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JP3733167B2 - 情報処理装置及びその画像情報の転送方法並びにメール受信方法 - Google Patents
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JP3733167B2 - 情報処理装置及びその画像情報の転送方法並びにメール受信方法 - Google Patents

情報処理装置及びその画像情報の転送方法並びにメール受信方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理装置、詳しくはネットワークに接続される情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークに接続されている周辺機器としてプリンタがある。このプリンタは複数のクライアント(ネットワークに接続されている情報処理装置)からその装置に印刷データを出力させ、印刷を行なわせることが可能であり、各クライアントがその装置を共有することが可能になっている。
【0003】
しかしながら、入力周辺機器、例えばイメージスキャナ等は未だネットワークには接続されるには至っていない。
【0004】
理由は、イメージスキャナ等の入力周辺機器をネットワークに接続させると、入力した情報(読み取った画像)をネットワークのどのクライアントに送信するかが明確に規定されていないからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従って、通常、イメージスキャナ等の入力周辺装置は、ネットワークそのものではなく、ネットワークに接続されたクライアントマシンに接続される。原稿画像を読み取る場合には、イメージスキャナを有するクライアントマシンを操作して画像を読み取らせ、読み取った画像をファイルとして記憶する。そして、そのファイルを自分のクライアントマシンに転送させるという面倒な作業を行う。
【0006】
また、ネットワーク上で使用される電子メールについて考察すると、一般にはクライアントのユーザがメールサーバに自身のメールアカウントを用いてログインし、その後でメールがあればそれをダウンロードするという作業を行う。しかしながら、クライアントとして機能する装置を他人が使用中であるときには、自身宛のメールを読むことはできない。
【0007】
更に、クライアントで印刷指示を行うと、遠隔にあるプリンタ等から印刷を行なわせることが可能であるが、その印刷結果を他人もしくは第三者に見せたくない場合には、印刷指示を行なったらすぐさま印刷装置のところに急ぐ必要がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで、発明は、画像情報をネットワーク上の格納先に簡単な作業でもって格納できるとともに、所定の場合は入力された画像情報の転送を不能することを可能にする情報処理装置および情報処理装置における画像情報の転送方法を提供しようとするものである。
【0009】
かかる課題を解決するため、本発明の情報処理装置は以下に示す構成を備える。すなわち、
ネットワーク上の所定の格納先へ画像情報を転送する情報処理装置であって、
画像情報を入力する周辺機器を接続する接続手段と、
前記情報処理装置を利用するユーザを特定するための識別情報及び前記接続手段を介して入力された画像情報のネットワーク上の格納先を示す格納先情報を含むユーザ情報を、複数のユーザ毎に記憶する記憶手段と、
ユーザを特定するための識別情報を格納した記憶媒体をセットするセット手段と、
セットされた記憶媒体に格納された前記識別情報と一致する識別情報を、前記記憶手段に記憶された複数のユーザ情報から検索する検索手段と、
前記周辺機器より入力された画像情報を、前記検索手段により識別情報が一致すると検索されたユーザ情報にかかる格納先情報で特定されるネットワーク上の格納先に転送する転送手段とを備え
前記検索手段が記憶媒体に格納された識別情報と一致する識別情報を前記複数のユーザ情報から検索できなかった場合、前記転送手段による転送を不能とすることを特徴とする
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に係る実施形態の一例を詳細に説明する。
【0016】
図1に実施形態における装置のブロック構成を、図5にその外観及び操作部を示す。
【0017】
図中、1.1はネットワーク・アダプタ(例:米国ゼロックス社、DEC社、インテル社の共同開発によるバス構造のLANであるイーサネット等)で構成されるネットワーク接続部である。1.2はCPU、ROM、RAM等で構成される制御部である。1.3はPCMCIA(Personal Computer Memory Card International Associationの略)カード用スロットとPCMCIAコントローラで構成されるPCMCIA制御部で構成されるPCMCIAカード制御部である。
【0018】
1.4は入力周辺機器と接続が可能となるインターフェースで構成される周辺機器接続部である。本実施形態ではSCSI(Small Computer System Interfaceの略)インタフェースとする。本実施形態における装置では、イメージスキャナを接続する。1.5はファイルを保存する保存部であり、ハード・ディスク等であって良いが本実施形態ではRAMディスクとする。1.6は表示装置と入力装置で構成される操作部である。本実施形態では表示装置はLCD、入力装置はボタンとする。
【0019】
上記構成における実施形態の動作概要を説明すると次の通りである。ネットワークユーザは、自分自身を特定するためのユニークな情報(認識番号)を格納したPCMCIAカードを持っている。そして、このPCMCIAカードを本装置のPCMCIAカード制御部1.3にセットする。装置はこのPCMCIAカードのセットを検出すると、保存部1.5に予め格納されている情報と照らし合わせて、そのユーザがどのクライアントマシンのユーザであるかを識別すると共に、確認のためにユーザ名等を操作部1.6に表示させる。
【0020】
この後、入力周辺機器接続部1.4に接続されたイメージスキャナを動作させ原稿画像を読み取らせると、読み取った画像データは、そのユーザのPCMCIAカードによって特定されたネットワーク上の特定のマシンの特定のディレクトリ内にファイルとして転送する。
【0021】
以上であるが、上記動作を行なわせるため、保存部1.5のデータ内容及びその活用法を図2に基づいて説明する。
【0022】
図2に示す如く、保存部1.5には、ユーザ名2.1(管理のため、番号よりユーザ名のほうがわかりやすいため)、認識番号2.2、ネットワークアドレス(ユーザのネットワーク・アドレス)2.3、保存先のドライブ名やディレクトリ名等の保存先情報及びイメージスキャナをコントロールするアプリケーションのオプション設定情報(色数、読み取り解像度など)を格納している制御情報2.4が設けられている。これら情報2.1〜2.4を一組とする情報(以下、ユーザ情報という)が、登録されたユーザの数に応じて予め格納されている。
【0023】
ここで、或るユーザがPCMCIAカードをPCMCIAカード制御部1.3にセットすると、CPUはそのPCMCIAカードに記憶されている認識番号を取り出し、保存部1.5に格納されている各ユーザ情報中の識別番号と一致するものを検索する。検索できた場合には、そのユーザ情報中のユーザ名を取り出し、操作部1.6に設けられた表示部に確認のため表示する。次いで、操作部から読み取り指示を行うと、その旨がイメージスキャナに送出され、イメージスキャナを駆動させる。これによって、入力周辺機器接続部1.4を介して画像情報が送られてくるので、それを一旦RAMもしくは保存部1.5に格納した後、それをファイルとして、該当する保存先情報で指定された保存先(ネットワーク上のユーザのクライアントマシンのハードディスクの指定されたディレクトリ)に転送する。
【0024】
次に、共有スキャナで書類をスキャンしたときの実施形態の装置の動作処理手順を図3に従って説明する。尚、同フローチャートに基づくプログラムは制御部内のROMに格納されているものである。
【0025】
先ず、ステップS3.1では、本装置が操作部1.6の所定のボタンが押されたかどうか監視する。押された場合はステップS3.2に進み、そうでなければステップS3.1に戻り、ボタンの押下を待つ。
【0026】
処理がステップS3.2に進むと、PCMCIAカード制御部1.3にカードが挿してあるかどうか検知する。カードがあれば、ステップS3.4に進み、なければステップS3.3に進む。
【0027】
ステップS3.3に進むと、デフォルトの設定でスキャンを行い、スキャンして得た画像データをファイルとして、デフォルトのマシン(例えば:ファイル・サーバ)のデフォルトのディレクトリに転送される。これは、ユーザが自分のカードを挿さなくて、イメージスキャナの読み取りスイッチ及び本装置の入力許可ボタンを操作した場合である。
【0028】
一方、PCMCIAカードが挿入されていることを検出してステップS3.4に進んだ場合には、PCMCIAカード制御部1.3を介してセットされたPCMCIAカード内のユーザの識別番号を読み込む。
【0029】
次いで、ステップS3.5では、ステップS3.4で読み込んだユーザ識別番号と保存部1.5に格納されている全ユーザ情報中の識別番号と比較し、一致するユーザ情報を検索する。
【0030】
この検索処理の結果は、ステップS3.6で判断され、一致するユーザ情報が見つかればステップS3.7に、見つからなかった場合にはステップS3.9に進む。
【0031】
処理がステップS3.7に進むと、一致したユーザ情報中の制御情報2.4に格納されている設定情報に従って、イメージスキャナを駆動させるべく原稿画像を読み取らせ、読み取った画像を入力周辺機器接続部1.4から入力し、制御情報2.4に格納されている保存先のアドレス及び格納ディレクトリ名に従って、画像情報をファイルとして転送する。
【0032】
こうして、転送が完了すると、処理はステップS3.8に進み、操作部1.6の表示部に「カードを取り出して下さい」というようなメッセージを表示し、ステップS3.10でそれが取出されるを待つ。
【0033】
一方、セットされたPCMCIAカードの識別情報に一致するものがない場合には結局、ステップS3.6の判定は“No”になり、ステップS3.9に進む。
【0034】
このとき、マッチしたパスワード(識別番号)がなくて、ユーザが本装置に登録されていないことになるので、エラー・メッセージ(使用不可を示すメッセージ)を操作部の表示部に表示し、ステップS3.10に進んでセットしたPCMCIAカードを取り除くようメッセージを表示し、取り除かれるのを待つ。
【0035】
次に、実施形態において、ネットワーク上のクライアントからスキャナのオプションを設定する処理手順を図4のフローチャートに従って説明する。
【0036】
本処理はクライアントマシンからネットワークを介して、本装置内の保存部1.5内の該当するユーザ情報中の制御情報2.4を設定するものである。
【0037】
先ず、ステップS4.1において、ユーザがネットワーク上のクライアント(パーソナルコンピュータ等)からスキャナのオプション設定アプリケーションを実行させる。このアプリケーションは全てのクライアントに入っているものとする。
【0038】
次に、ステップS4.2に進み、そのアプリケーションがネットワークを介して、本装置にクライアントのネットワーク・アドレスと所定のコマンドを通知する。このアドレス及びコマンドを受信すると、そのユーザに対応するユーザ情報を探し出し、その中の制御情報をそのユーザ(クライアント)に送信する。
【0039】
クライアント側のアプリケーションは、本装置からもらった現在の設定を確認しやすい形態で表示すると共に、ユーザがこのオプションを変更できる状態にする(ステップS4.3)。例えば、保存ディレクトリ、色数、読み取り解像度を表示し、編集可能状態にする。
【0040】
ユーザは、自身の装置上で表示された各種設定を変更し、所定の操作を行うと、変更された情報を本装置に送信する。これを受け、本装置のCPUは保存部1.5内の対応するユーザ情報の制御情報を書換え、保存する。
【0041】
以上説明したように本第1の実施形態に従えば、簡単な作業でもって、イメージスキャナ装置等の入力周辺機器から入力した情報(画像情報)を、そのユーザに適したネットワーク上の装置における所望とするディレクトリ内にファイルとして格納することが可能になる。
【0042】
尚、本実施形態では、イメージスキャナの装置の読み取り指示を本装置側で行ったが、イメージスキャナ装置側の読み取り操作ボタンを操作して読み取らせてもよい。
【0043】
<第2の実施形態>
上記実施形態では、入力周辺機器としてイメージスキャナを例にして説明したが、例えばファクシミリ装置であっても良いので、上記実施形態で本願発明が限定されるものではない。その場合、クライアントから直接にファクスを送信するためではなく、ファクスのスキャナ部を同様に利用しても良い。
【0044】
また、ファクス番号をダイヤルしない場合、すなわち、ファクシミリ装置をイメージスキャナとして活用する場合にも、そのファクシミリ装置に上記OAインターフェースを備え、それを介して本装置に読み取りイメージを送出するようにすれば上記実施形態と同様に動作することになる。
【0045】
又、本実施形態ではPCMCIA制御部1.3でもって同カードを利用する例を説明したが、正規なユーザがどうかがわかれば良いので、必ずしもPCMCIAカードでなくても良い。例えば、本装置に各種キーを設け、それにより認識番号を入力するようにしても良い。また、物理的なキーを設けるのではなく、例えばタッチ・パネル(表示画面上に設ける)を用い、状況に応じて各種ボタンを表示させ、それに従って設定するようにしてよい。
【0046】
<第3の実施形態>
一般にネットワークを構築し、そのネットワークを介して電子メールのやりとりを行う場合には、ネットワーク上の各情報処理装置(例えばパーソナルコンピュータ)に付けられたユニークなアドレスを使用することで、所望とする相手先にメールを転送する。メール自身は、メールサーバとなる専用のマシンの記憶装置(ハードディスク等)に蓄えられ、各クライアントは自分宛のメールしか見えないようになっている。
【0047】
さて、メールを見るためには、それ専用のアプリケーションを起動して、そのアプリケーションを介してサーバにログインし、自分宛のメールを見ることになるが、メールを滅多に活用しない人や装置そのものをあまり活用しない人は、装置に電源を投入にし、システム及びアプリケーションが起動するまで待たなくてはならない。
【0048】
また、専用のワークステーションでしかメールを見ることができない場合には、そのユーザのみがメールを活用できるので、他の人は使用できず、不便でもある。本第3の実施形態ではかかる問題点を一掃するものである。
【0049】
本第3の実施形態の概要を説明すると次の通りである。すなわち、書換え可能なメモリを有するPCMCIAカードを活用し、それを本装置にセットすることで、そのPCMCIAカードにそのユーザ宛のメールの内容を転送させる。ユーザはこの転送済みのPCMCIAカードを本装置から抜き出し、自分の使用している装置(ネットワークに接続されている必要はない)にセットすることで、メールの内容を確認しようとするものである。
【0050】
尚、本第3の実施形態における装置構成及びその外観は先に説明した第1の実施形態と同じとし、その説明は省略する。
【0051】
本第3の実施形態における保存部1.5に格納されているデータ内容及びその活用法を図6に従って説明する。
【0052】
本第3の実施形態における保存部1.5には、図示に示すように、ユーザ名6.1、認識番号6.2、電子メールのアカウントアドレス6.3を一組とするユーザ情報が、登録されたユーザの数に応じて予め格納されている。
【0053】
以下、同図及び図7のフローチャートに従って動作を説明する。尚、本第3の実施形態では、制御部1.3のROMに図示のフローチャートに対応するプログラムが格納されることになる。
【0054】
先ず、ステップS7.1では、本装置のPCMCIAカード制御部1.3を動作させることで、本装置にPCMCIAカードがセットされているかを検出し、カードが検出されるまで待つ。
【0055】
PCMCIAカードが検出されると、処理はステップS7.2に進み、PCMCIAカード制御部1.3を使用して、そのカードにはいっているユーザ番号(認識番号)を読み取る。
【0056】
次に、ステップS7.3に進み、PCMCIAカードから読み取った認識番号に一致する保存部1.5内のユーザ情報(その中の認識番号)を検索する。
【0057】
ステップS7.4では、その検索結果を判断する。すなわち、該当する認識番号の存在が検出された場合にはステップS7.5に、存在を検出できなかった場合にはステップS7.7に進む。
【0058】
ステップS7.5に処理が進むと、検索されたユーザ情報のメールアカウントアドレスを使用して、メールサーバにログインし、該当するユーザのメール情報を取り出し、セットされているPCMCIAカードに書き込む。
【0059】
尚、複数のメールが存在したら、その全てをダウンロードしてPCMCIAカードに書き込むことになる。
【0060】
こうして、PCMCIAカードへのメール情報の書き込み処理が完了すると、ステップS7.6に進んで、操作部の表示画面上に書き込みが完了した旨と、カードを取り出すように促すメッセージを表示し、ステップS7.8でそおPCMCIAカードの取り出しを待つ。但し、メールが存在しなかった場合には、該当するメールがない旨のメッセージを表示する。この結果、PCMCIAカード内にメール情報がないにもかかわらずその内容を、別の装置(PCMCIAカードインタフェースを備える情報処理装置)で確認してしまう、という無駄な作業は不要になる。
【0061】
さて、セットされたPCMCIAカード内の認識番号に一致するユーザ情報を検索できなかった場合には、本装置の使用許可を受けていないことになるので、処理はステップS7.7に進む。ここでは、許可されていない旨のエラーメッセージを表示し、ステップS7.8でそのPCMCIAカードの取り出しを待つ。
【0062】
以上説明したように本第3の実施形態に従えば、PCMCIAカード等の書き込み可能な記憶媒体を本装置にセットさせる作業を行うだけで、そのユーザを識別して該当するメールをそのPCMCIAカードに書き込むことが可能になる。従って、ユーザにしてみれば、このあとは、PCMCIAカードをセットするインタフェースを備えた装置(ネットワーク上に接続されている必要性はない)にそのカードをセットすれば、そのメールの内容を確認できる。
【0063】
尚、本第3の実施形態を第1の実施形態に適合させるようにしても良い。この場合には、保存部にはそれぞれの場合の情報を予め登録しておく必要がある。そして、PCMCIAカードをセットしたときに、少なくともメールのダウンロード及び書き込み処理は自動的に行うようにしても良い(但し、メールがあったか否かを報知する必要はある)。
【0064】
また、実施形態ではPCMCIAカードを例にして説明したが、ユーザの識別情報(認識情報)が格納してあって(格納可能であって)、且つ、書き込み及び記憶保持機能を有する領域を有する記憶媒体であれば如何なるものでも構わない。
【0065】
<第4の実施形態>
上記第3の実施形態では、PCMCIAカードを利用し、それをPCMCIAカードインタフェースを有する装置にセットしてメールの内容を確認した。しかしながら、PCMCIAカードもしくはそれに類する記憶カードに液晶等の表示部を設け、尚且つ、スクロールなどの機能スイッチを備えることで、直接的にメールの内容を確認するようにしても良い。勿論、この場合には、そのカード内にCPUや表示に係るプログラムを格納したメモリを設けることになる。
【0066】
例えば、ポケットベルに上記機能(接続インタフェース等)を用意し、それを用いても良い。
【0067】
また、場合によっては、本装置の表示部にメールの内容を表示させるようにしても良い。
【0068】
<第5の実施形態>
次に第5の実施形態を説明する。次に、ファクシミリ装置を接続する装置について説明する。
【0069】
一般に、ファクシミリ装置では、受信した画像は受信時に印刷出力される。この点、親展ファクシミリの場合にはそのパスワードを入力しない限りは、それを印刷出力することはできず、他人にみられたくない場合の機密保持で優れている。
【0070】
しかしながら、そのパスワードを忘れたりすると、もはやその内容を見ることはできない。
【0071】
そこで、本第5の実施形態では、ネットワークにファクシミリ装置を接続することを可能にしつつ、そのセキュリティ問題を解決させる。
【0072】
図8に本第5の実施形態における装置(電子錠装置)のブロック構成を、図9にネットワーク及びファクシミリ装置との接続関係を示す。
【0073】
図8と図1の違いは、図8に周辺機器接続部1.4’を設けた点である(図1では入力周辺機器接続部とした)。その他の構成要素は同じであるので、その説明は省略する。
【0074】
但し、保存部1.5は、ファクシミリ受信画像を記憶するために比較的大きな容量を有するので、コストパフォーマンスで有利なハードディスク装置とした。勿論、これ以外としては光磁気ディスクなどでも良いし、他の記憶媒体であっても良い。
【0075】
図10に、本第5の実施形態における保存部1.5のデータ内容を示す。図示に示す如く、ユーザ情報は、親展ファクシミリのパスワード10.1及びユーザ毎に設定されているディレクトリ名を記憶しているファイル管理情報10.2を組みとし、これが登録ユーザの数分保持されている。
【0076】
上記構成における実施形態の動作を説明すると次の通りである。ファクシミリ装置が親展受信が行われると、本装置(電子錠装置)にその親展のパスワードと共に受信画像を周辺装置接続部1.4’を介して送出してくる。本装置はこれを受け、保存部1.5にファイルとして保存するが、このとき、その親展のパスワードに従って該当するユーザ情報を検索する。そして、検索して選られた該当するユーザ情報のファイル管理情報10.2に格納されているディレクトリ名(図示のユーザディレクトリ10.3や10.4等)に従い、そのディレクトリの下に受信画像を適当なファイル名(例えば日時情報等をファイル名とする)を付けて記憶する。
【0077】
こうして、親展ファクシミリは保存部1.5に格納されていくが、ここで正規なユーザが自身のパスワードを記憶したPCMCIAカードを本装置にセットすると、そのパスワードに合致するユーザ情報を検索する。そして、検索されたユーザ情報中のファイル管理情報を調べ、該当するディレクトリ内に未出力のファイルがあれば、それをファクシミリ装置に転送し、印刷出力させる。
【0078】
以上の結果、ユーザにしてみれば、単にPCMCIAカードを本装置にセットするだけで、その人宛に受信した画像を好きな時間に印刷出力させることができ、且つ、パスワードの存在すら気にしなくても良く、セキュリティ問題も解決できる。
【0079】
以下、図11のフローチャートに従って本装置の動作を説明する。
【0080】
先ず、ステップS11.1において、周辺機器接続部1.4を使って、現在本装置に接続されているファクシミリ装置が受信中であるか否かを判断する。受信中の場合は、ステップS11.2に進み、そうでなければステップS11.6に進む。
【0081】
ステップS11.2では、周辺機器接続部1.4’を使用して、受信した情報を入力し、その中に親展のためのパスワードがあるか否かを判断する。パスワードがなければ、ステップS11.5に進み、受信したファクシミリ画像をファクシミリ装置に転送し、印刷させる。
【0082】
また、親展通信に伴うパスワードが検出された場合には、ステップS11.3に進んで、該当するパスワードを有するユーザ情報は保存部1.5にあるか検索し、なければステップS11.5の処理を行う。
【0083】
そして、親展通信のパスワードに合致するユーザ情報があることが検出された場合には、そのユーザ情報中のフィル管理情報10.2に格納されているディレクトリ名に従い、そのディレクトリ内にファイルとして格納する。
【0084】
上記の如く、親展画像に付随するパスワードが実施形態の電子錠装置に登録されたユーザのパスワードに合致する場合には、保存部1.5にその受信画像を順次格納していく。
【0085】
一方、ファクシミリ装置が受信していない場合には、処理はステップS11.6に進み、本装置にPCMCIAカードがセットされているかどうかを判断する。
【0086】
PCMCIAカードがセットされていることが検出された場合には、ステップS11.7に進み、そのPCMCIAカード内に格納されているユーザのパスワードを読み取る。そして、次のステップS11.8において、その読み取ったパスワードに合致するユーザ情報を検索する。
【0087】
この検索結果は、ステップS11.9で判断される。すなわち、合致するパスワードを有するユーザ情報があった場合には、ステップS11.10に進んで、そのファイル管理情報10.2に格納されているディレクトリ名を取り出し、そのディレクトリ内に格納されている全ファイルを順次ファクシミリ装置に出力することで印刷させる。
【0088】
一連の印刷処理が完了すると、処理はステップS11.11に進み、印刷すべき情報がなくなった旨のメッセージを表示し、ステップS11.13でPCMCIAカードを取り除かれるのを待つ。尚、このとき、印刷完了したファイルは保存部から削除する。
【0089】
また、保存部1.5内のユーザ情報を検索した結果、該当するものがないと判断した場合には、そのPCMCIAカードのユーザは未登録であって、使用許可を受けていないことになるから、ステップS11.12において、使用不許可であるエラーメッセージを表示し、ステップS11.13に進む。
【0090】
以上の結果、ユーザは自分宛に受信した親展ファクシミリを、単に自分が使用しているPCMCIAカードを本装置にセットするだけで、印刷させることが可能になる。
【0091】
次に、本第5の実施形態の電子錠装置に接続されたファクシミリ装置(もしくは印刷装置)に、クライアントから文書を印刷させる例を図12のフローチャートに従って説明する。
【0092】
先ず、ステップS12.1では、ネットワーク上のクライアントから本装置(電子錠装置)に対して印刷データが送られてきたか否かを判断する。印刷データの受信を検出したら、ステップS12.2に進み、その印刷データの送り元のユーザ(識別番号)を識別し、ステップS12.3において、その識別された結果に基づいてユーザ情報を検索し、保存部1.5の格納先を決定する。そして、ステップS12.4で、決定された格納先に受信した印刷データをファイルとして格納する。
【0093】
また、ステップS12.1で、印刷データを受信していないと判断した場合には、ステップS12.5に進み、PCMCIAカードがセットされているかどうかを判断する。
【0094】
PCMCIAカードがセットされていると判断した場合には、ステップS12.6以降の処理を行うが、これは先に説明した図11のステップS11.7以降と同じである。簡単に説明すると、PCMCIAカードをセットすることで、そのユーザが識別できるので、該当するディレクトリ内のファイルを印刷出力するものである。
【0095】
以上の結果、ネットワーク上のクライアントで、印刷処理を行うと、それが直ちに印刷装置に出力されるのではなく、一旦、本装置に保存される。そして、当該ユーザを特定するための情報を記憶したPCMCIAカードを本装置にセットすると、実際の印刷が開始される。従って、クライアントの装置と印刷機能を有する装置間の距離が離れている場合等、印刷指示を行った場合に直ちに印刷装置のあるところまで急ぐ必要もない。
【0096】
次に、本第5の実施形態における、パスワードの変更の際のクライアントとPCMCIAによる電子錠装置の情報のやり取り手順を図13に従って説明する。
【0097】
手順13.1:クライアント側でパスワード変更のアプリケーションを実行させる。この結果、このアプリケーションは、パスワードを変更するための所定のコマンドと共に現在のパスワードを本装置に転送する。
【0098】
手順13.2:電子錠装置はこの情報を受けると、そのパスワードが保存部1.5に保存されているか否かを検証し、変更しようとしているクライアントが正規の登録ユーザであるか否かを判断する。ここで、登録パスワードに合致するユーザに関しては、変更許可を通知する。
【0099】
手順13.3:これを受け、ユーザ側で新しいパスワードを入力して、その情報を電子錠装置に送信する。
【0100】
手順13.4:電子錠装置が新しいパスワードを検証するための情報を更新して、保存部に格納されているユーザ情報を更新する。それから、パスワード変更を完了したという旨をクライアントに通知する。
【0101】
手順13.5:クライアント側では、この通知を受けると、そのクライアントにセットしてあるPCMCIAカード内のパスワードを更新する。
【0102】
以上の処理により、ユーザは自身のパスワードを自由に変更できるようになる。
【0103】
次に、上記処理における本実施形態の電子錠装置の動作処理内容を図14のフローチャートに従って説明する。
【0104】
先ず、ステップS14.1では、クライアント側からパスワード変更指示コマンド及び現在のパスワード情報を受信する。この後、ステップS14.2に進んで、該当するパスワードのユーザ情報を検索し、それが存在するか否かを判断する。
【0105】
そのようなパスワードが存在しないと判断した場合には、ステップS14.7に進み、パスワードの変更は不可である旨の情報をクライアントに通知する。
【0106】
一方、合致するパスワードの存在が確認できた場合には、ステップS14.3に進み、そのクライアントに対してパスワード変更権を与えるべく、その旨を通知する。
【0107】
この後、ステップS14.4に進み、クライアントから新しいパスワードを受信し、それで該当するユーザ情報を更新する。更新処理が完了すると、更新完了をクライアントに通知し、本処理を終える。
【0108】
以上説明したように本第5の実施形態に従えば、ファクシミリ装置やクライアントから受信した画像を、その出力結果を得ることになっていたユーザが所望とする時に、印刷させることが可能になる。
【0109】
尚、上記処理でPCMCIAカード内のパスワードを変更する際に、クライアントにそのカードをセットしたが、本電子錠装置にセットさせ、PCMCIAカード内のパスワードの変更を電子錠装置側で行ってもよい。
【0110】
<第6の実施形態>
上記第5の実施形態では接続されている装置としてファクシミリ装置を例にしたが、プリンタ装置単体であっても構わない。この場合には、本装置はネットワークプリンタとして機能することになる。
【0111】
また、上記実施形態では、ファクシミリ受信した画像をファクシミリ装置でもって印刷させたが、ネットワーク上の他のプリンタでもって印刷させてもよい。この場合には、第1の実施形態での機能を発展させ、ユーザ毎に設定したプリンタに印刷させるようにしても良い。
【0112】
尚、本装置に接続されている周辺機器がファクシミリ装置ではなく、プリンタの場合には前記のようにセキュリティ印刷が出来る(参照:図4)。また、その場合、接続部がOAインターフェイスではなくパラレル・ポートにしても良い。また、受信画像を印刷する際に、ユーザが電子錠として自分のPCMCIAカードをセットするが、このとき、そのカードにユーザに役立つ情報を(例:受信ファクスリスト等)を書き込んでも良い。PCMCIA規格が普及しているのでユーザが都合がいいときその情報をクライアントで読むことができる。
【0113】
以上各実施形態を説明したが、各実施形態における本装置(周辺機器を接続する装置)内には、正規なユーザであるかどうかを判別するための情報を格納してあるものとして説明した。新規に使用許可を与えるためには、例えばネットワークの特定のユーザ(管理者)のみが本装置内の保存部の内容を更新可能にすれば良い。
【0114】
尚、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば複写機、ファクシミリ等)に適用しても良い。
【0115】
また、本発明の目的は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出して実行することによっても、達成されることは言うまでのもない。
【0116】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0117】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0118】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によって実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0119】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0120】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、画像情報をネットワーク上の格納先に簡単な作業でもって格納できるとともに、所定の場合は入力された画像情報の転送を不能することが可能になる。
【0123】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の装置のブロック構成図である。
【図2】第1の実施形態における保存部の内容と活用法を示す図である。
【図3】第1の実施形態における動作処理内容を示すフローチャートである。
【図4】第1の実施形態におけるクライアント側での設定プログラムの内容を示すフローチャートである。
【図5】実施形態における装置の外観斜視図である。
【図6】 第3の実施形態における保存部の内容と活用法を示す図である。
【図7】第3の実施形態における動作処理内容を示すフローチャートである。
【図8】第5の実施形態の装置のブロック構成図である。
【図9】第5の実施形態におけるシステム構成を示す図である。
【図10】第5の実施形態における保存部の内容を示す図である。
【図11】第5の実施形態におけるファクシミリ受信画像に対する動作処理内容を示すフローチャートである。
【図12】第5の実施形態における印刷処理に対する動作処理内容を示すフローチャートである。
【図13】第5の実施形態におけるパスワード変更処理に係るシーケンスを示す図である。
【図14】図13のシーケンスに対する動作処理内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1.1 ネットワーク接続部
1.2 制御部
1.3 PCMCIAカード制御部
1.4 入力周辺機器接続部
1.4’ 周辺機器接続部
1.5 保存部
1.6 操作部

Claims (5)

  1. ネットワーク上の所定の格納先へ画像情報を転送する情報処理装置であって、
    画像情報を入力する周辺機器を接続する接続手段と、
    前記情報処理装置を利用するユーザを特定するための識別情報及び前記接続手段を介して入力された画像情報のネットワーク上の格納先を示す格納先情報を含むユーザ情報を、複数のユーザ毎に記憶する記憶手段と、
    ユーザを特定するための識別情報を格納した記憶媒体をセットするセット手段と、
    セットされた記憶媒体に格納された前記識別情報と一致する識別情報を、前記記憶手段に記憶された複数のユーザ情報から検索する検索手段と、
    前記周辺機器より入力された画像情報を、前記検索手段により識別情報が一致すると検索されたユーザ情報にかかる格納先情報で特定されるネットワーク上の格納先に転送する転送手段とを備え、
    前記検索手段が記憶媒体に格納された識別情報と一致する識別情報を前記複数のユーザ情報から検索できなかった場合、前記転送手段による転送を不能とする
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記検索手段が記憶媒体に格納された識別情報と一致する識別情報を前記複数のユーザ情報から検索できなかった場合、前記情報処理装置が利用できない旨を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 更に、前記セット手段がセットした前記記憶媒体を取り除く旨を表示する手段を有することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記接続手段を介しての画像情報の入力を指示する指示手段を有し、
    前記転送手段は、前記指示手段による指示が入力されたときに前記セット手段により前記記憶媒体がセットされていない場合、前記周辺機器より入力された画像データを所定の格納先に転送することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 情報処理装置を利用するユーザを特定するための識別情報及び入力された画像情報のネットワーク上の格納先を示す格納先情報を含むユーザ情報を、複数のユーザ毎に記憶する記憶手段を有する情報処理装置における画像情報の転送方法であって、
    画像情報を入力する周辺機器を接続するための接続手段を介して、画像情報を入力する画像情報入力ステップと、
    ユーザを特定するための識別情報を格納した記憶媒体がセットされているか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにて記憶媒体がセットされていると判定された場合に、セットされた記憶媒体に格納された前記識別情報と一致する識別情報を、前記記憶手段に記憶された複数のユーザ情報から検索する検索ステップと、
    前記画像情報入力ステップにて入力された画像情報を、前記検索ステップにて識別情報が一致すると検索されたユーザ情報にかかる格納先情報で特定されるネットワーク上の格納先に転送する転送ステップとを備え、
    前記検索ステップにて記憶媒体に格納された識別情報と一致する識別情報を前記複数のユーザ情報から検索できなかった場合、前記転送ステップによる転送を不能とする
    ことを特徴とする画像情報の転送方法。
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