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JP3713779B2 - 変倍光学系 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型の変倍光学系に関し、特に射出瞳位置がレンズ全長に対して遠い位置に位置する変倍光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、レンズシャッター式カメラや電子スチルカメラ等では、ズームレンズ付きのカメラが主流であり、特に変倍比が3倍を越える、所謂高変倍ズームレンズを備えたカメラが主流となりつつある。
これら高変倍ズームレンズでは、主に変倍時に3つ以上の可動レンズ群を有する、所謂多群ズームレンズが用いられ、60゜程度の画角までを包括するズームレンズを中心に種々の提案がなされてきた。
【0003】
これらのカメラは、レンズ交換式の一眼レフレックス式のカメラと異なり、レンズとカメラとが一体のため、レンズ系の小型化がカメラ本体の小型化につながり、従来から小型化に適したズームレンズに関する提案が種々なされてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
さて、電子スチルカメラ用のズームレンズは、撮像素子としてCCDを用いるが、このCCDには、集光作用を強めるために受光素子の直前にマイクロレンズアレイが設けられている。ここで、レンズ系の射出瞳位置がCCDから近い位置にある場合、画面周辺部に到達する光束がマイクロレンズアレイの各々のレンズ面の光軸に対して傾いて入射することになるため、この光束はマイクロレンズアレイにより受光素子とは異なる位置に集光される。このため、画面周辺部において光量不足を招き、結果的に光学設計上、レンズ系の射出瞳位置が像面から離れていなければならないという制約を与えていた。
【0005】
例えば、射出瞳位置を無限遠にした像側テレセントリック光学系では、絞りの像側に置かれたレンズ系による絞りの像位置(つまり射出瞳位置)が無限遠にある。ここで、このような像側テレセントリック光学系において、絞りからCCDまでの距離を短くするためには、絞りの像側のレンズ系による収斂作用を強め、かつレンズ系自身の光軸方向の厚みを短くする必要があり、レンズ全長の短縮化に適していなかった。
【0006】
本発明の目的は、以上の問題点を解決し、小型化に適した変倍光学系を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にかかる変倍光学系は、物体側より順に、負屈折力の第1レンズ群、正屈折力の第2レンズ群、負屈折力の第3レンズ群および正屈折力の第4レンズ群より構成され、
像面位置を一定に保ちつつレンズ系全体の焦点距離を変化させる際に、前記第2レンズ群を光軸方向に移動させると共に、前記第2レンズ群の移動に伴う像面位置の変動を補償するように第3レンズ群を光軸方向に移動させ、かつ前記第1および第4レンズ群を光軸方向に関して固定とし、
開口絞りを前記第3レンズ群の最も像側の位置よりも物体側に配置するものである。
また、前記第3レンズ群は、物体側に配置される負部分群とその像側に配置される正部分群とから構成され、
前記負部分群は、少なくとも1枚の負レンズを含み、前記正部分群は、少なくとも1枚の正レンズを含み、
前記負部分群と前記正部分群とは間隔を隔てて配置され、
前記負部分群と前記正部分群との間に形成される間隔の光軸方向の厚みをD、前記間隔を満たす媒質の屈折率をn、前記第3レンズ群の焦点距離をf3とするとき、
【0008】
【数6】
(1)0.1<n・D/|f3|<0.5
を満足するように構成される。
また、上記目的を達成するために本発明にかかる変倍光学系は、物体側より順に、負屈折力の第1レンズ群、正屈折力の第2レンズ群、負屈折力の第3レンズ群および正屈折力の第4レンズ群より構成され、
像面位置を一定に保ちつつレンズ系全体の焦点距離を変化させる際に、前記第2レンズ群を光軸方向に移動させると共に、前記第2レンズ群の移動に伴う像面位置の変動を補償するように第3レンズ群を光軸方向に移動させ、かつ前記第1および第4レンズ群を光軸方向に関して固定とし、
前記第1乃至第4レンズ群をそれぞれ2枚以下のレンズ枚数で構成するものである。
【0009】
また前記第3レンズ群は、物体側に配置される負部分群とその像側に配置される正部分群とから構成され、
前記負部分群は、少なくとも1枚の負レンズを含み、前記正部分群は、少なくとも1枚の正レンズを含み、
前記負部分群と前記正部分群とは間隔を隔てて配置され、
前記負部分群と前記正部分群との間に形成される間隔の光軸方向の厚みをD、前記間隔を満たす媒質の屈折率をn、前記第3レンズ群の焦点距離をf3とするとき、
【0010】
【数
(1)0.1<n・D/|f3|<0.5
を満足するように構成される。
また、本発明の好ましい態様においては、前記第2レンズ群の最も物体側には正レンズが配置され、
該正レンズは、物体側のレンズ面の曲率半径をr2a、像側のレンズ面の曲率半径をr2bとするとき、
【0011】
【数
(2)−0.6<(r2a+r2b)/(r2a−r2b)<0.4
を満足するように構成される。
また、本発明の好ましい態様においては、前記第1レンズ群の最も像側には負レンズが配置され、
該負レンズは、物体側のレンズ面の曲率半径をr1a、像側のレンズ面の曲率半径をr1bとするとき、
【0012】
【数
(3)0.4<(r1a−r1b)/(r1a+r1b)<2.5
を満足するように構成される。
また、本発明の好ましい態様においては、フォーカシングに際して、前記1レンズ群を光軸方向に移動させるように構成される。
【0013】
また、本発明の好ましい態様においては、前記第4レンズ群の焦点距離をf4、広角端及び望遠端におけるレンズ系全体の焦点距離をそれぞれfw,ftとするとき、
【0014】
【数10
(4)0.5<f4/(fw・ft)1/2<1.3
を満足するように構成される。
【0015】
【発明の実施の形態】
一般的にズームレンズは、最も像側に配置されるレンズ群が正屈折力を有するズームレンズと、このレンズ群が負屈折力を有するズームレンズとに大別される(但し、レンズ系の最も像側に、変倍作用に積極的に寄与しないレンズ群を付加的に配置している場合は、その物体側に隣接して配置されるレンズ群で分ける)。
【0016】
これら2つのタイプのうち前者の場合、射出瞳位置が像面から離れているのに対して、後者の場合、射出瞳位置が像面に近い位置にある。後者の典型的な例としては、例えば正負タイプや正正負タイプのズームタイプなどのレンズシャッターカメラ等に適切なズームレンズが知られている。
これらの正負タイプや正正負タイプ等のズームタイプでは、レンズ径の小型化やレンズ全長の短縮化を図るために、レンズ系の最も像側に負レンズ群を配置して、広角端ではバックフォーカスを短くし、この負レンズ群を通過する軸外光束が画角の変化に伴って光軸から離れるようにすることで、軸上収差と軸外収差とを独立に補正し、かつ広角端より望遠端への変倍時にバックフォーカスの変化を大きくすることで、負レンズ群を通過する軸外光束の高さを変倍時に変化させて、変倍による軸外収差の変動を抑え、良好な結像性能が得られるようにしている。
【0017】
このような最も像側に負レンズ群が配置されるズームレンズにおいては、広角端におけるバックフォーカスが短いので、射出瞳位置が像面位置に近く、従って、マイクロレンズアレイを備えた撮像素子で像を記録する場合には、像高が高くなるにつれ、撮像素子上に到達できる光束が減少してしまい光量不足が目立ってしまう。
【0018】
さらに、変倍に際して、最も像側の負レンズ群の移動量が大きいので、射出瞳位置の移動量が大きく、変倍範囲全体にわたり射出瞳位置をマイクロレンズアレイによるケラレがない適切な位置とすることが困難であった。
さて、最も像側に正レンズ群が配置されるズームレンズにおいては、最も物体側に正屈折力のレンズ群を配置した正先行型と、最も物体側に負屈折力のレンズ群を配置した負先行型に大別される。正先行型としては、例えば正負正正や正負負正のものが知られており、負先行型としては、例えば負正負正のものが知られている。
【0019】
この正先行型のズームレンズのうち、最も像側の正レンズ群が変倍中固定であり、かつ開口絞りを含むものの場合には、変倍による射出瞳位置の変動がないため、特に射出瞳位置をほぼ無限遠としてレンズ系の後方に三色分解用プリズムを配置するTVカメラ用に適している。ここで、射出瞳位置がほぼ無限遠となるレンズ系は像側テレセントリック光学系と呼ばれる。
【0020】
ところが、このような像側テレセントリック光学系を形成する場合、光学設計に過度の拘束をもたらし、光学設計上の自由度が奪われるため、レンズ構成枚数が多く必要とされたり、あるいは、レンズ系の大型化を引き起こしてしまい、小型の光学系を達成することは難しかった。
さらに、正先行型のズームレンズの場合、第1レンズ群により一旦収斂された光束は、第2レンズ群により強い発散作用を受けるため、レンズ全長の短縮化を図ろうとしたときには、第1レンズ群による収斂作用を強めるか、あるいは、第2レンズ群による発散作用を弱める必要がある。しかし、前者の場合、広角端において第1レンズ群を通過する軸外光束が光軸から離れてしまうので、レンズ径の小型化が難しく、後者の場合、第2レンズ群を通過する軸外光束が光軸から離れてしまうため、第1レンズ群を通過する軸外光束も光軸から離れてしまい、結果的にレンズ径の小型化が難しい。さらに、第2レンズ群を通過する軸外光束が光軸から離れる場合に、軸外収差の補正が困難となってしまうため、画角によるコマ収差の変動が発生してしまう。
【0021】
このように、最も物体側に正のレンズ群をもつ、いわゆる正先行型では、レンズ径の小型化に限界があった。
さて、最も像側に負のレンズ群を持つ、いわゆる負先行型の負正負正タイプのものとして、例えば特開昭63−281113号公報のものが知られているが、ここに開示されるズームレンズにおいては、レンズ構成枚数が多かったために、焦点距離に比べてレンズ全長が非常に大きく、小型化が不可能であった。
【0022】
従って、本発明の実施の形態に係る変倍光学系においては、物体側より順に、負屈折力の第1レンズ群、正屈折力の第2レンズ群、負屈折力の第3レンズ群、そして正屈折力の第4レンズ群を配置して、レンズ系全体の焦点距離が最も短い広角端よりレンズ系の焦点距離が最も長い望遠端まで変倍する際に、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が減少し、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が増大し、第3レンズ群と第4レンズ群との間隔が増大するように、第2レンズ群と第3レンズ群を物体側へ移動させている。
【0023】
そして、本発明の実施の形態に係る変倍光学系では、上記構成に加えて、各レンズ群を以下の3つの条件を満足するように機能させることにより、小型で且つ射出瞳位置が像面から離れたズームレンズを達成している。
▲1▼第1レンズ群と第4レンズ群とを変倍時に固定とする。
▲2▼第2レンズ群を広角端より望遠端への変倍時に物体側へ移動させる。
【0024】
▲3▼開口絞りを第3レンズ群中か、あるいは第3レンズ群より物体側に配置する。
本発明の実施の形態に係る変倍光学系においては、射出瞳位置を像面位置から離すために、上述の通り、レンズ系の最も像側に配置される第4レンズ群を正レンズ群としている。
【0025】
ここで、射出瞳位置が像面位置から離れるというのは、射出瞳位置が像面位置の物体側であっても、像側であっても差し支えない。射出瞳位置が像面の物体側にある場合、主光線は光軸から離れるように像面位置に到達するのに対して、像側にある場合、主光線は光軸に近づくように像面位置に到達する。従って、射出瞳位置が像面位置から離れているというのは、レンズ系より射出した主光線が光軸となす角度が小さいことを示す。
【0026】
本発明の実施の形態に係る変倍光学系においては、主光線が第4レンズ群から、光軸に平行に近い状態で射出されるため、軸外光束は第4レンズ群を光軸から離れて通過し、従ってレンズ径が大きくなりがちである。
そこで、第4レンズ群を変倍時に光軸方向に固定とすることで、レンズ保持機構の簡素化を図り、レンズ鏡筒の小型化を達成している。
【0027】
また、第1レンズ群の屈折力を負とすることにより、本発明の実施の形態に係る変倍光学系では、レンズ系の焦点距離が最も短い広角端においても充分なバックフォーカスを得ており、さらに、第1レンズ群を通過する軸外光束が光軸に近づくためレンズ径の小口径化が図られている。
本発明の実施の形態に係る変倍光学系においては、第1レンズ群が像面位置よりもっとも離れた位置に配置されているため、第1レンズ群を通過する軸外光束が光軸から離れる傾向にあり、レンズ径が大きくなりがちである。
【0028】
しかしながら、本発明の実施の形態に係る変倍光学系では、第1レンズ群を望遠端から広角端への変倍時に物体側へ移動させる従来の負正負正のズームタイプとは異なり、第1レンズ群を変倍時に光軸方向に固定としているため、広角端において通過する軸外光束が光軸からあまり離れない。従って、第1レンズ群のレンズ径の大口径化を招く恐れがなく、レンズ径の小型化と、レンズ鏡筒のさらなる小型化とを達成することができる。
【0029】
また、別の局面によれば、変倍時に固定の第1レンズ群をフォーカシング群とする場合に、レンズ系の焦点距離によらず被写体距離だけに依存してフォーカシング時の繰り出し量が決定されるため、本発明の実施の形態に係る変倍光学系においては、第1レンズ群をフォーカシング群とした場合に、鏡筒構造の簡易構成化の点で最大の効果を得ることができる。
【0030】
以上の議論に基づき、▲1▼の条件が必要となる。
次に、本発明の実施の形態に係る変倍光学系においては、レンズ系の最も物体側に負レンズ群を配置している。ここで、レンズ全長の短縮化を達成するには、望遠端におけるレンズ全長の短縮化が必要であるため、望遠端において、強い収斂作用の第2レンズ群を第1レンズ群に近づけ、合成の屈折力を正とするように構成させている。逆に、広角端では充分なバックフォーカスを得るために、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔を充分に広げている。
【0031】
従って、広角端より望遠端への変倍時に第2レンズ群を像側から物体側へ移動させることが望ましく、▲2▼の条件が必要となる。
ところで、像側テレセントリック光学系では、絞り中心位置から発した光束が絞りより像側に配置されるレンズ系により平行光となるように射出される、つまり、絞りより像側に配置されるレンズ系を逆向きに置いた時の物体側焦点位置に絞りが配置されている。
【0032】
従って、絞り位置を像面に近づけながらも射出瞳位置を像面から遠ざけるには、(A)絞りより像側に配置されるレンズ系の焦点距離を短くする、
あるいは、
(B)絞りより像側に配置されるレンズ系を正負構成の望遠型レンズを逆向きに配置する、すなわち像側からこのレンズ系を見たときに望遠型レンズとなるように構成する
ことが考えられる。
【0033】
(A)の場合、絞りより像側に配置されるレンズ系を大口径化しなければならず、収差補正が難しくなるので、レンズ構成枚数が極端に多くなり小型化が難しくなる。
従って、本発明の実施の形態に係る変倍光学系においては、上記(B)のように、絞りより像側に配置されるレンズ系である第3および第4レンズ群を望遠型レンズを逆向きに置いた構成としている。なお、前述の通り、逆向きに置いたとき、すなわち像側から見たときに正負構成のため、絞りより像側に配置されるレンズ系の焦点距離に比して全長を短縮できる。
【0034】
このように、本発明の実施の形態に係る変倍光学系においては、開口絞りから像側へ向けて、負屈折力の第3レンズ群と正屈折力の第4レンズ群とを配置することで、全長の短縮化を図りつつ射出瞳位置を像面位置から遠ざけている。
言い換えると、本発明の実施の形態に係る変倍光学系においては、第3レンズ群中か、あるいはより物体側に絞りを配置することにより射出瞳位置を像面位置から遠ざけており、条件▲3▼が必要となる。
【0035】
次に各条件式の説明をする。
本発明の実施の形態に係る変倍光学系においては、第3レンズ群は、物体側に配置されて少なくとも1枚の負レンズを含む負部分群と、その像側に間隔を隔てて配置されて少なくとも1枚の正レンズを含む正部分群とから構成されることが好ましく、負部分群と正部分群との間に形成される間隔の光軸方向の厚みをD、負部分群と正部分群との間隔を満たす媒質の屈折率をn、第3レンズ群の焦点距離をf3とするとき、
【0036】
【数11
(1)0.1<n・D/|f3|<0.5
を満足することが望ましい。
上記条件式(1)は、第3レンズ群を構成する負部分群と正部分群との間隔を規定する条件式である。
【0037】
条件式(1)の上限値を上回った場合、負部分群と正部分群の屈折力がそれぞれ弱まるので、広角端における射出瞳位置が像面位置に近づいて、マイクロレンズアレイによる光束ケラレが発生してしまう。
逆に、条件式(1)の下限値を下回った場合、負部分群と正部分群との相互偏心による性能劣化が著しくなってしまい、好ましくない。
【0038】
特に、本発明の実施の形態に係る変倍光学系においては、第3レンズ群が絞り付近に配置されるため、軸上収差の補正を良好に行うために、第3レンズ群を少なくとも1枚の負レンズで構成される負部分群と少なくとも1枚の正レンズで構成される正部分群で構成し、特に広角端におけるコマ収差の画角による変動を良好に補正するために、負部分群の像側に正部分群を配置することが好ましい。この構成によれば、軸外光束は負部分群で発散作用を受けるため、正部分群を通過する軸外光束を光軸から離すことが可能となり、コマ収差の画角による変動が容易に補正可能となる。なお、より高性能化を図るには、上限値を0.4とすることが望ましい。
【0039】
また、本発明の実施の形態に係る変倍光学系においては、第2レンズ群の最も物体側に正レンズを配置することが望ましく、このときに以下の条件式(2)を満足することが好ましい。
【0040】
【数12
(2)−0.6<(r2a+r2b)/(r2a−r2b)<0.4
軸上光束は、第1レンズ群により発散された後、第2レンズ群に入射するため、レンズ全長の短縮化を図るためには、第2レンズ群の最も物体側に正レンズを配置することが望ましい。
【0041】
そして、条件式(2)は、その正レンズのベンディング形状を規定する条件式である。
条件式(2)の上限値を上回った場合、広角端において、下側コマ収差が補正不足となってしまうため、良好な結像性能を維持することができない。
逆に、条件式(2)の下限値を下回った場合、第2レンズ群において発生する負の球面収差を少ないレンズ構成枚数で良好に補正することが困難となってしまう。
【0042】
さらに、本発明の実施の形態に係る変倍光学系においては、第1レンズ群の最も物体側に負レンズを配置することが好ましく、以下の条件式(3)を満足することが好ましい。
【0043】
【数13
(3)0.4<(r1a−r1b)/(r1a+r1b)<2.5
第1レンズ群を通過する軸外光束が光軸から離れた場合、レンズ径の大型化やあるいは下側コマ収差が補正過剰となるので画角によるコマ収差の変動が大きくなるため、第1レンズ群の最も物体側に負レンズを配置して第1レンズ群を通過する軸外光束を光軸に近づけることが望ましい。
【0044】
条件式(3)は、その負レンズのベンディング形状を規定する条件式である。条件式(3)の上限値を上回った場合、負レンズの物体側のレンズ面の曲率が負に強まるので、コマ収差が補正過剰となってしまうため、良好な結像性能を維持できない。
逆に、条件式(3)の下限値を下回った場合、軸外収差の発生が少なくなるが、正の球面収差の補正ができず、良好な結像性能を維持できない。
【0045】
本発明の実施の形態に係る変倍光学系においては、前述の通り、変倍時に固定である第1レンズ群をフォーカシング群とした場合に、変倍範囲のいづれの焦点距離状態においても、同じ被写体に対する繰り出し量が変化せず、容易に制御を行うことができる。
また、本発明の実施の形態に係る変倍光学系においては、画面周辺部においても良好な結像性能を得るために、第4レンズ群が以下の条件式(4)を満足することが望ましい。
【0046】
【数14
(4)0.5<f4/(fw・ft)1/2<1.3
条件式(4)の上限値を上回った場合、上側コマ収差が第4レンズ群において大きく発生してしまうため、少ない構成枚数で構成することが困難となってしまう。レンズ構成枚数を多くしても、光軸方向の厚みが非常に大きくなってしまうため、好ましくない。
【0047】
ところで、本発明の別の観点によれば、本発明の実施の形態においては、屈折力の強い第2レンズ群及び第3レンズ群を少なくとも2枚のレンズで構成することにより、球面収差の補正を良好に行い、第2レンズ群及び第3レンズ群に比べて屈折力の大きさの小さい第1レンズ群と第4レンズ群を1枚のレンズで構成することで、少ないレンズ枚数でありながら、小型化と高性能化を達成することができる。より高性能化を図るには、第1レンズ群と第4レンズ群とをそれぞれ2枚のレンズで構成することが望ましい。
【0048】
本発明の実施の形態においては、各レンズ群を少ない構成枚数で構成しているが、レンズ枚数を増やすことにより、高変倍化やあるいは高性能化を図るのは容易であり、あるいは非球面を何れかのレンズ面に導入することにより、高変倍化・高性能化を図れるのはいうまでもない。
特に、開口絞りより離れた位置に配置される第1レンズ群や第4レンズ群に非球面を導入することにより、画角によるコマ収差の変動を良好に補正することが可能であり、あるいは、開口絞りに近い位置に配置される第2レンズ群や第3レンズ群に非球面を導入することで、大口径化を図ることも可能である。
【0049】
また、プラスチック素材を用いたレンズを用いることで、軽量化やさらなる低コスト化が達成できるのはもちろんである。
ところで、レンズ系のうち1つのレンズ群を光軸方向に駆動した場合、像面位置が光軸方向に移動して、焦点距離もそれに従い変化する。
一般的に、1つのレンズ群の移動に伴う像面位置の変動を少なくとも1つの別のレンズ群を光軸方向に移動させることにより像面位置の変動を抑えたレンズ系がズームレンズと呼ばれるが、本発明においてはズームレンズに限らず、像面位置が光軸方向に若干変動しても(バリフォーカルズームレンズと呼ばれる)、例えば、撮像素子であるCCDを光軸方向に駆動させる、あるいは、フォーカス群を光軸方向に駆動させることにより、レンズ系の像面位置を撮像素子と合わせることも可能であり、変倍光学系であれば適用可能である。
【0050】
また、別の観点によれば、撮影を行う際に、高変倍ズームレンズで発生しがちな手ブレ等が原因の像ブレによる失敗を防ぐために、ブレを検出するブレ検出系と駆動手段とをレンズ系に組み合わせ、レンズ系を構成するレンズ群のうち、1つのレンズ群を全体か、あるいはその一部を偏心レンズ群として偏心させることにより、ブレをブレ検出系により検出し、検出されたブレを補正するように駆動手段により偏心レンズ群を偏心させ像をシフトさせて、像ブレを補正する防振光学系とすることが可能である。
【0051】
【実施例】
以下に、本発明による各実施例について説明する。
図1は、本発明の各実施例による変倍光学系の屈折力配分を示しており、各実施例は、物体側より順に、負屈折力の第1レンズ群G1,正屈折力の第2レンズ群G2,負屈折力の第3レンズ群G3および正屈折力の第4レンズ群G4により構成され、広角端より望遠端への変倍に際して、第1レンズ群と第2レンズ群との空気間隔は減少し、第2レンズ群と第3レンズ群との空気間隔は増大し、第3レンズ群と第4レンズ群との空気間隔は増大するように、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3が物体側に移動しており、第1レンズ群と第4レンズ群とは光軸方向に固定される。
【0052】
各実施例において、非球面形状は以下の式で表される。
【0053】
【数13】
x=cy2/{1+(1−κc2y2)1/2}+C4y4+C6y6+…
なお、yは光軸からの高さ、xはサグ量、cは曲率、κは円錐定数、C4,C6,…は非球面係数である。
[第1実施例]
図2は、本発明の第1実施例によるレンズ構成図を示しており、それぞれ物体側より順に、第1レンズ群G1は両凹レンズL11により構成され、第2レンズ群G2は両凸レンズL21と物体側に凸面を向けたメニスカス形状の凸レンズL22により構成され、第3レンズ群G3は両凹レンズL31と像側に凸面を向けたメニスカス形状の凸レンズL32により構成され、第4レンズ群G4は像側に凸面を向けたメニスカス形状の凸レンズL41により構成される。第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に絞りSが配置され、変倍時に第2レンズ群G2と一体的に移動する。
【0054】
第1実施例では、第3レンズ群G3が両凹レンズL31により構成される負部分群と凸レンズL32により構成される正部分群で構成される。
第1実施例においては、第1レンズ群を光軸方向に駆動することにより、近距離合焦が行える。
なお、第1実施例において、第4レンズ群G4と像面位置との間には、保護ガラスとしての厚さ3.05mmの白板ガラスが挿入され、この白板ガラスは変倍時に固定である。(なお、曲率半径が0である面は平面を意味する)
以下の表1に、本発明における第1実施例の諸元の値を掲げる。実施例の諸元表中のfは焦点距離、FNOはFナンバー、2ωは画角を表し、yは最大像高を示し、屈折率はe線(λ=546.1nm)に対する値である。
【0055】
【表1】
Figure 0003713779
Figure 0003713779
図3より図8は本発明の第1実施例の諸収差図を示し、図3乃至図5はそれぞれ広角端、中間焦点距離状態、望遠端での無限遠合焦状態における諸収差図を表し、図6乃至図8はそれぞれ広角端、中間焦点距離状態、望遠端での撮影倍率が−0.01倍の状態における諸収差図を表す。
【0056】
図3より図8の各収差図において、球面収差図中の実線は球面収差、点線はサイン・コンディションを示し、yは像高を示し、非点収差図中の実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面を示しており、dはd線に対する収差を示す。コマ収差図は、像高y=0, y=1.50, y=2.10, y=2.55およびy=3.00でのコマ収差を表し、Aは入射角、Hは物体高を表す。
【0057】
各収差図から、本実施例は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることは明らかである。
[第2実施例]
図9は、本発明の第2実施例によるレンズ構成図を示しており、それぞれ物体側より順に、第1レンズ群G1は両凹レンズL11により構成され、第2レンズ群G2は両凸レンズL21と物体側に凸面を向けたメニスカス形状の凸レンズL22により構成され、第3レンズ群G3は両凹レンズL31と両凸レンズL32により構成され、第4レンズ群G4は両凸レンズL41により構成される。第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に絞りSが配置され、変倍時に第3レンズ群G3と一体的に移動する。
【0058】
第2実施例では、第3レンズ群G3が両凹レンズL31により構成される負部分群と両凸レンズL32により構成される正部分群で構成される。
第2実施例においては、第1レンズ群を光軸方向に駆動することにより、近距離合焦が行える。
なお、第2実施例において、第4レンズ群G4と像面位置との間には、保護ガラスとしての厚さ3.05mmの白板ガラスが挿入され、この白板ガラスも変倍時に固定である。(なお、曲率半径が0である面は平面を意味する)
以下の表2に、本発明における第2実施例の諸元の値を掲げる。実施例の諸元表中のfは焦点距離、FNOはFナンバー、2ωは画角を表し、yは最大像高を示し、屈折率はe線(λ=546.1nm)に対する値である。
【0059】
【表2】
Figure 0003713779
Figure 0003713779
図10より図15は本発明の第2実施例の諸収差図を示し、図10乃至図12はそれぞれ広角端、中間焦点距離状態、望遠端での無限遠合焦状態における諸収差図を表し、図13乃至図15はそれぞれ広角端、中間焦点距離状態、望遠端での撮影倍率が−0.01倍の状態における諸収差図を表す。
【0060】
図10より図15の各収差図において、球面収差図中の実線は球面収差、点線はサイン・コンディションを示し、yは像高を示し、非点収差図中の実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面を示しており、eはe線に対する収差を示す。コマ収差図は、像高y=0, y=1.50, y=2.10, y=2.55およびy=3.00でのコマ収差を表し、Aは入射角、Hは物体高を表す。
【0061】
各収差図から、本実施例は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることは明らかである。
[第3実施例]
図16は、本発明の第3実施例によるレンズ構成図を示しており、それぞれ物体側より順に、第1レンズ群G1は両凹レンズL11により構成され、第2レンズ群G2は両凸レンズL21と物体側に凸面を向けたメニスカス形状の凸レンズL22により構成され、第3レンズ群G3は両凹レンズL31と両凸レンズL32により構成され、第4レンズ群G4は像側に凸面を向けたメニスカス形状の凸レンズL41より構成される。第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に絞りSが配置され、変倍時に第3レンズ群G3と一体的に移動する。
【0062】
第3実施例では、第3レンズ群G3が両凹レンズL31により構成される負部分群と両凸レンズL32により構成される正部分群で構成される。
第3実施例においては、第1レンズ群を光軸方向に駆動することにより、近距離合焦が行える。
なお、第3実施例において、第4レンズ群G4と像面位置との間には、保護ガラスとしての厚さ3.05mmの白板ガラスが挿入され、この白板ガラスも変倍時に固定である。(なお、曲率半径が0である面は平面を意味する)
以下の表3に、本発明における第3実施例の諸元の値を掲げる。実施例の諸元表中のfは焦点距離、FNOはFナンバー、2ωは画角を表し、yは最大像高を示し、屈折率はe線(λ=546.1nm)に対する値である。
【0063】
【表3】
Figure 0003713779
Figure 0003713779
図17より図22は本発明の第3実施例の諸収差図を示し、図17乃至図19はそれぞれ広角端、中間焦点距離状態、望遠端での無限遠合焦状態における諸収差図を表し、図20乃至図22はそれぞれ広角端、中間焦点距離状態、望遠端での撮影倍率が−0.01倍の状態における諸収差図を表す。
【0064】
図17より図22の各収差図において、球面収差図中の実線は球面収差、点線はサイン・コンディションを示し、yは像高を示し、非点収差図中の実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面を示しており、eはe線に対する収差を示す。コマ収差図は、像高y=0, y=1.50, y=2.10, y=2.55およびy=3.00でのコマ収差を表し、Aは入射角、Hは物体高を表す。
【0065】
各収差図から、本実施例は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることは明らかである。
[第4実施例]
図23は、本発明の第4実施例によるレンズ構成図を示しており、それぞれ物体側より順に、第1レンズ群G1は両凹レンズL11により構成され、第2レンズ群G2は両凸レンズL21と物体側に凸面を向けたメニスカス形状の凸レンズL22により構成され、第3レンズ群G3は両凹レンズL31と両凸レンズL32により構成され、第4レンズ群G4は像側に凸面を向けたメニスカス形状の凸レンズL41より構成される。第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に絞りSが配置され、変倍時に第3レンズ群G3と一体的に移動する。
【0066】
第4実施例では、第3レンズ群G3が両凹レンズL31により構成される負部分群と両凸レンズL32により構成される正部分群で構成される。
第4実施例においては、第1レンズ群を光軸方向に駆動することにより、近距離合焦が行える。
なお、第4実施例において、第4レンズ群G4と像面位置との間には、保護ガラスとして厚さ3.05mmの白板ガラスが挿入され、この白板ガラスも変倍時に固定である。(なお、曲率半径が0である面は平面を意味する)
以下の表4に、本発明における第4実施例の諸元の値を掲げる。実施例の諸元表中のfは焦点距離、FNOはFナンバー、2ωは画角を表し、yは最大像高を示し、屈折率はe線(λ=546.1nm)に対する値である。
【0067】
【表4】
Figure 0003713779
Figure 0003713779
図24より図29は本発明の第4実施例の諸収差図を示し、図24乃至図26はそれぞれ広角端、中間焦点距離状態、望遠端での無限遠合焦状態における諸収差図を表し、図27乃至図29はそれぞれ広角端、中間焦点距離状態、望遠端での撮影倍率が−0.01倍の状態における諸収差図を表す。
【0068】
図24より図29の各収差図において、球面収差図中の実線は球面収差、点線はサイン・コンディションを示し、yは像高を示し、非点収差図中の実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面を示しており、eはe線に対する収差を示す。コマ収差図は、像高y=0, y=1.50, y=2.10, y=2.55およびy=3.00でのコマ収差を表し、Aは入射角、Hは物体高を表す。
【0069】
各収差図から、本実施例は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることは明らかである。
[第5実施例]
さて、以上の第1乃至第4実施例では、第1レンズ群G1がフォーカシング群であったが、本発明はこれには限られない。
【0070】
次に、第5実施例として、上記の第2実施例による変倍光学系において、第3レンズ群G3をフォーカシング群とした場合を示す。なお、第5実施例では、変倍光学系のレンズ構成は第2実施例と同様であるため、記載を省略する。
以下に、第3レンズ群G3をフォーカシング群とした際の、近距離合焦状態における第3レンズ群G3の繰り出し量を示す。
[撮影倍率−0.01倍時の第3レンズ群G3の移動量δ3]
f 6.1500 12.0000 17.5000
D0 610.9114 1198.7054 1751.2966
δ1 -0.0116 -0.0142 -0.0177
(なお、物体側への移動量を正とする)
図30より図32は本発明の第5実施例の諸収差図を示し、図30乃至図32はそれぞれ広角端、中間焦点距離状態、望遠端での撮影倍率が−0.01倍の状態における諸収差図を表す。
【0071】
図30より図32の各収差図において、球面収差図中の実線は球面収差、点線はサイン・コンディションを示し、yは像高を示し、非点収差図中の実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面を示しており、eはe線に対する収差を示す。コマ収差図は、像高y=0, y=1.50, y=2.10, y=2.55およびy=3.00でのコマ収差を表し、Aは入射角、Hは物体高を表す。
【0072】
各収差図から、第3レンズ群G3をフォーカシング群とした場合においても、近距離合焦状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることは明らかである。
以上の通り、本発明による各実施例によれば、小型でかつ高変倍化が可能な変倍光学系を実現できる。
【0073】
また、上述の各実施例においては、レンズ系を構成するレンズ群のうち、1つのレンズ群を全体か、あるいはその一部を偏心レンズ群として偏心させて、像ブレを補正する防振光学系とすることが可能である。このときには、レンズ系のブレを検出するブレ検出系と、これにより検出されたブレを補正するように上記偏心レンズ群を偏心させる駆動装置とを上記レンズ系と組み合わせる。これにより、撮影を行う際に、高変倍ズームレンズで発生しがちな手ブレ等が原因の像ブレによる失敗を防ぐことが可能となる。
【0074】
ここで、第1実施例においては、第1レンズ群G1中の負レンズL11を偏心レンズ群として選定することが望ましく、第2実施例においては第4レンズ群G4中の正レンズL41を、第3実施例においては、第1レンズ群G1中の負レンズL11を、第4実施例においては、第4レンズ群G4中の正レンズL41を、第5実施例においては、第1レンズ群G1中の負レンズL11を偏心レンズ群として選定することが望ましい。
【0075】
なお、上述の各実施例における保護ガラスとしての白板ガラスの代わりに、ローパスフィルタとしての水晶板を配置しても良い。
また、上述の各実施例においては、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に配置される絞りSは、変倍時に第2レンズ群G2あるいは第3レンズ群G3と一体で光軸方向に移動する構成であるが、第2レンズ群G2あるいは第3レンズ群G3とは独立に移動する構成であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による変倍光学系の屈折力配置を示す概念図
【図2】 第1実施例の構成を示すレンズ断面図
【図3】 第1実施例の広角端での無限遠合焦状態の諸収差図
【図4】 第1実施例の中間焦点距離状態での無限遠合焦状態の諸収差図
【図5】 第1実施例の望遠端での無限遠合焦状態の諸収差図
【図6】 第1実施例の広角端での撮影倍率-1/30倍の諸収差図
【図7】 第1実施例の中間焦点距離状態での撮影倍率-1/30倍の諸収差図
【図8】 第1実施例の望遠端での撮影倍率-1/30倍の諸収差図
【図9】 第2実施例の構成を示すレンズ断面図
【図10】 第2実施例の広角端での無限遠合焦状態の諸収差図
【図11】 第2実施例の中間焦点距離状態での無限遠合焦状態の諸収差図
【図12】 第2実施例の望遠端での無限遠合焦状態の諸収差図
【図13】 第2実施例の広角端での撮影倍率-1/30倍の諸収差図
【図14】 第2実施例の中間焦点距離状態での撮影倍率-1/30倍の諸収差図
【図15】 第2実施例の望遠端での撮影倍率-1/30倍の諸収差図
【図16】 第3実施例の構成を示すレンズ断面図
【図17】 第3実施例の広角端での無限遠合焦状態の諸収差図
【図18】 第3実施例の中間焦点距離状態での無限遠合焦状態の諸収差図
【図19】 第3実施例の望遠端での無限遠合焦状態の諸収差図
【図20】 第3実施例の広角端での撮影倍率-1/30倍の諸収差図
【図21】 第3実施例の中間焦点距離状態での撮影倍率-1/30倍の諸収差図
【図22】 第3実施例の望遠端での撮影倍率-1/30倍の諸収差図
【図23】 第4実施例の構成を示すレンズ断面図
【図24】 第4実施例の広角端での無限遠合焦状態の諸収差図
【図25】 第4実施例の中間焦点距離状態での無限遠合焦状態の諸収差図
【図26】 第4実施例の望遠端での無限遠合焦状態の諸収差図
【図27】 第4実施例の広角端での撮影倍率-1/30倍の諸収差図
【図28】 第4実施例の中間焦点距離状態での撮影倍率-1/30倍の諸収差図
【図29】 第4実施例の望遠端での撮影倍率-1/30倍の諸収差図
【図30】 第5実施例の広角端での撮影倍率-1/30倍の諸収差図
【図31】 第5実施例の中間焦点距離状態での撮影倍率-1/30倍の諸収差図
【図32】 第5実施例の望遠端での撮影倍率-1/30倍の諸収差図
【符号の説明】
G1:第1レンズ群
G2:第2レンズ群
G3:第3レンズ群
G4:第4レンズ群

Claims (6)

  1. 物体側より順に、負屈折力の第1レンズ群、正屈折力の第2レンズ群、負屈折力の第3レンズ群および正屈折力の第4レンズ群より構成され
    像面位置を一定に保ちつつレンズ系全体の焦点距離を変化させる際に、前記第2レンズ群を光軸方向に移動させると共に、前記第2レンズ群の移動に伴う像面位置の変動を補償するように第3レンズ群を光軸方向に移動させ、かつ前記第1および第4レンズ群を光軸方向に関して固定とし、
    開口絞りを前記第3レンズ群の最も像側の位置よりも物体側に配置し、
    前記第3レンズ群は、物体側に配置される負部分群とその像側に配置される正部分群とから構成され、
    前記負部分群は、少なくとも1枚の負レンズを含み、前記正部分群は、少なくとも1枚の正レンズを含み、
    前記負部分群と前記正部分群とは間隔を隔てて配置され、
    前記負部分群と前記正部分群との間に形成される間隔の光軸方向の厚みをD、
    前記間隔を満たす媒質の屈折率をn、前記第3レンズ群の焦点距離をf3とするとき、
    Figure 0003713779
    を満足することを特徴とする変倍光学系。
  2. 物体側より順に、負屈折力の第1レンズ群、正屈折力の第2レンズ群、負屈折力の第3レンズ群および正屈折力の第4レンズ群より構成され、
    像面位置を一定に保ちつつレンズ系全体の焦点距離を変化させる際に、前記第2レンズ群を光軸方向に移動させると共に、前記第2レンズ群の移動に伴う像面位置の変動を補償するように第3レンズ群を光軸方向に移動させ、かつ前記第1および第4レンズ群を光軸方向に関して固定とし、
    前記第1乃至第4レンズ群をそれぞれ2枚以下のレンズ枚数で構成し、
    前記第3レンズ群は、物体側に配置される負部分群とその像側に配置される正部分群とから構成され、
    前記負部分群は、少なくとも1枚の負レンズを含み、前記正部分群は、少なくとも1枚の正レンズを含み、
    前記負部分群と前記正部分群とは間隔を隔てて配置され、
    前記負部分群と前記正部分群との間に形成される間隔の光軸方向の厚みをD、
    前記間隔を満たす媒質の屈折率をn、前記第3レンズ群の焦点距離をf3とするとき、
    Figure 0003713779
    を満足することを特徴とする変倍光学系。
  3. 請求項1または2記載の変倍光学系において、
    前記第2レンズ群の最も物体側には正レンズが配置され、
    該正レンズは、物体側のレンズ面の曲率半径をr2a、像側のレンズ面の曲率半径をr2bとするとき、
    Figure 0003713779
    を満足することを特徴とする変倍光学系。
  4. 請求項1乃至の何れか一項記載の変倍光学系において、
    前記第1レンズ群の最も物体側には負レンズが配置され、
    該負レンズは、物体側のレンズ面の曲率半径をr1a、像側のレンズ面の曲率半径をr1bとするとき、
    Figure 0003713779
    を満足することを特徴とする変倍光学系。
  5. 請求項1乃至の何れか一項記載の変倍光学系において、
    フォーカシングに際して、前記1レンズ群を光軸方向に移動させることを特徴とする変倍光学系。
  6. 請求項1乃至の何れか一項記載の変倍光学系において、
    前記第4レンズ群の焦点距離をf4、広角端及び望遠端におけるレンズ系全体の焦点距離をそれぞれfw,ftとするとき、
    Figure 0003713779
    を満足することを特徴とする変倍光学系。
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