JP3723736B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機やコイン遊技機あるいはスロットマシン等で代表される遊技機に関する。詳しくは、遊技媒体を払出す遊技媒体払出手段を備える遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の遊技機において、従来から一般的に知られているものに、たとえば、遊技媒体を払出す遊技媒体払出手段を備える遊技機があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来、この種の遊技機が設置される遊技場に備えられた遊技機設置島内に保有されている遊技媒体の量が不足した場合、入賞に伴って遊技媒体を払出すことができなくなるため、遊技機での遊技を継続させることが不可能となり、遊技者および遊技場の双方に不利益を与えていた。
【0007】
本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、遊技場に備えられた遊技機設置島内に保有されている遊技媒体の量が不足した場合でも、遊技を継続可能な遊技機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、遊技媒体を払出す遊技媒体払出手段(玉払出装置97)を備える遊技機であって、
入賞が発生したとき(図25のS76)に前記遊技媒体払出手段を制御して遊技媒体を払出す通常モードと、入賞が発生したときに遊技媒体の払出しに代えて払出すべき遊技媒体の数に対応するクレジット数を記憶するクレジットモードとのいずれか一方のモードで入賞の発生に応じた制御をする払出制御手段(図18の払出制御回路基板152の払出制御用マイクロコンピュータ400、図25のS76)と、
前記クレジット数を記憶する価値記憶手段(S71〜S74)と
前記通常モードと前記クレジットモードとにモードを切換えるためのモード切換操作手段(図1のモード切換ボタン10)と、
記録媒体の記録情報により特定される支払い代金の対価としての有価価値を使用した払出しを指令する貸出指令信号(図24のS64の玉貸指令信号)を入力する信号入力部(図17の中継端子基板184)とを備え、
前記払出制御手段は、
前記通常モードにおける遊技媒体の払出し毎、および前記クレジットモードにおける前記価値記憶手段へのクレジットの加算毎に、所定の払出済カウンタ(図26のS133の景品玉払出数)の値を加算更新する加算更新手段(図26のS133)と、
前記払出済カウンタの値が所定値に達する毎に補給情報を遊技機の外部へ出力するとともに前記払出済カウンタの値をクリアする補給情報出力手段(図26のS135、S136)とを有するとともに、
前記貸出指令信号を入力したときに、前記通常モード、前記クレジットモードのいずれであっても、前記遊技媒体払出手段を制御して遊技媒体を払出す制御を行ない(図24のS64でYES、図26のS132でNO、S137でNO、S144でYES)、
前記払出制御手段は、前記遊技機が設置される遊技場に備えられた遊技機設置島内に保有されている前記遊技媒体の量が不足した場合に、前記通常モードから前記クレジットモードに切換えること(遊技機設置島が保有している遊技媒体の保有量が不足し、かつその遊技機設置島に設置されている遊技機がクレジットモードになっていない場合にはS102によりNOの判断がなされてS103に進み、自動的にクレジットモードに切換えるように制御される)を特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記払出制御手段は、
前記遊技機が設置される遊技場に備えられた遊技機設置島内に保有されている前記遊技媒体の不足状態を示す不足情報を入力したときに、前記価値記憶手段の記憶の上限値を予め定めた最大値に変更し、前記遊技機設置島内に保有されている前記遊技媒体の満タン状態を示す満タン情報を入力したときに、前記価値記憶手段の記憶の上限値を予め定めた最小値に変更する記憶上限値変更手段(図25のS94ないしS97,S100,S101)をさらに含むことを特徴とする。
【0009】
【作用】
請求項1に記載の本発明によれば、払出制御手段の働きにより、入賞が発生したときに前記遊技媒体払出手段を制御して遊技媒体を払出す通常モードと、入賞が発生したときに遊技媒体の払出しに代えて払出すべき遊技媒体の数に対応するクレジット数を価値記憶手段に記憶するクレジットモードとのいずれか一方のモードで入賞の発生に応じた制御がなされる。モード切換操作手段の操作によって、前記通常モードと前記クレジットモードとにモードが切換えられる。信号入力部には、記録媒体の記録情報により特定される支払い代金の対価としての有価価値を使用した払出しを指令する貸出指令信号が入力される。加算更新手段の働きにより、前記通常モードにおける遊技媒体の払出し毎、および前記クレジットモードにおける前記価値記憶手段へのクレジットの加算毎に、所定の払出済カウンタの値が加算更新される。補給情報出力手段の働きにより、前記払出済カウンタの値が所定値に達する毎に補給情報が遊技機の外部へ出力されるとともに前記払出済カウンタの値がクリアされる。前記払出制御手段の働きにより、前記貸出指令信号が入力されたときに、前記通常モード、前記クレジットモードのいずれであっても、前記遊技媒体払出手段を制御して遊技媒体を払出す制御が行なわれ、、前記遊技機が設置される遊技場に備えられた遊技機設置島内に保有されている前記遊技媒体の量が不足した場合に、前記通常モードから前記クレジットモードに切換えられる。
請求項2に記載の本発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、記憶上限値変更手段の働きにより、前記遊技機が設置される遊技場に備えられた遊技機設置島内に保有されている前記遊技媒体の不足状態を示す不足情報が入力されたときに、前記価値記憶手段の記憶の上限値が予め定めた最大値に変更され、前記遊技機設置島内に保有されている前記遊技媒体の満タン状態を示す満タン情報が入力されたときに、前記価値記憶手段の記憶の上限値が予め定めた最小値に変更される。
【0010】
【発明の実施例】
次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施例においては、遊技機設置島に設置される遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発明はこれに限らず、たとえばコイン遊技機等の弾球遊技機や、あるいはスロットマシン等のような遊技機であってもよい。
【0011】
図1は、遊技機の一例のパチンコ遊技機を示す全体正面図である。パチンコ遊技機1の前面枠2には、扉保持枠3が設けられており、この扉保持枠3にガラス扉枠4と前面扉板5とが開閉自在に設けられている。ガラス扉枠4は、遊技盤30の前面側に形成されている遊技領域32を視認可能に覆うものである。
【0012】
このパチンコ遊技機1は、共通カードを用いて遊技媒体の一例のパチンコ玉が打球供給皿6内に払出されて遊技が可能となるカード対応型遊技機である。なお、共通カードとは、共通カードシステムに加盟している全国の遊技場において使用可能な第三者発行型のプリペイドカードである。このパチンコ遊技機1には、カードユニット50(図3参照)が設けられており、遊技をせんとする遊技者は、購入した共通カードをカード挿入口55に挿入する。すると、カード挿入表示器25が点灯してカードが挿入されている旨が表示されるともとに、その挿入されたカードに記録されている有価価値であるカード残高がカード残高表示器16により表示される。そして、そのカード残高が残っている場合でかつ玉貸操作が可能な場合には、玉貸可表示器26が点灯される。この玉貸可表示器26は玉貸操作ができる旨を点灯表示するものである。遊技者がこの玉貸可表示器26の点灯していることを確認して玉貸ボタン15を押圧操作すると、予め設定されている1回の玉貸操作により払出される貸玉額(以下、単に貸玉額という)分の遊技玉(パチンコ玉)が打球供給皿6内に払出される。この貸玉額は、ロータリスイッチ等からなる貸玉額設定スイッチ195(図3参照)によって例えば100円〜500円までの5種類の中から予め設定されている。この貸玉額分の払出しが終了するまでは玉貸可表示器26が消灯する。そして、貸玉額分のパチンコ玉の払出しが終了した段階で挿入されている共通カードのカード残額が貸玉額分だけ減額更新される。その減額更新されたカード残額がカード残高表示器16により表示される。
【0013】
図中17は返却ボタンであり、玉貸可表示器26の点灯している期間中操作が有効なものである。この返却ボタン17を遊技者が押圧操作することにより、挿入されている共通カードがカード挿入口55から遊技者側に返却される。また図中51は処理機使用可表示器であり、カードユニット(カード処理機)51が使用可能であることを点灯または点滅表示するものである。
【0014】
打球供給皿6内にパチンコ玉が払出された状態で遊技者が操作ハンドル21を操作すれば、打球供給皿6内の貯留整列路8で整列されたパチンコ玉が1つずつ遊技領域32内に打込まれる。遊技領域32内には、複数種類の識別情報を可変表示可能な可変表示装置33が設けられている。遊技領域32内には、さらに始動入賞口34が設けられており、この始動入賞口34にパチンコ玉が入賞すれば、可変表示装置33の表示画面33Aが可変開始し、複数種類の識別情報の一例の図柄が可変表示された後停止制御される。なお、可変表示装置33の可変表示中に再度打玉が始動入賞口34に入賞すれば、その始動入賞が記憶されて、可変表示装置33の可変表示が停止した後再度可変表示が開始可能な状態となってから、前記始動入賞記憶に基づいて再度可変表示される。その始動入賞の記憶値が始動入賞記憶表示器49により表示される。この始動入賞記憶は、たとえば最大4個の始動入賞を記憶できるように構成されており、4個を上限として、始動入賞がある毎に「1」ずつ加算記憶されるとともに可変表示装置33が可変開始される毎に「1」ずつ減算更新される。なお、可変表示装置33は、本実施例においては液晶表示装置で構成されたものを示すが、その他に、7セグメント,蛍光表示管、LED,エレクトロルミネッセンス等の表示装置を用いたものであってもよく、また、ドットマトリクス方式の可変表示装置であってもよく、さらには、回転ドラム式の可変表示装置であってもよい。さらに、常時可変表示しているものであってもよく、その場合には始動入賞により明るさあるいは可変表示の速度を変化させて再可変表示された旨がわかるように構成するのが望ましい。
【0015】
この可変表示装置33は、上,中,下段の横方向3本と左,中,右の縦方向3本と斜対角線上の2本との合計8本の当りラインが定められており、表示結果がそのいずれかの当りライン上において予め定められた特定の表示態様(たとえば777)となれば、可変入賞球装置35の開閉部材36が開成して打玉が入賞可能な遊技者にとって有利な第1の状態となり、大当り状態となる。この可変入賞球装置35の開閉部材36は、通常時は閉成状態となっているが、可変表示装置33の表示結果が前記特定の表示態様となることにより、後述するソレノイド37(図6,図19参照)が励磁されて開閉部材36が開成する。この開閉部材36が開成しているときに、パチンコ玉が可変入賞球装置35内に入賞すれば、その入賞玉が入賞玉検出器39a,39bあるいは特定入賞玉検出器38(図6,図19参照)により検出される。この可変入賞球装置35の第1の状態は、打玉が所定個数(たとえば10個)入賞するかあるいは第1の状態となった後に所定時間(たとえば30秒間)経過するかのうちいずれか早い方の条件が成立することにより終了し、閉成状態となる。この可変入賞球装置35内に入賞したパチンコ玉が特定入賞口(Vポケット)に入賞すれば、V入賞玉検出器(特定入賞玉検出器)38(図6,図19参照)により検出され、その検出出力に基づいて、可変入賞球装置35の第1の状態が終了した後再度開閉部材36が開成された第1の状態となる繰返し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回数はたとえば16回に定められている。
【0016】
遊技領域32には、さらに通常の入賞口42a,42bが設けられているとともに、ラッキーナンバー表示器48A〜48Hが設けられている。このラッキーナンバー表示器48A〜48Hは、可変表示装置33の表示結果が特定の表示態様(たとえば777)となった場合に、可変表示され、その表示結果が、遊技場が定めたラッキーナンバーと一致した場合には、遊技者に特別のサービスとしてある特典が与えられる。この特典は、たとえば、その回の大当りの発生に伴って付与された有価価値を景品交換することなく引続き遊技に使用できる等である。
【0017】
打球供給皿6には、モード切換ボタン10が設けられており、遊技者がこのモード切換ボタン10を押圧操作することにより、通常の遊技モードからクレジットモードに切換えることができ、再度モード切換ボタン10を押圧することにより、クレジットモードから通常の遊技モードに切換えることができる。このクレジットモードとは、打球供給皿6内のパチンコ玉あるいは遊技の結果景品玉払出条件が成立したときに遊技者に払出されるべき景品玉等の遊技媒体を、得点等の形で記憶しておき、精算時等にその記憶している得点に相当する遊技媒体を遊技者に払出す遊技モードのことである。そして、クレジットモードになっている場合にはクレジットモード表示器12が点灯してその旨を表示するとともに、記憶されているクレジット得点がクレジット表示器11により表示される。
【0018】
図1に示すパチンコ遊技機1には、さらに自動玉貸機能が設けられている。打球供給皿6には、下手側に位置する玉欠乏検出器(2)9aと上手側に位置する玉欠乏検出器(1)9bとが設けられており、打球供給皿6内の玉の残り度合が検出可能に構成されている。そして、遊技者がモード切換ボタン18を押圧操作することにより、通常の玉貸モードから自動玉貸モードに切換わり、再度モード切換ボタン18を押圧操作することにより自動玉貸モードが通常の玉貸モードに復帰する。自動玉貸モードの場合には、挿入されている共通カードの残高が残っていることを条件に、打球供給皿6内のパチンコ玉が残り少なくなれば、挿入されている共通カードの残高を減額してそれに相当するパチンコ玉を自動的に打球供給皿6内に貸出すように制御される。自動玉貸モードの場合には自動玉貸モード表示器24が点灯してその旨が表示される。
【0019】
図中、7は景品玉払出口であり、この景品玉払出口7から景品玉が打球供給皿6内に払出される。また31は誘導レールであり、弾発発射されたパチンコ玉がこの誘導レール31の間を通って遊技領域32内に打込まれる。43は払出ランプであり、景品玉が払出されているときに点灯または点滅表示する。44は玉切れランプであり、玉タンク65(図3参照)内のパチンコ玉が欠乏したときに点灯または点滅するものである。22は枠ランプである。23A〜23Fは、アナログ表示器であり、記憶されているクレジット得点をアナログ的に表示するものであり、クレジット得点が大きくなるに従って23A→23Fの方向に点灯する。また、各ランプ23A〜23Fに前面には有色透明のランプカバーが設けられており、ランプ毎に色分けされている。20は余剰玉受皿であり、打球供給皿6内のパチンコ玉が満杯となりそれ以上貯留できなくなった余剰玉が余剰玉払出口14から払出されてこの余剰玉受皿20に貯留される。また、上皿玉抜操作レバー13を遊技者が操作することにより、打球供給皿6内のパチンコ玉が余剰玉払出口14から余剰玉受皿20内に払出される。さらに、下皿玉抜操作レバー28を遊技者が操作することにより、余剰玉受皿20内にたまっているパチンコ玉を玉箱等に抜取ることが可能となる。図中52は端数表示スイッチであり、カード残高表示器16により表示される挿入カードの現時点における残額に予め定められた単位数(たとえば100円)未満の端数が生じた場合に表示桁を切換えることによりその予め定められた単位数(たとえば100円)未満の端数を表示させるためのものである。つまり、貸玉レートが変更されて貸出されるパチンコ玉の金銭等価価値が変わったこと等に起因して予め定められた単位数(たとえば100円)未満のカード残額が生ずる場合にこの端数表示スイッチ52を切換えると、まず1万円単位の残額がある場合には端数を切捨ててカード残高表示器16により点滅表示され、1万円単位の残額がなくなった時点で自動的に表示器が切換わり100円未満の端数まで点灯表示される。このカード残高表示器16は幕板等に設けてもよい。図中29は灰皿である。27は液晶表示装置からなるメッセージ表示器であり、種々のメッセージが遊技者に表示される。
【0020】
図2は、パチンコ遊技機における前面側下方部分を示した斜視図である。図1と共通する部品については共通の参照番号を付し、ここでは説明の繰返しを省略する。図2に示されているようにメッセージ表示器27に、「ご来店ありがとうございます。」のメッセージが表示される。このメッセージ表示器27は、その他に後述する種々のメッセージが表示可能である。
【0021】
図3は、パチンコ遊技機1の一部内部構造を示す背面図である。パチンコ遊技機1の裏面側には、遊技盤を取付固定するための回動レバー173が設けられており、ミドルプレート172の裏面側から遊技盤3を挿入して位置決めした状態で回動レバー173を回動することにより、遊技盤30がミドルプレート172側に押付けられた状態で固定される。171は機構板止着部材であり、機構板60をパチンコ遊技機1の背面に取付けるためのものである。遊技盤30の裏面側には、機構板60が設けられている。この機構板60の上方部分には、玉タンク65が配設されており、遊技機設置島から供給されるパチンコ玉をこの玉タンク65内に貯留し、玉整列レール69で整列しながら玉払出装置97(図7参照)に供給する。
【0022】
174は打球発射装置であり、操作ハンドル21(図1参照)が回動操作されることにより、打球発射モータ(ハンドルモータ)175の駆動力を利用して打球ハンマーが間欠揺動し、パチンコ玉が1つずつ遊技領域32内に打込まれる。図中176はゲーム制御基板ボックスであり、このゲーム制御基板ボックス176内にゲーム制御基板177が収納されている。このゲーム制御基板177は、可変表示装置33のLCDユニット33Bを制御したり、可変入賞球装置35を駆動制御したりする等の、遊技制御を行なうためのものである。このゲーム制御基板ボックス176の下方位置には、払出制御回路基板ボックス149が設けられており、この払出制御回路基板ボックス149内に払出制御回路基板152が設けられている。この払出制御回路基板152により、後述の玉払出装置97(図7参照)が制御されてパチンコ玉の打球供給皿6内への払出制御が行なわれる。ゲーム制御基板ボックス176の上方位置には、遊技中継基板47が設けられており、ゲーム制御基板177と遊技盤面の各種ランプやLEDやスイッチ等がこの遊技中継基板47により中継される。払出制御回路基板ボックス149の図示右方向には、入出力処理回路基板183と中継端子基板184とを収納する基板ボックス182が設けられている。入出力処理回路基板183は、カードユニット50を制御するための入出力制御基板192に対するデータの入出力を処理するためのものである。中継端子基板184は、その入出力処理回路基板183等と入出力制御基板192との中継を行なうためのものである。
【0023】
カードユニット50は、カードリーダライタ制御部50Aとコントロールボックス50Bとユニットボックス50Cとに分割構成されている。カードリーダライタ制御部50Aは、カード挿入口55から挿入された共通カードに記録されている記録情報を読取るためのカードリーダライタ194と、そのカードリーダライタ194を制御するためのカードリーダライタ制御基板191とを有する。コントロールボックス50Bには、入出力制御基板192と処理機使用可表示器51と貸玉額設定スイッチ195とが設けられている。この貸玉額設定スイッチ195を遊技場の係員が設定操作することにより、前述した貸玉額が入力設定される。ユニットボックス50Cにはユニット基板193が設けられている。
【0024】
カードリーダライタ制御部50A,コントロールボックス50B,ユニットボックス50Cには、それぞれカードユニット錠56A,56B,56Cが設けられており、これらのカードユニット錠56A〜56Cに遊技場の係員が所定の鍵を挿入して解錠操作することにより、カードリーダライタ制御部50A,コントロールボックス50B,ユニットボックス50Cがそれぞれ独自にパチンコ遊技機1から引抜いて取出すことができる。その引抜き操作を行ないやすくするために、取っ手57A,57B,57Cが設けられている。
【0025】
ゲーム制御基板ボックス176には、モードスイッチ179と確率設定スイッチ178とが設けられている。そして、遊技場の係員がまずモードスイッチ179に所定の鍵を挿入した切換操作することにより、大当り発生確率変更モード,確率変動図柄での大当り発生確率変更モード,確率変動中における大当り発生確率変更モードの3つのモードを選択することができる。大当り発生確率とは、前述した可変表示装置33の表示結果が予め定められた特定の表示態様(たとえば777)となる確率である。この可変表示装置33の表示結果が特定の表示態様のうちある定められた特別の表示態様(確率変動図柄)となった場合には、以降の大当りが発生する確率が向上するのであり、この大当りが発生する確率が向上した状態を確率変動中という。モードスイッチ179を切換操作して選択されたモードがモード表示器181の選択点灯により表示される。モードスイッチ179により選択された確率を切換えるに際しては、遊技場の係員が所定のキーを確率設定スイッチ178に挿入して操作する。その操作により、確率が高,中,低の3段階で変更設定できる。その変更設定された確率が設定表示器180の選択点灯により表示される。
【0026】
図4は、カードユニット50全体をパチンコ遊技機1に装着する場合を説明するための斜視図である。図1ないし図3と同じ部品については同じ参照番号を付し、ここでは説明の繰返しを省略する。カードユニット50には、取付孔58と位置決め突起59とが複数設けられており、一方前面枠2側には、位置決め溝2Cと取付溝2Dとが複数設けられている。そして、カードユニット50を前面枠2の裏面側から挿入して位置決め突起59が位置決め溝2Cに挿入された状態で、表示器挿通孔2Aに処理機使用可表示器51が入り込んだ状態で位置決めがされる。その状態で、前面枠2側に形成されたカード挿入用の開口2Bとカード挿入口55とが連通状態となる。この状態で、取付溝2Dと取付孔58とが連通状態となり、ビスを取付孔58と取付溝2Dとにねじ込んでカードユニット50を前面枠2側に固定する。
【0027】
図5は、カードユニット50の分解斜視図である。カードユニット50は、ユニットケース53とカードリーダライタ制御部50Aとコントロールボックス50Bとユニットボックス50Cとからなる。ユニットケース53には、各ユニットを収納するための収納部50A,50B,50Cが形成されており、この各収納部50A,50B,50Cに、カードリーダライタ制御部50A,コントロールボックス50B、ユニットボックス50Cが収納される。そして、収納された状態で、遊技場の係員が所定のキーを各カードユニット錠56A,56B,56Cに挿入して操作することにより、施錠状態となり、カードリーダライタ制御部50A,コントロールボックス50B,ユニットボックス50Cをユニットケース53から取外せなくなる。取外す場合には、各ユニット錠56A〜56Cを解錠する必要がある。
【0028】
図6は、遊技盤の裏面を示した裏面図である。遊技盤30の裏面には、各種の通常入賞口41,42a,42bや、始動入賞口34や可変入賞球装置35(図1参照)から入賞した入賞玉を集合させる入賞玉集合カバー体45が設けられている。この入賞玉集合カバー体45には、LCDユニット33Bの表示画面33Aを臨ませるための切欠き開口が形成されている。そして、始動入賞口34に入賞した入賞玉が誘導されて始動入賞玉検出器46により検出される。可変入賞球装置35に入賞した入賞玉が、入賞玉検出器39a,39b,特定入賞玉検出器38により検出される。なお、この特定入賞玉検出器38は、前述した特定入賞領域(Vポケット)に入賞した入賞玉を検出するためのものである。図中40はアウト口である。また37はソレノイドであり、可変表示装置33の表示結果が特定の表示態様(たとえば777)となった場合に励磁されて開閉部材36を開成させるためのものである。
【0029】
図7は、機構板60の背面図であり、図8は機構板60に取付けられる払出制御回路基板ボックス149の取付構造を示す分解斜視図であり、図9は、機構板60に設けられるインタフェース基板の取付構造を示す分解斜視図である。
【0030】
機構板60は、主として景品玉を貯留する玉タンク65とその玉タンク65に貯留された景品玉を下流側に整列しながら誘導する玉整列レール69とが設けられる上部ベースユニット61と、主として入賞に基づく景品玉や貸玉を払出す玉払出装置97が設けられる中間ベースユニット62と、主として遊技盤30に打込まれた入賞を含む打玉を処理する処理機構が設けられる下部ベースユニット63とに分割構成されている。この3つのベースユニット61〜63を組付けて構成した機構板60においては、図7に示されるように、背面から見て全体としてコ字状となっており、機構板60を閉じた状態において遊技盤30の一側辺部が開放された状態となる。このため、遊技盤30の後方側に入賞装置の後部が大きく突出したものや複雑な配線が設けられた比較的裏面構造が複雑な遊技盤30であっても、機構板60の開閉動作をスムーズに行なうことができる。なお、図示実施例では、中間ベースユニット62の反対側に上部ベースユニット61と下部ベースユニット63とを連結する連結仮部材64が設けられているが、この連結仮部材64は、必ずしも必要ではなく、入賞玉集合カバー体45の構造次第で必要に応じて取付けられるものである。
【0031】
次に、機構板60の構成について、各ベースユニット毎に説明する。まず、上部ユニット61には、図7に示すように、遊技機設置島側から供給されて来るパチンコ玉を貯留することが可能な玉タンク65と、その玉タンク65から供給されるパチンコ玉を一列に整列して流下させる玉整列レール69と、その玉整列レール69によって誘導されたパチンコ玉を後述する玉払出装置97に向けて方向転換するカーブ樋74と、そのカーブ樋74の上部に設けられたターミナル基板78とがそれぞれ設けられている。
【0032】
玉タンク65は、その左右両側に突設された取付片によって上部ベースユニット61の所定位置にビスで取付けられるようになっている。玉タンク65が取付けられる前記所定位置には、玉タンク65の側面形状に沿った凹部が形成されている。また、玉タンク65の底面下流側に玉整列レール69と連通する落下口68が形成されており、その落下口68に向かって傾斜する複数の傾斜底面が形成されており、その傾斜底面には、揺動自在に軸支された玉欠乏検知レバー66が設けられ、その玉欠乏検知レバー66の下方に、玉欠乏検出器67が設けられている。この玉欠乏検出器67は、玉タンク65内の玉が不足したときに遊技場に設けられるホストコンピュータであるホール用管理コンピュータ800(図21参照)に玉補給要求信号を出力するとともに、遊技盤30に設けられる玉切れランプ44を点灯するためのものである。なお、玉欠乏検知レバー66は、玉タンク65内のパチンコ玉が載置しているときに玉欠乏検出器67をOFFとし、玉タンク65内のパチンコ玉が不足して載置しなくなったときに玉欠乏検出器67をONとして前述した信号を出力するようになっている。また、玉欠乏検出器67から延びる配線は、一旦ターミナル基板78に中継接続された後、ターミナル基板78からホール用管理コンピュータ800に信号線が接続されるようになっている。
【0033】
玉整列レール69は、上部ベースユニット61の一端から他端に向けて傾斜状に取付けられ、その内部中央に仕切壁69aが立設されている。この仕切壁69aは、玉タンク65の落下口68から流出したパチンコ玉を下流に向かうに従って確実に左右2列に整列させるために徐々に高く形成されている。また、玉整列レール69の下流側上部には、玉ならし部材70が垂下され、玉整列レール69上を上下2段となって流下するパチンコ玉を1段とするようになっている。さらに、玉ならし部材70の下流側に玉止め金具71と玉ならし金具72とが設けられている。玉止め金具71は、故障や点検時に玉整列レール69に貯留された玉を一時的に止めておくためのものであり、玉ならし金具72は、最終的に玉を1段に整列するものである。また、玉整列レール69を機構板60に設ける際に、玉整列レール69の上流端側方に形成される調節長穴の止着位置を調節することにより、玉整列レール69の傾斜角度を調節することができる。
【0034】
さらに、玉整列レール69の下流側には、逆「く」字状の通路が形成されるカーブ樋74が接続されている。このカーブ樋74は、玉整列レール69によって前後方向(機構板60の背面から見て)2列に流下されるパチンコ玉を左右方向(同じく機構板60の背面から見て)2列に流下するように90度ねじって方向転換するとともに、その屈曲部に玉抜口が形成され、その玉抜口を玉抜弁75で開閉自在に閉塞するように構成されている。玉抜弁75は、パチンコ遊技機1の前面から玉抜ピンを差込む操作により玉抜口を閉塞したり開放したりするものである。また、玉抜口の下部には、玉抜上部通路76が形成されている。
【0035】
上部ベースユニット61に設けられているターミナル基板78は、外部電源供給線が接続される電源コネクタ80と、電源スイッチ81と、外部装置(たとえばホール用管理コンピュータ800)とパチンコ遊技機1との間の信号線を接続する玉切れ情報出力端子79aや発射制御信号入力端子79bや玉貸情報出力端子79cや補給情報出力端子79d等が設けられたプリント配線基板によって構成されたものである。
【0036】
また、上部ベースユニット61には、カーブ樋74の下部左右に連結突部77が突設されている。この連結突部77は、中間ベースユニット62の上端に形成される連結凹突部82が嵌入されるものであり、上部ベースユニット61と中間ベースユニット62とを組付けるものである。具体的には、連結凹突部82には、連結突部77を嵌入する凹部が形成され、その凹部を連結突部77に嵌合された後、連結凹突部82の上方からビスで一体的に螺着することにより、上部ベースユニット61と中間ベースユニット62とを強固に連結するものである。
【0037】
次に、中間ベースユニット62の構成について、図7,図10を参照して説明する。中間ベースユニット62の上部には、連結凹突部82が形成されるともとに、その底に玉抜中間通路83が形成されている。連結凹突部82は、上部ベースユニット61および下部ベースユニット63と中間ベースユニット62とを連結固定するものであり、前述したように上部ベースユニット61の連結突部77に上部の連結凹突部82を連結固定させるとともに、後述する下部ベースユニット63の連結突部102に下部の連結凹突部82を連結固定させることにより、上部ベースユニット61と中間ベースユニット62と下部ベースユニット63とを一体的に連結するものである。なお、下部ベースユニット63の連結突部102と下部の連結凹突部82との連結固定の仕方は、上部ベースユニット61の連結突部77と上部の連結凹突部82の連結固定の仕方と同様である。玉抜き中間通路83は、前記玉抜上部通路76と連通するものであって玉抜弁75によって玉抜されたパチンコ玉を流下させるものである。
【0038】
中間ベースユニット62には、その上部に通路体84が設けられ、その通路体84の下方に玉払出装置97が設けられる。通路体84は、カーブ樋74によって流下方向を左右に変換された2列のパチンコ玉を流下させる玉通路86a,86bを有し、その玉通路86a,86bの上流側にレール玉切れ検出器87a,87bが臨むようになっている。このレール玉切れ検出器87a,87bは、玉通路86a,86b内のパチンコ玉の有無を検出するもので、いずれか一方のレール玉切れ検出器87a,87bがパチンコ玉を検出しなくなったときには、玉払出装置97の払出モータ(ステッピングモータ)703の回転を停止させてパチンコ玉の払出を停止させるようになっている。なお、レール玉切れ検出器87a,87bは、玉払出装置97から2列の玉通路86a,86b内に27〜28個のパチンコ玉を検出する位置に係止片88によって係止されるようになっている。
【0039】
また、通路体84は、その中央部に左右に湾曲状となって内部を流下するパチンコ玉の玉圧を弱めるように形成されるとともに、その湾曲部の中央に止め穴89が係止されている。止め穴89の裏面には、中間ベースユニット62に突設される取付ボス(図示せず)が嵌入されるようになっており、止め穴89を取付ボスに嵌入した後に止めねじを螺着して通路体84を中間ベースユニット62に固定するようになっている。なお、止めねじを螺着する前に、中間ベースユニット62に突設される係止突片85によって通路体84を所定の位置に装着することができるようになっており、このような装着を終えてから、止めねじを螺着することにより、最終的に通路体84を中間ベースユニット62に固定するものである。
【0040】
通路体84の下方には、玉止め装置90が設けられている。この玉止め装置90は、支軸93によって揺動自在に軸支されかつその先端のストッパー部が玉通路86a,86bに出没するストッパー片91と、上下方向にスライド自在に支持された作動ピン95と、その作動ピン95に摺接されるスプリング96とから構成されている。玉払出装置97が正常な状態で装着された通常の使用状態においては、作動ピン95の下端が玉払出装置97のケース98に当接してスプリング96の付勢力に抗して押上げられ、その作動ピン95の押上げに伴ってストッパー片91が玉通路86a,86bから退避させる方向に回動され、玉通路86a,86bを流下するパチンコ玉が、下流側の玉払出装置97に供給される。一方、玉払出装置97が逆方向に装着された場合には、玉払出装置97のケース98に形成された穴(図示せず)がちょうど作動ピン95の下端に位置する状態となるために、作動ピン95がその穴に落込む状態となる。その結果、作動ピン95がスプリング96の付勢力により後方に移動することによりストッパー片91のストッパー部が玉通路86a,86bに突出する状態となり、玉通路86a,86bを流下する玉が、下流側の玉払出装置97に供給されない状態となる。このように、玉止め装置90は、玉払出装置97に玉を供給したり、あるいはその供給を停止したりするものであるが、玉払出装置97が故障したときに、玉払出装置97を取外すこにとより自動的に玉の流下を停止し、従来のように、すべての玉の玉抜操作を終了してからでないと玉払出装置を取外すことができないものに比較して、極めて簡単かつ迅速に玉払出装置97を取外すことができる。
【0041】
中間ベースユニット62の下方に設けられる玉払出装置97は、直方体状のケース98の内部に収納されて構成されるが、ケース98の左右5ヵ所を中間ベースユニット62に形成される位置決め突片100に当接させ、その状態で中間ベースユニット62の下部に形成される弾性係合片101によってケース98の下端を係合することにより装着される。
【0042】
次に、下部ベースユニット63の構成について説明する。図7において、下部ベースユニット63の前面側(遊技盤5に当接する側)には、そのほぼ中ほどに入賞玉集合樋103が傾斜状に設けられている。この入賞玉集合樋103は、遊技盤30の可変入賞球装置35等に入賞した入賞玉を受止めて後述する入賞玉処理装置115に誘導するものであり、その下流側が入賞玉を1個ずつ流下させる入賞玉誘導通路105となっている。なお、入賞玉集合樋103の傾斜に沿ってゴミ排除穴104が形成されている。また入賞玉集合樋103の下方には、遊技盤30に設けられるアウト口40からのアウト玉を導くアウト玉誘導通路106も形成されている。アウト玉誘導通路106の末端は、後述する玉抜下部通路107に合流するようになっている。
【0043】
一方、下部ベースユニット63の後面側には、その一側上部に玉払出通路108が形成され、その玉払出通路108の下段に上皿連通口110が形成されている。この上皿連通口110は、パチンコ遊技機1の前面に設けられる打球供給皿6にパチンコ玉を導くためのものである。また、玉払出通路108の側方には、玉抜中間通路83と連通する玉抜下部通路107が形成される。この玉抜下部通路107は、下部ベースユニット63の一側から中央にかけて形成されるとともに、その途中において、玉払出通路108と後述する入賞玉出口121と連通し、最終的に前記アウト玉誘導通路106と合流するようになっている。
【0044】
玉払出通路108と玉抜下部通路107との間には、切換レバー109が配設されている。切換レバー109は、その下端部を支軸で軸支されることにより回動自在となっており、図7の実線で示すように、右側に傾動されているときには、玉払出装置97から排出されたパチンコ玉を上皿連通口110に導き、図7の一点鎖線で示すように、左側に傾動されているときには、玉払出装置97から排出されたパチンコ玉を玉抜下部通路107に導いてパチンコ遊技機1の外部に排出するようになっている。なお、切換レバー109の切換操作は、切換レバー109の上部に突設されている操作ピン(図示せず)を手動操作することにより行なうことができる。また、切換レバー109は、左右いずれに傾動されたときにもその状態を保持するように付勢されるばね製の部材を設けることが望ましい。なお、切換レバー109をソレノイド等の電気的駆動源により切換できるようにしてもよい。
【0045】
上皿連通口110の他側方には、連結通路111が接続され、その連結通路111の末端に余剰玉通路112が接続されている。そして、入賞に基づく景品玉が多数払出されて打球供給皿6が景品玉で満杯となり、ついには上皿連通口110に到達してさらに景品玉が払出し続けられたときには、景品玉は連絡通路111を介して余剰玉通路112に導かれ、その後、図示しない接続樋を介して余剰玉受皿20に排出される。そして、さらに景品玉が払出し続けられたときには、余剰玉受皿20も満杯となるが、余剰玉通路112の一側側壁に設けられた満タン検知板113部分にまで到達すると、満タン検知板113が景品玉に押圧されて上端の支軸を中心にして外側に向かって揺動し、これによって満タン検出器114がONされて、玉払出装置97の払出モータ703(ステッピングモータ)の駆動を停止して景品玉の払出動作を停止するとともに、必要に応じて打球発射装置の駆動も停止される。
【0046】
玉払出通路108、玉抜下部通路107、連絡通路111、および余剰玉通路112の後面は、図8に示すように、ビスによって止着される通路カバー体132によって覆われるが、後述する入賞玉処理装置115部分に対応する位置には、取付開口133が形成され、その取付開口133を支軸135を中心にして開閉する開閉蓋134で開閉自在に覆われる。この開閉蓋134は、凹状に形成さ、その凹状部にカードユニット50とパチンコ遊技機1側の部品とを電気的に接続するインタフェース基板138が収納されるようになっている。さらに、下部ベースユニット63の下部一側には、入賞玉処理装置115および玉払出装置97の動作を制御する払出制御回路基板152を収納する払出制御回路基板ボックス149を収納する収納部148が形成されている。
入賞玉処理装置115の構成について図13を参照して説明する。図13に示すように、入賞玉処理装置115は、取付ベース116に集約して形成され、そのため、取付ベース116の周囲に形成される取付部118を下部ベースユニット63に突設される取付ボスに嵌入してビスで螺着することにより、簡単に下部ベースユニット63に装着することができる。なお、取付ベース116の周囲は、補強リブ117が形成されて、全体の構成を強化している。また、取付ベース116を下部ベースユニット63に装着したときには、下部ベースユニット63に形成された入賞玉入口119と取付ベース116に形成される入賞玉流下路120の始端部とが合致するようになっており、これにより入賞玉が入賞玉処理装置115に導かれるようになっている。また、入賞玉処理装置115で処理された後の入賞玉は、下部ベースユニット63の玉抜下部通路107に連通する位置に形成された入賞玉出口121に排出されるようになっている。
【0047】
取付ベース116の下部側方から中央にかけて直角状の入賞玉流下路120が形成され、その入賞玉流下路120の屈曲部よりやや下方に入賞玉検出器122が係止爪123により固定されている。この入賞玉検出器122は、近接型のスイッチであり、その前方部に入賞玉が通過する通過穴が形成されている。また、この入賞玉検出器122の通過穴を挟むように第1玉止部材124と第2玉止部材130とがそれぞれ支軸125、131を中心にして揺動自在に軸支されている。第1玉止部材124の後端は、リンク杆126を介してソレノイド127のプランジャ128に連結されている。ソレノイド127は、取付ベース116に突設される係止爪によって着脱自在に装着されるとともに、そのプランジャ128にスプリング129が摺接され、常にプランジャ128を下方に向けて付勢している。一方、第1玉止部材124の先端側には、その上部に玉止部124aが形成され、その下部に第2玉止部材130と係合する係合片124bが形成され、第2玉止部材130には、その前方上部に玉止部130aが形成され、その中ほどに係合片124bと係合する係合凹部130bが形成されている。
【0048】
次に、入賞玉処理装置115の作用について説明する。まずソレノイド127がOFFである通常の状態においては、図13(A)に示すように、第1玉止部材124の玉止部124aは、入賞玉流下路120内に突出していないが、第2玉止部材130の玉止部130aは、入賞玉検出器122の下方の入賞玉流下路120に突出した状態となっている。その状態で入賞玉が発生して入賞玉流下路120に流下してきたときには、先頭の入賞玉P1が入賞玉検出器122の通過穴に入った状態で玉止部130aによって停留される。このため、入賞玉検出器122から検出信号が払出制御回路基板152の制御回路に送られ、これにより玉払出装置97が駆動制御されて所定個数の景品玉の払出が行なわれる。なお、先頭の入賞玉P1が玉止部130aで停留されている状態において、後続の入賞玉を含めたすべての入賞玉の玉圧が第2玉止部材130の玉止部130aにかかるが、その荷重は、玉止部130aのほぼ真下に位置する支軸131で受止められるため、係合凹部130bと係合片124bとの係合による第1玉止部材124への負荷が減少することになり、これによってプランジャ128がスプリング129の付勢力に抗して上昇することがない。すなわち、多数の入賞玉の荷重によって第1および第2玉止部材124,130が盲動することがなく、確実に入賞玉を1個ずつ処理できる。
【0049】
そして、入賞玉1個に対する所定個数の景品玉の払出が終了したときには、払出制御回路基板152からソレノイド127に駆動信号が送られてソレノイド127を所定時間励磁する。ソレノイド127が励磁すると、図13(B)に示すように、玉止部124aが入賞玉流下路120内に進入して、次の入賞玉P2が入賞玉検出器122の通過穴へ進入することを阻止するとともに、玉止部130aが入賞玉流下路120から退避するので、先頭の入賞玉P1が開放されて下方に向かって流下する。そして、一定時間が経過してソレノイド127の励磁が解除されると、再度図13(A)に示す状態に戻って次の入賞玉による景品玉の払出動作が行なわれる。なお、この実施例においては、入賞玉検出器122が入賞玉を検出してから玉払出装置97を駆動するまでの時間をWAIT時間(待ち時間ともいう)といい、そのWAIT時間は、後述するように変動制御されるようになっている。
【0050】
このように、入賞玉処理装置115は、発生した入賞玉を一旦停留し、所定の景品玉が払出される毎に1個ずつ入賞玉を処理するようにしたので、停電時等においては、発生した入賞玉が証拠玉として残っているので、遊技者との間でトラブルが発生することが防止できる。なお、バックアップ機能がある場合には、このような入賞玉処理装置115を使用することなく、発生した入賞玉をすべて記憶して、記憶が終った入賞玉を弾球遊技機1の外部に排出するようにしてもよい。
【0051】
次に、図9を参照して通路カバー体132の構成について説明する。通路カバー体132は、前述したように、玉払出通路108,玉抜下部通路107,連絡通路111および余剰玉通路112の後面を覆うものであるが、入賞玉処理装置115部分に対応する位置には、取付開口133が形成され、その取付開口133が支軸135を中心にして開閉する開閉蓋134によって開閉自在に覆われる。また、開閉蓋134の開放側には、係止部134aが形成され、その係止部134aに通路カバー体132から突設される係止爪136を係合することにより係止される。また、開閉蓋134には、基板収納凹部137が形成され、その基板収納凹部137にインタフェース基板138が収納支持される。具体的には、インタフェース基板138の上端が基板収納凹部137内に形成される係止部139に係止され、基板収納凹部137内の下部一側に突設される取付ボス140にビス141でインタフェース基板138の下部を螺着して固定させる。そして、インタフェース基板138が基板収納凹部137に収納支持された状態で蓋カバー142によって保護される。蓋カバー142には、インタフェース基板138のコネクタ端子と接続するための接続用開口143(図示の位置以外にも下部に接続用開口が設けられている)が形成されている。また、蓋カバー142は、その一側に形成される係合突片144を開閉蓋134に形成される係合溝145に係合させ、その他側に形成される係止爪146を開閉蓋143に形成される係止部147に係合させることにより、開閉蓋134に対し着脱自在に取付けられるようになっている。また、蓋カバー142のさらに外側には、入出力処理回路基板183と中継端子基板184とが収納された基板ケース182が設けられている(図3参照)。
【0052】
次に、下部ベースユニット63の一側下部に形成される払出制御回路基板収納部148に取付けられる基板ボックス149の構成について説明する。まず、基板ボックス149は、支持カバー150と蓋カバー151とから構成され、その内部に払出制御回路基板152が収納されている。払出制御回路基板152は、玉払出装置97や入賞玉処理装置115、あるいはカードユニット50からの配線を接続するためのコネクタ端子153や、たとえば玉欠乏検出器67の作動時に打球の発射動作を停止させるか否かを選択するセレクトスイッチ154や、故障の種類を数値で表示する表示器155や、制御動作のプログラム暴走時等にリセットするリセットスイッチ156が設けられ、それらが外部に臨むよう蓋カバー151が左右両側で段差状に形成されている。そして、その蓋カバー151の段差状部が係止部157となっている。このように形成された基板ボックス149は、その下辺部を払出制御回路基板収納部148から突設される当接片159に当接させ、その上辺部の係止部157を払出制御回路基板収納部148から突設される係止爪158に係合することにより、各ベースユニット63に装着される。
【0053】
また、装着された基板ボックス149は、蓋カバー体160によって覆われる。すなわち、蓋カバー体160の上部に突設される係止爪161を下部ベースユニット63に形成される係止部162に係合させ、また、下部ベースユニット63に突設される係止爪164を蓋カバー体160の下部に形成される係止部163に係合させることにより、蓋カバー体160を各ベースユニット63に装着し、さらに簡単に外れないように、蓋カバー体160の一側側方に形成された止め穴165を各ベースユニット63に突設される止め部166に対応させてビス167で螺着する。なお、蓋カバー体160には、接続される配線を引出すための配線引出開口168が形成されている。
【0054】
基板ボックス149に収納される払出制御回路基板152は、入賞玉検出器122からの入賞玉信号を受けて玉払出装置97の払出モータ703(ステッピングモータ)に駆動開始信号を導出し、玉払出装置97内に設けられる計数検出手段からの信号を計数してその計数値が予め定められた払出景品玉数となったときにステッピングモータに駆動停止信号を導出して景品玉の払出動作を停止させるとともに、入賞玉処理装置115のソレノイド127に駆動信号を与える。また、玉検出センサ87a,87bや満タン検出器114からの信号があったときには、その入賞に対する払出動作が終了した時点でまたは直ちにステッピングモータに停止信号を導出するようになっている。また、本実施例のように払出景品玉数が2種類ある場合には、払出景品玉数の少ない方の入賞玉数を記憶しておき、その記憶値の分に相当する払出動作を優先的に実行するようにすればよい。このようにすれば、停電等で記憶値が消去されても、遊技者に相対的に多い払出景品玉数で払出すことができるからである。このことを考慮しなければ、いずれを記憶するように設計してもよい。また、同様にカードユニット50からの遊技玉の玉貸要求信号があったときにも前述と同様の動作により所定個数(25個/100円)のパチンコ玉を玉払出装置197によって払出す。
【0055】
下部ベースユニット63の上部裏面に形成されるリブの適宜箇所に形成されるベース取付部169には、ボックス用取付ベース170が止着され、そのボックス用取付ベース170にゲーム制御基板ボックス176が着脱自在に取付けられる。なお、ゲーム制御基板ボックスとは、遊技盤30の裏面に直接取付けてもよく、その場合には、機構板60のコ字形空間から外部に飛出させるようにすればよい。また、前述のように構成される機構板60をパチンコ遊技機1の背面に設ける際には、一側を開閉自在に軸支し、他側を機構板60の上下に設けられる機構板止着部材171で係止することにより行なう。
【0056】
図11は玉払出装置の縦断面図であり、図12は玉払出装置の分解斜視図である。
【0057】
図11を参考にして、玉払出装置97は、1対の筐体700,701が合さって構成されており、その1対の筐体700,701内に、払出モータ703が設けられており、この払出モータ703の回転軸にウォームギア状の玉送り部材704が固定されて設けられている。この玉送り部材704の外周には螺旋状に突状部714が形成されており、払出モータ703の回転力によって玉送り部材704が回転することにより、この突状部714によりパチンコ玉を玉送り部材704の回転軸に沿った方向に移動させることができる。この突状部714の断面形状は、両側部がテーパ状に形成された台形状となっている。
【0058】
2条の玉通路86a,86b(図10参照)から流下してきた2条のパチンコ玉が玉入口706から玉払出装置97内に供給される。供給されたパチンコ玉はそれぞれ玉送り通路719上に導かれ、払出モータ703が正転することにより玉送り部材704に回転によってパチンコ玉が払出口711側に送出される。この玉送り部材704が半回転するごとに1つずつパチンコ玉が払出口711から落下する。
【0059】
この玉送り部材704の図示右側端部には、玉送り部材704の半径方向に貫通している溝715が形成されており、玉送り部材704の中心軸上でかつ溝715内に投光器(LED)710が設けられている。さら、この投光器710から投光された光を受光するための払出検出器712が設けられており、図11に示す状態から玉送り部材704がほぼ45度回転した段階で、投光器710からの投光が溝715を通って払出検出器712に受光され、さらに回転すると投光が遮られて図11に示す位置から半回転した位置となる。玉送り部材704が半回転するごとにそれぞれ払出口711から互い違いに1つずつパチンコ玉が払出される。図中708は投光器710と払出検出器712とが設けられた払出基板である。
【0060】
図12を参考にして、玉払出装置97の1対の筐体700,701内には、払出モータ703が取付けられているモータ取付板702が挿入されて取付固定される。さらに、1対の筐体700,701内には、玉圧緩和部材705が設けられる。この玉圧緩和部材705は、玉入口706から供給されるパチンコ玉の玉圧を受止めて緩和し、大きな玉圧が加わることによる玉送り部材704の回転負荷が大きくなってしまう不都合を防止するためのものである。投光器710,払出検出器712,払出モータ703に接続されている配線の先端には、コネクタ707が設けられており、このコネクタ707が前述した払出制御回路基板752に電気的に接続される。図中716は、1対の筐体700,701を一体的に固定するためのビスである。また709は玉通路部材である。717は係合凸部であり、この玉払出装置97を機構板側の係合部材と係合させることにより取付固定するためのものである。
【0061】
図14は、複数の遊技機の一例のパチンコ遊技機1が並設される遊技機設置島201を示す全体図である。遊技機設置島201の上方には、補給装置201Aが設けられており、この補給装置201Aの貯留タンク203内に補給用のパチンコ玉が貯留されている。そして、この貯留されているパチンコ玉が補給樋204,分配シュート205を通って各パチンコ遊技機1の玉タンク65に補給される。
【0062】
各パチンコ遊技機1の遊技領域32内に打込まれた打込玉は、各種入賞領域あるいはアウト口を通って遊技盤裏面側に回収され、最終的に打込玉タンク206内に回収される。そしてこの打込玉タンク206から遊技機設置島201の回収樋207に打込玉が回収される。
【0063】
遊技機設置島201の端部には、玉計数装置208が設置されている。そして、この遊技機設置島201に設置されている遊技機で遊技者が遊技をした結果遊技者に払出された景品玉は、その遊技者によって玉計数装置208内に投入される。その投入された景品玉がカウンタ装置228で計数されて、その計数値がレシートあるいはカードに記録されて遊技者に払出される。この玉計数装置208に投入された景品玉も返却樋231を通って回収樋207に回収される。なお、玉係数装置208には、カウンタ装置228により計数可能な最小単位未満の余り玉を遊技者側に排出するための余り玉口229が設けられている。
【0064】
図15,図16は補給装置201aの内部構造を説明するための構成図である。次に、図14ないし図16を参考にして説明する。補給装置201Aにはモータ212が設けられており、このモータ212は研磨リフト装置202を駆動するためのものであり、原則として電源投入後は常時稼動するように構成されている。そして、研磨リフト装置202が駆動されることにより、回収樋207で回収されたパチンコ玉が、その表面の汚れが除去されるように研磨されながら揚送されて貯留タンク203内に貯留される。この研磨リフト装置202は、モータ212によって回転する螺旋体211が内蔵されており、この螺旋体211が回転することにより、回収樋207で回収されたパチンコ玉をペレット等の研磨剤とともに回転させながら貯留タンク203まで揚送する。この揚送の過程で、パチンコ玉の表面に付着している油等の汚れが研磨剤216側に付着し、パチンコ玉の表面に付着した汚れを除去できるように構成されている。
【0065】
研磨剤とともに揚送されたパチンコ玉は第1傾斜路213上に放出されて、その第1傾斜路213を流下して第2傾斜路214上を流下する。この第2傾斜路214は、パチンコ玉は落下できないがそれよりも形状の小さい研磨剤のみが下方に落下できるすのこ状に構成されており、汚れが付着した研磨剤のみが研磨剤集合樋216内に落下して回収されるように構成されている。第2傾斜路214を流下したパチンコ玉は次に第3傾斜路215を流下し、玉誘導傾斜路218a上(図16の状態では玉誘導傾斜路218a,218b上)を流下して連絡樋219を通って前述した補給樋204に供給される。
【0066】
遊技機設置島201に設置されている各パチンコ遊技機1における打込玉の数が多くて多くの打込玉が遊技機設置島側に回収されながらも、各パチンコ遊技機1で入賞玉の数が比較的少なく各玉タンク65内のパチンコ玉があまり減少しない場合には、分配シュート205からのパチンコ玉の各玉タンク65への供給もあまり行なわれないために、図16に示すように、貯留タンク203内に貯留されているパチンコ玉の量が増加する状態となる。そして、ある程度増加した場合には、オーバーフロー口223から貯留玉がオーバーフローする状態となり、オーバーフローした玉がオーバーフロー樋224を通して回収樋207上に戻される状態となる。貯留タンク203内には、その下方位置に玉不足検出器220が設けられ、玉誘導傾斜路218の上端部付近に所定量検出器221が設けられ、さらに上方位置にタンク満タン検出器222が設けられている。そして、玉不足検出器220が玉を検出しない玉欠乏状態を検出すれば、玉不足情報が各パチンコ遊技機1の払出制御回路基板152に設けられている払出制御用マイクロコンピュータに入力される。一方、所定量検出器221がパチンコ玉を検出して所定量になった旨を検出すると、図14に示された玉計数装置208の流路切換装置233を作動させて流路が切換えられ、玉計数装置208の機能が停止される。機能停止後は、玉計数装置208に玉を投入したとしても、その投入玉がすべて戻り玉通路234を介して戻り玉口230から遊技者側に戻される。ただし、所定量検出器221の検出時に、玉計数装置208が投入玉の計数動作を行なっている最中であった場合には、その旨が計数継続検出スイッチ232で検出され、その計数動作が終了するまで流路切換装置233が作動しないように制御し、計数動作の終了の後に流路が切換えられて玉計数装置208の作動が停止するように制御される。
【0067】
タンク満タン検出器222が貯留玉を検出して満タン状態になったことを検出すれば、モータ212が停止されて研磨リフト装置202によるパチンコ玉の揚送が停止される。また、タンク満タン検出器222の検出に伴う満タン情報が各パチンコ遊技機1の払出制御回路基板に設けられている払出制御用マイクロコンピュータに入力される。なお、所定量検出器221が所定量を検出した段階で満タン情報が各パチンコ遊技機の払出制御用マイクロコンピュータに入力されるようにしてもよい。図中225はモータ駆動中ランプであり、モータ212が駆動中に点灯し、モータ212が停止することにより消灯する。226は玉満杯ランプであり、タンク満タン検出器222の玉検出に伴う満タン状態のときに点灯してその旨が報知される。227は玉欠乏ランプであり、玉不足検出器220の検出に伴う玉不足状態のときに点灯してその旨の報知が行なわれる。217は研磨剤回収パイプであり、この研磨剤回収パイプ217で回収された研磨剤が洗浄されて再度パチンコ玉の研磨に利用される。
【0068】
図17は、カードユニットの入出力制御基板192に設けられたカード処理機制御用マイクロコンピュータによる制御を説明するための制御回路を示すブロック図である。
【0069】
入出力制御基板192(図3参照)には、カード処理機制御用マイクロコンピュータ300が組込まれている。カード処理機制御用マイクロコンピュータ300は以下に述べるような各種機器の動作を制御する機能を有する。このため、カード処理機制御用マイクロコンピュータ300は、たとえば数チップのLSIで構成されており、その中には制御動作を所定の手順で実行することのできるCPU301と、CPU301の動作プログラムデータを格納するROM302と、必要なデータの書込および読出ができるRAM303とが含まれる。
【0070】
さらに、カード処理機制御用マイクロコンピュータ300は、入力信号を受けてCPU301に入力データを与えるとともに、CPU301からの出力データを受けて外部に出力する入出力回路304と、電源投入時にCPU301にリセットパルスを与えるパワーオンリセット回路305と、CPU301にクロック信号を与えるクロック発生回路306と、クロック発生回路306からのクロック信号を分周してリセットパルスを定期的(たとえば2msec毎)にCPU301に与えるパルス分周回路(定期リセット回路)307と、CPU301からのアドレスデータをデコードするアドレスデコード回路308とが含まれる。
【0071】
アドレスデコード回路308はCPU301からのアドレスデータをデコードし、ROM302,RAM303,入出力回路304にそれぞれチップセレクト信号を与える。
【0072】
なお、この実施例では、ROM302には、その内容の書換、すなわち必要が生じた場合には、その中に格納されたCPU301のためのプログラムデータを変更することができるようにプログラマブルROMが用いられる。そして、CPU301からこのROM302内に格納されたプログラムに従って、かつ以下に述べる各制御信号の入力に応答して、種々の機器に対し制御信号を与える。
【0073】
なお、図中600は、入出力処理回路基板183(図3参照)に設けられた入出力処理装置であり、184は入出力処理回路基板183の隣に設けられた中継端子基板(図3参照)である。
【0074】
遊技場の係員が貸玉額設定スイッチ195(図3参照)を操作して貸玉額を設定することにより、その設定信号が検出回路309を介してカード処理機制御用マイクロコンピュータ300に入力される。端数表示スイッチ52(図1参照)が操作されることにより、そのスイッチ操作信号が検出回路309を介してカード処理機制御用マイクロコンピュータ300に入力される。カード挿入口55に共通カードが挿入されればカードリーダライタ制御部50Aからカードを受付けた旨の信号と挿入カードの記録情報とがカード処理機制御マイクロコンピュータ300に入力される。遊技者が玉抜レバー13を操作すれば、その操作が玉抜レバー作動検出器13aにより検出され、その検出信号が入出力処理装置600に入力され、入出力処理装置600から後述するカード返却条件信号が中継端子基板184,検出回路309を介してカード処理機制御用マイクロコンピュータ300に入力される。遊技場の係員によって前面枠2やガラス扉枠4が開成されれば、その旨が前面枠等検出器315により検出されて入出力処理装置600に入力され、入出力処理装置600から後述する玉貸禁止信号が払出し制御用マイクロコンピュータ400に入力される。遊技者が玉貸ボタン15(図1参照)を押圧操作することによりその操作が玉貸操作検出器15aで検出されてその検出信号が入出力処理装置600に入力され、後述する玉貸条件信号が中継端子基板184,検出回路309を介してカード処理機制御用マイクロコンピュータ300に入力される。遊技者がモード切換ボタン18(図1参照)を押圧操作すれば、その操作がモード切換スイッチ18aにより検出され、その検出信号が入出力処理装置600に入力されて、現時点における玉貸モードが自動玉貸モードかあるいは通常の玉貸モードかの判定が行なわれ、自動玉貸モードの場合にのみ自動玉貸モード表示器24を点灯制御する信号を出力する。遊技場の係員がラッキーナンバー設定キー316を操作してラッキーナンバーを設定すれば、その設定信号が入出力処理装置600に入力されて読込まれ、後述するように、大当りが終了後にカード返却信号を中継端子基板184,検出回路309を介してカード処理機制御用マイクロコンピュータ300に入力したり、発射停止信号を払出制御用マイクロコンピュータ400に入力したりする。玉欠乏検出器(2)9a(図1参照)が玉欠乏状態を検出すれば、その検出信号が入出力処理装置600に入力され、後述するように自動玉貸モードの場合に玉貸条件信号が中継端子基板184,検出回路309を介してカード処理機制御用マイクロコンピュータ300に入力される。遊技者が返却ボタン17を操作すれば、その操作が返却操作検出器17aで検出され、その検出信号が入出力処理装置600に入力され、後述するようにカード返却条件信号が中継端子基板184,検出回路309を介してカード処理機制御用マイクロコンピュータ300に入力される。
【0075】
パチンコ遊技機1が大当りになった場合に、後述する大当り信号とそのときのラッキーナンバー表示器48A〜48H(図1参照)の停止時の表示結果であるラッキーナンバー信号が入出力処理装置600に入力され、メッセージ表示器27に所定のメッセージを表示するための信号が出力される。払出制御用マイクロコンピュータ400から、後述する玉貸受付信号とクレジット信号とが入出力処理装置600に入力され、後述するカード返却条件信号が中継端子基板184,検出回路309を介してカード処理機制御用マイクロコンピュータ300に入力されるとともに、後述する発射停止指示信号が払出制御用マイクロコンピュータ400に入力され、かつ、所定のメッセージ表示信号がメッセージ表示器27に出力される。払出制御用マイクロコンピュータ400から、後述する払出可能信号と玉貸準備信号と玉貸完了信号とが中継端子基板184,情報入力回路311を介してカード処理機制御用マイクロコンピュータ300に入力される。
【0076】
カードリーダライタ制御基板191を有するカードリーダライタ制御部50a(図3参照)から、カードが挿入された旨の検出信号と挿入されているカードに記録されている記録情報を読取った読取情報とがカード処理機制御用マイクロコンピュータ300に入力される。
【0077】
カード処理機制御用マイクロコンピュータ300からは、ランプ回路310を介してカードが挿入されている旨の表示を行なうための信号をカード挿入表示器25に出力してカード挿入表示器25を点灯表示させる。また、カードユニット50が使用可能である旨の信号をランプ回路310を介して処理機使用可表示器51に出力して処理機使用可表示器51を点灯させる。カード処理機制御用マイクロコンピュータ300は、後述する玉貸要求信号と玉貸指令信号とを情報出力回路312,中継端子基板184を介して払出制御用マイクロコンピュータ400に出力する。カード処理機制御用マイクロコンピュータ300は、LED回路313,中継端子基板184を介して、玉貸可表示器26に点灯制御信号を出力するとともに、カード残高表示器16にカード残高を表示させるための制御信号を出力する。また、カードユニットボックス50C,カード処理機用ターミナルボックス314を介して玉貸カード集中管理コンピュータに後述する単位額売上信号を出力する。この玉貸カード集中管理コンピュータは、共通カードの発行会社等に設置されている集中管理コンピュータであり、日本全国の各遊技場に設置されているカードユニット50に対しカード処理機用ターミナルボックス314を介して通信回線により接続されている。ユニットボックス50Cを介して、ホール用管理コンピュータに単位額売上信号を送信するとともに、カードユニット50に所定の電源を供給する。
【0078】
図18は、払出制御用マイクロコンピュータに接続された各種制御回路や各種制御機器を示すブロック図である。
【0079】
払出制御用マイクロコンピュータ400は、図17に示したカード処理機制御用マイクロコンピュータ300と同様の構成を有するために、ここでは説明の繰返しを省略する。なお、払出制御用マイクロコンピュータ400は、ワンチップのマイコンで構成され、マスク化されている。
【0080】
払出検出器712が中継端子基板184を介して検出回路401に接続されており、払出検出器712の検出信号が検出回路401から払出制御用マイクロコンピュータ400に入力される。入賞玉検出器122が中継端子基板184を介して検出回路401に接続されており、入賞玉検出器122の検出信号が検出回路401から払出制御用マイクロコンピュータ400に入力される。玉欠乏検出器(1)9b(図1参照)が中継端子基板184を介して検出回路401に接続されており、玉欠乏検出信号が検出回路401から払出制御用マイクロコンピュータ400に入力される。クレジットモードあるいは通常の玉払出しモードに切換えるためのモード切換スイッチ10aが中継端子基板184を介して検出回路401に接続されており、遊技者のモード切換操作の検出信号が検出回路401から払出制御用マイクロコンピュータ400に入力される。タンク玉切れ検出器67(図7参照)が中継端子基板184を介して検出回路401に接続されており、タンク玉切れ検出信号が検出回路401から払出制御用マイクロコンピュータ400に入力される。モータ停止切換スイッチ154(図7参照)が中継端子基板184を介して検出回路401に接続されており、モータ停止切換検出信号が検出回路401から払出制御用マイクロコンピュータ400に入力される。満タン検出器114(図7参照)が中継端子基板184を介して検出回路401に接続されており、満タン検出信号が検出回路401から払出制御用マイクロコンピュータ400に入力される。レール玉切れ検出器87a,87b(図10参照)が中継端子基板184を介して検出回路401に接続されており、レール玉切れ検出信号が検出回路401から払出制御用マイクロコンピュータ400に入力される。
【0081】
また、カード処理機制御用マイクロコンピュータ300がインタフェース基板138を介して払出制御用マイクロコンピュータ400に接続されており、カード処理機制御用マイクロコンピュータ300と払出制御用マイクロコンピュータ400との間でデータの送受信が可能となるように構成されている。ゲーム制御用マイクロコンピュータ500(ゲーム制御基板177)が賞球個数情報入力回路411と入賞情報出力回路412とを介して払出制御用マイクロコンピュータ400に接続されており、ゲーム制御用マイクロコンピュータ500からの賞球個数情報が賞球個数情報入力回路411を介して払出制御用マイクロコンピュータ400に入力され、払出制御用マイクロコンピュータ400から入賞情報が入賞情報出力回路412を介してゲーム制御用マイクロコンピュータ500に出力される。リセットスイッチ156がリセット回路413を介して払出制御用マイクロコンピュータ400に接続されており、リセットスイッチ156(図7参照)が操作されたことに基づいてリセット信号がリセット回路413を介して払出制御用マイクロコンピュータ400に入力される。
【0082】
さらに、払出制御用マイクロコンピュータ400は、情報入力回路405を介して、前述した補給装置201Aの貯留タンク203が満タンになったことを検出するタンク満タン検出器222の検出信号に基づいた満タン情報と、玉不足検出器220の検出信号に基づいた玉不足情報とが入力される。
【0083】
払出制御用マイクロコンピュータ400は、モータ回路402,中継端子基板184を介して払出モータ703にモータ駆動制御信号を出力する。払出制御用マイクロコンピュータ400は、リレー回路403,中継端子基板184を介してハンドルモータ(打球モータ)175にモータ電源供給制御信号を出力する。払出制御用マイクロコンピュータ400は、ソレノイド回路404,中継端子基板184を介してソレノイド127(図13参照)にソレノイド励磁用制御信号を出力する。払出制御用マイクロコンピュータ400は、情報入力回路405,中継端子基板184を介して、入出力処理装置600から、後述する発射停止指令信号,クレジット解除信号,カード受付信号,玉貸禁止信号が入力され、払出制御用マイクロコンピュータ400から、情報出力回路406,中継端子基板184を介して入出力処理装置600に、玉貸受付信号,クレジット信号が出力される。
【0084】
払出制御用マイクロコンピュータ400は、情報出力回路406,中継端子基板184を介して、景品玉の所定個数a(たとえば10個)の払出が行なわれた旨の情報である補給情報と、景品玉の払出し個数の最少の単位である単位額(たとえば100円)分の玉貸が行なわれた旨の情報である玉貸情報とを、ホール用管理コンピュータ800(図21参照)に出力する。払出制御用マイクロコンピュータ400は、ランプ回路407,中継端子基板184を介して、払出ランプ43,玉切れランプ44にランプ点灯用制御信号を出力するとともに、アナログ表示器23にアナログ表示用制御信号を出力する。払出制御用マイクロコンピュータ400は、セグメントLED回路408,中継端子基板184を介して、クレジット表示器11にクレジット表示用制御信号を出力する。払出制御用マイクロコンピュータ400は、LED回路409,中継端子基板184を介して、エラー表示器155にエラー表示制御信号を出力するとともに、クレジットモード表示器12にクレジットモード表示用制御信号を出力する。払出制御用マイクロコンピュータ400は、音回路410,中継端子基板184を介して、スピーカ415に音発生用の制御信号を出力する。図中、152は払出制御回路基板であり、この払出制御回路基板152に、図示する各種回路と払出制御用マイクロコンピュータ400とバックアップ電源418とが設けられている。このバックアップ電源418は、払出制御用マイクロコンピュータ400をバックアップするための電源であり、停電時等においてもこのバックアップ電源418により払出制御用マイクロコンピュータ400がバックアップされて、クレジット数やゲーム制御用マイクロコンピュータ500から入力された賞球個数情報の記憶が消去されないように保持される。図18に示した制御回路や各種機器には、電源回路414から所定の直流電圧が供給される。
【0085】
図19は、ゲーム制御用マイクロコンピュータに接続されている各種機器や回路を示すブロック図である。
【0086】
この図19に示す制御回路は、その一部がゲーム制御基板177に設けられており、各種機器を制御するためのプログラムに従ってゲーム制御用マイクロコンピュータ500が動作する。このゲーム制御用マイクロコンピュータ500には、CPU501,RAM503,ROM502,I/Oポート504,サウンドジェネレータ505、クロック発生回路506が含まれている。また、ゲーム制御基板177には、電源投入時にゲーム制御用マイクロコンピュータ500にリセットパルスを与えるための初期リセット回路508と、クロック発生回路506から与えられるクロック信号を分周して定期的(たとえば2msec毎)にリセットパルスをゲーム制御用マイクロコンピュータ500のCPU501に与えるパルス分周回路からなる定期リセット回路507と、ゲーム制御用マイクロコンピュータ500からのアドレスデータをデコードし、ゲーム制御用マイクロコンピュータ500内のRAM503,ROM502,I/Oポート504,サウンドジェネレータ505にそれぞれチップセレクト信号を与えるアドレスデコード回路509とが設けられている。ゲーム制御用マイクロコンピュータ500には、入力信号として次のような信号が与えられる。
【0087】
払出集中制御基板(払出制御回路基板)152から、中継端子基板184を介して、カードユニット(カード処理機)50が払出集中制御基板152と電気的に接続されている旨のカード処理機接続情報がカード処理機接続情報入力回路154に入力され、その情報がゲーム制御用マイクロコンピュータ500に入力される。また、入賞玉データ信号が入賞情報入力回路515に入力され、その信号がゲーム制御用マイクロコンピュータ500に入力される。パチンコ玉が始動入賞口34に入賞して始動入賞玉検出器46(図6参照)により検出されれば、その検出信号がスイッチ回路518を介してゲーム制御用マイクロコンピュータ500に入力される。可変入賞球装置35内に入賞したパチンコ玉が通常入賞領域に入賞して入賞玉検出器39a,39bより検出されれば、その検出信号がスイッチ回路518を介してゲーム制御用マイクロコンピュータ500に入力される。可変入賞球装置35内に入賞したパチンコ玉が特定入賞領域(Vポケット)に入賞してV入賞玉検出器38(図6参照)により検出されれば、その検出信号がスイッチ回路518を介してゲーム制御用マイクロコンピュータ500に入力される。確率設定スイッチ178(図3参照)が操作されて確率が設定されればその設定情報がスイッチ回路518を介してゲーム制御用マイクロコンピュータ500に入力される。モードスイッチ179(図3参照)が操作されてモードが入力されればその入力モード情報がスイッチ回路518を介してゲーム制御用マイクロコンピュータ500に入力される。入出力処理装置600から情報入力回路519を介して、後述する大当り中断指令信号がゲーム制御用マイクロコンピュータ500に入力される。
【0088】
ゲーム制御基板177には、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory )510とデータ入力回路511とデータ出力回路512とが設けられており、パチンコ遊技機1の電源投入時に、このEEPROM510に記憶されている大当り発生確率,確率変動図柄での大当り発生確率,確率変動中の大当り発生確率の各確率データがデータ入力回路100を介してゲーム制御用マイクロコンピュータ500に入力される。その入力された確率データはI/Oポート504,CPU501を介してRAM503にロードされる。これらの確率データは、それぞれに、少し高い第1の確率データ(設定1)と中程度の第2の確率データ(設定2)と少し低い第3の確率データ(設定3)との3種類があり、そのうちのいずれか1つの確率データがEEPROM510に記憶されている。
RAM503にロードされた確率データが第1の確率データ(設定1)であったと仮定し、その状態で確率設定スイッチ178,モードスイッチ179が操作されたときを説明する。まずモードスイッチ179が操作されて設定確率の変更を行なわんとする対象モードが選択され、その選択信号がスイッチ回路518を介してゲーム制御用マイクロコンピュータ500に入力される。入力されたモード選択信号に従ってゲーム制御用マイクロコンピュータ500のCPU501は、RAM503にロードされている3種類の確率データ(大当り発生確率,確率変動図柄での大当り発生確率,確率変動中の大当り発生確率)のうちの選択された確率データを特定する。次に、確率設定スイッチ178は、ノーマル位置と設定位置と確認位置との3つの位置に切換えることが可能であり、確認位置で電源が投入されたことを条件として、ノーマルモードが設定モードに1回操作された場合には、RAM503にロードされている確率データのうちCPU501で特定されたデータの第1の確率データ(設定1)が第2の確率データ(設定2)に更新される。その状態で、さらに確率設定スイッチ178が再度ノーマルモードから設定モードに操作された場合には、RAM503にロードされている第2の確率データ(設定2)が第3の確率データ(設定3)に更新される。その状態で確率設定スイッチ178がノーマルモードから設定モードに操作された場合には、RAM503にロードされている第3の確率データ(設定3)が第1の確率データ(設定1)に更新される。そして、確率データの更新が行なわれる毎にEEPROM510に記憶されている前記3種類の確率データのうちCPU501で特定された確率データが更新され、確率設定スイッチ178をノーマルモードにした状態で所定時間(たとえば5秒)経過した場合には、確率データが確定され、現時点におけるEEPROM510に記憶されている確率データがRAM503にロードされてそのロードされた確率データを用いて可変表示装置33の制御が行なわれる。電源投入時に確率設定スイッチ178がノーマルモードとなっている場合には、確率設定スイッチ178の操作による確率データの書換えができない。この実施例のように、確率データをEEPROM510により記憶保持するようにしたために、機械的な記憶保持に比べて確率の設定値の増減に柔軟に対応できるとともに、特に、たとえばRAM等に記憶させることに比べて、バックアップ電源を必要としないという利点がありかつ記憶保持する期間が長くなった場合には有利となる。なお、確率設定スイッチ178等からなる確率設定操作手段は、各パチンコ遊技機に設ける代わりに、たとえば、ボール用管理コンピュータに接続されたキーボード等で構成してもよく、遊技場の管理室等において各パチンコ遊技機を指定して確率の設定操作が行なわれるようにしてもよい。
【0089】
次に、ゲーム制御用マイクロコンピュータ500からは以下に述べる各種回路や機器に対し制御信号が出力される。
【0090】
音回路513を介してスピーカ19に音発生用の制御信号が出力される。賞球個数情報出力回路516,中継端子基板184を介して払出集中制御基板(払出制御回路基板)152に対し払出されるべき景品玉の数を指定する情報である賞球個数情報が出力される。LED回路517を介して、始動記憶表示器49,ラッキーナンバー表示器48,設定・モード表示器180,181,装飾LED524にそれぞれ表示用の制御信号が出力される。情報出力回路520を介して入出力処理装置602に大当り信号,ラッキーナンバー信号が出力される。ランプ・ソレノイド回路521を介して、ソレノイド37にソレノイド励磁用制御信号が出力され、装飾ランプ525,枠ランプ22にそれぞれランプ点灯(点滅)用制御信号が出力される。LCD回路522を介して、LCDユニット33Bに可変表示制御信号が出力される。このLCDユニット33Bには、LCDコントロール回路526,キャラクタROM527,VRAM528,LCD529が設けられている。キャラクタROM527には、可変表示装置33の表示画面33Aで可変表示させるための図柄等のキャラクタデータが記憶されており、LCDコントロール回路526が所定のアドレスデータに従ってVRAM528にキャラクタ(図柄)の配列を複数列マッピングする。そして、LCD回路522から送られてくる可変表示開始信号に従ってVRAM528にマッピングされたキャラクタ(図柄)列をパニングしてデータをLCDコントロール回路526が読出し、その読出したデータをLCD529に出力して、キャラクタ(図柄)をスクロール表示される。そして、LCD回路522から送られてきた予定停止図柄が所定の位置で停止表示されるようにLCD529が表示制御されて停止制御される。
【0091】
なお、この制御回路や各種機器には、電源523から所定の直流電圧が供給される。
【0092】
図20は、払出制御基板(払出制御回路基板)152とゲーム制御基板177との間で、景品玉の払出個数データ等の送受信を行なうための回路を示す図である。パチンコ遊技機1のインタフェース基板138とカード処理機(カードユニット)50の入出力制御基板192とが接続された段階でフォトカプラ417にVL(+18V)の電圧が与えられ、ゲーム制御基板177に設けられているカード処理機接続情報入力回路514を介してゲーム制御用マイクロコンピュータ500(図19参照)に信号が入力される。このカード処理機接続情報入力回路514を介してゲーム制御用マイクロコンピュータ500に信号が入力されて初めてパチンコ遊技機1が遊技可能となる。ゲーム制御基板177のゲーム制御用マイクロコンピュータ500には、パチンコ玉の入賞態様に応じて払出すべき景品玉の個数(賞球個数情報)が記憶されている。すなわち、打玉が始動入賞口34(図1参照)に入賞した場合にはn(5個)、その始動入賞口34以外の入賞口や入賞球装置に入賞した場合にはm(15個)払出すように払出し個数が記憶されている。そして、始動入賞口34に入賞した入賞玉および始動入賞口34以外の入賞口や入賞球装置に入賞した入賞玉は、入賞玉処理装置115(図13参照)に導かれて入賞玉センサ(入賞玉検出器)122により検出され、その検出信号が入賞玉センサ回路(検出回路)401,フォトカプラ412を介して入賞情報入力回路515に出力されて、その出力情報がゲーム制御用マイクロコンピュータ500に入力される。また、始動入賞口34に入賞して始動入賞玉検出器46により始動入賞玉が検出されれば、その検出信号が前述したようにスイッチ回路518を介してゲーム制御用マイクロコンピュータ500に入力される。ゲーム制御用マイクロコンピュータ500では、それら入力された情報に基づいて、D0,D1,D2,D3の4つの出力ポートを利用して賞球個数信号を払出制御基板(払出制御回路盤)152の賞球個数情報入力回路411に出力する。つまり、D0〜D3の4つの出力ポートにより4ビットの賞球個数信号(景品玉払出個数信号)を出力することができるため、1個〜15個の15種類の賞球個数信号を出力することが可能である。出力ポートD0から出力された信号は賞球個数情報入力回路411のフォトカプラ411Aで一旦光信号に変換された後再度電気信号に変換されて払出制御用マイクロコンピュータ400に入力される。同様に、出力ポートD1,D2,D3からそれぞれ出力された賞球個数信号がフォトカプラ411B,411C,411Dにより一旦光信号に変換された後再度電気信号に変換され、その電気信号が払出制御用マイクロコンピュータ400に入力される。払出制御用マイクロコンピュータ400は、入力された賞球個数データに基づいて玉払出装置97を制御して所定個数の景品玉が払出されるように制御する。前記各フォトカプラ411A〜411Dには、ゲーム制御基板177側から供給されるカプラ電源Vpが与えられ、各出力ポートD0〜D3からの信号が対応するフォトカプラ411A〜411Dに入力されることにより、その入力されたフォトカプラからの信号が払出制御基板(払出制御回路基板)152の払出制御用マイクロコンピュータ400に入力される。このように、払出制御基板152とゲーム制御基板177との間のデータの送受信がフォトカプラを介して行なわれるために、互いの基板間が電気的に絶縁された状態となり、一方の基板の故障が他方の基板に悪影響を及ぼしてしまう不都合が防止できる。
【0093】
次に、入出力制御基板192とインタフェース基板138とが非接続状態(情報の伝達不能状態)になった場合には、フォトカプラ417からの信号が入力されなくなるために、払出制御基板152において、カードユニット(カード処理機)との接続エラーが発生していると判定し、その判定結果に基づいて、リレー403を作動させて打球発射モータ175への電流の供給を遮断して打玉が発射されない遊技不能の状態に制御する。
【0094】
図21は、カード処理機制御用マイクロコンピュータとホール用管理コンピュータとゲーム制御用マイクロコンピュータと入出力処理装置と払出制御用マイクロコンピュータとの間での信号のやりとりを説明するための説明図である。払出制御用マイクロコンピュータ400からカード処理機制御用マイクロコンピュータ300に対し、遊技者に玉貸が可能な状態である旨の払出可能信号が出力され遊技者の玉貸操作があれば、カード処理機制御用マイクロコンピュータ300から玉貸要求信号が払出制御用マイクロコンピュータ400に出力される。その玉貸要求信号を受けた払出制御用マイクロコンピュータ400は、玉貸の準備が整った状態である旨の玉貸準備信号をカード処理機制御用マイクロコンピュータ300に出力する。それを受けたカード処理機制御用マイクロコンピュータ300は、実際に玉貸動作を指令する旨の玉貸指令信号を払出制御マイクロコンピュータ400に出力する。この玉貸指令信号を受けた払出制御用マイクロコンピュータ400は、玉払出装置97を制御して所定個数の玉貸を行ない、その貸玉の払出が完了した段階で玉貸完了信号をカード処理制御用マイクロコンピュータ300に出力する。
【0095】
貸出されたパチンコ玉を遊技領域に打込んでその打込玉が所定の入賞領域に入賞すれば、払出制御用マイクロコンピュータ400から入賞玉データ信号がゲーム制御用マイクロコンピュータ500に出力される。ゲーム制御用マイクロコンピュータ500では、その入賞玉データに従って、賞球数データ信号を払出制御用マイクロコンピュータ400に出力し、その賞球数データ信号を受けた払出制御用マイクロコンピュータ400は入力された賞球数データに従った個数だけの景品玉を玉払出装置97を動作させて払出す。タンク満タン検出器222(図15参照)の検出信号に基づいた満タン信号が補給装置201Aから払出制御用マイクロコンピュータ400に入力されるとともに、玉不足検出器220(図15参照)の検出信号に基づいた玉不足信号が補給装置201Aから払出制御用マイクロコンピュータ400に入力される。カード処理機制御用マイクロコンピュータ300から入出力処理装置600に対し、カード受付信号,カード返却信号が与えられる。この両信号は、カード挿入表示器25(図1参照)の点灯あるいは消灯状態をフォトセンサ317(図17参照)が検出することにより入出力処理装置600に入力される。入出力処理装置600からカード処理機制御用マイクロコンピュータ300に対し、玉貸条件信号とカード返却条件信号とが出力される。払出制御用マイクロコンピュータ400から入出力処理装置600に対し、玉貸受付信号とクレジット信号とが出力される。玉貸受付信号は、カード処理機制御用マイクロコンピュータ300から玉貸要求信号が入力されてきたことに伴って玉貸動作が行なえる状態であるか否かを判定し、行なえる状態のときに払出制御用マイクロコンピュータ400から出力される信号である。クレジット信号とは、パチンコ遊技機1がクレジットモードになりかつクレジット数が所定値に達した場合に払出制御用マイクロコンピュータから出力される信号である。
【0096】
入出力処理装置600から払出制御用マイクロコンピュータ400に対し、発射停止指令信号,クレジット解除信号,カード受付信号,玉貸禁止信号が与えられる。発射停止指令信号とは、打球発射装置174による打球の発射を停止させるための指令信号であり、クレジット解除信号とは、パチンコ遊技機1のクレジットモードを解除するための信号である。またカード受付信号とは、カード処理制御用マイクロコンピュータ300から入力されてきたカード受付信号に基づいて入出力処理装置600から出力される信号である。玉貸禁止信号とは、前面枠2やガラス扉枠4が開成している場合あるいは自動玉貸モードで単位額(100円)の玉貸が行なわれた後に出力される信号であり、玉貸動作を禁止するための信号である。ゲーム制御用マイクロコンピュータ500から入出力処理装置600に対し、大当り信号とラッキーナンバー信号とが与えられる。入出力処理装置600からゲーム制御用マイクロコンピュータ500に対し、大当り中断指令信号が与えられる。この大当り中断指令信号は、大当り制御を中断する旨の指令信号であり、大当りが発生したときに打球供給皿6内の玉の欠乏を玉欠乏検出器(2)9aが検出している場合に出力される信号である。カード処理機制御用マイクロコンピュータ300からホール用管理コンピュータ800に対し、単位額売上信号が出力される。この単位額売上信号は、最小単位額(100円)の玉貸が行なわれるたびにホール用管理コンピュータ800に出力されるものである。払出制御用マイクロコンピュータ400からホール用管理コンピュータ800に対し、玉貸(単位額売上)信号と補給信号とが与えられる。この補給信号は、入賞玉に基づいた景品玉の払出が所定個数a(たとえば10個)に達する毎にホール用管理コンピュータ800に出力される信号である。ホール用管理コンピュータは、この信号に基づいて遊技場にとって不利益となる不利益情報の集計を行なう。ゲーム制御用マイクロコンピュータ500からホール用管理コンピュータ800に対し大当り信号が出力される。
【0097】
図22,図23は、図17に示したカード処理機制御用マイクロコンピュータの動作を説明するためのフローチャートである。まず、ステップS(以下単にSという)1により、貸玉額の設定を読込む。この貸玉額は、貸玉額設定スイッチ195の入力設定操作に基づいたものであり、たとえば500円に設定される。次にS2により、払出可能信号の入力があったか否かの判断がなされ、あるまで待機する。そして、払出制御用マイクロコンピュータ400からカード処理機制御用マイクロコンピュータ300に対し払出可能信号(B)(図21参照)が入力されれば、S3に進み、処理機使用可表示器51を点灯する制御が行なわれる。次にS4に進み、カードリーダライタ制御部50Aからカード受付信号があったか否かの判断がなされ、ない場合にはS5に進み、カードリーダライタ制御部からカード異常信号の入力があったか否かの判断がなされ、ない場合はS4に戻る。そして、カード挿入口55(図1参照)に偽造等の不適正な共通カードが挿入された場合には、S5によりYESの判断がなされてS6に進み、カード異常原因をカード残高表示器16によりコード表示し、S7により、処理機使用可表示器51を点滅させた後にS4に進む。一方、カード挿入口55に適正な共通カードが挿入されてカードリーダライタ制御部からカード受付信号が入力されれば、S8に進み、カード挿入表示器25を点灯させる制御が行なわれる。次にS9に進み、玉貸条件信号の入力があるか否かの判断がなされ、なければS10に進み、返却条件信号の入力があるか否かの判断がなされ、ない場合にはS9に戻る。そして、入出力処理装置600から玉貸条件信号の入力があった場合にはS12に進む。この玉貸条件信号の入力は、後述するように、遊技者の玉貸操作が行なわれた場合あるいは自動玉貸モードで打球供給皿6内のパチンコ玉が残り少なくなった場合に入出力処理装置600から入力される。一方、返却条件信号は、クレジットモードおけるクレジット記憶値が一定値(たとえば1000点)以上の場合や玉抜き操作が行なわれた場合やカードの返却操作が行なわれた場合やラッキーナンバーに該当しない大当り制御が終了した場合に、入出力処理装置600から入力される。この返却条件信号が入力されればS11に進む。
【0098】
返却条件信号が入力されれば、玉貸可表示器26が消灯され、カードリーダライタ制御部に現在残高信号とカード書込排出指令信号とが出力されてS36に進む。一方、玉貸条件信号が入力された場合には、S12により、挿入された共通カードに記録されている現在残高と設定額(S1で読込んだ貸玉額)との大小関係を比較し、現在残高の方が大きいか否かの判断を行なう。現在残高が設定額以上の場合には、S14に進み、貸玉額に設定額をセットする処理がなされる。一方、現在残高が設定額未満の場合はS13に進み、貸玉額に現在残高がセットされる。次にS15に進み、玉貸可表示器が消灯され、S16により、払出制御用マイクロコンピュータ400に玉貸要求信号の出力を開始する処理がなされる。
【0099】
次にS17に進み、玉貸準備確認タイマがセットされる。この玉貸準備確認タイマは、払出制御用マイクロコンピュータ400から前述した玉貸準備信号(B)が入力されてくるのを待つためのタイマである。そしてS18に進み、払出制御用マイクロコンピュータから玉貸準備信号の入力があったか否かの判断がなされ、ない場合にはS19に進み、玉貸準備確認タイマが終了したか否かの判断がなされ、終了するまでS18の判断を続行する。そして、玉貸準備確認タイマが終了するまでに玉貸準備信号の入力がなかった場合には、玉払出系統に異常があったと推定されるため、S20に進み、玉貸要求信号の出力を停止し、前記S13,S14によりセットされた貸玉額をクリアしてS9に戻る。
【0100】
一方、払出制御用マイクロコンピュータ400から玉貸準備信号の入力があった場合にはS21に進み、玉貸指令信号(図21の(A)参照)を払出制御用マイクロコンピュータ400に出力する。次にS22に進み、現在残高から単位額(100円)減額し、貸玉額(たとえば500円)から単位額(100円)を減額する処理がなされる。次にS23に進み、カード処理機用ターミナルボックス314(図17参照)に単位額売上信号を出力し、S24により、ホール用管理コンピュータ800に単位額売上信号(図21の(L))を出する処理がなされ、S25に進む。
【0101】
図23のS25では、玉貸確認タイマがセットされる。玉貸確認タイマは、払出制御用マイクロコンピュータ400から玉貸完了信号が入力するのを待つための所定待ち時間を計時するものである。そしてS26に進み、払出制御用マイクロコンピュータ400から玉貸完了信号(図21の(B)参照)が入力されたか否かの判断がなされ、入力されていない場合にはS27に進み、玉貸確認タイマが終了したか否の判断がなされ、終了するまでS26の判断が実行される。そして玉貸確認タイマが終了するまでに玉貸完了信号の入力がなかった場合には、玉貸動作の最中に玉貸系統に異常が発生したことが推定されるため、S28により、処理機使用可表示器51を消灯させてS29に進む。S29では、玉貸要求信号(図21の(A)参照)の出力を停止し、貸玉額をクリアしてS30に進む。一方、払出制御用マイクロコンピュータ400から玉貸完了信号の入力があった場合にはS31に進み、貸玉額が「0」であるか否かの判断がなされる。貸玉額は、前記S13,S14によりセットされ、単位額分の貸玉動作が行なわれる毎にS22により単位額分減額されるのであり、セットされた貸玉額分のパチンコ玉をすべて貸出した場合には、貸玉額が「0」となる。貸玉額が「0」となっていない場合にはS16に進み、再度残りの貸玉動作を行なうための玉貸要求信号を払出制御用マイクロコンピュータに出力する。一方、貸玉額が「0」になっている場合にはS32に進み、現在残高が「0」であるか否かの判断がなされる。この現在残高は、挿入された共通カードに記録されている残高から、単位額の貸玉動作が行なわれるたびにS22により単位額分だけ減額されるものであり、現在残高が「0」になっていない場合にはまだ現在残高を用いての玉貸動作が可能であるため、S33により玉貸可表示器26を点灯させてS9に戻る。一方、現在残高が「0」になっている場合にはS34に進み、カードリーダライタ制御部に現在残高(この場合には「0」)信号とカード書込排出指令信号とを出力する処理がなされる。これを受けたカードリーダライダ制御部50Aは、挿入される共通カードの現在残高を送られてきた現在残高に更新した後、その共通カードをカード挿入口55から遊技者側に排出する。次にS35に進み、カード挿入表示器25を点滅させてカードが排出されることを遊技者に表示する。このカード挿入表示器の点滅と同時に、スピーカからカード排出音を出してもよい。次にS36に進み、処理確認タイマがセットされる。この処理確認タイマは、カードリーダライタ194が共通カードの排出を確認するためのタイマである。そして、S37に進み、カードリーダライタからカード処理完了信号の入力があったか否かの判断がなされ、カードリーダライタが共通カードの排出を完了していない間は処理完了信号が出力されてこないために、S41に進み、処理確認タイマが終了したか否かの判断がなされ、終了するまでS37の判断が続行される。この処理確認タイマはたとえば5秒ぐらいの時間を計時するものである。そして、処理確認タイマが終了するまでにカード処理完了信号が入力されてこない場合には、カードリーダライタのカード排出動作に異常が発生したことが推定されるために、S42に進み、カード処理異常をカード残高表示器16にコード表示し、処理機使用可表示器51を点滅させる制御がなされる。そしてS43に進み、異常が復帰したか否かの判断がなされ、異常が復帰するまでS42の処理を続行し、異常が復帰した段階でS44に進み、コード表示をクリアするとともに、処理機使用可表示器を点灯させてS34に戻る。一方、処理確認タイマが終了するまでの間に、カードリーダライタが共通カードの排出を完了してカード処理完了信号が入力されてくれば、S38に進み、カード挿入表示器25が消灯され、S39に進み、玉貸異常があったか否かの判断がなされる。その玉貸異常は、玉貸指令信号(図21の(A)参照)が出力されたにもかかわらず玉貸完了信号(図21の(B)参照)が入力されてこなかった場合の異常を意味する。そして、玉貸異常がない場合にはS4に戻るが、玉貸異常がある場合にはS40に進み、払出可能信号(図21の(B)参照)の入力があるか否かの判断がなされ、あるまで待機する。そして、払出制御用マイクロコンピュータ400から払出可能信号が送られてくれば、S3に戻る。
【0102】
図24ないし図28は、図18に示した制御回路の動作を説明するためのフローチャートである。まずS45よりレール玉切れ検出があったか否かの判断がなされ、ない場合にはS46に進むが、レール玉切れ検出器87a,87b(図10参照)からレール玉切れ検出信号が入力された場合にはS47に進み、タンク玉切れ検出があったか否かの判断がなされる。タンク玉切れ検出器67(図7参照)からの玉切れ検出信号がない場合にはS48に進み、玉切れランプ44(図1参照)が点滅制御される。一方、タンク玉切れ検出信号の入力があった場合にはS49に進み、玉切れランプ44が点灯制御される。つまり、タンク玉切れ検出器67から玉切れ検出信号が入力され、しかもレール玉切れ検出器87a,87bからの玉切れ検出信号の入力があったということは、玉タンク65およびタンクレール(玉整列レール)69内のパチンコ玉がなくなった場合であり、その場合には玉切れランプ44が点灯制御され、玉切れが発生した旨の表示が行なわれる。一方、タンク玉切れ検出器67から玉切れ検出信号が入力されないにもかかわらずレール玉切れ検出器67a,67bから玉切れ検出信号が入力されたということは、タンク玉切れ検出器67とレール玉切れ検出器87a,87bとの間の流下径路途中で玉詰りが発生し、玉か流下しない状態となっていること、あるいは、タンク玉切れ検出器67の故障が想定され、その場合には玉切れランプ44が点滅制御されてその旨の表示が行なわれる。
【0103】
次に、S48またはS49の制御が行なわれた後あるいはレール玉切れ検出器87a,87bの検出出力がなくかつS46による満タン検出器114に基づいた満タン検出があった場合には、S50に進む。S50では、クレジットモードになっているか否かの判断がなされ、クレジットモードになっていない場合にはS51によりクレジットモードにする制御がなされた後S55に進む。つまり、玉タンク65および玉整列レール69内のパチンコ玉がなかった場合あるいは玉整列レール69の途中箇所で玉詰りが発生した場合さらには払出された景品玉が満タン状態となりそれ以上払出されない状態となった場合には、S51により自動的にクレジットモードにし、払出すべき景品玉をクレジット得点の形で記憶するようにし、実際には景品玉が払出されない状態にする。なお、既にクレジットモードなっている場合にはS52に進み、クレジット得点の記憶値が最大に達しているか否かの判断がなされ、達していなければまだクレジット得点を加算更新することができるためにそのままS55に進むが、既に達している場合にはS53に進み、玉払出中であるか否かの判断がなされ、玉払出中でない場合にはS45に戻るが、玉払出中である場合にはS54に進み払出モータ703を減速させた後停止制御する。これにより、玉の払出が停止される。なお、玉の払出途中でレール玉切れが検出された場合には、払出が終了するのを待って、次の入賞玉に基づく玉の払出を行なわないようにすることにより払出を停止するようにしてもよい。次に、S55では、未払出数が「0」であるか否かの判断が行なわれる。この「未払出数」は、払出すべきパチンコ玉のうち未だに払出しが行なわれていないパチンコ玉の数を意味し、後述のS62,S88によりそれぞれの値にセットされ、S91により「1」ずつ減算され、S66によりクリアされる。
【0104】
そして、未払出数が「0」の場合には、S56に進み、カード処理機制御用マイクロコンピュータから玉貸要求信号(図21の(A)参照)の入力があったか否かの判断が行なわれる。このS56の判断は玉貸優先タイマがタイムアップするまで繰返し行なわれ、玉貸優先タイマが終了するまでの間にカード処理機制御用マイクロコンピュータから玉貸要求信号がなかった場合にはS76に進む。この玉貸優先タイマは、一定期間に限り入賞玉の受付よりも玉貸要求の受付の方を優先させるために設けられたものであり、後述するS171によりセットされる。一方、玉貸優先タイマが終了する以前において、カード処理機制御用マイクロコンピュータから払出制御用マイクロコンピュータに玉貸要求信号が送られてきた場合には、S57に進み、タンク玉切れ検出器67が玉を検出しているか否かの判断が行なわれる。玉タンク65内にパチンコ玉がなかった場合には玉貸要求信号に基づいて玉の払出制御ができないために、S58に進んで玉切れランプ44を点灯させた後S59に進むが、タンク玉切れ検出器67により玉タンク65内にパチンコ玉が存在することが検出された場合にはS60に進み、玉貸禁止信号(図21の(I)参照)の入力があったか否かの判断がなされる。前面枠2やガラス扉枠4が開成している場合あるいは自動玉貸モードで単位額(100円)の払出を行なった後の場合には、玉貸禁止信号が出力されてくるために、S45に戻る。一方、玉貸禁止信号が入力されてこない場合には、S61に進み、玉貸準備信号をカード処理機制御用マイクロコンピュータに出力する処理がなされるとともに(図21の(B)参照)玉貸受付信号(図21の(H)参照)を入出力処理装置600に出力する処理がなされる。
【0105】
そして、S62に進み、未払出数を貸出数(たとえば25個)にセットし、払出モードを「玉貸」にセットして玉貸動作のための制御が行なわれる。前記玉貸優先タイマが終了するまでは玉貸動作のための制御が優先され、玉貸優先タイマが終了して初めてS76以降の入賞玉に基づく景品玉の払出制御が行なわれるようにしたため、貸出すべき玉の額が200円以上の場合に、景品玉の払出制御よりも玉貸動作のための制御の方が優先されることになる。なお、S62の「貸出数」とは玉貸単位額(たとえば100円)に相当するパチンコ玉の個数であり、たとえば25個に定められている。次にS63に進み、玉貸指令タイマがセットされた後S64に進む。そして、玉貸指令タイマが終了するまでS64により玉貸指令信号(図21の(A)参照)の入力があったか否かの判断が繰返し行なわれるのであり、その間にS64により、玉貸指令信号が送信されてきたと判断された場合には、S67に進み、貸出中表示器(図示せず)を点滅開始させる制御が行なわれ、S68に進むが、送信されてこない場合には、S66により未払出数がクリアされた後にS45に戻る。
【0106】
次にS68では、未払出数が「4」以下であるか否かの判断がなされ、以下でない場合にはS70により、払出モータ703を起動パターンにセットした後S118に進む。この払出モータ703はステッピングモータが用いられており、停止状態にある払出モータ703を無理なくスムーズに加速させる必要があるため、無理なくスムーズに加速できる速度のステッピングモータの制御パターンからなる起動パターンがS70によりセットされるのである。一方、未払出数が「4」以下の場合にはS69に進み、払出モータ703のモータ速度を減速パターンにセットする処理が行なわれた後にS118に進む。払出モータ703を起動させて加速させた後一定速度で回転させてその後減速させて停止させるという一連の加速定速減速パターンに従って払出モータ703を回転制御させた場合には、その一連の制御によりどうしても「5」以上の玉が払出されることとなるのであり、その一連の制御で払出される玉数未満の玉数を払出す場合には、S69によりモータ速度をいきなり減速パターンにセットし、減速パターンを終了した後停止制御となることにより「5」未満のパチンコ玉の払出が行なわれるように制御しているのである。
【0107】
S55により未払出数が「0」でないと判断された場合にはS71に進み、クレジットモードになっているか否かの判断がなされ、なっていない場合にはS118に進み、未払出数に相当するパチンコ玉の払出制御に移行する。一方、クレジットモードになっている場合にはS72に進み、クレジット記憶値が最大になっているか否かの判断がなされ、最大になっている場合にはそれ以上クレジット加算できないためにS75に進み、玉払出中であるか否かの判断がなされ、払出中である場合にはS118に進み、未払出数に相当する玉の払出動作を継続させる。一方、玉払出中でない場合にはS68に進み、玉の払出動作を開始させる。また、クレジット記憶値が最大に達していない場合にはS73に進み、払出モードが「精算」である否かの判断がなされる。払出モードは、遊技終了時にクレジット記憶値に相当する景品玉を払出すという精算モードと、前述した玉貸を行なう玉貸モードと、入賞玉に基づいた景品玉を払出す賞球モードとの3種類があり、精算モードの場合にはS75に進み、そのまま球払出動作を実行する。一方、払出モードが賞球モードである場合と玉貸モードである場合には、S74に進み、クレジット数を「1」加算し、未払出数を「1」減算した後S132に進む。このS71〜S74により、遊技中における払出条件の成立により遊技者に払出すべき前記遊技媒体の数量を特定可能な数量情報を所定の上限値の範囲内で記憶可能な価値記憶手段が構成されている。
【0108】
図25のS76では、入賞玉検出器122により玉有を検出したか否かの判断がなされ玉有を検出していなければS92に進み、払出検出器712により玉の払出動作が検出されたか否かの判断がなされ、検出していなければS94に進むが、検出されている場合にはS93に進み、エラーコード1の表示がエラー表示器155により行なわれてS184に進む。つまり、未払出数が「0」である(図24のS55参照)にもかかわらず玉の払出動作が検出されるということは景品玉を払出すべきでないにもかかわらず玉が払出されたということになるために、S93によりその旨のエラー表示が行なわれるのである。一方、入賞玉検出器122により玉有が検出された場合にはS77に進み、入賞玉情報(図21の(D)参照)が払出制御用マイクロコンピュータ400からゲーム制御用マイクロコンピュータ500に出力される。次にS78に進み、賞球データの入力待ち状態となり、S79により、賞球データ(図21の(C)参照)がゲーム制御用マイクロコンピュータ500から払出制御用マイクロコンピュータ400に入力されれば、S81に進み、その入力されたデータを読込む処理がなされる。一方、賞球データの入力を待っている間に賞球データの入力がなかった場合にはS80に進み、エラーコード11を表示する制御がなされた後S184に進む。つまり、打玉の入賞が検出されてそれに基づいた賞球データがゲーム制御用マイクロコンピュータから払出制御用マイクロコンピュータ400側に入力されなければならないはずのとき、その賞球データの入力がない場合にS80によりその旨のエラーコードが表示されるのである。
【0109】
一方、賞球データの入力がありそのデータが読込まれた後には、S82により、読込中にデータの内容の変化があったか否かの判断が行なわれる。そして、読込データに変化がない場合にはS84に進み、読込が終了したか否かの判断がなされ、読込終了するまで読込中データの確認が行なわれる。このS81によるデータの読込およびその読込データの内容が変化していないか否かの判断はたとえば8回繰返し行なわれ、その繰返しの最中に読込データの内容が変化した場合にはS83に進み、エラー9の表示が行なわれた後にS184に進む。一方、8回チェックの結果すべての読込データが変化しなかった場合にはS85に進み、賞球データが復帰したか否かの判断が行なわれる。S84により読込が終了したと判断された場合には、ゲーム制御用マイクロコンピュータ500から払出制御用マイクロコンピュータ400側への賞球データの入力が停止されるはずであり、この段階で賞球データの入力が停止しなかった場合(入力個数が0にならない場合)にはその旨のエラー表示がS83により行なわれた後S184に進む。一方、賞球データの復帰が正常に行なわれた場合はS88に進み、未払出数をゲーム制御用マイクロコンピュータ500から入力された入力個数にセットする処理が行なわれるとともに、払出モードを「賞球」にセットし、S89に進む。
【0110】
S89では、クレジットモードになっているか否かの判断がなされ、なっていない場合には通常どおり景品玉を払出す通常の払出モードであるためにS68に進み、以降の景品玉の払出動作に移行する。一方、クレジットモードであってもクレジット記憶値が既に最大に達している場合にはS90によりYESの判断がなされ、それ以上クレジット加算できないために、やはりS68に進み、以降の景品玉の払出動作に移行する。また、クレジットモードであってかつクレジット数が最大に達していない場合にはS91に進み、クレジット数に「1」を加算するとともに、未払出数を「1」減算し、S132に進む。
【0111】
S92によりNOの判断がなされた場合には、S94により、補給玉不足情報(図21の(E)参照)が補給装置201Aから払出制御用マイクロコンピュータ400に入力されたか否かの判断がなされ、入力されていなければS95に進み、補給玉満タン情報(図21の(E)参照)が補給装置201Aから払出制御用マイクロコンピュータ400に入力されたか否かの判断がなされ、入力されていなければS45に戻る。一方、玉不足検出器220(図14参照)により玉不足状態が検出されれば、補給玉不足情報が補給装置201Aから払出制御用マイクロコンピュータ400に入力されてくるのであり、その場合にはS100に進み、クレジット最大値が上限になっているか否かの判断がなされる。クレジット最大値は、たとえば、その上限が5000,下限が3000,中間値として4000の3段階に切換可能になっており、クレジット最大値が上限(たとえば5000)になっていない場合には、S101により、クレジット最大値を上限にする処理がなされた後にS102に進む。また、タンク満タン検出器222(図14参照)がタンクの満タン状態を検出した場合には、補給装置201Aから払出制御用マイクロコンピュータ400に補給玉満タン情報が入力されてくるのであり、その場合にはS95によりYESの判断がなされてS96に進み、クレジット最大値が下限(たとえば3000)になっているか否かの判断がなされ、既になっている場合にはS104に進むが、なっていない場合にはS97に進み、クレジット最大値を下限に変更する処理がなされた後S98に進む。そして、現時点におけるクレジット数が下限に変更されたクレジット最大値よりも大きいか否かの判断がなされ、大きくない場合にはそのままS104に進むが、大きい場合にはS99により、未払出数を超過数に設定するとともに、払出モードを「精算」にセットしてS68に進み、超過数の景品玉を払出す制御に移行する。なお、超過数とは、(現時点におけるクレジット数)−(S97で下限に設定されたクレジット最大値)のことである。なお、所定量検出器221(図15参照)による保有玉の所定量になったことが検出された段階で、クレジット最大値を中間値(たとえば4000)に復帰させるようにしてもよい。また、補給玉満タン情報の入力があった場合にクレジットモードを解除するようにしてもよい。
このように、遊技機設置島が保有するパチンコ玉等の遊技媒体の量が欠乏すれば、クレジット最大値を大きな値に引上げて、多くの入賞玉が発生したとしてもその入賞玉に基づくクレジット加算を比較的大きな値に達するまで行なえるようにし、実際の景品玉の払出に伴う補給玉のますますの不足状態の招来を極力防止できるようにしている。さらに、遊技機設置島201が保有するパチンコ玉等の遊技媒体が満タン状態となれば、クレジット最大値を小さな値に更新し、入賞に基づく景品玉の払出が極力行なわれるようにし、遊技機設置島201内の遊技媒体の保有量を極力減少できるように構成している。このS94ないしS97,S100,S101により、前記遊技機設置島内に保有されている前記遊技媒体が所定量になった場合に前記価値記憶手段の記憶の上限値を変更する記憶上限値変更手段が構成されている。なお、S99により超過数が未払出数に設定された場合の景品玉の払出が行なわれる場合には、クレジット最大値が小さな値に更新されたことに伴う超過クレジット数分の払出である旨を遊技者に報知するようにするのが望ましい。また、遊技機設置島が保有している遊技媒体の保有量が不足し、かつその遊技機設置島に設置されている遊技機がクレジットモードになっていない場合にはS102によりNOの判断がなされてS103に進み、自動的にクレジットモードに切換えるように制御される。この際に、クレジットモードに切換えられた旨がモード表示器で表示される。また、自動クレジット解除スイッチを設け、あくまで通常の払出モードで遊技をしたい遊技者がこの自動クレジット解除スイッチを押圧操作することにより、通常の払出モードで遊技が続行できるように構成してもよい。また、本実施例では、価値記憶手段としてのクレジット数(クレジットカウンタ)に未払出の景品玉数等を記憶させるようにしたが、賞球数別に賞球未払出分の入賞玉数を記憶させるようにし、精算時には入賞玉数に賞球数を乗じた数の玉を払出すようにしてもよい。
【0112】
S104では、玉欠乏検出器9b(図1参照)により玉欠乏状態が検出されたか否かの判断がなされ、検出されていない場合にはS110に進むが、検出されている場合にはS105に進み、クレジットモードになっているか否かの判断がなされ、クレジットモードになっていない場合にはS110に進むが、クレジットモードになっている場合にはS106に進み、クレジット数がn以上であるか否かの判断がなされる。このnは、クレジットモードにおいて、打球供給皿6のパチンコ玉が不足した場合における払出単位数であり、たとえば100である。そして、クレジット数がn以上である場合にはS109により、未払出数をnとし、払出モードを「精算」としてS68に進み、n分の景品玉の払出動作が行なわれる。一方、クレジット数がn未満の場合にはS107に進み、払出数をそのクレジット数とし、払出モードを「清算」にし、S108により、未払出数が「0」でないことを条件としてS68に進み、クレジット数分の景品玉の払出動作が実行される。一方、未払出数が「0」の場合にはS45に戻る。
【0113】
なお、遊技機設置島の遊技媒体の保有量が満タン状態となった場合には、S106によるnの値を、たとえば200あるいは300あるいはそれ以上の大きな値にし、極力多くの景品玉が払出されるように制御してもよい。
【0114】
図26のS118では、払出モータ703を正転させる制御が行なわれ、S119により、ステッピングモータである払出モータ703が所定パルス分(図11に示す玉送り部材704が半回転してパチンコ玉が1つ払出されるのに要するパルス分)正転したか否かの判断がなされ、未だに所定パルス分正転していないと判断された場合にはS120に進み、払出検出器712による払出動作の検出が行なわれたか否かの判断がなされ、行なわれていない場合にはS162に進むが、行なわれている場合にはS122に進み、モータを停止させる制御が行なわれる。これは、払出モータが1個払出分回転していないにもかかわらず、払出検出器712による溝715(図11参照)が検出された状態であり、異常であるためにモータを停止制御させるのである。そして、S123により、玉噛み回数カウンタを「1」加算し、S124に進み、玉噛み回数カウンタの値が「2」になっているか否かの判断がなされ、この場合には「1」であるためにS126に進み、1秒程度の短いインターバル時間を経過させた後、S127による払出モータ703の逆転制御が開始され、S128により所定パルス分逆転したか否かの判断がなされ、所定パルス分逆転した段階でS129により払出モータの停止制御がなされ、S130により1秒程度の短いインターバル期間を経た後再びS118に戻り、再度払出モータ703を正転させて玉の払出を試みる。この状態で、所定パルス分正転していないにもかかわらず払出検出器712による検出が行なわれた場合には、2度目の以上であるためにS123の加算処理によって玉噛み回数カウンタが「2」となり、その場合にはS125に進み、玉噛み回数をクリアした後エラーコード2の表示がなされて、S184に進む。
一方、払出モータ703が所定パルス分正転したと判断された場合にはS121に進み、払出検出器712による検出があったか否かの判断がなされ、ない場合には、所定パルス分払出モータが正転して払出検出器712による検出があるはずの場合にもかかわらず検出がないという異常であるために、S122に進む。この異常は、払出検出器712の故障あるいは玉詰りによる玉送り部材704の回転が阻止された状態となっている場合、あるいは払出モータ703の故障が考えられる。次に、S121により正常に払出が検出されたと判断された場合にはS131に進み、未払出数を「1」減算する処理がなされる。次に、払出モードが、「賞球」,「精算」,「玉貸」のいずれであるかの判断がS132,S137よりなされ、払出モードが「賞球」である場合にはS133により、景品玉払出数を「1」加算する処理がなされ、S134により、景品玉払出数がa(たとえば10個)になったか否かの判断がなされ、なっていない場合にはS139に進むが、なっている場合にはS135により、補給情報(図21の(M)参照)が払出制御用マイクロコンピュータ400からホール用管理コンピュータ800に出力された後、S136により、景品玉払出数がクリアされる。一方、払出モードが「精算」である場合には、S138により、クレジット数を「1」減算処理した後S139に進む。また、払出モードが「玉貸」である場合には直接S139に進む。
【0115】
S139では、玉の払出中であるか否かの判断がなされ、払出中でない場合(クレジット時であってクレジット数が最大値に達していない場合)にはS140に進み、未払出数が「0」であるか否かの判断がなされ、未払出数が「0」である場合にはS167に進む。一方、未払出数が「0」でない場合にはS141によりクレジット数加算待ち時間としての0.1秒程度のインターバル時間待った後、S45に進む。この待ち時間により、クレジット数の加算過程を遊技者が視認することができる。
【0116】
一方、玉の払出中である場合には、払出モードが賞球か玉貸か精算かの判断がS142,S144よりなされ、賞球の場合にはS143により、賞球音をスピーカ415から発生させ、玉貸の場合には玉貸音をスピーカ415から発生させ、精算の場合にはS136により精算音をスピーカ415から発生させる。
【0117】
次にS147に進み、払出モータ703が起動パターンであるか否かの判断がなされ、起動パターンの場合にはS138により、払出モータの速度を加速パターンに変更する。モータ速度が既に加速パターンの場合には、S150に進み、モータ速度を定速パターンに変更する。モータ速度が既に定速パターンになっている場合にはS153に進み、未払出数が「2」となっているか否かの判断がなされ、なっていなければS162に進み、モータ速度の定速パターンが維持されるが、未払出数が「2」になっている場合には、S154によりモータ速度を減速パターンに変更してS162に進む。そして、モータ速度が減速パターンになれば、S151によりNOの判断がなされてS152に進み、未払出数が0になった段階でS155により、モータ速度を停止パターンにして払出モータ703が停止制御される。
【0118】
次にS156に進み、クレジットモードになっているか否かの判断がなされ、クレジットモードになっていない場合にはS157により、クレジット数が「0」になっているか否かの判断がなされる。そして、クレジットモードになっている場合または通常の払出モードの場合でかつクレジット数が「0」になっている場合には、S167に進む。一方、通常の払出モードでかつクレジット数が「0」でない場合にはS158に進み、モード切換操作があったか否かの判断がなされ、ない場合にはS159により、所定時間が経過したか否かの判断がなされ、経過するまでS158の判断が実行される。そして、遊技者がモード切換スイッチ10a(図1参照)を操作すれば、S158によりYESの判断がなされてS160に進み、クレジットモードに切換えた後S45に戻る。一方、所定時間が経過するまでにモード切換スイッチ10aの操作がなかった場合にはS161に進み、未払出数に現時点におけるクレジット数をセットするとともに、払出モードを「精算」にしてS68に進み、クレジット数分の景品玉の払出動作を実行する。以上より、遊技者がクレジットモードを解除するべくモード切換スイッチ10aを操作してS113よりクレジットモードが解除された場合には、その時点でクレジット数が残存している場合に所定時間経過してもクレジットモードの解除状態が維持されている場合には、S161以降のクレジット数分の精算処理がなされるのである。この精算処理に伴って景品玉が払出されるのであるが、その景品玉の払出に際しては、景品玉が所定個数a(たとえば10個)払出すたびに行なわれる補給情報のホール用管理コンピュータ800への出力は行われない。これは、クレジットモードの場合に入賞玉が発生したことに伴うS91によるクレジット数への加算に伴ってS134,S135による補給情報の出力処理が既に行なわれているために、クレジット分の精算の段階で再度補給情報の出力処理は行なわれないのである。このように、クレジットモードにおいて、精算まで待って補給情報のホール用管理コンピュータ800への出力処理を行なうのではなく、クレジットへの加算の段階で既に補給情報の出力処理を行なうように制御されているために、ホール用管理コンピュータ800では、打玉の入賞に伴う不利益情報の発生をリアルタイムで即座に把握することができ、データの収集管理をリアルタイムで行なうことが可能となる。
【0119】
次に、S162では、タンク玉切れ検出があったか否かの判断がなされ、タンク玉切れ検出器67によるタンク玉切れの検出が行なわれたか否かの判断がなされ、玉切れ検出が行なわれていない正常な状態の場合にはS165に進み、玉切れ復帰直後であるか否かの判断がなされ、玉切れ復帰直後でない場合には、S166に進み、入賞玉処理モードを通常時のモードにセットした後S45に戻る。すなわち、玉タンク65内にパチンコ玉が貯留されている正常な状態であるために、入賞玉に基づく景品玉の払出制御が通常どおり行なわれるために、S166により入賞玉処理モードを通常時のモードにセットし、後述するように、ソレノイド127(図13参照)が消磁されるインターバル期間をたとえば0.5秒程度の短い期間に制御し、比較的高速で景品玉の払出制御が行なえるように制御される。一方、S162によりタンク玉切れ検出が行なわれたと判断された場合にはS164に進み、入賞玉処理モードが玉切時のモードにセットされる。その結果、ソレノイド127が消磁されるインターバル期間がたとえば0.9秒程度の長い期間となり、それに応じて、入賞玉の検出に基づいた景品玉の単位時間当りの払出回数が比較的少なくなるように制御される。なお、ソレノイド127の励磁期間は、玉切れ時モードおよび通常時モードにかかわらず常にたとえば0.1秒程度の期間となっている。また、S165により玉切れ復帰直後であると判断された場合には、玉タンク65内に今だ十分な玉が貯留されていないために、所定期間だけS164の処理を行なう。
【0120】
図27(a)のS167では、払出モードが「玉貸」であるか否かの判断がなされ、玉貸モードの場合にはS168に進み、玉貸完了信号(図21の(B)参照)を払出制御用マイクロコンピュータ400からカード処理機制御用マイクロコンピュータ300に出力する処理がなされ、S169により、貸出中表示器(図示せず)を消灯して貸出中を表示しない状態にする。そして、S170により、玉貸情報(図21の(M)参照)を払出制御用マイクロコンピュータからホール用管理コンピュータ800に出力し、S171により、玉貸優先タイマをセットした後S45に戻る。
【0121】
一方、払出モードが「賞球」であった場合には、S173に進み、入賞玉検出器122が玉有りを検出しているか否かの判断がなされ、していない場合にはS174により、エラーコード4の表示がなされた後S184に進む。これは、払出モードが賞球モードになっている場合には、入賞玉が発生したことを前提として景品玉を払出す状態になっているはずであるが、その発生しているはずの入賞玉が入賞玉検出器712で検出されない場合であり、その場合にはエラーコード4をエラー表示器155で表示させてその旨の表示が行なわれる。一方、入賞玉検出器122が正常に玉有りを検出している場合には、S175に進み、ソレノイド127(図13参照)を励磁し、S176により励磁時間が終了したか否かの判断がなされ、終了するまでその励磁を続行する。このS176による励磁時間はたとえば0.1秒程度である。そして、励磁時間が終了した段階でS177に進み、ソレノイド127をOFFにして励磁を解除してS178Aに進み、入賞玉検出器122が玉有りを検出したか否かの判断がなされる。ソレノイド127が励磁されて入賞玉が下方に排出されたはずであるにもかかわらず依然入賞玉検出器122が玉有りを検出している場合には、入賞玉が入賞玉径路内で玉詰りしていることが想定されるために、S178Bに進み、玉詰り回数が「2」になっているか否かの判断がなされ、なっていない場合にはS178Cに進み、玉詰り回数を「1」加算してS175に戻り、再度ソレノイド127をONした後OFFにして入賞玉の落下処理が試みられる。この再度の試みにもかかわらず、玉詰り等により入賞玉検出器122が玉有りを検出している場合には、S178B,S178Cの処理が行なわれて玉詰り回数が「2」になった状態で再度S175以降の玉の流下処理が試みられる。そして、この段階においてもなお玉詰り等により入賞玉検出器122による玉有りが検出された場合には、S178BによりYESの判断がなされてS178Dに進み、玉詰り回数をクリアした後S179により、エラーコード5の表示がなされて玉詰り等の異常が発生した旨が表示された後S184に進む。
【0122】
なお、ソレノイド127が励磁された後S177によりOFFになったとしても、後続の入賞玉が入賞玉検出器122(図13参照)に到達するまで所定の時間がかかるために、S177のOFF処理の後すぐに後続の入賞玉に伴うS178AによるYESの判断がなされることはない。S175ないしS178Cのループの巡回途中で、玉詰りが解消して入賞玉検出器122が玉有りを検出しなくなり正常な状態になった場合には、S178Eに進み、玉詰り回数をクリアする処理がなされる。
【0123】
S180に進み、処理モードが「通常時」であるか否かの判断がなされ、通常時の場合には、前述したように、インターバルタイマに通常時間がセットされ、S183により、そのセットされたインターバルタイマが終了するまで待ってS45に戻る。一方、処理モードが玉切れ時の場合には、S182により、インターバルタイマに玉切れ時時間がセットされ、S183により、そのセットされた玉切れ時時間が終了するまで待ってS45に戻る。この通常時時間はたとえば0.5秒程度であり、玉切れ時時間はたとえば0.9秒程度であるため、S183により、それぞれのインターバルタイマが終了するまでソレノイド127の励磁が解除された消磁状態が維持される。その結果、処理モードが通常時モードであるは場合には、消磁期間が短い分入賞玉が早期に下方に落下されてそれに基づく景品玉の払出が比較的速い速度で行なわれることになる一方、処理モードが玉切れ時モードの場合には、ソレノイド127の励磁期間が長い分入賞玉が排出されてから次の入賞玉が排出されるまでの期間が長くなり、その入賞玉の排出に基づく景品玉の払出制御が比較的ゆっくりとした速度で行なわれることとなる。
【0124】
この実施例で示した玉の払出制御は、景品玉の払出が終了してからその景品玉の払出に対応する入賞玉を下方に流下させるタイプのものを示したが、景品玉の払出制御とそれに対応する入賞玉の流下制御とを同時並行して行なうようにしてもよい。その場合には、図27に示すプログラムは、割込プログラムの方式を採用することになる。
【0125】
S184では、リセット操作があったか否かの判断がなされ、リセット操作がない場合にはS185により、前述した種々のエラーコードの種類に応じてエラー表示器155によりエラー原因を示すコード表示を行なうとともに、スピーカ415から音声によりエラー原因の報知を行なう。一方、遊技場の係員がリセットスイッチ156(図7参照)を操作すれば、S184によりYESの判断がなされてS186に進み、エラーコードがクリアされ、エラー発生時の状態に復帰する。なお、S186の処理の後、電源投入時の状態にリセットするようにしてもよい。このようにした場合には、プログラムの暴走が発生した場合にも対応できる。
【0126】
図28は、払出制御用マイクロコンピュータ400で行なわれる割込プログラムを示すフローチャートであり、(a)はクレジット表示のフローチャート、(b)はハンドルモータ制御のフローチャートである。
【0127】
図28の(a)のS187により、現時点におけるクレジット数に応じた表示色の選択が行なわれる。この表示色の選択は、アナログ表示器23A〜23Fを表示する場合に用いられる。次にS188により、現時点におけるクレジット数を表示器11により表示させる制御が行なわれる。次にS189に進み、カード受付信号(図21の(I)参照)が入出力処理装置600から払出制御用マイクロコンピュータ400に入力されたか否かの判断がなされ、入力されていないは場合にはS193に進み、現時点のクレジット数に応じてアナログ表示器23A〜23Fが表示される。このアナログ表示器23A〜23Fは、クレジット数表示器と同様にS187により選択された表示色により表示されるようにしてもよい。このアナログ表示器23A〜23Fは、図1において説明したように、クレジット数が所定単位増える毎に23Aから23Fの方向に1つずつ点灯部分が増加していくように構成されている。
【0128】
一方、カード受付信号の入力があった場合にはS190に進み、クレジット数が0か否かの判断がなされ、0でない場合にはS193に進むが、0の場合にはS191に進み、アナログ表示器23A〜23Fのすべてを点滅させ、S192により、スピーカ415からゲーム開始音を発生させる処理がなされて割込プログラムが終了する。
【0129】
次に、S193によりアナログ表示が行なわれた後にS194に進み、クレジット数がm(たとえば1000)よりも大きいか否かの判断がなされ、大きくなければそのまま割込プログラムが終了するが、大きい場合にはS194に進み、クレジットモードにおいてクレジット数が所定値に達した旨のクレジット情報を入出力処理装置600に出力する処理がなされ(図21の(H)参照)、割込プログラムが終了する。
【0130】
図28の(b)のS196により、カード処理機接続信号が入力されたか否かの判断がなされる。このカード処理機接続信号は、図20のフォトカプラ417を介してカード処理機接続情報入力回路416に入力される信号である。そして、カード処理機接続信号の入力がないと判断された場合にはS197に進み、エラーコード12がセットされてエラー表示器155より表示されることになる。そしてS205に進み、リレーをONする制御が行なわれる。このリレーは打球発射モータ(ハンドルモータ)175(図3参照)を停止させるためのものであり、このリレーがONになることにより打球発射モータ(ハンドルモータ)175が停止される。
【0131】
一方、カード処理機接続信号が入力されている場合にはS198に進み、発射停止指令信号(図21の(I)参照)が入出力処理装置600から払出制御用マイクロコンピュータ400に入力されたか否かの判断がなされ、されている場合にはS205に進み、ハンドルモータ175の停止制御が行なわれる。一方、発射停止指令信号が入力されていない場合にはS199に進み、モータ停止切換操作があったか否かの判断がなされる。このモータ停止切換操作は、玉タンク65内の玉がなくなった場合に打球の発射を停止させるか否かを予め入力設定しておくための操作である。そして、この操作がない場合にはS203に進むが、操作があった場合には、S200に進み、現時点において既にモータ停止切換操作に基づいた打球停止モードになっているか否かの判断がなされ、なっていない場合にはS201により発射停止モードにされ、既になっている場合にはS202により、発射非停止モードに復帰する制御が行なわれる。
【0132】
そして、S203に進み、タンク玉切れ状態が検出されているか否かの判断がなされ、タンク玉切れ検出器67(図7参照)がタンク玉切れ状態を検出していない場合にはS206に進み、リレーをOFFにしてハンドルモータ175が作動する状態に制御される。一方、タンク玉切れ状態を検出している場合にはS204に進み、発射停止モードになっているか否かの判断がなされ、なっていない場合にはS206に進むが、なっている場合にはS205に進み、ハンドルモータ175を停止する制御が行なわれる。
【0133】
図29,図30は、ゲーム制御用マイクロコンピュータ500の動作を示すフローチャートである。
【0134】
図29の(a)に示すプログラムは、定期リセット回路507(図19参照)からの信号に従ってたとえば2msec毎に1回実行される。先ず、S207により、スタックセットの処理が行なわれ、S208により、RAMが正常か否かの判断が行なわれる。この判断は、図19に示されたRAM503の所定アドレスの内容を読出し、その値が所定の値と等しいか否かを調べることにより行なわれる。プログラムの暴走時や電源投入時直後には、RAM503の格納データは不定であるため、判断の答はNOとなって制御がS209に進む。S209では、RAMに初期データが書込まれる。このとき、EEPROM510に記憶されている前述した3種類の発生確率データである設定値が読込まれてRAM503にロードされ、以降その読込まれた値に従って定まる確率で、可変表示装置33の識別情報が表示されるように制御される。そしてリセット待ちとなる。この図29の(a)に示すフローチャートの次回の実行に際しては、RAM503に初期データが格納されているために、S208ではYESの判断がなされてS210に進む。S210では、LCDデータ転送処理が行なわれる。このLCDデータは、LCDユニット33Bを表示制御するためのデータである。次にS211に進み、情報出力処理が行なわれる。このS211により、大当り信号とラッキーナンバー信号とがゲーム制御用マイクロコンピュータ500から入出力処理装置600に出力される(図21の(J)参照)。次にS212に進み、カウントスイッチチェック処理が行なわれる。このカウントスイッチチェック処理とは、入賞玉検出器39a,39bにより可変入賞球装置35内に入賞したパチンコ玉をカウントするためのものである。次にS213に進みVスイッチチェック処理が行なわれ、V入賞玉検出器38が特定入賞玉を検出したか否かのチェックおよび入賞玉数のカウントが行なわれる。次にS214に進み、始動口スイッチチェック処理が行なわれる。これは、始動入賞玉検出器46の検出チェックである。次にS215に進み、当り外れ決定用乱数の作成処理が行なわれる。当り外れ決定用乱数は、大当りを発生させるか否かを決定するために用いられる乱数であり、たとえば0からカウントアップしてその上限である240までカウントアップした後再度0からカウントアップし直すカウンタにより構成されている。次にS216に進み、表示用乱数作成1処理が行なわれる。この表示用乱数作成1処理は、当り外れ決定用乱数に従って当りと事前決定された場合に、可変表示装置33の複数本ある当りラインのうちどの当りライン上において特定の識別情報の組合わせ(たとえば777)を揃わせるかを事前決定するために用いられる。次にS217に進み、スイッチ異常があったか否かの判断がなされる。各スイッチ38,39a,39b,46のいずれかにスイッチ異常があった場合にはS219によるプロセス処理が行なわれることなくS220に進む。スイッチ異常がなかった場合にはS218に進み、大当り中断指令信号(図21の(K)参照)が入出力処理装置600からゲーム制御用マイクロコンピュータ500に入力されたか否かの判断がなされ、入力された場合にはS219のプロセス処理を行なうことなくS220に進むが、入力されていない場合にはS219のプロセス処理が行なわれる。この大当り中断指令信号は、大当り状態において玉欠乏検出器(2)9a(図1参照)が玉欠乏状態を検出したときに入出力処理装置600から出力されてくる。S219のプロセス処理により、パチンコ遊技機の遊技状態が制御されるのであるが、スイッチ異常があった場合や大当り中断指令信号が入力されてきた場合には、S219のプロセス処理が行なわれないために、パチンコ遊技機1の遊技状態が中断した状態となる。
【0135】
次に、S220に進み、確率設定スイッチのチェック処理が行なわれる。確率設定スイッチ178は、図3,図19で説明したように、大当り発生確率,確率変動図柄での大当り発生確率,確率変動中の大当り発生確率を入力設定するためのスイッチであり、このスイッチが操作されて確率設定されたか否かがチェックされる。次にS221に進み、入賞情報処理が行なわれ、パチンコ玉が入賞領域に入賞した場合の処理が行なわれる。次にS222に進み、音制御処理が行なわれ、スピーカ19から効果音等を発生させるための処理が行なわれる。次にS223に進み、ランプ,ソレノイドの制御処理が行なわれ、ソレノイド37と装飾ランプ525,枠ランプ22の制御が行なわれる。次にS224に進み、表示用乱数作成2処理がリセット待ち時間を利用して行なわれる。この表示用作成2処理は、当りと事前決定された場合の当りライン上の図柄以外の予定停止図柄と、外れと事前決定された場合のすべての予定停止図柄とを事前決定するためのものである。そして、0からカウントアップしていき所定の上限値までカウントアップした後再度0からカウントアップし直すカウンタ等により構成されており、S207からS223までの処理が行なわれてからリセットがかかるまでの余り時間(リセット待ち時間)を利用して繰返しカウンタがカウントアップされる。
【0136】
図29の(b)は、前記S211の情報出力処理を示すサブルーチンプログラムである。まずS225により、大当りフラグがセットされているか否かの判断がなされ、セットされていない場合にはS229に進み、大当り情報の出力をOFFにする処理が行なわれる。また大当りフラグがセットされている場合にはS226に進み、大当り情報(図21の(N)参照)の出力をONにし、ゲーム制御用マイクロコンピュータ500からホール用管理コンピュータ800に大当り情報を出力する処理が行なわれる。次にS227に進み、ラッキーナンバー情報が出力済であるか否かの判断がなされ、出力済の場合にはそのままサブルーチンプログラムが終了するが、出力済でない場合にはS228に進み、ラッキーナンバー情報(図21の(A)参照)をゲーム制御用マイクロコンピュータ500から入出力処理装置600に出力する処理がなされる。
【0137】
図29の(c)は、前記S214の始動口スイッチチェック処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S230により、始動入賞判定タイミングであるか否かの判断がなされる。これは、始動入賞玉検出器46からの検出信号の入力があった場合に、この始動口スイッチチェック処理をたとえば3回実行し、3回とも始動入賞玉検出器46からの検出信号を入力したと判定した場合にのみ始動入賞判定タイミングであると判定するものである。これにより、ノイズ等により始動入賞玉検出器46から瞬間的に検出信号が入力されることに伴なう誤判定を防止している。始動入賞判定タイミングであると判断された場合にはS231に進み、未払出記憶数を「1」加算する処理がなされる。そしてS232により、スイッチ異常があったか否かの判断がなされ、スイッチ異常があった場合にはS234,235の処理を行なうことなくサブルーチンプログラムが終了する。なお、このスイッチ異常の判定の対象はS217と同様である。スイッチ異常がなかった場合には、S233に進み、入賞記憶カウンタが常にその上限値である「4」よりも大きくなっているか否かの判断がなされ、大きい場合にはそのままサブルーチンプログラムが終了する。小さい場合には、S234に進み、入賞記憶カウンタの値に対応するアドレスに当り外れ決定用乱数値を格納する処理が行なわれる。これにより、パチンコ玉の始動入賞タイミングで当り外れ決定用乱数値(S215参照)が抽出され、その抽出された乱数値が、入賞記憶カウンタの値に対応するアドレスに格納される。入賞記憶カウンタは、始動入賞を古い順に0から3まで合計4個記憶でき、その始動入賞の古い順に抽出された当り外れ決定用乱数値が、始動入賞に対応させて古い順に格納される。次にS235に進み、入賞記憶カウンタを「1」加算する。
【0138】
図30の(a)は、前記S219のプロセス処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S330により、プロセスフラグの値をアドレス変換する処理が行なわれる。このプロセスフラグは、パチンコ遊技機1の遊技状態を順序正しく制御するためのフラグであり、遊技状態等に応じてプロセスフラグの値が加算されたり減算されたりクリアされたりし、その現時点におけるプロセスフラグの値に対応するアドレスに記憶されているプログラムを実行させるためのものである。次にS331に進み、制御を、変換されたアドレスに格納されているプログラム部分にジャンプさせる処理が行なわれる。プロセスフラグに対応するアドレスは、00Hから0FHまであり、00Hが通常処理のプログラムが記憶されており、01H〜05Hのアドレスに、乱数チェック,図柄セット処理のプログラムが格納されており、06H〜0AHのアドレスに、図柄変動処理のプログラムが格納されており、0BHに大当りチェック処理のプログラムが、0CHに外れ待ち処理のプログラムが、0DHに大入賞口開放前処理のプログラムが、0EHに大入賞口開放処理のプログラムが、0FHに大入賞口開放後処理のプログラムがそれぞれ格納されている。
【0139】
図30の(b)は、前記S221に示した入賞情報処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S332により、ポート入力の処理が行なわれる。これは、払出制御回路基板152から送られてくる入賞玉の情報をゲーム制御基板177のポートに入力するための処理である。そしてS333に進み、賞球データ出力フラグがセットされているか否かの判断がなされる。この賞球データ出力フラグは、S342によりセットされ、S336によりクリアされる。賞球データ出力フラグがセットされていない場合にはS339に進み、入賞玉情報(図21の(D)参照)が払出制御用マイクロコンピュータ400からゲーム制御用マイクロコンピュータ500に入力されたか否かの判断がなされ、入力されていない場合にはS345に進み、情報入力カウンタをクリアしてサブルーチンプログラムが終了する。一方、入賞玉情報の入力があった場合にはS340に進み、情報入力カウンタを「1」加算し、その情報入力カウンタの値に基づいて入力判定値になったか否かの判断がなされる。これは、この入賞情報処理のサブルーチンプログラムがたとえば3回実行され、3回ともS339によりYESの判断がなされて情報入力カウンタの値が3となった場合にのみS341によりYESの判断がなされるようにし、ノイズ等により瞬間的にS339によりYESの判断がなされたことに伴う誤判定を防止できるように構成されている。
【0140】
次にS342に進み、入賞玉の発生に伴う賞球データの出力フラグがセットされ、出力カウンタがクリアされる。そしてS343に進み、未払出記憶数が「0」であるか否かの判断がなされる。この未払出記憶数は、前記S231に示したように、パチンコ玉が始動入賞口34に入賞するたびに「1」ずつ加算され、S338により「1」減算されるものである。パチンコ玉が始動入賞口以外の入賞領域に入賞した場合には未払出記憶数が「0」であるために、S346に進み、賞球データに「15」がセットされる。一方、パチンコ玉が始動入賞口に入賞した場合には、未払出記憶数が「0」でないためにS344に進み、賞球データが「5」にセットされる。
【0141】
この入賞情報処理サブルーチンプログラムの次回の実行に際しては、前記S342により既に賞球データ出力フラグがセットされているため、S333によりYESの判断がなされてS334に進み、S344,S346よりセットされた賞球データがゲーム制御用マイクロコンピュータ500から払出制御用マイクロコンピュータ400に出力されるとともに、出力カウンタを「1」加算する処理がなされる。次にS335に進み、出力カウンタが最大(本実施例では8)になったか否かの判断がなされ、なっていない場合にはそのままサブルーチンプログラムが終了するが、なっている場合には賞球データ出力フラグをクリアする処理がなされる。その結果、この入賞情報処理サブルーチンプログラムが8回実行される間S334により賞球データの出力処理が継続される。次にS337に進み、未払出記憶数が「0」であるか否かの判断がなされ、未払出記憶数が「0」の場合にはそのままサブルーチンプログラムが終了するが、「0」でない場合にはS338により、未払出記憶数を「1」減算した後サブルーチンプログラムが終了する。なお、本実施例では、始動入賞口34への入賞に対する賞球数を5個、それ以外の入賞に対する賞球数を15個としたが、可変入賞球装置35内への入賞に対する賞球数を15個、それ以外の入賞に対する賞球数を5個とするようにしてもよい。その場合には、特定入賞玉検出器38および入賞玉検出器39a,39bが入賞玉を検出する毎に未払出記憶数を「+1」するとともに、未払出記憶数が「0」でない場合には「賞球数=15」とし、未払出記憶数が「0」でない場合には「賞球数=5」とし、「賞球数=15」のデータを出力し終える毎に未払出記憶数を「−1」するようにすればよい。
【0142】
図31ないし図34は、入出力処理装置の制御動作を示すフローチャートである。
【0143】
図31の(a)は、メインルーチンを示すフローチャートであり、まずS236により、情報出力処理が行なわれ、S237により、メッセージ表示処理が行なわれ、S238によりモード表示処理が行なわれ、S239により、情報入力処理が行なわれ、S240により、スイッチ入力処理が行なわれる。
【0144】
次に、先ず、前記S239に示した情報入力処理のサブルーチンプログラムを図33に基づいて説明する。S287により、大当り情報(図21の(A)参照)がゲーム制御用マイクロコンピュータから入出力処理装置600に入力されたか否かの判断がなされ、入力されていない場合にはS288に進み、大当りフラグがクリアされ、S289に進み、大当り終了タイミングであるか否かの判断がなされる。そして、大当り情報がON→OFFに変化したタイミングすなわち大当り制御が終了したタイミングでない場合にはS301に進むが、大当り終了タイミングである場合にはS290に進み、ラッキーナンバーフラグがセットされているか否かの判断がなされる。このラッキーナンバーフラグはゲーム制御用マイクロコンピュータ500から送られてくるラッキーナンバー信号に基づいて、送られてきたラッキーナンバー情報がラッキーナンバー設定器316(図17参照)で設定されているラッキーナンバーに該当する場合にS299によりセットされるものである。ラッキーナンバーフラグがセットされている場合にはS293に進むが、セットされていない場合にはS291に進み、発射停止フラグをセットしS292により、クレジット解除フラグをセットする処理がなされる。これにより、大当り制御が終了し、ラッキーナンバー表示器48A〜48Hの表示結果がラッキーナンバーに該当しない場合には、打球発射が停止されるとともにクレジットモードが解除されて通常の払出モードになる。次にS293では、カード返却フラグがセットされる。これにより、大当り制御が終了すれば、ラッキーナンバーに該当するか否かにかかわらず、挿入されている共通カードが遊技者側に自動的に返却されるため、カードを取り忘れることを極力防止できる。このカード返却が行なわれれば、挿入されている共通カードがなくなるために、共通カードを使用した玉貸動作は行なわれない。
【0145】
一方、大当り情報の入力があった場合にはS294に進み、大当りフラグをセットし、発射停止フラグをクリアする処理がなされ、S295により、大当り開始タイミングであるか否かの判断がなされる。大当り情報がOFF→ONに変化したタイミングすなわち大当り開始タイミングでなければS301に進むが、大当り制御の開始のタイミングであった場合には、S296に進み、ラッキーナンバー情報(図21の(A)参照)を読込む処理がなされ、S297により、その読込処理が終了したか否かの判断がなされる。そして、終了した段階でS298に進み、読込んだラッキーナンバー情報がラッキーナンバー設定器316で設定されているラッキーナンバーに該当するか否かの判断がなされ、該当する場合にはS299によりラッキーナンバーフラグがセットされ、該当しない場合にはS300によりラッキーナンバーフラグがクリアされる。
【0146】
次にS301に進み、クレジット情報(図21の(H)参照)が払出制御用マイクロコンピュータ400から入出力処理装置600に入力されたか否かの判断がなされ、されていない場合にはS303に進むが、されている場合にはS302に進み、カード返却フラグをセットする処理がなされる。このクレジット情報は、クレジット数がたとえば1000点に達した段階で払出制御用マイクロコンピュータ400から送られてくるものであり、クレジット数が所定値(たとえば1000点)に達すれば、そのクレジット数を用いて遊技をすれば事足りるために、カード返却フラグをセットして挿入されている共通カードを遊技者側に返却するように制御されるため、カードの取り忘れを極力防止できる。次にS303に進み、玉貸受付情報(図21の(H)参照)が払出制御用マイクロコンピュータ400から入出力処理装置600に入力されたか否かの判断がなされ、入力されていなければそのままサブルーチンプログラムが終了するが、入力されている場合にはS304に進み、発射停止フラグをクリアした後S307に進む。この玉貸受付情報は、遊技者が共通カードをカード挿入口55(図1参照)に挿入して玉貸ボタン15を押圧操作した場合と、自動玉貸モードで打球供給皿6内の玉が欠乏した場合に、払出制御用マイクロコンピュータ400から出力されてくるものであり、その場合には、ラッキーナンバー以外での大当たりで獲得した景品玉を景品交換し、新たに貸玉で遊技が行われるものと判断されるため、発射停止フラグをクリアして打球が発射可能な状態にするべく発車停止指令信号の出力を停止する(図31のS256参照)。次にS307により、玉貸モードが自動になっているか否かの判断がなされ、自動玉貸モードになっていない場合にはそのままサブルーチンが終了するが、自動玉貸モードになっている場合にはS308に進み、玉貸禁止フラグ2をセットする処理がなされる。その結果、前述したように、自動玉貸モードになっている場合に打球供給皿6内のパチンコ玉が欠乏すれば、S326により玉貸フラグがセットされ、S247により玉貸条件信号が入出力処理装置600からカード処理機制御用マイクロコンピュータ300に出力され、S9でYESの判断がなされてS16により玉貸要求信号がカード処理機制御用マイクロコンピュータ300から払出制御用マイクロコンピュータ400に出力され、S56によりYESの判断がなされ、S61により玉貸準備信号が払出制御用マイクロコンピュータ400からカード処理機制御用マイクロコンピュータ300に出力され、S18によりYESの判断がなされてS21により玉貸指令信号が払出制御用マイクロコンピュータ400に出力され、S64によりYESと判断されてS62によりセットされた単位額(100円)分の玉数(25個)の貸出しが行なわれる。一方、S61により玉貸受付信号の入出力処理装置600への出力も行なわれ、、S303によりYESの判断がなされて、S308により玉貸禁止フラグがセットされてS254により玉貸禁止信号が払出制御用マイクロコンピュータ400に出力され、前期単位額(100円)分の玉貸動作が終了した段階でS60によりYESの判断がなされてそれ以上の玉貸動作が禁止されることになる。その結果、自動的に単位額(100円)分の貸玉がなされた後、前記貸玉額(500円分)から単位額(100円)を差引いた残りの金額分の玉貸が行なわれることが禁止される。その結果、自動玉貸モードで打球供給皿6内のパチンコ玉が欠乏するたびに、最小単位額(100円)毎の玉貸動作が行なわれる。次にS309により、禁止解除待ち時間がセットされてサブルーチンプログラムが終了する。自動玉貸モードで単位額(100円)分の玉貸を行なった後は、S60によりYESの判断がなされるために、S61による玉貸準備信号が出力されないためにS18によりNOの判断がなされ、S9,S12〜S20のループを巡回する状態となる。
【0147】
前記S304とS307との間に、図33の破線で示すステップを挿入してもよい。すなわち、発射停止フラグがクリアされた後、S305に進み、大当りフラグがセットされているか否かの判断がなされ、セットされていればS307に進むが、セットされていない場合にはS306に進み、ラッキーナンバーフラグをクリアした後S307に進む。つまり、ラッキーナンバーで大当りして獲得した持玉をすべて使い果たした場合には持玉での遊技の権利がなくなるように定めらている場合に、次の大当りで持玉遊技を終了させるナンバーが出現しなくても大当り終了後に持玉を景品交換させるための機能を付け加えてもよい。また、共通カードがカード挿入口55に挿入された後所定期間貸出条件が成立しなければ、カード返却フラグをセットするようにしてもよい。また前記S293のカード返却フラグのセットあるいは後述するカード返却フラグのセットに代えて、玉貸禁止フラグをセットするようにしてもよい。
次に、前記S240に示したスイッチ入力処理のサブルーチンプログラムを図34に基づいて説明する。S310により、玉抜操作があったか否かの判断がなされ、上皿玉抜操作レバー13(図1参照)が操作されて玉抜操作が行なわれればS312に進み、カード返却フラグがセットされる。また、玉抜操作がない場合にはS311に進み、返却操作があったか否かの判断がなされ、遊技者が返却ボタン17(図1参照)を押圧操作すれば、S312に進み、カード返却フラグがセットされる。
【0148】
次にS313に進み、大当りフラグがセットされているか否かの判断がなされ、セットされていない場合にはS318に進み、モード切換操作があったか否かの判断がなされ、ない場合にはS322に進み、玉貸操作があったか否かの判断がなされ、ない場合にはS323に進み、玉欠乏検出がなされたか否かの判断がなされ、検出されていない場合にはS327に進み、枠開放検出が行なわれたか否かの判断がなされ、検出されていない場合はS328に進み、玉貸禁止フラグ1がクリアされてサブルーチンプログラムが終了する。一方、大当りフラグがセットされている場合にはS314に進み、玉貸モードを手動にする処理がなされる。これにより、パチンコ遊技機1に大当り状態が発生すれば、自動玉貸モードが手動による玉貸モードになる。なお、大当り制御が終了すると自動的に自動玉貸モードに復帰するようにしてもよい。また、S314の代わりに、玉貸禁止フラグをセットするようにし、大当りフラグがセットされた場合には玉貸を禁止するように制御してもよい。次にS315に進み、玉欠乏検出が行なわれているか否かの判断がなされ、検出されていない場合にはS317に進み、大当り中断フラグがクリアされてS327に進む。一方、玉欠乏検出器(2)9a(図1参照)が打球供給皿6内のパチンコ玉が欠乏したことを検出すれば、S316に進み、大当り中断フラグがセットされてS327に進む。つまり、大当りが発生したにもかかわらず打球供給皿6内にパチンコ玉がない場合には、せっかく可変入賞球装置35が開成したにもかかわらず遊技領域32内に打玉を打込むことができないために、大当り制御を中断させ、遊技者が玉貸操作を行なえるようにする。
【0149】
一方、大当りフラグがセットされておらずモード切換ボタン18(図1参照)が操作されれば、現時点の玉貸モードが手動か自動かを判断し、手動の場合にはS320により玉貸モードを自動にし、既に自動になっている場合にはS321により玉貸モードを手動にする処理がなされる。次に、玉貸ボタン15(図1参照)が遊技者により操作されれば、S322によりYESの判断がなされてS326に進み、玉貸フラグがセットされ、玉貸禁止フラグ2がクリアされる。一方、玉貸操作がない場合に玉欠乏検出器(2)9a(図1参照)が玉欠乏状態を検出すれば、S324に進み、玉貸モードが自動になっているか否かの判断がなされ、なっていない場合にはS327に進むが、自動になっている場合にはS325に進み、禁止解除待ち時間が終了したか否かの判断がなされる。この禁止解除待ち時間は、自動玉貸動作が行なわれておりその払出が終了するまで待つ時間であり、終了した段階でS325によりYESの判断がなされてS326に進む。
【0150】
前面枠2やガラス扉枠4が開成されれば、S327によりYESの判断がなされてS329に進み、玉貸禁止フラグ1がセットされる。
【0151】
次に、前記S236により示された情報出力処理のサブルーチンプログラムを図31の(b)に基づいて説明する。S241により、大当り中断フラグがセットされているか否かの判断がなされ、セットされていない場合にはS243に進むが、セットされている場合にはS242に進み、大当り中断指令信号(図21の(K)参照)を入出力処理装置600からゲーム制御用マイクロコンピュータ500に出力する。次にS243に進み、玉貸条件信号(図21の(E)参照)をカード処理機制御用マイクロコンピュータ300に出力中であるか否かの判断がなされ、出力中でない場合にはS244に進み、玉貸フラグがセットされているか否かの判断がなされ、セットされていない場合にはS248に進む。一方、遊技者が玉貸ボタン15を操作した場合および自動玉貸モードで打球供給皿6内のパチンコ玉が欠乏した場合に、前述したように玉貸フラグがセットされるのであり(S326参照)、その場合には、S244によりYESの判断がなされてS247に進み、玉貸条件信号をカード処理機制御用マイクロコンピュータ300に出力する。この玉貸条件信号は、玉貸操作が行なわれた場合と自動玉貸モードで打玉が欠乏した場合とで両者区別なく同じ信号をカード処理機制御用マイクロコンピュータ300に出力する。カード処理機制御用マイクロコンピュータ300は、この信号を受けて、自動玉貸モードでの玉貸を行なう場合も玉貸操作が行なわれたのと同様の動作を行なう。その結果、玉貸操作に伴なって玉貸指令動作を行なう従来のカードユニット50をなんら改造することなく自動玉貸制御を行なうことができる。この情報出力処理のサブルーチンプログラムの次回の実行に際しては、既にS247により玉貸条件信号が出力されているために、S234によりYESの判断がなされてS245に進み、信号出力終了タイミングになったか否かの判断がなされ、なっていない場合にはS247の処理を続行し、なった段階でS246に進み、玉貸フラグがクリアされた後S248に進む。
【0152】
S248では、返却条件信号(図21の(G)参照)が入出力処理装置600からカード処理機制御用マイクロコンピュータ300に出力中であるか否かの判断がなされ、出力中でない場合にはS249に進み、カード返却フラグがセットされているか否かの判断がなされ、セットされていない場合にはS253に進む。カード返却フラグは、前述したように、クレジット数が一定値(たとえば1000点)に達した場合,玉抜操作が行なわれた場合,カードの返却操作が行なわれた場合,ラッキーナンバー以外の大当り制御が終了した場合にセットされるものであり、セットされている場合にはS252に進み、返却条件信号をカード処理機制御用マイクロコンピュータ300に出力する処理がなされる。この情報出力処理のサブルーチンプログラムの次回の実行に際しては、既にS252により返却条件信号が出力されているために、S248によりYESの判断がなされてS250に進み、信号出力終了タイミングになったか否かの判断がなされ、なっていない場合にはS252による出力が続行され、なった段階でS251に進み、カード返却フラグがクリアされてS253に進む。
【0153】
S253では、玉貸禁止フラグ1または2がセットされているか否かの判断がなされ、セットされていない場合にはS255に進むが、セットされている場合にはS254に進み、玉貸禁止信号(図21の(I)参照)を入出力処理装置600から払出制御用マイクロコンピュータ400に出力する処理がなされる。これにより、前面枠2やガラス扉枠4が開成された場合あるいは自動玉貸モードにおける最小単位額(100円)分の玉貸動作が行なわれた後の玉貸動作禁止が行なわれる。次にS255では、発射停止フラグがセットされているか否かの判断がなされ、セットされていない場合にはS257に進むが、セットされている場合にはS256に進み、発射停止指令信号(図24の(I)参照)を入出力処理装置600から払出制御用マイクロコンピュータ400に出力する処理がなされる。この発射停止フラグは、ラッキーナンバー以外の大当り制御が終了したときにセットされるものであり、その結果、ラッキーナンバー以外の大当りが終了すればそれ以上打球の発射ができなくなり、大当り制御に伴って獲得した景品玉を一旦景品交換しなければならない状態となる。一方ラッキーナンバーでの大当り制御が終了した場合には、発射停止フラグがセットされないために(S290,S291参照)、S256による発射停止指令信号の出力がなされず、大当りが終了したとしても引続き打玉を遊技領域に弾発発射でき、継続遊技が可能となる。
【0154】
次にS257により、クレジット解除信号(図21の(I)参照)が入出力処理装置600から払出制御用マイクロコンピュータ400に出力中であるか否かの判断がなされ、出力中でない場合にはS258に進み、クレジット解除フラグがセットされているか否かの判断がなされ、セットされていない場合はS262に進み、セットされている場合にはS261により、クレジット解除信号が払出制御用マイクロコンピュータ400に出力される。その結果、パチンコ遊技機1のクレジットモードが解除されて通常の払出モードに復帰する。この情報出力処理のサブルーチンプログラムの次回の実行に際しては、既にS261によりクレジット解除信号が出力されているため、S257によりYESの判断がなされてS259に進み、信号出力終了タイミングになったか否かの判断がなされ、なっていない場合にはS261により信号出力が継続され、なった段階でS260に進み、クレジット解除フラグがクリアされた後S262に進む。
【0155】
S262では、カード受付信号(図21の(I)参照)が入出力処理装置600から払出制御用マイクロコンピュータ400に出力中であるか否かの判断がなされ、出力中でない場合にはS263に進み、カード受付タイミングであるか否かの判断がなされ、カード受付タイミングでない場合にはサブルーチンプログラムが終了する。共通カードがカード挿入口55(図1参照)に挿入されてカードリーダライタ制御部50Aからカード検出信号がカード処理機制御用マイクロコンピュータ300に入力されれば、カード挿入表示器25が点灯してその光をフォトセンサ317で受光して入出力処理装置600にカード受付信号が入力されるのであり、その入力された瞬間S263によりYESの判断がなされてS265に進み、カード受付信号を払出制御用マイクロコンピュータ400に出力する処理がなされる。この情報出力処理のサブルーチンプログラムの次回の実行に際しては、既にS265によりカード受付信号の出力がなされているために、S262によりYESの判断がなされてS264に進み、信号出力終了タイミングになったか否かの判断がなされ、なっていない場合にはS265の処理を続行し、なった段階でサブルーチンプログラムが終了する。なお、この実施例では、入出力処理装置600を払出制御用マイクロコンピュータ400とは別個に設けたが、入出力処理装置600を払出制御用マイクロコンピュータ400に内蔵するように構成してもよい。
【0156】
図32の(a)は、前記S237で示したメッセージ表示処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S266により、カード受付タイミングであるか否かの判断がなされ、カード受付タイミングでない場合にはS268に進み、前記S263で説明したのと同様にカード受付タイミングとなった場合にはS267に進み、カード挿入フラグをセットする処理がなされる。次にS268に進み、カード返却表示中であるか否かの判断がなされ、表示中でない場合にはS270に進み、カード返却フラグがセットされているか否かの判断がなされ、セットされていない場合にはS272に進む。そして、前述したS293,S302,S312によりカード返却フラグがセットされている場合にはS271に進み、「カードをお取り下さい」のメッセージをメッセージ表示器27(図2参照)に表示させる。なお、フローチャートには図示しないが、カード返却フラグがセットされた場合には、カード挿入フラグはクリアされる。メッセージ表示処理のサブルーチンプログラムの次回の実行に際しては、既にS271によりカード返却表示がなされているために、S268によりYESの判断がなされてS296に進み、表示終了タイミングであるか否かの判断がなされ、表示終了タイミングでない場合にはS271のメッセージ表示を続行し、表示終了タイミングとなった段階でサブルーチンプログラムが終了する。
【0157】
一方、カード返却フラグがセットされていない場合にはS270に進み、大当りフラグがセットされているか否かの判断がなされ、セットされていない場合にはS278に進み発射停止フラグがセットされているか否かの判断がなされ、セットされていない場合にはS280に進み、ラッキーナンバーフラグがセットされているか否かの判断がなされ、セットされていない場合にはS282に進み、カード挿入フラグがセットされているか否かの判断がなされ、セットされていない場合にはサブルーチンプログラムが終了する。
【0158】
前述したS294により大当りフラグがセットされた場合には、S272によりYESの判断がなされてS273に進み、大当り中断フラグがセットされているか否かの判断がなされる。この大当り中断フラグは、前述したように、大当りが発生したときに打球供給皿6内の玉が欠乏している場合に遊技を中断すべくセットされるものであり(S316参照)、その場合には、S274に進み、メッセージ表示器27により「上皿玉不足につき遊技中断中」の表示を行なう。一方、発射停止フラグがセットされていない場合にはS275に進み、ラッキーナンバーフラグがセットされているか否かの判断がなされ、ラッキーナンバーによる大当りの場合にはS275によりYESの判断がなされてS276に進み、メッセージ表示器27により「大当り終了後連続遊技できます」の表示が行なわれる。また、ラッキーナンバーフラグがセットされていない場合にはS277に進み、メッセージ表示器27により「大当り終了後持玉を交換して下さい」の表示が行なわれる。
【0159】
ラッキーナンバー以外の大当りが終了した段階で発射停止フラグがセットされ(S291参照)、その場合にはS278によりYESの判断がなされてS279に進み、メッセージ表示器27により「持玉を交換して下さい」の表示が行なわれる。また、発射停止フラグがセットされておらずかつラッキーナンバーフラグがセットされている場合にはS281に進み、メッセージ表示器27により「連続遊技中」の表示が行なわれる。次に、カード挿入フラグがセットされている場合にはS282によりYESの判断がなされてS283に進み、メッセージ表示器27により「ご来店ありがとうございます」の表示が行なわれる。
【0160】
図32の(b)は、前記S238に示したモード表示処理のサブルーチンプログラムを示すフローチャートである。S284により、玉貸モードが自動になっているか否かの判断がなされ、自動玉貸モードになっている場合にはS285にすすみ、自動玉貸モード表示器24を点灯する処理がなされる。玉貸モードが自動になっていない場合にはS286に進み、自動玉貸モード表示器24を消灯させる処理がなされる。
【0161】
本実施例では、クレジット数を記憶する価値記憶手段とその価値記憶手段の記憶の上限値を変更する記憶上限値変更手段とが遊技機内に設けられているものを示したが、そのほかに、価値記憶手段と記憶上限値変更手段との両者またはいずれか一方を遊技機外のたとえば遊技機設置島に設けたものであってもよい。
【0162】
【発明の効果】
請求項1に記載の本発明によれば、遊技機設置島内に保有されている遊技媒体の量が不足した場合に、通常モードからクレジットモードに切換えられるために、遊技媒体の量が不足した状態で入賞が発生しても遊技媒体を払出す必要がなくなる。このため、遊技機設置島内に保有されている遊技媒体の量が不足した場合でも遊技機での遊技を継続させることが可能となる。また、遊技者に与えたクレジットまたは遊技者に払出した遊技媒体の数を外部へ通知するために補給情報を出力する構成を採用する場合において、通常モード時とクレジットモード時とで、払出済カウンタを兼用し、払出済カウンタの値が所定値に達する毎に補給情報を遊技機の外部へ出力するように構成したため、補給情報を出力するための処理に際して、通常モード時とクレジットモード時とで処理の一部を共通化でき、処理が複雑にならない。また、貸出指令信号を入力したときに、通常モード、クレジットモードのいずれであっても、遊技媒体払出手段を制御して遊技者が実際に視認できる遊技媒体を払出すために、たとえば、クレジットモードのときに貸出し分をクレジット加算するような制御と比較して、貸し出し処理が実行されていることを確実に遊技者に認識させることができる。また、クレジットモードになっている状態で遊技を開始するべく、貸出し操作するときに、貸出し分がクレジット加算されることなく直ちに払い出されるので遊技開始までに時間がかからない。
請求項2に記載の本発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、遊技機設置島内の遊技媒体の保有量に応じてクレジットの上限値を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機の一例のパチンコ遊技機を示す全体正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の下方部分を示す斜視図である。
【図3】パチンコ遊技機の一部内部構造を示す全体背面図である。
【図4】パチンコ遊技機の裏面構造を示す斜視図である。
【図5】カードユニットの分解斜視図である。
【図6】遊技盤の裏面を示す裏面図である。
【図7】機構板を示す全体図である。
【図8】機構板の下方部分の構造を示す分解斜視図である。
【図9】機構板の下方部分に設けられる部品を示す分解斜視図である。
【図10】玉払出装置およびその周辺機器を示す構成図である。
【図11】玉払出装置の縦断面図である。
【図12】玉払出装置の分解斜視図である。
【図13】入賞玉処理装置の構造を示す構造図である。
【図14】遊技機設置島の全体を示す全体構成図である。
【図15】補給装置の要部を示す図である。
【図16】補給装置の要部を示す図である。
【図17】カード処理機制御用マイクロコンピュータおよびその周辺機器の制御回路を示すブロック図である。
【図18】払出制御用マイクロコンピュータおよびその周辺機器の制御回路を示すブロック図である。
【図19】ゲーム制御用マイクロコンピュータおよびその周辺機器の制御回路を示すブロック図である。
【図20】払出制御回路基板とゲーム制御用基板とにおけるデータの送受信を行なう制御回路を示す回路図である。
【図21】カード処理機制御用マイクロコンピュータと払出制御用マイクロコンピュータとゲーム制御用マイクロコンピュータとホール用管理コンピュータと入出力処理装置との間におけるデータの送受信を説明するための説明図である。
【図22】カード処理機制御用マイクロコンピュータの動作を説明するためのフローチャートである。
【図23】カード処理機制御用マイクロコンピュータの動作を説明するためのフローチャートである。
【図24】図18に示した制御回路の動作を示すフローチャートである。
【図25】図18に示した制御回路の動作を説明するためのフローチャートである。
【図26】図18に示した制御回路の動作を説明するためのフローチャートである。
【図27】図18に示した制御回路の動作を説明するためのフローチャートである。
【図28】図18に示した制御回路の動作を説明するためのフローチャートである。
【図29】図19に示した制御回路の動作を説明するためのフローチャートである。
【図30】図19に示した制御回路の動作を説明するためのフローチャートである。
【図31】入出力処理装置の動作を示すフローチャートである。
【図32】入出力処理装置の動作を示すフローチャートである。
【図33】入出力処理装置の動作を示すフローチャートである。
【図34】入出力処理装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1は遊技機の一例のパチンコ遊技機、6は打球供給皿、9aは玉欠乏検出器2、9bは玉欠乏検出器1、10はモード切換ボタン、15は玉貸ボタン、17は返却ボタン、18はモード切換ボタン、50はカードユニット、50Aはカードリーダライタ制御部、65は玉タンク、67はタンク玉切れ検出器、66は玉欠乏検出レバー、97は玉払出装置、115は入賞玉処理装置、201は遊技機設置島、201Aは補給装置、203は貯留タンク、220は玉不足検出器、221は所定量検出器、222はタンク満タン検出器、600は入出力処理装置、500はゲーム制御用マイクロコンピュータ、400は払出制御用マイクロコンピュータである。
Claims (2)
- 遊技媒体を払出す遊技媒体払出手段を備える遊技機であって、
入賞が発生したときに前記遊技媒体払出手段を制御して遊技媒体を払出す通常モードと、入賞が発生したときに遊技媒体の払出しに代えて払出すべき遊技媒体の数に対応するクレジット数を記憶するクレジットモードとのいずれか一方のモードで入賞の発生に応じた制御をする払出制御手段と、
前記クレジット数を記憶する価値記憶手段と、
前記通常モードと前記クレジットモードとにモードを切換えるためのモード切換操作手段と、
記録媒体の記録情報により特定される支払い代金の対価としての有価価値を使用した払出しを指令する貸出指令信号を入力する信号入力部とを備え、
前記払出制御手段は、
前記通常モードにおける遊技媒体の払出し毎、および前記クレジットモードにおける前記価値記憶手段へのクレジットの加算毎に、所定の払出済カウンタの値を加算更新する加算更新手段と、
前記払出済カウンタの値が所定値に達する毎に補給情報を遊技機の外部へ出力するとともに前記払出済カウンタの値をクリアする補給情報出力手段とを有するとともに、
前記貸出指令信号を入力したときに、前記通常モード、前記クレジットモードのいずれであっても、前記遊技媒体払出手段を制御して遊技媒体を払出す制御を行ない、
前記払出制御手段は、前記遊技機が設置される遊技場に備えられた遊技機設置島内に保有されている前記遊技媒体の量が不足した場合に、前記通常モードから前記クレジットモードに切換えることを特徴とする、遊技機。 - 前記払出制御手段は、
前記遊技機が設置される遊技場に備えられた遊技機設置島内に保有されている前記遊技媒体の不足状態を示す不足情報を入力したときに、前記価値記憶手段の記憶の上限値を予め定めた最大値に変更し、前記遊技機設置島内に保有されている前記遊技媒体の満タン状態を示す満タン情報を入力したときに、前記価値記憶手段の記憶の上限値を予め定めた最小値に変更する記憶上限値変更手段をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の遊技機。
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