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JP3705082B2 - エアーマッサージ器 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアーマッサージ器に関し、詳しくは、シートを多重に溶着して空気室を形成する場合に、多重シートの各溶着部の強度をほぼ等しくして各空気室の強度をほぼ等しくしようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、多重の空気室を形成する際に、シートを重ねた多重シートを同一箇所において溶着するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、シートを重ねた多重シートを同一箇所において溶着する場合に、各シートの溶融状態を均一にし難いことから、各シート間の溶着部の強度を等しくすることができず、溶着部の強度にばらつきが生じ、この結果、エアーマッサージ器における空気室の寿命が短いものとなっていた。
【0004】
又、従来のエアーマッサージ器においては、空気室の形成する対向するシートの厚さが等しいものであることから、内外のシートが等しく膨張して空気室を膨張させる場合に多量の空気を必要とするものである。
【0005】
更に、空気室を構成するシートが密着してエアーが入り難いものとなっていた。
【0006】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、シートを多重に溶着して空気室を形成する場合に、多重シートの各溶着部の強度をほぼ等しくして多重の空気室の強度をほぼ等しくすることを主たる目的とし、又、空気室を外に膨張させるための空気量を少なくすることを他の目的とし、更に、空気室を構成するシートが密着することがないようにして空気室にエアーを円滑に供給することができるようにすることを更に他の目的とするエアーマッサージ器を提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1においては、エアーの供給、排気により膨張、収縮する複数の空気室1a、1bと、その外側のクリップ板2と、これらが内装された帯部3と、各空気室1a、1bにエアーを供給する加圧ポンプ4と、エアー供給する空気室1a、1bを切り替える切替弁5と、各空気室1a、1bからエアーを排出する排気弁6と、各空気室1a、1bの膨張、収縮によるマッサージ動作を制御する制御回路7と、マッサージ動作を操作するための操作部8で構成され、前記帯部3を施療部位に装着してマッサージをおこなうマッサージ器であって、空気室1aの外側のシート9aの厚みを内側のシート9bの厚みより厚くし、空気室1aの外側に一側方が開放されて前記帯部3の端部が差し込まれるポケット用のシート9cを配し、ポケット用のシート9cを含む各シート9a、9b、9cの外周溶着部10a、10bは一枚毎外方へずらして溶着してあることを特徴とするものである。このような構成によれば、多重に溶着した各シート9a、9b、9cの外周溶着部10a、10bは一枚毎に外方にずれていて、各外周溶着部10a、10bにおいては、二枚ずつの溶着となり、従来のように弱い強度の部分が生じるのを防止することができ、したがって、多重の空気室1aを備えたエアーマッサージ器の空気室1aの強度を安定化させることができる。
【0008】
また、請求項1においては、空気室1aの外側に一側方が開放されて帯部3の端部が差し込まれるポケット用のシート9cを空気室1aの溶着部11の外周端に溶着していることを特徴とするものである。このような構成によれば、空気室1aの溶着に影響を与えないで所定の溶着強度を保ちながら、ポケット用のシート9cの溶着を強度を維持しておこなうことができる。
【0009】
更に、請求項1においては、空気室1aの外側のシート9aの厚みが内側のシート9bの厚みより厚くしてあることを特徴とするものである。このような構成によれば、身体側の内側の薄いシート9bが外側の厚いシート9aに比べてより多く膨張することから、充分な押圧力をえながら空気量を少なくすることができる。
【0010】
請求項2においては、多重に溶着される各シート9a、9b、9cのうち、対向して接するシート9a、9bの面の少なくとも一方が梨地の凹凸面12に形成されていることを特徴とするものである。このような構成によれば、各空気室1a、1bのシート9a、9bは密着することがなく、空気室1a、1bへの空気の供給を円滑におこなうことができる。
【0011】
請求項3においては、多重に溶着される各シート9a、9b、9cの片面が梨地の凹凸面12に形成され、梨地の凹凸面12と鏡面側とを交互に重ねることを特徴とするものである。このような構成によれば、製造工程において加工前にシート9a、9b、9cを重ねて置いたり、加工の後、部品を重ねて置く際にも部品同士がひっつくことがなく、作業を簡単におこなうことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は一部破断した概略斜視図である。図2は帯部の斜視図である。図3は図2のX−X線断面図である。
【0013】
エアーマッサージ器Aは、例えば、人体のふくらはぎに装着してエアーにより空気室1a、1bを膨張・収縮してマッサージをおこなうものである。以下、詳述する。
【0014】
エアーマッサージ器Aは、エアーの供給、排気により膨張、収縮する複数の空気室1a、1bと、その外側のクリップ板2と、これらが内装された帯部3と、各空気室1a、1bにエアーを供給する加圧ポンプ4と、エアー供給する空気室1a、1bを切り替える切替弁5と、各空気室1a、1bからエアーを排出する排気弁6と、各空気室1a、1bの膨張、収縮によるマッサージ動作を制御する制御回路7と、マッサージ動作を操作するための操作部8で構成されている。しかして、帯部3をふくらはぎ等の施療部位に装着してマッサージをおこなうものである。符号13はホースであり、加圧ポンプ4からの圧力エアーを空気室1a、1bへと供給するものである。14は操作器本体である。
【0015】
エアーマッサージ器Aの空気室1a、1bはシート9a、9b、9cを多重に溶着して構成されている。具体的には、図3に示すように、外側のシート9aと内側のシート9bとを溶着し、この外周溶着部10aよりも外側においてポケット用のシート9cを溶着するのである。しかして、シート9a、9b、9cを多重に溶着する際に、外周溶着箇所10a、10bは一枚毎外方へずらして溶着するのであり、各外周溶着部10a、10bにおいては、二枚ずつの溶着となり、各溶着部10a、10bの強度をほぼ等しくできるのである。つまり、従来のように弱い強度の部分が生じるのを防止するのであり、空気室1aを備えたエアーマッサージ器の空気室1aの強度を安定化させるものである。
【0016】
ところで、実施の形態においては、上述のように、空気室1aは一層で、空気室1aの外側に一側方が開放されて帯部3の端部が差し込まれるポケット用のシート9cを空気室1aの溶着部11の外周端に溶着しているのであり、空気室1aの溶着に影響を与えないで所定の溶着強度を保ちながら、ポケット用のシート9cの溶着を強度を維持しておこなうものである。
【0017】
更に、実施の形態においては、外側のシート9aの厚みが内側のシート9bの厚みより厚くしてあり、身体側の内側の薄いシート9bが外側の厚いシート9aに比べてより多く膨張するのであり、充分な押圧力をえながら空気量を少なくすることができるものである。外側のシート9aの厚みは例えば0.3mmであり、内側のシート9bの厚みは例えば0.2mmである。
【0018】
図4は他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0019】
本実施の形態においては、多重に溶着される各シート9a、9b、9cのうち、対向して接するシート9a、9bの面の少なくとも一方、具体的には内側のシート9aの内面が梨地の凹凸面12に形成されているものである。
【0020】
本実施の形態においては、各空気室1aのシート9a、9bは密着することがなく、空気室1aへの空気の供給を円滑におこなうことができるものである。
【0021】
図5は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0022】
本実施の形態においては、溶着される各シート9a、9bの片面が梨地の凹凸面12に形成され、梨地の凹凸面12と鏡面側とを交互に重ねたものである。
【0023】
本実施の形態においては、製造工程において加工前にシート9a、9bを重ねて置いたり、加工の後、部品を重ねて置く際にも、凹凸面12と鏡面とが当接するのであり、部品同士がひっつくことがなく、作業を簡単におこなうことができるものである。
【0024】
尚、図5においては、一層の空気室1aとしたが、多層の空気室1aにする場合に、より効果的となるものである。
【0025】
【発明の効果】
請求項1においては、エアーの供給、排気により膨張、収縮する複数の空気室と、その外側のクリップ板と、これらが内装された帯部と、各空気室にエアーを供給する加圧ポンプと、エアー供給する空気室を切り替える切替弁と、各空気室からエアーを排出する排気弁と、各空気室の膨張、収縮によるマッサージ動作を制御する制御回路と、マッサージ動作を操作するための操作部で構成され、前記帯部を施療部位に装着してマッサージをおこなうマッサージ器であって、空気室の外側のシートの厚みを内側のシートの厚みより厚くし、空気室の外側に一側方が開放されて前記帯部の端部が差し込まれるポケット用のシートを配し、ポケット用のシートを含む各シートの外周溶着部は一枚毎外方へずらして溶着してあるから、多重に溶着した各シートの外周溶着部は一枚毎に外方にずれていて、各外周溶着部においては、二枚ずつの溶着となり、従来のように弱い強度の部分が生じるのを防止することができ、したがって、多重の空気室を備えたエアーマッサージ器の空気室の強度を安定化させることができるという利点がある。
【0026】
また、請求項1においては、空気室の外側に一側方が開放されて帯部の端部が差し込まれるポケット用のシートを空気室の溶着部の外周端に溶着しているから、空気室の溶着に影響を与えないで所定の溶着強度を保ちながら、ポケット用のシートの溶着を強度を維持しておこなうことができるという利点がある。
【0027】
更に、請求項1においては、空気室の外側のシートの厚みが内側のシートの厚みより厚くしてあるから、身体側の内側の薄いシートが外側の厚いシートに比べてより多く膨張することから、充分な押圧力をえながら空気量を少なくすることができるという利点がある。
【0028】
請求項2においては、請求項1の構成に加えて、多重に溶着される各シートのうち、対向して接するシートの面の少なくとも一方が梨地の凹凸面に形成されているから、請求項1の効果に加えて、各空気室のシートは密着することがなく、空気室への空気の供給を円滑におこなうことができるという利点がある。
【0029】
請求項3においては、請求項2の構成に加えて、多重に溶着される各シートの片面が梨地の凹凸面に形成され、梨地の凹凸面と鏡面側とを交互に重ねるから、請求項2の効果に加えて、製造工程において加工前にシートを重ねて置いたり、加工の後、部品を重ねて置く際にも部品同士がひっつくことがなく、作業を簡単におこなうことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の一部破断した概略斜視図である。
【図2】同上の帯部の斜視図である。
【図3】図2のX−X線断面図である。
【図4】同上の他の実施の形態の断面図である。
【図5】同上の更に他の実施の形態の断面図である。
【符号の説明】
1a 空気室
1b 空気室
2 クリップ板
3 帯部
4 加圧ポンプ
5 切替弁
6 排気弁
7 制御回路
8 操作部
9a シート
9b シート
9c シート
10a 外周溶着部
10b 外周溶着部

Claims (3)

  1. エアーの供給、排気により膨張、収縮する複数の空気室と、その外側のクリップ板と、これらが内装された帯部と、各空気室にエアーを供給する加圧ポンプと、エアー供給する空気室を切り替える切替弁と、各空気室からエアーを排出する排気弁と、各空気室の膨張、収縮によるマッサージ動作を制御する制御回路と、マッサージ動作を操作するための操作部で構成され、前記帯部を施療部位に装着してマッサージをおこなうマッサージ器であって、空気室の外側のシートの厚みを内側のシートの厚みより厚くし、空気室の外側に一側方が開放されて前記帯部の端部が差し込まれるポケット用のシートを配し、ポケット用のシートを含む各シートの外周溶着部は一枚毎外方へずらして溶着して成ることを特徴とするエアーマッサージ器。
  2. 多重に溶着される各シートのうち、対向して接するシートの面の少なくとも一方が梨地の凹凸面に形成されて成ることを特徴とする請求項1記載のエアーマッサージ器。
  3. 多重に溶着される各シートの片面が梨地の凹凸面に形成され、梨地の凹凸面と鏡面側とを交互に重ねることを特徴とする請求項2記載のエアーマッサージ器。
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