JP3721769B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー画像を形成できるプリンタ、複写機及びFAX等の画像形成装置に関し、特に、カラー画像の形成時と単色画像の形成時とで画像形成態様を切換える技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータやデジタルカメラ等の爆発的な普及により、カラーの文書やカラー写真等を出力及び複写する機会が急増してきた。
また、プリンタや複写機等の画像を形成する速度は少しでも速いほうが好まれるので、画像を形成する速度が速いフルカラー画像形成装置の開発が望まれている。
【0003】
画像を形成する速度が比較的速いフルカラー画像形成装置としては、タンデム方式のものがあり、現在主流となりつつある。これは、転写紙などの転写材を搬送する搬送ベルトに沿って感光体ドラムや転写器等から構成される画像形成ユニットを複数個配列し、各画像形成ユニットで各色トナー像をそれぞれ形成して転写材上に重ね合わせて転写するものであり、一回の通紙でフルカラーの画像を形成することができる。
【0004】
このようなタンデム型の画像形成装置を用いて黒色のみの画像を形成する場合には、黒色以外のトナー像を形成する画像形成ユニットは画像の形成に寄与しない。
また一般に、画像形成ユニットの感光体ドラムとクリーナ部材は、常に直接接触しているので感光体ドラムが回転しているだけで互いに摩耗し、この感光体ドラムの回転時間が画像形成ユニットの寿命に大きく関与しているといっても過言ではない。
【0005】
従って、画像の形成に寄与しない画像形成ユニットの感光体ドラムの回転を停止させることが望ましい。
しかしながら、従来のタンデム型の画像形成装置では、全ての画像形成ユニットの感光体ドラムが常に搬送ベルトと接触しており、搬送ベルトをスムーズに駆動させる為に全ての感光体ドラムを搬送ベルトの駆動に合わせて回転させているので、選択的に感光体ドラムの回転を停止させることができない。
【0006】
従って、黒色のみの画像を形成する場合には、画像の形成に寄与しない画像形成ユニットの寿命が無駄に短くなり、また、黒色以外のトナーが無駄に減少する。
このような問題を解決する従来の技術としては、特開平3ー288173号公報、特開平6ー102776号公報及び特開平6ー258914号公報において開示されている。これらの技術は、カラー画像を形成する場合には、予め操作者がカラー画像と黒色のみの画像とを両方とも形成できるモード(以下「カラープリントモード」という)を選択することにより、従来通りの方法で画像を形成し、黒色のみの画像を形成する場合には、黒色のみの画像を形成するモード(以下「単色プリントモード」という)を選択することにより、黒色以外のトナー像を形成する画像形成ユニットの感光体ドラムと搬送ベルトとを離間させ、離間させた感光体ドラムの回転を停止し、黒色のトナー像を形成する画像形成ユニットのみで画像を形成するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の画像形成装置では、これから形成する画像がカラー画像か黒色のみの画像かをいちいち操作者が判定しなければならないので面倒であり、また、混在するカラー画像と黒色のみの画像とを連続的に形成する場合にはカラープリントモードを選択するしかないので、黒色のみの画像を形成するに際して単色プリントモードを実施することができない。
【0008】
そこで、これから形成する画像がカラー画像か黒色のみの画像かを検出し、これに応じてプリントモードを自動的に切換えれば、適切に画像を形成することができ、画像の形成に寄与しない画像形成ユニットの寿命が無駄に短くならずにすむ。
しかし、一方で、混在するカラー画像と黒色のみの画像とを連続的に形成する場合において、プリントモードを自動的に切換える場合には、頻繁に多くの切換えが発生するので、切換えをしない場合と比較すると、この切換え回数に比例した分だけ処理時間が長くなり生産性の低下を引き起こしてしまう。
【0009】
画像形成ユニットの寿命を無駄に短くしない事と、生産性の低下を引き起こさない事とは相反する課題であり、これらの両立を図ることが、使用の現場において急務である。
そこで、本発明は、画像形成ユニットの寿命を無駄に短くしない事と、生産性の低下を引き起こさない事のどちらを優先させるかを、使用時の状況で判断できることに着目し、課題解決を図ったものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、複数の像担持体を使用する画像形成態様と1つの像担持体を使用する画像形成態様との2つの画像形成態様を切換えて画像を形成する画像形成装置であって、寿命優先モードである第1モードか、生産性優先モードである第2モードかを入力する入力手段と、形成すべき画像がカラー画像か単色画像かを検出する検出手段と、第1モードの場合は形成すべき画像がカラー画像か単色画像かに応じて2つの画像形成態様を切換え第2モードの場合は2つの画像形成態様を切換える頻度を第1モードの場合以下にする切換え手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、複数の像担持体を使用する第1の画像形成態様と1つの像担持体を使用する第2の画像形成態様との2つの画像形成態様のどちらか一方で画像を形成する画像形成装置であって、寿命優先モードである第1モードか、生産性優先モードである第2モードかを入力する入力手段と、少なくとも第1モードの場合に形成すべき画像がカラー画像か単色画像かを検出する検出手段と、第1モードの場合は形成すべき画像がカラー画像の時には第1の画像形成状態で画像を形成し形成すべき画像が単色画像の時には第2の画像形成状態で画像を形成し第2モードの場合は第1の画像形成状態で画像を形成する形成手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
また、前記検出手段は、さらに、第2モードの場合にも形成すべき画像がカラー画像か単色画像かを検出し、前記形成手段は、第1モードの場合は形成すべき画像がカラー画像の時には第1の画像形成態様で画像を形成し形成すべき画像が単色画像の時には第2の画像形成態様で画像を形成し第2モードの場合は形成すべき画像がカラー画像の時には第1の画像形成態様で画像を形成し形成すべき画像が単色画像の時には以前に形成した画像がカラー画像か単色画像かに応じてどちらか一方の画像形成態様で画像を形成することを特徴とすることもできる。
【0013】
また、前記画像形成装置は第1の画像形成態様及び第2の画像形成態様の内どちらか一方で待機し、前記検出手段は、さらに、第2モード且つ第2の画像形成態様で待機している場合にも形成すべき画像がカラー画像か単色画像かを検出し、前記形成手段は、第1モードの場合は形成すべき画像がカラー画像の時には第1の画像形成態様で画像を形成し形成すべき画像が単色画像の時には第2の画像形成態様で画像を形成し第2モード且つ第1の画像形成態様で待機している場合は第1の画像形成態様のままで画像を形成し第2モード且つ第2の画像形成態様で待機している場合は形成すべき画像が単色画像の時には第2の画像形成態様のままで画像を形成し形成すべき画像がカラー画像の時には第1の画像形成態様で画像を形成することを特徴とすることもできる。
【0014】
また、前記画像形成装置は、さらに、所定の位置に置かれた原稿を自動的に搬送しながら読取り形成すべき画像とする原稿自動読取り手段と、前記原稿自動読取り手段を使用するか否かを判断する使用判断手段とを備え、前記入力手段は、前記使用判断手段が前記原稿自動読取り手段を使用すると判断した場合は現在のモードを第2モードであると入力することを特徴とすることもできる。
【0015】
また、前記画像形成装置は、さらに、原稿読取り位置に置かれた原稿を読取り形成すべき画像とする原稿読取り手段と、前記原稿読取り手段を使用するか否かを判断する使用判断手段とを備え、前記入力手段は、前記使用判断手段が前記原稿読取り手段を使用すると判断した場合は現在のモードを第1モードであると入力することを特徴とすることもできる。
【0016】
また、前記画像形成装置は、さらに、画像の情報を外部から取得し形成すべき画像の情報とする取得手段と、前記取得手段が画像の情報を外部から取得したか否かを判断する取得先判断手段とを備え、前記入力手段は、前記取得先判断手段が画像の情報を外部から取得したと判断した場合は現在のモードを第1モードであると入力することを特徴とすることもできる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態について、タンデム型のデジタルカラー複写機(以下、単に「複写機」という。)を例にして説明する。
<構成>
図1は、本実施の形態に係るデジタルカラー複写機の全体の構成を示す図である。
【0018】
図1に示す複写機は、所定の位置に置かれた原稿を自動的に順次搬送する原稿自動搬送装置10、搬送された原稿の画像を読取るイメージリーダ部20及びイメージリーダ部20で読取った画像を複写紙などの記録シート上にプリントして再現するプリンタ部40で構成されている。
原稿自動搬送装置10は、原稿がセットされる原稿給紙トレイ11、原稿を原稿給紙トレイ11から取り出す給紙ローラ12、原稿の取り出しを助ける捌きローラ13、同様に捌きパッド14、原稿を搬送する原稿搬送ベルト15及び読取り済みの原稿が排出される原稿排紙トレイ16を含む。
【0019】
イメージリーダ部20は、読取る際に原稿を載せるプラテンガラス21、原稿を照射して反射光を出力するスキャナ22、この反射光を集光レンズ28まで導くミラー26と27、ミラー26と27を保持し動作するスライダー25、反射光を集光する集光レンズ28、集光レンズ28で集光された光を赤(R)、緑(G)、青(B)(以下、単にそれぞれ「R」、「G」、「B」という)成分別に電気信号に変換する電荷結合デバイス(Charge−Coupled−Devices、以下、「CCD」という。)29、シェーディング補正用の白色板30及びスキャナ22とスライダー25を駆動するスキャナモータM1を含む。
【0020】
ここでシェーディング補正とは、露光ランプ23の照射ムラやCCD29の感度ムラを解消するものであり、プレスキャン時にプラテンガラス21の端に設置された白色板30に、実際に露光ランプ23を照射して出力された反射光をCCD29により電気信号に変換し、予め記憶する標準値と比較することで補正値を算出し、この補正値によりスキャン時の電気信号を補正する。
【0021】
スキャナ22は、原稿を照射する露光ランプ23及びその反射光をミラー26に導くミラー24を含む。
なお、イメージリーダ部20の前面には、操作パネル31が設けられており、操作者からの操作や各種設定を受け付け、設定状況等を表示する。
プリンタ部40は、周知の電子写真技術を利用して記録シート上に画像を形成するものであって、光学的に画像を形成する光学系50、記録シート上に画像を形成する画像プロセス系60、CCD29が変換した電気信号に基づいて光学系50及び画像プロセス系60等を制御する制御部100、形成された画像を熱定着する定着部64及び記録シートを搬送する給紙系70を含む。
【0022】
制御部100は、R,G,B成分別の電気信号をシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)(以下、単にそれぞれ「C」、「M」、「Y」、「K」という)の各再現色の濃度データに変換し、それぞれレーザダイオードの駆動信号に変換して、各再現色用のレーザダイオードをそれぞれ光変調駆動し、また、対応する原稿がカラー画像であるか黒色のみの画像であるかを判別する。
【0023】
さらにまた、装置全体を制御し、プリントモードを判定して切換えを制御する。
なお、ここでは、C、M、Y、Kの各再現色に関連する構成部分の番号には、それぞれC、M、Y、Kを添え字として付加するものとする。
光学系50は、作像ユニット毎に設けられるレーザダイオード(図示せず)、各レーザダイオードから出射されるレーザ光を偏向させるポリゴンミラー51、各レーザ光を集光するfθレンズ52C、52M、52Y、52K及び集光された各レーザ光をそれぞれ対応する作像ユニットに導く折り返しミラーを含む。
【0024】
給紙系70は、記録シートがセットされる給紙カセット71〜74、記録シートを各給紙カセットから取り出すピックアップローラ75〜78、記録シート検出センサSE1〜SE6、記録シートを搬送するタイミングローラ79、タイミングローラ79の回転駆動を制御するタイミングクラッチ84及びプリント済みの記録シートが排出される記録シート排紙トレイ65を含む。
【0025】
記録シート検出センサSE1〜SE6は、記録シートを検出して紙詰まり(以下「ジャム」という)等を発見する為に設けられたセンサであり、それぞれ各搬送路に搬送されてきた記録シートを検出し、その検出信号を制御部100に送出する。制御部100が、検出されるはずの記録シートが所定時間経過しても検出されない場合にジャムと判定する。
【0026】
図2は、画像プロセス系60の詳細な構成を示す図である。
図2に示す画像プロセス系60は、作像ユニット61C、61M、61Y、61K及び転写ユニット82で構成されている。
なお、ここでは、記録シートが各図の右方向から左方向へ搬送されるものとし、以下、各図の右側を上流側、左側を下流側ということとする。
【0027】
作像ユニット61Cは、感光体ドラム611C、帯電チャージャ612C、現像器613C及びクリーナ614Cを含む。
同様に、作像ユニット61Mは、感光体ドラム611M、帯電チャージャ612M、現像器613M、クリーナ614M及び転写ブレード62Mを含み、作像ユニット61Yは、感光体ドラム611Y、帯電チャージャ612Y、現像器613Y、クリーナ614Y及び転写ブレード62Yを含み、作像ユニット61Kは、感光体ドラム611K、帯電チャージャ612K、現像器613K及びクリーナ614Kを含む。
【0028】
感光体ドラム611C、611M、611Y、611Kは、光学系50から出射されたレーザ光により静電潜像を書き込まれトナー像が形成され、そのトナー像が記録シートに転写される。
帯電チャージャ612C、612M、612Y、612Kは、各感光体ドラムの周囲に配設され静電潜像が書き込まれる前に各感光体ドラムを帯電させる。
【0029】
現像器613C、613M、613Y、613Kは、静電潜像からトナー像を形成し可視像化する。
クリーナ614C、614M、614Y、614Kは、転写後に各感光体ドラムに残ったトナーを除去する。
転写ユニット82は、搬送ベルト81、駆動ローラ822、補助ローラ823、従動ローラ824、テンションローラ825、クリーナローラ826、テンションスプリング828、ベルトクリーナ83、転写ブレード62C、62M、62Y、62K、スプリング63C、63M、63Y、63K、スプリング827、板カム8291、回動軸8292、揺動フレーム829及びガイド80を含む。
【0030】
搬送ベルト81は、駆動ローラ822、補助ローラ823、従動ローラ824、テンションローラ825及びクリーナローラ826により張設され、記録シートを搬送する。
駆動ローラ822は、ステッピングモータ(図示せず)の駆動により回転し、搬送ベルト81を駆動する。
【0031】
補助ローラ823、従動ローラ824、テンションローラ825及びクリーナローラ826は、搬送ベルト81の駆動に伴って駆動する。
テンションスプリング828は、テンションローラ825を外方に付勢し、搬送ベルト81に一定の張力を与える。
クリーナローラ826とベルトクリーナ83は、その間に搬送ベルト81を挟み、搬送ベルト81の表面に付着した残留トナーや紙粉等を除去する。
【0032】
転写ブレード62C、62M、62Y及び62Kは、搬送ベルト81を挟んでそれぞれ各感光体ドラムに対向する位置に配設され、静電力により各感光体ドラムに形成されたトナー像を記録シート上に転写させるものであって、トナー粒子の電荷と逆電位の電圧が印加されている。
スプリング63C、63M、63Y及び63Kは、それぞれの転写ブレード62C、62M、62Y及び62Kを上方に付勢し、上方に付勢された各転写ブレードの先端部が搬送ベルト81をそれぞれが対向する感光体ドラムに圧接する。
【0033】
このようにして、搬送ベルト81が感光体ドラムに圧接されることにより、主走査方向における転写ムラを防止することができる。
スプリング827は、揺動フレーム829を上方に付勢する。
板カム8291は、回動軸8292を中心にモータ等の駆動装置(図示せず)により回転し、その下方の周面が揺動フレーム829の上面に当接しているため、揺動フレーム829を下方に押下する。
【0034】
揺動フレーム829は、従動ローラ824の回転軸を支点として上下に可動可能であり、スプリング827により上方に付勢されつつも、反対に板カム8291の下方の周面により下方に押下されるので、板カム8291の回転により上下に揺動駆動されることになる。
揺動フレーム829には、駆動ローラ822、これを回転駆動するステッピングモータ(不図示)、転写ブレード62C、62M、62Y、スプリング63C、63M、63Yが取り付けられており、これらは全て揺動フレーム829と共に揺動する。ここでは、揺動するこれらの部分をまとめて特に揺動ユニット821という。
【0035】
なお、揺動ユニット821が上下に揺動しても回動軸8292と接触しないように、揺動フレーム829の側面に切欠き8293が設けられている。
また、揺動ユニット821を所定の上位置及び下位置に停止するように制御する為、板カム8291の回転位置又は揺動フレーム829の高さをセンサ等(フォトセンサ、磁気センサ、音波センサ、マイクロスイッチ等の位置出し用のセンサ。図示せず)により検出している。
【0036】
ガイド80は、タイミングローラ79の回転軸を支点として、揺動ユニット821の揺動に追随して揺動し、揺動ユニット821の位置にかかわらず記録シートをタイミングローラ79から搬送ベルト81まで誘導する。
また、補助ローラ823、従動ローラ824、クリーナローラ826、テンションスプリング828、ベルトクリーナ83、転写ブレード62K、スプリング63K、回動軸8292は、作像ユニット61C、61M、61Y、61Kと共に同じ本体フレームに取り付けられており、揺動フレーム829が揺動しても、それらの位置関係は変わらない。
【0037】
図3は、画像プロセス系60の詳細な構成を示す図であり、揺動ユニット821が所定の下位置に停止している状態を示す。
カラープリントモードで画像を形成する場合には、図2に示すように揺動ユニット821が所定の上位置に停止し、搬送ベルト81が水平に維持されるので、搬送ベルト81が全ての感光体ドラム611C、611M、611Y、611Kに圧接される。従って、全ての感光体ドラムを駆動させてカラー画像を形成するのであるが、黒色のみの画像を形成する場合においても搬送ベルト81をスムーズに駆動させる為に画像の形成に関与しない感光体ドラムも駆動させる。
【0038】
一方、単色プリントモードで画像を形成する場合には、図3に示すように揺動ユニット821が所定の下位置に停止し、補助ローラ823より上流側の搬送ベルト81が下方に傾くので、搬送ベルト81が感光体ドラム611Kに圧接され感光体ドラム611C、611M、611Yとは離間する。従って、黒色以外のトナー像を形成する感光体ドラム611C、611M、611Yの駆動を停止させ、黒色のトナー像を形成する感光体ドラム611Kのみを駆動させて黒色のみの画像を形成する。
【0039】
図4は、制御部100の詳細な構成を示す図である。
図4に示す制御部100は、画像信号処理部102、原稿判別部103、画像メモリ104、レーザダイオード駆動部105、ROM106、CPU101及びRAM107で構成される。
画像信号処理部102は、イメージリーダ部20のCCD29から送られてきたR,G,B成分別の電気信号にアナログ/デジタル変換及びシェーディング補正を施して、ページ単位で原稿判別部103に送出すると共に、後述するデータ補正処理により、C、M、Y、Kの各再現色の濃度データに変換し、画像メモリ104に送出する。
【0040】
原稿判別部103は、画像信号処理部102によりアナログ/デジタル変換及びシェーディング補正を施された電気信号に基づいて、対応する原稿がカラー画像であるか黒色のみの画像であるかを判別し、その結果を色情報としてCPU101に送出する。
画像メモリ104は、画像信号処理部102が変換した各再現色の濃度データを格納し、CPU101からある格納位置の読出しを要求されると、読出しを要求された格納位置の各再現色の濃度データをレーザダイオード駆動部105に送出する。
【0041】
レーザダイオード駆動部105は、画像メモリ104が送出する各再現色の濃度データをそれぞれレーザダイオードの駆動信号に変換して、各再現色用のレーザダイオードをそれぞれ光変調駆動する。
ROM106は、制御に必要なプログラムを格納する。
CPU101は、ROM106が格納するプログラムに基づいて、操作パネル31から操作者による操作や各種設定を受け付け、設定状況等を表示し、原稿自動搬送装置10やイメージリーダ部20、プリンタ部40などの各部の動作を制御し、ジャムの監視等を行い装置全体を制御する。また、原稿のページ数、各再現色の濃度データの格納位置(画像メモリ104のアドレス)及び原稿判別部103が判別した色情報を関連付けて、RAM107に送出する。さらに、形成すべき画像に対応する各再現色の濃度データの格納位置の読出しを、画像メモリ104に要求する。また、操作者により選択された各モードと原稿判別部103が送出する色情報によりプリントモードを判定し、プリントモードの切換えを制御する。
【0042】
RAM107は、プログラム実行時のワークエリアであり、CPU101が関連付けたページ数、格納位置及び色情報を内部の管理テーブルに格納する。
図5は、操作パネル31を示す図である。
操作パネル31は、イメージリーダ部20の前面設けられており、操作者からの操作や各種設定を受け付け、設定状況等を表示する。
【0043】
操作パネル31には、コピー枚数等を入力する置数入力部311、コピー枚数等を表示する置数表示部312、コピー開始を指示するプリントスタートキー313、コピー中止を指示するプリントストップキー314、カラーモードを選択するカラーモード選択キー315、白黒モードを選択する白黒モード選択キー316、生産性優先モードを選択する生産性優先モード選択キー317、寿命優先モードを選択する寿命優先モード選択キー318及び何れのモードが選択されているかを示す各選択表示ランプ319が設けられている。
【0044】
なお、ここでは、電源投入時、リセット時及び一定時間経過時等には寿命優先モードが自動的に選択される。
<動作>
原稿給紙トレイ11にセットされた原稿は、原稿搬送ベルト15がプラテンガラス21上の所定の原稿読取位置まで搬送し、イメージリーダ部20のスキャナ22がスキャンした後、再び原稿搬送ベルト15が搬送し、原稿排紙トレイ16に排出される。
【0045】
原稿自動搬送装置10が原稿をプラテンガラス21の原稿読取位置まで搬送すると、スキャナ22がスキャナモータM1の駆動により図1中の矢印方向に移動しながら原稿を露光走査する。同時にスライダー25に一対となって保持されたミラー26と27がスキャナモータM1の駆動によりスキャナ22の2分の1の速度で同一方向に移動する。これらの動作により原稿面から集光レンズ28までの光路長が一定の長さに維持される。
【0046】
スキャナ22が原稿を照射して出力した反射光は、ミラー26と27により集光レンズ28に導かれ、集光レンズ28により集光され、CCD29によりR、G、B成分別の電気信号に光電変換されて制御部100の画像信号処理部102に送出される。
CPU101が、形成すべき画像に対応する各再現色の濃度データの格納位置の読出しを要求し、画像メモリ104が読出しを要求された格納位置の各再現色の濃度データを送出し、レーザダイオード駆動部105がそれぞれレーザダイオードの駆動信号に変換して、各再現色用のレーザダイオードをそれぞれ光変調駆動しレーザ光を出射させる。
【0047】
各レーザダイオードから出射されたレーザ光は、ポリゴンモータ(図示せず)の駆動により回転するポリゴンミラー51のミラー面で反射されて、fθレンズ52C、52M、52Y、52Kで集光され、各折り返しミラーによりそれぞれ対応する作像ユニットに導かれ、感光体ドラム611C、611M、611Y、611Kの表面を主走査方向に露光走査することにより静電潜像を書き込む。この静電潜像は、現像器613C、613M、613Y、613Kにより各トナー像が形成されることにより可視像化され、それぞれ同一の記録シートに順次転写される。
【0048】
記録シートは、給紙カセット71〜74の何れか選択された給紙カセットから対応するピックアップローラ75〜78により給紙され、タイミングローラ79、搬送ベルト81によって感光体ドラム611C、611M、611Y、611Kの転写位置まで順次搬送され、各転写位置において転写ブレード62C、62M、62Y、62Kの静電力により感光体ドラム611C、611M、611Y、611K上に形成されたトナー像が記録シートに順次転写され、定着部64において熱定着され、記録シート排紙トレイ65に排出される。
【0049】
この際、各感光体ドラムにおける作像動作は、各色の画像が搬送される記録シートの同じ位置に重ね合わせて転写されるタイミングで実行される。
図6は、原稿自動搬送装置10を使用する等して画像を連続的にコピーする場合に、記録シートの給紙間隔を制御する処理のフローチャートを示す図である。以下に、画像を連続的にコピーする場合に記録シートの給紙間隔を制御する処理について、図1〜図4、図6を用いて説明する。なお、ここでは、CPU101が各種設定の受け付け、各種表示、各部の個々の動作の制御及びジャムの監視等の全ての制御を並列に行うものとし、コピー動作中はそれぞれ別の処理が、原稿の動作、原稿読取りの動作、データ補正処理の動作、原稿がカラー画像であるか黒色のみの画像であるかを判別する動作、画像を形成する動作及び記録シートの動作等の制御を並列に行うことによって、順次原稿を読取り、各再現色の濃度データを格納し、原稿のページ数、各再現色の濃度データの格納位置及び色情報を管理テーブルに格納する。また、記録シートの給紙を制御する処理が、適切な給紙カセットから記録シート検出センサSE2の位置まで記録シートを順次搬送するものとする。
【0050】
(1)初期値設定の為、タイミングクラッチ84を切ってタイミングローラ79の回転を停止させる指示をタイミングクラッチ制御部(図示せず)に出す(ステップS1)。タイミングクラッチ制御部は、この指示を受けてタイミングクラッチ84を切ってタイミングローラ79の回転を停止させる。
(2)プリントモード切換えフラグが「0」になるまで待つ(ステップS2)。ちなみに、プリントモード切換えフラグは、プリントモードの切換えを制御する処理動作が終了した時にリセットされて「0」になる。
【0051】
(3)RAM107に格納された管理テーブルを参照して、次にコピーすべき原稿の情報が有るか否かを判断する(ステップS3)。次にコピーすべき原稿の情報が無い場合は新しい情報が格納されるまで待つ。
(4)次にコピーすべき原稿の情報が有る場合は、RAM107に格納された管理テーブルと操作パネル31の各選択表示ランプ319示すモードとを参照して、現在コピー中の記録シートに対して設定されているか、又は、待機中(最初の1枚目の場合を含む)のプリントモード(以下、「現プリントモード」という)と次にコピーする記録シートに対して設定されるプリントモード(以下、「次プリントモード」という)とを比較する。
【0052】
現プリントモードがカラープリントモードで次プリントモードが単色プリントモードの場合は、プリントモード切換えフラグを「1」にセットし、給紙待ち時間Tをt1に設定する(ステップS4〜ステップS7)。
現プリントモードが単色プリントモードで次プリントモードがカラープリントモードの場合は、プリントモード切換えフラグを「2」にセットし、給紙待ち時間Tをt2に設定する(ステップS4、ステップS8〜ステップS10)。
【0053】
現プリントモードと次プリントモードが同じ場合は、給紙待ち時間Tをt3に設定する(ステップS4、ステップS5、ステップS11)又は(ステップS4、ステップS8、ステップS11)。
なお、次プリントモードは、操作パネル31の各選択表示ランプ319がカラーモードを示す場合はカラープリントモードであり、白黒モードを示す場合は単色プリントモードである。従って、これらの場合は、連続的にコピーしている途中で操作パネル31の各選択表示ランプ319が示すモードを変更しない限り、現プリントモードと次プリントモードは同じであるので、プリントモード切換えフラグはセットされない。
【0054】
また、次プリントモードは、各選択表示ランプ319が寿命優先モードを示す場合は、管理テーブル中の次にコピーすべき原稿の色情報がカラー画像を示す時はカラープリントモードとなり、その色情報が黒色のみの画像を示す時は単色プリントモードとなる。従って、その色情報に応じたプリントモードとなり、その色情報に応じたプリントモードに切換えられるので、作像ユニット等の寿命が優先される。
【0055】
また、次プリントモードは、各選択表示ランプ319が生産性優先モードを示す場合は、その色情報がカラー画像を示すか黒色のみの画像を示すかに関りなくカラープリントモードとなるか、又は、現プリントモードがカラープリントモードの場合(ステップS5)は同様にカラープリントモードとなるが、現プリントモードが単色プリントモードの場合(ステップS8)はその色情報がカラー画像を示す時はカラープリントモードとなり、その色情報が黒色のみの画像を示す時は単色プリントモードとなる。従って、常にカラープリントモードとなるか、又は、単色プリントモードからカラープリントモードへは切換えられるがカラープリントモードから単色プリントモードへは切換えられないので、生産性が優先される。
【0056】
また、ここでは、プリントモード切換えフラグはRAM107に格納され、給紙待ち時間TはCPU101の内部タイマーの設定時間とする。
(5)CPU101の内部タイマーによる計時を開始する(ステップS12)。
(6)内部タイマーがタイムアップするまで待つ(ステップS13)。
【0057】
(7)内部タイマーがタイムアップした場合は、記録シート検出センサSE2が、搬送されてきた記録シートを検出するまで待つ(ステップS14)。
(8)タイミングクラッチ84を繋いでタイミングローラ79を回転駆動させる指示をタイミングクラッチ制御部(図示せず)に出す(ステップS15)。タイミングクラッチ制御部は、この指示を受けてタイミングクラッチ84を繋いでタイミングローラ79から記録シートを搬送ベルト81方向に送り出す。
【0058】
(9)記録シートの後端がジャム検出センサSE2を通過するまで待つ(ステップS16)。ここでは、記録シート検出センサSE2が記録シートを検出している時の出力をオン、検出していない時の出力をオフとし、オンからオフに立ち下がるオフエッジを検出する。
(10)記録シートの後端が記録シート検出センサSE2を通過したと検出された場合は、検出した時から所定時間経過後にタイミングクラッチ84を切ってタイミングローラ79の回転を停止させる指示をタイミングクラッチ制御部(図示せず)に出し、次にコピーすべき原稿の情報が有るか否かを判断しにステップS3に戻る(ステップS17)。ここで所定時間は、記録シート検出センサSE2とタイミングローラ79との間隔及び記録シートの搬送速度とに基づいて、記録シートの後端がタイミングローラ79を通過するのに十分な時間が予め計算され、タイミングクラッチ制御部に保持されているものとする。
【0059】
このように、記録シートの給紙間隔が給紙待ち時間t1〜t3によって制御される。
図7は、プリントモードの切換えを制御する処理のフローチャートを示す図である。
以下に、プリントモードの切換えを制御する処理について、図1〜図4、図7を用いて説明する。なお、ここでは、先に示した記録シートの給紙間隔を制御する処理が並列に行われ、この処理が連続的にコピーしている途中でプリントモード切換えフラグを「1」又は「2」にセットするか、又は、待機中に操作パネル31から操作者により各選択表示ランプ319が示すモードが変更された場合、例えば、カラーモードから白黒モードに変更される場合にプリントモード切換えフラグが「1」に、白黒モードからカラーモードに変更される場合にプリントモード切換えフラグが「2」に、セットされるものとする。
【0060】
(1)初期値設定の為、プリントモード切換えフラグをリセットする(ステップS20)。
(2)1枚の画像のコピーが終了するまで待つ(ステップS21)。例えば、記録シート検出センサSE2の位置から感光体ドラム611Kの転写位置までの距離と記録シートの搬送方向の長さとの和を記録シートの搬送速度で除算して、記録シートの通過に要する時間を予め求めておき、記録シート検出センサSE2を通過したと検出してからこの予め求めた時間が経過するか、又は、感光体ドラム611Kの転写位置の下流側に配設された記録シート検出センサSE3を通過したと検出すれば、記録シートが感光体ドラム611Kの転写位置を通過し、コピーが終了したと判断できる。
【0061】
(3)1枚の画像のコピーが終了した時、又は、待機時に、プリントモード切換えフラグが「0」であるか否かを判断する(ステップS22)。「0」である場合は、プリントモードの切換えが不要なので始めに戻る。
(4)「0」でない場合は、プリントモード切換えフラグが「1」であるか否かを判断する(ステップS23)。
【0062】
(5)「1」である場合は、カラープリントモードから単色プリントモードへプリントモードを切換える為に、図2に示す上位置の状態の揺動ユニット821を下方に揺動移動させて、図3に示す下位置の状態に変化させる(ステップS24)。
(6)「1」でない場合は「2」である場合であり、単色プリントモードからカラープリントモードへプリントモードを切換える為に、図3に示す下位置の状態の揺動ユニット821を上方に揺動移動させて、図2に示す上位置の状態に変化させる(ステップS25)。
【0063】
(7)これらの切換え動作の完了後、プリントモード切換えフラグを「0」にリセットする(ステップS26)。
なお、ここでは、前の画像のコピーを終了した後で揺動ユニット821を揺動移動させているので、前の画像のコピーにその揺動駆動の振動等が悪影響を与えないようにしている。
【0064】
また、給紙待ち時間t1又はt2により記録シートの給紙間隔を制御することによって、その揺動駆動の振動等が次の画像のコピーに悪影響を与えないようにしている。
給紙待ち時間t1〜t3は、画像の形成に支障ないような値に決定する。特にt1、t2は、該当するプリントモードへの切換えのため揺動ユニット821を揺動駆動してもその振動等が画像の形成に悪影響を与えないような値に決定する必要がある。具体的には、次の記録シートに画像を形成する前に揺動ユニット821の揺動動作が完了していなければ、転写位置が不安定になって転写ずれや色ずれが生じ易くなる。これを避けるように給紙待ち時間t1、t2の値を決定する。
【0065】
本実施の形態では、前の記録シートと次の記録シートとを同じプリントモードで連続して画像がコピーする場合は次の熱定着までに要する加熱時間や各部がそれぞれの処理に要する時間等を考慮して給紙待ち時間t3を決定し、カラープリントモードで画像をコピーし連続して単色プリントモードで画像をコピーする場合は転写ずれや色ずれを生じさせない為に、揺動ユニット821の上方から下方への揺動動作が完了した時点で次の記録シートの先端が黒色の転写位置より、黒色の画像書き込み位置から画像転写方向に黒色の転写位置までの周面の距離だけ手前になるように給紙待ち時間t2を決定することにより画像品質を確保しつつ生産性の低下を極力抑え、単色プリントモードで画像をコピーし連続してカラープリントモードで画像をコピーする場合は転写ずれや色ずれを生じさせない為に、揺動ユニット821の下方から上方への揺動動作が完了した時点で次の記録シートの先端が先頭色の転写位置より、先頭色の画像書き込み位置から画像転写方向に先頭色の転写位置までの周面の距離だけ手前になるように給紙待ち時間t1を決定することにより画像品質を確保しつつ生産性の低下を極力抑える。
【0066】
なお、本実施の形態では、製造コストの低減やメンテナンスの容易性等を考慮して、作像ユニット61C、61M、61Y、61Kは全く同様の構造となっており、距離L2と距離L3とは同じ値となっているが、必ずしも、各作像ユニットは同様の構造でなくてもよく、距離L2と距離L3とは同じ値でなくてもよい。
【0067】
また、揺動ユニット821の上方から下方への揺動動作が完了すると、CPU101は、画像の形成に関与しない感光体ドラム611C、611M、611Yの回転駆動を停止し、クリーナ部材との摩耗等を防止する。
また、揺動ユニット821の下方から上方への揺動動作が完了すると、CPU101は、感光体ドラム611C、611M、611Yを回転駆動し、カラーコピーに備える。
【0068】
また、同じプリントモードが連続して実行される場合の用紙間隔X3は、プリントモード毎に異なる値に決定してもよい。
また、揺動ユニット821の揺動動作中であっても、搬送ベルト81は定速を維持しており、生産性が低下しないように配慮されている。
・プリントモードを判定する詳細な説明
図8は、操作者等により選択された各選択表示ランプ319が示すモードと色情報によりプリントモードを判定する処理の一例を示す図である。
【0069】
(1)各選択表示ランプ319が生産性優先モード又はカラーモードを示す場合は、カラープリントモードで画像を形成する(ステップS31、S32、S35)。
(2)各選択表示ランプ319が白黒モードを示す場合は、単色プリントモードで画像を形成する(ステップS33、S36)。
【0070】
(3)各選択表示ランプ319が寿命優先モードを示す場合は、寿命を優先させる為、原稿判別部103が原稿毎に生成した色情報に応じて、どちらのプリントモードで画像を形成するかを判定する(ステップS34〜S36)。
図9は、操作者等により選択された各選択表示ランプ319が示すモードと色情報によりプリントモードを判定する処理の別の一例を示す図である。
【0071】
(1)各選択表示ランプ319が生産性優先モードを示す場合は、現プリントモードがどちらのプリントモードであるかを判断する(ステップS41〜ステップS42)。
(2)現プリントモードが単色プリントモードである場合は、原稿判別部103が原稿毎に生成した色情報に応じて、どちらのプリントモードで画像を形成するかを判定する(ステップS45〜S47)。
【0072】
(3)現プリントモードがカラープリントモードである場合は、カラープリントモードで画像を形成する(ステップS46)。
(4)各選択表示ランプ319がカラーモードを示す場合は、カラープリントモードで画像を形成する(ステップS43、S46)。
(5)各選択表示ランプ319が白黒モードを示す場合は、単色プリントモードで画像を形成する(ステップS44、S47)。
【0073】
(6)各選択表示ランプ319が寿命優先モードを示す場合は、原稿判別部103が原稿毎に生成した色情報に応じて、どちらのプリントモードで画像を形成するかを判定する(ステップS45〜S47)。
ここで、原稿のページ数、各再現色の濃度データの格納位置(画像メモリ104のアドレス)及び原稿判別部103が判別した色情報は、CPU101により関連付けられて、RAM107内部の管理テーブルに格納されているので、管理テーブルを参照することにより原稿毎に実行すべきプリントモードを容易に判定できる。
【0074】
従って、各選択表示ランプ319が寿命優先モードを示す場合は、いちいち操作者が判定しなくても自動的にプリントモードを原稿単位で切換えて画像を形成でき、作像ユニット等の寿命を優先させることができる。
また、各選択表示ランプ319が生産性優先モードを示す場合は、プリントモードの切換えにかかる時間分だけ総合的に画像を形成する時間が短くなるので、生産性を優先させることができる。
【0075】
なお、本実施の形態では、各選択表示ランプ319が生産性優先モードを示す場合には、次プリントモードは常にカラープリントモードとなるか、又は、単色プリントモードからカラープリントモードへは切換えられるがカラープリントモードから単色プリントモードへは切換えられないという処理を行うが、生産性優先モードを示す場合の処理はこの2つに限られず、寿命優先モードを示す場合よりもプリントモードを切換える頻度を少なくして生産性を少しでも優先するものであればどのような処理であっても構わない。例えば、「3枚連続して色情報が単色画像を示す場合にはプリントモードを切換える」等のプリントモードを切換える場合の規則を予め決めておき、以前のプリントモードや色情報に応じてプリントモードを判定するものであってもよい。
<変形例>
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
【0076】
(1)本実施の形態においては、単色プリントモード時に転写ユニット82の一部を下方に移動させて、画像の形成に関与しない感光体ドラム611C、611M、611Yと搬送ベルトとを離間させているが、感光体ドラムと搬送ベルトを離間させさえすればどのようなものであってもよく、例えば、感光体ドラム611C、611M、611Yを上方に移動させるものであってもよい。
【0077】
(2)本実施の形態においては、各選択表示ランプ319が生産性優先モードを示す場合には、記録シート毎に、管理テーブルに格納された次にコピーすべき原稿の色情報を確認して実行すべきプリントモードを判定しているが、同一原稿を連続して複数枚コピーする時には必ずしも記録シート毎に判定する必要は無く、同一原稿の最初の1枚目についてのみプリントモードを判定し、以後は1枚目について判定されたプリントモードで画像をコピーしてもよい。
【0078】
この場合は、同一原稿の2枚目以降についてプリントモードを判定しなくてもく、また、必ずプリントモードは切換えられないことが判っているので、関連する制御を全て停止することもできる。
(3)本実施の形態においては、複写機を例にして説明したが、本発明は、複写機に限られず、カラー画像を形成できる画像形成装置であれば何であってもよく、例えば、カラープリンタやカラーFAX等であってもよい。
【0079】
(4)本実施の形態においては、「原稿はカラー画像か黒色のみの画像」であるとしているが、黒色のみの画像だけに限られるものではなく任意の単色画像でもよいので、「原稿はカラー画像か単色画像」であってもよい。同様に、「原稿の色情報はカラー画像か単色画像かを示す」ものであってもよい。
なお、原稿自動搬送装置10を使用する事を、使用者の設定やセンサ(図示せず)で原稿給紙トレイ11に原稿がセットされている事を感知する等によって判断し、原稿自動搬送装置10を使用すると判断した場合は使用者が生産性を追求しているとの考えから、各選択表示ランプ319が示すモードに関らず生産性優先モードを優先的に実施するか、又は、生産性優先モードを自動的に選択するものであってもよい。
【0080】
また、原稿自動搬送装置10を使用せず、使用者が原稿読取り位置に直接原稿を置く手置きであるか否かを、使用者の設定やセンサ(図示せず)で原稿を感知する等によって判断し、手置きであると判断した場合は、使用者が生産性をあまり追求していないとの考えから、各選択表示ランプ319が示すモードに関らず寿命優先モードを優先的に実施するか、又は、寿命優先モードを自動的に選択するものであってもよい。
【0081】
また、FAXとして使用する時の様に、形成すべき画像の情報を外部から取得するか否かを判断し、形成すべき画像の情報を外部から取得すると判断した場合は使用者が待っていないとの考えから、各選択表示ランプ319が示すモードに関らず寿命優先モードを優先的に実施するか、又は、寿命優先モードを自動的に選択するものであってもよい。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、寿命優先モードである第1モードの場合は形成すべき画像がカラー画像か単色画像かに応じて2つの画像形成態様を切換えるので形成すべき画像がカラー画像か単色画像かをいちいち操作者が判定しなくてもよく、また、混在するカラー画像と単色画像とを連続的に形成する場合であっても、形成すべき画像に応じた画像形成態様に切換えるので像担持体の無駄な摩耗を防止でき、生産性優先モードである第2モードの場合は、画像形成態様を切換える頻度が第1モードの場合以下なのでその分画像を形成する時間を短縮することができる。
【0083】
従って、像担持体の寿命を優先させるか、生産性を幾分優先させるかのどちらかが選択的に可能となる。
また、本発明によれば、寿命優先モードである第1モードの場合は、形成すべき画像がカラー画像の時には第1の画像形成態様で画像を形成し、形成すべき画像が単色画像の時には第2の画像形成態様で画像を形成するので形成すべき画像がカラー画像か単色画像かをいちいち操作者が判定しなくてもよく、また、混在するカラー画像と単色画像とを連続的に形成する場合であっても、形成すべき画像に応じた画像形成態様で画像を形成するので像担持体の無駄な摩耗を防止でき、生産性優先モードである第2モードの場合は、第1の画像形成態様で画像を形成するので画像の形成中に全く画像形成態様を切換える必要が無く、その分画像を形成する時間を短縮することができる。
【0084】
従って、像担持体の寿命を優先させるか、生産性を優先させるかのどちらかが選択的に可能となる。
また、本発明によれば、第1モードの場合は、形成すべき画像がカラー画像の時には第1の画像形成態様で画像を形成し、形成すべき画像が単色画像の時には第2の画像形成態様で画像を形成するので形成すべき画像がカラー画像か単色画像かをいちいち操作者が判定しなくてもよく、また、混在するカラー画像と単色画像とを連続的に形成する場合であっても、形成すべき画像に応じた画像形成態様で画像を形成するので像担持体の無駄な摩耗を防止でき、第2モードの場合は、形成すべき画像がカラー画像の時には第1の画像形成態様で画像を形成し、単色画像の時には以前に形成した画像がカラー画像か単色画像かに応じてどちらかの画像形成態様で画像を形成するので画像形成態様を切換える頻度が効率的に減少し、その分画像を形成する時間を短縮することができる。
【0085】
従って、像担持体の寿命を優先させるか、生産性を効率的に優先させるかのどちらかが選択的に可能となる。
また、本発明によれば、第1モードの場合は、形成すべき画像がカラー画像の時には第1の画像形成態様で画像を形成し、形成すべき画像が単色画像の時には第2の画像形成態様で画像を形成するので形成すべき画像がカラー画像か単色画像かをいちいち操作者が判定しなくてもよく、また、混在するカラー画像と単色画像とを連続的に形成する場合であっても、形成すべき画像に応じた画像形成態様で画像を形成するので像担持体の無駄な摩耗を防止でき、第2モード且つ第1の画像形成態様で待機している場合は、第1の画像形成態様のままで画像を形成し、第2モード且つ第2の画像形成態様で待機している場合は、単色画像を形成する際には第2の画像形成態様のままで画像を形成し、カラー画像を形成する際には第1の画像形成態様で画像を形成するので、どうしても必要な場合以外は画像形成態様を切換えないことになり、画像を形成する時間を最大限に短縮することができ、画像を形成する時間を短縮しつつ場合によっては像担持体の無駄な摩耗を防止できる。
【0086】
従って、像担持体の寿命を優先させるか、生産性を最大限に優先させるかのどちらかが選択的に可能となる。
また、本発明によれば、原稿自動読取り手段を使用する場合に、現在のモードを第2モードにするので、使用者が生産性を追求していると考られる原稿自動読取り手段を使用する場合に生産性を優先させることができる。
【0087】
また、本発明によれば、原稿読取り手段を使用する場合に、現在のモードを第1モードにするので、比較的時間に余裕があると考られる原稿読取り手段を使用する場合に像担持体の寿命を優先させることができる。
また、本発明によれば、形成すべき画像の情報を外部から取得した場合に、現在のモードを第1モードにするので、人手を介さず比較的時間に余裕があると考られる形成すべき画像の情報を外部から取得した場合に像担持体の寿命を優先させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るデジタルカラー複写機の全体の構成を示す図である。
【図2】画像プロセス系60の詳細な構成を示す図である。
【図3】画像プロセス系60の詳細な構成を示す図であり、揺動ユニット821が所定の下位置に停止している状態を示す。
【図4】制御部100の詳細な構成を示す図である。
【図5】操作パネル31を示す図である。
【図6】画像を連続的にコピーする場合に、記録シートの給紙間隔を制御する処理のフローチャートを示す図である。
【図7】 プリントモードの切換えを制御する処理のフローチャートを示す図である。
【図8】プリントモードを判定する処理の一例を示す図である。
【図9】プリントモードを判定する処理の別の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 原稿自動搬送装置
20 イメージリーダ部
317 生産性優先モード選択キー
318 寿命優先モード選択キー
61C、61M、61Y、61K 作像ユニット
611C、611M、611Y、611K 感光体ドラム
81 搬送ベルト
82 転写ユニット
821 揺動ユニット
8291 板カム
100 制御部
101 CPU
102 画像信号処理部
103 原稿判別部
104 画像メモリ
106 ROM
107 RAM
Claims (7)
- 複数の像担持体を使用する画像形成態様と、1つの像担持体を使用する画像形成態様との2つの画像形成態様を切換えて、画像を形成する装置であって、
寿命優先モードである第1モードか、生産性優先モードである第2モードかを入力する入力手段と、
形成すべき画像が、カラー画像か単色画像かを検出する検出手段と、
第1モードの場合は、形成すべき画像がカラー画像か単色画像かに応じて2つの画像形成態様を切換え、第2モードの場合は、2つの画像形成態様を切換える頻度を第1モードの場合以下にする切換え手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。 - 複数の像担持体を使用する第1の画像形成態様と、1つの像担持体を使用する第2の画像形成態様との2つの画像形成態様のどちらか一方で、画像を形成する装置であって、
寿命優先モードである第1モードか、生産性優先モードである第2モードかを入力する入力手段と、
少なくとも第1モードの場合に、形成すべき画像が、カラー画像か単色画像かを検出する検出手段と、
第1モードの場合は、形成すべき画像がカラー画像の時には第1の画像形成状態で画像を形成し、形成すべき画像が単色画像の時には第2の画像形成状態で画像を形成し、第2モードの場合は、第1の画像形成状態で画像を形成する形成手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記検出手段は、さらに、第2モードの場合にも、形成すべき画像が、カラー画像か単色画像かを検出し、
前記形成手段は、
第1モードの場合は、形成すべき画像がカラー画像の時には第1の画像形成態様で画像を形成し、形成すべき画像が単色画像の時には第2の画像形成態様で画像を形成し、第2モードの場合は、形成すべき画像がカラー画像の時には第1の画像形成態様で画像を形成し、形成すべき画像が単色画像の時には以前に形成した画像がカラー画像か単色画像かに応じて、どちらか一方の画像形成態様で画像を形成することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置は、第1の画像形成態様及び第2の画像形成態様の内、どちらか一方で待機し、
前記検出手段は、さらに、第2モード、且つ、第2の画像形成態様で待機している場合にも、形成すべき画像が、カラー画像か単色画像かを検出し、
前記形成手段は、
第1モードの場合は、形成すべき画像がカラー画像の時には第1の画像形成態様で画像を形成し、形成すべき画像が単色画像の時には第2の画像形成態様で画像を形成し、第2モード、且つ、第1の画像形成態様で待機している場合は、第1の画像形成態様のままで画像を形成し、第2モード、且つ、第2の画像形成態様で待機している場合は、形成すべき画像が単色画像の時には第2の画像形成態様のままで画像を形成し、形成すべき画像がカラー画像の時には第1の画像形成態様で画像を形成することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置は、さらに、
所定の位置に置かれた原稿を自動的に搬送しながら読取り、形成すべき画像とする原稿自動読取り手段と、
前記原稿自動読取り手段を使用するか否かを判断する使用判断手段とを備え、
前記入力手段は、
前記使用判断手段が前記原稿自動読取り手段を使用すると判断した場合は、現在のモードを第2モードであると入力することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置は、さらに、
原稿読取り位置に置かれた原稿を読取り、形成すべき画像とする原稿読取り手段と、
前記原稿読取り手段を使用するか否かを判断する使用判断手段とを備え、
前記入力手段は、
前記使用判断手段が前記原稿読取り手段を使用すると判断した場合は、現在のモードを第1モードであると入力することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置は、さらに、
画像の情報を外部から取得し形成すべき画像の情報とする取得手段と、
前記取得手段が画像の情報を外部から取得したか否かを判断する取得先判断手段とを備え、
前記入力手段は、
前記取得先判断手段が画像の情報を外部から取得したと判断した場合は、現在のモードを第1モードであると入力することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の画像形成装置。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP05655898A JP3721769B2 (ja) | 1998-03-09 | 1998-03-09 | 画像形成装置 |
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05655898A JP3721769B2 (ja) | 1998-03-09 | 1998-03-09 | 画像形成装置 |
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