JP3715484B2 - Tractor three-point link storage device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体の前部にフロントローダ等の前部作業機を備え、後部にバックホー等の後部作業機を装着する装着部と、3点リンクの装着部とを備えているトラクタの3点リンク収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トラクタにおいては、トラクタ車体の前部にエンジン、ラジエータ、マフラー等を配設するとともに、これらをボンネットで覆ってエンジンルームを形成し、その後側に操向ハンドルや運転席を有する操縦部を備えたものが公知である。
また、このトラクタ車体の前部にフロントローダを、後部にバックホーを備えたTLB(トラクタ・フロントローダ・バックホー)と呼称される作業車も従来より知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この種トラクタにおいては、主に吸込型(後方掃き出し型)のラジエータを採用していることもあってエンジンルームからの熱が後方の運転席に流れ易くなっており、この熱によって運転者の作業環境(居住性)を悪化するという問題があった。
また、マフラーの排気をエンジンルームの側部から掃き出すようにしている場合には、その排気が運転席側に流れることによっても運転者の作業環境を悪化することとなっていた。
【0004】
他方、TLB等の作業車では、バックホー装着時にトラクタ車体から3点リンクを取り外さなければならないことから、取り外した3点リンクの紛失や保管の煩わしさを防止するために、その取り扱い(収納)を考慮する必要がある。
本発明は、3点リンクを構成するロアーリンクを、前部作業機の支持部材とエンジンルームとの間に収納可能とするとともに、収納したロアーリンクを用いてエンジンルームからの熱等を遮蔽できるようにすることで、上記課題を一挙に解消しうるトラクタの3点リンク収納装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を講じている。
すなわち、本発明は、運転席の前側にエンジンを備えたエンジンルームを配設するとともに、該エンジンルームの側方に前部作業機を支持する支持部材を備え、車体の後部に3点リンク機構の装着部を備えているトラクタにおいて、
前記車体後部の装着部から取り外した3点リンク機構の一対のロアーリンクによって前記支持部材とエンジンルームとの間を塞ぐように、当該一対のロアーリンクを保持する保持具を備えていることを特徴とするものである。
【0006】
これによれば、保持具を介してエンジンルームと支持部材との間にロアーリンクを収納できるようになり、ロアーリンクの紛失や保管の煩わしさを解消できるようになる。また、これと同時に、エンジンルームからその側方を通って運転席へ流れる熱を収納したロアーリンクによって遮ることができるようになり、運転者に対する作業環境が改善される。
上記の場合、前記保持具は、一対のロアリンクを左右に並べた状態で、その板面部を前後方向に向けて保持可能とするのが好ましい。
【0007】
これによって、支持部材とエンジンルームとの間をロアーリンクによって最大に塞いで熱等の遮蔽をより確実に行えるようになる。
前記エンジンルーム内に、同エンジンルームの側部から排気するマフラーを備えている場合には、前記保持具は、前記マフラー排気側のエンジンルーム側部と支持部材との間で一対のロアーリンクを保持するように設けるのが好ましい。
これにより、保持具によって保持したロアーリンクでエンジンルームからの排気をも遮ることができるようになり、運転者の作業環境がより改善される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図11は、トラクタ1の前部及び後部に、フロントローダ2とバックホー3とをそれぞれ装着した所謂TLB(トラクタ・フロントローダ・バックホー)を示している。
このトラクタ1は、エンジン4、クラッチハウジング、ミッションケース6等を前後に接続することによって車体7を主構成し、この車体7は、左右一対の前輪8と、左右一対の後輪9とによって走行可能に支持されている。
【0009】
車体7の後上面には、油圧装置10と、この油圧装置10の上方を覆うフロアシート11が備えられている。車体7の後面部には、図8に示すように、トップリンク12、ロアーリンク13及びリフトロッド14を有する3点リンク機構15を装着可能とする装着部16が備えられ、前記油圧装置10のリフトアーム10Aによって3点リンク機構15を昇降可能としてある。
前記フロアシート11上には運転席17が配設され、該運転席17と、操向ハンドル18、ペダル19等によってトラクタ1の操縦部20が構成されている。
【0010】
また、運転席17は、上下軸心回りに回転自在に支持されており、トラクタ1やフロントローダ2を操縦する前向き姿勢と、バックホー3を操縦する後向き姿勢とに姿勢変更自在とされている。
図1及び図2にも示すように、前記エンジン4はエンジンルームAを形成するボンネット21によって覆われており、このボンネット21内において、エンジン4ヘッドの左上部には排気マニホルドを介してマフラー22が接続され、このマフラー22の排気管22Aは、下方及び左前方に延びると共にボンネット21の側面から突出して排気するように構成されている。
【0011】
エンジン4の前方にはラジエータ23が配設され、エンジン4からの動力にて回転駆動されるラジエータファン24によって、ボンネット21の前面グリル25及び左右両側部から新気を取り入れるとともに、ラジエータ23にて熱交換して後方へ掃き出すものとなっている。
エンジン4のクランク軸は、前方に突出することによって動力取出軸27とされ、この取出軸27に伝動軸28の後端が接続されるとともに、伝動軸28の先端にパワーステアリング用の油圧ポンプ29が接続され、取出軸27からの動力が伝動軸28を介して油圧ポンプ29に伝達されるようになっている。
【0012】
この詳細を示す図4を参照すると、取出軸27の基端部側にはプーリ30が取り付けられており、このプーリ30に捲回したベルト31を介して前記ラジエータファン24が駆動されるようになっている。
また、取出軸27の先端部には、フランジ32Aを有する後連結継手32がスプライン結合され、更に、フランジ32Aとプーリ30の側面とがボルト33締結されている。
後連結継手32にはスペーサ34を介して後連結ディスク35がボルト36締結されるとともに、この後連結ディスク35と伝動軸28の後端プレート28Aがボルト37締結され、他方、伝動軸28の前端プレート28Bには、前連結ディスク38がボルト39締結されるとともに、この前連結ディスク38にはスペーサ40を介して油圧ポンプ29の入力軸29Aに嵌合された前連結継手41がボルト42締結されるようになっている。
【0013】
上記構成によれば、取出軸27と後連結継手32との間の動力伝達が、両者のスプライン結合部だけでなくプーリ30と後連結継手32とのボルト33締結部をも介してなされることから伝達ロスを少なくでき、トルク変動に伴うスプライン結合部におけるフレッティング摩耗を防止できるようになっている。更に、動力伝達をスプライン結合部とボルト締結部との2系統で分散していることから、各部にかかる負荷を小さくして連結継手32の小型化(フランジ32A及びスプライン部分の小型化)が可能となっている。
【0014】
図11に示すように、トラクタ車体7には、フロントローダ2及びバックホー3を装着するための取付枠51が備えられている。
この取付枠51は、前部側が車体7の側部に固定され、後部側がミッションケース6から左右外方に突出した後車軸ケース52に連結されるようになっており、図1〜図3及び図8に示すように、車体7に沿って前後方向に延びる左右側枠材53と、該側枠材53の前部側から左右側方に突出して設けられた左右一対のフロントローダ2用の装着部(前装着部)54と、側枠材53の後部側に設けられたバックホー3用の装着部(後装着部)55とを備えている。
【0015】
後装着部55は、取付枠51の後下部に設けられた受け具55Bと、上部に設けられた連結ピン55Cとを有する。
バックホー3は、図8及び図11に示すように、機枠56と、該機枠56の後部に設けられた掘削装置57とを備え、機枠56の上部には、トラクタ車体7側に向けて前方に突出するステップ68が設けられ、このステップ68の後部側には、操作レバー69A等を有する操作ボックス(操作部)69が立設して備えられている。
【0016】
掘削装置57は、機枠56に左右揺動自在に枢支されたスイングブラケット58と、該スイングブラケット58に上下揺動自在に基部が枢支されたブーム59と、該ブーム59の上部に前後揺動自在に基部が枢支されたアーム60と、該アーム60の先端部に前後揺動自在に枢支されたバケット61とを有し、前記スイングブラケット58、ブーム59、アーム60及びバケット61は、それぞれ油圧シリンダよりなるスイングシリンダ62、ブームシリンダ63、アームシリンダ64及びバケットシリンダ65によって揺動動作される。また、機枠56の左右両側には、ブラケットを介してスタビライザ66が揺動シリンダ67により上下揺動自在に設けられている。
【0017】
機枠56の前部左右両側には連結板70Aが設けられ、この連結板70A下部には、前記受け具55Bに上側から嵌合する連結バー70Bが設けられ、連結板70A上部には、前記連結ピン55Cを上下から把持するホルダ70Cが設けられている。そして、前記受け具55Bに対して連結バー70Bを嵌合した状態で、同連結バー70Bの軸心回りに機枠56を前側に回動し、ホルダ70Cにより連結ピン55Cを上下から挟み込むことによって、取付枠51の後装着部55にバックホー2が着脱自在に装着されるようになっている。
【0018】
図8及び図9に示すように、バックホー2のブーム59の下部後面には、左右方向の支軸72を介して保護カバー71が前後揺動自在に取り付けられている。この保護カバー71は、弾性変形可能なゴム材料等により板状に形成されていて、その下端部がブーム59の下端部から下方に突出するようになっている。
ここで、TLBにおいてはトラクタ1に対してバックホー3が後方に張り出しているため、フロントローダ2作業における後進時等に、バックホー3、特にスイングブラケット58やブーム59の下部が外部と接触する可能性が高く、この接触によって塗装が剥がれて錆を起生したり、スイングブラケット58の支点ピン58Aやブーム59の支点ピン59A等に砂等が侵入して摩耗を生じさせたりすることがあった。
【0019】
そのため、本実施形態では上記のような保護カバー71を備えることによって、ブーム59下部及びスイングブラケット58を後方から覆って外部との接触から保護するようにし、更に、保護カバー71を弾性変形可能な部材によってブーム59の下端部から下方に突出するように設けることで、弾性変形したときに各支点ピン58A,59Aにまで巻き込んで覆うようにしており、砂等の侵入をも防止できるようになっている。
また、保護カバー71が、弾性変形可能で且つ前後揺動自在に備えられているため、その揺動又は弾性変形によってトラクタ1の発進角αは十分に確保できるようになっている。
【0020】
図1〜図3に示すように、フロントローダ2は、取付枠51の前装着部54に対してピン73等を介して着脱自在に連結された左右一対のマスト(本発明にかかる支持部材)74を備えている。このマスト74は、ボンネット21(エンジンルームA)後部の左右両側方に離間して立設され、この各マスト74の上部にブーム75が上下揺動自在に支持されている。
ブーム75の前端には、掬い・ダンプ自在にバケット76(図11参照)が枢支され、マスト74の上部側と車体7前部との間には、ブレース77を架設されており、ブーム75及びバケット76は、それぞれブームシリンダ78及びバケットシリンダ79によって揺動駆動されるようになっている。
【0021】
なお、前記マスト74は、前装着部54に対して着脱不能に固着されたものであってもよい。
左右一対のマスト74のうち左側のものには、3点リンク装着部16から取り外した一対のロアーリンク13を収納する収納部(第1収納部)81が備えられている。
また、左側の側枠材53の上面には、トップリンク12を収納する第2収納部82が備えられ、右側の側枠材53の上面には、左右一対のリフトロッド14を収納する第3収納部83が備えられている。
【0022】
第1収納部81は、マスト74の左右内側面からトラクタ車体7のボンネット21に向けて突出する上下一対の保持具84を有し、各保持具84には左右一対の結合ピン84Aが後方に突出して備えられている。
そして、図3に示すように、上側の保持具84に設けた左右結合ピン84Aを、各ロアーリンク13の一端の球継手13Aに挿通し、また、下側の保持具84に設けた左右結合ピン84Aを、ロアーリンク13の長手方向中途部に形成されていてリフトロッド14との結合に用いられる孔13Bに挿通することによって、上下保持具84によりロアーリンク13を保持するように構成している。
【0023】
また、左側の側枠材53上面には左右一対の連結片85が上方に突出して備えられており、ロアーリンク13に付随するチェックチェーン86の自由端を連結片85に連結するとともに、ターンバックル86Aを介してチェックチェーン86を張設することで、保持具84に対するロアーリンク13の結合を強固なものとし、トラクタ1の振動等によってロアーリンク13が外れたり、ガタつくようなことを防止している。
第2収納部82は、バネ板等によって形成された左右一対のクリップ部材87を側枠材53に沿って前後複数箇所に設け、このクリップ部材87によってトップリンク12を挟み込むことによって保持するように構成している。
【0024】
第3収納部83は、バネ板等によって形成された左右2対のクリップ部材88を側枠材53に沿って前後複数箇所に設け、左右各クリップ部材88によって一対のリフトロッド14を挟み込むことによって保持するように構成している。
以上より、トラクタ車体7の後部にバックホー3を装着する際には、3点リンク装着部16からロワーリンク13、トップリンク12、リフトロッド14を取り外し、これらを第1〜第3収納部81〜83に対して収納することによって、これらの紛失や保管の煩わしさを解消できるようになっている。
【0025】
また、上述のように保持具84に対してロアーリンク13を装着すると、この一対のロアーリンク13は、その板面部を前後方向に向けた状態で左右に並べて配置されるようになり、全体としてマスト74とボンネット21(エンジンルームA)との左右間を塞ぐようになっている。
そのため、ロアーリンク13は、ボンネット21と操縦部20(運転席17)との間をその側方位置で区画するようになっており、エンジンルームAから排出される熱(エンジンの熱やラジエータの排風)が運転席17に到らないように遮蔽する作用を奏するものとなっている。
【0026】
すなわち、本発明によれば、3点リンク装着部16から取り外したロアーリンク13を単にマスト74とエンジンルームAとの間に収納するだけでなく、この間を塞ぐように収納することによってエンジンルームAからの熱を遮り、運転者の作業環境(居住性)を向上できるのである。
また、エンジンルームA内に後方掃き出し式のラジエータ23を備えている場合には、該ラジエータ23からの排風が後方に流れ易くなることから、ロアーリング13を上記のように収納することが特に有用なものとなる。
【0027】
第1収納部81は、右側のマスト74ではなく、マフラー22排気側と同側となる左側のマスト74に対応して設けられているため、ロアーリンク13によってマフラー22からの排気を遮ることも可能となっている。
なお、上記において、第1収納部81における保持具84の構成は、ロアーリンク13の球継手13Aや孔13Bに挿通するピン形式に限ることなく、板バネ等によるクリップ形式、ボルト止め形式等としてもよく、トップリンク12及びリフトロッド14を収納する第2,第3収納部82,83を左右逆の配置としてもよいし、これらを左右ブレース77に対して設けても良い。
【0028】
図5に示すように、ボンネット21の前面グリル25は、ボンネット21の前面開口部21Aに対して着脱自在とされており、前面グリル25の下縁は、開口部21Aの下縁に対して突起25A等によって係脱自在であり、前面グリル25の上縁部は、開口部21Aの上縁に備えたロック具90によって固定されるようになっている。
このロック具90の詳細を示す図6において、前面グリル25の上縁には縦長の凹溝91が形成されており、開口部21Aの上縁には下方に突出する突片92が形成されている。この突片92には、ロック具90の軸部90Aが前後方向に挿通するとともに、軸部90Aの後端に座金93及び抜止ピン94が取り付けられ、座金93と突片92との間の軸部90A上には圧縮コイルバネ95が外嵌されている。
【0029】
軸部90Aの先端には、棒材をU字状に弯曲してなる指掛け部90Bが設けられ、指掛け部90Bの両端(位置決め突起90C)は前面グリル25に対向されるとともに、この前面グリル25に形成した位置決め孔96に挿入可能とされている。ロック具90は、指掛け部90Bを横向き姿勢としたときにロック状態となり、縦向き姿勢としたときに非ロック状態となる。
上記構成において、指掛け部90Bを縦向き姿勢としてボンネット21の開口部21Aに前面グリル25を合わせると、前面グリル25の凹溝91から指掛け部90Bが前方突出する。そして、この指掛け部90Bを介してロック具90を前方に引っ張りながら横向きに90度回転させ、圧縮コイルバネ95に付勢により、指掛け部90Bを前面グリル25に押しつけることによってロック状態とされる。
【0030】
この際、指掛け部90Bの位置決め突起90Cが位置決め孔96に挿入されることからロック具90の軸部90A回りの回動が防止されるようになっており、トラクタ1の振動等によって自然にロック状態が解除されるようなことを防止している。また、U字状の指掛け部90Bを備えることで、バネ95に抗したロック具90の引張り操作を容易に行えると共に、この指掛け部90Bを利用して位置決め突起90Cを形成していることから構造の簡素化及びコスト減が図れるようになっている。
【0031】
前記ミッションケース6内には、トラクタ1の前後進変速を行う静油圧トランスミッション(HST)が内蔵されており、このHSTの操作ペダル98が操縦部20に備えられている。図9(a)に示すように、この操作ペダル98は、ミッションケース6等に枢軸99を介して前後揺動自在に取り付けられた前後一対のアーム100を備え、各アーム100の先端には取付プレート101が固着され、この取付プレート101にペダル102が着脱自在に取り付けられるようになっている。
【0032】
ペダル102は、図9(b)に示すように、ベースプレート103の上面部をゴム材等の踏み板104で被覆してなり、ベースプレート103の下面にはボルト105が突出して備えられている。取付プレート101の略中央には挿通孔106が形成されており、この挿通孔106にボルト105を挿通するとともに、該ボルト105の下端部に蝶ナット107を螺合することによって、ペダル102が取付プレート101に取り付けられるようになっている。
ここで、前記ボルト105は、ベースプレート103の中央から前後に偏心した位置に設けられており、ボルト105を中心としてペダル102を前後に180°反転することによって、取付プレート101に対するペダル102の前後位置を調整できるようにしている。
【0033】
また、ベースプレート103の下面には位置決め突起108が突設され、取付プレート101には、突起108が嵌合する位置決め孔109が挿通孔106を挟んで前後一対設けられており、各位置決め孔109のいずれかに突起106を嵌合することによって、取付プレート101に対してペダル102が前後各位置に位置決めできるようになっている。
このように取付プレート101に対するペダル102の前後位置を調整することによって、運転者の足のサイズや長さに対応可能であり、例えば、図10(a)に示すように、前ペダル102Fを取付プレート101に対して前側に位置調整し、後ペダル102Rを取付プレート101に対して後側に位置調整した場合、前後ペダル102F,102Rの間隔が最大となって大きな足サイズに対応できる。
【0034】
逆に、図10(b)に示すように、前ペダル102Fを取付プレート101に対して後側に位置調整し、後ペダル102Rを取付プレート101に対して前側に調整した場合、前後ペダル102F、102Rの間隔が最小となって小さな足サイズに対応可能となる。
また、前後ペダル102F,102Rを各取付プレート101に対して前側に位置調整すれば(図10(c)参照)、前後ペダル102F,102Rが共に運転席17から遠ざかり、逆に、前後ペダル102F,102Rを各取付プレート101に対して後側に位置調整すれば(図10(d)参照)、前後ペダル102F,102Rが共に運転席17に近づくようになることから、運転者の足の長さにも対応できるようになっている
本発明は、上記実施形態に限ることなく適宜設計変更可能であり、例えば、後部作業機としては、バックホーに限らず他の作業機としてもよいし、その装着部をドローバー等の牽引型により構成したものであってもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、保持具を介してエンジンルームと支持部材との間にロアーリンクを収納でき、ロアーリンクの紛失や保管の煩わしさが解消されると同時に、エンジンルームからその側方を通って運転席へ流れる熱を、収納したロアーリンクによって遮ることができ、運転者の作業環境が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るトラクタの前部側を示す平面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】第1収納部を示す斜視図である。
【図4】油圧ポンプの動力伝達機構を示す側面図である。
【図5】ボンネットの正面図である。
【図6】(a)は図5のA部詳細図、(b)は(a)のB−B矢示断面図である。
【図7】バックホーの背面側斜視図である。
【図8】バックホーの側面図である。
【図9】(a)は、HSTの操作ペダルを示す側面図、(b)は、ペダルの側面断面図である。
【図10】ペダルの位置調整の状態を示す平面概略図である。
【図11】TLBの全体側面図である。
【符号の説明】
1 トラクタ
2 フロントローダ(前部作業機)
3 バックホー(後部作業機)
13 ロアーリンク
15 3点リンク機構
16 3点リンク装着部
17 運転席
21 ボンネット
22 マフラー
54 前装着部
55 後装着部
74 マスト(支持部材)
81 第1収納部
84 保持具[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention provides a three-point tractor having a front working machine such as a front loader at the front of a vehicle body, a mounting part for mounting a rear working machine such as a backhoe at the rear, and a three-point link mounting part. The present invention relates to a link storage device.
[0002]
[Prior art]
In the tractor, an engine, a radiator, a muffler, etc. are arranged at the front part of the tractor body, and an engine room is formed by covering these with a bonnet, and a steering part having a steering handle and a driver's seat is provided on the rear side. Are known.
A work vehicle called a TLB (tractor / front loader / backhoe) having a front loader at the front of the tractor vehicle body and a backhoe at the rear is also known.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
This type of tractor mainly employs a suction-type (backward sweep-type) radiator, which makes it easy for heat from the engine compartment to flow to the rear driver's seat. There was a problem that the environment (livability) deteriorated.
Further, when the exhaust of the muffler is swept from the side of the engine room, the working environment of the driver is also deteriorated by the exhaust flowing to the driver's seat side.
[0004]
On the other hand, in a work vehicle such as a TLB, the three-point link must be removed from the tractor body when the backhoe is installed. It is necessary to consider.
According to the present invention, the lower link constituting the three-point link can be stored between the support member of the front work machine and the engine room, and heat from the engine room can be shielded using the stored lower link. By doing so, an object of the present invention is to provide a three-point link storage device for a tractor that can solve the above-mentioned problems all at once.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention takes the following technical means to achieve the above object.
That is, the present invention includes an engine room provided with an engine on the front side of the driver's seat, a support member that supports the front work machine on the side of the engine room, and a three-point link mechanism at the rear part of the vehicle body. In a tractor equipped with
A holding tool for holding the pair of lower links is provided so as to close the space between the support member and the engine room by the pair of lower links of the three-point link mechanism removed from the mounting portion at the rear of the vehicle body. It is what.
[0006]
According to this, it becomes possible to store the lower link between the engine room and the support member via the holder, and it becomes possible to eliminate the loss of the lower link and the troublesome storage. At the same time, it is possible to block the heat flowing from the engine room through the side to the driver's seat by the lower link, which improves the working environment for the driver.
In the above case, it is preferable that the holder can hold the plate surface portion in the front-rear direction in a state where a pair of lower links are arranged side by side.
[0007]
As a result, the space between the support member and the engine room is blocked to the maximum by the lower link, so that heat can be shielded more reliably.
When the engine room includes a muffler that exhausts from the side of the engine room, the holder has a pair of lower links between the engine room side of the muffler exhaust side and a support member. It is preferable to provide it so as to hold it.
As a result, the exhaust from the engine room can be blocked by the lower link held by the holder, and the working environment of the driver is further improved.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 11 shows a so-called TLB (tractor / front loader / backhoe) in which a
The
[0009]
On the rear upper surface of the
A driver's
[0010]
Further, the driver's
As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0011]
A
The crankshaft of the
[0012]
Referring to FIG. 4 showing this detail, a
Further, a
A rear connection disk 35 is fastened to the
[0013]
According to the above configuration, power transmission between the take-out
[0014]
As shown in FIG. 11, the
The mounting
[0015]
The
As shown in FIGS. 8 and 11, the
[0016]
The
[0017]
Connecting
[0018]
As shown in FIGS. 8 and 9, a
Here, in the TLB, the
[0019]
Therefore, in this embodiment, by providing the
Further, since the
[0020]
As shown in FIGS. 1 to 3, the
A bucket 76 (see FIG. 11) is pivotally supported at the front end of the
[0021]
The
The left side of the pair of left and
The left
[0022]
The
As shown in FIG. 3, the left and right coupling pins 84 </ b> A provided on the
[0023]
Further, a pair of left and right connecting
The
[0024]
The
As described above, when the
[0025]
Further, when the
Therefore, the
[0026]
In other words, according to the present invention, the
Further, when the rear sweep-out
[0027]
Since the
In addition, in the above, the structure of the
[0028]
As shown in FIG. 5, the
In FIG. 6 showing the details of the
[0029]
A
In the above configuration, when the
[0030]
At this time, since the
[0031]
The
[0032]
As shown in FIG. 9B, the
Here, the
[0033]
Positioning
Thus, by adjusting the front and rear position of the pedal 102 with respect to the mounting
[0034]
On the contrary, as shown in FIG. 10B, when the position of the
Further, when the front and
[0035]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, the lower link can be accommodated between the engine room and the support member via the holder, so that the loss of the lower link and the troublesomeness of storage are eliminated, and at the same time, the engine room. Thus, the heat flowing from the side to the driver's seat can be blocked by the stored lower link, and the working environment of the driver is improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing a front side of a tractor according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view of the same.
FIG. 3 is a perspective view showing a first storage unit.
FIG. 4 is a side view showing a power transmission mechanism of a hydraulic pump.
FIG. 5 is a front view of the bonnet.
6A is a detailed view of a portion A in FIG. 5, and FIG. 6B is a cross-sectional view taken along line BB in FIG.
FIG. 7 is a rear perspective view of the backhoe.
FIG. 8 is a side view of the backhoe.
9A is a side view showing an HST operation pedal, and FIG. 9B is a side cross-sectional view of the pedal.
FIG. 10 is a schematic plan view showing a state of pedal position adjustment.
FIG. 11 is an overall side view of a TLB.
[Explanation of symbols]
1
3 Backhoe (rear working machine)
13
81
Claims (4)
前記車体後部の装着部から取り外した3点リンク機構の一対のロアーリンクによって前記支持部材とエンジンルームとの間を塞ぐように、当該一対のロアーリンクを保持する保持具を備えていることを特徴とするトラクタの3点リンク収納装置。An engine room equipped with an engine is arranged on the front side of the driver's seat, a support member for supporting the front work machine is provided on the side of the engine room, and a mounting part for a three-point link mechanism is provided on the rear part of the vehicle body. In the tractor
A holding tool for holding the pair of lower links is provided so as to close the space between the support member and the engine room by a pair of lower links of the three-point link mechanism removed from the mounting portion at the rear of the vehicle body. A three-point link storage device for the tractor.
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| JP31860199A JP3715484B2 (en) | 1999-11-09 | 1999-11-09 | Tractor three-point link storage device |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP31860199A JP3715484B2 (en) | 1999-11-09 | 1999-11-09 | Tractor three-point link storage device |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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