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JP3733249B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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JP3733249B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、中間転写体を用いた電子写真方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9に従来のカラー画像形成装置の一例が示される。同図において、第1の像担持体である感光ドラム4は、不図示の駆動手段によって図示矢印方向に回転され、1次帯電器5により一様に帯電される。次いで、露光装置10によりマゼンタの画像模様に従ったレーザ光が感光ドラム4に照射され、感光ドラム4上に潜像が形成される。更に感光ドラム4が矢印方向に進むと、回転支持体7eによって支持された現像装置7a、7b、7c、7dのうち、マゼンタトナーが収容されたマゼンタ現像装置7aが感光ドラム4に対向するように回転し、マゼンタ現像装置7aによって上記潜像がトナー像として可視化される。
【0003】
第2の像担持体である中間転写ベルト3は、3個のローラ21、22、23に張設されて、感光ドラム4と略同速で矢印方向に回転しており、感光ドラム4上に形成担持されたトナー像を第1の転写手段である1次転写ローラ2に印加される1次転写バイアスによって、中間転写ベルト3の外周面に1次転写する。
【0004】
以上の工程をシアン色、イエロー色、黒色についても現像装置7b、7c、7dでぞれそれ行うことによって中間転写ベルト3上には複数色のトナー像が形成される。
【0005】
次に、所定のタイミングで転写材カセット13a内からピックアップローラ12によって転写材13が給紙される。同時に第2の転写手段としての2次転写ローラ8に2次転写バイアスが印加され、中間転写ベルト3から転写材13へトナー画像が転写される。転写材13は、搬送ベルト20によって定着装置9まで搬送され、溶融固着されることによりカラー画像が得られる。
【0006】
2次転写終了後の中間転写ベルト3上の転写残トナーは第2像担持体クリーニング手段である中間転写ベルトクリーニング装置1である帯電装置1aによって逆極性に帯電され、感光ドラム4上に逆転写され清掃される。一方、感光ドラム4上の1次転写残トナー及び逆転写トナーは感光ドラムクリーニング装置6によって清掃される。
【0007】
ここで、中間転写ベルトクリーニングについて詳しく説明する。
【0008】
2次転写残トナーは、中間転写ベルト3からトナーが転写材13に転写される際にトナーとは逆極性の強い電界を受けて、正規の帯電極性(本従来例では負極性)とは逆極性(本従来例では正極性)に帯電されて中間転写ベルト3上に残っていることが多い。しかし、全てのトナーが正極性に反転しているわけではなく、部分的には中和され電荷を持たないトナーや、負極性を維持しているトナーも存在している。
【0009】
そこで、中間転写ベルト3の移動方向に関して2次転写部の下流、即ち2次転写部の直後に帯電装置1aを設け、中間転写ベルトクリーニングバイアスとして直流成分に交流成分を重畳したバイアスを印加する。交流成分により2次転写残トナーは往復運動を繰り返し、より均一に正極性に帯電される。
【0010】
均一な正極性に帯電された2次転写残トナーは、1次転写ニップ部において感光ドラム4上へ逆転写され、感光ドラム4上のクリーニング装置6にて回収される。
【0011】
連続プリント時においても、中間転写ベルト3上の逆帯電された2次転写残トナーと、感光ドラム4上の1次転写される正規トナーのお互いの電荷は、短時間の接触では相殺されない。そのため、感光ドラム4と中間転写ベルト3との1次転写ニップ部において1次転写バイアスが印加されるために、2次転写残トナーは感光ドラム4へ、感光ドラム4上のトナーは中間転写ベルト3へと、各々転写することが可能となる。従って、2次転写残トナーが次のプリント時に転写材13上に転写されることなく、適正な画像が出力される。
【0012】
上述した中間転写ベルトクリーニング装置1を用いると、中間転写ベルト3上の転写残トナーを回収する廃トナー容器を感光ドラムクリーニング装置6と共用できるので、装置を小型化できる上、メンテナンス性をも向上できるメリットがある。
【0013】
ところで、上記従来例で説明したカラー画像形成装置においては、近年、自動両面印字機能を付加することが頻繁に行われている。自動両面印字機能は、図10に示すように従来の画像形成装置にオプションとして外部又は内部に両面ユニット30を付加する構成になっている。
【0014】
自動両面印字機能を付加した画像形成装置では、定着装置9から排出される転写材13が、1面目の印字であるか、2面目の印字であるかに応じて排紙への搬送路か両面ユニット30への搬送路かに選択する選択手段11が装備されいる。更に、選択手段11によって両面ユニット30に搬送された転写材13は、2面目の印字画像が感光ドラム4上に準備されるまで両面ユニット30内にとどまり、2面目の印字画像に合わせて再給紙される。
【0015】
この両面ユニット30内には、1〜3枚ほどの転写材13がストックでき、画像の属性(1面目の画像であるか2面目の画像であるか)を判断できる制御手段(不図示)からの信号に従って、再給紙される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような両面印字においては、1面目の画像を転写、定着された転写材は、その電気的特性(抵抗値、トナー層の部分的付着による静電容量の変化等)と機械的特性(転写材の剛性、カール状態等)が変化するため、2面目の転写条件が1面目のそれとは大きく異なる。そのため、1面目の画質より2面目の画質が大幅に低下してしまう不具合があった。
【0017】
これを改善するため、2面目のみ転写バイアスを変化させる方法や、1面目の印字時と2面目の印字時とで中間転写体と転写ローラの周速差を変化させる方法が提案され、これらによって2面目に得られる画質は十分に改善されている。
【0018】
しかしながら、上記従来例で説明した中間転写体クリーニング装置1を用いた画像形成装置では、中間転写ベルトクリーニングを行う際、可能な限り中間転写ベルト3上の2次転写残トナーが少なく、多くのトナーが正極性になっていることがクリーニング成立条件であるため、2面目の転写性が向上したとしても、負極性のままの2次転写残トナーの量が多いと、2次転写ローラ8で均一に2次転写残トナーを帯電することができず、それに続く1次転写部での再転写工程が不完全になり、次なる画像に中間転写ベルトクリーニング不良として顕在化してしまう問題があった。
【0019】
特に、フルカラー画像形成の場合には、1面目であっても単色のハーフトーン画像から4色重ねの画像までを異常放電等による画像不良を発生させずに全ての部分を均一に2次転写させる条件は厳しく、更に条件的に不利になる2面目では、どうしても同一画像で負極性のままの2次転写残トナーが多い部分が生じてしまい、中間転写ベルトクリーニング不良が発生していた。
【0020】
従って、本発明の目的は、中間転写体上の転写残トナーの回収をより確実に回収し、転写残トナーに起因する中間転写体クリーニング不良の発生を防止できる画像形成装置提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明の第一の態様によれば、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体上からトナー像の転写を受ける中間転写体と、前記中間転写体上から転写材上へトナー像を転写した後、前記中間転写体上に残っている転写残トナーにトナーの正規極性とは逆の極性の電荷を付与する帯電手段と、を有し、前記帯電手段によって電荷を付与された転写残トナーを電界によって前記中間転写体上から回収する画像形成装置において、
両面共に画像が形成されていない転写材上に転写が行われた後の転写残トナーよりも、画像が形成されている転写材の画像が形成されていない側の面に転写が行われた後の転写残トナーに対して、前記帯電手段がより多くの電荷量を付与することを特徴とする画像形成装置が提供される。本発明にて一実施態様によれば、前記帯電手段には、DC電圧にAC電圧が重畳された電圧が印加されており、両面共に画像が形成されていない転写材上に転写した後の転写残トナーへ電荷を付与する時と、画像が形成されている転写材の画像が形成されていない側の面に転写した後の転写残トナーへ電荷を付与する時では、前記DC電圧の電圧値、前記AC電圧のピーク・ピーク電圧値、前記AC電圧の周波数、又は前記AC電圧の波形のDuty比が異なる。
【0022】
本発明の第二の態様によれば、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体上からトナ像の転写を受ける中間転写体と、前記中間転写体上から転写材上へトナー像を転写した後、前記中間転写体上に残っている転写残トナーを帯電する帯電手段と、を有し、前記帯電手段にDC電圧にAC電圧が重畳された電圧を印加し、前記帯電手段によって電荷を付与された転写残トナーを、電界によって前記中間転写体上から回収する画像形成装置において、
両面共に画像が形成されていない転写材上に転写した後よりも、画像が形成されている転写材の画像が形成されていない側の面に転写した後の方の前記AC電圧のピーク・ピーク電圧の値を大きくすることを特徴とする画像形成装置が提供される。本発明にて一実施態様によれば、前記帯電手段は、前記中間転写体上の転写残トナーにトナーの正規極性とは逆の極性の電荷を付与する。
【0023】
本発明の第三の態様によれば、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体上からトナー像の転写を受ける中間転写体と、前記中間転写体上から転写材上へトナー像を転写した後、前記中間転写体上に残っている転写残トナーに電荷を付与する帯電手段と、を有し、前記帯電手段には、トナーの正規極性とは逆の極性のDC電圧にAC電圧が重畳された電圧を印加し、前記帯電手段によって電荷を付与された転写残トナーを電界によって前記中間転写体上から回収する画像形成装置において、
両面共に画像が形成されていない転写材上に転写した後よりも、画像が形成されている転写材の画像が形成されていない側の面に転写した後の方の前記DC電圧の値を大きくすることを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0024】
上記各本発明にて一実施態様によれば、前記帯電手段によって帯電された転写残トナーを前記像担持体上へ回収する。他の実施態様によれば、連続して画像形成を行う場合において、前記像担持体上から前記中間転写体上へトナー像の転写を行うと同時に、前記中間転写体上から前記像担持体上へ転写残トナーの回収をする。
【0025】
上記各本発明にて他の実施態様によれば、画像形成をした転写材を再び給紙できる再給紙手段を有する。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るカラー画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。尚、次に説明する実施例のカラー画像形成装置において、その基本的構成及び機能は、図9及び図10を参照して説明した従来のカラー画像形成装置と同様であり、従って、同一部材には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0028】
実施例1
本発明の第1実施例に係るカラー画像形成装置について図1〜図4により説明する。
【0029】
本実施例においては、図1に示すように、1次帯電手段としての一次帯電器5には1次帯電バイアス電源15が接続され、現像装置7a、7b、7c、7dには現像バイアス電源16が接続され、1次転写手段としての1次転写ローラ2には1次転写バイアス電源17が接続され、 2次転写手段としての2次転写ローラ8には2次転写バイアス電源18が接続され、そして、第2の像担持体クリーニング手段としての中間転写ベルトクリーニング装置1の帯電装置1aには中間転写ベルトクリーニングバイアス電源19が接続され、それぞれ制御回路14からの信号に応じてその出力を可変とする構成を備えている。尚、上記の各バイアス電源15〜19はそれぞれ高圧電源である。
【0030】
図2には、カラー画像形成装置における自動両面印字を行う場合の本実施例の印字シーケンス(a)と、従来の印字シーケンス(b)が示されている。これらの図は、フルカラー画像を1面目と2面目に交互に印加する際の印字シーケンスであり、図2(a)中ハッチングを施した部分で中間転写体クリーニング装置の帯電装置1への中間転写ベルトクリーニングバイアスが変更されている。
【0031】
ここで、中間転写体ベルトクリーニングバイアスとその帯電メカニズムについて図3と図4により説明する。図3は、帯電装置1と中間転写ベルト3のニップにおける2次転写残トナーの帯電状態を示す概念図である。図4は、中間転写ベルトクリーニングバイアスの変更前(a)と変更後(b)の実施波形を示す波形図である。
【0032】
2次転写後の2次転写残トナーは、帯電装置1に突入する前は、正極性と負極性が混在した状態であり、この状態では、1次転写部にて正常な逆転写が行われない傾向となっている。この状態の2次転写残トナーを帯電装置1にて帯電するわけであるが、ただ単に正極性の放電のみをこれらのトナーに与えても、2次転写残トナーの表層にあるトナーだけの極性が均一化するだけで、2次転写残トナーの下層のトナーの極性までは均一化できない。
【0033】
そこで、DCバイアスを重畳したACバイアスや、図4に示したような更に正極性側に偏向したACバイアスを用い、帯電装置1と中間転写ベルト3のニップに交番電界を生じさせ、ニップ部近傍のトナー層を振動させながらトータルとしては正極性になるように帯電することにより、下層のトナー極性まで均一化することができる。
【0034】
従って、交流バイアスのピーク・ピーク電圧Vppを大きくし、ニップ部でのトナー層の振動を活発化するか、重畳又は偏向している正極成分を増加すれば、残トナーはより正極性側に均一に帯電するようになる。
【0035】
しかし、より強く正極性に帯電させるために交流バイアスのVppを大きくしたり、正極性成分を増加しすぎると、放電電流が増加し、中間転写ベルトへのダメージも大きくなり、中間転写ベルト3の抵抗劣化が生じたり、中間転写ベルト表面にひび割れが生じる等の耐久劣化が促進されるおそれがある。この傾向は、帯電装置1としてオゾン発生量を低く抑えたローラ帯電方式を用いても、ローラニップ付近において発生するオゾン濃度自体は低くないので、発生したオゾンは窒素と反応し窒素酸化物(NOX )となり、空気中の水分と反応し硝酸(HNO3 )が発生することに変わりはない。
【0036】
従って、2次転写残トナーの量が多く、負極性のトナーが多く存在する2面目の2次転写時のみクリーニングバイアスを変化させることが、中間転写ベルトの寿命とクリーニング性を満足する条件となる。
【0037】
本実施例で用いた中間転写ベルトクリーニングバイアス変更の一例を図4にて示すと、1面目として周波数3kHz、2.4kVpp、+Duty80%、DCoffset+720V〜920Vの交流バイアスを印加していた場合(a)、2面目の2次転写後には周波数3kHz、2.6kVpp、+Duty80%、DCoffset+780V〜980Vの交流バイアスに変更した(b)。
【0038】
このような波形を用いると、帯電装置1により中間転写ベルト3表面は、AC波形のピーク間(Vmax−Vmin)の中間電位Vave.に収束する。即ち、上記波形を用いると中間転写ベルト3表面は帯電装置1通過直後、概略0〜+200V程度に収束することになる。従って、図4では図中の直線Vave.に概略収束する。
【0039】
本実施例では、交流バイアスのピーク・ピーク電圧Vppを変化させる方法を説明したが、上述したように、2次転写残トナーが均一に帯電できればよく、Duty比のみの変化でも、或いはDC重畳成分のみの変化でもよい。
【0040】
又、交流バイアスの周波数成分を変化しても、トナー層の往復運動を活発化することもできるので、周波数を変更するのも有効な手段である。
【0041】
実施例2
次に、本発明の第2実施例について図5〜図7により説明する。
【0042】
第1実施例にて説明した構成により、2面目印字後の中間転写ベルトクリーニング不良は低減したが、図2の印字シーケンスから理解できるように、中間転写ベルトクリーニングバイアスを変化させているときに次の画像を形成する場合がある。そのため、中間転写体の種類によっては、低温低湿環境下では、以下のような理由からその効果が得られない場合が生じた。
【0043】
中間転写ベルトの構成は多く提案されているが、図5に示すように、ベルトを2層(a)〜3層(b)で構成し、その表層3a又は中間層3b(約5〜50μm)を概略1×1010〜1×1016Ωcm、基層3cを1×103 〜1×108 Ωcmの抵抗値の材質で構成しているベルト3が多く用いられている。このような構成を用いると、重ね合わせたトナー像が飛び散らない等のメリットがあり、画質向上に寄与している。
【0044】
上記構成の中間転写ベルト3に対して上述した中間転写体クリーニング装置の帯電装置1は、2次転写残トナーの極性を均一化するとともに、2次転写バイアスで正極性に帯電した中間転写ベルト3の表面電位を初期化する役目も兼ねている。従って、中間転写ベルトクリーニングバイアスは、トナーの均一帯電性を満足すると共に、中間転写ベルト表面の除電性も満足しなくてはならない。
【0045】
しかし、上記第1実施例で説明した方法は、2次転写残トナーの帯電極性を均一化するのには十分であるが、2次転写時に受けた正極性の電荷を除去し、中間転写ベルト表面を所定の電位に収束させるのに過剰な放電である。又、1面目から2面目の2次転写バイアスの方が、高い転写バイアスを使用しなくてはならず、更に、1面目のトナー像の有無が部分的な静電容量のムラを作るので、中間転写ベルトは、部分的には1面目のそれより多くの正電荷を受けることになる。
【0046】
従って、1面目を印字した後に中間転写ベルトクリーニング装置1を通過した中間転写ベルト3上の表面電位より、2面目印字後の中間転写ベルトクリーニング装置1を通過した中間転写ベルト3上の表面電位の方が、若干ではあるが正極性側に偏っている。
【0047】
この電位の違いは、殆どの場合1次転写部までに減衰するが、中間転写ベルト3の表面抵抗が高くなる低温低湿環境下では、所望の電位から数十V〜数百V高い電位で1次転写部に突入してしまう。この残電位が高くなると、感光ドラム表面との電位コントラストが大きくなり、図6に示すように、2次転写残トナーが1次転写部に突入する直前に感光ドラム4表面と中間転写ベルト3表面との間で異常放電が生じる。この異常放電により、折角、正極性に均一化した2次転写残トナーが再び1次転写部直前で負極性側に帯電してしまい、1次転写部での再転写が適正に行われなくなるという現象を生じる。
【0048】
この問題を解決するため、本実施例では、2面目の印字を行った後に連続して画像を作成する際には、感光ドラム4表面と中間転写ベルト3表面との電位コントラストを所定の値に制御する方法を用いる。
【0049】
具体的には、2面目の印字を行った後に連続して画像を作成する際には、予め変化する電位コントラスト分を予測し、感光ドラム4上の電位を決定する1次帯電バイアス又は1次転写バイアスの出力を状況に応じて変更する。
【0050】
図7に本実施例の印字シーケンス(a)と従来の印字シーケンス(b)を示す。
【0051】
図7で斜線部分の1次帯電バイアスと1次転写バイアスは、1面目のそれより概略5〜25%低い設定に変更される。
【0052】
例えば、1次帯電電位として1面目に−550Vを使用する場合には、2面目の適正値として概略−480V〜500Vに変更する。又、1次転写バイアスとして1面目に150Vを使用する場合には、2面目の適正値として概略110V〜130Vに変更する。
【0053】
これにより、低温低湿環境下で生じていた異常放電に起因する中間転写体クリーニング不良も改善された。
【0054】
又、本実施例では、低温低湿環境下で良好な中間転写ベルトクリーニングが行えるようになったが、1次帯電電位を変更した場合、現像器との現像コントラストも変化してしまい、バックコントラストが小さくなるため、トナー劣化が生じた長期間使用の現像器では、非画像部にもトナーが飛翔してしまい、現像カブリが生じてしまった。
【0055】
このような現象を防止するため、1次帯電電位を変更した場合は、図7に示すように、現像器7aへの現像バイアスも変化することによって、この問題に対処することができる。
【0056】
このような現象を防止するため、1次帯電電位を変更した場合は、現像器7aへの現像バイアスも変化することによって、この問題に対処することができる。
【0057】
電子写真感光体である感光ドラム4と現像器7aが一体になっているプロセスカートリッジの構成の場合は、トナーの耐久劣化と感光ドラム4の容量変動とが予測しやすいので、上記の対策は有効である。
【0058】
実施例3
次に、本発明の第3実施例について図8により説明する。
【0059】
2面目の2次転写性を更に向上させるため、2面目の2次転写時のみ2次転写ローラ8の周速を変化させる方法を用いた場合、2面目の2次転写では、中間転写ベルト3へ与える負荷が1面目のそれと異なるため、中間転写ベルト3の搬送速度が変化し、次なる画像のレジストレーションが悪化する。これを防止するため、2面目の2次転写終了直後の1次転写部では次の画像形成を行わず、1回転空回転した後、次の画像形成を行う両面印字方法が提案されている。
【0060】
上記に鑑みて本実施例では、2面目の2次転写終了直後の1次転写部では次なる画像形成を行わず、1回転空回転した後、次の画像形成を行う両面印字方法において、この空回転時にも中間転写クリーニングバイアスを印加する方法を用いる。これにより、2面目時の2次転写残トナーに2度に亘る中間転写ベルトクリーニングを施す。
【0061】
尚、本実施例においては、第2の像担持体である中間転写ベルト3を駆動するローラ21、22、23を含む第1の駆動系と、第2の転写手段である転写ローラ8を駆動する第2の駆動系(不図示)とをそれぞれ独立に備えている。
【0062】
更に、クリーニング性と高画質の両立を図るために、2面目の2次転写終了直後の中間転写ベルトクリーニングバイアス、1次転写バイアス及び1次転写バイアスをクリーニングに有利なバイアス値に変更し、続けて行われる空回転時、即ち、次なる画像を1次転写する直前の中間転写ベルトクリーニングバイアス、及び、その時の1次帯電バイアス、1次転写バイアスを1面目の印字時と同じ値に変化する方法を用いる。
【0063】
例えば、第1実施例で示したDCoffset値を変化させて、中間転写ベルトクリーニングバイアスを2次転写直後には、Vave.が+200V相当になるような波形を用い、空回転時には、Vave.が+100V相当になる波形を用いる。更に、その時の1次転写はそれぞれ+110V、+150Vを使用したところ良好な画像を得ることができた。
【0064】
図8に本実施例における、カラー画像形成装置の印字シーケンスを示す。ここで、1次帯電バイアス、1次転写バイアス、中間転写ベルトクリーニングバイアス、及び2次転写ローラ周速の変更は、図8中ハッチングで示してある。又、各種バイアスの変更量は、上述した実施例と同じである。
【0065】
以上、本実施例では、2面目の印字時の中間転写ベルト3と転写ローラ8の周速差を変化させることで、クリーニング不良の原因となる2面目の2次転写残トナーを低減し、更に、その弊害対策である中間転写ベルト3の空回転時間を有効利用することで、環境変動による不具合を解消し、現像カブリ等の弊害を伴わずに、良好な中間転写ベルトクリーニングを可能とした。
【0066】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、第2の像担持体のクリーニング工程先行して行われる2次転写工程の印字面の表裏に応じて、第2の像担持体上の転写残トナーの帯電を変化させることにより、2面目転写後の2次転写残トナーに起因する第2の像担持体クリーニング不良の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例のカラー画像形成装置を示す全体構成図である。
【図2】第1実施例の印字シーケンス(a)と従来の印字シーケンス(b)をシーケンス図である。
【図3】第1実施例における2次転写残トナーの帯電状態を示す概念図である。
【図4】第1実施例における変更前(a)と変更後(b)の中間転写ベルトクリーニングバイアスを示す波形図である。
【図5】第2実施例における2層(a)と3層(b)の中間転写体ベルトの構成を示す構成図である。
【図6】2次転写残トナーが1次転写部に突入する直前に感光ドラム表面と中間転写ベルト表面との間に生じる異常放電を示す説明図である。
【図7】第2実施例の印字シーケンス(a)と従来の印字シーケンス(b)をシーケンス図である。
【図8】第3実施例の印字シーケンス(a)と従来の印字シーケンス(b)をシーケンス図である。
【図9】従来のカラー画像形成装置を示す構成図である。
【図10】図9のカラー画像形成装置に再給紙装置を付設したカラー画像形成装置である。
【符号の説明】
1 帯電装置(第2の像担持体クリーニング手段)
2 転写ローラ(第1の転写手段)
3 中間転写ベルト(第2の像担持体)
4 感光ドラム(第1の像担持体)
8 転写ローラ(第2の転写手段)
13 転写材
17 1次転写バイアス電源(高圧回路)
19 中間転写ベルトクリーニングバイアス電源(高圧回路)

Claims (8)

  1. トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体上からトナー像の転写を受ける中間転写体と、前記中間転写体上から転写材上へトナー像を転写した後、前記中間転写体上に残っている転写残トナーにトナーの正規極性とは逆の極性の電荷を付与する帯電手段と、を有し、前記帯電手段によって電荷を付与された転写残トナーを電界によって前記中間転写体上から回収する画像形成装置において、
    両面共に画像が形成されていない転写材上に転写が行われた後の転写残トナーよりも、画像が形成されている転写材の画像が形成されていない側の面に転写が行われた後の転写残トナーに対して、前記帯電手段がより多くの電荷量を付与することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記帯電手段には、DC電圧にAC電圧が重畳された電圧が印加されており、両面共に画像が形成されていない転写材上に転写した後の転写残トナーへ電荷を付与する時と、画像が形成されている転写材の画像が形成されていない側の面に転写した後の転写残トナーへ電荷を付与する時では、前記DC電圧の電圧値、前記AC電圧のピーク・ピーク電圧値、前記AC電圧の周波数、又は前記AC電圧の波形のDuty比が異なることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体上からトナ像の転写を受ける中間転写体と、前記中間転写体上から転写材上へトナー像を転写した後、前記中間転写体上に残っている転写残トナーを帯電する帯電手段と、を有し、前記帯電手段にDC電圧にAC電圧が重畳された電圧を印加し、前記帯電手段によって電荷を付与された転写残トナーを、電界によって前記中間転写体上から回収する画像形成装置において、
    両面共に画像が形成されていない転写材上に転写した後よりも、画像が形成されている転写材の画像が形成されていない側の面に転写した後の方の前記AC電圧のピーク・ピーク電圧の値を大きくすることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記帯電手段は、前記中間転写体上の転写残トナーにトナーの正規極性とは逆の極性の電荷を付与することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体上からトナー像の転写を受ける中間転写体と、前記中間転写体上から転写材上へトナー像を転写した後、前記中間転写体上に残っている転写残トナーに電荷を付与する帯電手段と、を有し、前記帯電手段には、トナーの正規極性とは逆の極性のDC電圧にAC電圧が重畳された電圧を印加し、前記帯電手段によって電荷を付与された転写残トナーを電界によって前記中間転写体上から回収する画像形成装置において、
    両面共に画像が形成されていない転写材上に転写した後よりも、画像が形成されている転写材の画像が形成されていない側の面に転写した後の方の前記DC電圧の値を大きくすることを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記帯電手段によって帯電された転写残トナーを前記像担持体上へ回収することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 連続して画像形成を行う場合において、前記像担持体上から前記中間転写体上へトナー像の転写を行うと同時に、前記中間転写体上から前記像担持体上へ転写残トナーの回収をすることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 画像形成をした転写材を再び給紙できる再給紙手段を有することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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