JP3705902B2 - 浴槽用ヘッドレスト - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、入浴者の入浴姿勢を楽にするため浴槽本体に取付けて使用される浴槽用ヘッドレストに関する。
【従来の技術】
【0002】
近年、比較的浅底の洋式の浴槽等では、入浴者の入浴姿勢を楽にするため、浴槽本体の内面に上部から下部に向けて傾斜する傾斜面(いわゆるバックレスト)が設けられている。
【0003】
この場合、傾斜面が設けられていない浴槽に入浴した場合と比べると、傾斜面に身体を仰臥して入浴することにより、入浴者の姿勢が全身を伸ばしたリラックスした状態となる。したがって、入浴者においては、入浴中の姿勢の窮屈感が緩和されるようになった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したような従来の浴槽においては、入浴者が傾斜面に仰臥した場合、頭部についても支持を得ようとすると、傾斜面の傾斜に合わせて頭部を必要以上に後方に反らすことが必要となる。したがって、入浴者の姿勢は顎が上がった状態となってしまい、その姿勢を維持し続けると息苦しさを感じてしまう等の問題があった。
【0005】
また、頭部を傾斜面に沿わせないようにすると、頭部には支持するものがないという状態となる。したがって、この場合には、入浴者は頭部に対して無理な力を加え続ける必要があり、長時間の入浴に際しては不都合があった。
【0006】
本発明は、このような事情に対処してなされたものであり、浴槽本体内に形成された傾斜面又は天板面の一部に取付けることによって、入浴者の入浴姿勢のより自然な且つ楽な状態の形成が可能な浴槽用ヘッドレスト及び、それを取り付けた浴槽を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、浴槽用ヘッドレストに関し、本発明の上記目的は、浴槽の天板面の一部又は傾斜面上部近傍に固定される棒状の支持部材と、該支持部材に着脱自在に嵌合するように取り付けられる弾性を有するヘッドレスト本体とから構成される浴槽用ヘッドレストであって、前記ヘッドレスト本体は、前記支持部材への嵌挿を案内する案内部と、前記ヘッドレスト本体の側面のほぼ中央に位置し前記ヘッドレスト本体が嵌挿すると同時にこれを抜止め状態に保持する保持部とからなる切割溝が、長手方向に亘って設けられており、前記案内部には、切割溝の開口から前記保持部に向かって案内面が外開きテーパ状に対向して形成されており、かつ、前記対向して形成されている案内面の間隔が、前記保持部方向に向かって前記支持部材の外径よりも幅狭となるように形成されているとともに、前記支持部材が、頭部外形に沿うように湾曲していることを特徴とする浴槽用ヘッドレストによって達成される。
【0008】
また、本発明の上記目的は、前記ヘッドレスト本体を発泡材により形成することにより、或いは、前記ヘッドレスト本体の表面に滑り止め処理を施すことにより、或いは、前記ヘッドレスト本体に振動体を着脱自在に収容することによって、より効果的に達成される。
さらに、本発明の上記目的は、前記請求項1乃至4のいずれかに記載された浴槽用ヘッドレストが浴槽の天板面の一部又は傾斜面上部近傍に取り付けられたことを特徴とするヘッドレスト付き浴槽によって達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る浴槽用ヘッドレストの一実施の形態を図1〜図8に基づいて説明する。
【0010】
浴槽用ヘッドレスト1は、浴槽本体50の内面に身体の仰臥可能な傾斜面51が形成されている浴槽5に取付けされるものであって、頭部を支持するヘッドレスト本体10と、このヘッドレスト本体10を浴槽本体50に取付け可能にする支持部材20とから概略構成される。
【0011】
ヘッドレスト本体10は、少なくとも頭部Hの当接する頭部当接部11が頭部Hの外形に沿うような湾曲形状を呈していることが好ましく、本実施の形態においては、ヘッドレスト本体10の全体が湾曲形状をなして、長い円筒状に形成されている。ヘッドレスト本体10は、弾性を有する素材により成形することができ、例えばウレタンゴム等の発泡材を用いることができる。ヘッドレスト本体10の表面12には、頭部Hに対する滑り止め処理を施すことができ、本実施の形態においては、表面12の全体にわたって小さな凹凸が形成されている。表面12の下側には、長手方向にわたって切割溝14が設けられており、この切割溝14にはヘッドレスト本体10の支持部材20の嵌挿を案内する案内部15と、ヘッドレスト本体10の側面13の略中央に位置しヘッドレスト本体10が嵌挿すると同時にこれを抜止め状態で保持する保持部17とが設けられている。案内部15には、切割溝14の開口から保持部17に向かって案内面16が外開きテーパ状に対向して形成されており、この対向する案内面16の間隔は、保持部17方向に向かって支持片25の外径よりも幅狭となるように形成されている。一方、保持部17は、支持片25と略同径に形成されているとともに、常態においては保持部17の開口(案内部15との接続部)が支持片25よりも幅狭となって、支持片25からの抜止め状態を形成している。
【0012】
支持部材20は、一対の脚部21とこの脚部21から水平方向に向かって延設される支持片25とから構成されている。この脚部21はヘッドレスト本体10の両側面13の外側に位置する間隔を有し、この一対の脚部21の上部からこれらを連結するようにして支持片25が頭部外形に沿うような湾曲形状で延設されている。脚部21の下端からは、浴槽本体50への螺合を可能とする螺合部としてボルト部22が突設されている。脚部21はボルト部22とともに回動可能となっており、支持片25とは回動軸23を介して連結状態が形成されている。なお、脚部21,支持片25は、ステンレス材,合成樹脂材等ヘッドレスト本体10の支持可能な硬質素材を用いて成形することができ、表面には例えば金属材であればクロムメッキ加工をしておく等の防錆処理を施しておくことが好ましい。
【0013】
ここで、本実施の形態における浴槽5は、浴槽本体50,カバー60,支持梁70,排水機構80,浴槽支持脚90とから構成されている。
【0014】
浴槽本体50は、比較的浅底の細長形の洋式からなるものとすることができ、内面には、一方の短手側面に入浴者の入浴姿勢を楽にするため、身体を仰臥可能に傾斜した傾斜面51が設けられている。傾斜面51の傾斜角度は、浴槽底面に対して約100〜160度の範囲で設定することができ、図示するように120度前後とするのが望ましい。この傾斜面51の上部には、脚部21の対応位置にボルト部22との螺合状態を形成するナット部55が埋設固定されている。また、この浴槽本体50の内面の両長手側面には、入浴者の腕,手を載承するアームレスト52と、入浴者が手を掛けるための把手53とが設けられている。この浴槽本体50は、浴槽製造材料として広範に利用されているステンレス材,FRP(繊維強化合成樹脂材)等を用いて成形等により製造される。なお、FRPの主材として広範に使用されているポリエステルに代えてアクリル系の合成樹脂材にガラス繊維を強化したFRAを使用することができる。FRAとしては、例えば三菱レイヨン社製の製品名「PX200」を素材として用いることができる。通常使用する常温下(39〜45°C)においては耐湯性に優れ、JISの熱可塑性プラスチック浴槽(JIS−A5709)やガラス繊維強化ポリエステル浴槽(JIS−A5704)に合格している。
【0015】
カバー60は、浴槽本体50の天板面50aに嵌合組付けしやすいように上部開放の箱形からなるもので、側壁61,底壁62で浴槽本体50の側面部,底面部を覆うようになっている。即ち、浴槽本体50は天板面50aが外側へ断面略々コ字形に折曲され、天板面50aのリブ内側にカバー60の天板面50aが係入して、溶着,接着等の手段で一体化される。上記カバー60は、浴槽本体50との二重構造を構成して、浴槽本体50の側面部,底面部との間に側間隙部S2,底間隙部S3を形成し、特に浴槽本体の傾斜面51側に大きな傾斜面間隙部S1を形成するようになっている。また、側壁61の上部には、運搬の際に手掛けとなる把手65を設けておくことができる。なお、このカバー60は、浴槽本体50と同材質とするのが製造上便利であるが、浴槽本体50と異材質とすることも可能である。
【0016】
支持梁70は、角柱形から形成することができるもので、嵌合された浴槽本体50の底面部とカバー60の底壁62の間に介装されてカバー60の内部に浴槽本体50を支持すると同時に、底間隙部S3を維持する。
【0017】
排水機構80は、浴槽本体50の上部に開口されたオーバフロー口81と、オーバフロー口81に接続したオーバフロー管82と、浴槽本体50の底部に開口された排水口83と、排水口83に設けられた排水弁84と、排水口83に接続しカバー60の底壁62を貫通して配設された排水管85とからなる。排水管85はカバー60の底壁62に沿って曲げられ、開口が浴槽支持脚90と交差している。なお、オーバフロー管82は、排水管85に分岐接続されている。
【0018】
浴槽支持脚90は、カバー60の底壁62に取り付けられカバー60を介して前述の各部全体を設置面に支持する。この浴槽支持脚90には、パイプ形,多孔質材の金属材,セラミック材等からなる硬質の耐荷重性のある制振構造が備えられている。浴槽支持脚90は当接面91をゴム等の制振材料から形成し、支柱部92を金属材あるいはセラミック材から形成するのが望ましく、支柱部92をねじ構造として床面の凹凸に対応して調整可能な構造にできる。なお、図示しないが、この浴槽支持脚90を転動するキャスタ構造とすることができ、その場合には浴槽支持脚90の位置に例えば4個のキャスターを取付けておくことにより、可搬性がより良好となる。
【0019】
次に、浴槽用ヘッドレスト1の使用方法について説明する。まず、浴槽5の浴槽本体50,カバー60,支持梁70,排水機構80,浴槽支持脚90を組付けておき、把手65を介して運搬し、所望位置に設置しておく。ここで浴槽本体50とカバー60等の各部とが分離されているので、浴槽本体50だけを浴槽用ヘッドレスト1の取付用に加工すれば良く、浴槽用ヘッドレスト1の取付用のナット部55の埋設加工を容易に行うことができる。このナット部55に向けて脚部21のボルト部22を位置させ、脚部21を回動軸22を介して回動させるとボルト部22はナット部55に対する螺合を開始し、浴槽本体50の傾斜面51に支持部材20が取付けされる。
【0020】
支持片25の上方から湾曲形状に合わせてヘッドレスト本体10の切割溝14の開口を位置合わせし、そのままヘッドレスト本体10を上方から押し込むと、支持片25が案内面16に案内されて切割溝14への進入を開始する。このとき、案内面16の対向間隔はヘッドレスト本体10の弾性作用によって支持片25の進入に合わせて拡開するので、支持片25は保持部17にまで至る(図4,図5)。この保持部17に支持片25が嵌挿すると、案内面16の対向間隔は拡開状態が解除されることになる。したがって、保持部17は、その開口となる案内面16の対向間隔が支持片25よりも幅狭の状態となるので、支持片25は保持部17に対して抜止め状態が形成される。そして、ヘッドレスト本体10の浴槽本体50への取付けが完了する。
【0021】
この浴槽用ヘッドレスト1が取付けされた浴槽本体50には、入浴者が入浴してもヘッドレスト本体10が浸らない程度に湯水Wを貯えておくことができる。入浴者が入浴する際には、傾斜面51に沿って仰臥した後、頭部Hをヘッドレスト本体10の頭部当接部11の湾曲形状に合わせて乗せる(図6)。これにより、入浴者は頭部Hがヘッドレスト本体10に支持されるとともに顎を引いた状態が形成されるので、入浴姿勢がリラックスした状態となる。このとき、ヘッドレスト本体10は弾性力を有しているので、頭部Hの重さはその弾性力によって吸収され、入浴者は頭部Hに対して無理な力を加える必要がなくなる。また、ヘッドレスト本体10の表面12には凹凸状の滑り止め処理が施されているので、頭部Hが傾斜面51に合わせて下方に向けて滑り落ちるのを防ぐことができる。さらに、ヘッドレスト本体10は円筒状を呈しているので頭部Hとはソフトな当接状態が形成される一方で、湾曲する支持片25に嵌挿して保持されているので、頭部Hの上下方向への動きに合わせてヘッドレスト本体10までもが回動することを防止できる。
【0022】
一方、ヘッドレスト本体10は、案内部15を僅かに拡開させることにより、保持部17の抜止め状態が解除されるので、この状態で上方に引っ張ることにより、支持片25から取り外すことができる。これにより、ヘッドレスト本体10は、一旦浴槽本体50に取付けした後であっても洗浄が容易となり、さらにヘッドレスト本体10を交換することも可能となる。
【0023】
本実施の形態によれば、浴槽本体50内の傾斜面51の上部に浴槽用ヘッドレスト1を取付けすることによって、入浴者は身体を仰臥させるとともに頭部Hをヘッドレスト本体10に乗せておくことができるので、全身を伸ばした状態に近づけることができる一方で頭部Hの顎の引いた状態をも形成でき、入浴時に入浴姿勢の楽な状態を維持することができる。
【0024】
また、浴槽用ヘッドレスト1は、ヘッドレスト本体10が支持部材20からの着脱を容易に行うことができるので、頭部Hの当接するヘッドレスト本体10の洗浄又は交換を容易に行うことができる。
【0025】
また、ヘッドレスト本体10は弾性力を有しているので、頭部Hの重さを吸収し、入浴者に無理な力を加える必要性をなくすことができる。さらに、ヘッドレスト本体10の表面12には頭部Hが下方に滑り落ちるのを防止するための滑り止め処理が施されており、しかもヘッドレスト本体10を湾曲する支持片25に嵌挿保持させて支持片25に対するヘッドレスト本体10の上下方向への回動が阻止されているので、長時間の入浴の際にも上記入浴姿勢の維持を可能にすることができる。
【0026】
なお、支持部材20について、図10,図11に示すように、浴槽本体50の傾斜面51に続く天板面50aに固着し、ヘッドレスト本体10を頭部当接部11が傾斜面51の傾斜に沿うように取付けすることができる。これにより、入浴者の頭部Hが天板面50aから上方に向かって飛び出すような場合であっても、入浴者は身体の仰臥と同時に頭部Hの支持状態を形成することができる。特に、図示するように、ヘッドレスト本体10の天板面50aからの高さ、天板面50aへの支持部材20の固着位置等の変更によって、入浴者の姿勢や体型に応じて変化する頭部Hの位置に対応した支持状態の形成が可能となる。
【0027】
また、ヘッドレスト本体10については、図12に示すように、ゴム材等の合成樹脂材等によりチューブ状に形成し、空気等の気体や水等の液体を注入することによって上記実施の形態と同様の形状に膨張する袋状に形成することができる。これにより、弾性力を有していると同時に、表面はゴム材で形成されているために処理を施すことなく滑り止め効果を得ることができる。
【0028】
図7〜図9は、本発明に係る浴槽用ヘッドレストの他の実施の形態を示すものであり、ヘッドレスト本体10に振動体を収容可能にする場合を示すものである。
【0029】
ヘッドレスト本体10の頭部当接部11の反対面18側には、電池駆動を行う振動体としてのバイブレータ40を収容するための収容溝19が形成されている。この収容溝19は、バイブレータ40の外径寸法に対して僅かに小径とされており、その深さはバイブレータ40全体が収まる程度とされている。これにより、バイブレータ40をその収容溝19に押し込むと、バイブレータ40はヘッドレスト本体10の弾性力によって弾性保持される。したがって、収容溝19に対するバイブレータ40の着脱が容易であるため、電池交換を容易に行うことができる。
【0030】
ちなみに、バイブレータ40を収容溝19に収容させる場合には、バイブレータ本体41の上面側に設けられている円盤状のスイッチ部42を外側に向けた状態で押し込む。これにより、スイッチ部42をヘッドレスト本体10の外部から操作することが可能となる。また、スイッチ部42の表面積を大きくすることによって、その操作を極めて容易且つ確実に行うことができる。
【0031】
ここで、バイブレータ40は図9に示す構成とされている。すなわち、バイブレータ本体41の底部には、電池43を交換する際に開けられるスライド蓋41aが設けられている。電池43からの電力は、リード線43a,43bと、スイッチ部42の操作に応じてスライド動作を行うスライドスイッチ44を介してモータ45に与えられる。モータ45は、緩衝ゴム46を介してバイブレータ本体41内部に保持されており、振動等によるズレ等の発生が抑えられるようになっている。モータ45の両側部には、同一線に突き出した駆動軸47a,47bが設けられている。これらの駆動軸47a,47bには、偏心ロータ48a,48bが取り付けられている。これら偏心ロータ48a,48bの偏心位置は、互いに180度ずれた位置関係となっている。これにより、これら偏心ロータ48a,48bによる振動の波動の位相が180度ずれた関係となっている。そして、上記のスイッチ部42を押し込むと、スライドスイッチ44がオン側に移動し、モータ45が駆動されることによって偏心ロータ48a,48bが回転し、振動が発生する。
【0032】
脚部21の下端からは、浴槽本体50との取付けを可能にする弾性片200が突設されている。この弾性片200は、二股形に突出した脚部201と脚部201の先端に外側に向かって屈曲した係止部202とから成るもので、上方から浴槽本体50に形成された係止孔500に押し込まれることによって、浴槽本体50に弾圧係止するようになっている。そして、係止部202の下側面はテーパ面202aとして外側上方に向かう傾斜面として形成され、押し込み時の案内面として機能し、上側面は係止面202bとして係止孔500の周縁部に係止して支持部材20の係止状態を形成する。
【0033】
以上のような構成の浴槽用ヘッドレスト1を使用するときには、脚部21を浴槽本体50にを押し込むことによって取付けすることができる。このとき、支持部材20は、傾斜面51に取付けする場合のみならず、上記実施の形態と同様に、天板面50aに取付けすることもできる。頭部Hをヘッドレスト本体10に乗せた後、ヘッドレスト本体10の収納溝19に収められているバイブレータ40の円盤状のスイッチ部42をカバー体41の上から押し下げる。これにより、スライドスイッチ44がオン側に移動し、モータ45が駆動されることによって偏心ロータ48a,48bが回転し、振動が与えられる。バイブレータ40の駆動を停止させる場合には、スイッチ部42を再度押し下げることで、スライドスイッチ44がオフ側に戻され、モータ45の駆動が停止される。
【0034】
本実施の形態によれば、脚部21の弾性片200の弾圧構造を利用することによって、浴槽本体50の係止孔500に押し込んで容易に脚部21を取付けすることができる。
【0035】
また、ヘッドレスト本体10に頭部Hを乗せ、バイブレータ40を駆動させることによって、入浴中においても頭部Hに対して心地よい振動を与えることができ、マッサージ効果を与えることができる。
【0036】
なお、図示しないが、バイブレータ40の装着を終えた後、ヘッドレスト本体10には、収容溝19を覆うようにしてヘッドレスト本体10の表面を巻回し、ファスナー,ホック等によって巻回状態を維持するカバー部材を装着させることができる。これにより、バイブレータ40に湯水Wが飛散した場合のバイブレータ40の濡れ損傷を防止することができる。
【0037】
また、本実施の形態においては、マッサージ効果を付与するものとして振動体としてのバイブレータ40を用いたが、これに限られず、例えば磁石等の磁気体をヘッドレスト本体10に収容し、磁気の発生によってマッサージ効果を付与することもできる。さらに、ヘッドレスト本体10に収容するのではなく、湾曲片25を磁気体で形成することにより、ヘッドレスト本体10に特別な加工を施すことなく、マッサージ効果を得ることが可能となる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の浴槽用ヘッドレストによれば、浴槽本体の内面の傾斜面の上部近傍に該浴槽用ヘッドレストを取付けすることによって、入浴者は身体を仰臥させながら頭部をヘッドレスト本体に乗せることができる。したがって、入浴者は、全身を伸ばしたリラックスな状態に近づけることができるとともに、頭部は顎の引いた状態を形成することができるので、入浴時に入浴姿勢の楽な状態を形成,維持することができる。したがって、長時間の入浴であっても窮屈感を感じることはなく、快適な入浴空間を形成することができる。
【0039】
また、ヘッドレスト本体を支持部材から着脱自在とすることによって、ヘッドレスト本体の洗浄,交換を容易に行うことができる。したがって、浴槽内の衛生管理にも配慮した設計とすることができる。
【0040】
また、ヘッドレスト本体に弾性力をもたせることによって、頭部の重さを吸収して入浴者が無理な力を加える必要性をなくすことができる。また、ヘッドレスト本体の表面に滑り止め処理を施し、さらに水平方向に向かう支持部材の湾曲片に沿ってヘッドレスト本体の切割溝を嵌挿させ、ヘッドレスト本体の傾斜面の上下方向への回動を阻止することができるので、ヘッドレスト本体に乗せた頭部が傾斜面に沿って下方に向かって滑り落ちることが防止される。したがって、入浴中の安全面に配慮しつつ、入浴者は楽な入浴姿勢を維持し続けることができる。
【0041】
さらに、振動体が収容されたヘッドレスト本体に頭部を乗せることによって、入浴中においても頭部に対して心地よい振動を与えることができ、入浴と同時にマッサージ効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る浴槽用ヘッドレストの一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1の実施の形態における浴槽用ヘッドレストを示す分解斜視図である。
【図3】図1の実施の形態における浴槽用ヘッドレストの浴槽本体への取付け状態を示す図である。
【図4】図1の実施の形態におけるヘッドレスト本体の取付け工程を示す断面図である。
【図5】図1に実施の形態におけるヘッドレスト本体の図4に続く取付け工程を示す断面図である。
【図6】図1の実施の形態における浴槽用ヘッドレストの使用状態を示す側面図である。
【図7】本発明に係る浴槽用ヘッドレストの他の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図8】図7の実施の形態における浴槽用ヘッドレストの浴槽本体への取付け状態を示す断面図である。
【図9】図7の実施の形態におけるバイブレータの内部構成を示す図である。
【図10】図1の浴槽用ヘッドレストにおいて、支持部材を天板面に取付けした状態を示す断面図である。
【図11】図1の浴槽用ヘッドレストにおいて、支持部材を天板面に取付けした状態を示す断面図である。
【図12】図1の浴槽用ヘッドレストのヘッドレスト本体の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 浴槽用ヘッドレスト
5 浴槽
10 ヘッドレスト本体
12 (ヘッドレスト本体の)表面
14 切割溝
15 案内部
16 案内面
17 保持部
20 支持部材
21 脚部
25 支持片(湾曲片)
40 バイブレータ(振動体)
50 浴槽本体
50a 天板面
51 傾斜面
H 頭部
Claims (5)
- 浴槽の天板面の一部又は傾斜面上部近傍に固定される棒状の支持部材と、該支持部材に着脱自在に嵌合するように取り付けられる弾性を有するヘッドレスト本体とから構成される浴槽用ヘッドレストであって、
前記ヘッドレスト本体は、
前記支持部材への嵌挿を案内する案内部と、前記ヘッドレスト本体の側面のほぼ中央に位置し前記ヘッドレスト本体が嵌挿すると同時にこれを抜止め状態に保持する保持部とからなる切割溝が、長手方向に亘って設けられており、前記案内部には、切割溝の開口から前記保持部に向かって案内面が外開きテーパ状に対向して形成されており、かつ、前記対向して形成されている案内面の間隔が、前記保持部方向に向かって前記支持部材の外径よりも幅狭となるように形成されているとともに、
前記支持部材が、頭部外形に沿うように湾曲していることを特徴とする浴槽用ヘッドレスト。 - 前記ヘッドレスト本体が、発泡材により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の浴槽用ヘッドレスト。
- 前記ヘッドレスト本体の表面に、滑り止め処理がなされていることを特徴とする請求項1または2に記載の浴槽用ヘッドレスト。
- 前記ヘッドレスト本体に、振動体が着脱自在に収容されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の浴槽用ヘッドレスト。
- 前記請求項1乃至4のいずれかに記載された浴槽用ヘッドレストが、浴槽の天板面の一部又は傾斜面上部近傍に取り付けられたことを特徴とするヘッドレスト付き浴槽。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20684397A JP3705902B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 浴槽用ヘッドレスト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20684397A JP3705902B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 浴槽用ヘッドレスト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1147017A JPH1147017A (ja) | 1999-02-23 |
| JP3705902B2 true JP3705902B2 (ja) | 2005-10-12 |
Family
ID=16529987
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20684397A Expired - Lifetime JP3705902B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 浴槽用ヘッドレスト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3705902B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP7392094B1 (ja) * | 2022-12-05 | 2023-12-05 | 株式会社リッチェル | 乳幼児用バス補助具 |
-
1997
- 1997-07-31 JP JP20684397A patent/JP3705902B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1147017A (ja) | 1999-02-23 |
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