JP3708780B2 - ディジタル放送における嗜好データ管理方法,ディジタル放送受信装置および嗜好データ管理用プログラムの記録媒体 - Google Patents
ディジタル放送における嗜好データ管理方法,ディジタル放送受信装置および嗜好データ管理用プログラムの記録媒体 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,ディジタル放送において,従来型放送番組の視聴状況と,従来型放送番組とともに配信されるデータ放送における双方向コンテンツ(ボタン)に対する視聴者のリアクションとから,視聴者の嗜好を自動的に作成・更新するディジタル放送における嗜好データ管理方法,ディジタル放送受信装置および嗜好データ管理用プログラムの記録媒体に関する。嗜好とは,例えば送出コンテンツの種々のジャンルに対する視聴者各人の関心の度合を示す数値である。
【0002】
【従来技術】
ディジタル放送では,従来型放送番組だけでなく,データ放送も利用できるようになる。データ放送においては,視聴者がリアクションできる双方向コンテンツ(ボタン)が可能となる。リアクションとは,データ放送の送出コンテンツの視聴者が視聴において示す反応操作であり,具体的にはデータ放送コンテンツに含まれるボタンをクリックするという視聴者の操作などである。
【0003】
これまで,ディジタル放送において,視聴者の嗜好に適合した情報を提供するために様々な方法が行われてきた。例えばあらかじめ視聴者の嗜好を複数のジャンルから選択させる方法がある。この方法の場合,一度嗜好を投入すれば,嗜好に適した情報が得られるというメリットはあるが,視聴者は,通常の視聴とは別に,嗜好を投入するという動作をしなければならない。また,視聴者の嗜好が変化した場合にも,改めて視聴者が嗜好を投入しなおさなければならなくなる。
【0004】
その他の例として,従来型放送番組の視聴傾向から電子番組ガイド(EPG:Electronic Program Guide)などを用いて,視聴者の嗜好を蓄積する方法がある。この方法の場合,視聴者があらかじめ嗜好を表す情報を投入することなく,番組視聴行為によって,嗜好が蓄積されるという利点がある。
【0005】
しかし,データ放送のボタンに対するリアクションを用いた嗜好データ管理は行われていない。また,ディジタル放送においては,従来型放送番組と連動してデータ放送を表示できるため,放送されているクイズ番組に参加したり,スポーツ番組で結果を予想したりといったことが可能となる。しかし,データ放送のボタンに対するリアクションと従来型放送番組とを関連付けて嗜好データを管理することは行われていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
視聴者の嗜好に適した情報を提供する際に,あらかじめ嗜好分野(ジャンル)が定められている場合には,情報提供者側が嗜好を用いたターゲティングを行うことは可能である。しかし,季節や時代の変化とともに,ターゲティングで用いたいジャンルが変化していく可能性が高い。そのため,ジャンルを変更,分割,統合,廃止することが必要になる。
【0007】
また,電子番組ガイド(EPG)などを用いる場合には,その時々の状況に応じてジャンルが定まっていくが,各視聴者ごとに保存されている嗜好データのジャンルが異なることになる。そのため,蓄積された嗜好データのジャンルを情報提供者側によって,変更,分割,統合,廃止することが必要になる。
【0008】
本発明の目的は,データ放送中のコンテンツに対する視聴者のリアクションも視聴者の嗜好に基づく行為と考え,これらを利用して視聴者の嗜好を自動的に採取し,視聴者個々の嗜好情報を格納している嗜好データベースを更新するシステムを提供することにある。また,リアクションも考慮した視聴者の嗜好により最適コンテンツを選択して視聴者に提示し,ジャンルの変更にも柔軟に対応できるシステムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は,上記課題を解決するため,リアクションがあった送出コンテンツに付与されている送出コンテンツの属性ベクトルを入力として,視聴者個々の嗜好データを採取することを最も主要な特徴とする。
【0010】
詳しくは,本発明は,従来型放送番組とともに配信されるデータ放送を受信し,従来型放送番組とデータ放送とを分離してそれぞれを出力するディジタル放送受信装置において,従来型放送番組およびデータ放送を表示する表示手段と,視聴者がディジタル放送受信装置を操作するための入力を行う入力手段と,嗜好データを外部に送信する送信手段と,前記データ放送を記憶し,最適コンテンツを選択する必要がある場合には最適なコンテンツを選択し,従来型放送番組とデータ放送を前記表示手段に表示する制御を行う制御手段と,視聴中の従来型放送番組に変化があった場合には,番組視聴情報を更新し,前記番組視聴情報を用いた嗜好データ更新を行い,データ放送中のボタンに対して視聴者からリアクションがあった場合には,リアクションに伴う前記番組視聴情報の更新を行い,リアクションに伴う嗜好データ更新を行う嗜好データ管理手段とを備えることを特徴とする。嗜好データは,視聴者の嗜好を表すもので,嗜好の内容を表すジャンルとそれに対する関心の度合を示す関心度から構成される。番組視聴情報は,視聴者の番組視聴の傾向を表すものである。
【0011】
従来型放送番組には,従来型放送番組の内容を表す番組属性があり,データ放送中の視聴者がリアクション可能なボタンには,ボタンの内容を表すボタン属性がある。また,番組視聴情報には,従来型放送番組と同時に表示されるデータ放送中のボタンの中から従来型放送番組に関連するボタンを選択した状況を表す関連ボタン選択状況の情報がある。ディジタル放送受信装置における嗜好データ管理手段は,データ放送中のボタンに対するリアクションが発生したときに,リアクションの対象となったボタンのボタン属性と視聴中の従来型放送番組の番組属性とを用いてリアクションと従来型放送番組との相関係数を算出し,その相関係数からボタンが従来型放送番組に関連しているとされた場合には,番組視聴情報中の関連ボタン選択状況を更新する。
【0012】
あるいは,ボタン属性の中には,そのボタンが従来型放送番組に関連している度合を表す関連度があり,嗜好データ管理手段は,データ放送中のボタンに対するリアクションが発生したときに,リアクションの対象となったボタンが持つボタン属性の関連度を用いて,従来型放送番組に関連しているかどうかを判断し,従来型放送番組に関連している場合には,番組視聴情報中の関連ボタン選択状況を更新する。
【0013】
また,嗜好データ管理手段は,リアクションの対象となったボタンのボタン属性に基づき,リアクションに伴う嗜好データ更新を行う。
【0014】
また,嗜好データ管理手段は,番組視聴情報を一つ選択して,既に放送が終了した従来型放送番組に関する番組視聴情報である場合には,視聴者がその従来型放送番組を視聴した総時間を示す番組視聴時間を用いて従来型放送番組に対する興味の度合を表す番組興味度を算出し,選択した番組視聴情報の番組関連ボタン選択状況を用いて番組興味度を補正し,番組視聴情報に対する番組属性と番組興味度を用いて嗜好データ中の関心度を更新し,更新した関心度の更新日時を更新し,嗜好データ更新に利用した番組視聴情報を削除する必要がある場合にはそれを削除する。
【0015】
また,嗜好データ管理手段は,視聴開始の場合,または視聴中の従来型放送番組がチャンネルの変更や,同一チャンネル内での番組変更が生じた場合に,それまで視聴した従来型放送番組がある場合には,その従来型放送番組の番組情報中の番組視聴時間を更新し,新しい従来型放送番組に対応する番組視聴情報が既に存在する場合には,番組視聴情報中の番組視聴開始時間を更新し,新しい従来型放送番組に対応する番組視聴情報が存在しない場合には,新たな番組視聴情報を作成する。
【0016】
複数のコンテンツには,それぞれコンテンツ属性があり,ディジタル放送受信装置における制御手段は,番組視聴情報を順番に選択し,選択した番組視聴情報が現在視聴中の番組の情報である場合には,現在時刻に基づき視聴時間を算出して,算出した視聴時間を用いて従来型放送番組に対する興味の度合を表す番組興味度を算出し,選択した番組視聴情報が現在視聴中の従来型放送番組の情報でない場合には,番組視聴情報に保存された視聴時間を用いて従来型放送番組に対する興味の度合を表す番組興味度を算出し,選択した番組視聴情報中の関連ボタン選択状況を用いて番組興味度を補正し,補正した番組興味度と番組視聴情報に対する番組属性を用いて,最適コンテンツ選択時における現在嗜好データを算出し,算出した現在嗜好データとコンテンツ属性を用いて全てのコンテンツに対する嗜好得点を算出し,最も嗜好得点の高いコンテンツを最適コンテンツとする。
【0017】
また,嗜好データ中に,嗜好データを構成するジャンルのリストのバージョンを表すバージョン情報を付加する。嗜好データ管理手段は,嗜好データ変更情報を受信すると,嗜好データ変更情報中のバージョン情報と嗜好データのバージョン情報とを比較して,保存してある嗜好データのバージョンが古い場合には,嗜好データ変更情報を用いて新しいジャンルに対する嗜好データ中のジャンルと関心度を取得し,新しいジャンルに対する関心度を算出し,その算出結果を用いて嗜好データを変更する。
【0018】
また,嗜好データ管理手段は,嗜好データ更新の際に,嗜好データの個々の関心度に対して更新日時を保存しておき,嗜好データの関心度と更新日時の組み合わせを順番に選択して,現在日時から,選択した関心度の更新日時が一定期間以上古い場合には,関心度を減少させ,更新日時を現在日時にする。
【0019】
以上の各処理手段をコンピュータによって実現するためのプログラムは,コンピュータが読み取り可能な可搬媒体メモリ,半導体メモリ,ハードディスクなどの適当な記録媒体に格納することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に,本発明の実施の形態を説明する。図1に,本発明の実施の形態に係る装置の構成例を示す。
【0021】
図1において,従来型放送番組およびデータ放送からなるディジタル放送は,放送局10から地上波放送または衛星放送によりディジタル放送受信装置20に配信される。視聴者がディジタル放送受信装置20の端末において見たり聞いたりするコンテンツ全体をディジタル放送の送出コンテンツと呼ぶ。送出コンテンツは,従来型放送番組と,その放送番組に関連づけられて送出,あるいはその内容とは独立に送出されるデータ放送コンテンツとから構成される。データ放送コンテンツは,データ放送番組とボタンとから構成されている。
【0022】
図2にディジタル放送における表示例を示す。ディジタル放送では,従来型放送番組31とデータ放送32の連動表示ができるようになる。データ放送32中には,視聴者がリアクション可能なボタン33がある。
【0023】
ディジタル放送受信装置20は,ディジタル放送を受信する受信手段21,受信したディジタル放送を従来型放送番組31とデータ放送32に分離する分離手段22,視聴者がチャンネル変更などを投入する入力手段23,画面の表示制御を行う制御手段24,嗜好データを管理する嗜好データ管理手段25,ディジタル放送を表示する表示手段26,嗜好データを外部に送信する送信手段27により構成される。送信手段27により,外部装置において嗜好データを利用できる。これによって,ジャンルリストの変更を実際の嗜好データの状況から行うことも可能になる。
【0024】
制御手段24は,データ放送32を一時的に記憶する記憶部241,複数のコンテンツの中から視聴者の嗜好に最適なコンテンツを選択する最適コンテンツ選択部242,表示制御部243から構成される。
【0025】
さらに,嗜好データ管理手段25は,リアクションによる番組視聴情報更新部251,リアクションによる嗜好データ更新部252,従来型放送番組の視聴番組変化による番組視聴情報更新部253,従来型放送番組の番組視聴による嗜好データ更新部254,ジャンルリストに応じた嗜好データ変更部255,関心度更新日時に応じた嗜好データ修正部256から構成される。
【0026】
図3(A)は嗜好データの基本構成例を示し,図3(B)は更新日時がある場合の嗜好データの構成例を示す。嗜好データ管理手段25によって管理される視聴者の嗜好を表す嗜好データは,図3(A)に示すように,嗜好の内容を表す文字列であるジャンルと,そのジャンルに対する関心度によって構成される。ジャンルを全てまとめて,ジャンルリストと呼ぶ。ジャンル名の順列が固定の場合には,嗜好データとしてジャンル名を保持する必要はない。ジャンル名は,あらかじめ定まっている場合と,電子番組ガイドなどによって,適宜作成される場合がある。関心度は,多値もしくは実数とする。値が大きいほど視聴者のそのジャンルに対する興味が高いことを表す。また,更新日時を利用して,嗜好データの修正を行う場合には,図3(B)に示すように,それぞれの関心度に対する更新日時(保存日時)を保持する。
【0027】
嗜好データ管理手段25によって管理される番組視聴情報は,図4に示すようなデータ構成になっている。番組IDは,従来型放送番組の個々の番組に与えられるIDである。番組開始時刻は,その従来型放送番組の放送開始時刻である。番組放送時間は,その従来型放送番組の放送時間(例:2時間番組など)である。番組視聴開始時刻は,従来型放送番組の視聴を開始した時刻であり,チャンネルを切り替えた場合には,最新の視聴開始時刻を表す。番組視聴時間は,その従来型放送番組を視聴した全ての時間の総和である。関連ボタン選択状況は,データ放送中のボタンのうち,従来型放送番組に関連するボタンを選択した状況を表す。なお,番組開始時刻,番組放送時間は,電子番組ガイド情報が取得できる場合には,番組視聴情報として保持せず,必要に応じて取得してもよい。
【0028】
図5は,従来型放送番組の番組属性およびボタン属性の説明図である。従来型放送番組には番組属性があり,ボタンにはボタン属性がある。これらの属性は,同じような形式のベクトル・データとして表現される。例えば,定められたジャンルリストから,図5(A)に示すようにジャンルに属するかどうかを示す情報を属性とする場合がある。また,定められたジャンルリストから,図5(B)に示すようにジャンルに属する度合を数値で表したものを属性とする場合がある。また,これらを電子番組ガイドなどから,形態素解析などにより抽出したキーワードを属性とする場合がある。さらに,抽出したキーワードに対して,重要度によって数値が異なるようにする場合もある。
【0029】
〔嗜好データ管理の処理〕
図6に,嗜好データ管理の処理フローを示す。ディジタル放送受信装置20の電源投入により,まず初期処理として,ステップS101とステップS102の処理を行う。ステップS101では,受信した放送コンテンツ中に,嗜好データ変更情報がある場合には,嗜好データを変更する。
【0030】
ステップS102では,嗜好データ中の関心度の更新日時を用いて関心度を修正する必要がある場合には嗜好データを修正する。ステップS101およびS102の詳細な処理内容(サブ処理)については後述する。
【0031】
次に,嗜好データ管理に関わる処理として,ステップS103〜S109を繰り返し行う。従来型放送番組には,番組個々に番組IDが設定されており,番組IDは,従来型放送番組とともに送信される。
【0032】
ステップS103では,視聴中の番組IDを取得する。取得した番組IDとメモリに保持されている番組IDとを比較して,番組IDが異なる場合には,番組IDが変化したとして,取得した番組IDをメモリに保持する。装置の電源投入時には,番組IDが変化したとして扱う。以前の番組IDは,直前視聴番組IDとして保持する。
【0033】
ステップS104では,番組ID変化に伴う番組視聴情報の更新を行う。ステップS105では,番組視聴情報を用いた嗜好データの更新を行う。ステップS106で,視聴者の入力デバイスへの操作を監視しておりクリック(ボタン選択)による視聴者のリアクションが発生したときには,リアクションありと判断して,ステップS107の処理へ移る。
【0034】
ステップS107では,リアクションに伴う番組視聴情報の更新を行う。続いて,ステップS108では,ボタン属性による嗜好データの更新を行う。ステップS104,S105,S107およびS108の詳細な処理内容(サブ処理)については後述する。
【0035】
ステップS109で,装置の電源断による番組終了を検知したときには,ステップS110へ移る。そうでない場合には,ステップS103へ戻る。ステップS110では,終了処理を行う。ここでは,現在視聴中の番組の番組視聴時間の更新や,各種データの保存処理などを行う。
【0036】
〔リアクションに伴う番組視聴情報更新〕
図7(A)に,リアクションに伴う番組視聴情報更新の処理フローを示す。これは,図6のリアクション発生時におけるステップS107のサブ処理の第1の実現例である。
【0037】
ステップS201では,メモリに保持される番組IDに対する番組属性を放送コンテンツ中から取得する。番組属性が既にメモリに保持されている場合には,それを利用する。ステップS202では,リアクションの対象となったボタンのボタン属性を取得する。
【0038】
ステップS203では,番組属性とボタン属性を用いて,ボタンと番組の相関係数を以下のようにして求める。
【0039】
ジャンルリストがあらかじめ定められている場合には,番組属性に対して,該当する分野を1,該当しない分野を0として,番組属性をベクトル表記すると,図7(B)に示すように,番組属性ベクトルは,例えば
Vp=(0,1,1,0,1,0,0,…,0)
と表される。番組属性と同様にして,ボタン属性ベクトルは,
Vo=(1,0,1,0,1,0,0,…,0)
と表される。
【0040】
番組とボタンの相関係数を,二つのベクトルの要素が共に1である数とすると,上記の例の場合,相関係数は,Vp*Vo=2となる。番組とボタンの相関係数を,二つのベクトルのコサイン値とすると,上記の例の場合,相関係数は,Vp*Vo/(|Vp||Vo|)=0.667となる。番組属性ベクトルとボタン属性ベクトルの値は,0,1だけでなく,該当する度合に応じて多値で表現してもよい。
【0041】
また,電子番組ガイドを用いる場合には,電子番組ガイド中の文字列から形態素解析によって切り出された自立語を番組属性として扱う場合がある。その場合,番組属性は,(“プロ野球”,“巨人”,“阪神”,“東京ドーム”,“実況太郎”,“解説次郎”)などと表現される。
【0042】
一方,それぞれのボタンに対してもボタンの内容を表す文字列を用意する。番組に連動するデータ放送での放送内容に関するクイズであって,文字列が(巨人が阪神に勝利。当選賞品はデジタルカメラ)であった場合,ボタン属性は,(“巨人”,“阪神”,“勝利”,“当選”,“賞品”,“デジタルカメラ" )となる。あらかじめ重要でない単語を示す単語辞書を用意しており,(勝利,当選,賞品)が重要でない単語に該当する場合には,(“巨人”,“阪神”,“デジタルカメラ”)がボタン属性になる。番組属性とボタン属性との間で一致する文字列の数を相関係数と定めると,相関係数は上記の例では,2となる。
【0043】
例えば,番組属性が(“巨人”,4,“阪神”,1.2,“勝利”,3,“当選”,1.8,“賞品”,1.0,“デジタルカメラ”,2.0),また,ボタン属性が(“巨人”,2,“阪神”,1,“デジタルカメラ”,1)というように,番組属性とボタン属性とが,共に分野名と数値との組によって表される場合もある。数値は,単語の出現回数やあらかじめ設定した重要度に応じて決められたものである。
【0044】
一致する文字列同士の数値の乗算の和を相関係数とすると,上記の例では,
(4×2)+(1.2×1)+(2.0×1)=11.2
となる。
【0045】
重要度の付け方として,重要単語とその重要度をあらかじめ辞書として保持する場合や,電子番組ガイド中のタイトルやキーワードに出現する単語には,重みを付けるなどの方法がある。また,類義語辞書を用いることにより,“巨人”と“ジャイアンツ”や,“デジタルカメラ”と“デジカメ”を同一に扱うことも可能である。
【0046】
また,電子番組ガイドなどをあらかじめ,タイトル,キーワード,出演者,内容などと分類した上で,それぞれ文字列で表記することもある。その場合,分類ごとに重要度を付けることもできる。
【0047】
ステップS204では,相関係数があらかじめ定めた閾値を超えているかどうかを判定する。相関係数が閾値を超えている場合に,ステップS205では,番組視聴情報の関連ボタン選択状況をカウントアップする。カウントアップする値は,毎回1を加算する場合や,相関係数をそのまま加算する場合や,相関係数とカウントアップする値の対応表をあらかじめ用意しておく場合などがある。また,関連度と加算数の関数を用意しておいてもよい。
【0048】
図8に,他の方法によるリアクションに伴う番組視聴情報更新の処理フローを示す。これは,図6のリアクション発生時におけるステップS107のサブ処理の第2の実現例である。この例では,あらかじめボタン属性が従来型放送番組に関連しているかどうかという関連度を持つ。例えば,ボタン属性の基本構成に対して関連度を追加すると,図9(A)に示すように,関連度が,関連しているか否か(○,×や1,0)で表される場合や,図9(B)に示すように,関連度が数値で設定される場合がある。また,ボタン属性が文字列で表されている場合でも,図9(C)または(D)のように表すことができる。
【0049】
まず,図8のステップS301では,リアクションの対象となったボタンのボタン属性を取得する。ステップS302では,ボタン属性の関連度から,従来型放送番組に関連しているかどうかを判定する。関連度が0や×のときには,番組に関連していないとする。従来型放送番組に関連している場合,ステップS303へ進み,番組視聴情報の関連ボタン選択状況をカウントアップする。関連度があり,なしで表される場合には,関連度ありの時には1を加算し,関連度が数値で表されている場合には,その数値を加算する。関連度に数値を加算する場合に,その数値をそのまま加算してもよいし,関連度に定数を乗算してから加算してもよい。また,関連度と加算値の対応表を用意しておき,それに従って加算してもよい。また,関連度と加算数の関数を用意しておいてもよい。
【0050】
〔番組視聴情報を用いた嗜好データ更新〕
図10に,番組視聴情報を用いた嗜好データ更新の処理フローを示す。これは,図6のステップS105のサブ処理である。
【0051】
ステップS401では,保存されている番組視聴情報を一つ選択する。ステップS402では,番組視聴情報中の放送開始時刻と放送時間とから放送終了時刻を求め,現在時刻と比較して,放送が終了したかどうかを判定する。放送が既に終了している場合には,ステップS403の処理へ移る。
【0052】
ステップS403では,視聴時間を用いた番組興味度を算出する。例えば,従来型放送番組の放送時間をTp,従来型放送番組の視聴時間をTwとすると,番組興味度Diを,
Di=Tw/Tp
として算出する。
【0053】
ステップS404では,関連ボタン選択状況を用いて番組興味度を補正する。ここでは,関連ボタン選択状況が多いほど,番組興味度が高くなるようにする。補正方法を以下に示す。
【0054】
リアクション回数をNsとすると,Nsを用いて番組興味度Diは,
Di=w1×(Tw/Tp)+w2×Ns(w1,w2は重み)
とする。また,別の方法では,
Di=w3×(Tw/Tp)×Ns(w3は重み)
とすることもできる。
【0055】
ステップS405では,送出コンテンツ中からステップS401で取得した番組視聴情報中の番組IDに対応する番組属性を取得する。既に番組属性がメモリに保持されている場合には,それを利用する。
【0056】
ステップS406では,取得した番組属性とステップS404で算出した番組興味度Diを用いて,関心度を更新する。更新方法を以下に示す。あらかじめジャンルが定められている場合には,従来型放送番組の番組属性ベクトルがVpと表され,嗜好データの関心度ベクトルをPd,新しい嗜好データの関心度ベクトルをPdn としたとき,
Pdn =Pd+Di×Vp
として関心度が更新される場合や,番組興味度Diの値に応じて,図11の興味度加算係数対応表に示されるように,加算係数(A)があらかじめ定められており,
Pdn =Pd+A×Vp
として関心度が更新される場合などがある。
【0057】
また,DiとVpの加算の度合が,加算関数f(Di)で表現されている場合には,
Pdn =Pd+f(Di)×Vp
として関心度が更新される場合などがある。
【0058】
また,電子番組ガイドや文字列で表されたボタン情報があり,その中から形態素解析などを用いて,番組属性やボタン属性となる単語が抽出されている場合には,嗜好データは,図12に示すように,ジャンルと関心度の組み合わせで表現される。
【0059】
嗜好データに既に番組属性内の単語が存在している場合には,単語の関心度を番組興味度分加算する場合や,上記の興味度加算係数対応表に応じて,関心度を加算したり,加算関数によって加算する場合がある。
【0060】
嗜好データに番組属性内の単語が存在していない場合には,新たにジャンルと関心度の組を嗜好データ内に作成することになる。
【0061】
ステップS407では,値が変化した関心度の更新日時を更新する。ただし,嗜好データ中に更新日時が含まれない場合には,ステップS407の処理は必要ない。ステップS408では,嗜好データ更新に用いた番組視聴情報を削除する。番組視聴情報中に,嗜好データ更新に利用したかどうかを表す情報を用意し,この時点で既に利用したことを書きこめば,必ずしも削除する必要はない。
【0062】
ステップS409では,全ての番組視聴情報について嗜好データ更新を終えたかどうかを判定し,終えていない場合にはステップS401へ戻り,全て終えた場合には,処理を終了する。
【0063】
〔番組ID変化に伴う番組視聴情報更新〕
図13に,番組ID変化に伴う番組視聴情報更新の処理フローを示す。これは,図6の番組ID変化時におけるステップS104のサブ処理である。
【0064】
ステップS501では,現在時刻を取得して,ステップS103(図6)で保持した直前視聴番組IDに対応する番組視聴情報の視聴時間を更新する。視聴時間は,現在時刻と視聴開始時刻の差を加算することで更新する。
【0065】
ステップS502では,ステップS103(図6)で保持した現在視聴中の番組IDを取得し,その番組IDに対応する番組視聴情報が存在するか否かを検索する。同一番組IDの視聴情報が存在する場合には,ステップS503へ進む。ステップS503では,視聴開始時刻を現在時刻とする。
【0066】
同一番組IDの視聴情報が存在しない場合には,ステップS504へ進む。ステップS504では,送出コンテンツ中から番組IDに関連する情報(番組放送時間,番組放送開始時刻)を取得する。ステップS505では,番組IDに対応する番組視聴情報を作成する。なお,番組IDに関連する情報は,ステップS505の段階で取得して保存する場合だけでなく,嗜好データ更新の際に,電子番組ガイドの情報から取得する場合もある。
【0067】
〔ボタン属性による嗜好データ更新〕
図14に,ボタン属性による嗜好データ更新の処理フローを示す。これは,図6のステップS108のサブ処理である。
【0068】
ステップS601では,リアクションの対象となったボタン属性を取得する。既にメモリにボタン属性が保持されている場合には,それを利用する。
【0069】
ステップS602では,ボタン属性を用いて関心度を更新する。更新方法を以下に示す。ジャンルリストがあらかじめ定められている場合には,ジャンルリストに基づき,ボタン属性が定められる。ボタン属性ベクトルをVo,嗜好データの関心度ベクトルをPd,更新後の関心度ベクトルをPdn とすると,
Pdn =Pd+Vo
というように嗜好データが更新される。
【0070】
ボタン属性が文字列で表現される場合には,文字列から抽出した単語が嗜好データに既に存在する場合には,関心度を1増やし,嗜好データに存在しない場合には,新たなジャンルを追加して関心度を1とする。加算する数は,必ずしも1でなくてもよい。また,ボタン属性が単語と属性値で表されている場合には,その数値を加算する。
【0071】
ステップS603では,更新した関心度の更新日時を更新する。嗜好データ中に,更新日時が存在しない場合には,この処理は必要ない。
【0072】
〔最適コンテンツ選択〕
図15に,最適コンテンツ選択の処理フローを示す。複数のコンテンツにコンテンツ属性(ボタン属性と同一)があり,そのコンテンツ属性と嗜好データとを利用して,最適コンテンツを選択し表示する。
【0073】
ステップS701では,保存された番組視聴情報のうち一つを選択する。ステップS702では,番組視聴情報中の番組放送開始時刻,番組放送時間から,放送終了時刻を求め,現在時刻と比較して対応する番組が既に放送終了したかどうかを判定する。放送終了していない場合には,現在視聴中とする。現在視聴中の場合にはステップSS703の処理を行う。ステップS703では,現在時刻を取得して,現在までの視聴時間を算出する。
【0074】
ステップS704では,番組視聴中の視聴時間もしくはステップS703で算出した視聴時間を用いた番組興味度を算出する。算出方法を以下に示す。従来型放送番組の放送時間をTp,従来型放送番組の視聴時間をTwとすると,番組興味度Diは,
Di=Tw/Tp
と表すことができる。
【0075】
ステップS705では,関連ボタン選択状況による番組興味度の補正を行う。補正方法を以下に示す。関連ボタン選択状況をNsとすると,Nsを用いて番組興味度は,
Di=w1×(Tw/Tp)+w2×Ns(w1,w2は重み)
とする。また,別の方法では,
Di=w3×(Tw/Tp)×Ns(w3は重み)
とすることもできる。重みw1,w2,w3は別途定める。
【0076】
ステップS706では,番組視聴情報の番組IDに対応する番組属性を送出コンテンツ中もしくはメモリから取得する。ステップS707では,現在嗜好データを作成する。作成方法を以下に示す。
【0077】
あらかじめジャンルが定められている場合には,例えば次のように現在嗜好データPdp が作成される。
1)従来型放送番組の属性ベクトルがVpと表され,嗜好データの関心度ベクトルをPd,現在嗜好データをPdp とするとき,Pdp =Pd+Di×Vpとして現在嗜好データが作成される。
2)番組興味度Diの値に応じて,図11に示すように加算係数(A)があらかじめ定められており,Pdp =Pd+A×Vpとして現在嗜好データが作成される。
3)加算関数f(Di)が定められており,Pdp =Pd+f(Di)×Vpとして現在嗜好データが作成される。
【0078】
また,電子番組ガイドや文字列で表されたボタン属性があり,その中から形態素解析などを用いて,番組属性やボタン属性となる単語が抽出されている場合には,嗜好データは,図12に示すように,ジャンルと関心度の組み合わせで表現される。
【0079】
嗜好データに,既に番組属性内の単語が存在している場合には,単語の関心度を番組興味度分加算する場合や,番組興味度に嗜好属性の属性値を乗じた値を加算する場合や,図11に示す興味度加算係数対応表に応じて,関心度を加算する場合がある。嗜好データに番組属性内の単語が存在していない場合には,新たにジャンルと関心度の組みを嗜好データ内に作成することになる。
【0080】
以上のステップS704〜S707における計算方法は,図10の番組視聴情報を用いた嗜好データ更新の処理フローにおけるステップS403〜S406の計算方法と同一である。ただし,ここでは実際に計算結果を嗜好データとして更新するのではなく,メモリ上に一時保持することになる。
【0081】
ステップS708では,番組視聴情報を全て選択したかどうかを判定する。全て選択した場合には,ステップS709へ,まだ選択していないものがある場合には,ステップS701へ進む。
【0082】
ステップS709では,現在嗜好データと,コンテンツのコンテンツ属性を用いて,コンテンツごとの嗜好得点を算出する。算出方法を以下に示す。ジャンルリストがあらかじめ定められている場合には,現在嗜好データベクトルをPdp ,コンテンツのコンテンツ属性ベクトルをVci (iはコンテンツ番号)とすると,嗜好得点は,Pdp とVci の内積で表す場合や,2つのベクトルのコサイン値で表す場合などがある。
【0083】
また,コンテンツ属性が文字列で表されている場合には,現在嗜好データが図12に示すような表のとき,コンテンツ属性が,(“デジタルカメラ”,“化粧品”)ならば,嗜好得点は,4.0と2.5の和で表される場合や,平均で表される場合などがある。
【0084】
また,コンテンツ属性が,(“デジタルカメラ”,1.0,“化粧品”,2.0)ならば,嗜好得点は,
▲1▼ 4.0×1.0+2.5×2.0=9.0
と表される場合や,
▲2▼(4.0×1.0+2.5×2.0)/{(4.02 +2.52 )1/2 ×(1.02 +2.02 )1/2 }=0.85
と表される場合などがある。
【0085】
ステップS710では,全てのコンテンツの嗜好得点を算出すると,嗜好得点が最高のものを最適コンテンツとして選択する。嗜好得点が同一のコンテンツが複数存在する場合に,その中の一つを選択する方法として,ランダムに選択する方法,もっとも早く求められたものにする方法,最後に求められたものにする方法などがある。
【0086】
〔ジャンルリストに応じた嗜好データ変更〕
視聴者の嗜好を利用して最適なコンテンツの表示を行うためには,情報提供者側の要求や,季節や時代の変化に応じて,ジャンルを新しいジャンルに変更したり,複数のジャンルを統合したり,ジャンルを廃止したり,新たに作成したりする必要がある。そのため,図16に示すように,嗜好データには,ジャンルリストのバージョンを加える。
【0087】
ジャンル変更情報として,新たなジャンルとこれまでのジャンルの対応が,図17に示すように与えられる。これらの対応は,ジャンルの順列が固定の場合には,図17(A)に示すように,新しいジャンルの番号に対応する旧ジャンルの番号で表される。ジャンルの順列が固定的でない場合には,図17(B)に示すように,新しいジャンル名に対応する旧ジャンル名で表される。
【0088】
図18に,ジャンルリストに応じた嗜好データ変更の処理フローを示す。これは,図6に示すステップS101のサブ処理である。
【0089】
ステップS801で,送出コンテンツからジャンル変更情報を取得したならば,ステップS802へ移る。ジャンル変更情報がない場合には,処理を終了する。ステップS802では,これまでに作成された嗜好データを取得する。
【0090】
ステップS803では,ジャンル変更情報と嗜好データ中のジャンルリストのバージョンとを比較する。嗜好データのバージョンが古い場合には,ステップS804へ移る。一致する場合には,処理を終了する。
【0091】
ステップS804では,ジャンル変更情報から,新ジャンルと旧ジャンルの対応を一つ取得する。ステップS805では,旧ジャンルの関心度から新ジャンルの関心度を算出する。対応する旧ジャンルが複数存在する場合には,平均を取るなどの方法がある。
【0092】
ステップS806では,全てのジャンル変更情報を利用したかどうかを判定する。全ての変更情報を利用して関心度の算出を終えたら,ステップS807へ移る。全ての関心度の算出を終えていない場合には,ステップS804へ戻る。ステップS807では,算出した新ジャンルの関心度に基づき,嗜好データの変更を行う。
【0093】
〔関心度更新日時を用いた嗜好データ修正〕
図19に,関心度更新日時(保存時刻)を用いた嗜好データ修正の処理フローを示す。これは,図6に示すステップS102のサブ処理である。
【0094】
ステップS901では,現在日時を取得する。ステップS902では,嗜好データから関心度,更新日時の対を一つ選択する。ステップS903では,現在時刻と更新日時とを比較して,あらかじめ定められた一定期間以上,更新日時が古いかどうか判定する。一定期間以上古い場合には,ステップS904の処理へ移り,そうでない場合には,ステップS906の処理へ移る。
【0095】
ステップS904では,関心度を減少させる。関心度の減少方法は,減少時に一定数減少させる方法や,関心度と減少数の対応を関数もしくは対応表としてあらかじめ用意しておき,それに従って減少させる方法がある。電子番組ガイドなどを用いる場合には,関心度が0になった段階で,削除することもありえる。ステップS905では,更新日時を現在時刻とする。
【0096】
ステップS906では,全ての関心度と更新日時の組について処理を行ったかどうかを判定する。全て終了した場合には処理を終了し,そうでない場合には,ステップS902へ戻る。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば,以下のような効果がある。
【0098】
1)従来型放送番組の視聴だけでなく,データ放送中のボタンに対する視聴者のリアクションからも嗜好データを作成,更新することができる。
【0099】
2)インタラクティブコンテンツが番組内容に関連している場合には,番組にも興味があるとすることができる。
【0100】
3)嗜好データの内容を,情報提供者側の意図に従って適宜変更することができる。
【0101】
したがって,視聴者の特性に適したパーソナル情報提供サービスなどの実現にあたって利用価値の大きい視聴者の嗜好データを自動的に獲得することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の構成例を示す図である。
【図2】ディジタル放送における表示例を示す図である。
【図3】嗜好データの構成例を示す図である。
【図4】番組視聴情報の例を示す図である。
【図5】番組属性およびボタン属性の例を示す図である。
【図6】嗜好データ管理の処理フローを示す図である。
【図7】リアクションに伴う番組視聴情報更新の処理フロー(1)を示す図である。
【図8】リアクションに伴う番組視聴情報更新の処理フロー(2)を示す図である。
【図9】番組属性およびボタン属性の例を示す図である。
【図10】番組視聴情報を用いた嗜好データ更新の処理フローを示す図である。
【図11】興味度加算係数対応表の例を示す図である。
【図12】嗜好データの例を示す図である。
【図13】番組ID変化に伴う番組視聴情報更新の処理フローを示す図である。
【図14】ボタン属性による嗜好データ更新の処理フローを示す図である。
【図15】最適コンテンツ選択の処理フローを示す図である。
【図16】嗜好データの例を示す図である。
【図17】ジャンル変更情報の例を示す図である。
【図18】ジャンルリストに応じた嗜好データ変更の処理フローを示す図である。
【図19】関心度更新日時を用いた嗜好データ修正の処理フローを示す図である。
【符号の説明】
10 放送局
20 ディジタル放送受信装置
21 受信手段
22 分離手段
23 入力手段
24 制御手段
241 記憶部
242 最適コンテンツ選択部
243 表示制御部
25 嗜好データ管理手段
251 リアクションによる番組視聴情報更新部
252 リアクションによる嗜好データ更新部
253 視聴番組変化による番組視聴情報更新部
254 番組視聴による嗜好データ更新部
255 ジャンルリストに応じた嗜好データ変更部
256 関心度更新日時に応じた嗜好データ修正部
26 表示手段
27 送信手段
Claims (10)
- 従来型放送番組とともに配信されるデータ放送を受信する受信手段と,従来型放送番組とデータ放送とを分離する分離手段と,分離した従来型放送番組とデータ放送とを表示する表示手段と,視聴者の操作情報を入力する入力手段と,視聴者の嗜好の内容を表すジャンルごとに,そのジャンル名とそのジャンルに対する視聴者の関心の度合を数値化した関心度の情報との対応情報からなる嗜好データを記憶する嗜好データ記憶手段とを備える端末が行う視聴者の嗜好データ管理方法であって,
前記表示手段に前記分離した従来型放送番組とデータ放送とを表示する過程と,
従来型放送番組に与えられている番組IDと,その従来型放送番組が前記表示手段に表示された総時間を示す番組視聴時間と,その従来型放送番組に連動するデータ放送に含まれる視聴者の操作対象となるボタンのうち,当該従来型放送番組に関連するボタンに対するリアクションの回数を表す関連ボタン選択状況の情報とを少なくとも含む番組視聴情報を記憶し,前記表示手段に表示されている従来型放送番組の番組IDが変化した場合に,その番組IDの変化に伴う前記番組視聴情報中の少なくとも前記番組視聴時間の更新を行う過程と,
前記表示手段に表示された従来型放送番組に連動するデータ放送に含まれるボタンに対するリアクションを前記入力手段によって検出したときに,リアクションの対象となったボタンに関する放送に由来する属性情報であって,そのボタンがあらかじめ定められた各ジャンルに属するかどうかを表した,またはそれぞれのジャンルに属する度合を数値で表したベクトル・データとして表現されるボタン属性のデータと,前記表示手段に表示されている従来型放送番組の放送に由来する属性情報であって,その番組があらかじめ定められた各ジャンルに属するかどうかを表した,またはそれぞれのジャンルに属する度合を数値で表したベクトル・データとして表現される番組属性のデータとから,それぞれが属するジャンルの一致度が大きいほど大きな値となるリアクションと従来型放送番組との相関係数を算出し,算出した相関係数に応じて前記番組視聴情報中の関連ボタン選択状況の情報を更新する過程と,
前記番組視聴情報中の番組視聴時間が大きいほど,また関連ボタン選択状況の値が大きいほど番組興味度が高くなる所定の数式に従って番組興味度を算出し,前記番組属性のデータを用いて,前記嗜好データ記憶手段に記憶された嗜好データ中における番組が属するジャンルに該当する関心度の情報を前記算出した番組興味度に応じて更新する過程とを有する
ことを特徴とするディジタル放送における嗜好データ管理方法。 - 従来型放送番組とともに配信されるデータ放送を受信する受信手段と,従来型放送番組とデータ放送とを分離する分離手段と,分離した従来型放送番組とデータ放送とを表示する表示手段と,視聴者の操作情報を入力する入力手段と,視聴者の嗜好の内容を表すジャンルごとに,そのジャンル名とそのジャンルに対する視聴者の関心の度合を数値化した関心度の情報との対応情報からなる嗜好データを記憶する嗜好データ記憶手段とを備える端末が行う視聴者の嗜好データ管理方法であって,
従来型放送番組に与えられている番組IDと,その従来型放送番組が前記表示手段に表示された総時間を示す番組視聴時間と,その従来型放送番組に連動するデータ放送に含まれる視聴者の操作対象となるボタンのうち,当該従来型放送番組に関連するボタンに対するリアクションの回数を表す関連ボタン選択状況の情報とを少なくとも含む番組視聴情報を記憶し,前記表示手段に表示されている従来型放送番組の番組IDが変化した場合に,その番組IDの変化に伴う前記番組視聴情報中の少なくとも前記番組視聴時間の更新を行う過程と,
前記表示手段に表示された従来型放送番組に連動するデータ放送に含まれるボタンに対するリアクションを前記入力手段によって検出したときに,リアクションの対象となったボタンに関する放送に由来する属性情報であって,そのボタンが当該従来型放送番組に関連するかどうかを表した,またはその番組に関連する度合を数値で表したボタン属性のデータをもとに,前記リアクションの対象となったボタンが当該従来型放送番組に関連する かどうかを判定し,関連している場合に,前記番組視聴情報中の関連ボタン選択状況の情報を更新する過程と,
前記番組視聴情報中の番組視聴時間が大きいほど,また関連ボタン選択状況の値が大きいほど番組興味度が高くなる所定の数式に従って番組興味度を算出し,前記番組属性のデータを用いて,前記嗜好データ記憶手段に記憶された嗜好データ中における番組が属するジャンルに該当する関心度の情報を前記算出した番組興味度に応じて更新する過程とを有する
ことを特徴とするディジタル放送における嗜好データ管理方法。 - 従来型放送番組とともに配信されるデータ放送を受信する受信手段と,従来型放送番組とデータ放送とを分離する分離手段と,分離した従来型放送番組とデータ放送とを表示する表示手段と,視聴者の操作情報を入力する入力手段と,視聴者の嗜好の内容を表すジャンルごとに,そのジャンル名とそのジャンルに対する視聴者の関心の度合を数値化した関心度の情報との対応情報からなる嗜好データを記憶する嗜好データ記憶手段とを備える端末が行う視聴者の嗜好データ管理方法であって,
前記表示手段に前記分離した従来型放送番組とデータ放送とを表示する過程と,
前記表示手段に表示された従来型放送番組に連動するデータ放送に含まれるボタンに対するリアクションを前記入力手段によって検出したときに,リアクションの対象となったボタンに関する放送に由来する属性情報であって,そのボタンがあらかじめ定められた各ジャンルに属するかどうかを表した,またはそれぞれのジャンルに属する度合を数値で表したベクトル・データとして表現されるボタン属性のデータをもとに,前記嗜好データ記憶手段に記憶された嗜好データ中における前記ボタンが属するジャンルに該当する関心度の情報を更新する過程とを有する
ことを特徴とするディジタル放送における嗜好データ管理方法。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のディジタル放送における嗜好データ管理方法において,
前記嗜好データ記憶手段に記憶された嗜好データと,放送コンテンツに付与された,そのコンテンツが属するジャンルを示すコンテンツ属性とを用いて,嗜好データ中の,コンテンツ属性に含まれるジャンルに対応する関心度が高いほど,大きい得点となる嗜好得点を,各放送コンテンツごとに算出し,最も嗜好得点の高いコンテンツを,視聴者に対する最適コンテンツとして選択し,視聴者に提示する過程を有する
ことを特徴とするディジタル放送における嗜好データ管理方法。 - 従来型放送番組とともに配信されるデータ放送を受信する受信手段と,従来型放送番組とデータ放送とを分離する分離手段と,分離した従来型放送番組とデータ放送とを表示する表示手段と,視聴者の操作情報を入力する入力手段とを備えるディジタル放送受信装置において,
視聴者の嗜好の内容を表すジャンルごとに,そのジャンル名とそのジャンルに対する視聴者の関心の度合を数値化した関心度の情報との対応情報からなる嗜好データを記憶する嗜好データ記憶手段と,
従来型放送番組に与えられている番組IDと,その従来型放送番組が前記表示手段に表示された総時間を示す番組視聴時間と,その従来型放送番組に連動するデータ放送に含まれる視聴者の操作対象となるボタンのうち,当該従来型放送番組に関連するボタンに対するリアクションの回数を表す関連ボタン選択状況の情報とを少なくとも含む番組視聴情報を記憶し,前記表示手段に表示されている従来型放送番組の番組IDが変化した場合に,その番組IDの変化に伴う前記番組視聴情報中の少なくとも前記番組視聴時間の更新を行う手段と,
前記表示手段に表示された従来型放送番組に連動するデータ放送に含まれるボタンに対するリアクションを前記入力手段によって検出したときに,リアクションの対象となったボタンに関する放送に由来する属性情報であって,そのボタンがあらかじめ定められた各ジャンルに属するかどうかを表した,またはそれぞれのジャンルに属する度合を数値で表したベクトル・データとして表現されるボタン属性のデータと,前記表示手段に表示され ている従来型放送番組の放送に由来する属性情報であって,その番組があらかじめ定められた各ジャンルに属するかどうかを表した,またはそれぞれのジャンルに属する度合を数値で表したベクトル・データとして表現される番組属性のデータとから,それぞれが属するジャンルの一致度が大きいほど大きな値となるリアクションと従来型放送番組との相関係数を算出し,算出した相関係数に応じて前記番組視聴情報中の関連ボタン選択状況の情報を更新する手段と,
前記番組視聴情報中の番組視聴時間が大きいほど,また関連ボタン選択状況の値が大きいほど番組興味度が高くなる所定の数式に従って番組興味度を算出し,前記番組属性のデータを用いて,前記嗜好データ記憶手段に記憶された嗜好データ中における番組が属するジャンルに該当する関心度の情報を前記算出した番組興味度に応じて更新する手段とを備える
ことを特徴とするディジタル放送受信装置。 - 従来型放送番組とともに配信されるデータ放送を受信する受信手段と,従来型放送番組とデータ放送とを分離する分離手段と,分離した従来型放送番組とデータ放送とを表示する表示手段と,視聴者の操作情報を入力する入力手段とを備えるディジタル放送受信装置において,
視聴者の嗜好の内容を表すジャンルごとに,そのジャンル名とそのジャンルに対する視聴者の関心の度合を数値化した関心度の情報との対応情報からなる嗜好データを記憶する嗜好データ記憶手段と,
従来型放送番組に与えられている番組IDと,その従来型放送番組が前記表示手段に表示された総時間を示す番組視聴時間と,その従来型放送番組に連動するデータ放送に含まれる視聴者の操作対象となるボタンのうち,当該従来型放送番組に関連するボタンに対するリアクションの回数を表す関連ボタン選択状況の情報とを少なくとも含む番組視聴情報を記憶し,前記表示手段に表示されている従来型放送番組の番組IDが変化した場合に,その番組IDの変化に伴う前記番組視聴情報中の少なくとも前記番組視聴時間の更新を行う手段と,
前記表示手段に表示された従来型放送番組に連動するデータ放送に含まれるボタンに対するリアクションを前記入力手段によって検出したときに,リアクションの対象となったボタンに関する放送に由来する属性情報であって,そのボタンが当該従来型放送番組に関連するかどうかを表した,またはその番組に関連する度合を数値で表したボタン属性のデータをもとに,前記リアクションの対象となったボタンが当該従来型放送番組に関連するかどうかを判定し,関連している場合に,前記番組視聴情報中の関連ボタン選択状況の情報を更新する手段と,
前記番組視聴情報中の番組視聴時間が大きいほど,また関連ボタン選択状況の値が大きいほど番組興味度が高くなる所定の数式に従って番組興味度を算出し,前記番組属性のデータを用いて,前記嗜好データ記憶手段に記憶された嗜好データ中における番組が属するジャンルに該当する関心度の情報を前記算出した番組興味度に応じて更新する手段とを備える
ことを特徴とするディジタル放送受信装置。 - 従来型放送番組とともに配信されるデータ放送を受信する受信手段と,従来型放送番組とデータ放送とを分離する分離手段と,分離した従来型放送番組とデータ放送とを表示する表示手段と,視聴者の操作情報を入力する入力手段とを備えるディジタル放送受信装置において,
視聴者の嗜好の内容を表すジャンルごとに,そのジャンル名とそのジャンルに対する視聴者の関心の度合を数値化した関心度の情報との対応情報からなる嗜好データを記憶する嗜好データ記憶手段と,
前記表示手段に表示された従来型放送番組に連動するデータ放送に含まれるボタンに対するリアクションを前記入力手段によって検出したときに,リアクションの対象となったボタンに関する放送に由来する属性情報であって,そのボタンがあらかじめ定められた各ジャンルに属するかどうかを表した,またはそれぞれのジャンルに属する度合を数値で表 したベクトル・データとして表現されるボタン属性のデータをもとに,前記嗜好データ記憶手段に記憶された嗜好データ中における前記ボタンが属するジャンルに該当する関心度の情報を更新する手段とを備える
ことを特徴とするディジタル放送受信装置。 - 従来型放送番組とともに配信されるデータ放送を受信する受信手段と,従来型放送番組とデータ放送とを分離する分離手段と,分離した従来型放送番組とデータ放送とを表示する表示手段と,視聴者の操作情報を入力する入力手段とを備える端末においてコンピュータが嗜好データを採取するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって,
前記コンピュータを,
視聴者の嗜好の内容を表すジャンルごとに,そのジャンル名とそのジャンルに対する視聴者の関心の度合を数値化した関心度の情報との対応情報からなる嗜好データを記憶する嗜好データ記憶手段と,
従来型放送番組に与えられている番組IDと,その従来型放送番組が前記表示手段に表示された総時間を示す番組視聴時間と,その従来型放送番組に連動するデータ放送に含まれる視聴者の操作対象となるボタンのうち,当該従来型放送番組に関連するボタンに対するリアクションの回数を表す関連ボタン選択状況の情報とを少なくとも含む番組視聴情報を記憶し,前記表示手段に表示されている従来型放送番組の番組IDが変化した場合に,その番組IDの変化に伴う前記番組視聴情報中の少なくとも前記番組視聴時間の更新を行う手段と,
前記表示手段に表示された従来型放送番組に連動するデータ放送に含まれるボタンに対するリアクションを前記入力手段によって検出したときに,リアクションの対象となったボタンに関する放送に由来する属性情報であって,そのボタンがあらかじめ定められた各ジャンルに属するかどうかを表した,またはそれぞれのジャンルに属する度合を数値で表したベクトル・データとして表現されるボタン属性のデータと,前記表示手段に表示されている従来型放送番組の放送に由来する属性情報であって,その番組があらかじめ定められた各ジャンルに属するかどうかを表した,またはそれぞれのジャンルに属する度合を数値で表したベクトル・データとして表現される番組属性のデータとから,それぞれが属するジャンルの一致度が大きいほど大きな値となるリアクションと従来型放送番組との相関係数を算出し,算出した相関係数に応じて前記番組視聴情報中の関連ボタン選択状況の情報を更新する手段と,
前記番組視聴情報中の番組視聴時間が大きいほど,また関連ボタン選択状況の値が大きいほど番組興味度が高くなる所定の数式に従って番組興味度を算出し,前記番組属性のデータを用いて,前記嗜好データ記憶手段に記憶された嗜好データ中における番組が属するジャンルに該当する関心度の情報を前記算出した番組興味度に応じて更新する手段
として機能させるためのプログラムを記録したことを特徴とする嗜好データ管理用プログラムの記録媒体。 - 従来型放送番組とともに配信されるデータ放送を受信する受信手段と,従来型放送番組とデータ放送とを分離する分離手段と,分離した従来型放送番組とデータ放送とを表示する表示手段と,視聴者の操作情報を入力する入力手段とを備える端末においてコンピュータが嗜好データを採取するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって,
前記コンピュータを,
視聴者の嗜好の内容を表すジャンルごとに,そのジャンル名とそのジャンルに対する視聴者の関心の度合を数値化した関心度の情報との対応情報からなる嗜好データを記憶する嗜好データ記憶手段と,
従来型放送番組に与えられている番組IDと,その従来型放送番組が前記表示手段に表示された総時間を示す番組視聴時間と,その従来型放送番組に連動するデータ放送に含まれる視聴者の操作対象となるボタンのうち,当該従来型放送番組に関連するボタンに対するリアクションの回数を表す関連ボタン選択状況の情報とを少なくとも含む番組視聴情報 を記憶し,前記表示手段に表示されている従来型放送番組の番組IDが変化した場合に,その番組IDの変化に伴う前記番組視聴情報中の少なくとも前記番組視聴時間の更新を行う手段と,
前記表示手段に表示された従来型放送番組に連動するデータ放送に含まれるボタンに対するリアクションを前記入力手段によって検出したときに,リアクションの対象となったボタンに関する放送に由来する属性情報であって,そのボタンが当該従来型放送番組に関連するかどうかを表した,またはその番組に関連する度合を数値で表したボタン属性のデータをもとに,前記リアクションの対象となったボタンが当該従来型放送番組に関連するかどうかを判定し,関連している場合に,前記番組視聴情報中の関連ボタン選択状況の情報を更新する手段と,
前記番組視聴情報中の番組視聴時間が大きいほど,また関連ボタン選択状況の値が大きいほど番組興味度が高くなる所定の数式に従って番組興味度を算出し,前記番組属性のデータを用いて,前記嗜好データ記憶手段に記憶された嗜好データ中における番組が属するジャンルに該当する関心度の情報を前記算出した番組興味度に応じて更新する手段
として機能させるためのプログラムを記録したことを特徴とする嗜好データ管理用プログラムの記録媒体。 - 従来型放送番組とともに配信されるデータ放送を受信する受信手段と,従来型放送番組とデータ放送とを分離する分離手段と,分離した従来型放送番組とデータ放送とを表示する表示手段と,視聴者の操作情報を入力する入力手段とを備える端末においてコンピュータが嗜好データを採取するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって,
前記コンピュータを,
視聴者の嗜好の内容を表すジャンルごとに,そのジャンル名とそのジャンルに対する視聴者の関心の度合を数値化した関心度の情報との対応情報からなる嗜好データを記憶する嗜好データ記憶手段と,
前記表示手段に表示された従来型放送番組に連動するデータ放送に含まれるボタンに対するリアクションを前記入力手段によって検出したときに,リアクションの対象となったボタンに関する放送に由来する属性情報であって,そのボタンがあらかじめ定められた各ジャンルに属するかどうかを表した,またはそれぞれのジャンルに属する度合を数値で表したベクトル・データとして表現されるボタン属性のデータをもとに,前記嗜好データ記憶手段に記憶された嗜好データ中における前記ボタンが属するジャンルに該当する関心度の情報を更新する手段
として機能させるためのプログラムを記録したことを特徴とする嗜好データ管理用プログラムの記録媒体。
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