参照によってその全体を本明細書に組み込まれる。ワード4のバイト0に、History Buffer Entriesフィールドが含まれる。このフィールドは、ディレクタ・ヒストリ・バッファが特定のスイッチによってサポートされるか否かを示し、サポートされる場合に、このフィールドが、特定のスイッチ内で実施されたヒストリ・バッファ項目の単位の数を示す。x’00’がセットされている時には、ディレクトリ・ヒストリ・バッファおよびRead History Summaryコマンドの両方がサポートされない。x’00’以外の値がセットされている時には、このフィールドに、8ビット符号なし2進整数が含まれ、その値によって、このスイッチで実施されたディレクトリ・ヒストリ・バッファ項目の数が示される。代替実施形態では、この値が、単位の数を示すことができ、1単位に、複数の項目が含まれ、実施されるバッファ項目の数が、このフィールドに含まれる整数に単位ごとの項目数をかけた数になる。従来のスイッチでは、このHistory Buffer Entriesフィールドが、予約済みのフィールドであり、2進0になるように定義され、その結果、従来のスイッチが、新しいRead History Bufferコマンドをサポートしないことを正しく示すようになっている。まずRead Configuration Dataコマンドを発行し、History Buffer Entriesフィールドを検査することによって、ホスト・プログラムが、Read History Bufferコマンドをサポートしないスイッチにこのコマンドを発行しないようにすることができる。
【0049】
図13を参照して、プロセッサ100などの接続された要求元装置内で実行される周期的データ更新処理の概要を説明する。図13は、プロセッサ100がそのスイッチ・テーブル1100を更新する時に行われる処理を示す図である。前に説明したように、スイッチ・テーブル1100は、初期化中に作成される(図12のステップ420を参照されたい)。ポート構成変更が、複数の装置のいずれかによって開始される可能性があるので、プロセッサ100は、周期的にスイッチ・テーブル1100を更新する。本発明の好ましい実施形態では、スイッチ・テーブル1100内の現行情報を維持するために、スイッチ・テーブル更新500処理が2分ごとに呼び出される。異なるタイム・インターバールを使用する他の実施形態が、可能であり、情況によっては望ましい場合があり、したがって、本発明の趣旨および範囲の中で企図されている。スイッチ・テーブル1100の更新は、ステップ502で、既存のスイッチ・テーブルをスキャンすることによって開始される。プロセッサ100は、次に、ステップ503で、スイッチ・レコード1120が残っているかどうかを判定する。プロセッサ100が、更新を必要とする可能性がある残りのスイッチ・レコード1120を保持する場合には、処理が、ステップ504で継続される。スイッチ・テーブル内のスイッチ・レコード1120ごとに、プロセッサ100が、スイッチ装置を表す装置制御ブロック(UCB)を見つける。UCBには、スイッチ装置がオンラインまたはオフラインのどちらであるかを示すビットが含まれる(ステップ504)。プロセッサ100が、スイッチがオンラインでないと判定(506)する場合には、プロセッサ100は、次のスイッチ・レコードを選択し(ステップ520)、ステップ503で継続する。プロセッサ100が、スイッチがオンラインであると判定する場合(506)、プロセッサ100は、ステップ508で、「Sense ID」コマンド・チャネル・プログラムを作成し、発行して、スイッチ135から「Set Interface Identifier」コマンドおよび「Read Node Identifier」コマンドのコマンド・コードを得る。このステップは、さまざまなスイッチとそれに関連する制御コマンドおよびプロトコルに対処するために実行される。チャネル・プログラム作成は、IBM出版物、表題「z/Architecture - Principles of Operation」、SA22−7832−00、2000年12月で文書化されており、この出版物は、参照によってその全体を本明細書に組み込まれる。Sense IDコマンドは、IBM出版物、表題「ESA/390 Common I/O-Device Commands and Self Description」、SA22−7204−02、1995年8月で文書化されており、この出版物は、参照によってその全体を本明細書に組み込まれる。具体的に言うと、Read Node Identifierコマンドは、スイッチ135にノード識別子を要求し、このノード識別子には、前に図21に関して説明したノード記述子(ND)が含まれる。「Set Interface Identifier」コマンドおよび「Read Node Identifier」コマンドのコマンド・コードを得た後に、ステップ510で、チャネル・プログラムを作成して、スイッチ135のスイッチ・ノード記述子、キー・カウンタ、およびポート記述子を得る。これを達成するために、次のチャネル・コマンドがこの順序で互いにチェーニングされる:0と等しいノード選択子(Node Selector)を有するSet Interface Identifier;Read Node Identifier;Read Key Counter;およびRead Port Descriptors。これらのコマンドは、IBM出版物、表題「Programming the Interface for Enterprise Systems Connection Directors with FICON Converter Feature」、SA23−0356−06、1999年9月で文書化されており、この出版物は、参照によってその全体を本明細書に組み込まれる。ノード記述子およびキー・カウンタを得た後に、ステップ511および513で、これらの値を、プロセッサ100内に保管された、この特定のスイッチのスイッチ・レコードの現在の値と比較する。まず、プロセッサ100は、ステップ511で、スイッチ135が、前の更新インターバル中にこの特定の装置番号1135を有したものと正確に同一の装置であるかどうかを判定する。本発明の好ましい実施形態では、このステップが、スイッチ135のノード記述子(ND)をプロセッサ100に既知の最後のNDと比較することによって達成される。好ましい実施形態によるノード記述子を含む特定のデータは、上で図21に関して説明した。スイッチ135が、正確に同一の装置ではない(NDが一致しない)場合には、プロセッサ100は、ステップ512で、新しいスイッチ135内で実施されるすべてのポートについてポート構成情報をリフレッシュする。このステップは、図12に示された初期化中に実行される手順に類似する。ステップ512で、新しいスイッチ・レコードを作成した後に、処理は、ステップ520で継続される(次のスイッチ・レコード)。
【0050】
ステップ511で、スイッチ135が、前のインターバル中にこの特定の装置番号1135を有したものと同一の装置であるとプロセッサ100が判定する場合に、処理は、ステップ513で継続される。ステップ513で、プロセッサ100が、スイッチ135内の現行のキー・カウンタ300の値が、プロセッサ100に既知の最新の値と一致するか否かを判定する。ステップ513で、プロセッサ100が、前のインターバル以降にキー・カウンタ300の値が変更されていない(すなわち、プロセッサ100がキー・カウンタ300の現行値を保持する)と判定する場合には、このスイッチ・レコードについてこれ以上の処置は行われず、処理は、ステップ520に継続される(次のスイッチ・レコード)。しかし、スイッチ135内のキー・カウンタ300の現行値が、プロセッサ100に既知の値と一致しない場合には、ステップ514で、プロセッサ100内の構成情報を更新するためにさらなる処置を講ずる。スイッチ・レコード更新処理がステップ514で呼び出されるが、この処理は、下で図14に関して詳細に説明する。スイッチ・レコード更新のステップ514からリターンした後に、処理は、ステップ520で次のスイッチ・レコードを選択することによって継続される。ステップ520で、次のスイッチ・レコードを選択した後に、処理は、ステップ503で継続される。ステップ503で、すべてのスイッチ・レコードを更新した時に、処理が、ステップ516で終了する。
【0051】
図14を参照して、スイッチ・レコードを更新するためにプロセッサ100によって使用される処理を説明する。スイッチ・レコード更新530は、図13のステップ514で呼び出される。処理は、ステップ535で、スイッチからポート情報ブロック(PIB)を読み取るチャネル・プログラムを作成し、発行することによって開始される。ステップ540で、チャネル・プログラムを作成して、スイッチ135からヒストリ要約ベクトルを得る。これは、Test Keyコマンドを発行するチャネル・コマンド・ワード(CCW)を作成し、これをRead History Summaryコマンドを発行するCCWにチェーニングすることによって達成される。これらのコマンドおよびコマンド・チェーニングの使用の議論を、図5から8に関して続ける。本発明の好ましい実施形態のコマンド構造およびプロトコルの追加の詳細は、下で説明する。さらに図5から8を参照すると、Test Key CCW200は、コマンド・コード205に’0D’xの値を保管し、フラグ・フィールド210に、コマンド・チェーニングがオンであることを示す’40’xの値を保管し、カウント・フィールド215に、4バイトのデータ転送を示す’0004’xの値を保管し、データ・アドレス・フィールド220に、スイッチ・キー1130の現行の値を含むフィールド240へのポインタを保管することによって作成される。Read History Summary CCW260は、コマンド・コード・フィールド265に’0E’xの値を保管し、フラグ・フィールド270に、コマンド・チェーニングがオフであることを示す’00’xの値を保管し、カウント・フィールド275に、36バイトの転送を示す’24’xの値を保管し、データ・アドレス・フィールド280に、Read History Summaryコマンドの出力が置かれる場所285へのポインタを保管することによって作成される。その後、Start Subchannel(SSCH)コマンドを介してチャネル・プログラムを開始する。チャネル・プログラムが完了した時に、ステップ545で、ヒストリ要約ベクトル290の各ビットをスキャンする。ヒストリ要約ベクトル290の左端のビットであるビット0から開始すると、ビット0がポート0を表し、ビット1がポート1を表し、以下同様であるが、プログラムは、ステップ550で、ビットが1と等しいかどうかを検査する。ビットが1と等しくない場合には、処理はステップ565で継続される。ビットが1と等しい場合には、このポートのスイッチ・レコードの情報を更新しなければならず、処理はステップ555で継続される。ステップ555では、ヒストリ要約ベクトル290内のビットに対応するポートに接続されたノード識別子を読み取るチャネル・プログラムを作成し、発行する。その後、ステップ560で、新たに得られたノード識別子を用いてスイッチ・レコードを更新する。ステップ565で、これがビット・ストリングの最後のビット(最後のポートを表す)でない場合には、処理は、ビット・ストリングの次のビットを選択することによって、ステップ545で継続される。ステップ565で、これがビット・ストリングの最後のビットである場合には、ステップ570で、新ヒストリ・バッファ・インデックス295を用いてスイッチ・キー1130を更新する。その後、スイッチ・レコード更新処理が、ステップ575で終了する
【0052】
本発明の好ましい実施形態の通信プロトコルおよびコマンドの特定の詳細を説明する。具体的に言うと、プロセッサ100がスイッチ135に照会するコマンドと、ヒストリ要約を要求するコマンドを、下で説明する。
【0053】
コマンドを詳細に説明する前に、コマンド・チェーニングの予備的議論を示す。一般に、コマンド・チェーニングは、当技術分野で既知の方法であり、これによって、一連のチャネル・コマンドが実行のために一緒に「チェーニング」される。一連のコマンドのチェーニングによって、チェーン内の各コマンドが、チャネル・プログラムの完了の前に実行されることが保証される。本発明の好ましい実施形態で使用されるコマンド・チェーニングは、2つの特定のコマンドすなわち、要求元装置が最新のキー・カウンタを有するかどうかを要求元装置が判定するコマンド(Test Keyコマンド)およびどのポート構成属性が変更されたかを要求元装置が判定するコマンド(Read History Summaryコマンド)をチェーニングするのに使用される。これらのコマンドをチェーニングすることによって、他の処理がTest KeyコマンドとRead History Summaryコマンドの間に入らないことが保証され、Read History Summaryコマンドが実行される前にTest Keyコマンドで指定された値が上書きされず、Test Keyコマンドで指定された値をヒストリ・ベース・レジスタ330から抽出できるようになる。好ましい実施形態のコマンド構造では、さらに、No-opコマンドが使用されるが、その目的は、下で完全に説明する。
【0054】
図5を参照して、Test Keyチャネル・コマンドを説明する。このコマンドは、要求元装置によって保持されるキー・カウンタ(スイッチ135に対応するスイッチ・レコード1120内に保管される、図20のスイッチ・キー1130)の値が、スイッチ135に保管された現行値であるかどうかを判定するために、プロセッサ100などの要求元装置によって発行される。図5には、本発明の好ましい実施形態のTest Keyチャネル・コマンドのフィールドの詳細が示されている。Test Key CCW200は、Test Keyコマンドのチャネル・コマンド・ワード(CCW)である。Test Key CCWのビット0から7に、好ましい実施形態では’0D’xであるコマンド・コード205が含まれる。ビット8から15に、フラグ・フィールド210が含まれ、これは、好ましい実施形態について下で詳細に説明するように、チャネル・プログラムの処理に影響する。
Chain-Data(CD)フラグ:ビット8、1と等しい時に、データのチェーニングが指定される。これによって、次のCCWによって指定されるストレージ域が、現行入出力動作と共に使用されるようになる。CDフラグがCCW内で1である時には、chain-commandフラグおよびsuppress-length-indicationフラグ(下を参照されたい)が無視される。
Chain-Command(CC)フラグ:ビット9、1と等しく、CDフラグおよびSフラグの両方が0の時に、コマンドのチェーニングが指定される。これによって、次のCCWのコマンド・コードで指定される動作が、現行動作の通常の完了時に開始されるようになる。
Suppress-Length-Indication(SLI)フラグ:ビット10によって、誤長状態をプログラムに示すかどうかが制御される。このビットが1と等しく、CDフラグが0の時には、誤長表示が抑制される。CCフラグとSLIフラグの両方が1であり、CDフラグが0の時には、誤長状態の存在に無関係に、コマンド・チェーニングが行われる。このビットは、誤長表示の抑制が望まれる場合に、すべてのCCWで指定されなければならない。
Skip(SKIP)フラグ:ビット11、1と等しい時に、読取動作、逆方向読取動作、Sense ID動作、またはセンス動作中のストレージへの情報の転送の抑制が指定される。
Program-Controlled-Interruption(PCI)フラグ:ビット12、1と等しい時に、CCWが入出力動作の制御を得た時にチャネル・サブシステムに中間割込み状態を生成させる。PCIフラグ・ビットが0である時には、通常の動作が行われる。
Indirect-Data-Address(IDA)フラグ:ビット13、1と等しい時に、間接データ・アドレッシングが指定される。
Suspend(S)フラグ:ビット14、1と等しい時に、チャネル・プログラム実行の中断が指定される。有効な時に、このフラグによって、チャネル・プログラム実行が、Sフラグを含むCCWの実行の前に中断されるようになる。Sフラグは、関連する動作要求ブロック(ORB)のワード1、ビット4が1の時に有効になる。
ビット15は予約済みであり、0である。
【0055】
ビット16から31には、この命令の実行中に転送されるデータの長さである、Test Key Byte Countとも称するカウント・フィールド215が含まれる。好ましい実施形態のTest Keyコマンドの場合に、これが’04’xである。CCWのビット32から63には、データ・アドレス・フィールド220が含まれ、これは、バッファ240と称する、入力がチャネルによってメモリから取り出されるバッファのアドレスである。バッファ240は、入力がチャネルによってメモリから取り出されるバッファである。このコマンド・コードについて、このバッファは、4バイト・フィールドであるtest key値を受け取り、このバッファには、プロセッサ100などの要求元装置がスイッチ内の現行キー値と比較するキー値が含まれる。
【0056】
図6を参照して、Read History Summaryコマンドを説明する。図6には、Read History Summaryチャネル・コマンドのフィールドの詳細が示されている。Read History Summary CCW260は、Read History Summaryのチャネル・コマンド・ワード(CCW)である。Read History Summary CCWのビット0から7には、本発明の好ましい実施形態では’0E’xであるコマンド・コード・フィールド265が含まれる。ビット8から15には、Read History Summaryコマンド処理中に使用される、チャネル・プログラムの処理に影響するフラグ・フィールド270が含まれる。これらのビットの定義は、前に図5に関して説明したフラグ・フィールド210に関するものと同一である。ビット16から31には、カウント・フィールド275が含まれ、これは、この命令の実行中に転送されるデータの長さを表す。好ましい実施形態のRead History Summaryチャネル・コマンドの場合、これが’24’xである。このCCWのビット32から63には、データ・アドレス・フィールド280が含まれ、これは、Read History Summaryコマンドの結果が保管されるバッファ・アドレスを表す。Read History Summaryコマンドの出力が置かれる場所285は、スイッチによって要求元装置に返されるRead History Summaryコマンドの結果を含む36バイト・フィールドである。ヒストリ要約ベクトル290は、スイッチのキー・カウンタ300がヒストリ・ベース・レジスタ330の値(バッファ240を介して要求元装置によってスイッチに渡されたキー・カウンタの値と等しい)と等しかった時からキー・カウンタ300の現行値までにどのポートが変更されたかを示す256ビット・フィールドである。ヒストリ要約ベクトル290の個々のビットは、スイッチ135内のポートに対する1対1対応をもち、左端のビットであるビット0がポート0を表し、右端のビットであるビット255がポート255を表す。ヒストリ要約ベクトル290の特定のビットに1がセットされている場合には、この特定のヒストリ要約ベクトルによって表される時間枠中に、対応するスイッチ・ポート構成に対する変更が行われた。ヒストリ要約ベクトル290の特定のビットに0がセットされている場合には、この特定のヒストリ要約ベクトルによって表される時間枠中に、対応するポート構成に対する変更が行われなかった。新ヒストリ・バッファ・インデックス295は、Read History Summaryコマンドが発行された時にスイッチ135に保管されていた現行キー・カウンタ300の値を含む4バイト・フィールドである。プロセッサ100などの要求元装置は、Read History Summaryの最後の呼び出しの後に変更が行われたかどうかの判定の出発点として、このキー・カウンタ値を使用することができる。
【0057】
図7を参照して、No-Operation(またはno-op)コマンドを示す。図7には、No-Operationチャネル・コマンドのフィールドの詳細が示されている。No-Operationチャネル・コマンド・ワード1200は、No-Operationのチャネル・コマンド・ワードである。このCCWのビット0から7に、’03’xであるNo-Operationチャネル・コマンド・コード1205が含まれる。ビット8から15には、No-Operationコマンドと共に使用することができる、チャネル・プログラムの処理に影響するフラグ1210が含まれる。これらのビットの定義は、前に説明したTest Keyのフラグ・フィールド210と同一である。ビット16から31に、No-Operationバイト・カウント1215が含まれ、これは、この命令の実行中に転送されるデータの長さを表す。No-Operationコマンドの場合、これが’00’xである。CCWのビット32から63には、No-Operation結果のアドレス1220が含まれるが、No-Operationコマンドではデータが転送されないので、ここには2進数の0をセットしなければならない。
【0058】
図8を参照して、本発明の好ましい実施形態で使用される「Test Key」コマンド、「No-Operation」コマンド、および「Read History Summary」コマンドのチェーニングを示す。図8に、これらのCCWがメモリ内でどのように配置されるかの詳細1250を示す。Read History Summaryコマンドを発行するために、Read History Summaryコマンドの前に、Test Keyコマンドがあり、Read History Summaryコマンドが、Test Keyコマンドにチェーニングされる。これは、通常、ストレージ1255内でTest Key CCWを最初に配置し、その直後に(メモリ内で隣接して)No-Operation CCW1260を続け、その直後に(メモリ内で隣接して)Read History Summary CCW1265を続けることによって行われる。通常、Test Keyのフラグ・フィールド210のChain-Commandビットがオンにセットされ、No-Operation CCWのフラグ1210およびRead History Summary CCWのフラグ・フィールド270には、0がセットされる。その結果、Test Keyコマンドが完了した時に、「Test Key値」が「キー値」と等しい(図18のステップ915)場合に、Test Keyが、正常終了状況を提示する(図18のステップ925)。これによって、チャネル・サブシステムが、次のCCW、この場合にはNo-Operation CCWを実行する。Chain-Commandビットがオフなので、no-opを実行した後に、チャネル・コマンドが終了する。「Test Key値」が「キー値」と等しくない場合(図18のステップ915)、Test Keyは、それでも正常終了状況を提示するが、さらに、状況修飾子フラグをオンにセットする(図18のステップ920)。状況修飾子フラグの1の値を返すことによって、チャネル・サブシステムが、次のNo-Operation CCW1260をスキップし、その代わりに、その1つ後のRead History Summary CCW1265を処理する。Read History Summaryコマンドを実行した後に、Read History Summary CCW1265のChain-Commandビットがオフなので、チャネル・プログラムが終了する。ステップ920またはステップ925のどちらを実行するかを決定するために、割込み要求ブロック(IRB)内のサブチャネル状況ワード(SCSW)内のCCWアドレスを検査する。このフィールドには、最後に実行されたCCWのアドレス+8が含まれる。SCSWおよびIRBは、IBM出版物、表題「z/Architecture - Principles of Operation」、IBM資料番号SA22−7832−00、2000年12月で文書化されており、この出版物は、参照によってその全体を本明細書に組み込まれる。
【0059】
図18を参照して、Test Keyコマンドに応答してスイッチ135によって実行される処理を説明する。図18には、スイッチがTest Keyチャネル・コマンドを受け取った時にスイッチによって実行される、ステップ900で開始される処理が示されている。スイッチは、まず、ステップ905で、データ・アドレス・フィールド220によってポイントされるバッファ240のTest Key値を得る。その後、ステップ910で、バッファ240のTest Key値を、後続処理でのスイッチ135による使用のためにヒストリ・ベース・レジスタ330に保管する。ステップ915で、ヒストリ・ベース・レジスタ330に保管されたバッファ240のTest Key値を、スイッチに保管され、スイッチが使用中の現行値であるキー・カウンタ300と比較する。キー・カウンタ300の値とバッファ240のTest Key値が等しい場合には、要求元装置(プロセッサ100など)が、現行ポート構成情報を有し、更新は不要である。この場合には、処理が、ステップ925で継続され、Test Key命令が、状況修飾子を提示せずに正常終了状況を提示し(更新が不要であることを要求元装置に示す)、処理は、ステップ930で、Test Key命令に関して終了する。キー・カウンタ300の値とバッファ240のTest Key値が等しくない場合には、要求元装置が、現行ポート構成情報を有しておらず、更新が示される。この場合には、処理はステップ920で継続され、Test Key命令が、正常終了状況と「状況修飾子」を提示し、キー・カウンタ値が一致しなかったこと、したがって、要求元装置のポート構成情報を更新する必要があることを、要求元装置に示す。その後、処理は、ステップ930で、Test Key命令に関して終了する。
【0060】
図19に、スイッチがプロセッサ100などの要求元装置からRead History Summaryチャネル・コマンドを受け取った時に、スイッチ135によって実行される、ステップ1000から開始される新しいRead History Summaryチャネル・コマンドの処理を示す。ステップ1005で、スイッチが、ヒストリ・ベース・レジスタ330からTest Key値を得る。ステップ1005でヒストリ・ベース・レジスタ330から得たキー・カウンタ値を、ステップ1010で現行のキー・カウンタ300と比較する。これらの値が等しい場合には、処理はステップ1015で継続される。これらの値が等しくない場合には、処理はステップ1020で継続される。キーが等しい場合に、スイッチが、ステップ1015でヒストリ要約ベクトル290にすべて0をセットし、更新が不要であることを要求元装置に示し、スイッチ処理は、ステップ1045に進む。キーが等しくない場合に、ステップ1020で、スイッチが、ステップ1005でヒストリ・ベース・レジスタ330から得たキー値と等しいインデックス項目320についてディレクタ・ヒストリ・バッファ315を検索する。ステップ1030で、処理は、ヒストリ・ベース・レジスタ330から得たキー(ステップ1005)と一致するインデックス項目320がディレクタ・ヒストリ・バッファ315内で見つかったかどうかを判定することによって継続される。一致するインデックス項目320がディレクタ・ヒストリ・バッファ315内で見つからない場合には、これは、一致するインデックスをかつては含んだヒストリ・バッファ項目317が再利用され、したがって、より新しいキー・カウンタ300によって上書きされたからである可能性が最も高い。この状況が発生するのは、後続の照会の間に発生する変更イベントの数が、ヒストリ・バッファ項目の最大個数305を超える時である。したがって、この状態が発生した時には、スイッチ135は、キー・カウンタがヒストリ・ベース・レジスタ330内に保管された値と等しかった時以降にポートが構成を変更したかどうかを判定することができない。この場合には、処理は、ステップ1035で、実施された外部ポートに関連するすべての位置について、ヒストリ要約ベクトル290内の個々のビットに1をセットすることによって継続される。ヒストリ要約ベクトル290内の他のすべてのビット位置のビットには、0がセットされる。このヒストリ要約ベクトル290を要求元装置に返すことによって、スイッチ135は、要求元装置がスイッチ135内で実施されたすべてのポートについてそのポート構成情報をリフレッシュしなければならないことを示す。その後、処理はステップ1045で継続される。ヒストリ・ベース・レジスタ330から得たキー値(ステップ1005から)と一致するインデックス項目320が、ディレクタ・ヒストリ・バッファ315内で見つかる場合には、ステップ1040で、適用可能なすべてのヒストリ・バッファ項目317(すなわち、一致するキーが現行であった時以降に変更されたヒストリ・バッファ項目317)にビット単位で連結的なOR(connective OR)を適用し、適用可能なヒストリ・バッファ項目317のいずれかの変更ベクトル325の対応するビット位置に1がある場合にヒストリ要約ベクトル290のビットに1がセットされるようにする。適用可能なヒストリ・バッファ項目317のすべての変更ベクトル325の対応するビット位置に0がある場合には、ヒストリ要約ベクトル290のビットに0をセットする。適用可能なヒストリ・バッファ項目317の組は、ステップ1030の結果を使用することによって判定される。適用可能なヒストリ・バッファ項目317の組には、ステップ1030で見つかったヒストリ・バッファ項目317(すなわち、一致するインデックス項目320を有するヒストリ・バッファ項目317)より新しく(これを含まない)、現行ヒストリ・バッファ項目インデックス310によってポイントされる現行のヒストリ・バッファ項目317を含んでこれまでのすべてのヒストリ・バッファ項目317が含まれる。その後、処理は、ステップ1045で継続される。ステップ1045では、新ヒストリ・バッファ・インデックス295に、スイッチ135によって保管され、使用されているキー・カウンタ300の現行値をセットする。その後、Read History Summaryチャネル・コマンドの処理が終了する1050。
【0061】
既存のコマンドを、本発明の好ましい実施形態と共に使用することができる。いくつかの既存コマンドが、キー・カウンタ値およびポート構成に対する変更を引き起こし、これによって、本発明のある態様を呼び出す場合がある。2種類の既存コマンドすなわち、キー・カウンタを増分する可能性があるコマンドと1つまたは複数のポートの構成を変更するさまざまなコマンドを、下で説明する。
【0062】
図22に、スイッチがプロセッサ100などの要求元装置からTest Key and Incrementコマンドを受け取った時に、スイッチ135が実行する、ステップ1350から開始される、Test Key and Incrementチャネル・コマンドの処理を示す。Test Key and Incrementコマンドは、IBM出版物、表題「Programming the Interface for Enterprise Systems Connection Directors with FICON Converter Feature」、SA23−0356−06、1999年9月で文書化されており、この出版物は、参照によってその全体を本明細書に組み込まれる。次に、従来の処理が行われる1355。前に説明したTest Keyコマンドに類似する形で、Test Key and Incrementコマンドは、ステップ1355で、プロセッサ100からスイッチ135にキー値を渡す。ステップ1360で、キー・カウンタ300の値とTest Key値が等しい場合に、要求元装置は、現行のポート構成情報を有し(プロセッサ100がスイッチ135に関するポート構成情報を更新する必要がないことを示す)、処理は、ステップ1365で継続される。図17に関して前に詳細に説明したように、ステップ1365では、キー・カウンタ300の値を増分し、新しいヒストリ・バッファ項目を作成する。処理は、ステップ1370で継続され、ここで、Test Key and Increment命令が、状況修飾子を提示せずに正常終了状況を提示し、これによって、要求元装置に、キーが増分されたことと、チャネル・プログラムの残りについてシリアライズされたコマンドを処理できることを示す。そのようなシリアライズされたコマンドには、たとえば、1つまたは複数のポートの構成を変更する、下で説明するコマンドの1つまたは複数を含めることができる。その後、処理は、ステップ1380で、Test Key and Increment命令に関して終了する。しかし、ステップ1360で、キー・カウンタ300の値とTest Key値が等しくない場合には、要求元装置が、現行のポート構成情報を有しない。この場合には、処理はステップ1375で継続され、Test Key and Increment命令が、正常終了状況と「状況修飾子」を提示し、キー・カウンタ値が一致しなかったこと、したがって、キーが増分されず、シリアライズされたコマンドをチャネル・プログラムの残りについて処理できなかったことを、要求元装置に示す。これによって、プロセッサ100が、不正確なポート構成情報に基づくスイッチ135内のポートの構成に対する変更を行えなくなる。その後、処理は、ステップ1380で、Test Key and Increment命令に関して終了する。
【0063】
図23に、ステップ1400で開始される、スイッチ135内の1つまたは複数のポートの構成を変更する1つまたは複数のコマンドの包括的な処理を示す。本発明の好ましい実施形態では、そのようなコマンドが、プロセッサ100などの接続された要求元装置によって発行され、その後、スイッチ135によって処理される。そのようなコマンドには、たとえば、「Modify Blocked State」、「Modify Dedicated Connection」、または「Modify PDCM」を含めることができる。これらのコマンドは、IBM出版物、表題「Programming the Interface for Enterprise Systems Connection Directors with FICON Converter Feature」、SA23−0356−06、1999年9月で文書化されておりこの出版物は、参照によってその全体を本明細書に組み込まれる。そのようなコマンドは、有利なことに、ポート構成の変更が現行の正確な情報(すなわち、一致するキー・カウンタ値)に基づく時に限ってプロセッサ100がそのような変更を開始することと、図17のキー・カウンタ増分処理が実行されることを保証するために、前に説明したTest Key and Incrementコマンドなどのコマンドの後に続く。次に、従来の処理が行われ1405、これには、処理される特定のコマンドに応答してスイッチ135によって普通に実行されるすべてのものが含まれる。処理は、ステップ1410で継続され、ここで、前に図16に関して詳細に説明したポート状態変更処理が実行される。ステップ1410(すなわち図16)の処理では、処理されるコマンドによって変更されるポートのそれぞれに対応する、現行の変更ベクトル内のビットがセットされる。たとえば、「Modify PDCM」について、処理に、動的接続性禁止マスクを変更すること(ステップ1405)と、状態が変更されたポート(1つまたは複数)に対応する変更ベクトル内のビットを変更すること(ステップ1410)が含まれる。次に、処理は、ステップ1415で継続され、ここで残りの従来の処理が実行される。その後、処理はステップ1420で終了する。
【0064】
代替実施形態
図3および4に、本発明の1つまたは複数の代替実施形態に存在する可能性がある追加の特徴を示す。一般に、各スイッチ135を、1つまたは複数のプロセッサ100に接続することができる。さらに、各プロセッサ100を、1つまたは複数のスイッチ135に接続することができる。これらの可能性のそれぞれが、本発明の趣旨および範囲の中で企図されている。
【0065】
図3および4にさらに示されているように、複数のスイッチ135がチェーニングまたはカスケード接続される代替実施形態が企図されている。具体的に言うと、プロセッサ100を、スイッチ135に接続することができ、スイッチ135を、第2のスイッチ136に接続することができる。プロセッサ100とCU150の間の通信は、スイッチ135および136の両方を介して達成される。図3および4に示された構成では、プロセッサ100が、スイッチ136への直接通信パスへのアクセスを有しない。これまたは類似する情況の下で、要求元装置が、プロセッサではなく別のスイッチになる場合がある。たとえば、図3および4のスイッチ136の要求元装置が、スイッチ135になる場合がある。スイッチ135は、スイッチ136の構成の知識を有することができ、他の要求元装置がトポロジ内のすべてのスイッチへのアクセスを有しないか、スイッチ136に直接にアクセスできない場合に、スイッチ135が、ルーティング要求を効率的に処理でき、プロセッサ100などの別の要求元装置にスイッチ136の構成情報を提供できるようになる。そのような場合には、要求元スイッチが、他のスイッチにコマンドを発行し、他のスイッチに対して、それ自体をホストであるかのように提示する。本明細書に記載されたデータ構造、処理、および通信プロトコルは、要求元装置がスイッチである情況にも適用される。
【0066】
代替実施形態では、要求元装置を、たとえばSANマネージャなど、交換ストレージ環境(またはトポロジ)を管理または監視する処理とすることができる。そのような実施形態では、その処理が、ホスト・プロセッサ上に、環境内のスイッチ上に、もしくはストレージ・トポロジまたは環境の管理/監視に使用される別のプロセッサとして、常駐することができる。
【0067】
本発明のある特定の実施形態に合わせて本発明を詳細に説明したが、当業者が、多数の修正および変更を行うことができる。したがって、そのような修正および変更のすべてを本発明の真の趣旨および範囲に含まれるものとして包含することが、請求項によって意図されている。
【0068】
まとめとして、本発明の構成に関して以下の事項を開示する。
【0069】
(1)要求元装置と通信する交換入出力ネットワーク内の構成変更について前記要求元装置に知らせる方法であって、
前記要求元装置と通信するスイッチを初期化するステップであって、前記スイッチが、複数の通信ポートを含み、前記初期化が、初期変更インデックス値をセットするステップと、実施されたポートを識別する初期データ・ベクトルを作成するステップと、前記初期データ・ベクトルに関連して前記変更インデックス値を保管するステップとを含む、ステップと、
後続の構成変更に応答して前記変更インデックスを増分するステップと、
前記後続の構成変更に応答してデータ・ベクトルを作成するステップであって、前記データ・ベクトルが、前記複数のポートのうちで前記後続の構成変更によって影響されるポートのそれぞれを識別する、ステップと、
前記増分された変更インデックスに関連して前記データ・ベクトルを保管するステップと、
前記要求元装置に既知の最新の変更インデックス値より新しい変更インデックス値に関連する1つまたは複数のデータ・ベクトル内の構成変更によって影響されたものとして前に識別されたすべてのポートを前記要求元装置に識別することによって、前記要求元装置からの照会に応答するステップと
を含む方法。
(2)前記初期化するステップが、さらに、
前記複数のポートの現行構成を判定するステップと、
前記現行構成を記述するポート構成情報を保管するステップと
を含む、上記(1)に記載の方法。
(3)前記保管されたポート構成情報の少なくとも一部を前記要求元装置に通信するステップと、
前記通信されたポート構成情報を前記要求元装置内で保管するステップと
をさらに含む、上記(2)に記載の方法。
(4)前記後続の構成変更を反映するために前記保管された構成情報を更新するステップと、
前記更新された構成情報を保管するステップと
をさらに含む、上記(2)に記載の方法。
(5)前記更新されたポート構成情報の少なくとも一部を前記要求元装置に通信するステップと、
前記通信されたポート構成情報を前記要求元装置内で保管するステップと
をさらに含む、上記(4)に記載の方法。
(6)関連する変更インデックスおよびデータ・ベクトルの限られた数の最新の対が保管される、上記(1)に記載の方法。
(7)前記要求元装置に既知の最新の変更インデックスが、もはや前記スイッチによって保管されていない時に、前記要求元装置が、前記実施されたポートのすべてが構成変更によって影響されたことを知らされる、上記(6)に記載の方法。
(8)前記照会と実質的に同時に、前記要求元装置に既知の前記最新の変更インデックス値を、前記要求元装置から前記スイッチに渡すステップをさらに含む、上記(1)に記載の方法。
(9)前記要求元装置に既知の前記最新の変更インデックス値を前記スイッチ内で保管するステップと、
ポート構成変更が識別される最初の変更インデックス値を識別するために前記保管された変更インデックス値を使用するステップと
をさらに含む、上記(8)に記載の方法。
(10)要求元装置と通信する交換入出力ネットワーク内の構成変更について前記要求元装置に知らせる方法であって、
前記要求元装置との通信を処理するスイッチを初期化するステップであって、前記スイッチが、複数の通信ポートを含み、前記初期化が、現行ポート構成を判定するステップと、前記現行ポート構成を記述するポート構成情報を保管するステップと、初期変更インデックス値をセットするステップと、実施されたポートを識別する初期データ・ベクトルを作成するステップと、前記初期データ・ベクトルに関連して前記変更インデックス値を保管するステップとを含む、ステップと、
前記ポート構成を変更するステップと、
前記変更されたポート構成を記述するために前記保管されたポート構成情報を更新するステップと、
前記更新されたポート構成情報を保管するステップと、
前記構成変更に応答して前記変更インデックスを増分するステップと、
前記複数のポートのうちで前記構成変更によって影響されたポートのそれぞれを識別するデータ・ベクトルを作成するステップと、
前記増分された変更インデックスに関連して前記データ・ベクトルを保管するステップと、
前記要求元装置に既知の最新の変更インデックス値より新しい変更インデックス値に関連する1つまたは複数のデータ・ベクトル内で構成変更によって影響されたものとして前に識別されたすべてのポートを前記要求元装置に識別することによって、前記要求元装置からの照会に応答するステップと
を含む方法。
(11)前記保管されたポート構成情報の少なくとも一部を前記要求元装置に通信するステップと、
前記通信されたポート構成情報を前記要求元装置内で保管するステップと
をさらに含む、上記(10)に記載の方法。
(12)前記更新されたポート構成情報の少なくとも一部を前記要求元装置に通信するステップと、
前記通信されたポート構成情報を前記要求元装置内で保管するステップと
をさらに含む、上記(11)に記載の方法。
(13)関連する変更インデックスおよびデータ・ベクトルの限られた数の最新の対が保管される、上記(10)に記載の方法。
(14)前記要求元装置に既知の最新の変更インデックスが、もはや保管されていない時に、前記要求元装置が、前記実施されたポートのすべてが構成変更によって影響されたことを知らされる、上記(13)に記載の方法。
(15)前記照会と実質的に同時に、前記要求元装置に既知の前記最新の変更インデックス値を、前記要求元装置から前記スイッチに渡すステップ
をさらに含む、上記(10)に記載の方法。
(16)前記要求元装置に既知の前記最新の変更インデックス値を前記スイッチ内で保管するステップと、
ポート構成変更が識別される最初の変更インデックス値を識別するために前記保管された変更インデックス値を使用するステップと
をさらに含む、上記(15)に記載の方法。
(17)入出力ネットワーク交換装置であって、
それぞれが外部データ処理装置と通信することができる、複数の通信ポートと、
前記複数の通信ポート通信し、さらに、要求元装置と通信することができる、スイッチ・プロセッサと、
前記スイッチ・プロセッサからアクセス可能なポート構成ヒストリ・データ構造であって、前記ポート構成ヒストリ・データ構造が、変更インデックス値および変更データ・ベクトルの関連付けられた対を含み、前記関連付けられた対のそれぞれが、ポート構成変更イベントに関係し、前記変更インデックス値のそれぞれが、前記ポート構成ヒストリ・データ構造に、前記関係するポート構成変更イベントに対応するインデックスを与え、前記変更データ・ベクトルのそれぞれが、前記複数の通信ポートのうちで前記関係するポート構成変更イベントによって影響される特定の通信ポートを識別する、ポート構成ヒストリ・データ構造と、
ポート構成変更イベントに応答して、前記変更インデックス値の現行値を1つだけ増分する、増分ユニットと、
前記スイッチ・プロセッサからアクセス可能なポート構成データであって、前記ポート構成データが、ポート構成変更イベントに応答して、それに関連して前記変更データ・ベクトルの1つを作成するために前記スイッチ・プロセッサによって使用され、前記スイッチ・プロセッサが、前記ポート構成ヒストリ・データ構造内の前記関連付けられた対の1つとして、前記増分された変更インデックス値および前記変更データ・ベクトルの前記1つを保管する、ポート構成データと、
構成ヒストリ要約ユニットであって、前記要求元装置からの照会に応答して、前記構成ヒストリ要約ユニットが、前記要求元装置に既知の最新の変更インデックス値より新しい変更インデックス値に関連する1つまたは複数の変更データ・ベクトル内の構成変更によって影響されたものとして前に識別されたすべてのポートを識別する要約ベクトルを作成し、前記要約ベクトルを、前記照会に応答して前記要求元装置へ通信することができる、構成ヒストリ要約ユニットと
を含む装置。
(18)前記要求元装置が、ホスト・プロセッサである、上記(17)に記載の装置。
(19)前記要求元装置が、第2入出力ネットワーク交換装置である、上記(17)に記載の装置。
(20)前記入出力交換装置が、ESCONディレクタである、上記(17)に記載の装置。
(21)前記入出力交換装置が、FICONディレクタである、上記(17)に記載の装置。
(22)前記要求元装置が、交換ストレージ環境を管理する処理である、上記(17)に記載の装置。
(23)前記要求元装置が、SANマネージャである、上記(22)に記載の装置。
(24)前記外部データ処理装置が、ホスト・プロセッサ、入出力装置コントローラ、およびもう1つの入出力ネットワーク交換装置からなる群から選択される、上記(17)に記載の装置。
(25)要求元装置と通信する交換入出力ネットワーク内の構成変更について前記要求元装置に知らせる方法を実行するために計算機によって実行可能な命令の少なくとも1つのプログラムを有形に実施する、計算機によって可読の少なくとも1つのプログラム記憶装置であって、前記方法が、
前記要求元装置と通信するスイッチを初期化するステップであって、前記スイッチが、複数の通信ポートを含み、前記初期化が、初期変更インデックス値をセットするステップと、前記複数のポートの初期構成に関連して前記変更インデックス値を保管するステップとを含む、ステップと、
後続の構成変更に応答して前記変更インデックスを増分するステップと、
前記後続の構成変更に応答してデータ・ベクトルを作成するステップであって、前記データ・ベクトルが、前記複数のポートのうちで前記後続の構成変更によって影響されるポートのそれぞれを識別する、ステップと、
前記増分された変更インデックスに関連して前記データ・ベクトルを保管するステップと、
前記要求元装置に既知の最新の変更インデックス値より新しい変更インデックス値に関連する1つまたは複数のデータ・ベクトル内の構成変更によって影響されたものとして前に識別されたすべてのポートを前記要求元装置に識別することによって、前記要求元装置からの照会に応答するステップと
を含む、少なくとも1つのプログラム記憶装置。
(26)前記初期化するステップが、さらに、
前記複数のポートの現行構成を判定するステップと、
前記現行構成を記述するポート構成情報を保管するステップと
を含む、上記(25)に記載の少なくとも1つのプログラム記憶装置。
(27)前記保管されたポート構成情報の少なくとも一部を前記要求元装置に通信するステップと、
前記通信されたポート構成情報を前記要求元装置内で保管するステップと
をさらに含む、上記(26)に記載の少なくとも1つのプログラム記憶装置。
(28)前記後続の構成変更を反映するために前記保管された構成情報を更新するステップと、
前記更新された構成情報を保管するステップと
をさらに含む、上記(26)に記載の少なくとも1つのプログラム記憶装置。
(29)前記更新されたポート構成情報の少なくとも一部を前記要求元装置に通信するステップと、
前記通信されたポート構成情報を前記要求元装置内で保管するステップと
をさらに含む、上記(28)に記載の少なくとも1つのプログラム記憶装置。
(30)関連する変更インデックスおよびデータ・ベクトルの限られた数の最新の対が保管される、上記(25)に記載の少なくとも1つのプログラム記憶装置。
(31)前記要求元装置に既知の最新の変更インデックスが、もはや保管されていない時に、前記要求元装置が、前記複数のポートのすべてが構成変更によって影響されたことを知らされる、上記(30)に記載の少なくとも1つのプログラム記憶装置。
(32)前記照会と実質的に同時に、前記要求元装置に既知の前記最新の変更インデックス値を、前記要求元装置から前記スイッチに渡すステップをさらに含む、上記(25)に記載の少なくとも1つのプログラム記憶装置。
(33)前記要求元装置に既知の前記最新の変更インデックス値を前記スイッチ内で保管するステップと、
ポート構成変更が識別される最初の変更インデックス値を識別するために前記保管された変更インデックス値を使用するステップと
をさらに含む、上記(32)に記載の少なくとも1つのプログラム記憶装置。
(34)前記スイッチがヒストリ・バッファ特徴をサポートすることを、前記応答の前に前記要求元装置に知らせるステップをさらに含む、上記(25)に記載の少なくとも1つのプログラム記憶装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】好ましい実施形態が実施されるコンピューティング環境を示す図である。
【図2】本発明の好ましい実施形態によるスイッチを示す図である。
【図3】本発明の代替実施形態のさまざまな態様を示す図である。
【図4】本発明の代替実施形態のさまざまな態様を示す図である。
【図5】本発明の好ましい実施形態のTest Keyチャネル・コマンド・ワード(CCW)に含まれるデータのフィールドを示す図である。
【図6】本発明の好ましい実施形態のRead History Summary CCWに含まれるデータのフィールドを示す図である。
【図7】本発明の好ましい実施形態のNo Operation CCWに含まれるデータのフィールドを示す図である。
【図8】本発明の好ましい実施形態のコマンド・チェーニングを示す図である。
【図9】本発明の好ましい実施形態のスイッチに保管されるデータのフィールドを示す図である。
【図10】本発明の好ましい実施形態による、スイッチ内で実行される処理の概要を示す図である。
【図11】本発明の好ましい実施形態による、要求元装置内で実行される処理の概要を示す図である。
【図12】本発明の好ましい実施形態による、要求元装置を初期化するのに使用される論理を示す図である。
【図13】本発明の好ましい実施形態による、内部スイッチ・テーブルを更新するために要求元装置によって使用される論理を示す図である。
【図14】本発明の好ましい実施形態による、スイッチ・レコードを更新するために要求元装置によって使用される論理を示す図である。
【図15】本発明の好ましい実施形態による、スイッチを初期化するのに使用される論理を示す図である。
【図16】本発明の好ましい実施形態による、ポート構成変更に応答してスイッチによって使用される論理を示す図である。
【図17】本発明の好ましい実施形態による、キー・カウンタを増分するためにスイッチによって使用される論理を示す図である。
【図18】本発明の好ましい実施形態による、Test Key CCWを処理するのに使用される論理を示す図である。
【図19】本発明の好ましい実施形態による、Read History Summary CCWを処理するのに使用される論理を示す図である。
【図20】本発明の好ましい実施形態による、要求元装置内に保管されるポート構成データ構造およびフィールドを示す図である。
【図21】本発明の好ましい実施形態による、ノード記述子データ構造を示す図である。
【図22】本発明の好ましい実施形態による、Test Key and Increment CCWの処理を示す図である。
【図23】本発明の好ましい実施形態による、ポート状態変更処理を示す図である。
【符号の説明】
350 スイッチ処理の概要
352 スイッチを初期化するステップ
354 ポート構成変更またはスイッチ・コマンドを待つステップ
355 キー・カウンタを増分するステップ
356 ポート状態変更処理を実行するステップ
358 コマンドを選択するステップ
362 Test Key and Incrementの処理を実行するステップ
366 Test Key処理を実行するステップ
370 Read History Summary処理を実行するステップ
374 ポート状態変更コマンド処理を実行するステップ
376 従来のコマンド処理を実行するステップ
378 ホストに応答するステップ

Claims (34)

  1. 要求元装置と通信する交換入出力ネットワーク内の構成変更について前記要求元装置に知らせる方法であって、
    前記要求元装置と通信するスイッチを初期化するステップであって、前記スイッチが、複数の通信ポートを含み、前記初期化が、初期変更インデックス値をセットするステップと、実施されたポートを識別する初期データ・ベクトルを作成するステップと、前記初期データ・ベクトルに関連して前記変更インデックス値を保管するステップとを含む、ステップと、
    後続の構成変更に応答して前記変更インデックスを増分するステップと、
    前記後続の構成変更に応答してデータ・ベクトルを作成するステップであって、前記データ・ベクトルが、前記複数のポートのうちで前記後続の構成変更によって影響されるポートのそれぞれを識別する、ステップと、
    前記増分された変更インデックスに関連して前記データ・ベクトルを保管するステップと、
    前記要求元装置に既知の最新の変更インデックス値より新しい変更インデックス値に関連する1つまたは複数のデータ・ベクトル内の構成変更によって影響されたものとして前に識別されたすべてのポートを前記要求元装置に識別することによって、前記要求元装置からの照会に応答するステップと
    を含む方法。
  2. 前記初期化するステップが、さらに、
    前記複数のポートの現行構成を判定するステップと、
    前記現行構成を記述するポート構成情報を保管するステップと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記保管されたポート構成情報の少なくとも一部を前記要求元装置に通信するステップと、
    前記通信されたポート構成情報を前記要求元装置内で保管するステップと
    をさらに含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記後続の構成変更を反映するために前記保管された構成情報を更新するステップと、
    前記更新された構成情報を保管するステップと
    をさらに含む、請求項2に記載の方法。
  5. 前記更新されたポート構成情報の少なくとも一部を前記要求元装置に通信するステップと、
    前記通信されたポート構成情報を前記要求元装置内で保管するステップと
    をさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. 関連する変更インデックスおよびデータ・ベクトルの限られた数の最新の対が保管される、請求項1に記載の方法。
  7. 前記要求元装置に既知の最新の変更インデックスが、もはや前記スイッチによって保管されていない時に、前記要求元装置が、前記実施されたポートのすべてが構成変更によって影響されたことを知らされる、請求項6に記載の方法。
  8. 前記照会と実質的に同時に、前記要求元装置に既知の前記最新の変更インデックス値を、前記要求元装置から前記スイッチに渡すステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記要求元装置に既知の前記最新の変更インデックス値を前記スイッチ内で保管するステップと、
    ポート構成変更が識別される最初の変更インデックス値を識別するために前記保管された変更インデックス値を使用するステップと
    をさらに含む、請求項8に記載の方法。
  10. 要求元装置と通信する交換入出力ネットワーク内の構成変更について前記要求元装置に知らせる方法であって、
    前記要求元装置との通信を処理するスイッチを初期化するステップであって、前記スイッチが、複数の通信ポートを含み、前記初期化が、現行ポート構成を判定するステップと、前記現行ポート構成を記述するポート構成情報を保管するステップと、初期変更インデックス値をセットするステップと、実施されたポートを識別する初期データ・ベクトルを作成するステップと、前記初期データ・ベクトルに関連して前記変更インデックス値を保管するステップとを含む、ステップと、
    前記ポート構成を変更するステップと、
    前記変更されたポート構成を記述するために前記保管されたポート構成情報を更新するステップと、
    前記更新されたポート構成情報を保管するステップと、
    前記構成変更に応答して前記変更インデックスを増分するステップと、
    前記複数のポートのうちで前記構成変更によって影響されたポートのそれぞれを識別するデータ・ベクトルを作成するステップと、
    前記増分された変更インデックスに関連して前記データ・ベクトルを保管するステップと、
    前記要求元装置に既知の最新の変更インデックス値より新しい変更インデックス値に関連する1つまたは複数のデータ・ベクトル内で構成変更によって影響されたものとして前に識別されたすべてのポートを前記要求元装置に識別することによって、前記要求元装置からの照会に応答するステップと
    を含む方法。
  11. 前記保管されたポート構成情報の少なくとも一部を前記要求元装置に通信するステップと、
    前記通信されたポート構成情報を前記要求元装置内で保管するステップと
    をさらに含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記更新されたポート構成情報の少なくとも一部を前記要求元装置に通信するステップと、
    前記通信されたポート構成情報を前記要求元装置内で保管するステップと
    をさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 関連する変更インデックスおよびデータ・ベクトルの限られた数の最新の対が保管される、請求項10に記載の方法。
  14. 前記要求元装置に既知の最新の変更インデックスが、もはや保管されていない時に、前記要求元装置が、前記実施されたポートのすべてが構成変更によって影響されたことを知らされる、請求項13に記載の方法。
  15. 前記照会と実質的に同時に、前記要求元装置に既知の前記最新の変更インデックス値を、前記要求元装置から前記スイッチに渡すステップ
    をさらに含む、請求項10に記載の方法。
  16. 前記要求元装置に既知の前記最新の変更インデックス値を前記スイッチ内で保管するステップと、
    ポート構成変更が識別される最初の変更インデックス値を識別するために前記保管された変更インデックス値を使用するステップと
    をさらに含む、請求項15に記載の方法。
  17. 入出力ネットワーク交換装置であって、
    それぞれが外部データ処理装置と通信することができる、複数の通信ポートと、
    前記複数の通信ポート通信し、さらに、要求元装置と通信することができる、スイッチ・プロセッサと、
    前記スイッチ・プロセッサからアクセス可能なポート構成ヒストリ・データ構造であって、前記ポート構成ヒストリ・データ構造が、変更インデックス値および変更データ・ベクトルの関連付けられた対を含み、前記関連付けられた対のそれぞれが、ポート構成変更イベントに関係し、前記変更インデックス値のそれぞれが、前記ポート構成ヒストリ・データ構造に、前記関係するポート構成変更イベントに対応するインデックスを与え、前記変更データ・ベクトルのそれぞれが、前記複数の通信ポートのうちで前記関係するポート構成変更イベントによって影響される特定の通信ポートを識別する、ポート構成ヒストリ・データ構造と、
    ポート構成変更イベントに応答して、前記変更インデックス値の現行値を1つだけ増分する、増分ユニットと、
    前記スイッチ・プロセッサからアクセス可能なポート構成データであって、前記ポート構成データが、ポート構成変更イベントに応答して、それに関連して前記変更データ・ベクトルの1つを作成するために前記スイッチ・プロセッサによって使用され、前記スイッチ・プロセッサが、前記ポート構成ヒストリ・データ構造内の前記関連付けられた対の1つとして、前記増分された変更インデックス値および前記変更データ・ベクトルの前記1つを保管する、ポート構成データと、
    構成ヒストリ要約ユニットであって、前記要求元装置からの照会に応答して、前記構成ヒストリ要約ユニットが、前記要求元装置に既知の最新の変更インデックス値より新しい変更インデックス値に関連する1つまたは複数の変更データ・ベクトル内の構成変更によって影響されたものとして前に識別されたすべてのポートを識別する要約ベクトルを作成し、前記要約ベクトルを、前記照会に応答して前記要求元装置へ通信することができる、構成ヒストリ要約ユニットと
    を含む装置。
  18. 前記要求元装置が、ホスト・プロセッサである、請求項17に記載の装置。
  19. 前記要求元装置が、第2入出力ネットワーク交換装置である、請求項17に記載の装置。
  20. 前記入出力交換装置が、ESCONディレクタである、請求項17に記載の装置。
  21. 前記入出力交換装置が、FICONディレクタである、請求項17に記載の装置。
  22. 前記要求元装置が、交換ストレージ環境を管理する処理である、請求項17に記載の装置。
  23. 前記要求元装置が、SANマネージャである、請求項22に記載の装置。
  24. 前記外部データ処理装置が、ホスト・プロセッサ、入出力装置コントローラ、およびもう1つの入出力ネットワーク交換装置からなる群から選択される、請求項17に記載の装置。
  25. 要求元装置と通信する交換入出力ネットワーク内の構成変更について前記要求元装置に知らせる方法を実行するために計算機によって実行可能な命令の少なくとも1つのプログラムを有形に実施する、計算機によって可読の少なくとも1つのプログラム記憶装置であって、前記方法が、
    前記要求元装置と通信するスイッチを初期化するステップであって、前記スイッチが、複数の通信ポートを含み、前記初期化が、初期変更インデックス値をセットするステップと、前記複数のポートの初期構成に関連して前記変更インデックス値を保管するステップとを含む、ステップと、
    後続の構成変更に応答して前記変更インデックスを増分するステップと、
    前記後続の構成変更に応答してデータ・ベクトルを作成するステップであって、前記データ・ベクトルが、前記複数のポートのうちで前記後続の構成変更によって影響されるポートのそれぞれを識別する、ステップと、
    前記増分された変更インデックスに関連して前記データ・ベクトルを保管するステップと、
    前記要求元装置に既知の最新の変更インデックス値より新しい変更インデックス値に関連する1つまたは複数のデータ・ベクトル内の構成変更によって影響されたものとして前に識別されたすべてのポートを前記要求元装置に識別することによって、前記要求元装置からの照会に応答するステップと
    を含む、少なくとも1つのプログラム記憶装置。
  26. 前記初期化するステップが、さらに、
    前記複数のポートの現行構成を判定するステップと、
    前記現行構成を記述するポート構成情報を保管するステップと
    を含む、請求項25に記載の少なくとも1つのプログラム記憶装置。
  27. 前記保管されたポート構成情報の少なくとも一部を前記要求元装置に通信するステップと、
    前記通信されたポート構成情報を前記要求元装置内で保管するステップと
    をさらに含む、請求項26に記載の少なくとも1つのプログラム記憶装置。
  28. 前記後続の構成変更を反映するために前記保管された構成情報を更新するステップと、
    前記更新された構成情報を保管するステップと
    をさらに含む、請求項26に記載の少なくとも1つのプログラム記憶装置。
  29. 前記更新されたポート構成情報の少なくとも一部を前記要求元装置に通信するステップと、
    前記通信されたポート構成情報を前記要求元装置内で保管するステップと
    をさらに含む、請求項28に記載の少なくとも1つのプログラム記憶装置。
  30. 関連する変更インデックスおよびデータ・ベクトルの限られた数の最新の対が保管される、請求項25に記載の少なくとも1つのプログラム記憶装置。
  31. 前記要求元装置に既知の最新の変更インデックスが、もはや保管されていない時に、前記要求元装置が、前記複数のポートのすべてが構成変更によって影響されたことを知らされる、請求項30に記載の少なくとも1つのプログラム記憶装置。
  32. 前記照会と実質的に同時に、前記要求元装置に既知の前記最新の変更インデックス値を、前記要求元装置から前記スイッチに渡すステップをさらに含む、請求項25に記載の少なくとも1つのプログラム記憶装置。
  33. 前記要求元装置に既知の前記最新の変更インデックス値を前記スイッチ内で保管するステップと、
    ポート構成変更が識別される最初の変更インデックス値を識別するために前記保管された変更インデックス値を使用するステップと
    をさらに含む、請求項32に記載の少なくとも1つのプログラム記憶装置。
  34. 前記スイッチがヒストリ・バッファ特徴をサポートすることを、前記応答の前に前記要求元装置に知らせるステップをさらに含む、請求項25に記載の少なくとも1つのプログラム記憶装置。
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