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JP3729466B2 - 給湯装置 - Google Patents
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JP3729466B2 - 給湯装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は給湯装置に関し、詳しくは浴槽への給湯機能を備えた給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から台所、シャワー、洗面所等の給湯栓へ湯を供給するだけでなく、リモコンのスイッチを入れるだけで浴槽に適温の湯を設定された量だけ供給するといった自動湯張機能を備えた給湯器が知られている。ここで、自動湯張機能について説明すると、リモコンの湯張りスイッチを押すと風呂給湯路に設けられた落込み用電磁弁に開弁信号が出力されて弁が開き、給水路に設けられたトータル流量センサが通水を検出することでバーナに点火して浴槽への設定湯温での出湯動作を開始し、風呂給湯路に設けられた落込み流量センサがその流量を検出し続け、コントローラがその流量を積算して浴槽への落とし込み湯量を算出し、その算出した湯量が設定湯量に達すると落込み用電磁弁を閉じて出湯を停止するといったものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような自動湯張機能において、風呂給湯路に設けられた落込み流量センサが故障した場合、浴槽に設定湯量の供給がされたにもかかわらずコントローラの算出湯量が設定湯量に達しないため、浴槽内の湯が溢れてしまうという問題があった。
【0004】
このような問題を解決するために、特公平6−46110においては、落込み流量センサの検知量が異常低下した場合に落込み用電磁弁を閉じ、トータル流量センサの検知流量が0になるか否かによって落込み流量センサの異常が発生しているかどうかの判断をするといった構成をとっている。
【0005】
しかし、このような構成では、落込み用電磁弁やトータル流量センサの故障を検出できないため、落込み用電磁弁がON故障することにより浴槽への給湯動作が止まらなくなったり、またトータル流量センサが故障することにより燃焼動作が開始されず、浴槽に冷水が供給されるといった問題は解決できなかった。
【0006】
本発明の給湯装置は上記課題を解決し、落込み用電磁弁、トータル流量センサ、落込み流量センサの故障を検知することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の請求項1記載の給湯装置は、
燃料ガスを燃焼するバーナと、
水量制御弁が介挿される給水路から供給された冷水を上記バーナの燃焼熱により加熱し出湯路に供給する熱交換器と、
上記熱交換器に流れる流量を検出し、故障時にはその検出流量が実際の流量より減少するように構成されたトータル流量センサと、
上記出湯路を分岐して設けられ、浴槽に温水を落とし込む風呂給湯路と、
上記出湯路を分岐して設けられ、台所、洗面所等に温水を供給する一般給湯路と、
上記風呂給湯路に設けられ、流路を開閉する開閉弁と、
上記開閉弁および水量制御弁の駆動を司る弁駆動手段と、
上記風呂給湯路に流れる流量を検出し、故障時にはその検出流量が実際の流量より減少するように構成された落込み流量センサと
を備えた給湯装置において、
上記弁駆動手段から上記開閉弁への開弁信号出力時と、開弁信号出力停止時とのそれぞれにおいて、上記流量センサの検出値の組合せに基づき、上記開閉弁及び上記流量センサの故障検知を行う故障検知手段と、
上記開閉弁への開弁信号出力停止時において、その開閉弁の故障が検知されたときには、上記水量制御弁を閉弁するとともに、上記バーナを燃焼停止状態にする制御手段を
備えることを要旨とする。
【0008】
上記課題を解決する本発明の請求項2記載の給湯装置は、請求項1記載の給湯装置において、上記故障検知手段は、上記開閉弁への開弁信号出力中に上記落込み流量センサが通水を検出していない場合、上記開閉弁への開弁信号を出力する直前に上記トータル流量センサが通水を検出していたかどうかをチェックし、通水を検出していなかった場合に、上記落込み流量センサの故障であると判断することを要旨とする。
【0009】
上記課題を解決する本発明の請求項3記載の給湯装置は、請求項1又は2記載の給湯装置において、上記故障検知手段は、上記開閉弁への開弁信号出力中に上記落込み流量センサが通水を検出していない場合、上記開閉弁への開弁信号の出力を停止して上記トータル流量センサが通水を検出しなくなるまで待機し、該トータル流量センサが通水を検出しなくなった後上記開閉弁に開弁信号を出力し、それでも上記落込み流量センサが通水を検出しない場合に該落込み流量センサの故障であると判断することを要旨とする。
【0010】
上記構成を有する本発明の請求項1記載の給湯装置は、浴槽に温水を落とし込むため開閉弁に開弁信号を出力すると、故障検知手段がトータル流量センサの検出値と落込み流量センサの検出値との組合わせから、開閉弁及び2つの流量センサに故障が発生しているかどうかをチェックし、故障が発生していた場合、2つの検出値の組合わせから故障箇所を判断する。例えば、開閉弁への開弁信号出力中にトータル流量センサが通水を検出せず、落込み流量センサが通水を検出している場合、何等かの故障が発生していると判断される。ここで、流量センサの故障時には検出流量が減少することから考慮して、落込み流量センサが通水を検出しているため風呂給湯路には通水されていることが明らかになる。そのため給水路にも通水されており、トータル流量センサが故障していると判断することができる。また落とし込みを終了するため、開閉弁への開弁信号の出力を停止した場合にも同様に、トータル流量センサの検出値と落込み流量センサの検出値との組合わせから故障が発生しているかどうかを検知し、故障が発生していた場合には検出値の組合わせから故障箇所を判断することができる。例えば、開閉弁への開弁信号出力停止中に2つの流量センサが共に通水を検出している場合、給水路、風呂給湯路共に通水されていることが明らかになる。そのため、開閉弁が故障していると判断することができる。このように、2つの流量センサの検出値の組合わせから故障箇所を判断することができる。さらに、上記開閉弁への開弁信号の出力停止時において、その開閉弁の故障が検知されたとき、すなわち、浴槽への給湯停止時において開閉弁が閉弁しない状態にあることが検知された場合には、水量制御弁が最小に絞られ、また、バーナが燃焼状態にある場合にはそのバーナの燃焼が停止されるので、被害を最小限に抑えることができる。
【0011】
上記構成を有する本発明の請求項2記載の給湯装置は、開閉弁への開弁信号出力中、落込み流量センサが通水を検出しなかった場合に、落込み流量センサの故障か、一般給湯路からの同時使用が行なわれているためかの判断をするため、開弁信号出力前にトータル流量センサが通水を検出していたかどうかをチェックする。通水を検出していなかった場合には同時使用が行なわれていないと判断することで、落込み流量センサの故障であると判断することができる。
【0012】
上記構成を有する本発明の請求項3記載の給湯装置は、開閉弁への開弁信号出力中、落込み流量センサが流れを検出しなかった場合に、落込み流量センサの故障か、一般給湯路からの同時使用が行なわれているためかの判断をするため、開閉弁への開弁信号の出力を停止してトータル流量センサが通水を検出しなくなるまで待機し、トータル流量センサが通水を検出しなくなり同時使用が無くなったことが分かった後、開閉弁に開弁信号を出力し、落込み流量センサの出力をチェックする。この時落込み流量センサが通水を検出していない場合には、落込み流量センサの故障であると判断することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の給湯装置の好適な実施例について説明する。図1は一実施例としての給湯器付強制循環式風呂釜1の概略構成図である。給湯器付強制循環式風呂釜1(以下、単に給湯付風呂釜1と呼ぶ)は大別して、浴槽水を強制的に循環し加熱する強制循環加熱部10と、通水された水をガス燃焼により加熱し供給する給湯部30と、これらの動作を制御するコントローラ50とからなる。
【0014】
強制循環加熱部10は、ガスを燃焼するバーナ11と、浴槽水の循環流路となる循環路12と、循環路12の途中に設けられバーナ11により加熱される熱交換器13と、熱交換器13の上流側循環路に設けられ通水されることによりONする水流スイッチ14と、水流スイッチ14の上流側に設けられ浴槽2内の浴槽水を強制循環する循環ポンプ15と、循環ポンプ15の上流側で循環水温を検出するサーミスタ16とを備える。
【0015】
給湯部30は、ガスを燃焼するバーナ31と、冷水が供給される給水路32と、給水路32の途中に設けられバーナ31により加熱される熱交換器33と、熱交換器33の下流側に接続される出湯路34とを備える。給水路32は入水温を検出するサーミスタ35と、入水流量を制御する水量制御モータ弁36(以下、単に水量制御弁36と呼ぶ)と、入水流量を検出するトータル流量センサ37とを備える。また、出湯路34は出湯温を検出するサーミスタ38を備える。出湯路34は風呂給湯路39と、一般給湯路40とに分岐され、風呂給湯路39は流量を検出する落込み流量センサ41と、給湯部30から浴槽2への流路を開閉する落込み用電磁弁42と、バキューム弁43と、逆流を防止する逆止弁44とを備え、強制循環加熱部10の循環路12に接続される。一方、一般給湯路40は洗面所、シャワー等の給湯口3に通じる外部給湯管4に接続される。尚図中5は給湯栓である。
【0016】
また、給湯部30のバーナ31へのガス供給路には、ガス流路の開閉を行なうメイン電磁弁46と、ガス量の調節を行なう比例制御弁47とが設けられる。尚、図示しないが強制循環加熱部10のバーナ11へのガス供給路にも同様にメイン電磁弁が設けられ、更に上流側には、バーナ11とバーナ31との両方へのガスの供給、遮断を行なう元電磁弁が設けられる。
【0017】
トータル流量センサ37、落込み流量センサ41は、通水される流量を検出し、通水流量が所定値以上になった場合に通水ありと判断する。トータル流量センサ37が通水ありと検出すると給湯部30が燃焼動作を開始し、また通水なしと検出すると給湯部30の燃焼動作を停止する。また、これらの流量センサは、通水により回転する回転体と、その回転を検出するセンサとから構成されているため、故障により実際の流量より大きい流量を検出したり、通水されていないのにもかかわらず通水を検出するといったことがない。そのため流量センサにより、ある流量を検出している場合には、その流量センサが故障している場合を考慮しても、少なくともその検出流量以上は確実に流れていることが分かる。尚、このような流量センサの故障特性は、器具の安全性を考えたうえで一般に必要とされているものである。
【0018】
給湯部30は、サーミスタ38により検出した出湯湯温と設定湯温との差に応じて、比例制御弁47によりガス量を連続的に変化させて出湯温度を一定に保つ。また、最大ガス量においても設定温での出湯が得られないことを防止するため、給湯時における入水温と設定温と器具の最大能力とから能力オーバーを生じない最大流量を求め、この流量を越えないようトータル流量センサ37で流量を監視し水量制御弁36を調節するため、常に安定した出湯温度を得ることができる。尚、自動給湯時に一般給湯路40からの同時使用があった場合、一般給湯路側の設定温度を優先する。
【0019】
コントローラ50は、出湯温度制御、自動給湯制御、自動保温制御等を司どるもので、図示しない周知の算術論理演算回路を構成するCPU、RAM、ROMと、各種センサからの信号を入力する入力インタフェイスと、各種のアクチュエータに駆動信号を出力する出力インタフェイス等から構成される。尚、図1においては、本発明の特徴となる故障検知制御処理に係る構成のみの入出力関係を表している。
【0020】
尚、給湯付風呂釜1は、図示しないが点火装置及び燃焼用空気を供給するファン等を備える。
【0021】
次に、コントローラ50の行なう故障検知制御処理について図2のフローチャートを用いて説明する。尚、本フローチャートでは、トータル流量センサ37の出力をHWFS、落込み流量センサ41の出力をBWFS、コントローラ50から落込み用電磁弁42への開弁信号をBHVとし、また流量センサの出力においては通水ありをON、通水なしをOFFとし、また落込み用電磁弁42の出力においては開弁信号出力をON、開弁信号出力停止をOFFとして説明する。図示しないリモコンの自動給湯スイッチを押すと(S1)、コントローラ50が落込み用電磁弁42に開弁信号を出力する(S2)。ここで、一般給湯路40から同時使用されていた場合には、トータル流量センサ37が通水ありと検出しているため既にバーナ31が燃焼しているが、一般給湯路40からの使用が無く、トータル流量センサ37が通水なしと検出していた場合には、トータル流量センサが通水ありと検出することにより、メイン電磁弁46、図示しない元電磁弁が開弁してバーナ31にガスを供給し、図示しない点火装置によりバーナ31に点火して給湯燃焼動作を開始する。燃焼動作により加熱された湯は落込み流量センサ41、バキューム弁43を介して浴槽2に出湯され、その間、落込み流量センサ41が流量を検出し、その出力に基づいてコントローラ50が浴槽2に出湯された湯量を積算していく。
【0022】
ここで、故障検知を行なうため、まずトータル流量センサ37の出力をチェックする(S3)。トータル流量センサ37が通水ありと検出している場合(S3:YES)、異常なしと判断する。しかし、トータル流量センサ37が通水なしと検出している場合には(S3:NO)、何等かの異常があると考えられるため、落込み流量センサ41の出力をチェックする(S4)。ここで落込み流量センサ41が通水ありと検出していた場合には(S4:YES)、風呂給湯路39に通水されていることが確認され、トータル流量センサ37の故障と判断される(S5)。そのため、図示しないリモコンの表示器及びブザーにより故障が発生したことを報知し(S5)、落込み用電磁弁42への開弁信号の出力を停止し(S6)、自動給湯動作を停止する。また、ステップ4において、落込み流量センサ41も通水なしと検出している場合には(S4:NO)、開弁信号を出力しているにもかかわらず落込み用電磁弁42が開弁していないか、もしくはトータル流量センサ37と落込み流量センサ41とが共に故障していると判断し、図示しないリモコンの表示器及びブザーにより故障が発生したことを報知し(S7)、落込み用電磁弁42への開弁信号の出力を停止し(S8)、自動給湯動作を停止する。
【0023】
一方、ステップ3においてトータル流量センサ37が通水ありと検出している場合(S3:YES)、落込み流量センサ41のチェックを行なう(S9)。ここで落込み流量センサ41も通水ありと検出している場合には(S9:YES)、異常なしと判断する。しかし、落込み流量センサ41が通水なしと検出している場合には(S9:NO)、その原因として、一般給湯路40からの同時使用による風呂給湯路39への通水流量の減少か、もしくは落込み流量センサ41の故障であると考えられる。ここで、同時使用によるものであれば、使用が終わることで落込み流量センサ41の出力が正常に戻ると考えられるため、所定時間(本実施例では30秒)そのままの状態で待機して様子をみる(S10)。この間に落込み流量センサ41が通水ありと検出すれば(S9:YES)、異常なしと判断する。しかし、所定時間(30秒)が経過しても落込み流量センサ41が通水なしと検出している場合には(S10:YES)、落込み用電磁弁42への開弁信号の出力を停止し(S11)、トータル流量センサ37が通水なしと検出するまで待機する(S12)。トータル流量センサ37が通水なしと検出すると(S12:YES)、一般給湯路40からの使用が無いと判断できるため、落込み用電磁弁42へ開弁信号を出力し(S13)、落込み流量センサ41の出力をチェックする(S14)。落込み流量センサ41が通水ありと検出している場合には(S14:YES)、異常なしと判断して自動給湯動作を再開する。しかし、落込み流量センサ41が通水なしと検出している場合には(S14:NO)、落込み流量センサ41の故障であると判断し、図示しないリモコンの表示器及びブザーにより故障が発生したことを報知し(S15)、落込み用電磁弁42への開弁信号の出力を停止し(S16)、自動給湯動作を停止する。
【0024】
また、ステップ9において落込み流量センサ41が通水ありと検出している場合には(S9:YES)、トータル流量センサ37の検出流量と、落込み流量センサ41の検出流量とを比較することで、異常が無いかをチェックする。トータル流量センサ37と落込み流量センサ41との検出値が、誤差を考慮した範囲でほぼ等しい場合(S17:YES)、両センサは正常であると判断し、自動給湯動作を継続する。しかし、トータル流量センサ37と落込み流量センサ41との検出値が誤差を考慮した範囲でも異なる場合には(S17:NO)、トータル流量センサ37と落込み流量センサ41との大小関係をチェックする。トータル流量センサ37の検出値が落込み流量センサ41の検出値より大きい場合(S18:YES)、一般給湯路40からの同時使用が行なわれているためか、落込み流量センサ41が故障しているためかの二通りの原因が考えられる。そのためステップ2において落込み用電磁弁42に開弁信号を出力する直前のトータル流量センサ37の出力から、同時使用が行なわれているかどうかを判断する(S19)。開弁信号を出力する直前にトータル流量センサ37が通水ありと検出していた場合、つまり同時使用が行なわれていた場合(S19:NO)、現在も同時使用が行なわれていると判断し、自動給湯動作を継続する。しかし、開弁信号を出力する直前にトータル流量センサ37が通水なしと検出していた場合、つまり同時使用が行なわれていなかった場合(S19:YES)、現在も同時使用が行なわれておらず、落込み流量センサ41の故障が原因であると判断し、図示しないリモコンの表示器及びブザーにより故障が発生したことを報知し(S20)、落込み用電磁弁42への開弁信号の出力を停止し(S21)、自動給湯動作を停止する。またステップ18において、トータル流量センサ37の検出値が落込み流量センサ41の検出値より小さい場合には(S18:NO)、トータル流量センサ37の故障であると判断し、図示しないリモコンの表示器及びブザーにより故障が発生したことを報知し(S22)、落込み用電磁弁42への開弁信号の出力を停止し(S23)、自動給湯動作を停止する。
【0025】
故障検知により異常なしと検出されて自動給湯動作を継続し、落込み流量センサ41の出力に基づいてコントローラ50の積算する値が所定値に達した時点で(S24:YES)、設定湯量の落とし込みが完了したと判断して落込み用電磁弁42への開弁信号の出力を停止する(S25)。ここで、再び故障検知を行なうため、トータル流量センサ37の出力をチェックする(S26)。トータル流量センサ37が通水ありと検出している場合には(S26:NO)、一般給湯路40から使用が行なわれているか、もしくは落込み用電磁弁42がON故障しているためであると判断し、落込み流量センサ41の出力をチェックする(S27)。落込み流量センサ41が通水なしと検出している場合(S27:YES)、一般給湯路40から使用が行なわれているためであると判断する。しかし、落込み流量センサ41が通水ありと検出している場合(S27:NO)、落込み用電磁弁42がON故障していると判断し、図示しないリモコンの表示器及びブザーにより故障が発生したことを報知し(S28)、メイン電磁弁46を閉じて燃焼を停止すると共に(S29)、水量制御弁36を最小まで絞り(S30)、被害を最小限に抑える。
【0026】
一方、ステップ26において、トータル流量センサ37が通水なしと検出している場合には(S26:YES)、落込み流量センサ41の出力をチェックする(S31)。落込み流量センサ41が通水なしと検出している場合(S31:YES)、正常であると判断する。しかし、落込み流量センサ41が通水ありと検出している場合には(S31:NO)、落込み用電磁弁41とトータル流量センサ37とが共に故障していると判断し、図示しないリモコンの表示器及びブザーにより故障が発生したことを報知し(S32)、水量制御弁36を最小まで絞り(S33)、被害を最小限に抑える。
【0027】
以上説明したように本実施例の給湯付風呂釜1によれば、落込み用電磁弁42への開弁信号出力時及び開弁信号出力停止時におけるトータル流量センサ37と落込み流量センサ41との出力から、落込み用電磁弁42、トータル流量センサ37、落込み流量センサ41の故障をそれぞれ検出することができるため安全性が高い。また、故障を検知した場合には、報知することで使用者に故障が発生したことを知らせるため、故障発生をいち早く知ることができる。また、落込み流量センサ41故障時には自動給湯動作を停止するため浴槽水が溢れるといったことを防ぐことができる。さらに、落込み用電磁弁42のON故障が発生した場合には、ガスの供給を停止して燃焼をストップするため安全であり、また水量制御弁36を最小まで絞ることにより被害を最小限に抑えるため、その間に使用者は水路の元栓を閉じるといった対処をすることができる。また、故障検知のために新たにセンサ等を設ける必要がないためコストがかからない。
【0028】
尚、本実施例において、故障制御処理は本フローチャートに示した処理に限ったものではなく、例えばステップ11〜16において、落込み用電磁弁42を閉じ、トータル流量センサ37が通水なしと検出するまで待機した後、落込み用電磁弁42を開いて落込み流量センサ41の出力をチェックしたが、ステップ19と同様に落込み用電磁弁42の開弁直前の出力により同時使用があるかどうかをチェックすることで故障検知を行なってもよい。尚、本実施例においては、上記コントローラ50が、本発明の弁駆動手段、故障検知手段、制御手段に相当する。
【0029】
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、風呂給湯機能を備える全ての給湯器において可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【0030】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の請求項1記載の給湯装置によれば、トータル流量センサの検出値と落込み流量センサの検出値との組合わせから、開閉弁及び2つの流量センサの故障を検知できるため安全性が高く、また故障箇所を判断できるため、故障時には最適な処理を行なうことができる。また、開弁信号の出力時と出力停止時とでそれぞれ故障検知を行なうため、故障の発生を素早く検知できる。さらに、故障検知のために新たにセンサ等を設ける必要がないためコストがかからない。
【0031】
更に、本発明の請求項2記載の給湯装置によれば、開閉弁への開弁信号出力前のトータル流量センサの出力をチェックすることで同時使用が行なわれているかどうかを判断するため、自動給湯動作を中断することなく故障検知することができる。
【0032】
更に、本発明の請求項3記載の給湯装置によれば、開閉弁への開弁信号の出力を停止してトータル流量センサがOFFするまで待機し、トータル流量センサがOFFして同時使用が無くなったことが分かった後、開閉弁に開弁信号を出力して落込み流量センサの出力をチェックするため、落込み流量センサの故障検知が確実に行なうことができ、また同時使用が行なわれていても故障を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例としての給湯器付強制循環式風呂釜の概略構成図である。
【図2】故障検知制御処理を表すフローチャートである。
【図3】故障検知制御処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
2…浴槽、 10…強制循環加熱部、 30…給湯部、
36…水量制御モータ弁、 37…トータル流量センサ、
41…落込み流量センサ、 42…落込み用電磁弁、
50…コントローラ。

Claims (3)

  1. 燃料ガスを燃焼するバーナと、
    水量制御弁が介挿される給水路から供給された冷水を上記バーナの燃焼熱により加熱し出湯路に供給する熱交換器と、
    上記熱交換器に流れる流量を検出し、故障時にはその検出流量が実際の流量より減少するように構成されたトータル流量センサと、
    上記出湯路を分岐して設けられ、浴槽に温水を落とし込む風呂給湯路と、
    上記出湯路を分岐して設けられ、台所、洗面所等に温水を供給する一般給湯路と、
    上記風呂給湯路に設けられ、流路を開閉する開閉弁と、
    上記開閉弁および水量制御弁の駆動を司る弁駆動手段と、
    上記風呂給湯路に流れる流量を検出し、故障時にはその検出流量が実際の流量より減少するように構成された落込み流量センサと
    を備えた給湯装置において、
    上記弁駆動手段から上記開閉弁への開弁信号出力時と、開弁信号出力停止時とのそれぞれにおいて、上記流量センサの検出値の組合せに基づき、上記開閉弁及び上記流量センサの故障検知を行う故障検知手段と、
    上記開閉弁への開弁信号出力停止時において、その開閉弁の故障が検知されたときには、上記水量制御弁を閉弁するとともに、上記バーナを燃焼停止状態にする制御手段を
    備えることを特徴とする給湯装置。
  2. 上記故障検知手段は、上記開閉弁への開閉信号出力中に上記落込み流量センサが通水を検出していない場合、上記開閉弁への開弁信号を出力する直前に上記トータル流量センサが通水を検出していたかどうかをチェックし、通水を検出していなかった場合に、上記落込み流量センサの故障であると判断することを特徴とする請求項1記載の給湯装置。
  3. 上記故障検知手段は、上記開閉弁への開弁信号出力中に上記落込み流量センサが通水を検出していない場合、上記開閉弁への開弁信号の出力を停止して上記トータル流量センサが通水を検出しなくなるまで待機し、該トータル流量センサが通水を検出しなくなった後上記開閉弁に開弁信号を出力し、それでも上記落込み流量センサが通水を検出しない場合に該落込み流量センサの故障であると判断する請求項1又は2記載の給湯装置。
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