JP3720982B2 - ホストコンピュータ間通信装置および通信方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のホストコンピュータにおけるホストコンピュータ間通信方式に関し、特に、通信情報を送出すべき通信要求が発生するホストコンピュータ側で、受信側ホストコンピュータの処理能力や処理状態に影響されることなく、処理全般を進めていくことができるホストコンピュータ間通信装置および通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のホストコンピュータ間通信方式は、送信側ホストコンピュータが、受信側ホストコンピュータによる通信情報の引取りを待つために、発生する通信要求の個数に等しい通信情報と、該通信情報にリンクを持つ同期処理信号とを、それぞれ待行列に待機させる手段を採用している。
【0003】
ホストコンピュータ間通信方式に関する従来技術を過去の特許出願において遡及調査すると、
まず、特開昭63−61360号公報には、第1のホストコンピュータから第2のホストコンピュータにジョブ制御言語を引き渡して第2のホストコンピュータに該ジョブ制御言語起動のジョブを実行させ、その結果をファイル装置を介して受け取り、該結果に対応する第1のホストコンピュータ内のジョブ制御言語起動のジョブを第1のホストコンピュータ内で実行するに際し、上記引き渡されるジョブ制御言語と、その実行結果と、該実行結果に対応する上記第1のホストコンピュータ内のジョブ制御言語との三者間の対応を、上記ジョブ手続きと共にファイル装置を介して受渡しされるジョブ連携制御メッセージにより付ける技術が開示されている。
【0004】
次に、特開平4−297941号公報には、メインフレーム中にあるファイルをマイクロコンピュータからアクセスする方法として、マイクロコンピュータ側からメインフレームのホストコンピュータに対して、該ホストコンピュータとの送受信に使用するパケットの構造と、送受信のタイミング管理情報を記述したパケット制御テーブルの送付要求を出して、これらをダウンロードし、上記ダウンロードされた情報を上記アクセスに使用する技術が開示されている。
次に、特開平5−28079号公報には、複数のコンピュータがメモリ手段を有する一つのホストコンピュータとメモリ手段を介して情報受渡しするに際し、或る一つのコンピュータと上記ホストコンピュータとの間に生じた障害により、上記メモリ手段が専有されてしまう事態を避けるために、初期化タスク手段により、上記メモリ手段のメモリ領域を複数の領域に分割して、上記コンピュータ専有の管理領域を作り、これをそれぞれ管理する技術が開示されている。
【0005】
次に、特開平5−173919号公報には、複数のホストコンピュータが複数の通信処理装置を介して互いにデータの送受信を行う方式として、上記すべてのホストコンピュータに、上記通信処理装置に対してダウンロードする通信処理装置制御手段と、ネットワーク構成テーブルとを設置し、上記ホストコンピュータの特定の一つに、上記ホストコンピュータが上記どの通信処理装置に対して、どの通信制御プログラムとネットワーク構成テーブルの下に上記ダウンロードを実施すべきかの情報とローディングの状況とを記録するローディング管理テーブル及びローディング管理手段とを設置し、ダウンロードの負荷を分散する技術が開示されている。
次に、特開平9−259089号公報には、専用の二次記憶装置を持つ複数のホストコンピュータがネットワークに接続されてなる分散ネットワーク環境において、二次記憶装置付きの広域ファイルシステム管理用ホストコンピュータを上記ネットワークに付加することにより、上記ホストコンピュータそれぞれが、上記各専用の二次記憶装置の集まりを一つの仮想的なストライプド・ファイルシステムと見なして使用することができる技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のホストコンピュータ間通信方式は、設置される管理領域の大きさが通信相手ホストコンピュータの処理の都合によって決定されているため、通信文の受け皿となる上記管理領域において発生可能な待行列の規模には限界があり、送信側ホストコンピュータにおいて短い時限内で通信要求が多発した場合や、受信側ホストコンピュータで何らかの理由により処理に遅延が生じた場合には、通信要求を持つ送信側ホストコンピュータの処理にも待合わせが生じ、性能劣化を招くという問題を有している。
上記の特開平4−297941号公報,特開平5−173919号公報に開示されている技術も、上記の通り管理領域の領域限界の発生に対処する方法までは開示していない。
【0007】
また、特開平5−28079号公報に開示されている技術は、初期化タスク手段により、一つの管理領域を複数の領域に分割して、複数のホストコンピュータそれぞれに専有の管理領域を作る技術ではあるが、上記分割で形成された上記一つの専有管理領域について吟味してみると、やはり上記の通り管理領域の領域限界の発生に対処する方法までは開示していない。
さらに、特開昭63−61360号公報に示されている技術は、大容量ファイル装置を複数のホストコンピュータ間で共有する方式として捉えるべきであり、 最後に示した特開平9−259089号公報に示されている技術は、複数のホストコンピュータそれぞれに所属している金物としてのファイル装置に仮想的な大容量ファイル装置の機能を割り当てる方法と、該大容量ファイル装置を上記複数のホストコンピュータ間で共有する方式と捉えるべきである。
本発明は、以上のような従来のホストコンピュータ間通信方式における問題点に鑑みてなされたものであり、短時間内に多発する場面の通信要求を、待ち時間を生じさせることなく送信することが可能なホストコンピュータ間通信方式を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の実施態様によれば、
複数のホストコンピュータとホストコンピュータに共有される管理装置からなり、管理装置は、未処理通知情報テーブルと、処理状態テーブルを有し、複数のホストコンピュータのうち第1のホストコンピュータは、通知情報を未処理通知情報テーブルに格納する格納手段と、格納された通知情報に対応する処理状態テーブルの処理情報を未処理状態に更新する第1の更新手段と、同期処理要求信号を複数のホストコンピュータのうち第2のホストコンピュータに送信する送信手段を具備し、第2のホストコンピュータは、同期処理要求信号を受けて、未処理通知情報テーブル内に格納されている通知情報を処理する処理手段と、確保された通知情報に対応する処理状態テーブルの処理情報を処理状態に更新する第2の更新手段と、処理状態テーブルを参照して、処理状態テーブルの処理情報に未処理状態が含まれないと判断される時に、処理要求信号を停止する停止手段を具備することを特徴とするホストコンピュータ間通信管理装置を提供する。
【0009】
また、そのホストコンピュータ間通信管理装置において、未処理通知情報テーブルが、複数のホストコンピュータの各々から発行される通知情報を個別に格納する定められた通知情報格納域と、次に発行される通知情報を格納する通知情報格納域の格納位置を示すデータが格納される未通知情報格納位置格納域と次に読み出される通知情報の通知情報格納域の格納位置を示すデータが格納される未通知情報参照位置格納域を有し、格納手段は、未通知情報格納位置格納域を参照して得られた通知情報格納域の格納位置に通知情報を格納する手段を具備し、第1の更新手段は、格納手段により通知情報格納域の格納位置に格納した通知情報に対応する処理状態テーブルの処理情報を未処理状態に更新する手段と、処理手段は未通知情報格納位置格納域を参照して得られた位置データに基づいて通知情報格納域内の通知情報を獲得する手段を具備し、第2の更新手段は処理手段により獲得された通知情報格納域内の通知情報に対応する処理状態テーブルの処理情報を処理状態に更新する手段を有することが可能である。
【0010】
また、そのホストコンピュータ間通信管理装置において、処理状態テーブルが、未処理通知情報テーブルに含まれる通知情報の各々が未処理状態または処理済かを識別する情報を有する処理種別情報格納域を有し、第1の更新手段は、通知情報を処理種別情報格納域に格納し、第1のホストコンピュータが格納された通知情報に対して未処理状態であることを示す情報を設定する手段と、第2の更新手段は、通知情報格納域内の通知情報が獲得される度に、第2のホストコンピュータが処理種別情報格納域に獲得された通知情報に対して処理済であるとの情報を設定する手段を有することが可能である。
【0011】
複数のホストコンピュータとホストコンピュータに共有される管理装置からなり、管理装置内に、未処理通知情報テーブルと、処理状態テーブルを確保するステップと、複数のホストコンピュータのうち第1のホストコンピュータが、通知情報を未処理通知情報テーブルに格納するステップと、第1のホストコンピュータが、格納された通知情報に対応する処理状態テーブルの処理情報を未処理状態に更新する第1の更新するステップと、第1のホストコンピュータが、同期処理要求信号を複数のホストコンピュータのうち第2のホストコンピュータに送信するステップと、第2のホストコンピュータが、同期処理要求信号を受けて、未処理通知情報テーブル内に格納されている通知情報を処理するステップと、確保された通知情報に対応する処理状態テーブルの処理情報を処理状態に更新する第2の更新するステップと、第1のホストコンピュータが、処理状態テーブルを参照して、処理状態テーブルの処理情報に未処理状態が含まれないと判断される時に、処理要求信号を停止するステップからなるホストコンピュータ間通信管理方法を提供する。
【0012】
また、そのホストコンピュータ間通信管理方法において、未処理通知情報テーブル内に、複数のホストコンピュータの各々から発行される通知情報を個別に格納する定められた通知情報格納域を確保するステップと、未処理通知情報テーブル内に、次に発行される通知情報を格納する通知情報格納域の格納位置を示すデータが格納される未通知情報格納位置格納域を確保するステップと未処理通知情報テーブル内に、次に読み出される通知情報の通知情報格納域の格納位置を示すデータが格納される未通知情報参照位置格納域を確保するステップと、格納するステップは、未通知情報格納位置格納域を参照して得られた通知情報格納域の格納位置に通知情報を格納するステップを有し、第1の更新するステップは、格納手段により通知情報格納域の格納位置に格納した通知情報に対応する処理状態テーブルの処理情報を未処理状態に更新するステップを有し、処理するステップは、未通知情報格納位置格納域を参照して得られた位置データに基づいて通知情報格納域内の通知情報を獲得するステップを有し、第2の更新するステップは、処理手段により獲得された通知情報格納域内の通知情報に対応する処理状態テーブルの処理情報を処理状態に更新するステップを有することが可能である。
【0013】
また、そのホストコンピュータ間通信管理方法において、処理状態テーブルに、未処理通知情報テーブルに含まれる通知情報の各々が未処理状態または処理済かを識別する情報を有する処理種別情報格納域を確保するステップと、第1の更新するステップは、通知情報を処理種別情報格納域に格納し、第1のホストコンピュータが格納された通知情報に対して未処理状態であることを示す情報を設定するステップを有し、第2の更新するステップは、通知情報格納域内の通知情報が獲得される度に、第2のホストコンピュータが処理種別情報格納域に獲得された通知情報に対して処理済であるとの情報を設定するステップを有することも可能である。
【0014】
さらに、複数のホストコンピュータとホストコンピュータに共有される管理装置からなり、管理装置内に、未処理通知情報テーブルと、処理状態テーブルを確保するステップと、複数のホストコンピュータのうち第1のホストコンピュータが、通知情報を未処理通知情報テーブルに格納するステップと、
第1のホストコンピュータが、格納された通知情報に対応する処理状態テーブルの処理情報を未処理状態に更新する第1の更新するステップと、
第1のホストコンピュータが、同期処理要求信号を複数のホストコンピュータのうち第2のホストコンピュータに送信するステップと、第2のホストコンピュータが、同期処理要求信号を受けて、未処理通知情報テーブル内に格納されている通知情報を処理するステップと、確保された通知情報に対応する処理状態テーブルの処理情報を処理状態に更新する第2の更新するステップと、第1のホストコンピュータが、処理状態テーブルを参照して、処理状態テーブルの処理情報に未処理状態が含まれないと判断される時に、処理要求信号を停止するステップを実行するプログラムを記録した記憶媒体を提供する。
【0015】
また、その記憶媒体において、未処理通知情報テーブル内に、複数のホストコンピュータの各々から発行される通知情報を個別に格納する定められた通知情報格納域を確保するステップと、未処理通知情報テーブル内に、次に発行される通知情報を格納する通知情報格納域の格納位置を示すデータが格納される未通知情報格納位置格納域を確保するステップと未処理通知情報テーブル内に、次に読み出される通知情報の通知情報格納域の格納位置を示すデータが格納される未通知情報参照位置格納域を確保するステップと、格納するステップは、未通知情報格納位置格納域を参照して得られた通知情報格納域の格納位置に通知情報を格納するステップを有し、第1の更新するステップは、格納手段により通知情報格納域の格納位置に格納した通知情報に対応する処理状態テーブルの処理情報を未処理状態に更新するステップを有し、処理するステップは、未通知情報格納位置格納域を参照して得られた位置データに基づいて通知情報格納域内の通知情報を獲得するステップを有し、第2の更新するステップは、処理手段により獲得された通知情報格納域内の通知情報に対応する処理状態テーブルの処理情報を処理状態に更新するステップを有するプログラムを記録することが可能である。
【0016】
また、その記憶媒体において、処理状態テーブルに、未処理通知情報テーブルに含まれる通知情報の各々が未処理状態または処理済かを識別する情報を有する処理種別情報格納域を確保するステップと、第1の更新するステップは、通知情報を処理種別情報格納域に格納し、第1のホストコンピュータが格納された通知情報に対して未処理状態であることを示す情報を設定するステップを具備し、第2の更新するステップは、通知情報格納域内の通知情報が獲得される度に、第2のホストコンピュータが処理種別情報格納域に獲得された通知情報に対して処理済であるとの情報を設定するステップを具備するプログラムを記録することが可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るホストコンピュータ間通信方式の機能構成を示す図である。
図1に示す本実施の形態では、発信側と受信側のホストコンピュータが1対1で対置する構成となっている。すなわち、ホストコンピュータ1が発信側で、ホストコンピュータ2が受信側である。
図1において、本実施の形態に係るホストコンピュータ間通信方式は、送信側のホストコンピュータ1と、受信側のホストコンピュータ2と、ホストコンピュータ1と2の間に介在する管理装置3と、デバイス15を介してアクセス可能な記憶媒体16とから構成される。
【0018】
送信側のホストコンピュータ1は、通信情報を含む通信要求を作成する要求作成部11と、要求作成部11から起動されて、該通信情報を管理装置3内の未処理通知情報テーブル31に順次指定されているエントリーへ格納する未処理通知情報作成部12と、未処理通知情報作成部12から前記通信情報の格納の都度起動されて管理装置3内の処理状態テーブル32に前記通信情報の状態を未処理状態として設定する処理状態テーブル更新部13と、処理状態テーブル更新部13が状態を設定する都度起動されて管理装置3内の同期処理要求信号33を発信状態に設定する同期処理要求信号発信部14とを有する。
【0019】
受信側ホストコンピュータ2では、前記処理状態テーブル32の指定された位置の処理状態を調べる処理状態テーブル判定部21と、処理状態テーブル判定部21が処理済を入手した時に起動されて同期処理要求信号33が発信状態になってから前記処理状態テーブル判定部21を起動する同期処理要求信号受信部22と、前記処理状態テーブル判定部21が未処理を入手したとき起動されて前記未処理通知情報テーブル31の指定された位置から通知情報を取得してこの指定された位置を次番に設定する未処理通知情報取得部23と、未処理通知情報取得部23が通知情報を取得したとき起動されて処理状態テーブル32の指定された位置を処理済としてこの指定された位置を次のエントリー位置に更新する処理状態テーブル更新部24と、処理状態テーブル更新部24により起動されて前記取得した通知情報の処理を行い終了後、処理状態テーブル判定部21を起動する要求処理部25とを有する。
【0020】
管理装置3は、管理領域、すなわち上記の未処理通知情報テーブル31と、処理状態テーブル32と、同期処理要求信号33を有する。
図2は、未処理通知情報テーブル31の構成と内容を示す図であり、図3は、処理状態テーブル32の構成と内容を示す図であり、図4は、同期処理要求信号33の構成と内容を示す図である。
【0021】
未処理通知情報テーブル31は、通知情報格納部313内に予め個数が決められた複数の通知情報格納域と、ホストコンピュータA1が要求した通知情報を格納すべき通知情報格納域の位置を示す未通知情報格納位置格納域311と、ホストコンピュータB2が調べるべき通知情報を格納している通知情報格納域の位置を示す未通知情報参照位置格納域312とを有する構成となっている。処理状態テーブル32は未処理通知情報テーブル31の通知情報格納域に格納された通知情報のそれぞれに対応して、未処理か処理済かの処理種別情報を格納する複数の処理種別情報格納域からなる処理種別情報格納部323と、ホストコンピュータ1が処理種別情報を格納すべき処理種別情報格納域の位置を示す処理種別フラグ格納位置格納域321と、ホストコンピュータ2が調べ、必要に応じて更新すべき処理種別情報を格納している処理種別情報格納域の位置を示す処理種別フラグ参照位置格納域322とを有する構成となっている。同期処理要求信号33は処理過程のタイミングを示す同期信号の有り・なしを表示する同期処理要求信号内容332と、その位置を示す同期処理要求信号アドレス331とを有する構成となっている。
【0022】
なお、未処理通知情報テーブル31,処理状態テーブル32,同期処理要求信号33はホストコンピュータA1の起動時に初期設定が行われて、未通知情報格納位置格納域311,未通知情報参照位置格納域312,処理種別フラグ格納位置格納域321,および処理種別フラグ参照位置格納域322には共に最初の位置を示す1が設定され、処理種別情報を格納する処理種別情報格納部323内の処理種別情報格納域にはすべて処理済が設定され、同期処理要求信号アドレス331には同期処理要求信号内容のアドレスが、同期処理要求信号内容332には“なし”が設定される。
【0023】
図5,図6,図7は、本発明の第1の実施の形態に係るホストコンピュータ間通信方式の動作を示すフローチャートである。
以下、図1を参照しつつ、図5,図6に示すフローチャートを用いて本実施例に係るホストコンピュータ間通信方式の動作を説明する。
なお、本実施の形態では、説明の都合上、未処理通知情報テーブル31の通知情報格納部313内の通知情報格納域の限界値を5とし、ホストコンピュータA1で発生する通知情報の第1情報,第2情報,…のそれぞれの内容を“aa”,“bb”,…とする。
【0024】
まず、図5,図6のフローチャートに示すホストコンピュータA1における動作から説明する。
まず、ホストコンピュータA1で通知要求が発生すると、ステップ101で、要求作成部11は従来処理していると同様に通知情報を作成して、未処理通知情報作成部12を起動する。未処理通知情報作成部12は、未処理通知情報テーブル31の未通知情報格納位置格納域311の値から、通知情報の格納すべき格納域を知って通知情報を格納する。例えば要求作成部11の作成した通知情報が第1情報の“aa”であると、初回であるので未通知情報格納位置格納域311の値が1であるので、この“aa”は通知情報格納部313内の第1番目の通知情報格納域に格納する。
【0025】
次に、未処理通知情報作成部12は、ステップ102で、未通知情報格納位置格納域311の値を+1にして、次の格納位置を指定する。
次に、ステップ103で、指定した格納位置が限界値を越えていないかを調べ、越えていれば、ステップ104で、格納位置の値の先頭の位置である1に設定する。また、越えていなければそのままとする。例えば通知情報が第1情報の“aa”であれば未通知情報格納位置格納域311の値は1から2に更新される。
その後、未処理通知情報作成部12は、通知情報の格納位置の設定を終えると、処理状態テーブル更新部13を起動する。
【0026】
次に、ステップ105で、起動された処理状態テーブル更新部13は処理状態テーブル32の処理種別フラグ格納位置格納域321を調べて、処理種別情報格納部323内の指定する処理種別情報格納域に未処理フラグ1を設定する。
次に、ステップ106で、処理状態テーブル更新部13は処理種別フラグ格納位置格納域321の値を+1して、次の格納位置に更新する。
次に、ステップ107で、更新した格納位置が限界値を越えていないかを調べ、越えていれば、ステップ108で、格納位置の値を先頭の位置である1に設定する。また越えていなければそのままとする。
なお、ステップ105からステップ108までの処理は、例えば初回であれば、処理種別フラグ格納位置格納域321の値が1であるので、処理種別情報格納部323内の第1番目の処理種別情報格納域に未処理を示すフラグ1が設定される。そして処理種別フラグ格納位置格納域321の値は1から2に更新される。またこのときステップ108の処理は行われない。
【0027】
処理状態テーブル更新部13は、フラグの格納位置の設定を終えると、引き続き、ステップ109で、同期処理要求信号発信部14を起動する。起動された同期処理要求信号発信部14は、同期処理要求信号33の同期処理要求信号アドレス331が示す同期処理要求信号内容332を“有り”にする。
同期処理要求信号内容332は“無し”から“有り”に設定できたことでもって同期信号要求処理が成功したものとし、既に“有り”の状態を“有り”とする場合には同期信号要求処理に失敗したものとして、ステップ110にて発信成功かを調べるが、上記の意味において、同期信号の発信に成功したら、処理を終了し、上記ステップ101からの処理を繰返す。既に“有り”の状態であって、同期信号の発信に失敗したら、一つの手段としては、上記と同様に処理を終了し、ステップ101からの処理を繰返すが、他の手段としては、上記タイミングは、ホストコンピュータB2が未処理の通信情報を処理中であることを示しているので、図示は省略するが、上記終了に際して、その意味のメッセージを表示してから終了することができる。
【0028】
なお、上記の管理領域のうち、未処理通知情報テーブル31,処理状態テーブル32の大きさは、ホストコンピュータA1における通信要求頻度の最悪パターンと、ホストコンピュータB2の通信情報処理能力を勘案して、ホストコンピュータA1側で決定され、ホストコンピュータA1側で確保される。このため、管理領域の形式的な反復使用が支障無く実施できる。このことは、本発明の特徴をなしている。
しかしながら、上記ステップ102,ステップ104,ステップ107では、次の通信情報のためのエントリーを無条件で確保する手段を行使したが、該確保に先立って、確保される予定のエントリーが空き状態か否か、すなわち処理済が示されているか否かを確認し、空き状態でなければ、空き状態となるまで(すなわち処理済が示されるまで)、前記処理ステップ又は前記処理ステップを含むタスクを待機状態とする従来技術の処理方式も、上記の方式に併用して採用可能である。
さらに、上記で、空き状態でない時に、上記の管理領域、すなわち、未処理通知情報テーブル,処理状態テーブルをそれぞれ拡張する方式も、上記の方式に併用して採用可能である。
【0029】
次に、図7のフローチャートに示すホストコンピュータB2における動作を説明する。
ホストコンピュータB2では、まず、ステップ201で、処理状態テーブル判定部21が処理状態21が処理状態テーブル32の処理種別フラグ参照位置格納域322を参照して、処理種別情報格納部323内の指定されている処理種別情報格納域のフラグを取得する。
次に、ステップ202で、上記取得したフラグが未処理か処理済であるかを調べ、処理済であれば同期処理要求信号受信部22を起動する。
【0030】
同期処理要求信号受信部22は起動されると、ステップ203で、同期処理要求信号33の同期処理要求信号アドレス331が示すアドレスから同期処理要求信号内容332を取得する。そしてステップ204で取得した内容が“有り”かを調べ、“有り”でなければステップ204を繰返し、“有り”であればステップ205にて同期処理要求信号内容をクリアしてステップ201に戻る。ステップ205の処理を実施している間に、ホストコンピュータA1の同期処理要求信号発信部14から生じた同期処理要求信号33を“有り”にする要求が、ステップ205の処理によって無効にされてしまう事態の発生を防止するために、図示は省略するが、同期処理要求信号33を排他制御にし、ステップ205の処理に際して同期処理要求信号33を占有する方式も可能である。この場合、上記のホストコンピュータ1の同期処理要求信号発信部14から生じた同期処理要求信号33を“有り”にする要求は、ステップ205の処理終了を待って、改めて実施されることになる。
【0031】
ステップ201からステップ204の処理は、例えばホストコンピュータB2が起動直後であれば、処理状態テーブル32の処理種別情報格納部323内の処理種別情報格納域は初期設定されて処理済になっており、かつ同期処理要求信号内容332も“なし”になっているのでステップ205において一種の待機状態となっているが、ホストコンピュータA1により未処理通知情報テーブル31に通知情報“aa”が格納され、処理状態テーブル32の処理種別情報を示すフラグが未処理になり、更に同期処理要求信号内容332が“有り”に変わるのを待っていて、同期処理要求信号内容332が“有り”になれば、その時点以降、改めて処理状態テーブル32の内容を調べることを示している。そこで、処理状態テーブル判断部21は、ステップ202で処理種別情報を示すフラグの未処理を見つけると、未処理通知情報取得部23を起動する。
【0032】
未処理通知情報取得部23は起動されると、ステップ206で、未処理情報テーブル31の未通知情報参照位置格納域312の値を取得し、ステップ207で、取得した値の通知情報格納部313内の通知情報格納域の通知情報を取得し、未通知情報参照格納位置格納域312の値を+1しておく。その後、未処理通知情報取得部23は、処理状態テーブル更新部24を起動する。
処理状態テーブル更新部24は起動されると、ステップ208で、処理状態テーブル32の処理種別フラグ参照位置格納域322の値が示す処理種別情報格納部323内の処理種別情報格納域の内容を処理済を示すフラグ0に変更し、更に処理種別フラグ参照位置格納域322の値に+1を加えておく。その後、処理状態テーブル更新部24は、要求処理部25を起動する。
ステップ209で、要求処理部25は、未処理通知情報取得部23が取得した通知情報を受けて処理を行い、処理終了で再び処理状態テーブル判断部21を起動してステップ201に戻って上記一連の処理を反復する。
【0033】
図8は、以上のホストコンピュータB2での一連の処理が終わった時点での未処理通知情報テーブル31,処理状態テーブル32,および同期処理要求信号33の内容を上記の具体例に従って示した図である。
図8(a)に示す未処理通知情報テーブル31では、ホストコンピュータB2により、第1情報“aa”が取得され、未通知情報参照位置格納域312は、次の第2情報を示す2に変更され、第1情報の取得後にホストコンピュータA1により、第3情報まで格納されて、未通知情報格納位置格納域311は、次の第4情報を格納する4に変更されていることを示している。
【0034】
図8(b)に示す処理状態テーブル32では、ホストコンピュータB2により第1情報“aa”が取得された後に、処理状態テーブル更新部24により第1の処理種別情報格納域が処理済を示すフラグ0に更新され、処理種別フラグ参照位置格納域322も、この時、2に更新されていることを示している。
また、図8(c)に示す同期処理要求信号33では、同期処理要求信号内容332が、同期処理要求信号受信部22により第1情報“aa”が取得されたときにクリアされたが、ホストコンピュータA1により第2情報“bb”の格納時に“有り”に変更されたままになっていることを示している。
【0035】
(第2の実施の形態)
図9,図10は、本発明の第2の実施の形態に係るホストコンピュータ間通信方式の機能構成を示す図である。
本実施の形態は、ホストコンピュータC4を有する点で第1の実施の形態と異なる。
本実施の形態では、ホストコンピュータA1の通知情報が格納される管理装置3を、ホストコンピュータB2とホストコンピュータC4とから共通に参照することにより、1対多のホストコンピュータ間での通信が可能となる。
【0036】
本実施の形態では、説明の都合上、第1の実施の形態に対してホストコンピュータC4を1セット追加した構成となっているが、上記追加されるホストコンピュータは、一般には3〜m(m≧3)とすることができる。ホストコンピュータ3〜mの動作フローはホストコンピュータB2と同様である。
本実施の形態における管理装置3、すなわち、未処理通知情報テーブル31,処理状態テーブル32,同期処理要求信号33については、第1の実施の形態と同様にすることも可能であるし、若しくは、ホストコンピュータ2〜n(n≧3)のそれぞれに専用の管理領域を割り当てることも可能である。
また、上記各実施の形態におけるホストコンピュータを、タスク等のプロセスに置き換えるならば、一つのコンピュータ内でのマルチプロセスにおける、プロセス間通信方式としても同様の方式を考えることができる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るホストコンピュータ間通信方式は、単一の同期処理要求信号を設けて送信側ホストコンピュータ起動時からの最初のホストコンピュータ間通信要求の発生を受信側ホストコンピュータに知らせ、以降は管理装置上に設けた通知情報の格納テーブル、および通知情報の処理状態を記録する処理状態テーブルを利用して、通知情報を引渡すので、これらのテーブルを送信側ホストコンピュータ側において、任意の大きさに設定しておくことにより、送信側ホストコンピュータは、受信側ホストコンピュータの処理能力や処理状態に影響されることなく、処理を進めることができるという効果があり、具体的には、短時間内に多発する場面の通信要求を、待ち時間を生じさせることなく送信することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るホストコンピュータ間通信方式の機能構成を示す図である。
【図2】未処理通知情報テーブル31の構成と内容を示す図である。
【図3】処理状態テーブル32の構成と内容を示す図である。
【図4】同期処理要求信号33の構成と内容を示す図である。
【図5】ホストコンピュータ間通信方式のホストコンピュータA1の動作を示すフローチャートである。
【図6】ホストコンピュータ間通信方式のホストコンピュータA1の動作を示すフローチャートである。
【図7】ホストコンピュータ間通信方式のホストコンピュータB2の動作を示すフローチャートである。
【図8】ホストコンピュータB2での一連の処理が終わった時点での未処理通知情報テーブル31,処理状態テーブル32,および同期処理要求信号33の内容を具体例に従って示した図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係るホストコンピュータ間通信方式の機能構成を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係るホストコンピュータ間通信方式の機能構成を示す図である。
【符号の説明】
1 送信側ホストコンピュータA
2 受信側ホストコンピュータB
3 管理装置
4 受信側ホストコンピュータC
11 要求作成部
12 未処理通知情報作成部
13,24,44 処理状態テーブル更新部
14 同期処理要求信号発信部
21,41 処理状態テーブル判定部
22,42 同期処理要求信号受信部
23,43 未処理通知情報取得部
25,45 要求処理部
31 未処理通知情報テーブル
32 処理状態テーブル
33 同期処理要求信号
311 未通知情報格納位置格納域
312 未通知情報参照位置格納域
313 通知情報格納部
321 処理種別フラグ格納位置格納域
322 処理種別フラグ参照位置格納域
323 処理種別情報格納部
331 同期処理要求信号アドレス
332 同期処理要求信号内容
Claims (2)
- 複数のホストコンピュータと前記複数のホストコンピュータから共有される管理装置とからなり、
前記管理装置は、
同期処理要求信号格納テーブルと、
未処理通知情報テーブルと、
処理状態テーブルとを有し、
前記複数のホストコンピュータの内の第1のホストコンピュータは、
通知情報を前記未処理通知情報テーブルに格納する格納手段と、
前記格納手段による前記未処理通知情報テーブルへの前記通知情報の格納処理に応じて、当該通知情報に対応する前記処理状態テーブルの処理情報を未処理状態に更新する第1の更新手段と、
前記第1の更新手段による前記処理状態テーブルの処理情報の未処理状態への更新処理に応じて、前記同期処理要求信号格納テーブルの情報が同期処理要求信号無しの場合に、当該情報を同期処理要求信号有りに更新する第2の更新手段とを具備し、
前記複数のホストコンピュータの内の第2のホストコンピュータは、
前記処理状態テーブルを参照し、未処理状態の処理情報がない場合に、前記同期処理要求信号格納テーブルの情報を取得する処理を、取得した情報が同期処理要求信号有りとなるまで繰り返す取得手段と、
前記取得手段において取得した前記同期処理要求信号格納テーブルの情報が同期処理要求信号有りとなった場合に、当該情報を同期処理要求信号無しを示す情報に変更する変更手段と、
前記変更手段による前記同期処理要求信号格納テーブルの情報の同期処理要求信号無しへの変更処理に応じて、前記処理状態テーブルを参照し、未処理状態の処理情報に対応する前記未処理通知情報テーブルの前記通知情報を取得する処理と、前記処理情報を処理状態に更新する処理とを、未処理状態の前記処理情報が無くなるまで繰り返し、前記取得手段に戻る手段とを具備する、
ことを特徴とするホストコンピュータ間通信管理装置。 - 複数のホストコンピュータから共有される管理装置内に、同期処理要求信号格納テーブルと、未処理通知情報テーブルと、処理状態テーブルを確保するステップと、
前記複数のホストコンピュータの内の第1のホストコンピュータが、当該複数のコンピュータから共有される管理装置内の未処理通知情報テーブルに通知情報を格納する格納ステップと、
前記第1のホストコンピュータが、前記格納ステップにおける前記未処理通知情報テーブルへの前記通知情報の格納処理に応じて、当該通知情報に対応する前記管理装置内の処理状態テーブルの処理情報を未処理状態に更新する第1の更新ステップと、
前記第1のホストコンピュータが、前記第1の更新ステップにおける前記処理状態テーブルの処理情報の未処理状態への更新処理に応じて、前記管理装置内の同期処理要求信号格納テーブルの情報が同期処理要求信号無しの場合に、当該情報を同期処理要求信号有りに更新する第2の更新ステップと、
前記複数のホストコンピュータの内の第2のホストコンピュータが、前記処理状態テーブルを参照し、未処理状態の処理情報がない場合に、前記同期処理要求信号格納テーブルの情報を取得する処理を、取得した情報が同期処理要求信号有りとなるまで繰り返す取得ステップと、
前記第2のホストコンピュータが、前記取得ステップにおいて取得した前記同期処理要求信号格納テーブルの情報が同期処理要求信号有りとなった場合に、当該情報を同期処理要求信号無しを示す情報に変更する変更ステップと、
前記第2のホストコンピュータが、前記変更ステップにおける前記同期処理要求信号格納テーブルの情報の同期処理要求信号無しへの変更処理に応じて、前記処理状態テーブルを 参照し、未処理状態の処理情報に対応する前記未処理通知情報テーブルの前記通知情報を取得する処理と、前記処理情報を処理状態に更新する処理とを、未処理状態の前記処理情報が無くなるまで繰り返し、前記取得ステップに戻るステップとを含む
ことを特徴とするホストコンピュータ間通信管理方法。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP16978098A JP3720982B2 (ja) | 1998-06-17 | 1998-06-17 | ホストコンピュータ間通信装置および通信方法 |
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