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JP3732452B2 - 制御装置 - Google Patents
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JP3732452B2 - 制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作機械やロボットの制御装置に備える可搬式の操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
工作機械の制御装置においては、持ち運びのできる可搬式操作盤を備えたものがある。また、ロボット制御装置においては、通常、持ち運びのできる教示操作盤等の可搬式操作部を備えている。これら可搬式操作部は、液晶等による表示部や各種キー、スイッチ等の入力操作部を備え、内部に精密な回路を有している。
可搬式操作部は、制御装置の一部、制御装置の延長としてとらえられ、可搬式であるにもかかわらず、制御装置と同様に外部から衝撃を受けることはないものとされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
可搬式操作部は持ち運びができるものであり、通常、作業員が手に持って操作するものである。そのため、手に持って操作中、誤って可搬式操作部を落とし、衝撃を該可搬式操作部に与える場合がある。しかし、上述したように従来の可搬式装置においては、制御装置と同様に衝撃を受けないものとの前提で、衝撃検出装置等を備えておらず、落として衝撃を与えた場合でも外観の目視確認をするのみで、外観が破壊されていなければ、そのまま使用を続行している。
【0004】
しかし、落下等により衝撃を与えた場合、外観は保持されても、内部の電気回路等の回路、機構等に故障が発生している場合がある。この故障は外観の監視では発見できない。そのため、そのまま使用を続けると、意図しない動作を工作機械やロボットの機構部が実行し危険な状態が発生する可能性がある。
【0005】
そこで、本発明は、衝撃を受けたときに外観からは発見できない故障が発生していても、意図しない動作を工作機械やロボットの機構部が実行しないようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の工作機械や産業用ロボットの制御装置は、制御部及び該制御部と信号線によって結ばれた可搬式操作部とを備え、該可搬式操作部は、該可搬式操作部に加わる衝撃を検出し前記制御部に出力するセンサを有し、また、前記制御部は、前記センサから衝撃検知が通知された後は、前記可搬式操作部からの信号を無視する手段を設けることを特徴とするものである。さらに、制御部にセンサから衝撃検知が通知されると、自動的に前記可搬式操作部に対する故障診断を行う手段を設ける。この場合、可搬式操作部からの信号を無視する手段は、故障診断手段で故障診断中、及び故障診断により故障が検出された後に前記可搬式操作部からの信号を無視する手段とする。
【0007】
また別の態様として、制御部にセンサから衝撃検知が通知されると、前記可搬式操作部に対する故障診断のための操作内容を表示手段に表示させる手段と、表示した操作内容に対応する入力信号が正常に入力されたか判断し、正常に入力信号が入力されていないことが検出されたとき故障と判別する故障判別手段を設ける。この場合も、可搬式操作部からの信号を無視する手段は、故障診断中、及び故障判別手段により故障と判別された後は、前記可搬式操作部からの信号を無視する手段とする
【0008】
また、前記制御部と可搬式操作部を接続する信号線の代わりに無線通信手段を用いる。さらに、前記センサは、予め設定された衝撃強度の下限レベルに基づき、該下限レベルより強い衝撃を検出し出力するものとする。また、前記センサは、衝撃の検出を保持する衝撃検出保持手段を有し、該検出保持状態を衝撃検知として出力するものとする。
さらに、前記制御装置に制御部へリセット信号を入力するリセット入力手段を備え、制御部は、該リセット入力手段からリセット入力が入力されると、無視していた可搬式操作部からの信号を有効にする無視を取りやめる手段を設ける。また、前記センサが衝撃検出保持手段を備えるものであるときには、リセット入力が入力されると衝撃検出保持手段に保持する衝撃検知を解除する信号を前記センサに出力する手段を設けるようにした。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態の概要図である。ロボット又は工作機械の機構部2と制御装置1は通信線で接続されている。制御装置1には、ロボット又は工作機械の機構部2の動作を制御する制御部21と、可搬式操作部10を備える。さらに、本発明に関係して、リセット入力手段22を備える。制御部21はプロセッサ、ROMやRAM等で構成されるメモリ、入出力インタフェース等で構成されている。また、可搬式操作部10は、液晶等の表示部11、キーやスイッチ等の操作入力部12を備え、通信線23を介して制御部21と接続されている。表示部11には制御装置21から送られてくる各種データ、操作案内、警告、さらには入力部12から入力した数値等の入力データの表示等を行う。入力部12は、該入力部12が有するキーやスイッチ等により、各種指令、設定値の入力、教示プログラム等の動作プログラム入力等を行う。
【0010】
可搬式操作部10が上述した表示部11.入力部12を備える点は従来の可搬式操作部と同一であり差異はない。本発明は、この可搬式操作部10にさらに衝撃センサ13を備えることを特徴とするものである。
【0011】
この衝撃センサ13は、自己が受けた衝撃、すなわち可搬式操作部10が受けた衝撃が設定許容値以上のとき衝撃検知信号を通信線23を介して制御部21に送出するものである。この衝撃センサ13自体は従来から公知のものでよい。
【0012】
図2は、本発明の第2の実施形態の概要図である。第1の実施形態と相違する点は、可搬式操作部10に備える衝撃センサが状態保持機能付きの衝撃センサ14に変わった点のみである。この状態保持機能付きの衝撃センサ14も従来から公知のもので、図5、図6に示すように2種類ある。図5に示すタイプの状態保持機能付きの衝撃センサ14は、衝撃を検出する機構部が衝撃を検出して自動復帰する衝撃センサ機構部31と、バッテリでバックアップされ、衝撃センサ機構部31で機械的に検知した振動を電気信号に変えて検出しその検出値を記憶するバッテリ、振動検出及び検出値保持回路32で構成されている。
【0013】
衝撃センサ機構部31で衝撃が検知されると、振動検出及び検出値保持回路32によってその衝撃による振動の大きさが電気信号に変換され記憶され、かつ、この検出値が設定許容値以上であると衝撃検知信号を制御部21へ出力する。また、この振動検出及び検出値保持回路32に保持する検出値は、手動又は、制御部21からの信号でリセットされる。
【0014】
また、図6に示すタイプの状態保持機能付きの衝撃センサ14は、自動復帰をしない衝撃センサ機構部33と振動検出回路34とリセット機構35で構成された衝撃センサである。衝撃センサ機構部33は設定許容値以上の衝撃振動を受けると検知状態を保持し、振動検出回路34は該衝撃センサ機構部33の検知状態を電気信号に変えて制御部21に出力する。そして、手動若しくは制御部21からの信号でリセット回路35を作動させて、衝撃センサ機構部33の衝撃検知状態をリセットする構成となっている。
【0015】
図3は、本発明の第3の実施形態の概要説明図で、この第3の実施形態は、制御部21と可搬式操作部10との間を無線で接続した点が、図1に示す第1の実施形態と相違するのみである。すなわち、可搬式操作部10及び制御部21には、それぞれ通信部14,25が設けられ、これら通信部14,25を介して可搬式操作部10と制御部21との間は無線24で通信が行われるようになっている。他の構成は図1に示す第1の実施形態と同一である。
【0016】
図4は、本発明の第4の実施形態の概要図である。この第4の実施形態は、図2に示す第2の実施形態と比較して、可搬式操作部10及び制御部21にそれぞれ通信部14,25を設け、これら通信部14,25を介して可搬式操作部10と制御部21との間は無線24で通信が行われるようになっている点が、図2の第2の実施形態と相違するのみである。
【0017】
次に、これらの各実施形態における動作について説明する。動作の態様としては、工作機械や産業用ロボット等のこの制御装置で制御される機械の動作を停止させ無効状態とする態様、可搬式操作部10からの信号を無視する態様、可搬式操作部10からの信号を無視すると共に、又は機械の動作を停止させ、動作無効状態とすると共に自動故障診断処理を実行する態様、又は対話形故障診断処理を行う態様、の4つの態様がある。
【0018】
衝撃が検知されたとき、この制御装置1で制御される機械の動作を停止させ無効状態とする第1の態様は、図1〜図4に示す各実施形態において、衝撃センサ13、14から、衝撃検知信号が制御部21に入力されると制御部21は、図7に示す処理を行い、アラーム信号を出力し図示しないベルや表示ランプ等の警報手段で衝撃発生を知らせ(ステップA1)、機械の動作を非常停止させて衝撃検知フラグを立て、以後このフラグが立っている間、起動信号を入力してもリセット入力手段22からリセット入力がない限り、ロボットや工作機械等の機械の起動ができない無効状態にする(ステップA2)、その結果、可搬式操作部10の内部回路等が衝撃によって故障して、誤った信号が該可搬式操作部10から制御部21に入力されたとしても、ロボットや工作機械の機構部2は誤動作を起こすことはない。
【0019】
一方、制御部21のプロセッサは、この衝撃検知による動作停止中は図8に示す処理を所定周期毎実行し、リセット入力手段22から制御部21へリセット信号が入力されたか判断し(ステップB1)、リセット信号が入力されると、衝撃検知フラグを下ろして機械の起動が可能な状態とする。(ステップB2)。
【0020】
さらに、図2、図4に示す実施形態の場合で、状態保持機能付きの衝撃センサ14を使用している場合には、制御部21から衝撃検知保持解除信号を可搬式操作部10に送信し(ステップB3)、衝撃センサ14の衝撃振動検知状態保持を解除する。なお、手動で、衝撃振動検知状態保持を解除する場合、及び、図1,図3に示す第1、第3の実施形態の場合には、このステップ3の処理は必要がない。
【0021】
次に、可搬式操作部10からの信号を無視する第2の態様は、図1〜図4に示す各実施形態において、衝撃センサ13、14から、衝撃検知信号が制御部21に入力されると制御部21は、現在実行中の処理に加えて、図9にフローチャートで示す処理を実行する。まず、アラーム信号を出力し図示しないベルや表示ランプ等の警報手段で衝撃発生を知らせ(ステップC1)、衝撃検知フラグを立て、以後このフラグが立っている間、可搬式操作部10からの入力信号を無視し、制御部21は、ロボットや工作機械の機構部2の制御には利用しないようにする(ステップC2)、その結果、可搬式操作部10の内部回路等が衝撃によって故障して、誤った信号が該可搬式操作部10から制御部21に入力されたとしても、ロボットや工作機械の機構部2は誤動作を起こすことはない。例えば、衝撃により内部回路が故障し、早送り指令が常時発生するようになつても、又は、作業員が異なった指令を入力したにもかかわらず、例えば早送り指令信号が制御部21に出力されるようなケースが生じても、制御部21はこれを無視し無効とするから、ロボットや工作機械の機構部2は誤って早送り動作をすることはないので、安全が確保できるものである。
【0022】
この可搬式操作部10からの信号の無視は、リセット入力手段22から制御部21へリセット入力があるまで持続される。この場合、制御部21のプロセッサは、図12に示す処理を所定周期毎実行し、リセット信号が入力されたか判断し(ステップF1)、リセット信号が入力されると、衝撃検知フラグを下ろして可搬式操作部10からの信号無視を解除して有効とする(ステップF2)。
【0023】
さらに、図2、図4に示す実施形態の場合で、状態保持機能付きの衝撃センサ14を使用している場合には、制御部21から衝撃検知保持解除信号を可搬式操作部10に送信し(ステップF3)、衝撃センサ14の衝撃振動検知状態保持を解除する。なお、手動で、衝撃振動検知状態保持を解除する場合、及び、図1,図3に示す第1、第3の実施形態の場合には、このステップF3の処理は必要がない。
【0024】
次に、第1〜第4の実施形態において、可搬式操作部10からの信号を無視すると共に、自動故障診断処理を実行する第3の態様について、図10に示す制御部21のプロセッサが実行する自動診断処理のフローチャートと共に説明する。
【0025】
衝撃検知信号が制御部21に入力されると、制御部21のプロセッサは、現在実行中の処理に加えて、図10にフローチャートで示す処理を実行する。まず、衝撃検知フラグを立て、以後このフラグが立っている間、可搬式操作部10からの入力信号を無視し無効とし、制御部21は、ロボットや工作機械の機構部2の制御には利用しないようにする(ステップD1)。次に、可搬式操作部10からの信号が正常か否かの従来から自動診断処理として行われている処理を行う(ステップD2)。可搬式操作部10からの信号が正常か否か判断し(ステップD3)、正常であれば衝撃検知フラグを下ろし可搬式操作部10からの信号の無視をとりやめ有効とし(ステップD4)、状態保持機能付きの衝撃センサ14の使用している場合には(図2、図4に示す第2,第4のの実施形態の場合)、制御部21から衝撃検知保持解除信号を可搬式操作部10に送信し、衝撃センサ14の衝撃振動検知状態保持を解除し(ステップD5)、この処理を終了する。
【0026】
一方、ステップD3で正常でないと判断された場合には、アラーム信号を出力し図示しないベルやランプ等で可搬式操作部10に故障があることを知らせる(ステップD6)。なお、図1,図3に示す第1,第3の実施形態では、衝撃検知を保持していないので、ステップD5の処理は必要がない。
【0027】
また、ステップD6の処理でアラーム信号を出して、可搬式操作部10からの信号を無視する状態になった後は、前述した図12に示す処理が所定周期毎実行され、リセット入力手段22からリセット入力があって初めて可搬式操作部10からの信号が有効になる。この図12に示す処理はすでに述べたのでその説明は省略する。
【0028】
上述した第3の態様は、可搬式操作部10からの信号を無視すると共に、自動故障診断処理を実行する態様であるが、衝撃が検出されたとき、機構部2の動作を停止させて動作無効状態とし、故障診断処理を実行するようにしてもよい。この場合には、図10のフローチャートにおいて、ステップD1の処理が、機構部2の動作を停止させ、起動拒否のフラグを立て機械が起動できないようにする処理に代わる。またステップD4の処理は、起動拒否のフラグを下ろし、機械の起動ができる状態にする処理に代わる。他の処理は同じである。また、ステップD6でアラーム出力したときは、制御部21のプロセッサ図8の処理を所定周期毎実行し、リセット入力があると、前述した図8の処理を行い、ロボットや工作機械等の機械の機構部の動作ができる状態にする。
【0029】
以上が自動故障診断による第3の態様である。次に、図11に示す処理フローチャートと共に、第4の態様である可搬式操作部10からの信号を無視すると共に対話形故障診断処理を行う場合について説明する。
図1〜図4に示す第1〜第4の実施形態において、可搬式操作部10から衝撃検知信号が制御部21に入力されると、制御部21のプロセッサは、現在実行中の処理に加えて、図11にフローチャートで示す処理を実行する。まず、衝撃検知フラグを立てて、このフラグが立っている間、可搬式操作部10からの入力信号を無視し無効とし、ロボットや工作機械の機構部2の制御には利用しない(ステップE1)。そして、可搬式操作部10の表示部11に衝撃を受けたこと、そのための故障診断開始指令を入力するよう表示する(ステップE2)。なお、衝撃により表示部やその表示駆動制御回路等が故障し、表示が行われない場合は、表示自体が行われないことから、故障発生を知ることができる。また、制御部21に表示手段を備えている場合には、この制御部21の表示手段にこの対話形故障診断の各種指示を表示するようにする。
【0030】
開始指令入力を待ち(ステップE3)、開始指令が入力されると、指標iを「1」にセットし(ステップE4)、i番目の操作指示を表示部11又は制御部の表示手段に表示しタイマをリセットしてスタートさせる(ステップE5、E6)。制御部21のプロセッサはタイマがタイムアップしたか、可搬式操作部10からの入力信号に変化が合ったかを検知し(ステップE7,E8)、入力信号に変化なく設定時間が経過してタイマがタイムアップするとアラーム信号を出力し図示しないベル又はランプ等の警報手段によって故障発生を知られる(ステップE14)。
【0031】
タイマがタイムアップする前に、入力信号に変化があると、ステップE5で指示した操作による入力信号か判別し(ステップE9)、この指示した操作に応じた入力信号でなければ、故障が発生し、誤った信号が入力されているものとしてステップE14に移行してアラーム信号を出力する。
【0032】
一方、指示した操作に応じた入力信号が入力されていれば、ステップE9からステップE10に移行し、指標iを1インクリメントし、該指標iが予め記憶されている故障診断のための操作指示の数Iを越えたか判断し(ステップE11)、越えていなければステップE5に戻り指標iで示される操作指示を表示部11又は制御部21の表示手段に表示し、ステップE6以下の処理を繰り返し実行する。
【0033】
指標iが操作指示の数Iを越えるまで、ステップE5〜ステップE11の処理を繰り返し実行するが、この繰り返し実行する内に、指示に従って操作入力したにもかかわらず、制御部21への入力信号が変化せず、タイマがタイムアップしたとき(ステップE7)、又は、指示操作に対応しない信号が入力されたとき(ステップE9)、前述したようにステップE14に移行してアラーム信号を出力する。
【0034】
また、指標iが操作指示の数Iを越えるまで指示に応じた操作入力信号が入力された場合には、衝撃検知フラグを下ろし可搬式操作部10からの信号を有効にし、以後この可搬式操作部10から各種指令等の入力信号があれば、該入力信号に応じた制御を行う(ステップE12)。また、状態保持機能付きの衝撃センサ14の使用している場合には(図2、図4に示す第2,第4の実施形態の場合)、制御部21から衝撃検知保持解除信号を可搬式操作部10に送信し、衝撃センサ14の衝撃振動検知状態保持を解除し(ステップE13)、この処理を終了する。なお、図1,図3に示す第1,第3の実施形態では、衝撃検知を保持していないので、ステップE13の処理は必要がない。
【0035】
また、この第4の形態の場合も、ステップE14でアラーム信号を出力し、可搬式操作部10からの信号を無視した状態で終了した後は、制御部21のプロセッサは、所定周期毎図12に示す処理を実行し、リセット信号が入力されると可搬式操作部10からの信号を有効にし、第2、第3の実施形態の場合は衝撃検知保持解除信号を可搬式操作部10に送信する。
【0036】
この第4の形態においても、可搬式操作部10からの信号を無視する代わりに、この制御装置1で制御されるロボットや工作機械等の機構部2の動作を停止させ、対話形故障診断処理を行うようにしてもよい。
この場合、図11のフローチャートで示す処理において相違する点は、ステップE1が、可搬式操作部からの信号を無視する代わりに、ロボットや工作機械等の機構部2の動作を停止させ、フラグを立て起動指令が入力されても起動しないようにする動作無効処理に代わる。また、ステップE12の処理が、フラグを下ろし起動信号を受け入れ、機構部2の動作可能状態とする点に代わる。さらに、ステップE14でアラームが出された場合には、図8に示した処理が所定周期毎実行されることになる。
【0037】
なお、上述した各実施形態の各態様では、衝撃センサ14で衝撃を検出し、制御部21に衝撃検知信号が入力されたとき、制御部21で、この衝撃検知に対して各種処理を行うようにしたが、可搬式操作部10内に、該可搬式操作部10から制御部21に出力される信号を拒否し停止させる手段を設け、衝撃センサ14から衝撃検知信号が出力されると、この手段によって出力信号を拒否し、制御部21への信号を停止させるようにしてもよい。またこの場合にも、制御部21では、アラームや、可搬式操作部の衝撃検知の表示を行うようにするとよい。
【0038】
【発明の効果】
本発明は、持ち運びする可搬式操作部を落とす等により衝撃を与え、該可搬式操作部が故障して、誤った信号をロボットや工作機械の制御部に出力しても、この信号は無視され、ロボットや工作機械の機構部の駆動制御に利用しないか又は、機構部の動作は停止するので、ロボットや工作機械の機構部が暴走等の意図しない動作をするということはなく、安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の概要図である。
【図2】本発明の第2の実施形態の概要図である。
【図3】本発明の第3の実施形態の概要図である。
【図4】本発明の第4の実施形態の概要図である。
【図5】状態保持機能付き衝撃センサの第1のタイプの説明図である。
【図6】状態保持機能付き衝撃センサの第2のタイプの説明図である。
【図7】各実施形態において衝撃検知後、ロボットや工作機械等の機械の機構部を停止し、起動を拒否する機械を無効にする処理のフローチャートである。
【図8】機械の無効状態から復帰する処理のフローチャートである。
【図9】各実施形態において衝撃検知後、可搬式操作部からの信号を無視する処理のフローチャートである。
【図10】各実施形態において衝撃検知後、可搬式操作部からの信号を無視し、自動故障診断を行う処理のフローチャートである。
【図11】各実施形態において衝撃検知後、可搬式操作部からの信号を無視し、対話形故障診断を行う処理のフローチャートである。
【図12】可搬式操作部からの信号を無視した後、復帰する処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 制御装置
2 ロボット機構部又は工作機械の機構部
3 可搬式操作部

Claims (8)

  1. 工作機械や産業用ロボットの制御装置において、
    該制御装置は、制御部及び該制御部と信号線によって結ばれた可搬式操作部とを備え、
    該可搬式操作部は、該可搬式操作部に加わる衝撃を検出し前記制御部に出力するセンサを有し、
    前記制御部は、前記センサから衝撃検知が通知された後は前記可搬式操作部からの信号を無視する手段を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 工作機械や産業用ロボットの制御装置において、
    該制御装置は、制御部及び該制御部と信号線によって結ばれた可搬式操作部とを備え、
    該可搬式操作部は、該可搬式操作部に加わる衝撃を検出し前記制御部に出力するセンサを有し、
    前記制御部は、前記センサから衝撃検知が通知されると、自動的に前記可搬式操作部に対する故障診断を行う手段と、該故障診断手段で故障診断中、及び故障診断により故障が検出された後は、前記可搬式操作部からの信号を無視する手段を備えることを特徴とする制御装置。
  3. 工作機械や産業用ロボットの制御装置において、
    該制御装置は、制御部及び該制御部と信号線によって結ばれた可搬式操作部とを備え、
    該可搬式操作部は、該可搬式操作部に加わる衝撃を検出し前記制御部に出力するセンサを有し、
    前記制御部は、前記センサから衝撃検知が通知されると、前記可搬式操作部に対する故障診断のための操作内容を表示手段に表示させる手段と、表示された操作内容に対応する入力信号が正常に入力されたか判断し、正常に入力信号が入力されていないことが検出されたとき故障と判別する故障判別手段と、故障診断中、及び故障判別手段により故障と判別された後は、前記可搬式操作部からの信号を無視する手段を備えることを特徴とする制御装置。
  4. 前記制御装置は、前記制御部と可搬式操作部を接続する信号線の代わりに無線通信手段を備える請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記センサは、予め設定された衝撃強度の下限レベルに基づき、該下限レベルより強い衝撃を検出し出力することを特徴とする請求項1乃至4の内何れか1項に記載の制御装置。
  6. 前記センサは、衝撃の検出を保持する衝撃検出保持手段を有し、該検出保持状態を衝撃検知として出力する請求項1乃至5の内いずれか1項に記載の制御装置。
  7. 前記制御装置は、前記制御部へリセット信号を入力するリセット入力手段を備え、制御部は、該リセット入力手段からリセット入力が入力されると、可搬式操作部からの信号の無視をやめる手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の制御装置。
  8. 前記制御装置は、前記リセット入力手段からリセット入力が入力されると、前記衝撃検出保持手段に保持する衝撃検知を解除する信号を前記センサに出力する手段を備えることを特徴とする請求項7に記載の制御装置。
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