JP3721966B2 - 感光材料用リール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール状に巻かれた印画紙などの感光材料をセット可能な感光材料用リールに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にこの種のリールを搭載する写真処理装置は、ペーパーマガジンの装填部と、印画紙を搬送する搬送部と、画像を印画紙に焼き付けるための焼付処理部とを備えて成り、ロール状に巻かれた印画紙(以下、印画紙巻と云う)をリールにセットして、このリールを印画紙巻と共にペーパーマガジン内に搭載した後、このペーパーマガジンをマガジン装填部に装填し、ペーパーマガジンのペーパー搬出口から引き出される印画紙を搬送部により搬送しながら、その感光面に焼付処理部で画像を焼き付けるようにしている。
【0003】
一方、印画紙巻がセットされるリールは、印画紙巻を支持する支持軸と、この支持軸に支持した印画紙巻の幅方向両端を受け止めて、支持軸に対する印画紙巻の支持位置を規制する左右一対の第1、第2ガイド体とを備え、支持軸の長さ方向両端部の外周面に、セットする複数種類の印画紙巻の幅寸法に対応した環状溝を形成すると共に、ガイド体には、支持軸の環状溝に嵌合可能なアジャストプレートを装着している。
【0004】
そして以上のリールにあっては、第1ガイド体のアジャストプレートを、セットする印画紙巻の幅に対応した支持軸の長さ方向一端側の所定の環状溝に嵌合させて、第1ガイド体を支持軸の長さ方向一端側に取り付けた上で、支持軸の長さ方向他端側から印画紙巻をこの支持軸に挿通し、しかる後、第2ガイド体のアジャストプレートを、支持軸に支持した印画紙巻の幅に適合する支持軸の長さ方向他端側の所定の環状溝に嵌合させて、第2ガイド体を支持軸の長さ方向他端側に取り付け、これら両ガイド体で印画紙巻の幅方向両端を受け止めて、印画紙巻を所定位置に保持するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上のリールにセットされる印画紙巻には、例えば製造メーカーの違いや製造時期の違いにより、その幅寸法にばらつきがあり、また支持軸に形成する環状溝にあっても成形誤差が生じることから、従来のリールでは、印画紙巻の幅寸法のばらつきや環状溝の成形誤差などを考慮して、印画紙巻の規定幅寸法よりも若干広い位置に嵌合溝を形成している。
【0006】
そのため、従来のリールにあっては、印画紙巻を支持した支持軸にガイド体をセットした際、印画紙巻とガイド体との間に隙間が発生し易く、隙間の発生に伴い、印画紙が写真処理装置の搬送経路上で蛇行する不具合が生じる。
【0007】
本発明は以上の実情に鑑みて開発したものであって、目的とするところは、印画紙などの感光材料の幅寸法のばらつきなどに左右されることなく、左右ガイド体により、感光材料を支持軸に対して所定の位置に確実にセットすることの出来る感光材料用リールを提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ロール状に巻かれた感光材料を支持する支持軸と、この支持軸に着脱可能な一対のガイド体とを備え、前記ガイド体により、感光材料の幅方向両端を受け止めて、支持軸に対する感光材料の支持位置を規制するようにした感光材料用リールにおいて、一対のガイド体の少なくともいずれか一方と前記支持軸との間には、ガイド体の支持軸に対する螺合により支持軸に対するガイド体の取り付け位置を調整可能とする位置調整機構が設けられ、この位置調整機構は、支持軸の外周面に螺旋状に形成したガイド部と、前記ガイド体に設けられて、前記ガイド部に係合可能な係合部と、前記ガイド体に設けられて、操作によりガイド部に対する係合部の係合離脱を行なう操作部とを備えていることを特徴とするものである。
【0009】
また請求項2記載の発明は、請求項1に記載の感光材料用リールにおいて、支持軸とガイド体との間にガイド体の螺進方向への回動を許容し、ガイド体の螺退方向への回動を不能とするラチェット機構を設けたのである。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のリールが搭載される写真処理装置を概略的に示したものであって、この写真処理装置は、装置本体1に、写真感光材料である印画紙に画像等の焼き付けを行う焼付け処理部1aと、この焼付け処理部1aで焼き付け処理された印画紙を現像処理する現像処理部1bと、該現像処理部1bで現像処理された印画紙を乾燥する乾燥処理部1cと、乾燥処理された印画紙を排出するプリント排出部1dとを備えている。
【0011】
焼付け処理部1aには、モニタ11、光源ランプ12、露光部13、本発明にかかるリール3が搭載された2つのペーパーマガジン2が設けられている。
【0012】
露光部13は、ライン状の露光ヘッド14を備え、デジタル画像データに基づいて処理されたデジタル画像を露光ヘッド14により、搬送中の印画紙にデジタル露光するようにしている。
【0013】
尚、デジタル露光の方式としては、PLZTシャッター方式やレーザービーム方式、液晶シャッター方式、蛍光ビーム方式が知られており、仕様に応じて任意の方式を採択することが出来る。
【0014】
現像処理部1bは、処理槽15を備えており、処理槽15の内部は、仕切板でいくつかに区画されており、それぞれの区画内に現像液、漂白定着液、安定化液等の各種処理液が貯溜されている。
【0015】
乾燥処理部1cは、ヒーター16を備えており、印画紙を搬送させる間に印画紙をヒーター16によって適宜乾燥するようにしている。そして、乾燥処理部1cで乾燥された印画紙は、プリント排出部1dに送られ、出口から排出トレイ17へと排出されるようにしている。
【0016】
次に本発明にかかるリール3が搭載されるペーパーマガジン2を説明する。
【0017】
ぺ一パーマガジン2は、略直方体に形成されたマガジン本体20から成り、このマガジン本体20は、第1分割体20aと第2分割体20bとに二分割されて、これら両分割体20a・20bはその一端でヒンジを介して結合され、このヒンジを支点にして、両分割体20a・20bは開閉可能とされている。
【0018】
マガジン本体20の内部には、ロール状に巻回された印画紙巻Pが本発明にかかるリール3に支持された状態で収納されるのであって、また印画紙巻Pは、その一端をマガジン本体20のペーパー搬出口21から外部に引き出し可能になっている。
【0019】
次にペーパーマガジン2内に搭載するリール3を詳説する。
【0020】
図において符号3で示すリールは、印画紙巻Pが挿通支持される支持軸4と、支持軸4における長さ方向一端側の所定位置に予め取り付けられるベース側の第1ガイド体5と、支持軸4に印画紙巻Pを支持した後にこの支持軸4の長さ方向他端側の所定位置に取り付けられる脱着側の第2ガイド体6とを備え、これら両ガイド体5・6により、支持軸4に挿通支持された印画紙巻Pの幅方向両端をそれぞれ受け止めて、支持軸4に対する印画紙巻Pの支持位置を規制するようにしている。
【0021】
支持軸4の長さ方向一端側の外周面には、第1ガイド体5を組み付けるための複数条の嵌合溝41が周方向に形成されている。
【0022】
実施形態では、前記した嵌合溝41中、印画紙巻Pの幅寸法が114ミリ、117ミリ、120ミリの3種類、並びに127ミリ、130ミリの2種類をそれぞれセットする際に第1ガイド体5を所定の位置に取り付けるのに用いる嵌合溝において、前者の3種類にあっては支持軸4のセンターから軸方向外方に向かって57ミリ、58.5ミリ、60ミリずれた位置に、また後者の2種類にあっては、63.5ミリ、65ミリずれた位置にそれぞれ設けねばならないが、溝幅との関係でこれら溝を隣接して設けることが出来ない。
【0023】
そのため図に示す実施形態では、図11にも示すように、前者の3種類の印画紙巻Pに対応する嵌合溝中、117ミリの印画紙巻に対応する嵌合溝41aを、支持軸4の外周面に周方向に90度にわたってしかも支持軸4の軸心を中心とした対称位置に1組形成すると共に、117ミリ用の嵌合溝41aに対して90度周方向に変位した位置に、114ミリの印画紙巻Pに対応する嵌合溝41bと120ミリの印画紙巻Pに対応する嵌合溝41cとを周方向に90度にわたってしかも支持軸4の軸心を中心とした対称位置にそれぞれ1組形成し、117ミリ用の嵌合溝41aに対して114ミリ用嵌合溝41b及び120ミリ用嵌合溝41cが軸方向に対向しないようにしている。
【0024】
また図11にも示すように、後者の2種類の印画紙巻Pに対応する嵌合溝中、127ミリの印画紙巻に対応する嵌合溝41dを、支持軸4の外周面に周方向に90度にわたってしかも支持軸4の軸心を中心とした対称位置に1組形成すると共に、127ミリ用の嵌合溝41dに対して90度周方向に変位した位置に、130ミリの印画紙巻Pに対応する嵌合溝41eを周方向に90度にわたってしかも支持軸4の軸心を中心とした対称位置にそれぞれ1組形成し、127ミリ用の嵌合溝41dに対して130ミリ用嵌合溝41eが軸方向に対向しないようにしている。
【0025】
また支持軸4の長さ方向他端側の外周面には、図5にも示すように、後記するラチェット爪71・72・73とによりラチェット機構7が構成される8枚のラチェット歯74を周方向に所定間隔開けて形成すると共に、第2ガイド体6を位置変更自由に組み付けるための位置調整機構Nを構成するガイド溝42を周方向に螺旋状に刻設している。
【0026】
尚、前述のラチェット機構7は、第2ガイド体6が支持軸4に対して螺退する方向に回転するのを阻止するようにしている。
【0027】
以上のガイド溝42は、前記した写真処理装置で使用可能な最大幅の印画紙巻Pの幅寸法(図に示す実施形態の写真処理装置にあっては305ミリ幅の印画紙巻Pまで使用可能に設定している。)が、規格内であるものを支持軸4に支持した場合にのみ、支持軸4に挿通した第2ガイド板6を印画紙巻Pの端面にあてがった時に後記する係合片71c・72c・73c及び補助係合片71dのいずれもが係合する位置までガイド溝42を形成して、第2ガイド体6を支持軸4に取り付け可能とし、規格の幅寸法よりも広い印画紙巻P、即ち図に示す実施形態では、305.5ミリ以上の印画紙巻Pを支持軸4に支持した場合には、係合片71c・72c・73c中の少なくとも最後方に位置する係合片71cと補助係合片71dとが図13に示すようにガイド溝42の形成されていない位置に来て、第2ガイド体6を支持軸4に取り付け不能となるようにしている。
【0028】
第1ガイド体5は、円板状のガイド板51と、一対のガイド止め板52と、当て板53とを備え、ガイド板51には、支持軸4を遊挿するための貫通孔54とビス58の挿通孔55とを形成して、このガイド板51の外側面に一対のガイド止め板52を、ガイド板51の中心を挟んだ対称位置に装着するようにしている。
【0029】
また各ガイド止め板52には、嵌合溝41に嵌合可能な円弧状の嵌合突片56と長孔57とを形成している。そして図6にも示すように、このガイド止め板52を第1ガイド体5の外側面に重ね合わせて、第1ガイド体5の内面側から、この第1ガイド体5に設けたビス挿通孔55及びガイド止め板52に設けた長孔57にビス58を挿通して、その挿通端部を、ガイド止め板52の外側側面にあてがった当て板53のねじ孔に螺締することで、ガイド止め板52をガイド板51に固定すると共に、ビス58を螺緩することで、ガイド止め板52を第1ガイド体5の半径方向にスライド可能として、嵌合突片56がガイド板51の貫通孔54に対して出退するようにしている。
【0030】
尚、ガイド止め板52の嵌合突片56は、周方向に90度にわたって広がっている。
【0031】
また、第2ガイド体6は、中央に支持軸4を遊挿するための貫通孔61aを設けた円板状のガイド板61と、このガイド板61の外側面に組みつけられて後記するラチェット爪71・72・73を内装するリング状のケーシング62と、このケーシング62に対して回動可能に組み付けられる操作部63とを備えている。
【0032】
ケーシング62は、図8にも示すように、リング状の側壁62aとこの側壁62aの内周及び外周にそれぞれ設けられた筒状内周壁62b及び筒状外周壁62cとを備え、その内部に3個のラチェット爪71・72・73を、側壁62aの内面に設けた枢軸62dを支点にして揺動可能に設けると共に、このラチェット爪71・72・73と筒状外周壁62cとの間にリターンスプリング62eを介装して、このスプリング62eのばね力により、ラチェット爪71・72・73の爪部71a・72a・73aが筒状内周壁62bに設けた開口62fよりケーシング62外に突出する方向に付勢させるようにしている。
【0033】
操作部63は、前述の位置調整機構Nを構成するものであって、図7及び図8に示すように、ケーシング62における側壁62aの外側面に対向するリング状の側壁63aと、ケーシング62における筒状外周壁62cの外周面に沿う筒状ガイド壁63bと、筒状ガイド壁63bの外周面から径方向外方に延びる一対の操作杆63cとを備えている。
【0034】
そして側壁63aには、図7に示すように、ラチェット爪71・72・73の側面に突設したガイドピン71b・72b・73bが係合するガイド孔63dを形成して、操作部63のケーシング62に対する回動操作に伴い、ガイド孔63dによるガイドピン71b・72b・73bの案内で、ラチェット爪71・72・73の爪部71a・72a・73aをケーシング62内またはケーシング62外に移動させるようにしている。
【0035】
また図に示す実施形態では、図8にも示すように、ケーシング62の側壁62aに長孔62gを開設すると共に、操作部63の側壁63aの内側面に、前記長孔62gに嵌合するボス63eを突設し、ボス63eとケーシング62の側壁62aとの間にコイルスプリング63fを掛け渡し、このスプリング63fのばね力により、操作部63をケーシング62に対して回動させて、ラチェット爪71・72・73の爪部71a・72a・73aをケーシング62外に突出させるようにしている。
【0036】
尚、図中62hは、ケーシング62における側壁62aに形成したガイドピン71b・72b・73bのガイド孔である。
【0037】
また各ラチェット爪71・72・73の爪部71a・72a・73aの先端には、ガイド溝42に係合可能な係合部としての係合片71c・72c・73cを突設しているのであって、これら係合片71c・72c・73cは、1ピッチ間のガイド溝42、換言すれば、ガイド溝42の1周内においてそれぞれ嵌合可能としている。
【0038】
またラチェット爪71には、前述の係合片71cに加え、図12にも示すように、ガイド溝42における前記係合片71cが嵌合する部位から1ピッチ後方にずれた部位のガイド溝42に係合可能な補助係合片71dを更に突設している。
【0039】
次に以上のリールの使用方法を説明する。
【0040】
まずセットする印画紙巻Pの幅寸法に合わせて、第1ガイド体5を構成するガイド止め板52の嵌合突片56を所定の嵌合溝41に嵌合させることで、第1ガイド体5を支持軸4に取り付けるのであって、例えば117ミリ幅の印画紙巻Pをセットする場合には、117ミリ用の嵌合溝41aにガイド止め板52の嵌合突片56を嵌合させるのであり、120ミリ幅の印画紙巻Pをセットする場合には、第1ガイド体5を、117ミリ幅の印画紙巻Pをセットする場合での状態から、支持軸4に対して周方向に90度回転させて、ガイド止め体52の嵌合突起56を120ミリ用の嵌合溝41cに嵌合させるのである。
【0041】
続いて、印画紙巻Pを支持軸4に挿通支持した上で、第2ガイド体6を支持軸4の長さ方向他端側に取り付けるのである。
【0042】
第2ガイド体6の支持軸4への取り付けは、先ず、操作杆63cを介して操作部63をケーシング62に対して回動させて、ラチェット爪71・72・73をリターンスプリング62eに抗する方向に揺動させることで、爪部71a・72a・73aをケーシング62内に退入させ、かかる状態を保持したままで、第2ガイド体6を支持軸4の長さ方向他端部に嵌め込んで印画紙巻Pの端面近くまで挿入する。
【0043】
そして操作杆63cから手を離して、操作部63をスプリング63fのバネ力により逆方向に回動させて、各係合片71c・72c・73c及び補助係合片71dをガイド溝42に係合させた上で、第2ガイド体6を支持軸4に対して回動させて、ガイド板61の内側面が印画紙巻Pの端面に接触するまでこの第2ガイド体6を螺進させるのである。
【0044】
斯くして第2ガイド体6は、ラチェット機構7の作用により支持軸4に対して螺退する方向への回動は阻止されているので、印画紙巻Pは、その幅方向両端が両ガイド体5・6で確実に受け止められて支持軸4に対し軸方向に不用意にガタつくようなことなく保持されるのである。
【0045】
従って以上のリールにあっては、印画紙巻Pが支持軸4に対して不用意に回転するのを規制する規制機構を別途設ける必要もない。
【0046】
また以上の第2ガイド体6では、操作部63の操作により、支持軸4の所望の位置まで瞬時に移動させることが出来るので、例えば支持軸4に支持する印画紙巻Pの幅が狭いものでも、第2ガイド体6を即座に印画紙巻Pの近くまでセットすることが出来、作業性が良い。
【0047】
ところで、支持軸4に写真処理装置で使用可能な最大幅の印画紙巻Pを支持した場合に、その印画紙巻Pが製造誤差などによりその幅寸法が規格よりも広くなったものや、あるいは規格内に製造されたものでも例えば搬送などにより、外周部位が軸心部位に対して軸方向にずれて規格幅よりも広くなったものであると、係合片71c・72c・73c中の少なくとも最後方に位置する係合片73cと補助係合片71dとが図12に示すようにガイド溝42の形成されていない位置に来て、係合片73c、補助係合片71dに加えて、ガイド溝42上に位置する係合片71c、72cもガイド溝42に係合することがないので、第2ガイド体6は支持軸4に取り付けられることがない。
【0048】
従って、支持軸4に支持した印画紙巻Pが規格外の幅広のものであることが判り、リールに幅広の規格外の印画紙巻Pが不用意にセットされることはないし、また使用可能な最大幅の印画紙巻Pをセットするに際して、作業者による第2ガイド体6の支持軸4に対する取り付け誤認が防止される。
【0049】
これに対して、支持軸4に写真処理装置で使用可能な最大幅の印画紙巻Pを支持した場合に、その印画紙巻Pが、規格にあった幅のものであれば、係合片71c・72c・73c及び補助係合片71dのいずれもがガイド溝42に係合して、第2ガイド体6を支持軸4に直ちに取り付けることが出来る。
【0050】
以上の実施形態では、第2ガイド体6にのみ、この第2ガイド体6の支持軸4に対する螺合により支持軸4に対するガイド体6の取り付け位置を調整可能とする位置調整機構Nを設けたが、これに限定されるものではなく、第1ガイド体5にも以上の位置調整機構Nを設けてもよい。
【0051】
また以上の実施形態では、位置調整機構を構成する螺旋状のガイド部としてガイド溝42から形成したが、これに限定されるものではなく、支持軸4の外周面突出する螺旋状のガイド突条から形成してもよい。
【0052】
また以上の実施形態では、印画紙巻Pをセットするリールに本発明を適用するようにしたが、ロール状に巻かれたフィルムをセットするリールに本発明を適用してもよい。
【0053】
【発明の効果】
以上のごとく請求項1に記載の発明によれば、ロール状に巻かれた感光材料を支持する支持軸と、この支持軸に着脱可能な一対のガイド体とを備え、前記ガイド体により、感光材料の幅方向両端を受け止めて、支持軸に対する感光材料の支持位置を規制するようにした感光材料用リールにおいて、一対のガイド体の少なくともいずれか一方と前記支持軸との間には、ガイド体の支持軸に対する螺合により支持軸に対するガイド体の取り付け位置を調整可能とする位置調整機構が設けられ、この位置調整機構は、支持軸の外周面に螺旋状に形成したガイド部と、前記ガイド体に設けられて、前記ガイド部に係合可能な係合部と、前記ガイド体に設けられて、操作によりガイド部に対する係合部の係合離脱を行なう操作部とを備えたことにより、ガイド体を支持軸に対して螺進させるだけで、支持軸に支持した印画紙巻の幅方向両端を両ガイド体で確実に受け止めて、印画紙巻が支持軸に対して軸方向に不用意にガタつくのを確実に防止することが出来るのは勿論のこと、操作部の操作により、係合部がガイド部に係合しないようにすることで、ガイド体を支持軸の所定位置まで即座に移動させて、その位置で操作部の操作により、係合部をガイド部に係合させ、その位置からガイド体を回動により螺進させることが出来、作業性が良好となる。
【0054】
また請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の感光材料用リールにおいて、支持軸とガイド体との間にガイド体の螺進方向への回動を許容し、ガイド体の螺退方向への回動を不能とするラチェット機構を設けたことにより、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、螺進させて感光材料の端面にあてがったガイド体が不用意に感光材料から離間するのを確実に防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるリールを搭載する写真処理装置の説明図。
【図2】 本発明にかかるリールの概略正面図。
【図3】 同、要部の拡大斜視図。
【図4】 支持軸の要部の正面図。
【図5】 支持軸の拡大側面図。
【図6】 第1ガイド体の外側面図。
【図7】 第2ガイド体の外側面図。
【図8】 ガイド板を取り外した状態の第2ガイド体の内側面図。
【図9】 ラチェット爪71の斜視図。
【図10】 ラチェット爪72の斜視図。
【図11】 支持軸の要部を展開して示す説明図。
【図12】 支持軸の要部を展開して示す説明図。
【図13】 支持軸の要部を展開して示す説明図。
【符号の説明】
3 リール
4 支持軸
42 ガイド溝(ガイド部)
5 第1ガイド体
6 第2ガイド体
63 操作部
7 ラチェット機構
71c・72c・73c 係合片(係合部)
N 位置調整機構
P 印画紙巻
Claims (2)
- ロール状に巻かれた感光材料を支持する支持軸と、この支持軸に着脱可能な一対のガイド体とを備え、前記ガイド体により、感光材料の幅方向両端を受け止めて、支持軸に対する感光材料の支持位置を規制するようにした感光材料用リールにおいて、一対のガイド体の少なくともいずれか一方と前記支持軸との間には、ガイド体の支持軸に対する螺合により支持軸に対するガイド体の取り付け位置を調整可能とする位置調整機構が設けられ、この位置調整機構は、支持軸の外周面に螺旋状に形成したガイド部と、前記ガイド体に設けられて、前記ガイド部に係合可能な係合部と、前記ガイド体に設けられて、操作によりガイド部に対する係合部の係合離脱を行なう操作部とを備えていることを特徴とする感光材料用リール。
- 支持軸とガイド体との間にガイド体の螺進方向への回動を許容し、ガイド体の螺退方向への回動を不能とするラチェット機構を設けている請求項1に記載の感光材料用リール。
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