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JP3728403B2 - 貯蔵庫 - Google Patents
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JP3728403B2 - 貯蔵庫 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、米袋を長期間保存しておくための貯蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の装置として、断熱パネルを箱形に連結して形成される本体の上部に冷却ユニットを設け、庫内を米の保存に最適な温度に冷却するものが知られている。このような貯蔵庫は、農家が自家製米を保管しておくのに使われており、必要分だけをその都度取り出していくので、収穫期には満杯に保管されていた米袋が春頃には減少する。こうしてできたスペースには、棚部材が取り付けられて他の物品、例えばビールや野菜などを一時保存するというように使われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この棚部材は米袋が満杯に貯蔵されている状態では、取り付けることができないため、米袋が少なくなるまでは貯蔵庫内から取り外して別途保管しておかなければならない。これにより、その保管場所に困り、紛失させてしまう可能性があった。また、このような貯蔵庫の性質上、貯蔵庫を土蔵や物置など不衛生な場所に設置させる場合が多く、不使用時の棚も貯蔵庫の近くに保管されることから、埃が付着したり、蜘蛛の巣が張ったりして衛生的ではない。
そこで本発明は、不使用時の棚を米袋の荷崩れ防止ガードとして利用できるようにし、付加価値の高い貯蔵庫を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために本発明は、所定数の米袋が貯蔵可能な貯蔵室2に棚部材10を着脱自在に備えた貯蔵庫において、棚部材10を通常の棚として貯蔵室2内に取り付けるためのフック13(棚受け)を設けるとともに、棚部材10を貯蔵した米袋の荷崩れを防止するガードとして貯蔵室2の一部前面を塞ぐように取り付けるための引掛ボルト14(係止部材)とを備え、貯蔵室2の内壁には複数箇所に垂直のリブ9を突出形成し、引掛ボルト14を、内側面に形成したリブ9a,9b,9e,9fよりも貯蔵室2内に突出しないように設けたものである。
【0005】
貯蔵室内壁の両側面に設けたリブの中間部付近に切欠12を設け、この切欠12にフック13(棚受け)を備え、前記引掛ボルト14(係止部材)を切欠12よりも下方の貯蔵室前面に左右一対で対向するように突出形成したものである。
【0007】
【作用】
このような本発明の構成により、貯蔵庫2内が米袋で満杯になっているときは、棚部材10を貯蔵庫2前面に設けた引掛ボルト14に取り付けることにより、棚部材10を米袋の荷崩れ防止ガードとして機能させることができる。また、米袋が少なくなったときには、棚部材10を貯蔵庫2前面から外して貯蔵庫2内のフック13に取り付けることによって、ビールケースや野菜ケースなどを載せておくことができる通常の棚として機能させることができる。
【0008】
【実施例】
以下、図面を基に本発明の実施例について説明する。図1は本発明の一実施例の貯蔵庫を示す外観図、、図2は貯蔵庫内部を示す平面断面図、図3,4は正面断面図である。1は貯蔵庫本体で、前面を除く5面を断熱パネル2a〜2eにより所定容量の箱状に形成した貯蔵室2と、該貯蔵室2の上部に形成され、冷却ユニット17を内蔵した冷却室3とで構成している。断熱パネル2a〜2eは、外皮と内皮で囲まれる空間にウレタン等の断熱材を発泡充填して形成される。4,4は前記貯蔵室2の前面開口部に取り付けられる扉で、本体前面のほぼ縦中央部で開閉される2枚の観音扉からなり、裏面周縁には貯蔵室2の開口縁と密着するガスケットパッキン5を取り付けている。
【0009】
扉4は、前記各断熱パネルと同様に外皮と内皮で囲まれる空間にウレタン等の断熱材を発泡充填して形成される。ガスケットパッキン5は、図2のA部に示すように扉4に嵌まる矢印型の固定部5aと、マグネット6が収納されるマグネット室5bと、固定部5aとマグネット室5bとを空間s1を形成するように連結する内側弾性片5c及び外側弾性片5dと、内側弾性片5cの外側に2層の空間s2,s3を形成する仕切片5e,5fと、仕切片5fから扉裏面に延びる2つのひれ5g,5hとで構成している。これにより、このガスケットパッキン5では、各弾性片によって形成される空間s1,s2,s3に加え、ひれ5g,5hが扉裏面に当接してさらに2つの空間が形成されることとなり、5層ものシール空間により庫内の冷気漏れを防止することができる。
【0010】
また、各扉4の合わせ部は、どちらか一方の扉背面に固着される扉合わせ部材7によって封止される。扉合わせ部材7は、前面を塩化ビニル等の合成樹脂で構成し、その他外周を剛性材料で囲んで平面四角状とし、内部に断熱材を充填して形成される。また、扉4と扉4の合わせ目には、合成樹脂製のシールモール8を突出形成しており、外気の侵入を防止するとともに、熱伝導による結露を防止する働きをしている。
【0011】
9a〜9fは貯蔵室2内壁面の上下方向に垂直に突出形成されるリブで、冷気の循環を良好にし米袋が貯蔵室内壁面に接触してカビを発生するといった不都合をなくすとともに、貯蔵庫全体の補強として機能している。リブ9a〜9fは、軟質のプラスチックを中空に加工したもので、柔軟性と弾力性を有している。10は棚部材で、複数の丸パイプを所定間隔に配列し、その両端にL字状のフランジ部材11を取り付けて構成している。
【0012】
このようなリブ9a〜9fのうち、貯蔵室2の側面に位置するリブ9a,9b,9e,9fには、棚部材10が水平状態で嵌まる切欠12が貯蔵室2内の高さのほぼ中間高さ位置に設けられている。この切欠12には、図3のB部及び図5に示すように、クランク型の棚受けフック13が設けられている。棚受けフック13は、先端部13aのみが切欠12に突出するように取り付けられており、その他の部位はリブ内に隠蔽されている。棚部材10のL型フランジ部材11の水平部11aには、このフック13の先端部13aに嵌まる係止孔21が設けられており、これによって棚部材10はこの切欠12に水平状態に取り付けられる。
【0013】
すなわち、棚部材10のL型フランジ部材11を切欠12に入れ、フック13の先端部13aを係止孔21に差し込むことで、棚部材10は貯蔵室2内を上下に区切るように水平で取り付けられるのである。こうして、棚部材10は、貯蔵室2内においてビールケースや野菜ケースなどを載置するための保管空間を形成することができる。尚、切欠12は、棚部材10の厚さの2倍程度に設定し、棚部材10は、幅を貯蔵庫内の幅寸法よりも小さくしている。ここでは、貯蔵室内壁と左右各10mm程度の隙間が生じるようにしている。また、切欠12を複数箇所に設けて、棚部材10の位置を調節できるようにしてもよい。
【0014】
14は貯蔵室2の前方両側面に向かい合うように設けられる引掛ボルトで、リブの切欠12よりも低い位置に上下に2つ配列し、それぞれ対向するように左右一対で配置されている。引掛ボルト14は、図4のC部及び図6に示すように、一端に貯蔵室2のねじ孔15に螺合するねじ部14aを形成し、他端にドライバー等が差し込める凹溝14bを刻設し、胴部14cは両端部よりも外径を小さく形成している。そして、ねじ部14aを貯蔵室2のねじ孔15にねじ込んだ取り付け状態において、側面視H字状をなし、その先端部は前記リブ9よりも貯蔵室2内に突出しない大きさで構成されている。
【0015】
棚部材10のL型フランジ部材11の垂直部11bには、引掛ボルト14が嵌まる係止孔16が設けられており、これによって棚部材10はこの引掛ボルト14に垂直状態に取り付けられる。係止孔16は、ボルト14の先端部より狭く胴部14cが嵌まる大きさの縦長の固定部16aと、この固定部16aの長手方向中心にボルト14の先端部が貫通する挿通部16bを形成しただるま穴であり、挿通部16bからボルト14の先端を挿通させて固定部16aをボルト14の胴部14cに嵌めることで固定される。こうして、棚部材10は貯蔵室2の前面部に取り付けられ、最上部の米袋を取り出す際に下方部の米袋を抑えて米袋が崩れることを防ぐ荷崩れ防止ガードとして機能するのである。
【0016】
図7は本発明の制御系を示すブロック図である。
18はマイクロコンピュータからなる制御部で、冷却室3の前面に設けられる操作パネル19からの入力に応じて各種冷却動作を行うもので、貯蔵室2内の温度に応じて冷却ユニット17を制御する。操作パネル19には、貯蔵室2内の環境を設定するモード設定キー20が設けられており、貯蔵室内を野菜などの保存に適した高湿モードと、根菜などの保存に適した低湿モードと、玄米の保存に適した玄米モードと、ジュース・ビール等を玄米と併用して保存するのに適したジュース/ビール/玄米モードが選択できるようになっている。
【0017】
このような構成をなす本発明の使用形態について説明する。
貯蔵室2内に米袋を収容し、操作パネル19のモード設定キー20で玄米モードを選択すると、貯蔵庫2内は玄米貯蔵に適した環境(温度13℃−湿度約60〜70%)に保持される。本実施例では、30kgの米袋が6袋4列の計24袋が貯蔵できるようになっているが、貯蔵室2が24袋いっぱいに貯蔵されている状態では、棚部材10は、荷崩れ防止ガードとして貯蔵室前面の引掛ボルト14に取り付けられる。
【0018】
まず、棚部材10の一方端側のフランジ部材11の垂直部11bに開口した係止孔16を引掛ボルト14に挿通し、ガタを利用して一方に寄せた後、他方の係止孔16も引掛ボルト14に挿通して取り付けられる。引掛ボルト14への取り付けは、前述したように係止孔16の挿通部16bから引掛ボルト14の先端部を通し、引掛ボルト14の胴部14cに達した後に固定部16aにはめて固定される。この固定部16aは挿通部16bの上下双方に設けられているため、棚部材10は方向性なく取り付けられる。
【0019】
こうして棚部材10は、貯蔵室内における米袋の前面に取り付けられることで、米袋を取り出す際の抑えとして機能する。このとき棚部材10は、切欠12よりも低い位置に取り付けられるので、積み上げた米袋を取り出す際に邪魔にならない。
【0020】
貯蔵する米袋が減少し、リブ9の切欠12よりも低くなったら、棚部材10を通常の棚として利用することができる。これは、前面に取り付けた棚部材10を外し、リブ9の切欠12に設けたフック13に棚部材10の係止孔21をはめて取り付けられる。まず、棚部材10を前側のリブ9a,9fの切欠12から後側のリブ9b,9eの切欠12まで水平に挿入した状態からフランジ部材11の係止孔21と棚受けフック13の位置を合わせて棚部材10を固定するのである。
【0021】
こうしてできた上部空間には、米袋以外にビールケースや野菜ケースが載置できる。このとき、操作パネル19のモード設定キー20でジュース/ビール/玄米モードを選択すると、玄米モードよりも低温の環境(温度5℃−湿度60〜70%)に保持され、米とビール等を併用して貯蔵することができるのである。また、前記した引掛ボルト14は、このような使用形態では不要であるので、米袋を取り出す際に邪魔であればドライバー等で取り外しておくこともできる。
【0022】
このように本発明における棚部材は、通常の棚板としての機能に加え、荷崩れ防止ガードとして機能させることができるのである。そして、これらの取り付けは、フックやボルトに引っ掛けることで行われるので、一人で簡単に脱着ができる。
【0023】
【発明の効果】
以上のように本発明は構成され、棚部材を、貯蔵室の一部前面を塞ぐように取り付けることができるようにしたので、貯蔵庫内に米袋がたくさん貯蔵されている状態では荷崩れ防止ガードとして機能させることができ、棚自体の付加価値を向上させることができるとともに、棚の紛失を防ぐことができる。
【0024】
また、棚部材を、貯蔵室前面に取り付けるための係止部材は、貯蔵室内壁面に設けたリブよりも貯蔵室内に突出しないように設けたので、米袋を取り出す際に引っ掛けて袋を破損させたりすることがない。
【0025】
更に、棚部材を、貯蔵室内を上下に区切るように固定する棚受けは、貯蔵室の内側面に位置するリブの切欠に設け、係止部材をこの切欠よりも下方に設けたので、棚部材を荷崩れ防止ガードとして機能させている状態で米袋を取り出す際の邪魔にならず、 棚部材の取り付けも容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の貯蔵庫を示す外観図である。
【図2】同貯蔵庫の平面断面図である。
【図3】同貯蔵庫の棚部材10を取り付けた状態を示す正面断面図である。
【図4】棚部材10を庫内に取り付ける状態を示す説明図である。
【図5】同貯蔵庫の棚部材10を前面に取り付けた状態を示す正面断面図である。
【図6】棚部材10を庫内前面に取り付ける状態を示す説明図である。
【図7】同貯蔵庫の制御系を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 貯蔵室
3 冷却室
9 リブ
10 棚部材
12 切欠
13 フック(棚受け)
14 引掛ボルト(係止部材)
16 係止孔
21 係止孔

Claims (2)

  1. 所定数の米袋が貯蔵可能な貯蔵室に棚部材を着脱自在に備えた貯蔵庫において、貯蔵室内を上下に区切るように棚部材を固定する棚受けと、貯蔵室の一部前面を塞ぐように棚部材を固定する係止部材とを備え、貯蔵室の内壁には複数箇所に垂直のリブを突出形成し、前記係止部材を、内側面に形成したリブよりも貯蔵室内に突出しないように設けたことを特徴とする貯蔵庫。
  2. 貯蔵室内壁の両側面に設けたリブの中間部付近に切欠を設け、該切欠に前記棚受けを備え、前記係止部材を、前記切欠よりも下方の貯蔵室前面に左右一対で対向するように突出形成したことを特徴とする上記請求項1記載の貯蔵庫。
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