JP3732282B2 - 空気調和装置の室内機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、熱交換器に対応して送風機が設けられて居室等の壁に装着される空気調和装置の室内機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5〜図7は、従来の空気調和装置の室内機を示す図で、図5は室内機の縦断側面図、図6は図5の背面図、図7は図6の要部を拡大して示す斜視図である。図において、1は室内機を構成した箱体、2は箱体1内に設けられた送風機、3は箱体1内に設けられて前面寄りに配置されて送風機2に対応した前面熱交換器、4は箱体1内に設けられて送風機2に対応して配置され下端が箱体1の背面寄りに配置された背面熱交換器である。
【0003】
5は箱体1の要部をなし箱体1の背面寄りに配置され送風機2による送風路の背面側を形成した背面板、6は溝状をなし背面板5の裏面に一体的に形成されて背面熱交換器4の下縁部に対向して配置され、背面熱交換器4に生じるドレン水を排水する第一排水路、7は第一排水路6の長手両端部にそれぞれ設けられた排水孔である。
【0004】
8は第二排水路で、溝状をなし背面板5の裏面に一体的に形成されて第一排水路6の下側に排水孔7に対向して設けられ、箱体1の間口方向において一側が下降して傾斜して配置され下降端に下降排水路9が設けられている。10は前面熱交換器3の下縁部に対向して配置されたドレンパンで、下降排水路9からの排水が合流する。
【0005】
従来の空気調和装置の室内機は上記のように構成され、背面熱交換器4に発生したドレン水が第一排水路6に収集され、排水孔7及び背面板5裏面を経て第二排水路8に流れる。そして、下降排水路9を経てドレンパン10に排水され、また前面熱交換器3に発生したドレン水はドレンパン10に流れて、ドレンパン10のドレン水が、図示が省略してあるが接続されたホースによって適所に排水されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の空気調和装置の室内機において、背面熱交換器4に発生したドレン水が第一排水路6、第二排水路8に流れることによって背面板5の対応箇所が冷却される。このため、背面板5に着露してこの着露水が背面板5を伝わって室内機が設置された居室等に滴下するという問題点があった。
【0007】
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、背面熱交換器に発生したドレン水の排水路に起因する着露が生じない空気調和装置の室内機を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る空気調和装置の室内機においては、箱体と、この箱体内に設けられた送風機と、箱体内の上部寄りに設けられて送風機に対応して配置され下端が箱体の背面寄りに配置された背面熱交換器と、箱体の要部を構成し箱体の背面寄りに配置され送風機による送風路の背面側を形成した背面板と、上方に開口した溝状をなし背面板の裏面に一体的に形成されて、背面熱交換器の下縁部に開口部が対向して配置され、排水孔を有し、背面熱交換器に生じるドレン水を排水する第一排水路と、背面板裏面と第一排水路の背面板側の側壁との間に形成された第一空所と、上方に開口した溝状をなし背面板の裏面に一体的に形成されて、第一排水路の下方に設けられた第二排水路と、背面板裏面と第二排水路の背面板側の側壁との間に形成された第二空所と、上端が排水孔に、下端は第二排水路に接続されると供に背面板裏面との間に空隙を形成して配置される導水手段とが設けられる。
【0009】
また、この発明に係る空気調和装置の室内機においては、第一空所及び第二空所は横断面において閉断面形に構成されたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図3は、この発明の実施の形態の一例を示す図で、図1は室内機の縦断側面図、図2は図1の背面板の裏面側の要部を拡大して示す斜視図、図3は図1のA部拡大図であり、図1〜図3の他は前述の図5〜図7と同様に空気調和装置の室内機が構成されている。図において、1は室内機を構成した箱体、2は箱体1内に設けられた送風機である。
【0011】
3は箱体1内に設けられて前面寄りに配置されて送風機2に対応した前面熱交換器、4は箱体1内に設けられて送風機2に対応して配置され下端が箱体1の背面寄りに配置された背面熱交換器、5は箱体1の要部をなし箱体1の背面寄りに配置され送風機2による送風路の背面側を形成した背面板である。
【0012】
11は背面熱交換器4に生じるドレン水を排水する第一排水路で、上方に開口した溝状をなし背面板5の裏面に一体的に形成されて背面熱交換器4の下縁部に開口部が対向して配置されている。12は背面板5裏面と第一排水路11の背面板5側の側壁との間に形成された第一空所、7は第一排水路11の長手両端部にそれぞれ設けられた排水孔である。
【0013】
13は第二排水路で、上方に開口した溝状をなし背面板5の裏面に一体的に形成されて開口部を排水孔7に対向させて第一排水路11の下側に設けられ、箱体1の間口方向において一側が下降して傾斜して配置され、下降端に下降排水路9が設けられている。14は背面板5裏面と第二排水路13の背面板5側の側壁との間に形成された第二空所である。
【0014】
10は前面熱交換器3の下縁部に対向して配置されたドレンパンで、下降排水路9からの排水が合流する。15は排水孔7から流下するドレン水を第二排水路13に誘導する導水板で、上端が排水孔7の背面板5寄りの縁部に、下端は第二排水路13に接続されると共に、背面板5裏面との間に空隙を形成して配置されている。
【0015】
上記のように構成された空気調和装置の室内機において、背面熱交換器4に発生したドレン水が第一排水路11に収集され、排水孔7及び導水板15を経て第二排水路13に流れる。そして、下降排水路9を経てドレンパン10に排水され、また前面熱交換器3に発生したドレン水はドレンパン10に流れて、ドレンパン10のドレン水が、図示が省略してあるが接続されたホースによって適所に排水される。
【0016】
上記のような構成において、第一排水路11、第二排水路13と背面板5裏面との間に第一空所12、第二空所14が形成されている。このため、背面熱交換器4に発生したドレン水が第一排水路11、第二排水路13に流れても、背面板5の排水路対応箇所が冷却されることがない。したがって、第一排水路11、第二排水路13のドレン水に起因する背面板5の着露が生じない。これにより、背面板5の着露水が背面板5を伝わって室内機が設置された居室等に滴下する不具合を解消することができる。
【0017】
実施の形態2.
図4は、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、前述の図3相当図であり、図4の他は前述の図5〜図7、図1〜図3と同様に空気調和装置の室内機が構成されている。図において、図1〜図3と同符号は相当部分を示し、16は背面板5裏面と第一排水路11の背面板5側の側壁との間に形成されて横断面において閉断面形に構成された第一空所で、17は背面板5裏面と第二排水路13の背面板5側の側壁との間に形成されて横断面において閉断面形に構成された第二空所である。
【0018】
上記のような構成においても、第一排水路11、第二排水路13と背面板5裏面との間に第一空所16、第二空所17が形成されて、第一排水路11、第二排水路13のドレン水に起因する背面板5の着露が防止される。したがって、詳細な説明を省略するが図4の実施の形態においても図1〜図3の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0019】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、箱体と、箱体内に設けられた送風機と、箱体内の上部寄りに設けられて送風機に対応して配置され下端が箱体の背面寄りに配置された背面熱交換器と、箱体の要部を構成し箱体の背面寄りに配置され送風機による送風路の背面側を形成した背面板と、上方に開口した溝状をなし背面板の裏面に一体的に形成されて、背面熱交換器の下縁部に開口部が対向して配置され、排水孔を有し、背面熱交換器に生じるドレン水を排水する第一排水路と、背面板裏面と第一排水路の背面板側の側壁との間に形成された第一空所と、上方に開口した溝状をなし背面板の裏面に一体的に形成されて、第一排水路の下方に設けられた第二排水路と、背面板裏面と第二排水路の背面板側の側壁との間に形成された第二空所と、上端が排水孔に、下端は第二排水路に接続されると供に背面板裏面との間に空隙を形成して配置される導水手段とを備えたものである。
【0020】
これによって、背面熱交換器に発生したドレン水が第一排水路に収集され、第一排水孔に収集されたドレン水は排水孔及び導水板を経て第二排水路に流れ、第二排水路に流れたドレン水は排水される。ここで第一排水路、第二排水路、及び導水手段に冷却したドレン水が流れても第一空所、第二空所、及び導水手段と背面板との空隙の断熱効果で背面板の排水路対応箇所が冷却されることがない。したがって、排水路のドレン水に起因する背面板の着露発生が解消して、背面板の着露水が室内機が設置された居室等に滴下する不具合を解消する効果がある。また、上方に開口した溝状をなす排水路が設けられるので、背面熱交換器の下縁部に対して容易に嵌合状態に排水路を装備することができ、構造を簡略化する効果がある。
【0021】
また、この発明は以上説明したように、第一空所及び第二空所は横断面において閉断面形に構成されたことを特徴とするものである。
【0022】
これによって、背面熱交換器に発生したドレン水が第一排水路に収集され、第一排水孔に収集されたドレン水は排水孔及び導水板を経て第二排水路に流れ、第二排水路に流れたドレン水は排水される。ここで第一排水路、第二排水路、及び導水手段に冷却したドレン水が流れても第一空所、第二空所、及び導水手段と背面板との空隙の断熱効果で背面板の排水路対応箇所が冷却されることがない。したがって、排水路のドレン水に起因する背面板の着露発生が解消して、背面板の着露水が室内機が設置された居室等に滴下する不具合を解消する効果がある。また、背面板の裏面と排水路の側壁との間に閉断面形の空所が形成されるので、開口した空所の場合における塵埃の蓄積がなく、塵埃の蓄積による不具合の発生を未然に防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、室内機の縦断側面図。
【図2】 図1の背面板の裏面側の要部を拡大して示す斜視図。
【図3】 図1のA部拡大図。
【図4】 この発明の実施の形態2を示す図で、図3相当図。
【図5】 従来の空気調和装置の室内機を示す縦断側面図。
【図6】 図5の背面図。
【図7】 図6の要部を拡大して示す斜視図。
【符号の説明】
1 箱体、2 送風機、4 背面熱交換器、5 背面板、11 第一排水路、12 第一空所、13 第二排水路、14 第二空所、15 導水板、16 第一空所、17 第二空所。
Claims (2)
- 箱体と、
この箱体内に設けられた送風機と、
上記箱体内の上部寄りに設けられて上記送風機に対応して配置され下端が上記箱体の背面寄りに配置された背面熱交換器と、
上記箱体の要部を構成し上記箱体の背面寄りに配置され上記送風機による送風路の背面側を形成した背面板と、
上方に開口した溝状をなし上記背面板の裏面に一体的に形成されて、上記背面熱交換器の下縁部に開口部が対向して配置され、排水孔を有し、上記背面熱交換器に生じるドレン水を排水する第一排水路と、
上記背面板裏面と上記第一排水路の上記背面板側の側壁との間に形成された第一空所と、
上方に開口した溝状をなし上記背面板の裏面に一体的に形成されて、上記第一排水路の下方に設けられた第二排水路と、
上記背面板裏面と上記第二排水路の上記背面板側の側壁との間に形成された第二空所と、
上端が上記排水孔に、下端は上記第二排水路に接続されると供に上記背面板裏面との間に空隙を形成して配置される導水手段とを備えた空気調和装置の壁掛け型室内機。 - 第一空所及び第二空所は横断面において閉断面形に構成されたことを特徴とする請求項1記載の空気調和装置の壁掛け型室内機。
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| JP25288896A JP3732282B2 (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 空気調和装置の室内機 |
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| JP25288896A Expired - Fee Related JP3732282B2 (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 空気調和装置の室内機 |
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1996
- 1996-09-25 JP JP25288896A patent/JP3732282B2/ja not_active Expired - Fee Related
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