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JP3707380B2 - ダイヤフラムポンプ - Google Patents
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JP3707380B2 - ダイヤフラムポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はダイヤフラムポンプに関する。具体的には、ダイヤフラムの作用を利用したいわゆる圧電ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
図20は従来のダイヤフラムポンプXの一例を示す分解斜視図、図21は当該ダイヤフラムポンプXの概略的断面構造図である。当該ダイヤフラムポンプXは、排気路101及び吸気路102が形成された筐体100と、筐体100との間でポンプ室を形成するためのダイヤフラム110とから構成されている。筐体100は、上部筐体130と下部筐体140とから構成されており、ほぼ平面視正方形状に形成されている。また、筐体100内部には、排気路101及び吸気路102が設けられており、筐体100側面には排気路101及び吸気路102と外部のパイプ(図示せず)を接続するための接続部が延設されている。
【0003】
下部筐体140には、排気路101を形成する排気路用溝部141と吸気路102を形成する吸気路用溝部142とが凹設されている。排気路用溝部141の一端は、下部筐体140側面に突設された接続部形成用の突起部143に延設されており、その他端には、排気バルブを形成するための略円筒状の凹部145が形成されている。また、吸気路用溝部142の一端も、下部筐体140側面に突設された接続部形成用の突起部144に延設されており、その他端にも、吸気バルブを形成するための略円筒状の凹部146が形成されている。また、吸気バルブ用の凹部146の中央には、円筒状をした台座147が形成されている。
【0004】
上部筐体130は下部筐体140とぴったりと重ね合わせられる形状をしており、上部筐体130には、下部筐体140の突起部143と対向して、接続部形成用の突起部133が備えられている。また、上部筐体130の裏面側には、排気バルブ用の凹部145と対向する凹部135及び吸気バルブ用の凹部146と対向する凹部136が形成されている。また、排気バルブ用の凹部135ほぼ中央には、円筒状の台座137が形成されている。さらに、当該上部筐体130には、排気バルブ用の凹部135から上部筐体130上面に貫通する貫通穴131が形成されている。また、吸気バルブ用の凹部136からも上部筐体130上面に貫通する貫通穴132が形成されている。従って、上部筐体130と下部筐体140を重ね合わせることにより、筐体100に排気路101及び吸気路102並びに接続部が構成される。なお、上部筐体130と下部筐体140は、接着剤等を用いることにより、漏れがないように接合される。
【0005】
これら上部筐体130と下部筐体140の間には、排気バルブ並びに吸気用バルブを構成するフィルム120が挟み込まれる。当該フィルム120には、上部筐体130並びに下部筐体140に形成された凹部145,146の位置に合わせて、バルブ形成用の穴121が2つ開設されている。当該穴121は、上記2つの台座137,147よりも小さく設計されている。また、当該フィルム120は、排気路用溝部141と吸気路用溝部142に沿って、例えばレーザ溶接によって密着されている。
【0006】
この結果、上部筐体130及び下部筐体140に形成された2つの排気バルブ用の凹部135,145と、上部筐体130に形成された凹部135内の台座137と、上記フィルム120によって、排気バルブが形成される。また、上部筐体130及び下部筐体140に形成された2つの吸気バルブ用の凹部136,146と、下部筐体140に形成された凹部146内の台座147と、上記フィルム120によって、吸気バルブが形成される。さらに、筐体100に排気路101及び吸気路102並びに接続部が構成される。
【0007】
このようにして、ポンプ本体となる筐体100が形成される訳であるが、この筐体100の上面に、略円形状をした薄膜状のダイヤフラム110が、接着剤等を用いてその周囲が上部筐体130の上面に接合される。こうして、ダイヤフラムポンプXが構成され、筐体100の上面とダイヤフラム110との間にポンプ室が形成される。
【0008】
このような構造をしたダイヤフラムポンプXにおいては、ダイヤフラム110を上下に振動させることによりダイヤフラム110を屈曲運動させ、ポンプの機能を発揮させることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構造のダイヤフラムポンプXにおいては、上部筐体130と下部筐体140の2つの部品から筐体100を構成するために、筐体100の厚みが増してしまい、ダイヤフラムポンプX自体を小型化することが困難であった。また、製造工程上、上部筐体130と下部筐体140の間にフィルム120を挟む構造であるため、上下部筐体130,140の合わせ面の平面度、平行度を担保しなければならず、しかも、3つの部材の位置決めが非常に困難であった。
【0010】
さらに、上部筐体130の存在により、吸気バルブからポンプ室までの距離並びにポンプ室から排気バルブまでの距離が増大してしまい、ポンプ排出圧を左右するポンプ室容量に対するデッドボリューム(ダイヤフラム110の変位により影響を受けない容量)が大きくなってしまうという問題があった。一方、係る観点を考慮して上部筐体130を薄型化することも考えられるが、薄型化した場合には、上部筐体130と下部筐体140を接合する際のレーザ溶接時に歪みを発生する恐れがあった。
【0011】
また、図22に示すように、排気路101及び吸気路102において、接合されたフィルム120と上部筐体130下面との間に隙間103を生じてしまい、エアリークを発生し、排気路101及び吸気路102を精度よく形成するのが困難であるという問題もあった。
【0012】
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、簡単な製造、接合方法により、高効率でコンパクトな構造のダイヤフラムポンプを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明のダイヤフラムポンプは、吸気路及び排気路を構成する2つの貫通孔が備えられた板状の筐体と、当該筐体の上面に配設されたダイヤフラムとによってポンプ室が形成されたダイヤフラムポンプであって、一方の前記貫通孔に吸気用バルブが備えられて吸気路が構成され、残る一方の貫通孔に排気用バルブが備えられて排気路が構成されたことを特徴としている。
【0014】
このダイヤフラムポンプにおいて、吸気用バルブとして、例えば、前記吸気路を構成する貫通孔の開口部を覆うようにして前記筐体の上面に配置したフィルム片を、前記貫通孔の開口部を挟む位置にて当該筐体に接合して構成することができる。
【0015】
このとき、前記フィルム片を、前記貫通孔の開口部に対応する領域よりも広い領域に通気孔が開設されたスペーサと前記筐体にて挟み込むようにしてもよい。
【0016】
また、これらのダイヤフラムポンプにおいては、前記吸気路を構成する貫通孔を、ポンプ室側の開口面積がポンプ室反対側の開口面積よりも大きくなるように設けるのが好ましい。
【0017】
また、吸気用バルブとして、筐体の上面に形成された吸気用凹部の底面に、前記吸気路を構成する貫通孔の開口部を覆うようにして配置したフィルム片を、前記貫通孔の開口部を挟む位置にて当該筐体に接合して構成することもできる。
【0018】
さらに、吸気用バルブを、筐体の下面に形成された吸気用凹部の底面に、前記吸気路を構成する貫通孔の開口部を覆うようにしてフィルム片を配置し、当該吸気用凹部に嵌合され、前記貫通孔の開口部に対応する領域より狭い領域に通気孔が開設されたスペーサにて挟み込む構成とすることもできる。このとき、前記フィルム片を、前記通気孔の開口部を挟む位置にて前記スペーサのポンプ室側面に接合したり、前記通気孔をポンプ室側の開口面積がポンプ室反対側の開口面積よりも大きく作製するのが好都合である。
【0019】
あるいは、前記筐体の下面に吸気用凹部を備え、当該吸気用凹部の底面に通気用孔が設けられたフィルム片を配置すると共に、当該通気用孔に対応して、当該通気用孔の径よりも大きな径を有する台座と、当該台座の周縁部に形成された円環状の溝部と、当該溝部と外部を接続する通気孔とを具備するスペーサと前記吸気用凹部の底面との間に前記フィルム片を挟み込み、吸気用バルブを構成することもできる。
【0020】
一方、排気用バルブとしては、前記排気路を構成する貫通孔の開口部を覆うようにして前記筐体の下面にフィルム片を配置し、前記貫通孔の開口部を挟む位置にて当該筐体に接合して構成することができる。
【0021】
このとき、前記フィルム片を、前記貫通孔の開口部に対応する領域よりも広い領域に通気孔が開設されたスペーサと前記筐体とにより挟み込むことができる。
【0022】
また、これらのダイヤフラムポンプにおいては、前記排気路を構成する貫通孔を、ポンプ室側の開口面積がポンプ室反対側の開口面積よりも小さくするのが好ましい。
【0023】
また、前記排気用バルブを、筐体の下面に形成された排気用凹部の底面に配置されたフィルム片を、前記貫通孔の開口部を挟む位置にて当該筐体に接合して構成することもできる。
【0024】
さらに、前記筐体の下面に排気用凹部を備え、当該排気用凹部の底面に、通気用孔が設けられたフィルム片を配置すると共に、当該通気用孔に対応して、前記筐体に、当該通気用孔の径よりも大きな径を有する台座と、当該台座の周縁部に形成された円環状の溝部と、当該溝部とポンプ室を接続する通気用孔とを形成し、円環状のスペーサと前記排気用凹部の底面に前記フィルム片を挟み、排気用バルブを構成することもできる。
【0025】
これらのダイヤフラムポンプにおいては、前記筐体の下面に接続用パイプを備え、当該接続用パイプの先端を吸気用凹部及び/又は排気用凹部に嵌合するのが望ましい。
【0026】
あるいは、前記筐体の下面に、接続用溝が形成された薄板状のプレート部を備え、当該接続用溝と前記筐体とによって、前記吸気路及び/又は前記排気路と接続された接続用路を設けるのが望ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、各図を参照しながら本発明について詳細に説明する。まず、図1は本発明の一実施の形態である第1のダイヤフラムポンプAの概略的斜視図、図2は当該ダイヤフラムポンプAの概略的分解斜視図、図3は当該ダイヤフラムポンプAの断面構造図、図4は当該ダイヤフラムポンプAにおける吸気バルブを示す拡大説明図、図5及び図6は当該吸気バルブの動作を示す説明図である。
【0028】
ダイヤフラムポンプAは、板状の筐体10とダイヤフラム20とを備えており、筐体10の上面にダイヤフラム20の周縁部が、接着剤21やレーザ接合などによって接合されている。この結果、前記筐体10と前記ダイヤフラム20との間にポンプ室25が形成される。
【0029】
ダイヤフラム20は薄膜状の圧電アクチュエータから作製されており、圧電素子(ピエゾ素子)や真鍮、銀など電圧を印加することにより伸縮できるものであれば特にその構造は制限なく用いることができる。各図に示すダイヤフラム20は、薄板状の圧電素子23の両面に電極22が形成された圧電アクチュエータが用いられている。すなわち、ダイヤフラム20に一定方向の電圧が印加されると、ダイヤフラム20が上方に屈曲してポンプ室容量が増大し、また、それとは逆方向の電圧が印加されることによって、ダイヤフラム20が下方に屈曲してポンプ室容量が減少する。従って、最小ポンプ室容量時にダイヤフラム20が筐体10に接触しない程度の大きさに設計し、筐体10上面に接合するのが好ましい。
【0030】
筐体10には、2つの貫通孔11,12が開設されており、これらの貫通孔11,12に吸気路1及び排気路2が形成される。この筐体10上面には、貫通孔11のポンプ室25側の開口部13を覆うようにして、矩形状のフィルム片30が配置されている。当該フィルム片30は、図4に示すようにポンプ室25側の開口部13を挟み、フィルム片30の短辺と平行となる位置(図2及び図4の破線イの位置)にて、例えばレーザ照射によって筐体10上面に接合され、吸気用バルブが構成される。このとき、当該フィルム片30は、筐体10にできる限り密着させて接合するのが好ましいが、必ずしも密着させる必要はなく、むしろ、開口部13上方にて十分に浮き上がり、開口部13とフィルム片30との間に十分な隙間ができる程度に余裕を持たせて装着するのが好ましい。このようなフィルム片30として、例えば、ポリイミドフィルムやポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリエチレンフィルムなどが用いられる。
【0031】
また、当該吸気路1を構成する貫通孔11は、断面凸字形状に開設されており、ポンプ室25側の開口面積が反対側の開口面積よりも大きくなっている。この結果、フィルム片30と開口部13との接触面積が大きくなり、吸気用バルブの応答速度を早くすることができる。さらに、円筒状に貫通孔11を形成する場合に比べていわゆるデッドボリュームを少なくでき、ポンプ排出圧をより高めることができる。従って、フィルム片30と接触する開口面積を大きくする形状であれば、その断面形状を問うものではない。
【0032】
一方、筐体10下面にも、貫通孔12のポンプ室25反対側の開口部14を覆うようにして、フィルム片30が配置されている。当該フィルム片30も、吸気側のフィルム片30と同様に、ポンプ室25反対側の開口部14を挟む位置(図2及び図5の破線ロの位置)にて、フィルム片30の短辺と平行になる位置にて筐体10上面に接合され、排気用バルブが構成されている。
【0033】
また、当該排気路2を構成する貫通孔12も、断面凸字形状に開設されており、ポンプ室25反対側の開口面積がポンプ室25側の開口面積よりも大きくなっている。この結果、当該排気用バルブの応答性も向上されている。
【0034】
このように構成されたダイヤフラムポンプAにおいては、ダイヤフラム20の駆動によってポンプ室容積が変化し、この変化によって吸気用バルブ及び排気用バルブの開閉が行われる。すなわち、ダイヤフラム20に電圧が印加され、ポンプ室容量が最少となった状態では、吸気用バルブのフィルム片30は、図5に示すように貫通孔11の開口部13を塞ぎ、吸気用バルブが閉の状態となる。このとき、排気用バルブのフィルム片30は、貫通孔12の開口部14から遠ざけられ、排気用バルブが開の状態となる。
【0035】
また、ダイヤフラム20に逆方向の電圧が印加され、ポンプ室容量が最大となった状態では、吸気用バルブのフィルム片30は、図6に示すように貫通孔11の開口部13から遠ざけられ、開口部13とフィルム片30との間から流体が流れるようになり、吸気用バルブが開の状態となる。このとき、図示はしないが、排気用バルブのフィルム片30は、貫通孔12の開口部14を塞ぎ、排気用バルブが閉の状態となる。
【0036】
このように、本発明に係るダイヤフラムポンプAにおいては、単一の筐体10とダイヤフラム20とから構成されているため、非常に簡単な構成とすることができる。特に、単一の筐体10に吸気用バルブと排気用バルブとが構成されているために、薄型化を図ることができる。しかも、その結果、吸気用バルブからポンプ室25までのいわゆるデッドボリュームを少なくできるため、ポンプの排出圧を高めることができる。さらに、両バルブは、フィルム片30をその上方から筐体10上面に接合されているため至極簡単に作製することができ、また、フィルム片30の浮き上がり現象によって開閉動作を行なえる。このため、筐体10からフィルム片30が容易に外れることがなければよく、その接合精度は比較的に低くても差し支えない。その一方で、両バルブの閉動作は確実に行なえ、信頼性も確保できる。
【0037】
次に図7に示すものは、本発明の別な実施の形態である第2のダイヤフラムポンプBの吸気用バルブを拡大した説明図である。当該吸気用バルブにおいては、吸気用バルブを構成するフィルム片30はスペーサ40と筐体10に挟み込まれている。このスペーサ40は、プラスチック材料などから、フィルム片30を覆うことができる程度の大きさに略矩形状に作製されており、その中央部には略楕円柱状の通気孔41が開設されている。この通気孔41は、接合されていないフィルム片30の長軸辺が当該通気孔41から露出されるように開設されており、貫通孔11の開口部13とフィルム片30との隙間から排出された流体が、当該通気孔41からポンプ室25内へと送り込めるようになっている。また、スペーサ40は当該通気孔41を挟む位置(図7の破線ロの位置)にて、スペーサ40の2辺が例えばレーザ照射によってフィルム片30と共に筐体10上面に接合され、吸気用バルブが構成される。
【0038】
このようにスペーサ40を用いることによってフィルム片30を挟み込み、吸気用バルブを構成することもできる。もちろん、排気用バルブもこのようなスペーサ40を用いて構成できるのは言うまでもない。
【0039】
図8は本発明のさらに別な実施の形態である第3のダイヤフラムポンプCの概略的分解斜視図、図9は当該ダイヤフラムポンプCの断面構造図である。当該ダイヤフラムポンプCにおいては、排気用バルブは、筐体10の下面に形成された排気用凹部16内に構成されている点で、第1のダイヤフラムポンプAと異なっているだけである。
【0040】
排気用凹部16は、フィルム片30を納められる程度の大きさに形成されており、少なくともフィルム片30の短軸方向幅よりも広い幅に形成されている。すなわち、浮き上がったフィルム片30の長辺と凹部16の側壁との間から流体が通過できるよう、両者の間にはわずかに隙間が出来るように設計される。また、排気路2をできる限り短くするため、その底面を筐体10の上面に近づけて深く形成されている。さらに、排気路2を構成する貫通孔12は、排気用バルブの応答性を高めるようにできる限り、排気用凹部16側の開口面積が大きくなるように形成されるが、筐体10は薄板状であるために貫通孔12の長さが短く、排気路2によるデッドボリュームに対する影響は非常に小さく、図に示すダイヤフラムポンプCにおいてはほぼ円筒状に形成されている。排気用バルブを構成するフィルム片30は、当該排気用凹部16の底面に、例えば図4に示すようにしてレーザ接合などによって接合されている。もちろん、図7に示すようなスペーサ40を用いてフィルム片30を挟み込み、排気用バルブを構成することもできる。
【0041】
このように、筐体10下面に排気用凹部16を形成し、当該凹部16内に排気用バルブを構成することにより、排気路2の容積、すなわちデッドボリュームを少なくすることができ、より一層ポンプ効率の高い小型のダイヤフラムポンプCを作製できる。
【0042】
図10は本発明のさらに別な実施の形である第4のダイヤフラムポンプDの概略的分解斜視図、図11は当該ダイヤフラムポンプDの断面構造図である。当該ダイヤフラムポンプDにおいては、吸気用バルブは、筐体10の上面に形成された吸気用凹部15内に構成されている点で、図8及び図9に示す第3のダイヤフラムポンプCと異なっているだけである。
【0043】
吸気用凹部15は、少なくともフィルム片30の短軸方向幅よりも広い幅に形成されており、フィルム片30の長辺と凹部15の側壁との間に十分な隙間が出来るように設計される。また、フィルム片30の厚さとほぼ等しい深さに形成されている。この結果、吸気用凹部15の底面に接合されたフィルム片30の上面が、筐体10上面とほぼ同一に位置することになり、ポンプ室25の実質的容量をより一層確保することができる。なお、図7に示すスペーサ40を用いて接合することも考えられるが、この場合にはスペーサ40の厚さ分だけデッドボリュームが増え、ポンプ室25の容量が減少するため、好ましい実施の形態とは言えるものではない。
【0044】
さらに図12は本発明のさらに別な実施の形態に係る第5のダイヤフラムポンプEの概略的分解斜視図、図13は当該ダイヤフラムポンプEの断面構造図である。当該ダイヤフラムポンプEにおいては、排気用バルブは筐体10下面に形成された排気用凹部16内に構成されている点では、図8及び図9に示す第3のダイヤフラムポンプCとほぼ同様な構成であるが、吸気用バルブは、筐体10の下面に形成された吸気用凹部17内に構成されている点で異なっている。
【0045】
吸気用凹部17は、フィルム片30の周囲に凹部17の側壁との間にわずかに隙間が出来る程度の大きさに設計される。また、吸気路1をできる限り短くするため、吸気用凹部17の底面を筐体10の上面に近づけて深く形成されている。さらに、吸気路1を構成する貫通孔11は、吸気用バルブの応答性を高めるため、できる限り筐体10上面側の開口面積が大きくなるように形成される。このとき、筐体10は薄板状であるために貫通孔11の長さが短く、吸気路1によるデッドボリュームに対する影響は非常に小さいため、貫通孔11はほぼ円筒状に形成されている。
【0046】
また、吸気用バルブを構成するフィルム片30は、図12及び図13に示すようなスペーサ50と吸気用凹部17の底面との間に挟み込まれる。当該スペーサ50は、吸気用凹部17に隙間なく嵌合される程度の大きさに作製される。また、スペーサ50の中央部には断面凸字状の通気孔51が開設されている。当該通気孔51も、フィルム片30の応答性をよくするため、フィルム片30側の開口面積がフィルム片30と反対側の開口面積が小さく設計されているが、フィルム片30側の開口部52は、貫通孔11よりも小さくなるよう設計される。
【0047】
また、フィルム片30は、スペーサ50の通気孔51の開口部52を挟む位置にて、スペーサ50の上面に通気孔51の開口部52周縁に平行になるように2箇所以上を円弧状にレーザ接合されている。このようにして、吸気用バルブが構成される。
【0048】
このダイヤフラムポンプEにおいては、吸気用バルブをダイヤフラム20と反対側から設置できると共に、筐体10の下面から吸気用バルブ及び排気用バルブの双方を作製できるため、ダイヤフラムポンプEの作製を容易に行なうことができる。また、フィルム片30を予めスペーサ50に接合させておくことができるため、吸気用バルブの交換も容易に行なえる。
【0049】
図14は本発明のさらに別な実施の形態である第6のダイヤフラムポンプFの一部破断した断面構造図である。当該ダイヤフラムポンプFにおいては、吸気用バルブは筐体10の下面に形成された吸気用凹部17内に構成され、排気用バルブは筐体10の下面に形成された排気用凹部16内に構成されている。
【0050】
吸気用凹部17は、当該凹部17の側壁との間に、ほとんど隙間が出来ない程度の大きさに設計される。また、吸気路1をできる限り短くするため、吸気用凹部17の底面を筐体10の上面に近づけて深く形成されている。吸気路1を構成する貫通孔11は、吸気用バルブの応答性を高めるようにできるかぎり、筐体1の上面側の開口面積が大きくなるように形成されているが、筐体10は薄板状であるために貫通孔11の長さが短く、吸気路1によるデッドボリュームに対する影響は非常に小さいため、貫通孔11はほぼ円筒状に形成されている。
【0051】
吸気用バルブは、これまでのダイヤフラムポンプA〜Eのようにフィルム片30が浮き上がることによりフィルム片30の周囲にできる隙間から流体が流れ込む構造ではなく、フィルム片30のほぼ中央に開設された通気用孔31が、スペーサ60から浮き上がることにより流体が流れ込む構造となっている。すなわち、スペーサ60は図15(a)(b)に示すように、フィルム片30の通気用孔31に対応して当該通気用孔31の径よりも大きな径を有する台座61と、当該台座61の周縁部にほぼ貫通孔11の径とほぼ同じ径を有する円環状の溝部62とが備えられており、さらに当該溝部62の下面には外部と接続する通気孔63が形成されている。
【0052】
当該吸気用バルブにおいても、フィルム片30はスペーサ60と吸気用凹部17の底面とによって挟み込まれるが、このとき、スペーサ60よりも大きく作製したフィルム片30の周囲をスペーサ60の側面に巻きつけ、吸気用凹部17内に押し込むことにより、エアリークが確実に防止される。
【0053】
この結果、ポンプ室容量が増大した場合には、フィルム片30が台座61から浮き上がり、吸気用バルブが開の状態となり、当該台座61とフィルム片30との間の隙間からフィルム片30の通気用孔31を通じて、流体がポンプ室25内に流れ込む。また、ポンプ室容量が減少した場合には、フィルム片30が台座61に密着され、吸気用バルブが閉の状態となり、流体がポンプ室25内に流れ込むのが妨げられる。
【0054】
一方、排気用バルブもほぼ同様な構造ではあるが、排気用バルブにおいては、台座18が筐体10に形成される。すなわち、フィルム片30に開設された通気用孔31に対応して、筐体10に当該通気用孔31の径よりも大きな径を有する台座18と、当該台座18の周縁部に排気用凹部16の径よりも小さな径を有する円環状の溝部19とが備えられており、さらに当該溝部19上面に、溝部19とポンプ室25とを接続する貫通孔12が形成されている。
【0055】
また、フィルム片30の下面には円筒状をしたスペーサ70が備えられており、フィルム片30を挟み込んでいる。スペーサ70の外径は排気用凹部16の内径とほぼ同じで、その内径は溝部19の径とほぼ同じ径に設定されている。したがって、スペーサ70よりも大きく作製したフィルム片30の周囲をスペーサ70の側面に巻きつけ、排気用凹部16内に押し込むことにより、エアリークが確実に防止される。
【0056】
この結果、ポンプ室容量が増大した場合には、フィルム片30が台座18に密着され、排気用バルブが閉の状態となり、流体が流出するのが妨げられる。また、ポンプ室容量が減少した場合には、フィルム片30は台座18より浮き上がり、排気用バルブが開の状態となり、当該台座18とフィルム片30との間の隙間からフィルム片30の通気用孔31を通じて、流体が流出する。
【0057】
このような構造の吸気用バルブ及び排気用バルブとすることによって、筐体10の下面からの作業によって両バルブを構成することができ、しかも、スペーサ60,70の着脱によってバルブの交換を容易に行なえる。
【0058】
図16は本発明のさらに別な実施の形態である第7のダイヤフラムポンプGの概略的分解斜視図、図17は当該ダイヤフラムポンプGの断面構造図である。当該ダイヤフラムポンプGは、図10に示す第4のダイヤフラムポンプDとほぼ同様な構成であるが、排気路2側に排気用パイプ80を備えたものであって、排断面気用パイプ80は筐体10の下面に、筐体10の下方向に備えられている。当該筐体10には、排気用パイプ80の装着用凹部81が形成されており、当該凹部81内に排気用凹部16が形成されている。排気用パイプ80は、その端面を接着剤等によって筐体10の下面に備えることにしてもよいが、この排気用パイプ80は、その一方端部が断面凸字状に加工されて突起部82が設けられており、装着用凹部81内に嵌合可能になっている。また、この第7のダイヤフラムポンプGは、図示するように排気用凹部16の底面にフィルム片30を装着したものについて示しているが、排気用凹部16の有無に拘らず適用可能なものであり、例えば図1に示すダイヤフラムポンプAにおいて、筐体10の下面に装着用凹部81を備えてもよいものである。さらに、吸気用凹部17にも吸気用パイプとして応用ができるものである。また、図示はしないが、例えば、図14に示す第6のダイヤフラムポンプFのように、スペーサ70を用いた場合には、排気用パイプ80とスペーサ70を兼用させたり、あるいは、吸気用パイプと図12に示すスペーサ50と兼用させることもできる。
【0059】
図18は本発明のさらに別な実施の形態である第8のダイヤフラムポンプHの概略的分解斜視図、図19は当該ダイヤフラムポンプHの断面構造図である。当該ダイヤフラムポンプHにおいては、筐体10の下面に外部と接続するための接続路3を形成したものであって、2枚の薄板状のプレート部90が筐体10の下面に備えられている。プレート部90には、その上面に接続路3を構成するための溝部91が形成されており、溝部91の先端を吸気路1のポンプ室25反対側の開口部に位置させ、あるいは、溝部91の先端を排気用凹部16の開口部に位置されている。また、プレート部90は、流体の漏れがないように、その全面を筐体10の下面に接合されている。
【0060】
このような薄板状のプレート部90を用いて接続路3を構成することによって、ダイヤフラムポンプG下方からの吸排気を避けることができる。また、ダイヤフラムポンプGの側方から吸排気用パイプ(図示せず)を接続することが容易になり、本発明に係るダイヤフラムポンプを用いた各種機器の小型化により一層貢献できるものである。もちろん、その他の構造をしたタイヤフラムポンプにおいても、このようなプレート部90を用いて接続路3を構成することもできる。
【0061】
また、本発明のダイヤフラムポンプは、気体のみならず、液体などその他の流体に用いることができるのは言うまでもない。
【0062】
【発明の効果】
本発明のダイヤフラムポンプは、吸気路及び排気路を構成する2つの貫通孔が備えられた板状の筐体と、当該筐体の上面に配設されたダイヤフラムとによってポンプ室が形成されたダイヤフラムポンプであって、一方の前記貫通孔に吸気用バルブが備えられて吸気路が構成され、残る一方の貫通孔に排気用バルブが備えられて排気路が構成されたことを特徴としているので、至極簡単な構成によって、小型のダイヤフラムポンプを提供できる。特に、単一の筐体で構成されるため、薄型のダイヤフラムポンプとすることができる。また、ポンプ室と給排気用バルブとの距離が短くなるために、いわゆるデッドボリュームが少なくなりポンプの排出圧を高めることができる。
【0063】
このダイヤフラムポンプにおいて、吸気用バルブとして、例えば、前記吸気路を構成する貫通孔の開口部を覆うようにして前記筐体の上面に配置したフィルム片を、前記貫通孔の開口部を挟む位置にて当該筐体に接合して構成することができる。このように、本発明のダイヤフラムポンプにおいては、フィルム片を、前記貫通孔の開口部に対応する領域よりも広い領域に通気孔が開設されたスペーサと前記筐体にて挟み込むことにしてもよい。このような構造とすることにより、簡単に吸気バルブを構成できる。
【0064】
また、これらのダイヤフラムポンプにおいては、前記吸気路を構成する貫通孔を、ポンプ室側の開口面積がポンプ室反対側の開口面積よりも大きくなるように設けているので、ダイヤフラムと吸気路との接触面積が広くなり、吸気バルブの応答性を高められる。
【0065】
また、吸気用バルブとして、筐体の上面に形成された吸気用凹部の底面に、前記吸気路を構成する貫通孔の開口部を覆うようにして配置したフィルム片を、前記貫通孔の開口部を挟む位置にて当該筐体に接合して構成することにより、フィルム片と筐体の上面とを同一平面とすることができ、デッドボリュームをなくすと共にポンプ室容量を最大限にすることができる。
【0066】
さらに、吸気用バルブを、筐体の下面に形成された吸気用凹部の底面に、前記吸気路を構成する貫通孔の開口部を覆うようにしてフィルム片を配置し、当該吸気用凹部に嵌合され、前記貫通孔の開口部に対応する領域より狭い領域に通気孔が開設されたスペーサにて挟み込む構成とすることもできる。このようなスぺーサを用いることによって、吸気バルブが筐体の下面から行なえるのでダイヤフラムポンプの作製が容易になると共に吸気バルブの交換も容易にできる。
【0067】
このとき、前記フィルム片を、前記通気孔の開口部を挟む位置にて前記スペーサのポンプ室側面に接合したり、前記通気孔をポンプ室側の開口面積がポンプ室反対側の開口面積よりも大きく作製するのが好都合である。こうして、スペーサにフィルム片を接合すれば吸気バルブの作製や交換がより一層容易になり、吸気バルブの応答性も確保できる。
【0068】
あるいは、前記筐体の下面に吸気用凹部を備え、当該吸気用凹部の底面に通気用孔が設けられたフィルム片を配置すると共に、当該通気用孔に対応して、当該通気用孔の径よりも大きな径を有する台座と、当該台座の周縁部に形成された円環状の溝部と、当該溝部と外部を接続する通気孔とを具備するスペーサと前記吸気用凹部の底面との間に前記フィルム片を挟み込み、吸気用バルブを構成することもできる。このような構成であれば、フィルム片を接合することなく吸気バルブを構成できる。
【0069】
一方、排気用バルブとしては、前記排気路を構成する貫通孔の開口部を覆うようにして前記筐体の下面にフィルム片を配置し、前記貫通孔の開口部を挟む位置にて当該筐体に接合して構成することができる。この構成であれば、排気用バルブは筐体の下面から作製できるので、排気用バルブの作製が非常に容易に行なえる。
【0070】
このとき、前記フィルム片を、前記貫通孔の開口部に対応する領域よりも広い領域に通気孔が開設されたスペーサと前記筐体とにより挟み込むことにより、より一層排気用バルブの作製が容易になる。
【0071】
また、これらのダイヤフラムポンプにおいては、前記排気路を構成する貫通孔を、ポンプ室側の開口面積がポンプ室反対側の開口面積よりも小さくするのが好ましい。これにより、排気用バルブの応答性が向上される。
【0072】
また、前記排気用バルブを、筐体の下面に形成された排気用凹部の底面に配置されたフィルム片を、前記貫通孔の開口部を挟む位置にて当該筐体に接合すれば、ポンプ室から排気用バルブまでの距離を縮めることにより、いわゆるデッドボリュームが小さくなり、ポンプの排出圧をより一層高めることができる。
【0073】
さらに、前記筐体の下面に排気用凹部を備え、当該排気用凹部の底面に、通気用孔が設けられたフィルム片を配置すると共に、当該通気用孔に対応して、前記筐体に、当該通気用孔の径よりも大きな径を有する台座と、当該台座の周縁部に形成された円環状の溝部と、当該溝部とポンプ室を接続する通気用孔とを形成し、円環状のスペーサと前記排気用凹部の底面に前記フィルム片を挟み、排気用バルブを構成することにより、デッドボリュームを小さくできるだけでなく、フィルム片を接合することなく排気用バルブを構成でき、しかも、排気用バルブの交換が容易に行なえる。
【0074】
これらのダイヤフラムポンプにおいて、前記筐体の下面に接続用パイプを備え、当該接続用パイプの先端を吸気用凹部及び/又は排気用凹部に嵌合することによって、外部との接続を容易に行なえる。
【0075】
あるいは、前記筐体の下面に、接続用溝が形成された薄板状のプレート部を備え、当該接続用溝と前記筐体とによって、前記吸気路及び/又は前記排気路と接続された接続用路を設けることによって、ダイヤフラムポンプの下面からの吸排気を避けることができると共に薄型を保ちつつ外部との接続が容易なダイヤフラムポンプにできる。
【0076】
このように本発明によれば、非常に簡単な構成によってポンプ排出力の高い小型のダイヤフラムポンプを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るダイヤフラムポンプの概略的斜視図である。
【図2】同上のダイヤフラムポンプの概略的分解斜視図である。
【図3】同上のダイヤフラムポンプの断面構造図である。
【図4】同上のダイヤフラムポンプにおける吸気バルブを示す拡大説明図である。
【図5】同上のダイヤフラムポンプの吸気バルブの動作を示す説明図であって、バルブ閉の状態を示す図である。
【図6】同上のダイヤフラムポンプの吸気バルブの動作を示す説明図であって、バルブ開の状態を示す図である。
【図7】本発明の別な実施の形態に係るダイヤフラムポンプの吸気用バルブを拡大した説明図である。
【図8】本発明のさらに別な実施の形態であるダイヤフラムポンプの概略的分解斜視図である。
【図9】図8に示すダイヤフラムポンプの断面構造図である。
【図10】本発明のさらに別な実施の形であるダイヤフラムポンプの概略的分解斜視図である。
【図11】図10に示すダイヤフラムポンプの断面構造図である。
【図12】本発明のさらに別な実施の形態に係るダイヤフラムポンプの概略的分解斜視図である。
【図13】図12に示すダイヤフラムポンプの断面構造図である。
【図14】本発明のさらに別な実施の形態に係るダイヤフラムポンプの一部破断した断面構造図である。
【図15】図14に示すダイヤフラムポンプの吸気用バルブに用いられるスペーサを示す図であって、同図(a)はその平面図、同図(b)はそのX−X断面図である。
【図16】本発明のさらに別な実施の形態に係るダイヤフラムポンプの概略的分解斜視図である。
【図17】図16に示すダイヤフラムポンプの断面構造図である。
【図18】本発明のさらに別な実施の形態に係るダイヤフラムポンプの概略的分解斜視図である。
【図19】図18に示すダイヤフラムポンプの断面構造図である。
【図20】従来例のダイヤフラムポンプの概略的分解斜視図である。
【図21】同上のダイヤフラムポンプの断面構造図である。
【図22】同上のダイヤフラムポンプにおける問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
1 吸気路
2 排気路
3 接続路
10 筐体
11 吸気路を構成する貫通孔
12 排気路を構成する貫通孔
13 吸気路を構成する貫通孔のポンプ室側開口部
14 排気路を構成する貫通孔のポンプ室と反対側開口部
15 筐体の上面に形成された吸気用凹部
16 筐体の下面に形成された排気用凹部
17 筐体の下面に形成された吸気用凹部
18 筐体に形成された排気バルブを構成する台座
20 ダイヤフラム
22 電極
30 フィルム片
40 スペーサ
50 スペーサ
51 通気孔
60 スペーサ
61 スペーサに形成された排気バルブを構成する台座
70 スペーサ
80 接続用パイプ
90 接続路を構成するプレート部

Claims (3)

  1. 2つの貫通孔が備えられた板状の筐体と、当該筐体の上面に配設されたダイヤフラムとによってポンプ室が形成されたダイヤフラムポンプであって、一方の前記貫通孔に吸気用バルブが備えられて吸気路が構成され、残る一方の貫通孔に排気用バルブが備えられて排気路が構成されてなり、
    前記吸気用バルブは、筐体の下面に形成された吸気用凹部の底面に、前記吸気路を構成する貫通孔の開口部を覆うようにしてフィルム片を配置し、当該吸気用凹部に嵌合され、前記貫通孔の開口部に対応する領域より狭い領域に通気孔が開設されたスペーサにて挟み込まれたことを特徴とするダイヤフラムポンプ。
  2. 2つの貫通孔が備えられた板状の筐体と、当該筐体の上面に配設されたダイヤフラムとによってポンプ室が形成されたダイヤフラムポンプであって、一方の前記貫通孔に吸気用バルブが備えられて吸気路が構成され、残る一方の貫通孔に排気用バルブが備えられて排気路が構成されてなり、
    前記吸気用バルブは、前記筐体の下面に吸気用凹部が備えられ、当該吸気用凹部の底面に通気用孔が設けられたフィルム片が配置されると共に、当該通気用孔に対応して、当該通気用孔の径よりも大きな径を有する台座と、当該台座の周縁部に形成された溝部と、当該溝部と外部を接続する通気孔とを具備するスペーサと、前記吸気用凹部の底面との間に前記フィルム片が挟み込まれて、構成されたことを特徴とするダイヤフラムポンプ。
  3. 2つの貫通孔が備えられた板状の筐体と、当該筐体の上面に配設されたダイヤフラムとによってポンプ室が形成されたダイヤフラムポンプであって、一方の前記貫通孔に吸気用バルブが備えられて吸気路が構成され、残る一方の貫通孔に排気用バルブが備えられて排気路が構成されてなり、
    前記排気用バルブは、前記筐体の下面に排気用凹部が備えられ、当該排気用凹部の底面に、通気用孔が設けられたフィルム片が配置されると共に、当該通気用孔に対応して、前記筐体に、当該通気用孔の径よりも大きな径を有する台座と、当該台座の周縁部に形成された溝部と、当該溝部とポンプ室を接続する通気用孔とを形成し、円環状のスペーサと前記排気用凹部の底面に前記フィルム片
    が挟み込まれて構成されたことを特徴とするダイヤフラムポンプ。
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