JP3702006B2 - ガス監視システム - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は加入者電話回線を利用するガス監視システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のガス監視システムは、各需要家の加入電話を利用して、ガス使用量の自動検針、ガス漏れや生ガス発生の検出のための圧力計の読み込み、ガス元栓の開閉等を、深夜や早朝など需要家の電話使用と衝突しない時間帯に行うものである。図1は従来例及び本発明に共通のシステム系統図を示したもので、先ずガス監視センター1から特定の電話番号で受信側交換機21に配備されているNRT装置22を選択し、続いて需要家の加入者電話番号を選択すると、交換機21から需要家へ通常(400Hz:16Hz変調)とは異なる周波数(2080Hzあるいはプッシュボタン信号周波数)の呼出信号が送られ、需要家の電話機4を鳴動させることなく端末NCU5に着信する。図5は上記システムに使用される端末NCU5の内部回路図を示したもので、ノーリンギング検出回路8において呼出信号により通常通話かNRT(ノーリンギング回線)を用いた通話かを判別して、NRT通話の場合は信号処理回路9の入力ゲートをオンにして、マイコン式ガスメータ(通称マイコンメータ)2と監視センター1間でデータの送受を行い、ガス使用量の自動検針等を行う。なお電話機遮断用リレー12の接点12aは閉成したままにしておき、NRT通信中であっても需要家からの電話発信があったときは、直ちにNRT通信を遮断することにより、需要家の電話利用を優先させている。またマイコンメータ2からセンター1側を呼び出して通信を行う場合には、電話機遮断用リレー12aを閉じて、通常通話を利用するようになっている。図中13はノイズフィルタである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般家庭において、長期外出時におけるガス元栓の開閉あるいは感震器作動後の開栓などは、通常需要家自身が手動で行っているが、機器の操作に不慣れな需要家のために、上述のガス監視システムを利用し、電話依頼に応じてガス監視センターから電話回線を使った遠隔操作により元栓を開閉するサービスを行っている。しかしこのサービスは、いちいち依頼者の電話番号を確認し、一旦電話を切った上でNRT回線を使って遠隔操作を行うものであるから、著しく手間がかかり、特に地震発生直後などには電話回線が混雑する上に要員が不足するという問題があった。本発明はかかる問題点に鑑み、需要家が自身で電話機から元栓の開閉操作を行うことができるようなこの種のシステムを提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明によるガス監視システムは、図1〜2に示すように、監視センター1と一般需要家のマイコンメータ2間のデータの送受信を、各需要家の加入者電話回線3を利用して、需要家の電話機を鳴動させない所謂ノーリンギング(NRT)通信により行う方式のガス監視システムにおいて、局線3からの呼出信号を判別してマイコンメータ2と需要家の電話機4との自動切換えを行う機能を備えた端末NCU(網制御装置)5に、需要家の電話機4から発信される選択信号の最上位から複数桁を判別して、特定番号を判別したとき局線3への接続を切断すると共に、端末NCU5へNRT通信と類似した制御用信号を送出してガス元栓を開閉せしめるための制御回路6を付設した点に特徴を有するものである。
【0005】
【作用】
上述の構成において、いま制御回路6が需要家の電話機4から発信される選択信号(電話番号)の上位複数桁を判別して、それが予め設定されている特定番号と一致した場合には、局線遮断用リレー接点7aを切断して交換機21側への発呼を中断すると共に、ノーリンギング通信に用いられている呼出信号に類似した疑似呼出信号と必要な制御信号を端末NCU5へ送って、ノーリンギング検出回路8により信号処理回路9の入力ゲート10aを開通させ、あるいは図4の実施例に示すように、別途元栓制御用として割り当てられている端末器11に信号を送って、ガス元栓の開閉操作を行わせる。また需要家の電話機4からの選択信号が特定番号と一致しない場合には、制御回路6は作動せず、交換機21を通じて通常の通話が行われる。更に局線3側から着信信号があった場合にも、呼出信号がリンギング周波数(400Hz:16Hz変調)であるか又はノーリンギング周波数(通常2080Hzあるいはプッシュボタン信号周波数が用いられる)であるかに拘らず、制御回路6は作動しない。
【0006】
【実施例】
図1〜4は本発明によるガス監視システムの一実施例を示したもので、監視センター1と一般需要家のマイコンメータ2間のデータの送受信を、各需要家の加入者電話回線3を利用して行うものであり、まずセンター1から一般電話回線によって受信側交換機21に併設されているNRT装置22を呼び出し、NRT装置22から返送される第2ダイヤル要求信号を待って需要家の電話番号をダイヤルすると、交換機21から需要家へノーリンギング呼出信号(例えばプッシュボタン信号の「5」)が送られ、需要家の電話機4を鳴動させずに、端末NCU5に着信する。端末NCU5では、ノーリンギング検出回路8がノーリンギング呼出信号を検知して、直ちに信号処理回路9の入力ゲート10aを開き、モデム10を介してマイコンメータ2と監視センター1間におけるデータ通信を可能にする。データ通信の内容は、例えばセンターからの指令による自動検針すなわちガス流量積算計の読み取り、ガス元栓の一定時間の閉塞操作とその間の圧力計の読み取りによるガス漏れ検知、圧力測定や連続ガス使用時間測定などによる異常の検出、ガス使用量の時間的乃至季節的分布データの採取、各種設定値の変更などである。
【0007】
制御回路6は、図3に示すように、端末NCU5のノーリンギング検出回路8と局線接続端子との間に接続されるもので、需要家が自宅の電話機4から直接マイコンメータ2を制御してガス元栓の開閉を行うためのものであり、需要家の電話機4から発信される選択信号の最上位から複数桁を判別する選択信号判別部15と、この選択信号判別部15によって特定番号を判別したとき、局線3への接続を切断する局線遮断用リレー駆動部7と、局線を遮断したのち端末NCU5へノーリンギング呼出信号を送出するノーリンギング信号送出部や、ノーリンギング呼出に対する応答信号を受けて制御用データを送出するためのモデム等よりなる信号処理部16などで構成されている。この制御回路6は、外部からかかってくるリンギングあるいはノーリンギング呼出信号によっては作動せず、需要家の電話機4からの発呼信号(受話器を外した信号)と選択信号(ダイヤル信号)、あるいはマイコンメータ2側から監視センター1を呼び出す場合に端末CPU5から送出される選択信号を検知し、選択信号を構成する電話番号の上位3桁が特定の番号例えば「000」のとき、リレー17によって局線3側の接続を遮断すると共に電話機4へ応答信号を出し、続いて電話機4からダイヤルされる番号が例えば「1」の場合はガス元栓「閉」、「2」の場合はガス元栓「開」として認識して、マイコンメータ2側へ所定の制御用信号を伝送するのである。
【0008】
上記実施例(図3)では、ガス元栓を開閉するために制御回路6から送出される制御用信号は、ノーリンギング呼出信号(例えばプッシュボタン信号「5」を表わす770Hz及び1336Hz)と同一の周波数による疑似呼出信号及びモデムを通じて送受するデジタルデータ信号であり、まず疑似呼出信号によって信号処理回路9の入力ゲート10aが開通し、次にデータ通信によってマイコンメータ2へ元栓制御機能が作動させられるようになっている。また図4は本発明の他の実施例を示したもので、制御回路6からマイコンメータ2側へ送出される制御用信号としてデータ通信機能を呼び出すためのノーリンギング疑似呼出信号(PB信号「5」)とは異なった周波数の疑似呼出信号(例えばプッシュボタン信号の「1」を表わす697Hz及び1209Hzを元栓「開」、「2」を表わす697Hz及び1336Hzを元栓「閉」として使用する)を使用し、ノーリンギング検出回路8では3種類の呼出信号を判別し、元栓制御用信号の場合は元栓開閉用端末器11へ信号を送ることによって、モデム10を通さずに元栓の開閉機能を指定するようにしたものであり、このようにすれば、制御回路6中にモデム部が不要となるなど、システム構成を簡略化することができる。
【0009】
【発明の効果】
本発明によれば上述のように、公衆回線を利用して一般家庭のガスメータの自動検針や異常検出等を行っているガス監視システムにおいて、需要家の電話機4とマイコン式ガスメータ2との切り換えを行っている端末NCU5に簡単な制御回路6を付加するのみで、需要家の長期外出時などのガス元栓の開閉あるいは感震器作動後の開栓などを、需要家の電話機4のダイヤル操作のみで行うことができ、従ってガス元栓の設置場所を知らなかったり、ガス栓と水道栓の区別ができないような需要家でも、きわめて容易にガス元栓の開閉を行うことができるという利点がある。また従来は感震器作動後などに、ガス監視センター1が需要家からの電話依頼に応じて電話回線により元栓開閉サービスを行っていたので、いちいち依頼者の電話番号を確認し、一旦電話を切った上でNRT回線を使ってマイコンメータの遠隔操作を行う必要があって、著しく手間がかかる上に、特に地震発生直後などには電話回線が混雑するという問題があったが、本発明によればこれらの問題を解消し得る上に、電話使用料も節減し得るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明及び従来例に共通の全体系統図。
【図2】本発明システムの一実施例のブロック図。
【図3】同上に使用する端末NCUのブロック図。
【図4】同上の要部のブロック図。
【図5】従来例の端末NCUのブロック図。
【符号の説明】
1 ガス監視センター
2 マイコン式ガスメータ
3 加入者電話回線あるいは局線
4 電話機
5 端末NCU(網制御装置)
6 制御回路
7 局線遮断用リレー
8 ノーリンギング検出回路
9 信号処理回路
10 モデム
11 元栓開閉用端末器
12 電話機遮断用リレー
13 ノイズフィルタ
14 トーンダイヤラ
15 選択信号判別部
16 信号処理部
Claims (1)
- ガス監視センターと一般需要家のマイコン式ガスメータ間の制御用通信を、各需要家の加入電話回線を利用して、需要家の電話機を鳴動させないノーリンギング(NRT)通信により行う方式のガス監視システムにおいて、局線からの呼出信号を判別してガスメータと需要家の電話機との自動切換えを行う機能を備えた端末NCUに、需要家の電話機から発信される選択信号の最上位から複数桁を判別する手段と、該判別手段により特定番号を判別したときに、局線への接続を切断すると共に、端末NCUへNRT通信と類似したガス元栓開閉用の制御用信号を送出する手段とを備えた制御回路を付設して成るガス監視システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15837195A JP3702006B2 (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | ガス監視システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15837195A JP3702006B2 (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | ガス監視システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JPH08326998A JPH08326998A (ja) | 1996-12-10 |
| JP3702006B2 true JP3702006B2 (ja) | 2005-10-05 |
Family
ID=15670243
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| JP (1) | JP3702006B2 (ja) |
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1995
- 1995-05-31 JP JP15837195A patent/JP3702006B2/ja not_active Expired - Fee Related
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